JP3651679B2 - マンホ―ル等用足掛具の取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、足踏部とその両側に位置する側部とマンホ―ル等に取付けられる脚部とを有する足掛具の前記脚部に複数段の係止部を形成し、該係止部をコンクリート壁に埋設されたキャップの内周面に係止させるようにしたマンホ―ル等用足掛具の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,足踏部とその両側に位置する側部とマンホ―ル等に取付けられる脚部とを有する足掛具の前記脚部に複数段の係止部を形成し、該係止部をコンクリート壁に埋設されたキャップの内周面に係止させるようにしたマンホ―ル等用足掛具の取付装置おいて、脚部の芯金を覆う合成樹脂を断面略円形に形成し側部を覆う合成樹脂と一体成形し、該略円形の合成樹脂の外周面に脚部側から側部側に向けて複数のひれを軸線方向に複数段設け、コンクリート壁に埋設された取付け部材(キャップ)を略中空円柱体とし、該中空円柱体の内壁に前記各ひれが係止される複数の段部を設けているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−144776号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記マンホ―ル等用足掛具の取付装置では、脚部の複数のひれと取付け部材の溝部とで係止させていることから、取付け部材に対する足掛具の取り付け強度が弱く、さらに空気抜け通路がないので脚部が取付け部材に差し込み難くなる虞がある。また、マンホ―ル等の壁面の形状によって足掛具が見栄えよく取り付けられず、足掛具の長期使用により足掛具が不安定となる虞もある。
【0005】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、マンホ―ル等の壁に埋設するキャップに対して足掛具の脚部を確実・容易にフィットさせ、取り付け強度も強くして足掛具がマンホ―ル等の壁に確実に取付られるマンホ―ル等用足掛具の取付装置を提供しようとするものである。
【0006】
また、マンホ―ル等の壁面の形状にあわせて足掛具を見栄えよく取り付けることができ、足掛具の長期使用ににも耐え得るマンホ―ル等用足掛具の取付装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明におけるマンホ―ル等用足掛具の取付装置は、足踏部とその両側に位置する側部とマンホ―ル等に取付けられる脚部とを有する足掛具の前記脚部に複数段の係止部を形成し、該係止部をコンクリート壁に埋設されたキャップの内周面に係止させるようにしたものにおいて、前記キャップの外周にキャップの抜け止め用突条を形成すると共に、内周に複数条の係止溝を形成し、該キャップの開口部位に拡大円筒部を形成し、前記脚部に、その軸線方向に多数個配置された帯状突起群を放射方向に複数個に分割し、各分割された帯状突起群間に空気抜き通路を形成すると共に、各帯状突起群中の一部を前記キャップの係止溝に係止させ、脚部の側部側にフランジを形成し、該フランジを前記キャップの拡大円筒部内に重合させるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
また、前記フランジ及び拡大円筒部の一端面をコンクリート壁面の形状に合わせた傾斜面を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は本発明の実施例に関するものであり、図1は足掛具をコンクリート壁に取り付ける平面説明図、図2は足掛具の正面図、図3は足掛具の側面図、図4はキャップの正面図である。
【0010】
図において、1は足掛具の全体を示すものであり、該足掛具1は、足踏部2とその両側に位置する側部3,3とマンホ―ル等に取付けられる脚部4,4とで構成され、これら足踏部2と側部3,脚部4とは平面視略コ字状をした鉄製の芯金5にポリプロピレン等の合成樹脂6を防錆被覆してなるものである。
【0011】
そして、前記足踏部2および側部3,3の表面にはほぼ全域にわたって滑り止め模様7が形成され、足踏部2の両端コーナー部には反射体8,8が設置されており、また、9は足踏部2の一側面に形成された波形の握り部である。また、前記足踏部2の正面には足掛具1を打ち込む際の打撃受け部10,10が足踏部2の合成樹脂6の被覆と一体成形されている。さらに、前記足踏部2の肉厚が、その上面中央部Sから両端側に向けて1度ないし5度の角度で上方へ傾斜するように変化させている。
【0012】
そして、前記脚部4の芯金5を覆う合成樹脂6は断面略円形に形成され、該脚部側の略円形の合成樹脂6の外周面にはその軸線方向に多数個配置された帯状突起群11,11,…が放射方向に複数個に分割されて、合成樹脂6で一体成形されている。そして、各分割された帯状突起群間に空気抜き通路12,12,…が形成されている。
【0013】
また、前記側部3と脚部4の境界部には、フランジ13が合成樹脂6で一体成形されている。
【0014】
14は、前記脚部4を固定するキャップであり略中空円柱体の形状とし、該キャップ14の外周にはキャップの抜け止め用突条15,15,…が形成されると共に、中空円柱の孔径は前記脚部4の合成樹脂6の外径と略等しくし、その内周には前記帯状突起群11,11,…を係止する複数条の係止溝16,16,…が形成されいる。また、該キャップ14の開口部位には前記フランジ13を重合させる拡大円筒部17が形成されている。
【0015】
以上のような構成からなる足掛具1の取付装置において、足掛具1を例えばマンホ―ル壁等のコンクリート壁18に固定取付ける場合には、コンクリート壁18に所定の間隔でキャップ14を埋設する。該キャップ14の外周に形成されている突条15,15,…により、コンクリートの壁18からキャップ14が抜け難くされている。
【0016】
そして、前記脚部4の先端部をキャップ14の開口部位に配置し、前記足踏部2の正面に成形した打撃受け部10,10にハンマー等を使用して打ち込むことにより、前記キャップ14内に足掛具1の脚部4を挿入する。この際、前記脚部4の帯状突起群間に空気抜き通路12,12,…が形成されているので、キャップ14内の空気が抜けて脚部4がキャップ14に差し込み易くなる。
【0017】
そして、脚部4がキャップ14に差し込まれると、脚部4に形成された帯状突起群11,11,…の一部がキャップ14の内周に形成された複数条の係止溝16,16,…にそれぞれ係止される。該帯状突起群11,11,…を多数形成したことにより、脚部4をキャップ14に差し込む際に帯状突起11が潰れたりしても他の帯状突起群11,11,…が複数条の係止溝16,16,…にそれぞれ係止されことになる。
【0018】
また、キャップ14の開口部位に形成された拡大円筒部17に前記側部3と脚部4の境界部に成形されているフランジ13が重合されることにより、キャップ14への取り付け強度もより強くなり足掛具1がコンクリートの壁18に確実に固定される。
【0019】
また、前記フランジ13及び拡大円筒部17の一端面がコンクリート壁18面の形状に合わせた傾斜面19,20とすることも可能である。この場合、例えばマンホール壁面の円周に合わせてフランジ13及び拡大円筒部17の一端面を傾斜面19,20とすると、キャップ14がマンホールのコンクリート壁18にきれいに埋め込まれ、足掛具1を見栄えよく取り付けることができる。
【0020】
なお、本実施例においてコンクリート壁18は直壁面であるものについて説明をしたが、本発明に係る足掛具1はコンクリート壁18が傾斜面のものでも取り付け可能である。
【0021】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、足踏部とその両側に位置する側部とマンホ―ル等に取付けられる脚部とを有する足掛具の前記脚部に複数段の係止部を形成し、該係止部をコンクリート壁に埋設されたキャップの内周面に係止させるようにしたものにおいて、前記キャップの外周にキャップの抜け止め用突条を形成すると共に、内周に複数条の係止溝を形成し、該キャップの開口部位に拡大円筒部を形成し、前記脚部に、その軸線方向に多数個配置された帯状突起群を放射方向に複数個に分割し、各分割された帯状突起群間に空気抜き通路を形成すると共に、各帯状突起群中の一部を前記キャップの係止溝に係止させ、脚部の側部側にフランジを形成し、該フランジを前記キャップの拡大円筒部内に重合させるようにしたので、マンホ―ル等の壁に埋設するキャップに対して足掛具の脚部を確実・容易にフィットさせ、取り付け強度も強くして足掛具がマンホ―ル等の壁に確実に取付られるマンホ―ル等用足掛具の取付装置となる。
【0022】
また、請求項2によれば、前記フランジ及び拡大円筒部の一端面をコンクリート壁面の形状に合わせた傾斜面を形成したので、マンホール等の壁面の形状にあわせて足掛具を見栄えよく取り付けることができ、足掛具の長期使用ににも耐え得るマンホ―ル等用足掛具の取付装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係る足掛具をコンクリート壁に取り付ける平面説明図である。
【図2】図2は足掛具の正面図である。
【図3】図3は足掛具の側面図である。
【図4】図4はキャップの正面図である。
【符号の説明】
1 足掛具
2 足踏部
3 側部
4 脚部
11 帯状突起群
12 空気抜き通路
13 フランジ
14 キャップ
15 抜け止め用突条
16 係止溝
17 拡大円筒部
18 コンクリート壁
19,20 傾斜面
Claims (2)
- 足踏部とその両側に位置する側部とマンホ―ル等に取付けられる脚部とを有する足掛具の前記脚部に複数段の係止部を形成し、該係止部をコンクリート壁に埋設されたキャップの内周面に係止させるようにしたマンホ―ル等用足掛具の取付装置において、
前記キャップの外周にキャップの抜け止め用突条を形成すると共に、内周に複数条の係止溝を形成し、該キャップの開口部位に拡大円筒部を形成し、
前記脚部に、その軸線方向に多数個配置された帯状突起群を放射方向に複数個に分割し、各分割された帯状突起群間に空気抜き通路を形成すると共に、各帯状突起群中の一部を前記キャップの係止溝に係止させ、脚部の側部側にフランジを形成し、該フランジを前記キャップの拡大円筒部内に重合させるようにしたことを特徴とするマンホ―ル等用足掛具の取付装置。 - 前記フランジ及び拡大円筒部の一端面をコンクリート壁面の形状に合わせた傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1に記載のマンホ―ル等用足掛具の取付装置。
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Publications (2)
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2002
- 2002-11-11 JP JP2002326278A patent/JP3651679B2/ja not_active Expired - Lifetime
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