JP3649049B2 - ストラットアッパマウント構造 - Google Patents

ストラットアッパマウント構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストラット型サスペンションにおけるストラット上部を車体側にマウントするストラットアッパマウント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ストラット上部を車体側にマウントする際に、インシュレータの弾性体に上下方向から予圧を付与した状態で取り付ける構造としては、例えば図8に示す構造がある。
上記インシュレータ1は、ストラット上部2の小径部2aに同軸に取り付けられる内筒金具3と、その内筒金具3の内筒部本体の外周に配置される円筒状の外筒金具4と、内筒部本体と外筒金具4との間に介装されて上記内筒部本体の外周面及び外筒金具4の内径面に加硫接着していると共に上方及び下方に突出している弾性体5とから構成される。
【0003】
そして、略キャップ状のアッパブラケット6に対し、上記インシュレータ1を下側から圧入して、上記弾性体5の上部をアッパブラケット6の上板部6bに当接して弾性体5の上部に予圧を付加した状態で当該インシュレータ1をアッパブラケット6に組み付ける。さらに、上記弾性体5の下部に対し下側からロアブラケット7を当接させて弾性体5全体に上下方向の予圧を付与した状態とする。さらに、アッパブラケット6のフランジ部6cとロアブラケット7の外周部とを一緒に車体側部材に対しボルト8で締結することで、車体にマウントされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のストラットアッパマウント構造にあっては、弾性体5の上面及び下面は各ブラケット6,7と非接着状態で接触しているので、ストラット上部2への入力によってインシュレータ1が上下方向などに撓む際に、弾性体5とブラケット6,7との接触位置が擦れるように相対変位して異音を生じるおそれがある。
【0005】
また、アッパブラケット6へのインシュレータ1の圧入位置(アッパブラケット6の筒部6a内径面における外筒金具4外径面の接触位置)によって、弾性体5への上下方向の予圧量が決定されるが、上記従来の構造にあっては、圧入位置(外筒金具4の取付け位置)の位置決めがないため、弾性体5に付与する予圧量にばらつきが生じ易い。このことは、弾性体5とアッパブラケット6の上板部6bとの間の接触圧にもばらつきが生じると共にその後のロアブラケット7の取付けによる弾性体5全体に対する上下方向への予圧量のばらつき発生の原因となる。また、予圧のばらつきは、上記異音発生に悪影響を与える可能性がある。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、インシュレータの弾性体に付与する予圧量のばらつきを抑えると共に異音発生を防止することのできるマウント構造を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、ストラット上部に取り付けられる内筒金具と当該内筒金具の外周に配置される外筒金具との間に弾性体が介装されてなるインシュレータが、略キャップ状のアッパブラケット内に下側から圧入されて上記外筒金具の外径面がアッパブラケットの筒部内径面に固定されると共に、そのアッパブラケットの上板部下面とロアブラケットとによって上記弾性体を上下から挟み込むことで当該弾性体に予圧を付与した状態で、上記ブラケットを車体側に取り付けるストラットアッパマウント構造において、
上記外筒金具に、上記外径面を構成する外筒金具本体と一体に形成され且つ上記弾性体の上面とアッパブラケットの上板部下面との間に介挿する上部介挿部を設けると共に、その上部介挿部と弾性体上面とを接着したことを特徴とするものである。
【0008】
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記外筒金具に、上記外筒金具本体と一体に形成され且つロアブラケットと弾性体下面との間に介挿する下部介挿部を設けると共に、その下部介挿部と弾性体下面とを接着したことを特徴とするものである。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した構成に対し、上記外筒金具は、上側外筒金具と下側外筒金具とから構成され、その上側外筒金具と下側外筒金具とは、上下方向に隙間を持って対向していることを特徴とするものである。
【0009】
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1〜請求項3に記載した構成に対し、外筒金具の上部に位置決め用の切欠きを設けると共に、上記アッパブラケットに上記位置決め用の切欠きに係合する凹部を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、アッパブラケットにインシュレータを圧入して取り付ける際に、アッパブラケットの上板部に外筒金具の上部介挿部が当接することでインシュレータの圧入位置の位置決めがなされて、圧入位置のばらつきが抑えられる。この結果、アッパブラケットへのインシュレータ取付け後における弾性体のロアブラケット側への突出量が適正な値となり、アッパブラケットとロアブラケットとによる挟み込みによる弾性体全体に付与する予圧のばらつきが抑えられる。従って、目的とするバネ剛性をストラット上部のマウント位置に確実に付与可能になるという効果がある。
【0012】
また、弾性体上面は、外筒金具の上部介挿部を介してアッパブラケットに当接すると共に当該上部介挿部に接着しているために、入力によってずれることが無く、異音発生が防止されるという効果がある。
弾性体下部とロアブラケットとは接着していないが、予圧のばらつきが抑えられる結果、異音発生が低減する。
【0013】
次に、請求項2に係る発明によれば、上記効果に加えて、弾性体下面も外筒金具の下部介挿部に接着しているので、入力によってずれることが無い。この結果、当該弾性体下部でも確実に異音発生が防止されるという効果がある。
次に、請求項3に係る発明によれば、上部介挿部及び下部介挿部を設けても、外筒金具が互いに上下に間隔を開けて対向する上側外筒金具と下側外筒金具とから構成されることで、アッパブラケットとロアブラケットによる上下方向からの弾性体の挟み込みによって、上記上側外筒金具と下側外筒金具との間の間隔が小さくなる。つまり、アッパブラケットとロアブラケットによる上下方向からの挟み込みによって弾性体に設定する予圧量が調整できるという効果がある。
【0014】
次に、請求項4に係る発明によれば、請求項1から請求項3に係る構造では、外筒金具の上部をアッパブラケットの上板部等に当接させる構造となることに鑑み、位置決め用の切欠きと凹部とを係合させることで、周方向におけるアッパブラケットに対するインシュレータの位置決めができるという効果がある。これより、異方性のあるインシュレータを採用しても誤組み付けが防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に基づく第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1実施形態のストラットアッパマウント構造を示す断面図(図2aにおけるA−A断面)であり、図2は本実施形態に基づくインシュレータ1の構造を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面図(aにおけるA−A断面)である。
【0018】
本実施形態で使用するインシュレータ1は、図2に示すように、ストラット上部2に取り付けられる内筒金具3とその外周に配置される外筒金具4との間に弾性体5が介装されて構成されている。
上記内筒金具3は、ストラット上部2の小径部2aを挿入する取付け用筒部3aの上部に内筒本体3bが設けられ、その内筒本体3bに弾性体5が加硫接着している。その弾性体5は、略円筒形状をしていて、その外径面が外筒金具本体4aの内径面に加硫接着していると共に、上記内筒本体3bより上下方向にそれぞれ突出している。
【0019】
本実施形態の外筒金具4は、外筒金具本体4aが上方に延びると共に、その延在方向上端部に上部介挿部4bが構成されている。上部介挿部4bは、上記弾性体5の上面と対向して当該上面を加硫接着する環状の板部材である。
なお、インシュレータ1の剛性調整のために、弾性体5の上方への張り出し量は周方向に沿って同じではない。このため、弾性体5上面の一部と上記上部介挿部4bとの間は非接触状態となっているが、両者は当接することが無いため、異音発生には直接関係はない。
【0020】
また、上記インシュレータ1を車体側部材に取り付けるブラケットは、図1に示すように、アッパブラケット6及びロアブラケット7から構成される。アッパブラケット6は、略キャップ状の形状をしていて、筒部6aとその筒部6aの上部に連続する環状の上板部6bと、上記筒部の下部に設けられた外向きフランジ部6cとから構成される。またロアブラケット7は、中央部が開口した皿形状の部材である。
【0021】
次に、上記インシュレータ1及びブラケット6,7を使用したストラット上部2のマウントについて説明する。
上記構成のインシュレータ1を、図1に示すように、アッパブラケット6内に下側から圧入して、上部介挿部4bをアッパブラケット6の上板部6bにつき当てる。つき当てることで、アッパブラケット6にインシュレータ1は位置決めされて組み付けられ、外筒金具4はアッパブラケット6の筒部6aに固定される。
【0022】
また、インシュレータ1の弾性体5に下側からロアブラケット7を当てて弾性体5に所定の予圧を付与し、そのロアブラケット7の外周部とアッパブラケット6の外向きフランジ部6cとを一緒にボルト8で車体側部材に締結する。
また、上記取付けに前後して、内筒金具3の取付け用筒部3aをストラット上部2の小径部2aに取付けてナット9で締結する。
【0023】
ここで、図1中、符号10は、コイルスプリングを、符号11はアッパスプリングシートを、符号12は軸受をそれぞれ表している。
上記ストラットアッパマウント構造では、外筒金具4に上部介挿部4bを設けて、当該上部介挿部4bをアッパブラケット6の上板部6bに突き合わせることで、アッパブラケット6に対するインシュレータ1の位置決めが行われる。この結果、その後のロアブラケット7の取付けによるインシュレータ1の弾性体5に付与する予圧量のばらつきが小さくなり、確実に目的とするバネ剛性をストラット上部2のマウント部に付与できる。
【0024】
また、弾性体5上面は、アッパブラケット6の上板部6bに直接接触せず、外筒金具4の上部介挿部4bに接着しているために、入力によってインシュレータ1が上下等に撓んでも、上部介挿部4bと弾性体5上面との相対変位の発生が防止されて、弾性体5上部における異音発生が防止される。
また、弾性体5下部とロアブラケット7とは接着していないが、予圧のばらつきが抑えられる結果、異音発生が低減する。
【0025】
ここで、弾性体5下面をロアブラケット7に直接接着して弾性体5の下部における異音発生も防止するようにしても良い。
また、アッパマウントに要求される剛性が、車幅方向や車両前後方向などで異なる場合には、弾性体5に対し部分的にすぐりを設けてインシュレータ1を異方性構造とする場合がある。この場合には、誤組付けを防止するために、周方向に対する位置決めを設けることが好ましい。
【0026】
例えば、図3に示すように、外筒金具4の上方に複数の切欠き13を設け、その切欠き13の大きさを変える。図3では、略車幅方向位置(図中左右方向)に形成される切欠き13aを大きくして位置決め用の切欠きとしている。また、図4に示すように、アッパブラケット6の筒部上部における上記略車幅方向の切欠き13aに係合する凹部14を形成しておく。
【0027】
そして、図5に示すように、アッパブラケット6内にインシュレータ1を圧入する際に、凹部14が対応する切欠き13aにはまり込まないと、組み付かないので、誤組み付け発生が防止される。
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品等についてはその詳細を省略する。
【0028】
本発明は、インシュレータ1の外筒金具4を上下に2分割した例である。
本実施形態のインシュレータ1は、図6に示すように、上下対称の上側インシュレータ1A及び下側インシュレータ1Bの組から構成されている。
上側インシュレータ1Aは、ストラット上部2に取り付けられる内筒金具3とその外周に配置される外筒金具4との間に弾性体5が介挿されて構成される。
【0029】
内筒金具3は、ストラット上部2に取付けるために取付け孔が中央部に開口した円板状の取付け部3cと、その取付け部3cの外周部から上方に立ち上がっている内筒本体3bとから構成され、その内筒本体3bに弾性体5が加硫接着で固定されている。その弾性体5は、略円筒形状をしていて、その外径面が外筒金具本体4aの内径面に加硫接着していると共に上記内筒部本体よりも上方に突出している。但し、下方には突出していない。
【0030】
上記外筒金具4は、外筒金具本体4aが上方に延びると共に、その延在方向上端部に上記弾性体5の上面に加硫接着した上部介挿部4bが連続して構成される。
下側インシュレータ1Bは、上記上側インシュレータ1Aと同一の部品であって、当該上側インシュレータ1Aの天地を逆にしたものである。従って、上記上部介挿部4bに対応する部分が下部介挿部4cを構成する。なお、上側インシュレータ1Aの外筒金具4が上側外筒金具を、下側インシュレータ1Bの外筒金具4が下側外筒金具を構成する。
【0031】
そして、上側インシュレータ1Aの内筒金具3の取付け部3cと下側インシュレータ1Bの内筒金具3の取付け部3cとを上下に突き合わせることで、本実施形態のインシュレータ1が構成される。なお、上下に突き合わせた状態で、上下の外筒金具4間には上下に隙間が形成されるようになっている。また、取付け部3c同士をずれないように接着しておいてもよいが、ナット9で締結するのでずれない。
【0032】
また、アッパブラケット6は、上記第1実施形態で説明したアッパブラケット形状と同じ形状をしている。また、本実施形態のロアブラケット7は、略キャップ形状をした部品であって、筒部7aと、その筒部7aの下端部に連続する底板部7bと、筒部7a上部に連続する外向きフランジ部7cとから構成されている。
【0033】
次に、上記インシュレータ1及びブラケット6,7を使用したマウントについて説明する。
アッパブラケット6内に上側インシュレータ1Aをつき当て圧入して組み付けると共に、ロアブラケット7内に下側インシュレータ1Bをつき当て圧入して組み付ける。次に、上記組み付けた状態で、図6に示すように、上側インシュレータ1A及び下側インシュレータ1Bをストラット上部2の小径部2aに取付けてナット9で締め付ける。また、アッパブラケット6及びロアブラケット7の両外向きフランジ部6c、7cを一緒にボルト8で車体側部材に締結することで、ストラット上部2は車体側にマウントされる。
【0034】
本実施形態では、上側及び下側インシュレータ1A、1Bをそれぞれアッパブラケット6及びロアブラケット7内につき当て圧入することでそれぞれ位置決めされた状態で組み付けられ、個々に、ストラット上部2の小径部2aに差し込むことでインシュレータ1及びブラケットがストラット上部2に取り付けられるので取付けが容易となっている。
【0035】
また、上側インシュレータ1A及び下側インシュレータ1Bの外筒金具4の間に隙間が設けられているので、アッパブラケット6とロアブラケット7とで上下から挟み込む際に、当該両外筒金具4間の隙間が小さくなって弾性体5に所望の予圧が付与される。つまり、上部介挿部4b、及び下部介挿部4cを設けても、ブラケット6,7の組み付けによって弾性体5への予圧調整が行える。
【0036】
このとき、アッパブラケット6及びロアブラケット7によってインシュレータ1の位置決めが行われることで、上記弾性体5に付与する予圧のばらつき発生を防止できる。
また、弾性体5の上面及び下面は、それぞれ外筒金具4に固着しているので、入力によってインシュレータ1が上下方向などに撓んでも異音発生が確実に防止される。
【0037】
なお、上記実施形態では、インシュレータ1が上側インシュレータ1Aと下側インシュレータ1Bの2つの部品で構成する場合を例に挙げているが、一つの部品でインシュレータ1を構成しても良い。但し、インシュレータ1のアッパブラケット6やロアブラケット7への組み付け作業性を考慮すると、上記実施形態のように2つのインシュレータ1A、1Bから構成した方が良い。しかも、上側インシュレータ1A及び下側インシュレータ1Bとして同じ部分が使用できる。
【0038】
また、上記実施形態では、外筒金具4が上下に分割される場合の例で説明しているが、分割されていなくても良い。分割されていない場合には、インシュレータ1の製造時に弾性体5に所要の予圧を付与しておく必要がある。つまり、両ブラケット6,7にインシュレータ1を組み付ける際に弾性体5の予圧の調整を行うことができない。
【0039】
他の構造、作用・効果は上記第1実施形態と同様である。
次に、第3実施形態について説明する。上記実施形態と同様な部品等については同一の符号を付して説明する。
本実施形態の基本構成は、図7に示すように、第1実施形態と同様であるが、インシュレータ1の外筒金具4を省略して、弾性体5の外径面、上面及び下面をアッパブラケット6及びロアブラケット7に接着したものである。
【0040】
上記構造は、外筒金具4の無いインシュレータ1を、アッパブラケット6内に配置すると共に、下側からロアブラケット7をあてがって、弾性体5に所定の予圧を付与した状態で、一体加硫成形を行うことで、実現することができる。
本実施形態では、弾性体5はブラケットに接着するので、入力によってインシュレータ1が上下などに撓んでも弾性体5とブラケット6,7との接触面にずれが生じることが防止されて異音発生が防止される。
【0041】
また、外筒金具を省略することで、アッパマウント部の軽量化やコスト削減を図ることも可能となる。
他の構成や、作用効果は上記実施形態と同様である。
なお、上記実施形態では、弾性体5下面もロアブラケット7に接着する場合を例に説明しているが、弾性体5をアッパブラケット6だけを加硫接着しても良い。
【0042】
この場合であっても、少なくとも弾性体5上部での異音発生が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1実施形態に係るストラットアッパマウント構造を示す断面図である。
【図2】本発明に基づく第1実施形態に係るインシュレータを示す図であって、(a)は上面図、(b)は断面図である。
【図3】本発明に基づく第1実施形態に係る位置決め用切欠きを示す上面図である。
【図4】本発明に基づく第1実施形態に係る凹部を示す上面図である。
【図5】本発明に基づく第1実施形態に係る切欠きと凹部の係合状態を示す断面図である。
【図6】本発明に基づく第2実施形態に係るストラットアッパマウント構造を示す断面図である。
【図7】本発明に基づく第3実施形態に係るストラットアッパマウント構造を示す断面図である。
【図8】従来におけるストラットアッパマウント構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インシュレータ
1A 上側インシュレータ
1B 下側インシュレータ
2 ストラット上部
3 内筒金具
3b 内筒本体
4 外筒金具
4a 外筒金具本体
4b 上部介挿部
4c 下部介挿部
5 弾性体
6 アッパブラケット
6a 筒部
6b 上板部
7 ロアブラケット
8 ボルト
9 ナット
13 切欠き
13a 位置決め用切欠き
14 凹部

Claims (4)

  1. ストラット上部に取り付けられる内筒金具と当該内筒金具の外周に配置される外筒金具との間に弾性体が介装されてなるインシュレータが、略キャップ状のアッパブラケット内に下側から圧入されて上記外筒金具の外径面がアッパブラケットの筒部内径面に固定されると共に、そのアッパブラケットの上板部下面とロアブラケットとによって上記弾性体を上下から挟み込むことで当該弾性体に予圧を付与した状態で、上記ブラケットを車体側に取り付けるストラットアッパマウント構造において、
    上記外筒金具に、上記外径面を構成する外筒金具本体と一体に形成され且つ上記弾性体の上面とアッパブラケットの上板部下面との間に介挿する上部介挿部を設けると共に、その上部介挿部と弾性体上面とを接着したことを特徴とするストラットアッパマウント構造。
  2. 上記外筒金具に、上記外筒金具本体と一体に形成され且つロアブラケットと弾性体下面との間に介挿する下部介挿部を設けると共に、その下部介挿部と弾性体下面とを接着したことを特徴とする請求項1に記載したストラットアッパマウント構造。
  3. 上記外筒金具は、上側外筒金具と下側外筒金具とから構成され、その上側外筒金具と下側外筒金具とは、上下方向に隙間を持って対向していることを特徴とする請求項2に記載したストラットアッパマウント構造。
  4. 外筒金具の上部に位置決め用の切欠きを設けると共に、上記アッパブラケットに上記位置決め用の切欠きに係合する凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3に記載したストラットアッパマウント構造。
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