JP3360947B2 - Oリングテスト装置 - Google Patents

Oリングテスト装置

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JP3360947B2
JP3360947B2 JP18781694A JP18781694A JP3360947B2 JP 3360947 B2 JP3360947 B2 JP 3360947B2 JP 18781694 A JP18781694 A JP 18781694A JP 18781694 A JP18781694 A JP 18781694A JP 3360947 B2 JP3360947 B2 JP 3360947B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1及び図3) 作用(図1及び図3) 実施例(図1〜図6) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はOリングテスト装置に関
し、特に身体適合性判断、異常部位判断、情報同定等の
各種身体情報を測定するOリングテストを行うものに適
用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、医療の診断において、バイデイジ
タルOリングテスト(以下、Oリングテストと呼ぶ)と
いう手法が、患者でなる被験者の異常部位の診断方法等
として知られている(米国特許第 5,188,107号)。これ
は被験者の片手の第1指(親指)に他の第2、3、4、
5指の内の条件を満たした1本の指を対抗させ、この2
本の指で輪(Oリング)を作らせ持続的に力を入れさせ
る。験者が2指を両側から指で開こうとするのに対し、
そのまま維持しようとする被験者の指の力の強弱を判定
する。
【0004】このOリングテストは筋トーヌス状態を利
用した生体センサテストであり、被験者に任意の臓器代
表点をポイントさせた状態で、指の筋力が弱まるとOリ
ングは開き、その臓器が異常であることを意味し、逆に
強く開かないときは正常であることを意味する。なお胸
腺の場合のみはその逆を意味している。これで身体の異
常部位が発生できる。
【0005】また同じ手技で、被験者にある特定物質の
サンプルを手に持たせて検査すると、被験者の生体内に
同じ物質がある場合、指の筋力が弱くなりOリングは開
く。これは物質同士が共鳴したために起こる現象と解釈
されており、共鳴テストと呼ばれる。この方法を利用し
て、細菌、ウイルス、癌、生体内代謝物質、ホルモン、
神経伝達物質、重金属、薬剤等の生体内の分布が判断で
き病気が診断できる。なおこのOリングテストは、通常
の医学的最新検査機器による診断の前に診察として行わ
れる補助診断法である。
【0006】実際にOリングテストでは、この病気の治
療法がわかる。治療面では、有効薬剤の設定と最適用量
の決定、薬物の生体内部分と経時的変化、副作用の判
断、多剤併用に伴う薬効と副作用の判断ができる。この
ように診療における診断と治療に有益な指針を与えてく
れるのがOリングテストであり、実際上薬物等の身体に
対する適合性の判断、身体の異常部位の判断、任意の対
象と特定の対象とが同じ情報をもつか否かの判断等に適
用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかるOリン
グテストは、人間が意思により制御できる随意筋でなる
手の指により形成されるものであり、不確定要因が入り
込む可能性がある。例えば2指でOリングを形成する被
験者やこれを外そうとする験者が、それぞれの意思によ
り、均一でない力でOリングテストを行つてしまうこと
がある。
【0008】またこのような随意筋では疲労を感じ易
く、意識のなかで力を加減してしまつたり、験者が均一
に引いてるつもりであつても客観的指標がないため、暗
示効果やその他の意識が介在するおそれがある。このた
めこのOリングテストのテスト結果自体が、客観的に見
て信頼のおけるものでなくなる場合があつた。
【0009】また、このOリングテストを客観的に実施
するための装置として、特開平2-136136号(特公平 3-4
4525号)に開示されたバイデイジタルOリングテスタが
知られている。ところでこのバイデイジタルOリングテ
スタにおいては、空気袋に空気を圧入することによる外
圧でOリングを開放しようとするため、空気袋は膨張す
るように柔軟に作られている。ところが加圧過程におい
てOリングと空気袋の膨張力が拮抗する際に空気袋がブ
ヨブヨと震えるため、Oリングが開放した瞬間の圧力値
を精度よく測定することができないという問題があつ
た。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、被験者が単独でOリングテストを行うことができる
と共に、Oリングテストを正確に行うことができるOリ
ングテスト装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、被験者の随意筋からなる親指と他
の指でOリングを形成し、当該Oリングを開放させよう
とする外力と、Oリングを維持しようとする被験者の随
意筋の筋力とを拮抗させた状態で、随意筋の筋力変化に
応じて身体情報を測定するOリングテスト装置(1)に
おいて、Oリングの形状に沿つた形状及び大きさを有
し、外力によつて膨張する指ガイド手段(2)と、指ガ
イド手段(2)でOリングの2指の指先が当接する位置
に応じて形成された開口部(8)を介して係止される先
端部(9)を有し、当該先端部(9)で指ガイド手段
(2)を係止して指ガイド手段(2)の膨張を制限し、
2指によつて係止が解除された状態で指ガイド手段
(2)を膨張させる係止手段(4)と、指ガイド手段
(2)とOリングとの間に配設され、外力の圧力値を検
出する圧力検出手段(6)と、係止手段(4)の先端部
(9)に配設され、Oリングの2指の間に挟まれること
により親指と他の指とによる圧力変化を検出し、当該親
指と他の指との接離を検出する接離検出手段(5)と、
接離検出手段(5)によつて親指と他の指が離れたこと
が検出された時点の前後における随意筋の筋力変化を、
圧力検出手段(6)の出力に基づいて2次的に測定する
測定手段(7)とを設けるようにした。
【0012】
【作用】係止手段(4)の先端部(9)を、開口部
(8)を介して指ガイド手段(2)に係止させて指ガイ
ド手段(2)の膨張を制限させた後、係止手段(4)の
先端部(9)を親指と他の指とを当接させた状態で2指
の指先で押して係止状態を解除して外力を発生させたと
きの親指と他の指とによる圧力変化を圧力検出手段
(6)によつて検出し、接離検出手段(5)によつて親
指と他の指が離れたことが検出された時点の前後におけ
る随意筋の筋力変化を、圧力検出手段(6)の出力に基
づいて測定手段(15)によつて2次的に測定するよう
にしたことにより、被験者が単独でOリングテストを行
うことができると共に正しい判定結果を得ることができ
るOリングテスト装置を実現し得る。
【0013】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0014】図1において、1は全体として本発明の実
施例によるOリングテスト装置を示している。このOリ
ングテスト装置1においては、被験者の親指と他の指で
形成されるOリングに沿つた形状でOリングより大きい
筐体でなる指ガイド2内に設けられたバネ3にラチエツ
ト4によつて外力を与え、このバネ3の外力を利用して
被験者のOリングを開放するようにし、この外力を発生
させた後、指圧力センサ5によつて親指と他の指とが離
れたことが検出された瞬間の前後における随意筋の筋力
変化を、バネ圧力センサ6の出力に基づいて2次的に測
定するようになされている。
【0015】Oリングテスト装置1は、指ガイド2、バ
ネ3、ラチエツト4及び回路基板7(図示せず)によつ
て構成され、バネ3、ラチエツト4及び回路基板7は指
ガイド2内に収納されている。指ガイド2はゴムや弾力
性のある合成樹脂等で一体となつて構成され、バネ3、
ラチエツト4及び回路基板7を包み込むような形状に選
定されており、指ガイド2の上面、外周部及び底面にか
けて切れ目が設けられている。
【0016】すなわちこの切れ目において指ガイド2の
一部が互いに重なり合つており、指ガイド2を握ると、
指ガイド2の切れ目がそれぞれ図1に示す矢印の方向に
移動して指ガイド2が圧縮するようになされている。ま
た指ガイド2の外周部の一部にスリツト8が設けられ、
ラチエツト4の先端部9の一部がスリツト8より飛び出
している。さらに指ガイド2の上面には液晶表示装置
(LCD)10及び電源スイツチ11が設けられてお
り、LCD10の裏側に回路基板7が配設されている。
【0017】バネ3は指ガイド2内にラチエツト4とほ
ぼ平行に配設されており、バネ3の一端は指ガイド2の
内周面に固着され、その他端は指ガイド2の内周面に固
着されたバネ圧力センサ6に固着されている。これによ
り、バネ3を圧縮して得られるOリングを開放しようと
するバネ3の外力を指ガイド2に与えることができ、バ
ネ3の外力を発生させると指ガイド2が膨張する。ここ
でバネ3に与えられる外力はバネ圧力センサ6によつて
測定され、その結果としてのアナログ出力信号は、後述
する回路基板7上に配設されたコネクタ12を介してア
ナログデイジタル変換回路(A/Dコンバータ)13
(図3)に供給される。
【0018】ラチエツト4はその先端部9の一部が指ガ
イド2のスリツト8から飛び出しており、ラチエツト4
の終端部は指ガイド2の内周面に固着されている。ここ
でOリングテスト装置1が通常の状態のときには、上述
のようにラチエツト4の先端部9の一部だけがスリツト
8から飛び出しており、指ガイド2を手で握り締めて所
定の位置までバネ3を圧縮すると、図2に示すようにラ
チエツト4の先端部9全体がスリツト8から飛び出し、
ラチエツト4の先端部9が指ガイド2に係止し、バネ3
の膨張が抑えられる。
【0019】この場合ラチエツト4の先端部9が指ガイ
ド2に係止した状態で、ラチエツト4の先端部9に親指
と他の指で当接させた状態で押して先端部9の係止を解
除したときのOリングを保持しようとして先端部9に与
えられる被験者の指の圧力と、指ガイド2を膨張させよ
うとするバネ3の外力とが拮抗するようにバネ3の伸長
力は設定されている。ここで被験者がOリングを形成し
てラチエツト4の先端部9を親指と他の指の指先で押し
てOリングを保持しようとする力は、被験者によつて異
なり、また同じ被験者でもOリングを形成する指によつ
て異なるので、バネ3の伸長力が異なるOリングテスト
装置を準備しておくことにより、被験者に応じたOリン
グテストを一段と精度よく行うことができる。
【0020】またラチエツト4の先端部9の内周側に指
圧力センサ5が配設されており、指圧力センサ5によつ
て、被験者が先端部9を親指と他の指の指先で押したと
きの圧力が測定される。この場合、ラチエツト4の先端
部9を親指と他の指で押すと、スリツト8に係止されて
いたラチエツト4の先端部9が指ガイド2より外れて係
止が解除され、これによりバネ3が伸長して指ガイド2
が膨張しようとし、被験者のOリングを開放しようとす
る力が発生する。指圧力センサ5より出力されるアナロ
グ信号は、コネクタ12を介してA/Dコンバータ14
(図3)に出力される。ここで指圧力センサ5及びバネ
圧力センサ6は、指圧力センサ5の値が所定値(例えば
100〔g〕)を越えたとき測定を開始し、指圧力センサ
5及びバネ圧力センサ6の圧力値は一体時間(例えば5
〔秒〕間)、後述するマイクロコンピユータに取り込ま
れる。
【0021】図3に回路基板7の構成を示す。図3に示
すように、指圧力センサ5及びバネ圧力センサ6より出
力された出力信号は、コネクタ12を介してA/Dコン
バータ13及び14で、デイジタルの圧力データにそれ
ぞれ変換されて、マイクロコンピユータ(以下マイコン
と略する)15に供給される。このマイコン15は、中
央処理装置(CPU)16とこのCPU16で用いられ
るプログラムが予め格納されたリードオンリーメモリ
(ROM)17と、各種処理の過程でワークエリアとし
て用いられるランダムアクセスメモリ(RAM)18
と、外部とCPU16との間で各種データの授受を行う
I/Oインタフエース19とによつて構成されている。
【0022】また回路基板7には電子ブザー20が設け
られており、指圧力センサ5によつて、被験者の親指と
他の指が離れたことが検出された瞬間に電子ブザー20
が鳴るようになされている。これにより被験者はOリン
グテストの終了を知ることができるので、被験者は単独
でOリングテストすることができる。液晶ドライバ21
には、マイコン15から表示データが供給される。これ
により液晶ドライバ21は、この表示データに基づいて
LCD10を駆動し、この結果LCD10上にOリング
テストの手順やその結果が表示される。
【0023】すなわち図4(A)に示すように、LCD
10上には指圧力センサ5及びバネ圧力センサ6の出力
が線分で表示されると共に、測定した圧力値の曲線よ
り、測定上正しくないと判定させる要因と判断できた場
合(例えば圧力が変化しない等の場合)には測定エラー
(図4中「ERROR」と記す)が表示される。また予
めマイコン15に記憶された測定データ、すなわち平常
時と同じ力でOリングが閉じられている状態(以下これ
をコントロール状態と呼ぶ)でのバネ圧力センサ6の圧
力値と、指圧力センサ5の圧力値が急激に低下している
ときの(Oリングの指先が離れたとみなされる)バネ圧
力センサ6の圧力値とを比較して、「O−RING
(−)」、「O−RING(+)」、「O−RING
(0)」の判定が表示される。
【0024】すなわちOリングテストでは、テスト結果
として被験者のOリングの筋トーヌスによつて、身体適
合性や異常部位、情報同定を判断する。このOリングの
状態としては、現在のバネ圧力センサ6の測定値がコン
トロール状態のときのバネ圧力センサ6の圧力値(マイ
コン15に記憶されている測定データ)と比較して小さ
い、すなわちOリングが開いた状態(以下これをOリン
グマイナス状態と呼び、図4中「O−RING(−)」
と記す)と、Oリングが開かない状態とがある。さらに
Oリングが開かない状態としては、現在の測定値がコン
トロール状態のときの圧力値と比較して大きい、すわな
ち平常時より強い力でOリングが閉じている状態(以下
これをOリングプラス状態と呼び、図4中「O−RIN
G(+)」と記す)と、コントロール状態(図4中「O
−RING(0)」と記す)とがある。
【0025】このOリングテスト装置1を用いた場合、
上述のようにOリングが開放された時点を電子ブザー2
0によつて被験者に音で知らせると共に、Oリングが開
放された時点とその前後の圧力値がLCD8上に表示さ
れることにより、Oリングテストとして、Oリングマイ
ナス状態か、コントロール状態か又はOリングプラス状
態かを被験者が視覚的に判断することができるので、O
リングテストの客観性を担保しテスト自体の信頼性を格
段的に向上し得る。
【0026】以上の構成において、実際にOリングテス
トを行う際、図5に示すOリングテスト処理手順に基づ
いて処理を行う。まず被験者はステツプSP1から開始
してステツプSP2に進み、Oリングテストを行うか否
かを判定し、Oリングテストを行う場合には、ステツプ
SP3に進む。ステツプSP3において、被験者はラチ
エツト4の先端部9がスリツト8に係止するまで、指ガ
イド2に沿つて2本以上の指を当ててOリングテスト装
置1を握る。これによりバネ3が圧縮され、バネ3にO
リングを開放させようとする外力が与えられる。
【0027】次に被験者は図6に示すように親指と例え
ば人指し指によつてOリングを形成し、親指と人指し指
をラチエツト4の先端部9に当接させる。この準備が完
了した後、被験者は電源スイツチ11をオンにしてOリ
ングテストの開始を指示する。これによりマイコン15
はステツプSP4において、被験者が親指と人指し指を
ラチエツト4の先端部9に当接させた状態でラチエツト
4の先端部9を押して係止状態を解除したか否かを判定
する。
【0028】否定結果が得られると、マイコン15はス
テツプSP8に進んで処理を終了する。肯定結果が得ら
れると、マイコン15はステツプSP5に進み、指圧力
センサ5から得られる出力信号を監視して、指圧力セン
サ5の圧力値が所定の圧力値(例えば 100〔g〕)を越
えたとき、指圧力センサ5及びバネ圧力センサ6の圧力
値の測定を開始し、測定結果をRAM18に記憶する。
次にマイコン15はステツプSP6に進み、測定時間が
所定時間(例えば5〔秒〕間)経過したか否かを判定す
る。否定結果が得られると、ステツプSP5に進み、所
定時間経過するまでステツプSP5及びステツプSP6
の処理ループを実行する。
【0029】ステツプSP6で肯定結果が得られると、
マイコン15は、ステツプSP7に進んで指圧力センサ
5及びバネ圧力センサ6の圧力値をLCD10上に線分
で表示すると共に、バネ圧力センサ6の圧力値が急激に
低下したときのRAM18に取り込まれたバネ圧力セン
サ6の圧力値と、ROM18内に予め記憶されているコ
ントロール状態のときのバネ圧力センサ6の圧力値とを
比較し、RAM18に取り込まれた圧力値の方が大きい
ときはO−RING(+)、小さいときはO−RING
(−)、同じときはO−RING(0)を図4(B)に
示すように点滅させて被験者に視覚的に知らせ、ステツ
プSP8に進んで処理を終了する。ここでバネ圧力セン
サ6の測定値に基づいて、親指と人指し指が離れたこと
が検出された瞬間における随意筋の筋力変化を2次的に
測定することができる。
【0030】以上の構成によれば、ラチエツト4の先端
部9がスリツト8に係止するまでOリングテスト装置1
を指ガイド2に沿つて2本以上の指で握ることによりバ
ネ3を圧縮してOリングを開放させようとする外力をバ
ネ3に与えた後、ラチエツト4の先端部9を親指と人指
し指の指先で押して係止状態を解除して外力を発生させ
たときの親指と人指し指とによる圧力変化をバネ圧力セ
ンサ6によつて検出し、指圧力センサ5によつて親指と
人指し指とが離れたことが検出された瞬間の前後におけ
る随意筋の筋力変化を、バネ圧力センサ6の出力値に基
づいて2次的に測定してLCD10上に表示することに
より、被験者が単独でOリングテストを行うことができ
ると共にOリングテストを正確に行うことができるOリ
ングテスト装置を実現し得る。
【0031】また上述の構成によれば、指ガイド2とし
てゴムや弾力性のある合成樹脂を用いたことにより、バ
ネ3の外力を安定して発生させることができるので、被
験者が単独でOリングテストを行つても正しい判定結果
を得ることができる。
【0032】なお上述の実施例においては、指圧力セン
サ5及びバネ圧力センサ6の圧力値を、LCD10上に
線分で表示する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、指圧力センサ5及びバネ圧力センサ6の圧力値
を、例えば棒グラフで表示したり、例えば数値表示した
り、結果的に検出されるOリングの状態、すなわちOリ
ングマイナス状態、コントロール状態又はOリングプラ
ス状態等を文字として表示する等種々の表示手段及び表
示方法を用いても、上述の実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
【0033】また上述の実施例においては、ゴムや弾力
性のある合成樹脂でなる指ガイド2を用いた場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、Oリングが開放し
た瞬間の前後における圧力値を精度よく検出できれば、
指ガイド2を他の材料で構成してもよい。
【0034】また上述の実施例においては、指ガイド2
内にバネ3を設け、バネ3に外力を与えて、当該外力を
発生させることにより指ガイド2を膨張させる場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、指ガイド2を弾
力性のある部材でかつOリングより大きな外形形状に形
成し、指ガイド2をOリングに応じた形状にしたときに
生ずる復元力を利用して指ガイド2を膨張させるように
してもよい。
【0035】また上述の実施例においては、バネ3をラ
チエツト4とほぼ平行に指ガイド2内に設けた場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、バネ3に与えら
れるた外力が発生したときに指ガイド2が膨張すれば、
バネ3を指ガイド2内のどの位置に配設してもよい。
【0036】また上述の実施例においては、親指と人指
し指でOリングを形成する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、親指と人指し指以外の他の指でOリ
ングを形成するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、係止手段
の先端部を、開口部を介して指ガイド手段に係止させて
指ガイド手段の膨張を制限させた後、係止手段の先端部
を親指と他の指とを当接させた状態で2指の指先で押し
て係止状態を解除して外力を発生させたときの親指と他
の指とによる圧力変化を圧力検出手段によつて検出し、
接離検出手段によつて親指と他の指が離れたことが検出
された時点の前後における随意筋の筋力変化を、圧力検
出手段の出力に基づいて測定手段によつて2次的に測定
するようにしたことにより、被験者が単独でOリングテ
ストを行うことができると共に正しい判定結果を得るこ
とができるOリングテスト装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるOリングテスト装置の概
略構成を示す略線図である。
【図2】ラチエツトの構成の説明に供する略線図であ
る。
【図3】本発明の実施例によるOリングテスト装置に内
蔵される回路基板の構成を示すブロツク図である。
【図4】本発明の実施例によるOリングテスト装置を用
いてOリングテストする場合のLCD上の表示を示す略
線図である。
【図5】本発明の実施例によるOリングテスト装置によ
つてテストする際のOリングテスト処理手順の説明に供
するフローチヤートである。
【図6】本発明の実施例によるOリングテスト装置を用
いてOリングテストする場合のOリングテスト装置の持
ち方の一例を示す略線図である。
【符号の説明】
1……Oリングテスト装置、2……指ガイド、3……バ
ネ、4……ラチエツト、5……指圧力センサ、6……バ
ネ圧力センサ、7……回路基板、8……スリツト、9…
…ラチエツトの先端部、10……LCD、11……電源
スイツチ、12……コネクタ、13、14……A/Dコ
ンバータ、15……マイクロコンピユータ、16……C
PU、17……ROM、18……RAM、19……I/
Oインタフエース、20……電子ブザー、21……LC
Dドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大関 実 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小野 朋子 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニ ー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−109556(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被験者の随意筋からなる親指と他の指でO
    リングを形成し、当該Oリングを開放させようとする外
    力と、上記Oリングを維持しようとする上記被験者の上
    記随意筋の筋力とを拮抗させた状態で、上記随意筋の筋
    力変化に応じて身体情報を測定するOリングテスト装置
    において、 上記Oリングの形状に沿つた形状及び大きさを有し、上
    記外力によつて膨張する指ガイド手段と、 上記指ガイド手段で上記Oリングの2指の指先が当接す
    る位置に応じて形成された開口部を介して係止される先
    端部を有し、当該先端部で上記指ガイド手段を係止して
    上記指ガイド手段の膨張を制限し、上記2指によつて係
    止が解除された状態で上記指ガイド手段を膨張させる係
    止手段と、 上記指ガイド手段と上記Oリングとの間に配設され、上
    記外力の圧力値を検出する圧力検出手段と、 上記係止手段の先端部に配設され、上記Oリングの2指
    の間に挟まれることにより上記親指と他の指とによる圧
    力変化を検出し、当該親指と他の指との接離を検出する
    接離検出手段と、 上記接離検出手段によつて上記親指と他の指が離れたこ
    とが検出された時点の前後における上記随意筋の筋力変
    化を、上記圧力検出手段の出力に基づいて2次的に測定
    する測定手段とを具えることを特徴とするOリングテス
    ト装置。
  2. 【請求項2】上記指ガイド手段はバネ手段を内蔵し、当
    該バネ手段によつて上記外力を発生させて上記指ガイド
    手段を膨張させるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載のOリングテスト装置。
  3. 【請求項3】上記指ガイド手段は弾力性のある部材でか
    つ上記Oリングより大きな外形形状を有し、上記Oリン
    グに応じた形状にされたときに生ずる復元力によつて上
    記指ガイド手段を膨張させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のOリングテスト装置。
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