JP2003284704A - 筋力測定方法 - Google Patents

筋力測定方法

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JP2003284704A
JP2003284704A JP2003083398A JP2003083398A JP2003284704A JP 2003284704 A JP2003284704 A JP 2003284704A JP 2003083398 A JP2003083398 A JP 2003083398A JP 2003083398 A JP2003083398 A JP 2003083398A JP 2003284704 A JP2003284704 A JP 2003284704A
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JP2003083398A
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English (en)
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Takayoshi Naoi
隆義 直井
Minoru Ozeki
実 大関
Tomoko Ono
朋子 小野
Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】筋力測定方法において、Oリングを開放する速
度を変えることができなかつた。 【解決手段】本発明の筋力測定方法においては、外力発
生手段は、被験者がOリングの開放を意識し得ない時間
期間内にOリングを開放させ得る速度で、Oリングを開
放させようとする外力をOリング開放手段の一方の部材
に与え、当該一方の部材の所定位置に設けられた外力測
定手段は、一方の部材に与えられる外力を測定し、筋力
測定手段は、外力測定手段の出力に基づいて親指と他の
1指の筋力を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図13) 課題を解決するための手段(図10) 発明の実施の態様(図1〜図12) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は筋力測定方法に関
し、特にバイ・デイジタルOリングテストを行う際に適
用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、医療の診断において、バイ・デイ
ジタルOリングテスト(以下、これをOリングテストと
呼ぶ)という手法が、患者でなる被験者の異常部位の診
断方法等として知られている(米国特許第5,188,107
号)。これは被験者の片手の第1指(親指)に他の第
2、3、4、5指の内の条件を満たした1本の指を対抗
させ、この2本の指で輪(Oリング)を作らせ持続的に
力を入れさせる。験者が2指を両側から指で開こうとす
るのに対し、そのまま維持しようとする被験者の指の力
の強弱を判定する。
【0004】このOリングテストは筋トーヌス状態を利
用した生体センサテストであり、被験者に任意の臓器代
表点をポイントさせた状態で、指の筋力が弱まるとOリ
ングは開き、その臓器が異常であることを意味し、逆に
強く開かないときは正常であることを意味する。なお胸
腺の場合のみはその逆を意味している。これで身体の異
常部位が発見できる。
【0005】また同じ手技で、被験者にある特定物質の
サンプルを手に持たせて検査すると、被験者の生体内に
同じ物質がある場合、指の筋力が弱くなりOリングは開
く。これは物質同士が共鳴したために起こる現象と解釈
されており、共鳴テストと呼ばれる。この方法を利用し
て、細菌、ウイルス、癌、生体内代謝物質、ホルモン、
神経伝達物質、重金属、薬剤等の生体内の分布が判断で
き病気が診断できる。なおこのOリングテストは、通常
の医学的最新検査機器による診断の前に診察として行わ
れる補助診断法である。
【0006】実際にOリングテストでは、被験者の診察
でどの臓器にどのような性質の異常が存在するかが判
る。まず診断面では、身体異常臓器の発見と体表への描
画(イメージング)、異常部の原因検索、細菌、ウイル
ス、初期癌の発見と局在の診断、生体内代謝物質、ホル
モン、神経伝達物質等のイメージングと経時的変化、雑
病の原因特に電磁波病や重金属沈着等の診断補助ができ
る。
【0007】次にOリングテストでは、この病気の治療
法がわかる。治療面では、有効薬剤の決定と最適用量の
決定、薬物の生体内分布と経時的変化、副作用の判断、
多剤併用に伴う薬効と副作用の判断ができる。このよう
に診療における診断と治療に有益な指針を与えてくれる
のがOリングテストであり、実際上薬物等の身体に対す
る適合性の判断、身体の異常部位の判断、任意の対象と
特定の対象とが同じ情報を持つか否かの判断等に適用さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかるOリン
グテストは、人間が意思により制御できる随意筋である
手の指により形成されるものであり、不確定要因が入り
込む可能性がある。例えば2指でOリングを形成する被
験者やこれを外そうとする験者が、それぞれの意思によ
り、均一でない力でOリングテストを行つてしまうこと
がある。
【0009】またこのような随意筋では疲労を感じ易
く、意識のなかで力を加減してしまつたり、験者が均一
に引いてるつもりであつても客観的指標がないため、暗
示効果やその他の意識が介在するおそれがある。このた
めこのOリングテストのテスト結果自体が、客観的に見
て信頼のおけるものでなくなる場合がある。
【0010】さらにこの種のOリングテストでは、被験
者のOリングを開放する速度を高精度に制御する必要が
あるが、この速度は非常に速いため験者ではこの速度を
制御することは困難であると共に、Oリングを形成する
親指と他の1指の筋力変化を感じとることはできない。
このように手技によるOリングテストでは客観的にOリ
ングテストを行うことができなかつた。
【0011】このOリングテストを客観的に実施するた
めの装置として、自動血圧計の空気袋を利用してOリン
グを開放しようとするものがある(特願平5-343514
号)。このOリングテスタにおいては、電気的にシール
ドされた本体内の加圧ポンプと圧力センサによつて、チ
ユーブ先端の袋を膨張させると共に内圧を測定し、Oリ
ングを形成している2指の接離状態を、各指で閉塞され
た開口部からの気体の流出入状態等によつて検出するこ
とにより、Oリングの開放前後の筋力を2次的に測定す
る構成となつている。
【0012】またOリングテストを客観的に実施するた
めの装置として、ゴムの弾性を利用してOリングを開放
しようとするものがある(特願平6-187816号)。このO
リングテスタにおいては、手全体で握り締めることで、
内蔵されたバネが押しつぶされた状態でラチエツトが引
つ掛かるグリツプ形状の把持筐体内に、2指の指先に当
接する圧力センサの検出値に基づいて指が離れた時点前
後における筋力変化を測定し、予め記憶された測定値と
比較し判定した結果を表示する構成となつている。
【0013】さらに被験者が形成したOリングに与える
外力に沿つて移動する一対の指ガイドを設け、指の開き
具合にかかわらず常に一定の荷重を印加する機構で指ガ
イドに負荷を与え、Oリングが拮抗するときの負荷を測
定することにより、被験者が単独でOリングテストを正
確に実施することができるOリングテスタがある(特願
平6-197215号)。
【0014】さらに剛体でなる2つの棒をOリングを形
成する親指と他の1指との間に挿入し、一方の棒を固定
し他方の棒を重りが付けられた滑車等を用いて移動させ
ることによりOリングを開放させる力を発生させ、親指
と固定された棒との間に設けられた圧力センサによつて
Oリングを開放させようとする外力を測定するようにな
されたOリングテスタがある。
【0015】ところがこの種のOリングテスタでは、O
リングがある程度開放したときOリングをさらに開放さ
せようとする力に対応する筋力を測定するものであるた
め、例えば図13に示すようにOリングが開放される時
点の微小な筋力(以下、これを初期筋力と呼ぶ)の変化
を測定することができなかつた。また手技によるOリン
グテストと同様にOリングを開放する速度を変えること
ができなかつた。
【0016】そこで、Oリングを形成する2指の指先が
開放される時点の微小な筋力変化を計測することがで
き、かつOリングを開放する速度を変えることができれ
ば、今までに得られなかつた新しい情報が得られる可能
性があり、これによりOリングテストの信頼性や客観性
が飛躍的に向上することが十分考えられる。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、Oリングテストの信頼性及び客観性を格段的に向上
し得る筋力測定方法を提案しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、外力発生ステツプは、被験者がO
リングの開放を意識し得ない時間期間内にOリングを開
放させ得る速度で一対の部材で構成されたOリング開放
手段の一方の部材に外力を与え、外力測定ステツプは、
一方の部材の所定位置に設けられた外力測定手段によつ
て、一方の部材に与えられる外力を測定し、筋力測定ス
テツプは、外力測定手段の出力に基づいて親指と他の1
指の筋力を測定する。
【0019】従つて本発明では、被験者がOリングの開
放を意識し得ないレベルでの親指と他の1指の筋力を測
定することができる。
【0020】
【発明の実施の態様】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0021】図1において、1は全体として本発明の実
施例による筋力測定装置の構成を示し、一軸ステージ2
上面の所定位置に、親指と他の1指で形成されるOリン
グを開放するための板状でなる剛性部材3及び例えば塩
化ビニルでなる板状の弾性部材4が対向するように設け
られ、弾性部材4を矢印Xで示す方向(以下、これをX
方向と呼ぶ)に移動し得るようになされている。
【0022】ステージ2は、例えばアルミニウムや銅等
の導電体でなる筐体で構成されており、アース接続され
ている。これによりステージ2内部に設けられた可変速
モータ5や可変速モータ5への電源供給のための電灯線
等から発生する電磁場の影響を除去することができ、O
リングテストに悪影響を与えることを防止することがで
きるようになされている。
【0023】このステージ2内部には、可変速モータ
5、ねじが切つてある軸6及び軸6を軸支する軸受け7
が設けられていると共に、可変速モータ5が軸6を回転
駆動することにより軸6の回転に応じてX方向及びX方
向とは反対方向(以下、これをX′方向と呼ぶ)に移動
するスライダ8が設けられている。このスライダ8はス
テージ2上面に設けられている開口部からその一部が表
出している。
【0024】図2に示すように、可変速モータ5には、
スライダ8の位置を正確に位置決めし得るようになされ
たパルス制御モータでなるモータ制御装置9が接続され
ており、可変速モータ5はこのモータ制御装置9の制御
に基づいてスライダ8の速度及び移動距離を任意に制御
し得るようになされている。また可変速モータ5にはゼ
ロ復帰点スイツチ(図示せず)が設けられており、この
スイツチによつてスライダ8を原点(図1に示す位置)
に復帰させることができる。
【0025】スライダ8は軸10を介してスライダ11
に固定されており、スライダ11はステージ2上面に固
定されたレール12上をX方向及びX′方向にスライダ
8の移動距離とほぼ同じ距離だけ移動し得るようになさ
れている。すなわちスライダ11はスライダ8に連動し
てレール12上をX方向及びX′方向に移動する。
【0026】またスライダ11上には、断面形状がL字
状でなる弾性部材4の底部4Aがねじ止め式で固定さ
れ、弾性部材4を容易に交換し得るようになされてい
る。従つてこの弾性部材4はスライダ11に連動してX
方向及びX′方向に移動するようになされている。また
ステージ2の上面端部に、弾性部材4と対向するよう
に、断面形状が逆L字状でなる剛性部材3が設けられて
いる。この剛性部材3は、底部3Aがステージ2上面に
固定されていると共に、支持部3Bによつて剛性部材3
全体を支持している。
【0027】この剛性部材3、弾性部材4には、被験者
の指先の径より若干小さいすり鉢状でなる孔13、14
がステージ2上面から同じ高さの位置にそれぞれ対向す
るように設けられており、筋力測定を行う場合、被験者
は孔13、14に親指、他の1指を当接させて剛性部材
3、弾性部材4を指先で挟むことによりOリングを形成
する。
【0028】これにより被験者はOリングを形成する指
先を容易に位置決めできるので、Oリングを正確に形成
することができる。またOリングを形成する親指と他の
1指の指先同士を孔13、14を介して接触させること
ができるので、被験者はOリングがしつかりと形成され
ているか否かを指先の感覚で確認することができ、Oリ
ングを安定して形成することができる。さらに親指と他
の1指で形成されるOリングの輪の大きさは、指の組合
わせや個人差によつて異なるが、Oリングを形成する親
指と他の1指の指先を孔13、14に当接させて剛性部
材3及び弾性部材4を挟むようにしたことにより、指の
組合わせや個人差によるOリングの輪の大きさの影響を
排除することができる。
【0029】以上述べたように、この筋力測定装置1で
は、モータ制御装置9の制御に基づいて可変速モータ5
が軸6を回転駆動させてスライダ8、スライダ11をX
方向に移動させることによりスライダ11上に固定され
た弾性部材4に引張り力を与え、これによりOリングを
開放させようとする外力を発生するようになされてい
る。この場合、上述のように可変速モータ5は等速度で
軸6を回転駆動させることができるので、弾性部材4に
一定の外力を与えることができ、Oリングの指先を安定
して開放させることができる。
【0030】剛性部材3の弾性部材4と対向する面3C
の孔13下側近傍に圧力センサ15が設けられている。
この圧力センサ15は被験者が剛性部材3、弾性部材4
の孔13、14に親指と他の1指の指先を当接させてO
リングを形成し、剛性部材3、弾性部材4を挟んだ際の
指先の押圧力を検出するようになされている。すなわち
図3に示すように、被験者が孔13、14に親指、他の
1指を当接させてOリングを形成し指先に力をいれる
と、圧力センサ15が剛性部材3、弾性部材4によつて
挟み込まれ、圧力センサ15によつてOリングを形成す
る指先の押圧力が検出される。
【0031】このようにOリングを形成する親指と他の
1指の指先近傍に圧力センサ15を設けたことにより、
Oリングを形成する指先の押圧力を測定する際の条件で
ある「指先にグツと力を入れる」という動作を、圧力セ
ンサ15の測定値をモニタしながら実施することができ
るので、指先の押圧力を確実に測定することができる。
【0032】因みに親指と他の1指で形成されたOリン
グの輪の中に2本の金属棒を入れて指先の押圧力を測定
する方法では、押圧力の測定開始時にOリングの輪と金
属棒との間に遊びが生じ指先の押圧力を正確に測定する
ことができないため、測定準備段階においてOリングの
輪の内周が金属棒にぴつたりと接触するように金属棒の
位置を調整する必要がある。この場合、金属棒は、Oリ
ングの輪が金属棒によつて若干引つ張られるような感じ
に位置決めされるためOリングの指先の押圧力がどの程
度であるかを測定するための圧力センサを挟むことがで
きない。
【0033】これに対して、筋力測定装置1では、板状
でなる剛性部材3、弾性部材4の孔13、14に親指と
他の1指の指先とを当接させてOリングを形成するよう
にしたことにより、剛性部材3、弾性部材4に対するO
リングの調整を行う必要がなく、またOリングの指先近
傍に設けた圧力センサ15によつて指先の押圧力を確実
に検出することができる。
【0034】剛性部材3の面3Cに対向する弾性部材4
の面の反対側の面4Bには歪みゲージ16が設けられて
いる。この歪みゲージ16は、弾性部材4がX方向に引
張り力(Oリングを開放しようとする外力)を受けたと
き、弾性部材4が曲がる部分に対応する位置に設けられ
る。すなわち剛性部材3、弾性部材4の孔13、14に
親指と他の1指を当接させてOリングを形成し、可変速
モータ5を駆動させて弾性部材4にOリングを開放させ
ようとする外力を発生させると、弾性部材4は少しずつ
曲がり、その曲がり程度に応じた歪み量を歪みゲージ1
6によつて検出するようになされている。
【0035】この場合、歪みゲージ16は弾性部材4の
復元範囲内で用いるようになされている。これにより、
予め弾性部材4の歪み量(歪みゲージ16の数値)と弾
性部材4に与えられた外力の大きさを測定しておくこと
により親指と他の1指の筋力を高精度に測定することが
できる。このように、弾性部材4に歪みゲージ16を設
けたことにより、Oリングを形成する親指と他の1指の
筋力を歪み量として定量化し得ると共に高精度に測定す
ることができる。
【0036】ここで上述のように、親指と他の1指で形
成されたOリングの輪の中に2本の金属棒を入れ、一方
の金属棒を固定し他方の金属棒をモータ等の動力によつ
てスライド移動させたときに、この金属棒に与えられる
引張り力を圧力センサで測定しようとすると、規定を越
える圧力が圧力センサに加わつて圧力センサが破壊する
おそれがある。従つてこのような方法でOリングテスト
を行う場合には、与えられる圧力の最大値を考慮した圧
力センサを使用しなければならず、このため小さな圧力
変化を測定することができない。これに対して筋力測定
装置1では、上述のように板状でなる弾性部材4に歪み
センサ16を設け、指の筋力を弾性部材4の歪み量とし
て定量化したので、初期筋力等の微小な筋力変化を検出
することができる。
【0037】実際上、この圧力センサ15及び歪みゲー
ジ16は、配線(図示せず)を介して例えばパーソナル
コンピユータでなる測定装置(図示せず)に接続されて
おり、測定装置は圧力センサ15及び歪みゲージ16の
出力に基づいて親指と他の1指の筋力変化を測定するよ
うになされている。この測定装置によつて測定された測
定データはフアイルとして測定装置に保存される。
【0038】ここで筋力測定装置1を用いて筋力測定し
た結果得られる圧力センサ15及び歪みゲージ16の出
力データを図4に示す。この場合、筋力測定は、被験者
の親指と他の1指でOリングを形成し、当該Oリングを
開放させようとする外力と、Oリングを維持しようとす
る被験者の随意筋とを拮抗させた状態で行われる。
【0039】図4において、実線(A)は圧力センサ1
5の出力を表し、点線(B)は歪みゲージ16の出力を
表す。図4に示すように、測定後、1.33秒後に弾性部材
4が歪み始め、1.96秒後に圧力センサ15の出力が
「0」となり、親指と他の1指とが完全に接離されたこ
とが分かる。このときの弾性部材4の歪み量を表す数値
は約 450である。この歪み量を表す数値は、歪みゲージ
16に対する相対的な値を示すものである。すなわち弾
性部材4の歪み量は、同じ外力を与えた場合でも弾性部
材4の材質によつて歪み量が異なるため、どのような弾
性部材を用いても相対的に比較できるように相対化した
値を表す。
【0040】以下、測定装置における圧力センサ15及
び歪みゲージ16の出力データの処理について説明す
る。図5に示すように、実線(A)を圧力センサ15の
出力データ、実線(B)を歪みゲージ16の出力データ
とすると、時刻T1は弾性部材4が歪み始めた時刻、時
刻T2は圧力センサ15の出力が「0」となつた時点、
すなわち親指と他の1指が完全に開放された時点の時
刻、S1は弾性部材4が歪み始めたときの歪み量、S2
は圧力センサ15の出力が「0」になつた時点、すなわ
ち親指と他の1指が完全に開放された時点の歪み量を表
す。またT2−T1は、Oリングが完全に開放されるま
でに要した時間(以下、これをΔTで表す)、S2−S
1は、親指と他の1指とが完全に開放されるまでに生じ
た弾性部材4の歪み量(以下、これをΔSで表す)を表
す。
【0041】ここでこのような実験を複数回実行したと
ころ、歪み量S2がパラメータとして最も安定している
ことが分かり、これを初期筋力のパラメータとした。従
つて歪み量S2を外力Fに換算することができれば、初
期筋力を測定することができる。
【0042】そこでOリングの指先が完全に開放された
時点の歪み量S2と弾性部材4に与えられる外力Fとの
関係を調べた結果、図6に示すような結果を得ることが
できた。この場合、弾性部材4に与える外力Fを、図6
(A)に示す4種類の重り、すなわち0.96〔Kgf 〕(9.
4 〔N〕)、1.92〔Kgf 〕(18.8〔N〕)、2.88〔Kgf
〕(28.2〔N〕)、3.84〔Kgf 〕(37.6〔N〕)を用
いて歪み量S2を各重り毎にそれぞれ10回測定し、各重
り毎に得られる歪み量S2の平均値(図中黒丸で示す)
をプロツトした結果を図6(B)のグラフに示す。
【0043】このような測定結果を基に、歪み量S2
と、重りの重さすなわち弾性部材4に与えられる外力F
との相関関係rを算出すると、r=0.9995という結果が
得られた。すなわち歪み量S2と弾性部材4に与えられ
る外力Fとの相関関係は非常に密接に関係していること
が分かる。この相関関係に基づいて、図6(B)にプロ
ツトした4点を直線で近似すると、次式(1)
【0044】
【数1】
【0045】を得ることができる。
【0046】これにより歪み量S2を基にOリングが完
全に開放された時点に弾性部材4に与えられている外力
Fを求めることができる。従つて測定装置は、圧力セン
サ15からの出力データが「0」になつたとき、すなわ
ち親指と他の1指が完全に離れたときの歪みゲージ16
からの出力データ、すなわち歪み量S2を(1)式を用
いて外力Fに換算する。
【0047】また上述の測定結果より、Oリングを形成
する親指と他の1指とが完全に離れるまでの初期筋力領
域という微小区間(ΔT)の数値が歪み量S2と非常に
相関があることが分かり、次式(2)
【0048】
【数2】
【0049】を得ることができた。
【0050】従つて一定の速度で可変速モータ5を駆動
させ、弾性部材4を弾性限界内で用いるという条件であ
れば、歪み量S2を直読する代わりに時刻T1、T2を
測定してΔTを求め、このΔTの値を(2)式に代入す
ることにより歪み量S2を求めることができる。このよ
うにして求めた歪み量S2を(1)式に代入することに
より、歪みゲージ16で得られた歪み量S2を外力Fに
換算することができる。
【0051】従つて歪み量S2を直読する代わりに時刻
T1、T2を測定し、親指と他の1指とが完全に開放さ
せるまでに要した時間ΔTを求めることにより、歪み量
S2を測定しなくても歪み量S2を求めることができる
ので、歪みゲージ16の出力値を正確に読み取るために
必要な測定器専用増幅器(高価である)を必要とせず、
この分筋力測定装置1の構成を簡略化することができ
る。
【0052】このように測定装置は、圧力センサ15か
らの出力データが「0」になつたときの歪み量S2を測
定し、当該歪み量S2を(1)式を用いて外力Fに換算
し初期筋力を算出する。また弾性部材4が歪み始めた時
刻T1及び親指と他の1指が完全に開放された時点の時
刻T2よりOリングの指先が完全に開放されるまでに要
した時間ΔTを算出し、当該算出結果ΔTを(2)式に
代入して歪み量S2を算出し(1)式を用いて外力Fに
換算することにより初期筋力を算出する。
【0053】従つて筋力測定装置1では、圧力センサ1
5及び歪みゲージ16によつて得られる出力データを測
定装置によつて処理したことにより、手技によるOリン
グテストでは感知し得ない筋力変化を検出することがで
きる。
【0054】ここで筋力測定装置1を用いた筋力測定方
法について説明する。まず測定に先立つて各装置の電源
を入れ、測定装置で歪みゲージ16のバランスを設定す
る。続いて被験者の親指と他の1指を剛性部材3の孔1
3、弾性部材4の孔14に当接させ剛性部材3及び弾性
部材4を指先で挟んでOリングを形成した後、可変速モ
ータ5を駆動し弾性部材4にOリングを開放させようと
する外力を与える。これと同時に圧力センサ15及び歪
みゲージ16より得られる出力データを測定装置で測定
する。
【0055】測定装置は、歪みゲージ15より得られた
歪み量S2を(1)式を用いて弾性部材4に与えられた
外力Fに換算するか、又はΔTを求めて(2)式を用い
て歪み量S2を算出した後、算出した歪み量S2を
(1)式を用いて外力Fに換算しフアイルとして保存す
る。ここでOリングを開放するための外力が与えられる
作用点は弾性部材4であるので、スライダ8の移動距離
が増すと作用点にかかる力も比例して大きくなるが、O
リングの指先の力が拮抗している間は親指と他の1指は
開放されずOリングを維持することができる。その後O
リングを開放するに十分な外力が作用点に蓄積されると
Oリングが開放し始める。
【0056】すなわち弾性部材4を用いたことにより、
弾性部材4に外力を加えていつたとき、この外力に耐え
られる間はOリングは開放しないが、その間でも弾性部
材4は曲がり具合が大きくなり歪み量が増加していく。
やがてOリングは開放するがこのときに弾性部材4に加
えられる外力は指の最大筋力の 100〔N〕程度である。
従つて弾性部材4の特性により、 100〔N〕の曲げ外力
に耐え得る素材を用いれば、指の最大筋力による弾性部
材4の破壊を防止することができる。これに加えて弾性
部材4の曲がりによる歪み量に整合した特定の歪みゲー
ジ16を選択することができるので、Oリングの指を開
放するときの初期筋力を正確に測定し得る特定の歪みゲ
ージ16を用いることができる。
【0057】ここでこの実施例においては、可変速モー
タ5の速度を変えて親指と他の1指の筋力を測定し、各
速度毎に測定した親指と他の1指の筋力の基準筋力(後
述する)に対する強弱を判定する。すなわち被験者のO
リングを開放させるのに必要な外力に達するまでの時間
が 0.1秒程度となるようにモータ制御装置9によつて可
変速モータ5の速度(以下、これを第1の測定速度と呼
ぶ)を設定して親指と他の1指の筋力を測定すると共
に、被験者のOリングを開放させるのに必要な外力に達
するまでの時間が 0.9秒程度となるようにモータ制御装
置9によつて可変速モータ5の速度(以下、これを第2
の測定速度と呼ぶ)を設定して親指と他の1指の筋力を
測定する。
【0058】この第1の測定速度及び第2の測定速度
は、それぞれ生体の筋力反応に対応させて設定された速
度である。すなわち生体の筋力反応は、脊髄を反射中枢
とする短い潜時(約30〜30〔ms〕)での反射(以下、こ
れを脊髄反射と呼ぶ)と、脳などの上位中枢を経由する
長い潜時(約40〜60〔ms〕)での反射(以下、これを脳
反射と呼ぶ)とがあり、脊髄反射の場合人間の意識には
上がらないことが知られている(「筋運動制御系」第40
項、星宮望、赤澤堅蔵編著、昭晃堂)。ここで行動すべ
き信号が発生された時点から実際に動作が発現するまで
の所要時間(反応開始時間)は性別や年齢等により異な
るが 0.2秒前後であることが知られている(「日本人の
体力標準値 第4版」第 181頁、東京都立大学研究室
編、不昧堂)。
【0059】以上のことより、脳などの上位中枢の意識
的処理を経由しない(すなわち意識が介在しない)反射
反応は 0.2秒前後以内に発生する反応、脳などの上位中
枢の意識的処理を経由する(すなわち意識が介在する)
脳処理反応は反射反応時間+α(例えばα= 0.5秒以
上)で発生する反応と考えられる。従つて第1の測定速
度の場合、Oリングが開放するまでの時間が短いので、
親指と他の1指の指先が外力を知覚してから脳の判断を
経ずに指先に反映される反射レベル(すなわち被験者が
Oリングの開放を意識し得ないレベル)での筋力を測定
することができ、第2の測定速度の場合、Oリングが開
放するまでに十分長い時間が与えられているので、親指
と他の1指の指先が外力を知覚してからこれを脳で判断
した結果が指先に反映される脳処理レベル(すなわち被
験者がOリングの開放を意識し得るレベル)での筋力を
測定することができる。
【0060】ここでOリングが 0.3秒程度で開くように
可変速モータ5の速度を設定した場合(通常の測定速度
で被験者がOリングの開放を意識し得る速度)の圧力セ
ンサ15及び歪みセンサ16の出力データ、第1の測定
速度での圧力センサ15及び歪みセンサ16の出力デー
タ、第2の測定速度での圧力センサ15及び歪みセンサ
16の出力データを、それぞれ図7、図8、図9に示
す。図7、図8及び図9より、Oリングを形成する親指
と他の1指とが離れる時点での初期筋力の変化(ΔT)
が異なることが分かる。
【0061】従つて本発明では、初期筋力という従来で
は検知することができなかつたレベルでの筋力変化を測
定し、かつ初期筋力の変化を反射反応及び脳処理反応と
いう意識の介在の有無に対応させた第1の測定速度及び
第2の測定速度でそれぞれ測定し、これらの測定結果を
総合的に判定することによりOリングテストの信頼性及
び客観性を一段と向上させようとするものである。
【0062】以下、筋力測定装置1及び測定装置を用い
た本発明の実施例による筋力測定方法について図10に
示すフローチヤートを用いて説明する。まず準備段階と
して、反射反応の時間(以下、これを反射反応時間と呼
ぶ)には個体差があるので、例えば指先に振動を与えて
その振動を感じたらボタンを押すというような方法で予
め被験者の反射反応時間を測定しておく。またΔTが反
射反応時間となるように可変速モータ5の速度(第1の
測定速度)を決めると共に、ΔTが脳処理反応時間とな
るように可変速モータ5の速度(第2の測定速度)を決
める。
【0063】このような準備が完了した後、実際の筋力
測定を開始する。すなわちステツプSP1より筋力測定
を開始し、ステツプSP2において、被験者は、上述の
準備段階で求めた被験者の反射反応時間、例えば 0.2秒
を測定装置のキーボード等によつて入力し設定する。次
にステツプSP3において、被験者は、上述の準備段階
で求めておいた第1の測定速度と第2の測定速度で可変
速モータ5が駆動するようにモータ制御装置9に対して
所定の操作を行う。
【0064】このように必要な条件が設定されると、ス
テツプSP4において、測定装置は第1の測定速度でO
リングを開放させた際に得られる歪みゲージ16の出力
に基づいて親指と他の1指の初期筋力を測定し、ステツ
プSP5において、ステツプSP4て測定した親指と他
の1指の初期筋力の基準筋力に対する強弱を判定する。
ここで基準筋力とは、被験者の身体に何ら測定用の刺激
を与えない状態でステツプSP4において測定した親指
と他の1指の初期筋力値のことである。
【0065】続いて被験者が可変速モータ5のゼロ点復
帰スイツチによつてスライダ8を初期位置(図1に示す
位置)に戻すと、測定装置は、ステツプSP6において
第2の測定速度でOリングを開放させた際に得られる歪
みゲージ16の出力に基づいて親指と他の1指の初期筋
力を測定し、ステツプSP7において、ステツプSP6
で測定した親指と他の1指の初期筋力の基準筋力に対す
る強弱を判定する。
【0066】ステツプSP5及びステツプSP7におけ
る筋力の強弱の判定結果は、「0」、「+」、「−」の
いずれかで例えば測定装置に接続されたデイスプレイに
表示される。「0」は基準筋力と同じ力でOリングが閉
じられている状態を表し、「+」は基準筋力より強い力
でOリングが閉じられていることを表し、「−」は基準
筋力より弱い力でOリングが閉じられていることを表
す。
【0067】続いてステツプSP8において、測定装置
は、ステツプSP5及びステツプSP7における判定結
果に基づいて総合判定を行う。この場合、測定装置はス
テツプSP5及びステツプSP7の判定結果の組合わせ
が図11に示すように9通りあるので、これらの組合わ
せに応じて総合判定を行うようになされている。この実
施例の場合、総合判定は、ステツプSP5及びステツプ
SP7の判定結果が一致したとき(共に「+」、
「−」、「0」の場合)のみ「+」、「−」、「0」を
判定結果として決定する。
【0068】ここでステツプSP8における総合判定
は、身体の異常部位の判断、薬物等の身体に対する適合
性の判断や任意の対象と特定対象とが同じ情報をもつか
否かの判断等、その目的とするものに最も適した総合判
定の方法を採用する。これにより一段とOリングテスト
のテスト結果の信頼性を向上させることができる。
【0069】以上の構成において、それぞれ被験者がO
リングの開放を意識し得ない時間期間内にOリングを開
放させ得る速度及び被験者がOリングの開放を意識し得
る時間期間でOリングを開放させ得る速度で、Oリング
を開放させようとする外力を弾性部材4に与え、当該各
速度毎に親指と他の1指が完全に離れる時点における親
指と他の1指の初期筋力を歪みゲージ16の出力に基づ
いて測定し、当該第1及び第2の測定速度毎に測定した
親指と他の1指が完全に離れる時点における親指と他の
1指の初期筋力の基準筋力に対する強弱を判定し、当該
各速度毎に得た判定結果に基づいて親指と他の1指の初
期筋力の基準筋力に対する強弱を決定する。
【0070】従つてこの筋力測定装置1では、被験者の
意識が介在しない反射反応レベルでの親指と他の1指の
初期筋力と被験者の意識が介在した脳処理反応レベルで
の親指と他の1指の初期筋力とを測定することができる
と共に、Oリングテストのテスト結果の信頼性を一段と
向上させることができる。
【0071】またこの筋力測定装置1では、Oリングを
開放させようとする外力を与える部材4を弾性体で構成
すると共に当該弾性部材4に歪みゲージ16を設け、弾
性部材4にOリングを開放させようとする外力を与える
ことにより生ずる弾性部材4の歪みを歪み量として歪み
ゲージ16によつて検出し、歪みゲージ16の出力に基
づいて親指と他の1指の筋力変化を測定したことによ
り、親指と他の1指の筋力変化を定量化し得ると共に高
精度に測定することができる。
【0072】またこの筋力測定装置1では、Oリングを
開放させようとする外力を与える部材4を弾性体で構成
したことにより、被験者に疲労を感じさせない程度の外
力をOリングに与えることによつて筋力変化を測定する
ことができるので、筋力測定を何回行つても初期筋力を
精度よく測定することができ、従つて初期筋力の変化を
精度良く得ることができる。さらに筋力測定装置1で
は、験者を装置に置き換えたことにより単独でOリング
テストを行うことができる。
【0073】以上の構成によれば、被験者がOリングの
開放を意識し得ない時間期間内にOリングを開放させ得
る第1の測定速度及び被験者がOリングの開放を意識し
得る時間期間でOリングを開放させ得る第2の測定速度
で、Oリングを開放させようとする外力を弾性部材4に
与えて、各速度毎に親指と他の1指が離れる時点におけ
る親指と他の1指の筋力を歪みゲージ16の出力に基づ
いて測定するようにしたことにより、被験者の意識が介
在しない反射反応レベルでの親指と他の1指の初期筋力
と被験者の意識が介在した脳処理反応レベルでの親指と
他の1指の初期筋力を測定し得、かくしてOリングテス
トの信頼性及び客観性を格段的に向上し得る筋力測定方
法を実現し得る。
【0074】なお上述の実施例においては、可変速モー
タ5の速度を第1の測定速度及び第2の測定速度に設定
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、可
変速モータ5の速度を第1の測定速度を含めて3種類以
上設定してもよい。この場合、測定装置は、上述の総合
判定の他に、各速度毎に得た判定結果のうち最も多い判
定結果を親指と他の1指の筋力の基準筋力に対する強弱
についての総合判定とする。
【0075】また上述の実施例においては、測定装置
は、ステツプSP5及びステツプSP7の判定結果が一
致したときのみ、当該一致した判定結果を親指と他の1
指の筋力の基準筋力に対する強弱についての総合判定と
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ス
テツプSP5又はステツプSP7の判定結果が「+」又
は「−」となり、かつステツプSP5又はステツプSP
7のいずれか一方の判定結果が「0」の場合、ステツプ
SP5又はステツプSP7の判定結果である「+」又は
「−」を測定装置の総合判定としてもよい。
【0076】またステツプSP4及びステツプSP6で
測定した親指と他の1指の筋力の平均値と基準筋力との
比較結果を総合判定としてもよく、ステツプSP4及び
ステツプSP6で測定した親指と他の1指の筋力の加重
平均値と基準筋力との比較結果を総合判定としてもよ
く、さらにステツプSP5及びステツプSP7での判定
結果が相反する場合には、親指と他の1指の筋力の基準
筋力に対する強弱を決定しないようにしてもよい。
【0077】さらに上述の実施例においては、第1の測
定速度での判定結果と第2の測定速度での判定結果とに
基づいて、親指と他の1指の筋力の基準筋力に対する強
弱について総合判定を行つた場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、いずれか一方の判定結果を測定装
置の総合判定としてもよい。さらに上述の実施例におい
ては、測定装置による総合判定を上述のような方法によ
つて行つた場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、測定装置による総合判定を他の方法によつて行つて
もよい。
【0078】さらに上述の実施例においては、第1の測
定速度で親指と他の1指の筋力を測定し、当該測定した
親指と他の1指の筋力の基準筋力に対する強弱を判定し
た後、第2の測定速度で親指と他の1指の筋力を測定
し、当該測定した親指と他の1指の筋力の基準筋力に対
する強弱を判定して総合判定を行つた場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、第2の測定速度で親指と
他の1指の筋力を測定し、当該測定した親指と他の1指
の筋力の基準筋力に対する強弱を判定した後、第1の測
定速度で親指と他の1指の筋力を測定し、当該測定した
親指と他の1指の筋力の基準筋力に対する強弱を判定し
て総合判定を行つてもよい。
【0079】さらに上述の実施例においては、可変速モ
ータ5の第2の測定速度を、被験者のOリングを 0.9秒
程度で開放させ得る速度に設定した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、被験者がOリングの開放を
意識し得れば、Oリングが開放される時間(すなわち可
変速モータ5の速度)を他の値に設定してもよい。
【0080】さらに上述の実施例においては、Oリング
開放手段を板状でなる剛性部材3及び弾性部材4で構成
し、剛性部材3及び弾性部材4に親指と他の1指の指先
を当接させてOリングを形成した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、Oリング開放手段を板状又
は棒状でなる剛性部材3、4、板状又は棒状でなる弾性
部材3、4、又は板状又は棒状でなる弾性部材3と剛性
部材4で構成し、親指と他の1指で形成されるOリング
の輪の中に各部材を入れるようにしてもよい。この場
合、Oリングの輪の内周が剛性部材3又は弾性部材4に
ぴつたり接触するように剛性部材3、4、弾性部材3、
4又は弾性部材3と剛性部材4を位置決めし、圧力セン
サ15を親指又は他の1指の指先に設ける。
【0081】ここで外力が与えられる部材が剛性部材4
である場合には、外力測定手段としての歪みゲージ16
に代えて第2の圧力センサを外力測定手段として用い、
当該第2の圧力センサを剛性部材4と親指又は他の1指
との間に設ける。この場合、第2の圧力センサは外力を
剛性部材4に与えることにより親指又は他の1指に印加
される圧力を検出し、測定装置は第2の圧力センサから
の出力に基づいて親指と他の1指の筋力を測定する。
【0082】さらに上述の実施例においては、第1の測
定速度として被験者のOリングを開放させるのに必要な
外力に達するまでの時間を 0.1秒程度となるように可変
速モータ5の速度を設定し、第2の測定速度として被験
者のOリングを開放させるのに必要な外力に達するまで
の時間を 0.9秒程度となるように可変速モータ5の速度
を設定した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、第1の測定速度として被験者のOリングを開放させ
るのに必要な外力に達するまでの時間を脊髄反射の時間
である20〜30〔ms〕程度となるように可変速モータ5の
速度を設定し、第2の測定速度として被験者のOリング
を開放させるのに必要な外力に達するまでの時間を脳反
射の時間である40〜60〔ms〕程度となるように可変速モ
ータ5の速度を設定してもよい。
【0083】この場合、第3の測定速度として被験者の
Oリングを開放させるのに必要な外力に達するまでの時
間を 0.3〜1秒程度となるように可変速モータ5の速度
を設定すれば、脳処理を経由して反射筋力に調節が加え
られた状態での親指と他の1指の筋力を測定することが
できる。従つて可変速モータ5の速度をこれらの3種類
の速度に設定して親指と他の1指の筋力を測定すること
により、Oリングテストのテスト結果の信頼性を一段と
向上させることができる。
【0084】さらに上述の実施例においては、圧力セン
サ15を剛性部材3の面3Cの孔13下側近傍に配設し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図1
2に示すように、剛性部材3の孔13又は弾性部材の孔
14に圧力センサ15を設け、筋力測定時には、孔1
3、孔14を介して親指と他の1指で直接圧力センサ1
5を挟むようにしてもよい。
【0085】さらに上述の実施例においては、圧力セン
サ15を剛性部材3の面3Cの孔12下側近傍に設けた
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、親指と
他の1指を剛性部材3の孔13、弾性部材4の孔14に
当接させてOリングを形成した際、圧力センサ15に指
の押圧力が加わる場所であれば、剛性部材3の面3Cの
孔13近傍、また弾性部材4の剛性部材3に対向する面
の孔14近傍等どこに設けてもよい。
【0086】さらに上述の実施例においては、弾性部材
4にOリングを開放させようとする外力を与える外力発
生手段として可変速モータ5、軸6、軸受け7、スライ
ダ8、モータ制御装置9、軸10、スライダ11及びレ
ール12を用いた場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、弾性部材4にOリングを開放させようとする
外力を与えることができれば他の構成の外力発生手段を
用いてもよい。
【0087】さらに上述の実施例においては、塩化ビニ
ルでなる弾性部材4を用いた場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、アクリルやポリカーボネート等の
各種プラスチツク、FRP(fiber-reinforced plastic
s 、繊維強化プラスチツク)やカーボンフアイバ等の強
化プラスチツク、タイヤ等の硬質ゴム及び竹等の木材な
どで弾性部材4を構成してもよく、また外力が与えられ
た際に撓む程度の厚さを有する金属でなる部材を弾性部
材4として用いてもよい。さらに上述の実施例において
は、Oリング開放手段として剛性部材3、弾性部材4を
用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
剛性部材3を弾性体で構成してもよい。
【0088】さらに上述の実施例においては、外力測定
手段として歪みゲージ16を用いた場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、弾性部材4の歪み量を検出
することができれば他の構成の外力測定手段を用いても
よい。さらに上述の実施例において、測定装置で測定し
た筋力変化の数値等をデイスプレイ等の表示手段に表示
すれば、被験者が視覚的に判断することができると共
に、Oリングテストの客観性を担保しテスト自体の信頼
性を格段的に向上し得る。
【0089】さらに上述の実施例においては、剛性部材
3、弾性部材4にすり鉢状の孔13、14を設けた場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、Oリングを
形成する指先を位置決めすることができれば、孔13、
14を貫通させずに溝状に形成してもよく、また孔1
3、14を他の形状で設けてもよい。さらに上述の実施
例においては、筋力測定手段としてパーソナルコンピユ
ータでなる測定装置を用いた場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、筋力測定手段として他の種々のも
のを適用し得る。
【0090】さらに上述の実施例においては、親指と他
の1指の押圧力の変化を検出して親指と他の1指の接離
を検出する接離検出手段として圧力センサ15を用いた
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、親指と
他の1指の押圧力の変化を検出して親指と他の1指の接
離を検出することができれば、接離検出手段として他の
種々のものを適用し得る。
【0091】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、被験者が
Oリングの開放を意識し得ない時間期間内にOリングを
開放させ得る速度で、Oリングを開放させようとする外
力を外力発生手段によつてOリング開放手段の一方の部
材に与え、一方の部材に与えられる外力を当該一方の部
材の所定位置に設けられた外力測定手段によつて測定
し、外力測定手段の出力に基づいて親指と他の1指の筋
力を測定することにより、被験者の意識が介在しないレ
ベルでの親指と他の1指の筋力を測定し得、かくしOリ
ングテストの信頼性及び客観性を格段的に向上し得る筋
力測定方法を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による筋力測定装置の構成を示
す略線的断面図である。
【図2】モータ制御装置の説明に供するブロツク図であ
る。
【図3】Oリングの形成の説明に供する一部切欠断面図
である。
【図4】実施際による筋力測定装置を用いて筋力測定し
た場合の圧力センサの出力データ及び歪みゲージの出力
データを示すグラフである。
【図5】圧力センサ及び歪みゲージの出力データの解析
の説明に供するグラフである。
【図6】歪みゲージの出力データである歪み量S2を外
力Fに換算するための説明に供する図表及びグラフであ
る。
【図7】通常の測定速度での圧力センサ及び歪みゲージ
の出力データを示すグラフである。
【図8】第1の測定速度での圧力センサ及び歪みゲージ
の出力データを示すグラフである。
【図9】第2の測定速度での圧力センサ及び歪みゲージ
の出力データを示すグラフである。
【図10】本発明の実施例による筋力測定方法の処理手
順を示すフローチヤートである。
【図11】判定結果の説明に供する図表である。
【図12】他の実施例による圧力センサの設置位置の説
明に供する一部切欠断面図である。
【図13】従来のOリングテスト装置の問題点の説明に
供するグラフである。
【符号の説明】
1……筋力測定装置、2……ステージ、3、4……弾性
部材、5……可変速モータ、6……ねじ状軸、7……軸
受け、8、11……スライダ、9……モータ制御装置、
10……軸、12……レール、13、14……孔、15
……圧力センサ、16……歪みゲージ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 朋子 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 佐古 曜一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被験者の随意筋からなる親指と他の1指と
    で形成されたOリングを開放させようとする外力と、上
    記Oリングを維持しようとする上記被験者の上記随意筋
    の筋力とを拮抗させた状態で、上記親指と他の1指の筋
    力を測定する筋力測定装置を用いた筋力測定方法におい
    て、 一対の部材で構成されたOリング開放手段の一方の上記
    部材及び他方の上記部材に上記親指又は上記他の1指を
    当接させて形成された上記Oリングを上記被験者が当該
    Oリングの開放を意識し得ない時間期間内に開放させ得
    る速度で上記外力を一方の上記部材に与える外力発生ス
    テツプと、 一方の上記部材の所定位置に設けられた外力測定手段に
    よつて、当該一方の上記部材に与えられる上記外力を測
    定する外力測定ステツプと、 筋力測定手段によつて、上記外力測定手段の出力に基づ
    いて上記親指と他の1指の筋力を測定する筋力測定ステ
    ツプとを具えることを特徴とする筋力測定方法。
  2. 【請求項2】上記外力測定ステツプは、 上記外力発生ステツプにおいて上記外力を一方の上記部
    材に与えることにより生ずる当該一方の上記部材の歪み
    を歪み量として検出し、 上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて上記歪み量に基づいて上記親
    指と他の1指の筋力を測定することを特徴とする請求項
    1に記載の筋力測定方法。
  3. 【請求項3】上記外力測定ステツプは、 一方の上記部材と上記親指又は上記他の1指との間に設
    けられた上記外力測定手段によつて、上記外力発生ステ
    ツプにおいて上記外力を一方の上記部材に与えることに
    より上記親指又は上記他の1指に印加される圧力を検出
    し、 上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて上記圧力に基づいて上記親指
    と他の1指の筋力を測定することを特徴とする請求項1
    に記載の筋力測定方法。
  4. 【請求項4】上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて、上記測定した上記親指と他
    の1指の筋力の上記被験者について予め測定された上記
    親指と他の1指の基準筋力に対する強弱を決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の筋力測定方法。
  5. 【請求項5】上記外力発生ステツプは、 少なくとも上記被験者が上記Oリングの開放を意識し得
    ない時間期間内に上記Oリングを開放させ得る速度と、
    上記被験者が上記Oリングの開放を意識し得る時間期間
    で上記Oリングを開放させ得る速度で上記外力を一方の
    上記部材に与えることを特徴とする請求項1に記載の筋
    力測定方法。
  6. 【請求項6】上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段により、上記外力発生ステツプにおい
    て各上記速度で与えた上記外力によつて上記Oリングを
    開放させた際に得られる一方の上記部材の歪み量に基づ
    いてそれぞれ上記親指と他の1指の筋力を測定し、当該
    各速度毎に測定した上記親指と他の1指の筋力の上記被
    験者について予め測定された上記親指と他の1指の基準
    筋力に対する強弱を判定し、当該各速度毎に得た判定結
    果に基づいて上記親指と他の1指の筋力の上記基準筋力
    に対する強弱を決定することを特徴とする請求項5に記
    載の筋力測定方法。
  7. 【請求項7】上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて、各上記速度毎に得た全ての
    判定結果に基づいて上記親指と他の1指の筋力の上記基
    準筋力に対する強弱を決定することを特徴とする請求項
    6に記載の筋力測定方法。
  8. 【請求項8】上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて、各上記速度毎に得た各上記
    判定結果が全て一致したとき、当該一致した判定結果を
    上記親指と他の1指の筋力の上記基準筋力に対する強弱
    の判定結果とすることを特徴とする請求項6に記載の筋
    力測定方法。
  9. 【請求項9】上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて、各上記速度毎に得た上記判
    定結果のうち最も多い判定結果を上記親指と他の1指の
    筋力の上記基準筋力に対する強弱の判定結果とすること
    を特徴とする請求項6に記載の筋力測定方法。
  10. 【請求項10】上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて、各上記速度毎に測定した上
    記親指と他の1指の筋力の平均値と上記基準筋力との比
    較結果を上記親指と他の1指の筋力の上記基準筋力に対
    する強弱の判定結果とすることを特徴とする請求項6に
    記載の筋力測定方法。
  11. 【請求項11】上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて、各上記速度毎に測定した上
    記親指と他の1指の筋力の加重平均値と上記基準筋力と
    の比較結果を上記親指と他の1指の筋力の上記基準筋力
    に対する強弱の判定結果とすることを特徴とする請求項
    6に記載の筋力測定方法。
  12. 【請求項12】上記筋力測定ステツプは、 上記筋力測定手段によつて、各上記速度毎に得た全ての
    上記判定結果に相反する判定結果が存在する場合には、
    上記親指と他の1指の筋力の上記基準筋力に対する強弱
    を決定しないことを特徴とする請求項6に記載の筋力測
    定方法。
  13. 【請求項13】各上記部材同士の対向する面の一方の上
    記部材又は他方の上記部材における上記親指と他の1指
    の近傍又は当該親指と他の1指のいずれかの指先に設け
    られた接離検出手段によつて上記親指と他の1指の押圧
    力の変化を検出して当該親指と他の1指の接離を検出す
    る接離検出ステツプを具え、上記筋力測定ステツプは、
    上記筋力測定手段により上記接離検出手段によつて上記
    親指と他の1指が完全に離れたことが検出された時点の
    上記外力測定手段の出力に基づいて上記親指と他の1指
    の筋力を測定することを特徴とする請求項6に記載の筋
    力測定方法。
  14. 【請求項14】各上記部材は弾性体又は剛性体でなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の筋力測定方法。
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JP2010099263A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd 指タップ力の推定方法

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