JP3649090B2 - 振動ジャイロ用振動子及びそれを用いた振動ジャイロ及びそれを用いた電子装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動ジャイロ用振動子及びそれを用いた振動ジャイロ及びそれを用いた電子装置、特に、手ぶれ防止機能付きビデオカメラ、カーナビゲーションシステム、ポインテイングデバイスなどに用いられる振動ジャイロ用振動子及びそれを用いた振動ジャイロ及びそれを用いた電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図20に従来の振動ジャイロ用振動子の斜視図を示し、図21にその正面図を示す。なお、図20、21に示した振動ジャイロ用振動子100の基本的な考え方は、特開平7−332988号公報に開示されている。
【0003】
図20、21において、振動ジャイロ用振動子100は振動ジャイロに用いられる振動子であり、一方主面にそれぞれ等しい面積を有する第一の検出電極104aと、第二の検出電極104bとが形成されるとともに厚み方向に分極された第一の圧電体101と、一方主面に駆動電極105aが形成されるとともに厚み方向に分極された第二の圧電体102とを有している。第一の圧電体101の他方主面と第二の圧電体102の他方主面とは、中間電極103を介して貼り合わされている。
【0004】
また、振動ジャイロ用振動子100の振動の節であるノード点N1、N2を第一の検出電極104a、第二の検出電極104b上に垂直に投影した位置には、リード線の機能を兼ねる支持部材106a、106bが設けられ、ノード点N1、N2を駆動電極105a上に垂直に投影した位置には、リード線の機能を兼ねる支持部材106c、106dが設けられている。
【0005】
そして、振動ジャイロ用振動子100は、支持部材106a、106b、106c、106dの端部を固定し、支持部材106c、106dを介して駆動電極105aに駆動信号を印加することにより、振動ジャイロ用振動子100の厚み方向に、最低次のモードの節がノード点N1、N2となる長手方向両端自由たわみ振動をする。そして、振動ジャイロ用振動子100に、長手方向を軸とする角速度が与えられた場合には、振動ジャイロ用振動子100は幅方向に屈曲し、角速度信号を含む信号が第一の検出電極104a、第二の検出電極104bから、出力される。なお、以下の説明において、厚み方向の振動を縦方向屈曲振動と呼び、幅方向の振動を横方向屈曲振動と呼ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、振動ジャイロ用振動子の振動の特性にばらつきがあったり、振動ジャイロ用振動子の振動が安定でない場合には、正確な角速度を検知することが困難となる。また、振動ジャイロ用振動子は、製造時、又は使用時における外部環境の影響を受け、振動の特性に変化が生じることがある。
【0007】
従来の振動ジャイロ用振動子100は、振動の特性ばらつきを抑え、又は振動を安定させるための手段を特に有していないため、加工ばらつきにより外部環境の影響を受けて振動の特性に変化が生じ、振動の特性にばらつきが生じたり、振動ジャイロ用振動子の振動が不安定になるという問題がある。
【0008】
また、振動ジャイロ用振動子100を用いた振動ジャイロは、振動ジャイロ用振動子100の振動が不安定になるため、角速度を正確に検知できないという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、振動の特性にばらつきが生じない、振動が安定する振動ジャイロ用振動子を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、振動の特性にばらつきが生じない、振動が安定する振動ジャイロ用振動子を用いることにより、正確な角速度が検知できる振動ジャイロを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、正確な角速度が検知できる振動ジャイロを用いることにより、角速度に対して精密な制御ができる電子装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の振動ジャイロ用振動子は、一方主面に角速度信号を含む信号を出力する前記第一及び第二の検出電極が形成された第一の圧電体の他方主面と、一方主面に駆動電極が形成された第二の圧電体の他方主面とが、中間電極を介して貼り合わされてなり、
前記第一の検出電極と、前記第二の検出電極との間には、前記第一の圧電体の厚みの60%乃至80%の深さの溝が設けられており、
前記第一の圧電体の長手方向に沿う一方側面から前記溝までの距離と、他方側面から前記溝までの距離とが等しい、ことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の振動ジャイロは、前記振動ジャイロ用振動子と、前記振動ジャイロ用振動子を振動させるための駆動手段と、前記振動ジャイロ用振動子から発生する出力を検出する検出手段とを有する、ことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の電子装置は、前記振動ジャイロを用いたことを特徴とする。
【0020】
このように本発明の振動ジャイロ用振動子においては、第一の検出電極と前記第二の検出電極との間に溝を設けることにより、振動が安定する。
【0021】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子においては、急激な温度変化が与えられた場合であっても、角速度の検出感度のばらつきが生じにくい。
【0022】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子においては、第一の検出電極と第二の検出電極との間に溝が設けられているため、第一の検出電極の容量と第一の検出電極の容量との差が小さくなり、温度変化に対する安定性が向上する。
【0023】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子においては、第一の検出電極と第二の検出電極との間に溝が設けられるとともに、設けた溝が第一の圧電体の幅方向に関して対称であるため、第一の検出電極の容量と第一の検出電極の容量との差が極めて小さくなり、温度変化に対する安定性が向上する。
【0024】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子においては、溝の深さが所定の深さであるため、縦方向と横方向の屈曲振動の共振周波数差がほば一定値になり、角速度の検出感度のばらつきが生じにくい。
【0025】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子においては、角速度の検出感度のばらつきが生じにくい振動ジャイロ用振動子を用いているため、振動子の感度を高く設定でき、その結果として小さな増幅率の増幅回路を用いて検出回路を構成することができるため、低コスト化を図ることができる。
【0026】
また、本発明の振動ジャイロにおいては、振動が安定であり、角速度の検出感度のばらつきが生じにくい振動ジャイロ用振動子を用いているため、正確な角速度が検出できる。
【0027】
また、本発明の電子装置においては、優れた温度安定性を有し、正確な角速度が検出できる振動ジャイロを用いているため、精密な制御機構を構成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の振動ジャイロ用振動子の一実施例の斜視図を示し、図2にその正面図を示す。図1、2において、図20、21に示した振動ジャイロ用振動子100と同一又は同等の部分には同じ記号を付し、説明を省略する。なお、図1、2においては、振動ジャイロ用振動子100に示した支持部材106a、106b、106c、106dに対応する支持部材の図示を省略する。
【0029】
図1、2において、本発明の振動ジャイロ用振動子10は、図20、21に示した振動ジャイロ用振動子100の構成に加えて溝107aを有する。溝107aは、厚みがa0である第一の圧電体101の一方主面において、第一の検出電極104aと第二の検出電極104bとの間に、振動ジャイロ用振動子10の長手方向に沿って設けられている。そして、溝107aは、第一の圧電体101の幅方向に関して対称な、深さがa1の凹溝であり、第一の圧電体101の一方主面に平行な底部分107a′を有する。
【0030】
本発明の振動ジャイロ用振動子においては、第一の検出電極104aと、第二の検出電極104bとの間に設ける溝は、振動ジャイロ用振動子10の溝107aように第一の圧電体101の一方主面に平行な底部分107a′を有することが望ましい。しかし、実際に振動ジャイロを量産する際には、第一の圧電体101の一方主面に対して傾斜を持つことが多い。
【0031】
図3に本発明の振動ジャイロ用振動子の別の実施例の正面図を示す。また、図4に本発明の振動ジャイロ用振動子の更に別の実施例の斜視図を示し、図5にその30a―30a断面図を示す。図3、4、5において、図1に示した振動ジャイロ用振動子10と同一又は同等の部分には同じ記号を付し、説明を省略する。
【0032】
図3において、本発明の振動ジャイロ用振動子20は、図1に示した振動ジャイロ用振動子10の溝107aに代えて溝107bを有する。溝107bは、厚みがa0である第一の圧電体101の一方主面において、第一の検出電極104aと第二の検出電極104bとの間に、振動ジャイロ用振動子20の長手方向に沿って設けられている。溝107bの底部分107b′は、第一の圧電体101の一方主面の幅方向に傾斜を持っている。そのため、溝107bは、深さがa1であり、誤差がa2である凹溝とみなすことができる。
【0033】
図4、5において、本発明の振動ジャイロ用振動子30は、図1に示した振動ジャイロ用振動子10の溝107aに代えて溝107cを有する。溝107cは、厚みがa0である第一の圧電体101の一方主面において、第一の検出電極104aと第二の検出電極104bとの間に、振動ジャイロ用振動子10の長手方向に沿って設けられている。溝107cの底部分107c′は、第一の圧電休101の一方主面の長手方向に波打っている。そのため、溝107cは、深さがa1であり、誤差がa3である溝とみなすことができる。
【0034】
ここで、図6に、振動ジャイロ用振動子10のa1/a0を変化させたときの、第一の検出電極容量と、第二の検出電極容量と、容量差の変化のシミュレーション結果を示し、図7に、振動ジャイロ用振動子20のa1/a0を変化させたときの、第一の検出電極容量と、第二の検出電極容量と、容量差の変化のシミュレーション結果を示す。ここで、第一の検出電極容量とは、第一の検出電極104aと駆動電極105aとの間の容量であり、第二の検出電極容量とは、第二の検出電極104bと駆動電極105aとの間の容量であり、容量差とは、第一の検出電極容量と第二の検出電極容量との差である。また、横軸のa1/a0は第一の圧電体101の厚みa0に対する溝107a、107bの深さa1の比率を表している。
【0035】
溝の底部分107a′が第一の圧電体101の一方主面と平行である本発明の振動ジャイロ用振動子10は、溝107aが第一の圧電体101の幅方向に関して対称、すなわち、溝107aの第一の検出電極104a側と、溝107aの第二の検出電極104b側とが同一の形状になっている。
【0036】
したがって、図6に示すように、振動ジャイロ用振動子10においては、a1/a0を変化させても容量差がほぼ零であることがわかる。
【0037】
また、溝107bが第一の圧電体101の幅方向に関して対称でない本発明の振動ジャイロ用振動子20においては、図7に示すように、a1/a0を大きく設定することにより、容量差を小さくできることがわかる。
【0038】
次に、図8に、容量差が大きいときの温度ドリフト試験の結果を示し、図9に、容量差が小さいときの温度ドリフト試験の結果を示す。なお、図8は、振動ジャイロ用振動子20のa1/a0を0.2としたとき、図9は、振動ジャイロ用振動子20のa1/a0を0.6としたときの温度ドリフト試験の結果である。
【0039】
図8、9に示した温度ドリフト試験とは、製品に所定の温度変化を与え、そのときの製品の出力値の安定性を調べる試験である。振動ジャイロ用振動子の温度ドリフトとは、振動ジャイロ用振動子に温度変化を与えた場合に、振動ジャイロから出力される角速度計測値の安定性である。振動ジャイロ用振動子に温度変化を与えた場合に、出力される角速度が一定値である、すなわち、フラットであるときは、振動ジャイロ用振動子に温度変化に対する安定性があることを示す。逆に、振動ジャイロ用振動子に温度変化を与えた場合に、出力される角速度が変動する、すなわち、フラットでないときは、振動ジャイロ用振動子に温度変化に対する安定性がないことを示す。そして、図8、9に示すように、容量差を小さくすることにより、温度ドリフトがフラットになり、温度変化に対する安定性が向上することがわかる。
【0040】
したがって、本発明の振動ジャイロ用振動子10は、容量差がほぼ零であるため、温度ドリフトがフラットになり、温度変化に対する安定性が向上する。
【0041】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子20は、容量差が小さくなるように設定することにより、温度ドリフトがフラットになり、温度変化に対する安定性が向上する。
【0042】
次に、図10に、振動ジャイロ用振動子20の溝107bの深さを変化させたときの縦DF及び横DFの変化のシミュレーション結果を示し、図11にその実測値を示す。ここで、縦DFとは、縦方向屈曲振動における共振周波数と反共振周波数の差のことであり、横DFとは、横方向屈曲振動における共振周波数と反共振周波数の差のことである。
【0043】
図10に示したシミュレーション結果からは、a1/a0は縦DFにほとんど影響を与えず、a1/a0が大きくなるほど横DFが大きくなることがわかる。
【0044】
また、図11に示した実測値によっても、シミュレーション結果と同様に、a1/a0が大きくなるほど横DFが大きくなることがわかる。
【0045】
ところで、振動ジャイロ用振動子においては、縦DF又は横DFを大きくすれば振動が安定する。また、振動ジャイロ用振動子に急激な温度変化が与えられることにより、圧電体の分極が小さくなり、それによって圧電体の縦DF及び横DFが変化する。その場合であっても、縦DFと横DFとがほば同じ値であれば、縦DFと横DFとの比が一定のまま変化し、角速度の検出感度にばらつきが生じにくい。
【0046】
本発明の振動ジャイロ用振動子20においては、a1/a0を適当な大きさに設定することにより、横DFを大きくすることができ、それによって振動を安定にすることができる。そして、本発明の振動ジャイロ用振動子20は、縦DFがa1/a0によらずほば一定であるため、a1/a0を適当な大きさに設定することにより、縦DFと横DFとを近づけることができ、その結果、急激な温度変化が与えられた場合であっても角速度の検出感度のばらつきを抑えることができる。
【0047】
次に、図12に、振動ジャイロ用振動子20のa1/a0を変化させたときの縦共振周波数と、横共振周波数と、共振周波数差の変化のシミュレーション結果を示す。ここで、縦共振周波数、横共振周波数とは、振動ジャイロ用振動子の縦方向屈曲振動、横方向屈曲振動における共振周波数であり、共振周波数差とは、縦共振周波数と横共振周波数との差である。共振周波数差は、振動ジャイロ用振動子の感度に影響を及ぼす特性であり、それぞれの振動ジャイロ用振動子について、共振周波数差が一定値であれば、振動ジャイロ用振動子の感度にばらつきが生じなく、一定値でない場合には感度にばらつきが生じる。図12のシミュレーション結果からは、a1/a0が0.6乃至0.8のとき、溝の深さによらず共振周波数差がほば一定値になることがわかる。したがって、本発明の振動ジャイロ用振動子20、30は、a1/a0を0.6乃至0.8に設定することにより、溝の底部分107b′、107c′が第一の圧電体101の一方主面に対して傾斜を持つ等、溝の深さにばらつきがある場合でも、共振周波数差をほぼ一定値にすることができる。
【0048】
ここで、図13、14に、溝の底部分の傾斜がそれぞれ異なる凹溝を形成する掘削機A、Bを用いて溝を形成したときの縦共振周波数と、横共振周波数と、共振周波数差の変化の実測値を示す。図13、14から、溝の底部分の傾斜にかかわらず、a1/a0が0.6乃至0.8の範囲においては、共振周波数差がほぼ一定値になることがわかる。
【0049】
このような構成を有する本発明の振動ジャイロ用振動子20、30は、溝の底部分107b′、107c′に傾斜等がある場合でも、a1/a0を0.6乃至0.8の範囲に設定するすることにより、共振周波数差をほば一定値にすることができ、角速度の検出感度のばらつきを小さくすることができる。
【0050】
なお、本発明の振動ジャイロ用振動子に設けた溝107a、107b、107cは、第一の検出電極104aと第二の検出電極104bとを形成する際に、偶然ついた傷のような極めて浅い溝ではなく、a1/a0が0.1以上であることが望ましい。そして、具体的な振動ジャイロ用振動子の寸法や形状が変化した場合には、本発明の実施例に示したシミュレーション結果及び実測値の具体的な値が変化することは言うまでもない。
【0051】
次に、図15、16、17に本発明の振動ジャイロ用振動子の更に別の実施例の正面図を示す。図15、16、17において、図1、2に示した振動ジャイロ用振動子10と同一又は同等の部分には同じ記号を付し、説明を省略する。
【0052】
図15(a)において、本発明の振動ジャイロ用振動子40aは、図1に示した振動ジャイロ用振動子10の溝107aに代えて溝107dを有する。溝107dは、振動ジャイロ用振動子40aの長手方向に沿って、第一の圧電体101の一方主面に設けられた凹溝であり、溝107dには段差が設けられている。
【0053】
図15(b)において、本発明の振動ジャイロ用振動子40bは、図1に示した振動ジャイロ用振動子10の溝107aに代えて溝107eを有する。溝107eは、振動ジャイロ用振動子40bの長手方向に沿って、第一の圧電体101の一方主面に設けられた凹溝であり、溝107eにはテーパーが設けられている。
【0054】
このような構成を有する本発明の振動ジャイロ用振動子40a、40bは、振動ジャイロ用振動子10、20、30と同様の効果を奏することができる。
【0055】
図16(a)において、本発明の振動ジャイロ用振動子50aは、図1に示した振動ジャイロ用振動子10の溝107aに代えて溝107gと溝107hと電極104cとを有する。溝107g、溝107hは、第一の圧電体101の長手方向に沿う一方側面から溝107gまでの距離と、他方側面から溝107hまでの距離とが等しくなるように形成される。溝107gと溝107hとの間に設けられた電極104cには、図示を省略した支持部材等が接続される。
【0056】
図16(b)において、本発明の振動ジャイロ用振動子50bは、図1に示した振動ジャイロ用振動子10の溝107aに代えて溝107iと溝107jと溝107kを有する。溝107i、溝107jは、第一の圧電体101の長手方向に沿う一方側面から溝107iまでの距離と、他方側面から溝107jまでの距離とが等しくなるように形成される。そして、溝107kは、溝107iと溝107jとの間に設けられている。
【0057】
このような構成を有する本発明の振動ジャイロ用振動子50a、50bも、振動ジャイロ用振動子10、20、30と同様の効果を奏することができる。なお、電極104cは、必要がなければ省略することもできる。
【0058】
図17(a)において、本発明の振動ジャイロ用振動子60aは、円柱状の圧電体101′と、第一の検出電極104aと、第二の検出電極104bと、駆動電極105aと、溝107lとを有する。そして、溝107lは、圧電体101′の長手方向に沿って、第一の検出電極104aと第二の検出電極104bとの間に形成されている。
【0059】
図17(b)において、本発明の振動ジャイロ用振動子60bは、第一の圧電体101と、シリコン板102′第一の検出電極104aと、第二の検出電極104bと、中間電極103と、駆動電極105aと、溝107mとを有する。そして、溝107mは、振動ジャイロ用振動子60bの長手方向に沿って、第一の圧電体101の一方主面に設けられた凹溝であり、底部分107m′がシリコン板102′まで達している。
【0060】
このような構成を有する本発明の振動ジャイロ用振動子60a、60bは、振動ジャイロ用振動子10、20、30と同様の効果を奏することができる。なお、シリコン板102′に代えて金属板などを用いても同様の効果を奏することができることは言うまでもない。また、第一の圧電体101の他方主面側に設けられた中間電極103をリード線等で引出すことにより、シリコン板102′に代えてフェライト板等の絶縁材料を用いても同様の効果を奏することができる。
【0061】
次に、図18に本発明の振動ジャイロ用振動子を用いた振動ジャイロの一実施例のブロック図を示す。
【0062】
図18において、本発明の振動ジャイロは70は、図1に示した振動ジャイロ用振動子10と、駆動手段である発振回路701と、検出手段である検出回路702とを有する。発振回路701は、第一のバッファ回路701aと第二のバッファ回路701bと、抵抗711aと、711bと、加算回路701cと、AGC回路701dと、位相補正回路701eとを有し、検出回路702は、第一のバッファ回路701aと第二のバッファ回路701bと、抵抗711aと、711bと、差動回路702aと、検波回路702bと、平滑回路702cと、増幅回路702dとを有している。
【0063】
ここで、第一の検出電極104aに抵抗711aと第一のバッファ回路701aとが接続され、第二の検出電極104bに抵抗711bと第二のバッファ回路701bとが接続されている。そして、第一のバッファ回路701a、第二のバッファ回路701bは、加算回路701cと差動回路702aとにそれそれ接続されている。加算回路701cはAGC回路701dに接続され、AGC回路701dは位相補正回路701eに接続され、位相補正回路701eは検波回路702bと、駆動電極105aとに接続されている。そして、差動回路702aは検波回路702bに接続され、検波回路702bは平滑回路702cに接続され、平滑回路702cは増幅回路702dに接続されている。
【0064】
このように構成された本発明の振動ジャイロ70において、第一のバッファ回路701aは第一の検出電極104aの電圧を加算回路701cと差動回路702aとに出力するためのものであり、第二のバッファ回路701bは第二の検出電極104bの電圧を加算回路701cと差動回路702aとに出力するためのものであり、抵抗711a、711bは、第一の検出電極104a、第二の検出電極104bのインピーダンスを調整するためのものである。加算回路701cは、入力された信号を加算してAGC回路701dに出力し、AGC回路701dは、入力された信号の振幅が一定となるように増幅して、位相補正回路701eに出力し、位相補正回路701eは入力された信号の位相を補正して駆動電極105aに駆動信号を印加する。
【0065】
一方、差動回路702aは、入力された信号を減算して検波回路702bに出力し、検波回路702bは差動回路702aから入力された信号を位相補正回路701eから入力された信号により検波して平滑回路702cに出力し、平滑回路702cは入力された信号を平滑して増幅回路702dに出力し、増幅回路702dは出力される角速度の感度が一定になるように入力された信号を直流増幅して外部に出力する。
【0066】
このような構成の本発明の振動ジャイロ70は、所定の深さを有する凹溝107aを設けることにより、共振周波数差がほば一定値になり、第一の検出電極104a、第二の検出電極104bから、出力される信号の感度のばらつきが小さくなる。したがって、小さな増幅率を持つ増幅回路702dを用いて検出回路702を構成することができるため、低コスト化を図ることができる。
【0067】
次に、図19に本発明の振動ジャイロを用いた電子装置の一実施例を示す。図19は本発明の電子装置であるビデオカメラに用いられる手ぶれ防止回路の一実施例を示すブロック図である。手ぶれ防止回路80は、本発明の振動ジャイロ70と積分回路801とサーボ回路802と電流ドライバ803とアクチュエータ804と位置検出センサ805とを有する。手ぶれ防止回路80は、振動ジャイロ70と、積分回路801と、サーボ回路802と、電流ドライバ803と、アクチュエータ804とが直列に接続され、アクチュエータ804の出力が位置検出センサ805を介してサーボ回路802に帰還されている。
【0068】
このように構成された手ぶれ防止回路80においては、ビデオカメラに与えられた手ぶれのうち、角速度信号のみが振動ジャイロ70から積分回路801に入力され、積分回路801は角速度信号を積分してビデオカメラの振れ角に変換してサーボ回路802に出力し、サーボ回路802は、積分回路801と位置検出センサ805とから入力された振れ角の信号を用いて現在値と目標値との差を演算して電流ドライバ803に出力し、電流ドライバ803は入力された信号に応じた電流をアクチュエータ804に出力し、アクチュエータ804はビデオカメラの光学系を機械的に駆動する。そして、位置検出センサ805は光学系が駆動した振れ角をサーボ回路802に出力する。
【0069】
このような構成を有する本発明の電子装置であるビデオカメラは、感度よく、正確な角速度の検知ができる振動ジャイロを用いているため、手ぶれの影響を的確に除去できる。
【0070】
以上、本発明の電子装置の実施例をビデオカメラを用いて説明したが、本発明の電子装置は実施例に示した構成のビデオカメラに限られるものではない。
【0071】
【発明の効果】
本発明の振動ジャイロ用振動子は、第一の検出電極と第二の検出電極との間に溝を設けることにより、横DFが大きくなり、振動が安定する。
【0072】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子は、縦DFが一定であり、溝を設けることにより横DFが大きくなり、縦DFと横DFとが近づく。したがって、急激な温度変化が与えられた場合であっても、角速度の検出感度にばらつきが生じにくい。
【0073】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子は、第一の検出電極と第二の検出電極との間に溝を設けているため、容量差が小さく、優れた温度安定性を有する。
【0074】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子は、第一の検出電極と第二の検出電極との間に設けた溝が、第一の圧電体の幅方向に関して対称であるため、容量差が極めて小さく、優れた温度安定性を有する。
【0075】
また、本発明の振動ジャイロ用振動子は、溝の深さが所定の深さであるため、第一の検出電極と第二の検出電極との間に設けた溝が、第一の圧電体の幅方向に関して対称でない場合であっても、共振周波数差がほぼ一定値になり、角速度の検出感度のばらつきが生じにくい。
【0076】
また、本発明の振動ジャイロは、角速度の検出感度のばらつきが生じにくい振動ジャイロ用振動子を用いているため、小さな増幅率の増幅回路を用いて検出回路を構成することができるため、低コスト化を図ることができる。
【0077】
また、本発明の振動ジャイロは、振動が安定であり、角速度の検出感度のばらつきが生じにくい振動ジャイロ用振動子を用いているため、正確な角速度が検出できる。
【0078】
そして、本発明の電子装置は、優れた温度安定性を有し、正確な角速度が検出できる振動ジャイロを用いているため、精密な制御機構を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動ジャイロ用振動子の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の振動ジャイロ用振動子の正面図である。
【図3】本発明の振動ジャイロ用振動子の別の実施例を示す正面図である。
【図4】本発明の振動ジャイロ用振動子の更に別の実施例を示す斜視図である。
【図5】図4の振動ジャイロ用振動子の30a−30a断面図である。
【図6】本発明の振動ジャイロ用振動子のa1/a0に対する第一、第二の検出電極容量、及び、容量差の変化を示す特性図である。
【図7】本発明の別の振動ジャイロ用振動子のa1/a0に対する第一、第二の検出電極容量、及び、容量差の変化を示す特性図である。
【図8】本発明の振動ジャイロ用振動子の温度ドリフトを示す特性図である。
【図9】本発明の別の振動ジャイロ用振動子の温度ドリフトを示す特性図である。
【図10】本発明の振動ジャイロ用振動子のa1/a0に対する横DF、縦DFの変化を示す特性図である。
【図11】本発明の振動ジャイロ用振動子のa1/a0に対する横DFの変化を示す特性図である。
【図12】本発明の振動ジャイロ用振動子のa1/a0に対する縦、横共振周波数、及び、共振周波数差の変化を示す特性図である。
【図13】本発明の振動ジャイロ用振動子のa1/a0に対する縦、横共振周波数、及び、共振周波数差の変化を示す特性図である。
【図14】本発明の振動ジャイロ用振動子のa1/a0に対する縦、横共振周波数、及び、共振周波数差の変化を示す別の特性図である。
【図15】本発明の振動ジャイロ用振動子の更に別の実施例を示す正面図である。
【図16】本発明の振動ジャイロ用振動子の更に別の実施例を示す正面図である。
【図17】本発明の振動ジャイロ用振動子の更に別の実施例を示す正面図である。
【図18】本発明の振動ジャイロの一実施例を示すブロック図である。
【図19】本発明の電子装置に用いられる手ぶれ防止回路の一実施例を示すブロック図である。
【図20】従来の振動ジャイロ用振動子を示す斜視図である。
【図21】図20の振動ジャイロ用振動子の正面図である。
【符号の説明】
10、20、30、40a、40b、50a、50b、60a、60b…振動ジャイロ用振動子
70…振動ジャイロ
80…手ぶれ防止回路
107a…溝
107a′…底部分
101…第一の圧電体
102…第二の圧電体
103…中間電極
104a…第一の検出電極
104b…第二の検出電極
Claims (3)
- 一方主面に角速度信号を含む信号を出力する前記第一及び第二の検出電極が形成された第一の圧電体の他方主面と、一方主面に駆動電極が形成された第二の圧電体の他方主面とが、中間電極を介して貼り合わされてなり、
前記第一の検出電極と、前記第二の検出電極との間には、前記第一の圧電体の厚みの60%乃至80%の深さの溝が設けられており、
前記第一の圧電体の長手方向に沿う一方側面から前記溝までの距離と、他方側面から前記溝までの距離とが等しいことを特徴とする、振動ジャイロ用振動子。 - 請求項1に記載の振動ジャイロ用振動子と、前記振動ジャイロ用振動子を振動させるための駆動手段と、前記振動ジャイロ用振動子から発生する出力を検出する検出手段とを有することを特徴とする、振動ジャイロ。
- 請求項2に記載の振動ジャイロを用いたことを特徴とする電子装置。
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