JP3654134B2 - Oリングテスト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、身体適合性判断、異常部位判断、情報同定等の各種身体情報を測定するOリングテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療の診断において、バイデジタルOリングテスト(以下、Oリングテストと呼ぶ)という手法が、被験者(患者)の異常部位の診断方法等として知られている(米国特許第518810号)。これは被験者の片手の第1指(親指)に他の第2、3、4、5指の内の条件を満たした1本の指を対抗させ、その2本の指で輪(Oリング)を作らせ、持続的に力を入れさせる。験者(測定者)が2指を両側から指で開放するのに対し、そのまま持続しようとする被験者の指の力の強弱を判定する。
【0003】
このOリングテストは筋トーヌス状態を利用した生体センサテストであり、被験者に任意の臓器代表点をポイントさせた状態で、指の筋力が弱まるとOリングは開き、その臓器が異常であることを意味し、逆に強く開かないときは正常であることを意味する。なお、胸腺の場合のみはその逆を意味している。これで身体の異常部位が発見できる。
【0004】
また、同じ手法で、被験者にある特定物質のサンプルを手にもたせて検査すると、被験者の生体内に同じ物質がある場合、指の筋力が弱くなるとOリングは開く。これは物質がある場合、指の筋力が弱くなりOリングが開く。これら物質どうしが共鳴したために起こる現象と解釈されており、共鳴テストと呼ばれる。この方法を利用して、細菌、ウィルス、癌、生体内代謝物質、ホルモン、神経伝達物質、重金属、薬剤等の生体内の分布が判断でき病気が診断できる。なお、このOリングテストは、通常の医学的最新検査機器による診断の前に診察として行われる補助診断法である。
【0005】
ところで、上述したOリングテストは、Oリングを開放しようとする験者の指の不確定要因が入り込む可能性がある。すなわち、験者は、一定の力で、しかも毎回同じリズムでOリングを開放する外力を発生しなければならないが、験者が均一でない力でOリングテストを行ってしまうおそれがある。また、験者が均一に力を入れているつもりであっても客観的指標がないため、暗示効果やその他の意識が介在するおそれがある。
【0006】
そこで、Oリングテストを験者の指以外で行う装置として、特開平07-163552 号公報(以下、第1の従来技術と称する。)や、特開平08-38463号公報(以下、第2の従来技術と称する。)に開示された装置が知られている。
【0007】
第1の従来技術は、被験者が形成した親指と他の指からなるOリングに袋手段を挿入し、圧入手段の制御により袋手段を膨張させてOリングを開放しようとする外力を発生させた後、Oリングを形成した指の接離状態を気体の流出入状態に基づく接離検出手段によって検出し、指(親指と他の指)が離れたことが検出された時点の前後における随意筋の筋力変化を圧力検出手段の出力に基づいて二次的に測定する装置である。
【0008】
また、第2の従来技術は、被験者のOリングを形成している親指と他の指に一対のリングをそれぞれ係合しておき、一対のリングにOリングを開放しようとする外力を電気モータの動力で発生させ、この外力を外力検出手段の出力に基づいて測定し、その測定結果と、Oリングテスト前に被験者について測定した親指と他の指が離れたことを検出する直前の外力の測定結果とを測定手段で比較演算する装置である。
【0009】
このような従来技術は、Oリングを開放させる外力を、不確定要因が入り込む験者(測定者)の手に替えて、第1の従来技術では袋手段、第2の従来技術では一対のリングが与えているので、Oリングに一定の外力を与えることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1の従来技術は、Oリング内に挿入した袋手段に気体を圧入し、袋手段の膨張によりOリングを開放させようとしているので、Oリングの2指を験者が指で開放しようとする本来のOリングテストと異なり、Oリングテストとしての機能を十分に発揮し得ないおそれがある。
【0011】
また、第2の従来技術は、一対のリングが、Oリングを形成している被験者の親指と他の指に局部的に接し、人間の指のように柔らかい感じで接触しないので、被験者に違和感を与えてしまう。また、この従来技術は、電気モータを使用しているので、この電気モータが発生する電磁が生体反応に影響を及ぼしてしまい、Oリングテストの結果を正確に得られない場合があるとともに、大型のテスト装置となるおそれがある。
【0012】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、被験者のOリングを形成している親指と他の指に人間の指のように優しく接触してOリングを開放させる方向に外力を発生させるとともに、装置自体の生体反応に対する影響を未然に防止してOリングテストの結果を正確に得ることができるコンパクトなOリングテスト装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載のOリングテスト装置は、被験者の随意筋からなる親指と他の指でOリングを形成し、当該Oリングを開放させようとする外力と、前記Oリングを維持しようとする前記被験者の前記随意筋の筋力とを拮抗させた状態で、前記随意筋の筋力変化に応じて身体情報を測定するOリングテスト装置において、前記Oリングを形成している前記親指と他の指にそれぞれ係合し、流体を封入した少なくとも2つの流体室が並列に配置されており、これら流体室間の流体移動により湾曲変形することで前記Oリングを開放させようとする外力が発生する少なくとも2本の疑似指と、これら疑似指の複数の流体室間の流体移動を行うポンプ手段と、前記外力が発生しているときの前記疑似指内の流体の圧力値を検出する圧力検出手段と、このポンプ部の駆動を制御するポンプ駆動手段と、前記親指と他の指の接離を検出する接離検出手段と、前記接離検出手段によって前記親指と他の指が離れていることを検出した時点の前後の前記随意筋の筋力変化を、前記圧力検出手段の出力に基づいて演算する筋力変化演算手段とを備えた装置である。
【0014】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のOリングテスト装置において、前記筋力変化演算手段の結果を表示する表示手段を備えるようにした。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のOリングテスト装置において、前記ポンプ手段を、前記疑似指の基端部に一体に連結した。
【0016】
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載のOリングテスト装置において、前記ポンプ手段は、前記疑似指の端部との間にポンプ流体室を画成しているダイヤフラムと、このダイヤフラムに積層されているピエゾ素子と、前記ポンプ流体室を介した一方のチューブの流体室及び他方のチューブの流体室の流体移動方向を設定するバルブ部とを備えるようにした。
【0017】
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のOリングテスト装置において、前記疑似指を、流体を収容した内部を流体室とした膨張・収縮自在な細長形状のチューブを少なくとも2つ互いに並列に配置し、これらチューブの間に各チューブの長手方向の膨張を規制する可撓性の心材を介在させた。
【0018】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載のOリングテスト装置において、前記Oリングを形成している前記親指と他の指に接している前記疑似指の前記チューブを、柔軟な弾性素材で形成した。
【0019】
さらに、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載のOリングテスト装置において、前記流体室に封入されている流体を液体とし、前記疑似指の外周を液体吸収機能を有する外周被覆部材で被覆した。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るOリングテスト装置の実施形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図1は第1実施形態のOリングテスト装置を示すものであり、本装置は、被験者がOリングを形成している親指と他の指の先で挟んでいる接離検出センサ2と、軟質ラバー製の固定部Dに基端部が支持されOリングを開放させようとする外力を発生させる一対の疑似手4と、これら一対の疑似指部4の駆動制御を行うとともに、外力が発生したときの親指と他の指の随意筋の筋力変化を演算して表示する装置本体6とを備えている。
【0022】
各疑似指部4は、図2に示すように、2本の疑似指8A、8Bと、これら疑似指8A、8Bの基端部に一体に連結しており、疑似指8A、8B内に封入されている流体としての低粘度の作動油の移動制御を行うポンプ部10とを備えている。
【0023】
疑似指8A、8Bは、蛇腹形状の壁面を有する2つの細長形状のチューブ12、14と、これらチューブ12、14の並列配置を保持している心材16と、チューブ12、14の外周を覆っている高分子ポリマーからなる薄膜袋状の被覆部材18とを備えている。
【0024】
チューブ12、14は柔軟な弾性素材で形成されており、内部を流体室12a、14aとして液状シリコン等の作動油を封入している。また、心材16は、例えば可撓性を有するスチール製の部材であり、各チューブ12、14の長手方向の膨張を規制しながら幅方向の膨張のみを許容している。
【0025】
ポンプ部10は、ピエゾ式ダイヤフラムポンプを採用しており、液密を保持して疑似指8A、8Bの下部に一体に連結している筒形状のポンプ部ケース20と、各チューブ12、14の流体室12a、14aを仕切ってポンプ部ケース20内に配設されているバルブ部としての能動バルブ22と、能動バルブ22の下方空間にポンプ流体室(図示せず)を画成しているダイヤフラム26と、このダイヤフラム26の下面に積層されているピエゾ素子28とを備えている。
【0026】
ポンプ部ケース20は、前述した固定部D内に埋め込まれている。また、ピエゾ素子28は、いわゆる圧電効果を有する素子からなる公知の圧電アクチュエータである。圧電効果を有する材料には、水晶から高分子まで各種のものがあるが、圧電アクチュエータの材料としては圧電セラミックスの一種であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が代表的である。このピエゾ素子28に印加する電圧を変化させることでピエゾ素子28を伸長させ、これによりダイヤフラム26を形状変化させてポンプ流体室の内圧を変化させる。
【0027】
能動バルブ22は、図示しないが、2つの流体室間の作動油の流体移動方向を設定する例えばソレノイド式切替弁を備えた装置であり、装置本体6から送られてくる開閉制御電流によって作動する。
【0028】
ここで、各チューブ12、14には、流体室12a、14aの液圧を検知する圧力センサ30が配設されており、それら液圧の検知情報が、随時、装置本体6に送られるようになっている。
【0029】
一方、装置本体6は、図3に示すように、マイコン32と、ドライバ34、ディスプレイ36と、図示しないが操作パネルとを備えている。
【0030】
マイコン32は、接離センサ2及び複数の圧力センサ30からの検出信号を各検出値として読み込むためのA/D変換機能を有する入力インタフェース回路32aと、所定のプログラムにしたがってポンプ部10を駆動制御するための所定の演算処理を行うとともに、被験者の随意筋の筋力変化を演算する演算処理装置32bと、RAM、ROM等の記憶装置32cと、演算処理装置32bで得た能動バルブ22の開閉制御信号及びピエゾ素子28の電圧制御信号を出力する出力インタフェース回路32dと、出力インタフェース回路32dから出力した開閉制御信号に基づいて各能動バルブ22に開閉制御電流を出力する能動弁駆動回路32eと、出力インタフェース回路32dから出力した電圧制御信号に基づいてピエゾ素子28に端子電圧を出力する端子電圧制御回路32fとを備えている。
ここで、記憶装置32cには、Oリングテストを開始したときに変化する流体室12aの圧力値と、その圧力値に対応した験者のOリングを形成している指の随意筋の筋力の記憶テーブルが記憶されている。
【0031】
また、ドライバ34には、マイコン32から表示データが供給される。これによりドライバ34は、表示データに基づいてディスプレイ36を駆動し、Oリングテストの結果を表示する。
【0032】
次に、図1から図3を参照して、Oリングテストを行う手順と、各部材の作用について簡単に説明する。
【0033】
先ず、被験者は、図1に示すように、親指と人差指によってOリングを形成した状態とする。
【0034】
次いで、被験者は、操作パネルを操作してOリングテストの開始を指示する。
これにより、マイコン32は、能動弁駆動回路32eから開閉制御電流を出力し、所定時間毎に、流体室12a及びポンプ流体室の連通状態と、流体室14a及びポンプ流体室の連通状態とを繰り返すように能動バルブ22の開閉制御を行う。これと同時に、流体室14a及びポンプ流体室が連通状態となっているときに、端子電圧制御回路32fから出力する端子電圧によりピエゾ素子28を伸長させ、ダイヤフラム26を下側に弾性変形させてポンプ流体室の内圧を下げることで、ポンプ流体室内に流体室14a内の作動油を流入させる。また、流体室12a及びポンプ流体室が連通状態となっているときに、端子電圧制御回路32fからの端子電圧の出力を停止し、ダイヤフラム26を弾性復帰させてポンプ流体室の内圧を上げ、それによりポンプ流体室内の作動油を流体室12a内に流入させる。この動作をポンプ部10が繰り返して、Oリングを形成している指に接していないチューブ14の流体室14aから指に接しているチューブ12の流体室12aに作動油を移動させることで、指に接していないチューブ14が収縮し、指に接するチューブ12が膨張していく。
【0035】
チューブ12は、心材16により長手方向の膨張が規制されているので、心材16を曲げながら幅方向に膨張していき、疑似指8A、8Bが湾曲変形していく。
【0036】
次いで、マイコン32は、圧力センサ30の検出値を監視し、流体室12a内の圧力が急激に高くなった時点で、大きく湾曲変形した疑似指8A、8BがOリングを開放させようとする外力を発生したものと判断する。そして、マイコン32は、接離センサ2からの検出値の監視を開始するとともに、徐々に高くなっていく圧力センサ30の圧力値を記憶装置32cに記憶し、ディスプレイ36にも圧力値を表示し続ける。
【0037】
やがて、マイコン32は、接離センサ2からの検出値によりOリングを形成している親指と人差指が離れたことを確認すると、記憶装置32cに記憶した記憶テーブルと圧力値に基づいて、験者の親指と人差指の随意筋の筋力変化を演算してディスプレイ36に表示する。
【0038】
上記構成のOリングテスト装置によると、ポンプ部を制御して一対の疑似指部4の疑似指8A、8Bを湾曲変形させ、Oリングを開放させようとする外力を発生させた後、親指と人差指の接離状態を接離センサ2で監視するとともに、親指と人差指が離れた時点の前後における随意筋の筋力変化を、圧力センサ30の出力に基づいて演算し、ディスプレイ36に表示することができるので、験者のみでOリングテストの結果を正確に得ることができる。
【0039】
そして、本実施形態は、従来技術のように電磁波が発生しやすい電気モータ等を使用していないので、験者の生体反応に影響を与える外因がなく、より一層正確にOリングテストの結果を得ることができる。
【0040】
また、疑似指8A、8Bを構成している心材16は、各チューブ12、14の長手方向の膨張を規制し、幅方向の膨張のみを許容するように自身が撓みながらチューブ12、14の並列配置を保持しているので、人間の指のように疑似指8A、8Bを確実に湾曲変形させることができる。
【0041】
また、験者の指に接触するチューブ12は柔軟な素材で形成されているので、Oリングテストを行う験者に違和感を与えることがない。
【0042】
また、被覆部材18は高分子ポリマーにより形成されているので、若し、チューブ12、14内から作動油が漏れても被覆部材18が吸収して外部に漏出することがない。
【0043】
また、疑似指8A、8の基端部にポンプ部10を一体に配設し、電気モータ等の大型機器を使用していないので、コンパクトな装置構成とすることができる。
なお、図4に示すものは、一対の疑似手の他の実施形態を示すものである。
【0044】
本実施形態の一対の疑似手50は1本の疑似指52を備えている。この疑似指52は、第1実施形態の疑似指8Aと同一の構成となっており、湾曲変形していくことにより、Oリングを開放させようとする外力を発生するものである。
【0045】
この一対の疑似手50を、第1実施形態の構成部材と同様に制御すると、同様の作用効果を得ることができるとともに、1本の疑似手52を制御するので、制御の簡素化を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載のOリングテスト装置によると、ポンプ手段を制御して少なくとも2本の疑似指を湾曲変形させ、Oリングを開放させようとする外力を発生させた後、親指と他の指の接離状態を接離検出手段で監視するとともに、筋力変化演算手段が、親指と他の指が離れた時点の前後における随意筋の筋力変化を、圧力検出手段の検出値に基づいて演算するのでOリングテストの結果を正確に得ることができる。
【0047】
また、請求項2記載の発明によると、筋力変化演算手段が演算した随意筋の筋力変化を表示手段で見ることができるので、験者のみでOリングテストの結果を正確に得ることができる。
【0048】
また、請求項3、4記載の発明によると、疑似指の基端部に小型のポンプ部を一体に配設したので、コンパクトな装置構成とすることができる。そして、駆動手段として電磁波が発生しやすい電気モータを使用していないので、験者の生体反応に影響を与える外因がなく、より一層正確にOリングテストの結果を得ることができる。
【0049】
また、請求項5記載の発明によると、心材は、各チューブの長手方向の膨張を規制し、幅方向の膨張のみを許容するように自身が撓みながらチューブの並列配置を保持しているので、人間の指のように疑似指を確実に湾曲変形させることができる。
【0050】
また、請求項6記載の発明によると、Oリングテストを行う験者に違和感を与えることがない。
【0051】
さらに、請求項7記載の発明によると、若し、チューブ内から液体が漏れても外周被覆部材が吸収して外部に漏出することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るOリングテスト装置の概要を示す図である。
【図2】Oリングテスト装置を構成している疑似指及びポンプ手段を示す図である。
【図3】Oリングテスト装置の装置本体を示す図である。
【図4】疑似指の構成が異なる他の実施形態のOリングテスト装置の概要を示す図である。
【符号の説明】
2 接離センサ(接離検出手段)
6 装置本体
8A、8B、52 疑似指
10 ポンプ部(ポンプ手段)
12、14 チューブ
12a、14a 圧力室
16 心材
18 被覆部材(外周被覆部材)
22 バルブ部
26 ダイヤフラム
28 ピエゾ素子
30 圧力センサ(圧力検出手段)
32 マイコン(ポンプ駆動手段、筋力変化演算手段)
36 ディスプレイ(表示手段)

Claims (7)

  1. 被験者の随意筋からなる親指と他の指でOリングを形成し、当該Oリングを開放させようとする外力と、前記Oリングを維持しようとする前記被験者の前記随意筋の筋力とを拮抗させた状態で、前記随意筋の筋力変化に応じて身体情報を測定するOリングテスト装置において、
    前記Oリングを形成している前記親指と他の指にそれぞれ係合し、流体を封入した少なくとも2つの流体室が並列に配置されており、これら流体室間の流体移動により湾曲変形することで前記Oリングを開放させようとする外力が発生する少なくとも2本の疑似指と、これら疑似指の複数の流体室間の流体移動を行うポンプ手段と、前記外力が発生しているときの前記疑似指内の流体の圧力値を検出する圧力検出手段と、このポンプ部の駆動を制御するポンプ駆動手段と、前記親指と他の指の接離を検出する接離検出手段と、前記接離検出手段によって前記親指と他の指が離れていることを検出した時点の前後の前記随意筋の筋力変化を、前記圧力検出手段の出力に基づいて演算する筋力変化演算手段とを備えたことを特徴とするOリングテスト装置。
  2. 前記筋力変化演算手段の結果を表示する表示手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のOリングテスト装置。
  3. 前記ポンプ手段を、前記疑似指の基端部に一体に連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のOリングテスト装置。
  4. 前記ポンプ手段は、前記疑似指の端部との間にポンプ流体室を画成しているダイヤフラムと、このダイヤフラムに積層されているピエゾ素子と、前記ポンプ流体室を介した一方のチューブの流体室及び他方のチューブの流体室の流体移動方向を設定するバルブ部とを備えていることを特徴とする請求項3記載のOリングテスト装置。
  5. 前記疑似指を、流体を収容した内部を流体室とした膨張・収縮自在な細長形状のチューブを少なくとも2つ互いに並列に配置し、これらチューブの間に各チューブの長手方向の膨張を規制する可撓性の心材を介在した構成としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のOリングテスト装置。
  6. 前記Oリングを形成している前記親指と他の指に接している前記疑似指の前記チューブを、柔軟な弾性素材で形成したことを特徴とする請求項5記載のOリングテスト装置。
  7. 前記流体室に封入されている流体を液体とし、前記疑似指の外周を液体吸収機能を有する外周被覆部材で被覆したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のOリングテスト装置。
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