JP3649893B2 - Resin composition for sealing and semiconductor sealing device - Google Patents
Resin composition for sealing and semiconductor sealing device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3649893B2 JP3649893B2 JP2912298A JP2912298A JP3649893B2 JP 3649893 B2 JP3649893 B2 JP 3649893B2 JP 2912298 A JP2912298 A JP 2912298A JP 2912298 A JP2912298 A JP 2912298A JP 3649893 B2 JP3649893 B2 JP 3649893B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- resin composition
- resin
- semiconductor
- mercaptoimidazoline
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
- H01L2924/0002—Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Pd、Pd−Auメッキを施したフレームを用いた半導体パッケージにおいて、耐リフロークラック性等の信頼性に優れたエポキシ樹脂組成物および半導体封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の半導体装置では、半田メッキに換えて、PdやPd−Au等のプレプレーティングを施したフレームを採用した半導体パッケージが増加している。
【0003】
従来のエポキシ樹脂、ノボラック型フェノール樹脂及び無機質充填剤からなる樹脂組成物によって封止したPdやPd−Auのプレプレーティングフレームを採用した半導体装置は、該プレプレーティングフレームと封止樹脂との接着性が著しく悪いという欠点があった。特に吸湿した半導体装置を赤外線(IR)リフロー方式で表面実装すると、封止樹脂とリードフレーム、あるいは封止樹脂と半導体チップとの間の剥がれが生じて著しい耐湿劣化を起こし、電極の腐食による断線や水分によるリーク電流を生じ、その結果、半導体装置は、長期間の信頼性を保証することができないという欠点があった。このため、耐湿性の影響が少なく、半導体装置全体のIRリフローによる表面実装を行っても耐湿劣化の少ない成形性のよい材料の開発が強く要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の欠点を解消し、上記要望に応えるためになされたもので、Pd、Pd−Au等のプレプレーティングフレームとの接着性が高く、特に耐リフロー性とリフロー後の信頼性に優れた、成形性のよい、封止用樹脂組成物および半導体封止装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の目的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、樹脂組成物に2-メルカプトイミダゾリンを配合することによって、Pd、Pd−Au等のプレプレーティングフレームとの接着性を大幅に向上し、上記目的が達成されることを見いだし、本発明を完成したものである。
【0006】
即ち、本発明は、
(A)エポキシ樹脂、
(B)ノボラック型フェノール樹脂、
(C)2-メルカプトイミダゾリンおよび
(D)無機質充填剤
を必須成分とし、樹脂組成物に対して、前記(C)の2-メルカプトイミダゾリンを0.01〜0.5 重量%、また前記(D)の無機質充填剤を25〜95重量%の割合で含有してなることを特徴とする封止用樹脂組成物である。またこの封止用樹脂組成物の硬化物によって、半導体チップを封止してなることを特徴とする半導体封止装置である。
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
本発明に用いる(A)エポキシ樹脂としては、その分子中にエポキシ基を少なくとも2 個有する化合物である限り、分子構造、分子量など特に制限はなく、一般に封止用材料として使用されているものを広く包含することができる。例えば、ビフェニル型、ビスフェノール型の芳香族系、シクロヘキサン誘導体等脂肪族系、また、次の一般式で示されるエポキシノボラック系のエポキシ樹脂等が挙げられる。
【0009】
【化1】
(但し、式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を、R2 は水素原子又はアルキル基を、nは1 以上の整数をそれぞれ表す)
これらのエポキシ樹脂は、単独もしくは2 種以上混合して用いることができる。
本発明に用いる(B)ノボラック型フェノール樹脂としては、フェノール、アルキルフェノール等のフェノール類とホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド等のアルデヒド類とを反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂およびこれらの変性樹脂、例えばエポキシ化もしくはブチル化ノボラック型フェノール樹脂等が挙げられ、これらの樹脂は、単独もしくは2 種以上混合して用いる。ノボラック型フェノール樹脂の配合割合は、前述したエポキシ樹脂のエポキシ基(a)とノボラック型フェノール樹脂のフェノール性水酸基(b)との当量比[(a)/(b)]が0.1 〜10の範囲内であることが望ましい。当量比が0.1 未満もしくは10を超えると、耐熱性、耐湿性、成形作業性および硬化物の電気特性が悪くなり、いずれの場合も好ましくない。従って上記の範囲内に限定するのが良い。
本発明に用いる(C)2-メルカプトイミダゾリンとしては、次の構造式に示される。
【0010】
【化2】
また、2-メルカプトイミダゾリンには、更に他の加硫促進剤と酸化亜鉛、酸化マグネシウムを併用することもできる。
【0011】
2-メルカプトイミダゾリンの配合割合は、全体の樹脂組成物に対して0.01〜0.5 重量%含有することが望ましい。この割合が0.01重量%未満では、Pd、Pd−Au、等のプレプレーティングフレームとの接着力の向上に効果なく、また、0.5 重量%を超えると、封止樹脂の硬化等に悪影響を与え、実用に適さず好ましくない。
【0012】
本発明に用いる(D)無機質充填剤としては、シリカ粉末、アルミナ粉末、三酸化アンチモン、タルク、炭酸カルシウム、チタンホワイト、クレー、マイカ、ベンガラ、ガラス繊維等が挙げられ、これらは単独又は2 種以上混合して使用することができる。これらの中でも特にシリカ粉末やアルミナ粉末が好ましく、よく使用される。無機質充填剤の配合割合は、全体の樹脂組成物に対して25〜95重量%の割合で含有することが望ましい。その割合が25重量%未満では、耐熱性、耐湿性、半田耐熱性、機械的特性および成形性が悪くなり、また、95重量%を超えるとカサバリが大きくなり、成形性に劣り実用に適さない。
【0013】
本発明の封止用樹脂組成物は、エポキシ樹脂、ノボラック型フェノール樹脂、2-メルカプトイミダゾリンおよび無機質充填剤を必須成分とするが、本発明の目的に反しない限度において、また必要に応じて、例えば天然ワックス類、合成ワックス類、直鎖脂肪酸の金属塩、酸アミド類、エステル類、パラフィン類等の離型剤、塩素化パラフィン、ブロム化トルエン、ヘキサブロムベンゼン、三酸化アンチモン等の難燃剤、エラストマー等の低応力成分、カーボンブラック、ベンガラ等の着色剤、種々の硬化促進剤等を適宜、添加配合することができる。
【0014】
本発明の封止用樹脂組成物を成形材料として調製する場合の一般的な方法としては、エポキシ樹脂、ノボラック型フェノール樹脂、2-メルカプトイミダゾリン、無機質充填剤およびその他の成分を配合し、ミキサー等によって十分均一に混合した後、さらに熱ロールによる溶融混合処理又はニーダ等による混合処理を行い、次いで冷却固化させ、適当な大きさに粉砕して成形材料とすることができる。こうして得られた成形材料は、半導体装置をはじめとする電子部品あるいは電気部品の封止、被覆、絶縁等に適用すれば、優れた特性と信頼性を付与させることができる。
【0015】
本発明の半導体封止装置は、上記のようにして得られた封止用樹脂を用いて、半導体チップを封止することにより容易に製造することができる。封止の最も一般的な方法としては、低圧トランスファー成形法があるが、射出成形、圧縮成形、注型等による封止も可能である。封止用樹脂組成物を封止の際に加熱して硬化させ、最終的にはこの組成物の硬化物によって封止された半導体封止装置が得られる。加熱による硬化は、150 ℃以上に加熱して硬化させることが望ましい。封止を行う半導体装置としては、例えば集積回路、大規模集積回路、トランジスタ、サイリスタ、ダイオード等で特に限定されるものではない。
【0016】
【作用】
本発明の封止用樹脂組成物および半導体封止装置は、樹脂組成物成分として2-メルカプトイミダゾリンを用いたことによって、目的とする特性が得られるものである。即ち、MBIは樹脂組成物のPd、Pd−Au等のプレプレーティングフレームとの接着力を向上させ、半導体パッケージにおいて耐リフロークラック性等の信頼性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。以下の実施例及び比較例において「%」とは「重量%」を意味する。
【0018】
実施例1
クレゾールノボラックエポキシ樹脂(エポキシ当量215 )19%に、ノボラック型フェノール樹脂(フェノール当量107 )9 %、次の化3に示した2-メルカプトイミダゾリン0.05%、
【0019】
【化3】
溶融シリカ粉末71%およびエステル系ワックス類 0.3%を配合し、常温で混合し、さらに90〜95℃で混練してこれを冷却粉砕して成形材料を製造した。この成形材料を170 ℃に加熱した金型内にトランスファー注入し、硬化させて成形品(封止品)をつくった。この成形品についてPdとPd−Auのプレプレーティングフレームに対する接着力、耐湿性を試験したので、その結果を表1に示した。特に接着力において本発明の顕著な効果が認められた。
【0020】
実施例2
ビフェニル型エポキシ樹脂(エポキシ当量215 )17%に、ノボラック型フェノール樹脂(フェノール当量107 )8 %、前記した化3の2-メルカプトイミダゾリン0.06%、シリカ粉末74%およびエステル系ワックス類 0.3%を実施例1と同様に混合、混練、粉砕して成形材料を製造した。また、実施例1と同様にして成形品をつくり、PdとPd−Auのプレプレーティングフレームに対する接着力、耐湿性の特性試験を行ったのでその結果を表1に示した。特に接着力において本発明の顕著な効果が認められた。
【0021】
実施例3
クレゾールノボラックエポキシ樹脂(エポキシ当量215 )19%に、ノボラック型フェノールアラルキル樹脂(フェノール当量107 )9 %、前記した化3の2-メルカプトイミダゾリン0.06%、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.2 %、シリカ粉末71%およびエステル系ワックス0.3 %を実施例1と同様に混合、混練、粉砕して成形材料を製造した。また、実施例1と同様にして成形品をつくり、PdとPd−Auのプレプレーティングフレームに対する接着力、耐湿性を試験したので、その結果を表1に示した。特に接着力において本発明の顕著な効果が認められた。
【0022】
比較例
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量215 )19%に、ノボラック型フェノール樹脂(フェノール当量107 )9 %、シリカ粉末71%、硬化促進剤0.3 %、エステル系ワックス類 0.3%およびシラン系カップリング剤 0.4%を混合し、実施例1と同様にして成形材料を製造した。この成形材料を用いて成形品とし、成形品の諸特性について実施例1と同様にして試験を行い、その結果を表1に示した。
【0023】
【表1】
*1 :トランスファー成形によって接着面積4 mm2 の成形品を、PdまたはPd−Auプレプレーティングされた上に成形し、175 ℃,8 時間放置した後、剪断接着力を求めた。
*2 :トランスファー成形によって成形品をつくり、これを175 ℃,8 時間の後硬化を行い、熱機器分析装置を用いて測定した。
*3 :成形材料を用いて、2 本以上のアルミニウム配線を有するシリコン製チップ(テスト用素子)をPdプレプレーティングフレームに接着し、175 ℃で2 分間トランスファー成形して、QFP−208P,2.8 mmt の成形品をつくり、これを175 ℃,8 時間の後硬化を行った。こうして得た成形品を予め、40℃,90%RH,100 時間の吸湿処理した後、Max240 ℃のIRリフロー炉を4 回通した。その後、127 ℃,2.5 気圧の飽和水蒸気中でPCTを行い、アルミニウムの腐食による断線を不良として評価した。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明および表1から明らかなように、本発明の封止用樹脂組成物および半導体封止装置は、Pd、Pd−Auメッキをしたインサートとの接着性に優れ、IRリフロー後においても剥離することなく、耐湿性に優れ、その結果、電極の腐食による断線や水分によるリーク電流の発生等を著しく低減することができ、しかも長期間にわたって信頼性を保証することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an epoxy resin composition excellent in reliability such as reflow crack resistance and a semiconductor sealing device in a semiconductor package using a frame plated with Pd and Pd—Au.
[0002]
[Prior art]
In recent semiconductor devices, an increasing number of semiconductor packages adopt a frame pre-plated with Pd, Pd—Au or the like instead of solder plating.
[0003]
A semiconductor device employing a Pd or Pd-Au pre-plating frame encapsulated with a resin composition comprising a conventional epoxy resin, novolac-type phenolic resin and an inorganic filler is obtained by combining the pre-plating frame and the encapsulating resin. There was a disadvantage that the adhesiveness was remarkably bad. In particular, when a semiconductor device that has absorbed moisture is surface-mounted by an infrared (IR) reflow method, peeling between the sealing resin and the lead frame, or between the sealing resin and the semiconductor chip occurs, resulting in significant moisture resistance degradation and disconnection due to electrode corrosion. As a result, the semiconductor device has a drawback that long-term reliability cannot be guaranteed. For this reason, there has been a strong demand for the development of a material having a low moldability and having a low moisture resistance deterioration even when the entire semiconductor device is subjected to surface mounting by IR reflow.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned drawbacks and meet the above-mentioned demands, and has high adhesiveness with a pre-plating frame such as Pd, Pd-Au, etc., particularly reflow resistance and reliability after reflow. It is an object of the present invention to provide an encapsulating resin composition and a semiconductor encapsulating device which are excellent in moldability and have good moldability.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive research aimed at achieving the above object, the present inventor has greatly improved the adhesiveness with pre-plating frames such as Pd and Pd-Au by incorporating 2-mercaptoimidazoline into the resin composition. The present invention has been completed by finding that the above object is achieved.
[0006]
That is, the present invention
(A) epoxy resin,
(B) a novolac type phenolic resin,
(C) 2-mercaptoimidazoline and (D) inorganic filler are essential components, and the 2-Mercaptoimidazoline of (C) is 0.01 to 0.5% by weight based on the resin composition, and the inorganic filler of (D) is used. An encapsulating resin composition containing 25 to 95% by weight of an agent. Moreover, it is a semiconductor sealing device characterized by sealing a semiconductor chip with the hardened | cured material of this resin composition for sealing.
[0007]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0008]
The (A) epoxy resin used in the present invention is not particularly limited in molecular structure and molecular weight as long as it is a compound having at least two epoxy groups in its molecule, and is generally used as a sealing material. Can be widely included. For example, biphenyl type, bisphenol type aromatic type, aliphatic type such as cyclohexane derivative, and epoxy novolac type epoxy resin represented by the following general formula may be mentioned.
[0009]
[Chemical 1]
(Wherein, R 1 represents a hydrogen atom, a halogen atom or an alkyl group, R 2 represents a hydrogen atom or an alkyl group, and n represents an integer of 1 or more.)
These epoxy resins can be used alone or in combination of two or more.
As the (B) novolak-type phenol resin used in the present invention, novolak-type phenol resins obtained by reacting phenols such as phenol and alkylphenol with aldehydes such as formaldehyde and paraformaldehyde, and modified resins thereof, for example, epoxidation Alternatively, butylated novolak type phenol resins and the like can be mentioned, and these resins are used alone or in combination of two or more. The blending ratio of the novolac type phenol resin is such that the equivalent ratio [(a) / (b)] of the epoxy group (a) of the epoxy resin and the phenolic hydroxyl group (b) of the novolac type phenol resin is 0.1 to 10. It is desirable to be within. If the equivalent ratio is less than 0.1 or exceeds 10, the heat resistance, moisture resistance, molding workability and electrical properties of the cured product are deteriorated, which is not preferable in any case. Therefore, it should be limited to the above range.
The (C) 2-mercaptoimidazoline used in the present invention is represented by the following structural formula.
[0010]
[Chemical formula 2]
In addition, 2-mercaptoimidazoline may be used in combination with another vulcanization accelerator and zinc oxide or magnesium oxide.
[0011]
The blending ratio of 2-mercaptoimidazoline is desirably 0.01 to 0.5% by weight based on the entire resin composition. If this ratio is less than 0.01% by weight, it will not be effective in improving the adhesion with Pd, Pd-Au, etc. preplating frames, and if it exceeds 0.5% by weight, it will adversely affect the curing of the sealing resin. It is not preferable because it is not suitable for practical use.
[0012]
Examples of the inorganic filler (D) used in the present invention include silica powder, alumina powder, antimony trioxide, talc, calcium carbonate, titanium white, clay, mica, bengara, glass fiber, and the like. They can be used in combination. Among these, silica powder and alumina powder are particularly preferable and often used. The blending ratio of the inorganic filler is desirably 25 to 95% by weight with respect to the entire resin composition. If the ratio is less than 25% by weight, the heat resistance, moisture resistance, solder heat resistance, mechanical properties and moldability deteriorate, and if it exceeds 95% by weight, the crevice becomes large and the moldability is inferior, making it unsuitable for practical use. .
[0013]
The sealing resin composition of the present invention contains an epoxy resin, a novolac type phenol resin, 2-mercaptoimidazoline and an inorganic filler as essential components, but as long as it does not contradict the purpose of the present invention, and if necessary, For example, natural waxes, synthetic waxes, release agents such as metal salts of linear fatty acids, acid amides, esters, paraffins, flame retardants such as chlorinated paraffin, brominated toluene, hexabromobenzene, antimony trioxide In addition, a low stress component such as an elastomer, a colorant such as carbon black and bengara, various curing accelerators, and the like can be appropriately added and mixed.
[0014]
As a general method for preparing the sealing resin composition of the present invention as a molding material, an epoxy resin, a novolac-type phenol resin, 2-mercaptoimidazoline, an inorganic filler, and other components are blended, and a mixer, etc. Then, the mixture can be melted and mixed with a hot roll or mixed with a kneader, then cooled and solidified, and pulverized to an appropriate size to obtain a molding material. If the molding material obtained in this way is applied to the sealing, coating, insulation, etc. of electronic parts and electric parts including a semiconductor device, excellent characteristics and reliability can be imparted.
[0015]
The semiconductor sealing device of the present invention can be easily manufactured by sealing a semiconductor chip using the sealing resin obtained as described above. The most common method of sealing is a low-pressure transfer molding method, but sealing by injection molding, compression molding, casting or the like is also possible. The sealing resin composition is heated and cured at the time of sealing, and finally a semiconductor sealing device sealed with a cured product of this composition is obtained. The curing by heating is desirably performed by heating to 150 ° C. or higher. The semiconductor device for sealing is not particularly limited, for example, with an integrated circuit, a large-scale integrated circuit, a transistor, a thyristor, a diode, or the like.
[0016]
[Action]
The encapsulating resin composition and the semiconductor encapsulating apparatus of the present invention can obtain the desired characteristics by using 2-mercaptoimidazoline as a resin composition component. That is, MBI can improve the adhesive force with the pre-plating frame such as Pd or Pd—Au of the resin composition, and can improve the reliability such as reflow crack resistance in the semiconductor package.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
EXAMPLES Next, although an Example demonstrates this invention, this invention is not limited by these Examples. In the following examples and comparative examples, “%” means “% by weight”.
[0018]
Example 1
Cresol novolac epoxy resin (epoxy equivalent 215) 19%, novolac type phenol resin (phenol equivalent 107) 9%, 2-mercaptoimidazoline 0.05% shown in the following chemical formula 3,
[0019]
[Chemical 3]
Fused silica powder (71%) and ester waxes (0.3%) were blended, mixed at room temperature, kneaded at 90 to 95 ° C., and cooled and ground to produce a molding material. This molding material was transferred and injected into a mold heated to 170 ° C. and cured to produce a molded product (sealed product). The molded product was tested for Pd and Pd—Au adhesion to the pre-plating frame and moisture resistance, and the results are shown in Table 1. In particular, the remarkable effect of the present invention was recognized in the adhesive strength.
[0020]
Example 2
Conducted 17% biphenyl type epoxy resin (epoxy equivalent 215), 8% novolac type phenol resin (phenol equivalent 107), 0.06% 2-mercaptoimidazoline of Chemical Formula 3 described above, 74% silica powder and 0.3% ester wax In the same manner as in Example 1, mixing, kneading and pulverization were carried out to produce a molding material. In addition, a molded product was produced in the same manner as in Example 1, and Pd and Pd—Au adhesive strength to the pre-plating frame and a moisture resistance characteristic test were conducted. The results are shown in Table 1. In particular, the remarkable effect of the present invention was recognized in the adhesive strength.
[0021]
Example 3
Cresol novolac epoxy resin (epoxy equivalent 215) 19%, novolak type phenol aralkyl resin (phenol equivalent 107) 9%, 2-mercaptoimidazoline 0.06% of the above-mentioned chemical formula 3, γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane 0.2%, In the same manner as in Example 1, 71% silica powder and 0.3% ester wax were mixed, kneaded and pulverized to produce a molding material. Further, a molded product was produced in the same manner as in Example 1, and the adhesion force and moisture resistance of Pd and Pd—Au to the preplating frame were tested. The results are shown in Table 1. In particular, the remarkable effect of the present invention was recognized in the adhesive strength.
[0022]
Comparative Example: Cresol novolak type epoxy resin (epoxy equivalent 215) 19%, novolak type phenol resin (phenol equivalent 107) 9%, silica powder 71%, curing accelerator 0.3%, ester wax 0.3% and silane coupling A molding material was produced in the same manner as in Example 1 by mixing 0.4% of the agent. The molding material was used to form a molded product, and various properties of the molded product were tested in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table 1.
[0023]
[Table 1]
* 1: A molded article having an adhesion area of 4 mm 2 was molded by transfer molding on Pd or Pd-Au pre-plated and allowed to stand at 175 ° C. for 8 hours, and then the shear adhesive strength was determined.
* 2: Molded products were made by transfer molding, post-cured at 175 ° C for 8 hours, and measured using a thermal instrument analyzer.
* 3: Using a molding material, a silicon chip (test element) having two or more aluminum wirings is bonded to a Pd pre-plating frame, transfer molded at 175 ° C for 2 minutes, and QFP-208P, 2.8 A molded product of mm t was produced and post-cured at 175 ° C. for 8 hours. The molded product thus obtained was preliminarily treated with moisture absorption at 40 ° C., 90% RH, 100 hours, and then passed through an IR reflow furnace at Max 240 ° C. four times. Thereafter, PCT was performed in saturated steam at 127 ° C. and 2.5 atmospheres, and disconnection due to corrosion of aluminum was evaluated as defective.
[0024]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description and Table 1, the sealing resin composition and the semiconductor sealing device of the present invention are excellent in adhesiveness with inserts plated with Pd and Pd—Au, and peel off even after IR reflow. Therefore, it is excellent in moisture resistance, and as a result, disconnection due to electrode corrosion, generation of leakage current due to moisture, and the like can be remarkably reduced, and reliability can be ensured for a long period of time.
Claims (2)
(B)ノボラック型フェノール樹脂、
(C)2-メルカプトイミダゾリンおよび
(D)無機質充填剤
を必須成分とし、樹脂組成物に対して、前記(C)の2-メルカプトイミダゾリンを0.01〜0.5 重量%、また前記(D)の無機質充填剤を25〜95重量%の割合で含有してなることを特徴とする封止用樹脂組成物。(A) epoxy resin,
(B) a novolac type phenolic resin,
(C) 2-mercaptoimidazoline and (D) inorganic filler are essential components, and the 2-Mercaptoimidazoline of (C) is 0.01 to 0.5% by weight based on the resin composition, and the inorganic filler of (D) is used. A sealing resin composition comprising an agent in a proportion of 25 to 95% by weight.
(B)ノボラック型フェノール樹脂、
(C)2-メルカプトイミダゾリンおよび
(D)無機質充填剤
を必須成分とし、樹脂組成物に対して、前記(C)の2-メルカプトイミダゾリンを0.01〜0.5 重量%、また前記(D)の無機質充填剤を25〜95重量%の割合で含有した封止用樹脂組成物の硬化物によって、半導体チップを封止してなることを特徴とする半導体封止装置。(A) epoxy resin,
(B) a novolac type phenolic resin,
(C) 2-mercaptoimidazoline and (D) inorganic filler are essential components, and the 2-Mercaptoimidazoline of (C) is 0.01 to 0.5% by weight based on the resin composition, and the inorganic filler of (D) is used. A semiconductor sealing device, wherein a semiconductor chip is sealed with a cured product of a sealing resin composition containing an agent in a proportion of 25 to 95% by weight.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2912298A JP3649893B2 (en) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | Resin composition for sealing and semiconductor sealing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2912298A JP3649893B2 (en) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | Resin composition for sealing and semiconductor sealing device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11209581A JPH11209581A (en) | 1999-08-03 |
JP3649893B2 true JP3649893B2 (en) | 2005-05-18 |
Family
ID=12267511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2912298A Expired - Fee Related JP3649893B2 (en) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | Resin composition for sealing and semiconductor sealing device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3649893B2 (en) |
-
1998
- 1998-01-27 JP JP2912298A patent/JP3649893B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11209581A (en) | 1999-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3819220B2 (en) | Resin composition for sealing and semiconductor sealing device | |
JP3440449B2 (en) | Sealing resin composition and semiconductor sealing device | |
JP2000136290A (en) | Resin composition for sealing and semiconductor-sealed device | |
JPH11286594A (en) | Resin composition for sealing and semiconductor-sealed device | |
JP3649893B2 (en) | Resin composition for sealing and semiconductor sealing device | |
JP3649887B2 (en) | Resin composition for sealing and semiconductor sealing device | |
JP3751171B2 (en) | Resin composition for sealing and semiconductor sealing device | |
JP2000136291A (en) | Resin composition for sealing and semiconductor-sealed device | |
JP2001114984A (en) | Sealing resin composition and semiconductor device sealed therewith | |
JPH1112446A (en) | Sealing resin composition and semiconductor device sealed therewith | |
JP3298084B2 (en) | Sealing resin composition and semiconductor sealing device | |
JPH08245762A (en) | Epoxy resin composition and sealed semiconductor device | |
JPH11130943A (en) | Resin composition for sealing and sealed semiconductor device | |
JPH11166103A (en) | Resin composition for packing and semiconductor packing device | |
JP2000103940A (en) | Epoxy resin composition and semiconductor sealing device | |
JPH11209575A (en) | Sealing resin composition and semiconductor sealing device | |
JPH1112441A (en) | Sealing resin composition and sealed semiconductor device | |
JPH1112437A (en) | Sealing resin composition and sealed semiconductor device | |
JPH11181240A (en) | Resin composition for sealing and semiconductor sealer | |
JPH11209574A (en) | Sealing resin composition and semiconductor sealing device | |
JPH11228790A (en) | Sealing resin composition and semiconductor sealing device | |
JPH11181058A (en) | Resin composition for sealing and sealed semiconductor device | |
JPH11181059A (en) | Resin composition for sealing and sealed semiconductor device | |
JPH11147940A (en) | Epoxy resin composition and semiconductor device sealed therewith | |
JPH11209573A (en) | Sealing resin composition and semiconductor sealing device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20050215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20050216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |