JP3649495B2 - 生ビール注出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生ビ−ル樽から炭酸ガス圧力により飲料を圧出して注出分配する装置に係り、特に良質の泡を得る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の生ビール泡出し装置として、実願平1−131910号(実開平3−69699号)に開示の装置が公知になっている。
この泡出し装置は、生ビールの注出口に取付けられている。そして、筒状のハウジングと、その内に装着された多孔体である網とから構成されている。
【0003】
そして、金網の撹拌効果、すなわち、生ビールがこの金網を通過するとき、流れが乱されることにより、炭酸ガスが分離して、きめ細かい泡を発生させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は更に良質の泡が得られるようにした生ビール注出装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の生ビール注出装置は、炭酸ガスボンベより圧力調整器によって適当な圧力に減圧されたガス圧で生ビール樽内のビールを加圧し、ビール冷却管に圧出してビ−ル液注出口、泡注出口より注出する生ビール注出装置において、ビール泡注出管路の一部に、絞り機構と撹拌・混合機構としての捻り方向を異にし、直列に配列された複数の羽根とからなるミキサーエレメントとを設けたことを特徴とするものである。また、ミキサーエレメントが容易に着脱できるようにするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の態様の一例を図1及び図4により説明する。
図1は本発明の実施の態様の一例の全体構成図、図4はミキサーエレメント部の説明図である。
【0007】
生ビール樽1に、ディスペンスヘッド2が取付けられている。炭酸ガスボンベ3から圧力調整器4により減圧された炭酸ガスが生ビール樽1内の生ビールに作用して、生ビールがディスペンスヘッド2を介して圧出されるようになっている。
【0008】
圧出された生ビールは、冷凍装置により冷却された冷却槽5中の冷却管6を通り、槽外の注出管路7に達している。
この注出管路7の端部に、注出ノズルを備えた液注出弁Bと、注出ノズル9を備えた泡注出弁Aが接続されている。
【0009】
そして、注出ノズル9にミキサーエレメント10が組込まれている。
ミキサーエレメント10は、図4に示すように、上端部に絞り機構11aを有するミキサー筒11内に、撹拌・混合機構12としての捻り方向を異にする複数の羽根12a,12bを直列に配列して構成されている。このミキサー筒11の下端部の外面には段部11bが形成されており、この段部11bが注出ノズル9の端部に当接するまで挿入され、ミキサー筒11は、注出ノズル9の内面とミキサー筒11の外面との摩擦力で保持されている。そして、混合機構12は、リング状のストッパ−13をミキサー筒11の下端にねじ止めすることにより、抜出しが防止されている。
【0010】
上記のように、ミキサー筒11は摩擦力により、注出ノズル9に保持されているので、ストッパ−13を掴んで引抜くことにより、ミキサー筒11をストッパ−13と共に、容易に取外すことができる。
【0011】
こうして、ミキサーエレメント10を取外すことにより、泡注出部を液注出部にすることができる。
なお、撹拌・混合機構12としての捻り方向を異にする複数の羽根12a,12bは固定しても、回転できるようにしてもよい。
【0012】
炭酸ガスのガス圧によって圧出された生ビールは、ミキサーエレメント10の絞り機構11aを通ることにより、速度が増大され、速度が増した運動エネルギの大きい生ビールが撹拌・混合機構12で、捻り方向を異にする複数の羽根12a,12bにより撹拌・混合されることによって、良質の泡を生成させることができる。
【0013】
なお、上記のように、泡注出弁と液注出弁とを分岐して設けた構成により、次のような効果が得られる。従来一つの注出弁で、泡注出と液注出とができるものが実用されているが、この場合、泡付けした後、注出ノズル内に泡が残り、次の注出時にノズル内に残留した泡が最初にジョッキ等の容器に注出されることになり、泡の上にビール等の発泡飲料が注出されることになる。この時、最初に注出された泡が、ジョッキ等の容器内に注出された発泡飲料に対して発泡の核となり著しく発泡が誘発され泡だらけになる等の支障があった。また、最初に注出される注出ノズル内に残った泡の泡質がきめ細かい程、発泡を著しく誘発することになる。このため、発泡を抑えるため泡質を荒くする等して泡付け後の注出に支障が無いように泡付けをしていた。しかしながら、この泡は泡の粒子が大きいため、すぐ消泡する等、良質の泡が得られ無かった。
【0014】
本発明では、液注出口と泡注出口とを別にして、液注出口からジョッキ等の容器に適量の液を注出した後、別の泡注出口から適量の泡を注ぎたすことができるように構成したため、1つの注出弁でビールを注出した後、泡を注ぎだす場合の泡付けの後の前述した問題が解消できる。また、泡注出口ではミキサーエレメントの混合効果により、理想的な泡質を得ることができる。
【0015】
また、注出弁Aのミキサーエレメントを外した時は、液注出口が2か所(複数)となり、ビール及びビール以外の、例えば、特に泡付けの必要のない炭酸飲料(コーラ、炭酸水)等、注出を頻繁に行う必要のあるときは、効率的に注出できる。
【0016】
次に、他の実施の態様の全体構成を図2により説明する。
この例では、ディスペンスヘッド2を介して圧出され生ビールは、冷却槽5内で、2系統の冷却管6a,6bに分けられ、それぞれ泡注出弁A及び液注出弁Bを備えた注出管路7に接続されている。
【0017】
これにより、図1の場合に比べて、液注出口、泡注出口からよく冷えたビールが注出できる。更に、他の実施の態様の全体構成を図3により説明する。
【0018】
この例では、生ビール樽が1a,1bと2個設けられ、これら生ビール樽からそれぞれ圧出された生ビ−ルが、冷却槽5内の2系統の冷却管6a,6bに送られ、泡注出弁Aと液注出弁Bとから注出されるようになっている。すなわち、泡注出弁Aと液注出弁Bとの回路が並列して設けられている。
【0019】
そして、一方は液注出、他方は泡注出専用として用いる。なお、泡注出口のミキサーエレメントを外した時は、両方とも液注出として使用できるものである。また、近年、例えば異種ビール(異種飲料を含む)を適当な割合に混合して飲用に供する例もみられる。このような場合、この図3に示す例では、種類の違うビールを別々の経路から注出できるため、液注出口から適量のビールをジョッキ等の容器に注出し、泡注出口から別のビールを注ぐ、又泡注出口のミキサーエレメントを外した時は、種類の違うビールを別々に注出し、混合ビールとして、注出サービスすることができる。
【0020】
次に、ミキサーエレメント10の注出ノズル9への取付け方の他の例を図5により説明する。
混合機構12が組込まれたミキサーエレメント10が、注出ノズル9内に挿入されている。注出ノズル9の下端部に雄ねじが形成されている。そして、この雄ねじに螺合する雌ねじが形成されているリング状のストッパ−14をねじ止めすることにより、ミキサーエレメント10の抜出しが防止されている。
【0021】
そして、ストッパ−14を外すことにより、ミキサーエレメント10を、容易に外すことができる。
なお、ねじ付きのリング状ストッパ−14の代りに、注出ノズル9の下端に、差し込んだ後に回動させて抜けないようにした、バイオネット式のリング状ストッパ−を係止させるようにしてもよい。
【0022】
なお、上記例ではミキサーエレメント10が泡注出管路7の端部に設けられている場合について説明したが、ミキサーエレメント10が内蔵された短管を、ねじ継手状に泡注出管路7中に組込んでもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明の生ビール注出装置は、上記のようなもので、炭酸ガスのガス圧によって圧出された生ビールの運動エネルギを利用し、ミキサーエレメントで撹拌・混合させることにより、良質の泡を生成させることができる。
また、ミキサーエレメントが容易に着脱できる構造で、ミキサーエレメントを外した時は、泡注出口を液注出口として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様の一例の全体構成を示す説明図。
【図2】本発明の実施の態様の他の例の全体構成を示す説明図。
【図3】本発明の実施の態様の他の例の全体構成を示す説明図。
【図4】ミキサーエレメントの説明図。
【図5】ミキサーエレメントの他の例の説明図。
【符号の説明】
1…ビール樽,3…炭酸ガスボンベ,4…圧力調整器、5…冷却槽、6…ビール冷却管、7…注出管路、10…ミキサーエレメント、11…ミキサー筒、11a…絞り機構、12…撹拌・混合機構、12a,12b…羽根。
Claims (2)
- 炭酸ガスボンベより圧力調整器によって適当な圧力に減圧されたガス圧で生ビール樽内のビールを加圧し、ビール冷却管に圧出してビ−ル液注出口、泡注出口より注出する生ビール注出装置において、ビール泡注出管路の一部に、絞り機構と、撹拌・混合機構としての捻り方向を異にし直列に配列された複数の羽根と、からなるミキサーエレメントを設けたことを特徴とする生ビール注出装置。
- ミキサーエレメントが容易に着脱できるようになっている請求項1に記載の生ビール注出装置。
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