JP3652067B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車電話及び携帯電話等の移動体無線機器に内蔵される共振器及び周波数帯域フィルタ用の弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の弾性表面波(Surface Acoustic Wave 、以下SAWと略す)装置の断面図を図6及び図7に示す。
【0003】
図6において、11はSAW素子、12は入出力電極のパッド、13はパッケージ表面に形成された外部の駆動回路、共振回路、接地回路等に接続される電極パターンのパッド、14はSAW素子用の圧電基板上に形成された櫛歯状電極のIDT(Inter Digital Transducer)電極、15〜17はセラミック、樹脂等の絶縁性材料からなるパッケージ、18はセラミック、金属(Al、Cu)等からなる蓋体である。また、19はパッド12、13を接続するワイヤである。
【0004】
図6に示すように、弾性表面波装置J1は、パッケージ15〜17の内部にSAW素子11を接着剤により載置固定し、パッド12、13をAl、Au等のワイヤ19により電気的に接続し、さらに蓋体18をはんだ、接着剤等によりパッケージ17上から接着して気密を保持していた。
【0005】
また、図7において、21はSAW素子、22は入出力電極のパッド、23はパッド22とパッド24を電気的に接続するバンプ等の接続体、24は基板27表面に形成され外部の駆動回路、共振回路、接地回路等に接続される電極パターンのパッド、25はSAW素子用の圧電基板上に形成された櫛歯状電極のIDT(Inter Digital Transducer)電極、26はSAW装置全体にモールドされ保護膜としての絶縁性材料からなる基板である。
【0006】
図7に示すように、弾性表面波装置J2は、IDT電極25が設けられた機能面が基板27に対面したフェースダウン構成であり、絶縁性樹脂26が機能面が存在するSAWの振動空間にまで入り込んでくる。
【0007】
ここで、接続体23は、Au、Al等の金属のワイヤをボールボンディング法によりバンプとなるように形成するか、Au、はんだ等からなるバンプを蒸着法、印刷法、転写法、無電解メッキ法又は電解メッキ法等により、パッド22上に形成して得られる。そして、接続体23を設けた圧電基板を、接続体23とパッド24とを位置合わせして、導電性接着剤の塗布やはんだのリフロー溶融法により接続し、基板27上に固定する。
【0008】
また、他の従来例として、図6に示すようなパッケージ17の内部に、SAW素子11をフェースダウンでフリップチップ実装し、SAW素子11の外周部を絶縁性樹脂で固定配置して、絶縁性樹脂が振動空間に入り込まないようにすること(例えば、特開平5−291864号公報を参照)や、図6に示すようなパッケージ17の内部に、SAW素子11をフェースダウンでフリップチップ実装して、SAW素子11の裏面を絶縁性樹脂で蓋体18に接着固定して実装することにより、絶縁性樹脂が振動空間に入り込まないようにすることが提案されている(例えば、特開平6−61778号公報)。
【0009】
さらに、他の従来例として、図7と同様の構成において、絶縁性樹脂26が振動空間側に入り込まないように、圧電基板又は基板27の接続体23の振動空間側に、ダムを設けるようにすることが提案されている(例えば、特開平5−55303号公報を参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示すような従来例の場合、ワイヤ19を使用しているため、ワイヤ19が存在する横方向と高さ方向の距離の分だけSAW装置の体積が大きくなり、小型軽量化、薄型化に不利である。また、ワイヤボンディング装置によりワイヤを1本ずつ接続しているので、製造工程が煩雑になり、製造コストも大きくなる。さらに、ワイヤ19が存在することにより、不要なインダクタンス成分を付加することになり、SAW装置の周波数特性が変化し、設計上それを考慮する手間が生じるという問題点があった。
【0011】
また、図7に示すような従来例の場合、絶縁性樹脂26が振動空間に入り込み、機能面に接しているため、SAWの伝搬を阻害しており、SAW装置としての所望の特性を得るのが困難である。また、絶縁性樹脂26が振動空間に入り込まないように、ダムを設けたり、SAW伝搬路を囲むように機能面に環状部材を設けても、絶縁性樹脂26の入り込みを完全に阻止するには不十分であった。前記環状部材を設ける場合には、環状部材がシリコーン樹脂等の塗布により形成されるため、振動空間を均一な高さ、幅で正確に形成するのが困難であった。
【0012】
また、上記他の従来例のように、絶縁基板に圧電基板をフェースダウンでフリップチップ実装し、圧電基板の周辺部を絶縁性樹脂で気密封止するものの場合、絶縁性樹脂の粘度が高くても毛細管現象により、絶縁性樹脂の入り込みを完全に阻止することには不十分であった。
【0013】
さらに、上記他の従来例のように、一方の主面に櫛歯状電極と、該主面をパッケージ基板の対向面に接触させない程度の高さのバンプとが形成されたSAW素子の他方の面を、接着剤により封止部材に接着し、バンプとパッケージ端子とが当接し封止部材とパッケージ基板とで形成される空間が封止されるように封止部材をパッケージ基板に取り付けたものの場合、同様に蓋体により封止する構造であるため、蓋体の高さが必要となり、弾性表面波部品の薄型化において不利な構造である。
【0014】
そこで、本発明は上記の事情に鑑みて完成されたものであり、その目的は弾性表面波の振動空間への絶縁性樹脂の入り込みを完全に阻止でき、特性劣化がなく、薄型化,小型軽量化が可能で、さらには低コストで製造可能な弾性表面波装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の弾性表面波装置は、下面の弾性表面波を発生させる励振電極を設けた圧電基板を、前記励振電極の入出力用の導体パターンが形成された絶縁基体上に載置し、前記励振電極と導体パターンとを接続させてなる弾性表面波装置であって、前記絶縁基体上に一端が前記圧電基板の上面周縁部を覆う枠状体を配設させるとともに、前記圧電基板の上面周縁部と枠状体とを、圧電基板よりも線膨張係数が大きい接着部材を間に介在させて接合させたことを特徴とする。
【0016】
特に、励振電極の規格化膜厚(膜厚/弾性表面波の波長)を0.1以下とし、この接着部材に圧電基板より3倍以上大きな線膨張係数を有するものを使用するとより好適な弾性表面波装置を提供できる。例えば、圧電基板にタンタル酸リチウム(線膨張係数:約1.6×10-5/℃)を使用した場合、一液性エポキシ樹脂や熱粘性ポリマー型樹脂等の線膨張係数が5.0×10-5/℃以上の接着部材を使用すると励振電極に電圧を印加した際に生ずる圧電基板の伸縮を接着部材で極力吸収することができ、温度特性の損なうことがなく信頼性に非常に優れた弾性表面波装置を提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について図1〜図5に基づき詳細に説明する。
図1〜図5は、それぞれSAW装置S1〜S5の実施形態の断面図である。図1において、1はSAW素子を構成する圧電基板、2は入出力電極パッド、3はバンプ等の接続体、4は導体パターンであり、電極パターン8のパッド、5は圧電基板1の下面に設けられ弾性表面波を発生させるための励振電極であるIDT電極、6は接着部材である絶縁性樹脂、7はセラミックスや樹脂等からなる絶縁基板、8は外部の駆動回路,共振回路,接地回路等に接続され絶縁基板7に設けられた電極パターンである。また、10は圧電基板1の上面周縁部であり、11は絶縁性樹脂6の浸入を防ぐテープ体又は蓋体等の枠状体、12はIDT電極の振動空間である。尚、図1〜5で、同様な部材には同一の符号を付している。
【0018】
SAW素子は、互いに噛み合うように形成された少なくとも一対の櫛歯状電極のIDT電極5を圧電基板1上に設けることにより構成される。ここで、IDT電極5は、所望の特性を得るために、複数対の櫛歯状電極を、直列接続、並列接続、従続接続等の方式で接続して構成してもよい。
【0019】
上記絶縁基板7は、例えばセラミック基板または、セラミック基板と枠状セラミック基板とを積層することによって作製し、絶縁基板7の導通パターンは、電解めっき又は無電解めっき法によって形成する。
【0020】
また、IDT電極5は蒸着法、スパッタリング法又はCVD法等の薄膜形成法により形成する。
【0021】
また、接続体3は、Au、Al等の金属のワイヤをボールボンディング法によりバンプとなるように形成するか、Au、はんだ等からなるバンプを蒸着法、印刷法、転写法、無電解めっき法又は電解めっき法等により、パッド2上に形成することによって得られる。
【0022】
そして、SAW素子のIDT電極5が設けられた主面(機能面)が絶縁基板7の表面に対面するフェースダウン構成として、接続体3を導電パターン4に導電性接着剤、はんだ等により電気的に導通させて接続し、SAW素子を絶縁基板7上に載置固定する。
【0023】
このとき、接続体3を導電性パターン4に当接させた状態で、絶縁性樹脂6により固定するようにしても構わない。
【0024】
その後、SAW素子の周辺部にポリイミドを基材とするテープ体又は、中央部に穴が開口しているセラミック製の蓋体等の枠状体11等を接着固定し、絶縁性樹脂6がIDT電極5が形成された機能面に浸入しない構成とし、SAW素子の固定とIDT電極5が存在する振動空間の気密を確実にするために、絶縁性樹脂6をSAW素子の全外周及び上部にSAW素子を覆うように塗布モールドし硬化させ、SAW装置S1を完成する。圧電基板1を保護し、損傷、汚れの付着による特性劣化を防止する上で好適である。
【0025】
また、接着部材である絶縁性樹脂6の材料としては、熱硬化性のエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、低融点ガラス及び熱可塑性ポリフェニレンサルファイド等が用いられるが、特にエポキシ樹脂が接着性、低吸湿性、電気絶縁性、機械的強度、耐薬品性、耐熱性の点で好ましい。また、IDT電極5に電圧を印加した際に生ずる圧電基板1の伸縮を十分に吸収するように、絶縁性樹脂6の線膨張係数を圧電基板1より大きくしなければならない。特に、圧電基板1の線膨張係数の3倍程度以上大きいもの(例えば、圧電基板がタンタル酸リチウム(線膨張係数:1.6×10-5/℃)の場合、エポキシ樹脂や熱粘性ポリマー型樹脂等の線膨張係数が5.0×10-5/℃以上の接着部材)では、温度特性を損なうことがなく好適に使用可能である。
【0026】
図1〜図5の絶縁基板7に設けられ、導電パターン4に連なったリードパターン8は、絶縁基板7の裏面に延出して設けられており、SAW装置Sを他に回路基板上に表面実装することができるが、必ずしもそのように構成しなくともよく、リードパターン8を絶縁基板7の上面に設けてもよい。
【0027】
次に、図1の他の弾性表面波装置S2〜S5について説明する。
【0028】
図2の弾性表面波装置S2は、圧電基板1の上面周縁部10に中央部を開口させたセラミック製の蓋体の枠状体11を接着固定した後、絶縁性樹脂6をモールドしたものであり、他の構造は図1と同様である。
【0029】
図3の弾性表面波装置S3は、絶縁基板7上に振動空間12を形成できるように、枠部材11a,11bからなる枠状体11を設け、SAW素子が枠状体11の内側に丁度はまり込むように構成したものである。なお、図1,2と同様にSAW素子の裏面の周辺部にポリイミドを基材とする絶縁性のテープ体又はセラミック製の枠状体11を接着固定した後、絶縁性樹脂6をモールドする。
【0030】
図4及び図5の弾性表面波装置S4,S5は図3の応用例であり、図4の弾性表面波装置S4はテープ体又は蓋体である枠状体11(枠部材11a,11b)を突出端部まで延長して接着固定したものである。また、図5の弾性表面波装置S5はテープ体又は蓋体の接着に絶縁性樹脂を使用した例である。
【0031】
図3〜図5の弾性表面波装置では、いずれも位置合わせがセルフアライメントでSAW素子を落とし込むことができ、絶縁性樹脂6が振動空間12に入り込まない確実な気密構造が得られる。
【0032】
図1〜図5において、振動空間内に低湿度の空気を封入し密閉することにより、IDT電極5の酸化による劣化を抑制でき好ましい。また、空気の代わりに、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガス等を封入し密閉しても、同様な効果が得られる。
【0033】
本発明において、IDT電極5はAlあるいはAl合金(Al−Cu系、Al−Ti系等)からなり、特にAlが励振効率が高く、材料コストが低いため好ましい。また、IDT電極5の形状は、互いに噛み合うように形成された櫛歯状であるが、複数の電極指を平行に配列した反射器のようなスリット型のものにも適用でき、それらを併用したタイプであってよい。
【0034】
そして、IDT電極5の対数は50〜200程度、電極指の幅は0.1〜10.0μm程度、電極指の間隔は0.1〜10.0μm程度、電極指の交差幅は10〜80μm程度、IDT電極5の厚みは0.2〜0.4μm程度とすることが、共振器あるいはフィルタとしての所期の特性を得るうえで好適である。また、IDT電極5のSAWの伝搬路の両端に、SAWを反射し効率よく共振させるための反射器を設けてもよく、さらには、電極指間に酸化亜鉛や酸化アルミニウム等の圧電材料を成膜すれば、SAWの共振効率が向上し好適である。
【0035】
SAW素子用の圧電基板としては、36°Yカット−X伝搬のLiTaO3 結晶、64°Yカット−X伝搬のLiNbO3 結晶、45°Xカット−Z伝搬のLiB4 O7 結晶は電気機械結合係数が大きく、且つ群遅延時間温度係数が小さいため好ましい。圧電基板の厚みは0.3〜0.5mm程度がよく、0.3mm未満では圧電基板が脆くなり、0.5mm超では材料コストが大きくなる。
【0036】
かくして、本発明は、SAWの振動空間への絶縁性樹脂の入り込みを完全に阻止でき、振動空間を均一な高さ、幅で正確に形成し、その結果、SAW装置の特性劣化がなく、また蓋体をSAW素子で代用するのでさらに薄型化及び小型軽量化され、さらには低コストで製造可能となるという作用効果を有する。また、特に、絶縁樹脂として圧電基板の線膨張係数より大きいもの(より好適には圧電基板の線膨張係数の3倍以上)を使用することにより温度特性を損なうことのない優れた弾性表面波装置を提供できる。
【0037】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、枠状体の配設により振動空間内の気密性が十分に確保されるのであれば、接着部材は少なくとも前記圧電基板の上面周縁部と枠状体との間に介在させればよく、必ずしも図1〜図5に示すように圧電基板の上面(裏面)全体や枠状体の全体を覆う必要はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更は何等差し支えない。
【0038】
【実施例】
図1は、本発明の実施例における弾性表面波装置の概略を表す断面図である。本実施例では、SAW素子用の圧電基板1として36°Yカット−X伝搬のLiTaO3 結晶を用い、そのチップサイズは、1.1mm×1.5mmとした。また、実装基板として3.0mm×3.0mm、厚さ500μmのアルミナ基板を用いた。アルミナ基板には合計1μm膜厚のAu及びNiを無電解めっきにて形成した。
【0039】
接続体3は、Auのワイヤーをボールボンディング法によりバンプ3となるように形成した。バンプ径は、70μm、高さは、50μmである。
【0040】
バンプ3と基板電極4との接続は、Ag−Pd合金を含む熱硬化性のエポキシ系導電性接着剤をバンプ3に転写塗布し、SAW素子とセラミック基板7をフェースダウンでアライメントした後、100℃で加熱接着した。窒素雰囲気中でポリイミドを基材とする絶縁性テープをSAW素子の外周部に接着固定し、その後、SAW素子の固定とIDT電極5が存在する振動空間の気密を確実にするため、絶縁性樹脂6として熱硬化性エポキシ系接着剤を圧電基板1の上面周縁部及び上面に塗布モールドして130℃で加熱硬化した。
【0041】
このような工程で作製した弾性表面波装置S1の高さは、1.0mmであった。以上のように、従来のワイヤボンディング工程が不要となり、ワイヤの横方向の空間及びワイヤの高さ方向のサイズを縮小でき、小型化・薄型化を図ることができた。また、温度特性(TCF:温度係数)をネットワークアナライザー(ヒューレットパッカード社製)により測定したところ、−50ppm /℃より小さな値であり、好適な温度特性を有することが判明した。
【0042】
なお、RF−SAWフィルターを従来のセラミックパッケージに実装するとベアチップエレメントと比較して高周波側の減衰量が著しく劣化する。また、通過帯域内の低周波側の減衰特性がフィルター仕様により劣化することがある。これは、パッケージ及びAuワイヤのインダクタンス成分による影響と考えられる。フリップチップ実装を適用することにより、ベアチップエレメント特性に近いフィルターの周波数特性が得られると考えられる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の弾性表面波装置によれば、SAWの振動空間の気密を確実にし、振動空間を均一な高さ,幅で形成することができるので、振動空間への絶縁性樹脂やほこり等の入り込みを完全に阻止し信頼性を向上させることができる上、特性劣化を極力防止できる優れた弾性表面波装置を提供できる。
【0044】
また、圧電基板自体が蓋体の役割をするので、薄型化及び小型化を図ることができ、さらには低コストで製造可能な優れた弾性表面波装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による弾性表面波装置の一実施形態の断面図である。
【図2】本発明による弾性表面波装置の他の実施形態の断面図である。
【図3】本発明による弾性表面波装置の他の実施形態の断面図である。
【図4】本発明による弾性表面波装置の他の実施形態の断面図である。
【図5】本発明による弾性表面波装置の他の実施形態の断面図である。
【図6】従来の弾性表面波装置の断面図である。
【図7】従来の他の弾性表面波装置の断面図である。
【符号の説明】
1:圧電基板
2:パッド
3:接続体(バンプ)
4:導電パターン
5:IDT電極(励振電極)
6:絶縁性樹脂(接着部材)
7:絶縁基板
8:電極リードパターン
10:上面周縁部
11:テープ体又は蓋体(枠状体)
12:振動空間
Claims (1)
- 下面の弾性表面波を発生させる励振電極を設けた圧電基板を、前記励振電極の入出力用の導体パターンが形成された絶縁基体上に載置し、前記励振電極と導体パターンとを接続させてなる弾性表面波装置であって、前記絶縁基体上に一端が前記圧電基板の上面周縁部を覆う枠状体を配設させるとともに、前記圧電基板の上面周縁部と枠状体とを、圧電基板よりも線膨張係数が大きい接着部材を間に介在させて接合させたことを特徴とする弾性表面波装置。
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JP17485397A JP3652067B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 弾性表面波装置 |
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JP17485397A JP3652067B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 弾性表面波装置 |
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JPH1127088A JPH1127088A (ja) | 1999-01-29 |
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- 1997-06-30 JP JP17485397A patent/JP3652067B2/ja not_active Expired - Lifetime
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