JP3649756B2 - 自動起動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、処理の自動起動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、計算機は、電源投入時にシステムを外部記憶装置から主記憶装置にローディングおよび各種初期化を行い、システムが使用できる状態に立ち上げた後、更に、予め指定しておいた利用者プロセスを一義的に起動して実際の運用を開始できる状態にしていた。また、終了時にも、予め指定しておいた利用者プロセスを一義的に起動して終了処理を行った後に電源のシャットダウンなどしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、計算機の起動時に適切なプロセスを適切な順序で適切な時間間隔を於いて順次起動したり、更に、終了時にも適切なプロセスを適切な順序で適切な時間間隔を於いて順次起動して終了処理した後に電源をシャットダウンしたりできないと共にこれらの起動するプロセスの順序や時間間隔を顧客先の用途に応じて任意かつ簡易に変更できないという問題があった。
【0004】
本発明は、これらの問題を解決するため、利用者処理登録ファイルを設けて計算機の立ち上げ時や終了時などに利用者処理登録ファイルに設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与し、計算機の利用者プロセスの立ち上げ処理および終了処理などの自動化を図ると共に用途に応じて簡易に変更可能にすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理ブロック図を示す。
図1において、計算機1は、利用者プロセスを起動して各種処理を行うものであって、プロセス作成手段2、制御テーブル3、および利用者プロセス4などから構成されるものである。
【0006】
プロセス作成手段2は、利用者処理登録ファイル5から取り出したプロセス名のプロセス(利用者プロセス4)を起動した後、設定されていた時間経過後に、次のプロセス名を取り出してプロセスを起動することを繰り返したり、起動したプロセスに設定されていた権限(実行UID)を付与したりするものである。
【0007】
制御テーブル3は、プロセスを制御するために必要な情報を設定するものである。
利用者プロセス4は、起動されたプロセスであって、各種業務を行うプロセスである。
【0008】
利用者処理登録ファイル5は、プロセス名、時間および権限(実行UID)を登録するものである。
ステータスファイル6は、終了フラグなどを設定して保存するものである。
【0009】
電源制御装置7は、計算機1の電源をON/OFFするものである。
【0010】
【作用】
本発明は、図1に示すように、プロセス作成手段2が利用者処理登録ファイル5のプロセス名のプロセスを起動した後、設定されていた時間経過後に、次のプロセス名のプロセスを起動することを繰り返し、処理を行うようにしている。
【0011】
また、プロセス作成手段2が利用者処理登録ファイル5のプロセス名のプロセスの権限を、登録されている権限としてプロセスを作成して起動し実行させるようにしる。
【0012】
従って、利用者処理登録ファイル5を設けて計算機1の利用者プロセスの立ち上げ時や終了時などに利用者処理登録ファイル5に設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与することにより、計算機1の利用者プロセスの立ち上げ処理および終了処理などの自動化を図ることが可能となると共に用途に応じて簡易に変更、更にプロセス毎に任意の権限を付与することが可能となる。
【0013】
【実施例】
次に、図2から図6を用いて本発明の実施例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0014】
図2は、本発明の全体動作説明フローチャートを示す。これは、図1の構成の全体の動作説明フローチャートである。
図2において、S1は、利用者処理登録する。これは、後述する例えば図3の(a)の利用者処理登録ファイル5に示すように、プロセス名に対応づけて次の処理起動までの待ち時間およびプロセスの実行UID(プロセスの権限)を登録する。これにより、利用者が予め通常立ち上げ時、あるいは通常終了時に使う利用者処理登録ファイル5を予め登録できたこととなる。
【0015】
S2は、利用者処理起動依頼を受け付ける。
S3は、ステータスファイル6から終了フラグを読み込む。これは、後述する図4に示すように、計算機1の終了時にそのときの状態を終了フラグ61に設定して保存しておいたので、当該終了フラグ61を読み込み、計算機1の終了時の状態を認識する。例えば終了依頼に対応して終了、あるいは停電に対応して終了した状態などを認識する。この計算機1の終了時の状態に対応した利用者処理登録ファイル5を使って立ち上げ処理を行う。
【0016】
S4は、終了フラグに応じた処理の読み込みを行う。これは、S3で読み込んだ終了フラグ61で判明した状態(終了依頼に対応して終了、停電に対応して終了などの状態)に対応した利用者処理登録ファイル5を選択し、この選択した利用者処理登録ファイル5を読み込む。
【0017】
S5は、利用者プロセス1を起動する。これは、S4で読み込んだ利用者処理登録ファイル5の先頭から利用者プロセス1を取り出して起動する。この起動の際、システムのアカウント(システムが持つ権限、通常な全ての資源を利用可能)で起動処理を実行する。
【0018】
S6は、プロセスの実行UIDに変更する。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていたプロセスに対応する実行UID(権限)を取り出し、起動したプロセスに付与し、使用可能な資源を制限する。これにより、起動されたプロセスは、実行UIDが持つ権限のもとで、資源を使用して処理を独立に実行する。
【0019】
S7は、t1秒経過後に次のステップのS8に進む。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていた時間t1を経過後に次のプロセスを起動するためにS8に進む。
【0020】
S8は、最終プロセスか判別する。YESの場合には、全てのプロセスの起動を終了したので、S9で運用を開始する。一方、NOの場合には、全てのプロセスを起動していないと判明したので、S5に戻り繰り返し、利用者処理登録ファイル5に登録されている次のプロセスを起動、実行UID付与することを繰り返す。
【0021】
以上のS2からS9によって、利用者処理起動指示に対応して、ステータスファイル6から読み込んだ終了フラグ61で判明した終了時の状態に対応した利用者処理登録ファイル5を読み込み、この利用者処理登録ファイル5の先頭のプロセスから順次起動、実行UIDを付与、設定されている時間経過後に次のプロセスを起動、実行UIDを付与することを繰り返し、全てのプロセスを起動する。これらにより、利用者処理登録ファイル5にプロセス名、時間、実行UIDを設定するという簡単な操作のみで、自動的にプロセス起動、実行UID(権限)の付与、時間経過後に次のプロセス起動、実行UDI(権限)の付与を繰り返させることが可能となると共にエンドユーザの用途に応じて任意のプロセスを任意の組み合わせで任意の時間間隔、権限などを設定して自動的に起動させ、計算機1の利用者プロセスを立ち上げることが可能となった。
【0022】
S10は、利用者処理の終了依頼を受け付ける。
S11は、終了依頼に応じた処理の読み込みを行う。これは、S10で終了依頼に応じた状態(正常な終了依頼、停電に対応した終了依頼など)に応じた利用者処理登録ファイル5を選択し、この選択した利用者処理登録ファイル5を読み込む。
【0023】
S12は、利用者プロセス1を起動する。これは、S11で読み込んだ利用者処理登録ファイル5の先頭から利用者プロセス1を取り出して起動する。この起動の際、システムのアカウント(システムが持つ権限、通常な全ての資源を利用可能)で起動処理を実行する。
【0024】
S13は、プロセスの実行UIDに変更する。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていたプロセスに対応する実行UID(権限)を取り出し、起動したプロセスに付与し、使用可能な資源を制限する。これにより、起動されたプロセスは、実行UIDが持つ権限のもとで、資源を使用して処理を独立に実行する。
【0025】
S14は、t1秒経過後に次のステップのS15に進む。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていた時間t1経過後に次のプロセスを起動するためにS15に進む。
【0026】
S15は、最終プロセスか判別する。YESの場合には、全てのプロセスの起動を終了したので、S16で電源をシャットダウンする。一方、NOの場合には、全てのプロセスを起動していないと判明したので、S12に戻り繰り返し、利用者処理登録ファイル5に登録されている次のプロセスを起動、実行UID付与することを繰り返す。
【0027】
以上のS10からS16によって、利用者処理終了依頼に対応して、終了依頼(正常な終了依頼、停電による終了依頼など)に対応した利用者処理登録ファイル5を読み込み、この利用者処理登録ファイル5の先頭のプロセスから順次起動、実行UIDを付与、設定されている時間経過後に次のプロセスを起動、実行UIDを付与することを繰り返し、全てのプロセスを起動する。これらにより、利用者処理登録ファイル5にプロセス名、時間、実行UIDを設定するという簡単な操作のみで、自動的にプロセス起動、実行UID(権限)の付与、時間経過後に次のプロセス起動、実行UID(権限)の付与を繰り返させることが可能となると共にエンドユーザの用途に応じて任意のプロセスを任意の組み合わせで任意の時間間隔、権限に設定して自動的に起動させ、計算機1の利用者プロセスの終了処理を実行させてシャットダウンすることが可能となった。
【0028】
図3は、本発明の利用者処理登録ファイル例を示す。
図3の(a)は、通常立ち上げ時の利用者処理登録ファイル5の例を示す。これは、図2のS3で読み込んだ終了フラグ61の状態から通常立ち上げのときの利用者登録ファイル5と選択されたときに、S4で読み込むときの利用者処理登録ファイル5の例である。この通常立ち上げ時の利用者処理登録ファイル5には、図示のように、
・プロセス名
・次の処理起動までの待時間t
・プロセスの実行UID
を組にして、起動する順番に登録する。ここで、プロセス名は、起動するプロセス名を表す。次の処理起動までの待時間tは、次のプロセスを起動するまでの時間間隔tを表す。プロセスの実行UIDは、起動したプロセスに付与する権限(実行UID)を表す。プロセスを起動するときは、プロセス作成手段2がシステムの持つ権限(通常は全ての資源を使用できる権限を持つ)を使って必要な資源を確保(例えばメモリを確保)してプロセスを起動し、起動したプロセスに実行UIDを付与しておく。この実行UIDを付与されて起動されたプロセスは、実行UIDで決まる権限を使って資源の確保やデータベースをアクセスしたりする。これにより、起動したプロセスが使用できる資源を制限できる。
【0029】
図3の(b)は、通常終了時の利用者処理登録ファイル5の例を示す。これは、図2のS10で終了依頼の内容が“通常終了”の場合のものである。この通常終了時の利用者処理登録ファイル5には、図示のように、
・プロセス名
・次の処理起動までの待時間t
・プロセスの実行UID
を組にして起動する順番に登録すると共に、
・シャットダウン実行の有無
・システム停止までの時間間隔T
・その他
を登録する。ここで、プロセス名、次の処理起動までの待時間t、およびプロセスの実行UIDは、図3の(a)のものと同一であるので説明を省略する。シャットダウン実行の有無は、全てのプロセスを順次実行終了した後、シャットダウン(電源を切断)するか否かである。システム停止するまでの時間間隔Tは、全てのプロセスを起動した後、システム停止までの時間間隔であって、プロセスによって終了処理の実行を終了する時間に若干の余裕を持たせた値を登録する。
【0030】
図4は、本発明のステータスファイル例を示す。このステータスファイル6には、図示のように終了フラグ61を登録して保存するものであって、計算機1の直前の終了状態を保存するものであり、システムフラグ62および停電フラグ63から構成されている。システムフラグ62の“1”(ON)は、直前の計算機1の処理終了したときの状態が、システム立ち上げからハードへPOFF(電源OFF)コマンドを送信する迄の状態にあった旨を表し、動作状態のときに異常終了した状態を表す。システムフラグ62の“0”(OFF)は、直前の計算機1の処理終了したときの状態が、ハードへPOFF(電源OFF)コマンド送信完了後を表し、正常に終了した状態を表す。停電フラグ63の“1”(通電)は、電源が通電状態のときに処理終了したことを表す。停電フラグ63が“0”(停電)は、電源が停電してUPS(無停電電源)から電源が供給した状態で処理終了したことを表す。
【0031】
次に、図5のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成のもとで計算機1の立ち上げ時の動作を詳細に説明する。
図5において、S21は、PON(電源ON)指示する。
【0032】
S22は、システム立ち上げる。これは、システムプログラムをローディングして各種初期化を行い、計算機1のシステム(OS)を立ち上げる。
S23は、終了フラグ61をステータスファイル6から読み出し、その内容を判断する。
【0033】
S24は、終了フラグ61が“00”(システムフラグ=0、停電フラグ=0)の場合には、システムは正常に終了し、停電のために終了したと判明するので、復電立ち上げを、以下のS25からS29によって行う。
【0034】
S25は、利用者処理登録ファイル(復電立ち上げ)を読み込む。
S26は、利用者プロセス1を起動する。これは、S25で読み込んだ利用者処理登録ファイル5の先頭から利用者プロセス1を取り出して起動する。この起動の際、システムのアカウント(システムが持つ権限、通常な全ての資源を利用可能)で起動処理を実行する。
【0035】
S27は、プロセスの実行UIDに変更する。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていたプロセスに対応する実行UID(権限)を取り出し、起動したプロセスに付与し、使用可能な資源を制限する。これにより、起動されたプロセスは、実行UIDが持つ権限のもとで、資源を使用して処理を独立に実行する。
【0036】
S28は、t1秒経過後に次のステップのS29に進む。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていた時間t1を経過後に次のプロセスを起動するためにS29に進む。
【0037】
S29は、最終プロセスか判別する。YESの場合には、全てのプロセスの起動を終了したので、S30で運用を開始する。一方、NOの場合には、全てのプロセスを起動していないと判明したので、S26に戻り繰り返し、利用者処理登録ファイル5に登録されている次のプロセスを起動、実行UID付与することを繰り返す。
【0038】
以上のS24からS30によって、利用者プロセスの立ち上げ時に終了フラグを読み込んで復電立ち上げと判明した場合、復電立ち上げ用の利用者処理登録ファイル5を読み込み、この利用者処理登録ファイル5の先頭のプロセスから順次起動、実行UIDを付与、設定されている時間経過後に次のプロセスを起動、実行UIDを付与することを繰り返し、全てのプロセスを順次自動起動することが可能となる。
【0039】
S31は、終了フラグ61が“01”(システムフラグ=0、停電フラグ=1)の場合には、システムは正常に終了し、通電のときに終了したと判明するので、通常の立ち上げを、以下のS32からS36によって行う。
【0040】
S32は、利用者処理登録ファイル(通常立ち上げ)を読み込む。
S33は、利用者プロセス1を起動する。これは、S32で読み込んだ利用者処理登録ファイル5の先頭から利用者プロセス1を取り出して起動する。この起動の際、システムのアカウント(システムが持つ権限、通常な全ての資源を利用可能)で起動処理を実行する。
【0041】
S34は、プロセスの実行UIDに変更する。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていたプロセスに対応する実行UID(権限)を取り出し、起動したプロセスに付与し、使用可能な資源を制限する。これにより、起動されたプロセスは、実行UIDが持つ権限のもとで、資源を使用して処理を独立に実行する。
【0042】
S35は、t1秒経過後に次のステップのS36に進む。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていた時間t1を経過後に次のプロセスを起動するためにS36に進む。
【0043】
S36は、最終プロセスか判別する。YESの場合には、全てのプロセスの起動を終了したので、S30で運用を開始する。一方、NOの場合には、全てのプロセスを起動していないと判明したので、S33に戻り繰り返し、利用者処理登録ファイル5に登録されている次のプロセスを起動、実行UID付与することを繰り返す。
【0044】
以上のS31からS36およびS30によって、利用者プロセスの立ち上げ時に終了フラグを読み込んで通常立ち上げと判明した場合、通常立ち上げ用の利用者処理登録ファイル5を読み込み、この利用者処理登録ファイル5の先頭のプロセスから順次起動、実行UIDを付与、設定されている時間経過後に次のプロセスを起動、実行UIDを付与することを繰り返し、全てのプロセスを順次自動起動することが可能となる。
【0045】
S37は、終了フラグ61が“10”(システムフラグ=1、停電フラグ=0)、あるいは“11”(システムフラグ=1、停電フラグ=1)の場合には、システムは異常に終了し(動作中に何らかの原因によって異常終了)したと判明するので、無実行(利用者プロセスを立ち上げる処理を無実行)とし、S38で警告(計算機1が前回システムが動作中に異常停止した旨のメッセージを表示)し、S30でシステムのみの運用に入る。
【0046】
以上のS37、S38およびS30によって、利用者プロセスの立ち上げ時に終了フラグを読み込んでシステムが動作中に計算機1が停止してしまっていた場合、利用者プロセスを立ち上げる処理を実行することなく、その旨の警告を表示などし、システムのみの運用を開始する。
【0047】
次に、図6のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成のもとで起動したプロセスに権限を付与するときの動作を詳細に説明する。
図6において、S41は、プロセス1を起動する。これは、図2のS5あるいはS12で、利用者処理登録ファイル5から取り出した利用者プロセス1を起動する。
【0048】
S42は、実行UIDを変更する。これは、後述する図7の共有メモリ11上の当該利用者プロセスの実行UIDに変更する。これは、プロセスを起動するときは、プロセス作成手段2がシステムの持つ権限(通常は全ての資源を使用する権限を持つ)を使って領域を獲得などして当該プロセスを起動し、起動後に利用者処理登録ファイル5に登録されていた実行UIDにこのプロセスの権限を変更する。
【0049】
S43は、プロセスIDを取得する。これは、起動したプロセスのIDを取得する。
S44は、共有メモリへの管理情報(プロセスID、時刻等)の格納を行う。これは、図7に示すように、共有メモリ11上に設けた当該プロセスの領域中に、管理情報(S43で獲得したプロセスID、プロセスの起動時刻、実行UIDなど)を格納する。
【0050】
S45は、t1秒経過後にS46に進む。これは、利用者処理登録ファイル5に登録されていた、“次の処理起動までの待時間”を経過したので、次のプロセスを起動するためにS46に進む。
【0051】
S46は、最終プロセスか判別する。YESの場合には、利用者処理登録ファイル5中の全てのプロセスを起動したので、終了する(END)。一方、NOの場合には、次のプロセスについて、S41以降を繰り返す。
【0052】
以上によって、利用者処理登録ファイル5からプロセス名を順次取り出して起動すると共に実行UIDとプロセスIDと起動時刻を管理情報として共有メモリ11に格納することを繰り返し、プロセスに権限を付与して起動することが可能となる。
【0053】
図7は、本発明のプロセスの管理説明図を示す。この管理情報は、共有メモリ11上に格納したものであって、利用者処理登録ファイル5で起動するプロセスの全体に対する情報
Figure 0003649756
を登録すると共に、プロセス毎に
Figure 0003649756
を登録する。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者処理登録ファイル5を設けて計算機1の立ち上げ時や終了時などに利用者処理登録ファイル5に設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与する構成を採用しているため、計算機1の利用者プロセスの立ち上げ処理および終了処理などの自動化を図ることができると共に、用途に応じて立ち上げ時あるいは終了時に起動する利用者プロセス、順番、時間間隔、更に権限を簡易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の全体動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の利用者処理登録ファイル例である。
【図4】本発明のステータスファイル例である。
【図5】本発明の立上時の動作説明フローチャートである。
【図6】本発明の権限付与フローチャートである。
【図7】本発明のプロセスの管理説明図である。
【符号の説明】
1:計算機
2:プロセス作成手段
3:制御テーブル
4:利用者プロセス
5:利用者処理登録ファイル
6:ステータスファイル
61:終了フラグ
62:システムフラグ
63:停電フラグ
7:電源制御装置
11:共有メモリ

Claims (2)

  1. 計算機の終了時の状態状報を保存する保存手段と、
    状態情報に応じた複数のプロセスの起動順序の情報および各プロセスにおける次のプロセス起動までの待ち時間の情報を含む起動順序情報を記憶した利用者処理登録ファイルと、
    計算機の立ち上げ時に、前記保存手段に保存されている状態情報に応じて起動順序情報を前記利用者処理登録ファイルより読み出し、該読み出した起動順序情報に従い各プロセスの起動処理を行うと共に、前記利用者処理登録ファイルより読み出した該起動順序情報に従い各プロセスの起動を行う際、該起動順序情報に記憶されている次のプロセスの起動までの待ち時間情報を参照し、該待ち時間情報が示す時間経過後に次のプロセスの起動処理を行うプロセス起動手段と
    を有することを特徴とする自動起動装置。
  2. 前記利用者処理登録ファイルに記憶されている起動順序情報には起動する各プロセスの起動順序と共に各プロセスにおける資源の利用権限を示す権限情報も記憶されており、
    前記プロセス起動手段は、前記利用者処理登録ファイルより読み出した該起動順序情報に従いプロセスの起動を行なう際、資源の利用制限が無い状態で起動を行なった後、該プロセスの権限を前記利用者処理登録ファイルに記憶されている権限情報をもとに変更する処理を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の自動起動装置。
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