JP3649033B2 - アクティブマトリクス基板の検査方法、およびアクティブマトリクス基板の製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス基板の検査方法、およびアクティブマトリクス基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3649033B2
JP3649033B2 JP7789099A JP7789099A JP3649033B2 JP 3649033 B2 JP3649033 B2 JP 3649033B2 JP 7789099 A JP7789099 A JP 7789099A JP 7789099 A JP7789099 A JP 7789099A JP 3649033 B2 JP3649033 B2 JP 3649033B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
low
drain region
concentration drain
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7789099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000277740A (ja
Inventor
友幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP7789099A priority Critical patent/JP3649033B2/ja
Publication of JP2000277740A publication Critical patent/JP2000277740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3649033B2 publication Critical patent/JP3649033B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学装置用のアクティブマトリクス基板などといった半導体装置として、あるいはこの半導体装置を製造する際の検査用基板として形成したアクティブマトリクス基板に対する検査方法、およびこの検査方法を用いた半導体装置の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、当該アクティブマトリクス基板に形成したLDD構造の薄膜トランジスタ(以下、TFTという。)に対する検査技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種の半導体装置のうち、たとえば、TFTを電気光学装置のアクティブ素子等として用いたアクティブマトリクス基板では、各種の半導体プロセスを経てTFTを形成する。この種の半導体装置に形成されるTFTについては、オフリーク電流を小さくすることにより、コントラスト低下、表示むら、フリッカなどの発生を防止し、かつ、駆動回路の誤動作などを防止することを目的にLDD(Lightly Doped Drain)構造に形成することが多い。このLDD構造のTFTを形成するには、図7(A)に示すように、ゲート電極14の端部にゲート絶縁膜12を介して対峙する領域に低濃度ソース領域16および低濃度ドレイン領域17を形成するとともに、低濃度ソース領域16および低濃度ドレイン領域17にそれぞれ接続する高濃度ソース領域18および高濃度ドレイン領域19を形成する必要がある。それには、まず、基板50上に下地保護膜51、島状の半導体膜100、ゲート絶縁膜12およびゲート電極14をこの順に形成した後、ゲート電極14をマスクに半導体膜100に低濃度の不純物を導入してゲート電極14に対してセルフアライン的に低濃度領域を形成し、しかる後に、ゲート電極14の端部を広めに覆うマスク301を形成して高濃度の不純物を導入する。その結果、高濃度ソース領域18および高濃度ドレイン領域19が形成されるとともに、先に形成しておいた低濃度領域のうち、レジストマスク301で覆われていた領域が低濃度ソース領域16および低濃度ドレイン領域17として残る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような方法でLDD構造のTFT10を製造するときに、レジストマスク301が、図7(B)に示すように、ゲート電極14からみて矢印Lで示す方向(ドレイン領域を形成する方向)に大きくずれていると、ゲート電極14に対して矢印Lの側に形成される低濃度ドレイン領域17のチャネル長方向における寸法(LDD長)が長くなりすぎてオン電流が小さくなってしまうという問題点がある。これに対して、図7(C)に示すように、ゲート電極14からみて矢印Rで示す方向(ソース領域を形成する方向)に大きくずれていると、ゲート電極14に対して矢印Rで示す方向とは反対の側に形成される低濃度ドレイン領域17のチャネル長方向における寸法(LDD長)が短くなりすぎてオフリーク電流を十分に低減できなくなってしまうという問題点がある。従って、アクティブマトリクス基板の製造を開始する前に、前もって検査用基板を工程に流して低濃度ドレイン領域17のチャネル長方向における寸法が正確か否かを容易に検査できればよいが、このような検査を短時間のうちに正確に検査する方法は未だ確立されていない。
【0004】
そこで、本発明の課題は、LDD構造を備えるTFTを形成したアクティブマトリクス基板において低濃度ドレイン領域のチャネル長方向の寸法が正常であるか否かを容易に、かつ正確に検査することのできるアクティブマトリクス基板の検査方法、およびこの方法を用いた半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、ゲート電極の端部にゲート絶縁膜を介して対峙する領域に低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域を備えるとともに、当該低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域にそれぞれに隣接して高濃度ソース領域および高濃度ドレイン領域を備えるLDD構造の薄膜トランジスタを形成したアクティブマトリクス基板の検査方法において、
前記基板上に前記LDD構造を有する第1および第2の検査用薄膜トランジスタが形成されてなり、前記第1の検査用薄膜トランジスタと前記第2の検査用薄膜トランジスタとは低濃度ドレイン領域がゲート電極に対して反対側に位置するように線対称に形成されてなり、当該第1および第2の検査用薄膜トランジスタをオン状態にしたときの当該第1および第2の検査用薄膜トランジスタの各低濃度ドレイン領域での発光強度をエミッション顕微鏡などで観察し、この観察結果に基づいて、前記基板上に形成した薄膜トランジスタの低濃度ドレイン領域のチャネル長方向の寸法を検査することを特徴とする。
【0006】
この検査の結果、前記第1および第2の検査用TFTの各低濃度ドレイン領域での発光強度が同等であるときに前記低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法が正常であると判定し、前記第1および第2の検査用TFTの各低濃度ドレイン領域での発光強度に差があるときには、発光強度の強い方の低濃度ドレイン領域ではチャネル長方向における寸法が短過ぎると判定する一方、発光強度の弱い方の低濃度ドレイン領域ではチャネル長方向における寸法が長過ぎると判定する。
【0007】
すなわち、本発明では、LDD構造を備える第1および第2の検査用TFTを低濃度ドレイン領域がゲート電極に対して反対側に位置するように線対称に形成したので、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法を規定する工程でマスクがチャネル長方向でずれていなければ、第1の検査用TFTと第2の検査用TFTの間で低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法が同一である。従って、第1および第2の検査用TFTをオン状態にしたとき、各低濃度ドレイン領域でホットキャリアが発生する度合いは同等である。これに対して、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法を規定する工程でマスクがチャネル長方向でずれていれば、第1の検査用TFTの低濃度ドレイン領域、および第2の検査用TFTの低濃度ドレイン領域のうちの一方の低濃度ドレイン領域は、マスクのずれ分だけチャネル長方向における寸法が長く、他方の低濃度ドレイン領域は、マスクのずれ分だけチャネル長方向における寸法が短くなる。従って、第1および第2の検査用TFTをオン状態にしたとき、一方の低濃度ドレイン領域では、チャネル長方向における寸法が長い分、電界強度が弱いので、ホットキャリアが発生する度合いが小さいのに対して、他方の低濃度ドレイン領域では、チャネル長方向における寸法が短い分、電界強度が強いので、ホットキャリアが発生する度合いが大きい。それ故、第1の検査用TFTの低濃度ドレイン領域と、第2の検査用TFTの低濃度ドレイン領域との間でホットキャリアの発生する度合いを各低濃度ドレイン領域の発光強度から比較すれば、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法を規定する工程でマスクがチャネル長方向でずれていたか否か、ずれていたとすればチャネル長方向におけるいずれの方向にずれていたかを検査できる。また、第1および第2の検査用TFTでの発光強度を相対比較すればよく、絶対的な発光強度と比較する必要がないという便利さもある。
【0008】
本発明において発光強度の観察にCCDカメラあるいは光子計数型検出器を持つエミッション顕微鏡を用いると、高い感度での観察が可能である。それ故、数秒から数十秒間積算するだけで、発光状態を明瞭に認識できるので、低濃度ドレイン領域でホットキャリアに起因して起こる発光現象であっても精度よく観察できる。
【0009】
このような検査方法は、液晶表示装置用のアクティブマトリクス基板などといった半導体装置を製造する際に工程条件が適正か否かを検査するのに適している。すなわち、本発明のアクティブマトリクス基板の製造方法は、ゲート電極の端部にゲート絶縁膜を介して対峙する領域に低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域を備えるとともに、前記低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域のそれぞれに隣接して形成された高濃度ソース領域および高濃度ドレイン領域を備えるLDD構造を有する画素を駆動するための薄膜トランジスタと、前記LDD構造を有する第1および第2の検査用薄膜トランジスタとを含むアクティブマトリクス基板の製造方法において、前記第1の検査用薄膜トランジスタと前記第2の検査用薄膜トランジスタとを低濃度ドレイン領域がゲート電極に対して反対側に位置するように互いに線対称に配置し、かつ、ゲート電極を覆うように形成されたレジストマスクを介して高濃度の不純物イオンを打ち込むことにより、前記第1および第2の検査用薄膜トランジスタを形成した後、当該第1および第2の検査用薄膜トランジスタをオン状態にしたときの当該第1および第2の検査用薄膜トランジスタの各低濃度ドレイン領域での発光強度を比較することにより、前記低濃度ドレイン領域のチャネル長方向のずれを検査し、当該検査結果に基づいて、前記レジストマスクのチャネル方向におけるずれを調整した後、前記画素を駆動するための薄膜トランジスタを形成することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として、本発明を液晶表示装置のアクテティブマトリクス基板(半導体装置/アクティブマトリクス基板)を製造する際の工程条件の良否を判定するのに用いた例を説明する。
【0011】
[アクティブマトリクス基板の全体構成]
図1(A)、(B)は、電気光学装置のアクティブマトリクス基板の構成を模式的に示すブロック図、およびその駆動回路を構成するCOMS回路の等価回路図である。
【0012】
図1(A)に示すように、アクティブマトリクス基板200において、ガラス製などの透明な基板のうち、略中央領域に相当する画像表示領域81では、アルミニウム、タンタル、モリブデン、チタン、タングステンなどの金属膜、シリサイド膜、導電性半導体膜などで形成されたデータ線90および走査線91に接続した画素スイッチング用のTFT30が画素毎に形成され、各画素には、画素スイッチング用のTFT30を介して画像信号が入力される液晶容量94(液晶セル)が形成されている。データ線90に対しては、シフトレジスタ84、レベルシフタ85、ビデオライン87、アナログスイッチ86を備えるデータ側駆動回路60が構成されている。走査線91に対しては、シフトレジスタ88およびレベルシフタ89を備える走査側駆動回路70が構成されている。なお、各画素には、走査線91と並行に延びる容量線92との間に保持容量40が形成され、この保持容量40は、液晶容量94での電荷の保持特性を高める機能を有している。この保持容量40は、前段の走査線91との間に形成されることもある。
【0013】
[CMOS回路の基本構成]
データ側および走査側の駆動回路60、70では、図1(B)に示すように、N型のTFT21とP型のTFT22とによってCMOS回路が構成されている。このようなCMOS回路は、駆動回路60、70において1段あるいは2段以上でインバータ回路などを構成する。
【0014】
[アクティブマトリクス基板および検査用基板の構成]
従って、アクティブマトリクス基板200では、ガラス製の透明な基板の表面側に、駆動回路用のN型のTFT21、駆動回路用のP型のTFT22、および画素スイッチング用のN型のTFT30からなる3種類のTFTが複数、形成されている。このようなTFTの全てをLDD構造にしてもよいが、N型のTFT21、30では、とりわけ、オフリーク電流が大きいことが問題となるため、本形態では、N型のTFT21、30についてのみLDD構造に形成する。但し、従来技術で説明したように、LDD構造のTFTにおいて、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における長さ寸法を規定する工程でマスク位置がずれてLDD長が長過ぎるとオン電流の低下が発生する一方、LDD長が短過ぎるとオフリーク電流を十分に低減できない。
【0015】
そこで、本形態では、アクティブマトリクス基板200の製造を開始する前に、前もってアクティブマトリクス基板200の製造工程に検査用基板を流すことにより、この検査用基板(アクティブマトリクス基板)を製造した際にマスクの位置ずれがあったか否かを検査し、この検査結果が良好であることが確認できてからアクティブマトリクス基板200の製造を開始する。また、本形態では、アクティブマトリクス基板200および検査用基板において検査対象とすべき検査用TFTを、以下に詳述するように線対称に配置することにより、上記の検査を短時間のうちに精度よく行えるようにする。
【0016】
図2(A)、(B)はそれぞれ、図1に示すアクティブマトリクス基板に対する検査用基板に形成した検査用TFTの構成を示す平面図およびその発光強度の観察結果を示す説明図、図2(C)、(D)はそれぞれ、図1に示すアクティブマトリクス基板に対する検査用基板を形成する際にレジストマスクが一方にずれていたときの検査用TFTの構成を示す平面図およびその発光強度の観察結果を示す説明図、図2(E)、(F)はそれぞれ、図1に示すアクティブマトリクス基板に対する検査用基板を形成する際にレジストマスクが他方にずれていたときの検査用TFTの構成を示す平面図およびその発光強度の観察結果を示す説明図である。図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図1に示すアクティブマトリクス基板に対する検査用基板に形成した検査用TFTの構成を示す断面図、検査用基板を形成する際にレジストマスクが一方にずれていたときの検査用TFTの構成を示す断面図、および検査用基板を形成する際にレジストマスクが他方にずれていたときの検査用TFTの構成を示す断面図である。
【0017】
ここで、検査用基板は、あくまで検査用に製造される点でアクティブマトリクス基板200と相違するだけで、検査用基板とアクティブマトリクス基板200とは同一の構成を有し、アクティブマトリクス基板200および検査用基板に形成される多数のTFTの中に、以下のような構成の検査用TFTが含まれている。すなわち、検査用基板は、アクティブマトリクス基板200の製造工程と同一の工程を経て、図2(A)および図3(A)に示すように、透明な基板50上に、LDD構造を備える第1の検査用TFT10Aおよび第2の検査用TFT10Bを低濃度ドレイン領域17A、17Bがゲート電極14A、14Bに対して互いに反対側に位置するように線対称に形成される。すなわち、第1および第2の検査用TFT10A、10Bは、高濃度ソース領域18およびソース電極53を共通とし、その両側に向けて、低濃度ソース領域16A、16B、チャネル領域15A、15B、低濃度ドレイン領域16A、16B、高濃度ドレイン領域19A、19Bがこの順に並ぶように形成される。ここで、第1および第2の検査用TFT10A、10Bでは、全ての構成部分が同一サイズであり、かつ、同時に形成されたものである。また、第1および第2の検査用TFT10A、10Bの表面側には層間絶縁膜52が形成され、この層間絶縁膜52のコンタクトホールを介して、高濃度ソース領域18および高濃度ドレイン領域19A、19Bには、ソース電極53およびドレイン電極54A、54Bがそれぞれ電気的に接続している。なお、第1および第2の検査用TFT10A、10Bは、線対称に形成されていればよく、その向きは基板の縦方向および横方向のいずれの向きに並んでいてもよい。
【0018】
このような構成の第1および第2の検査用TFT10A、10Bは、画素スイッチング用のN型のTFT30、および駆動回路用のN型のTFT21と同様、以下の工程を経て製造される。
【0019】
図4(A)〜(E)は、図1に示すアクティブマトリクス基板の製造工程に検査用基板を流して検査用TFTを形成していく様子を示す工程断面図、図5(A)〜(C)は、図4に示す工程に続いて行う各工程の様子を示す工程断面図である。なお、アクティブマトリクズ基板200の製造方法も同様に表される。
【0020】
まず、図4(A)において、超音波洗浄等により清浄化したガラス製等の基板50を準備した後、基板温度が約150℃から約450℃の温度条件下で、図4(B)に示すように、基板50の全面に厚さが2000オングストローム〜5000オングストロームのシリコン酸化膜からなる下地保護膜51をプラズマCVD法により形成する。このときの原料ガスとしては、たとえばモノシランと笑気ガスとの混合ガスやTEOS(テトラエトキシシラン)と酸素、あるいはジシランとアンモニアを用いることができる。
【0021】
次に、ガラス製の基板50を熱変形させることなく、基板50上に多結晶性の半導体膜を形成する必要がある。このような制約下で多結晶の半導体膜を形成するには、図4(B)に示すように、基板温度が約150℃から約450℃の温度条件下で基板50の全面に厚さが300オングストローム〜700オングストロームの非晶質シリコン膜からなる半導体膜100をプラズマCVD法により形成する。このときの原料ガスとしては、たとえばジシランやモノシランを用いることができる(成膜工程)。なお、低温条件下で基板50上に非晶質の半導体膜100を形成する方法としては、プラズマCVD法に代えて、減圧CVD法、EB蒸着法、スパッタ法などを用いてもよい。
【0022】
次に、図4(C)に示すように、半導体膜100に対してレーザアニールやランプ光を照射してレーザアニールやランプアニールを施す(結晶化工程)。その結果、非晶質の半導体膜100は一度溶融し、冷却固化過程を経て多結晶化する。この際には、各領域へのレーザ光やランプ光の照射時間が非常に短時間であり、かつ、照射領域が基板全体に対して局所的であるため、基板50全体が同時に高温に熱せられることがない。それ故、基板50として用いたガラス基板は、石英基板と比較して耐熱性の面で劣るが、熱による変形や割れ等が生じない。なお、本形態において、結晶化工程は、窒素ガス雰囲気中、アルゴンガス雰囲気中、ヘリウムガス雰囲気中、水素ガス雰囲気中、あるいはこれらのガスの混合ガス雰囲気中など、非酸化性雰囲気中で行う。このため、半導体膜100の表面に、ゲート絶縁膜としては膜質が好ましくない酸化膜が形成されることを防止することができる。
【0023】
このようにして半導体膜100を多結晶化した後、この半導体膜100を用いてTFTを形成していく。それにはまず、図4(D)に示すように、多結晶の半導体膜100を島状にパターニングした後、その表面側に対して、TEOS(テトラエトキシシラン)や酸素ガスなどを原料ガスとしてプラズマCVD法により厚さが600オングストローム〜1500オングストロームのシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜12を形成する(ゲート絶縁膜形成工程)。
【0024】
次に、アルミニウム、タンタル、モリブデン、チタン、タングステンなどを含む導電膜をスパッタ法により形成した後、導電膜をパターニングし、図4(E)に示すように、各TFTのゲート電極14A、14Bを形成する(ゲート電極形成工程)。
【0025】
次に、図5(A)に示すように、約1013cm-2のドーズ量でリンイオンを打ち込むと、半導体膜100にはゲート電極14に対して自己整合的に不純物濃度が約1018cm-3の低濃度N型領域101が形成される。なお、不純物が導入されなかった部分がチャネル領域15A、15Bとなる。
【0026】
次に、図5(B)に示すように、ゲート電極14A、14Bを広めに覆うレジストマスク301を形成する。この状態で、低濃度N型領域101に約1015cm-2のドーズ量でリンイオンを打ち込んで、不純物濃度が約1020cm-3の高濃度ソース領域18および高濃度ドレイン領域19A、19Bを形成する。その結果、低濃度N型領域101のうち、レジストマスク301で覆われていた部分は、そのまま不純物濃度が約1018cm-3の低濃度ソース領域16A、16B、および低濃度ドレイン領域17A、17Bとして残る。従って、この高濃度不純物の導入工程において、レジストマスク302がゲート電極14A、14Bに対してチャネル長方向に正確に形成されていたか、あるいはずれていたかによって、低濃度ドレイン領域17A、17Bのチャネル長方向における寸法(LDD長)が左右される。
【0027】
以降、図5(C)に示すように、層間絶縁膜52を形成した後、活性化のためのアニールを行い、しかる後にコンタクトホールを形成した後、図2(A)および図3(A)に示すように、ソース電極53およびドレイン電極54A、54Bを形成すれば、第1および第2の検査用TFT10A、10Bを製造できる。
【0028】
[検査方法]
このようにしてアクティブマトリクス基板200と同一の構成の検査用基板を形成した後、第1および第2の検査用TFT10A、10Bをオン状態にする。その結果、第1および第2の検査用TFT10A、10Bの各低濃度ドレイン領域17A、17Bでは、その電界強度に応じてホットエレクトロン(ホットキャリア)が発生する。そこで、本形態では、オン状態にある第2の検査用TFT10A、10Bをエミッション顕微鏡で観察する。その結果、図2(A)に斜線を付した低濃度ドレイン領域17A、17Bがホットエレクトロンで発熱している様子を観察できる。ここで、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法を規定する高濃度不純物の導入工程でレジストマスク301がチャネル長方向でずれていなければ、第1の検査用TFT10Aと第2の検査用TFT10Bの間で低濃度ドレイン領域17A、17Bのチャネル長方向における寸法が同一である。従って、第1および第2の検査用TFT10A、10Bをオン状態にしたとき、各低濃度ドレイン領域17A、17Bでホットエレクトロンが発生する度合いは同等である。それ故、エミッション顕微鏡での観察結果において、低濃度ドレイン領域17A、17Bの発光強度は、図2(B)に示すように、同等である。よって、第1の検査用TFT10Aと第2の検査用TFT10Bの間で低濃度ドレイン領域17A、17Bのチャネル長方向における寸法が同一であること、すなわち、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法を規定する高濃度不純物の導入工程でレジストマスク301がチャネル長方向でずれていないことを確認できてから、アクティブマトリクス基板200の製造を開始する。
【0029】
これに対して、図6(A)に示すように、高濃度不純物の導入工程においてレジストマスク301がチャネル長方向で矢印Lで示す方向にずれていれば、図2(C)および図3(B)に示すように、第1の検査用TFT10Aの低濃度ドレイン領域17Aは、レジストマスク301のずれ分だけチャネル長方向における寸法が長く、第2の検査用TFT10Bの低濃度ドレイン領域17Bは、レジストマスク301のずれ分だけチャネル長方向における寸法が短くなる。従って、第1および第2の検査用TFT10A、10Bをオン状態にしたとき、第1の検査用TFT10Aの低濃度ドレイン領域17Aでは、チャネル長方向における寸法が長い分、電界強度が弱いので、ホットキャリアが発生する度合いが小さい。これに対して、第2の検査用TFT10Bの低濃度ドレイン領域17Bでは、チャネル長方向における寸法が短い分、電界強度が強いので、ホットキャリアが発生する度合いが大きい。それ故、エミッション顕微鏡での観察結果において、低濃度ドレイン領域17A、17Bの発光強度は、図2(D)に示すように、第1の検査用TFT10Aの低濃度ドレイン領域17Aで発光強度が弱く、第2の検査用TFT10Bの低濃度ドレイン領域17Bで発光強度が強い。よって、高濃度不純物の導入工程で用いるレジストマスク301がチャネル長方向で矢印Lで示す方向にずれていることがわかるので、それを調整してから、アクティブマトリクズ基板200の製造を開始する。
【0030】
逆に、図6(B)に示すように、高濃度不純物の導入工程においてレジストマスク301がチャネル長方向で矢印Rで示す方向にずれていれば、図2(E)および図3(C)に示すように、第1の検査用TFT10Aの低濃度ドレイン領域17Aは、レジストマスク301のずれ分だけチャネル長方向における寸法が短く、第2の検査用TFT10Bの低濃度ドレイン領域17Bは、レジストマスク301のずれ分だけチャネル長方向における寸法が長くなる。従って、第1および第2の検査用TFT10A、10Bをオン状態にしたとき、第1の検査用TFT10Aの低濃度ドレイン領域17Aでは、チャネル長方向における寸法が短い分、電界強度が強いので、ホットキャリアが発生する度合いが大きい。これに対して、第2の検査用TFT10Bの低濃度ドレイン領域17Bでは、チャネル長方向における寸法が長い分、電界強度が弱いので、ホットキャリアが発生する度合いが小さい。それ故、エミッション顕微鏡での観察結果において、低濃度ドレイン領域17A、17Bの発光強度は、図2(F)に示すように、第1の検査用TFT10Aの低濃度ドレイン領域17Aで発光強度が強く、第2の検査用TFT10Bの低濃度ドレイン領域17Bで発光強度が弱い。よって、高濃度不純物の導入工程で用いるレジストマスク301がチャネル長方向で矢印Rで示す方向にずれていることがわかるので、それを調整してから、アクティブマトリクス基板200の製造を開始する。
【0031】
このように、本形態では、アクティブマトリクス基板200の製造に先行してアクティブマトリクス基板200の製造工程に検査用基板を流して第1および第2のTFT10A、10Bを線対称に形成し、これらの第1および第2のTFT10A、10Bをオン状態にしたときの各低濃度ドレイン領域17A、17Bでの発光強度を比較することにより、工程条件に不具合がないことを確認してからアクティブマトリクス基板200の製造を開始する。よって、量産として製造されたアクティブマトリクス基板200では、マスクの位置ずれに起因する不具合が発生しないので、歩留まりが向上するとともに、製造したアクティブマトリクス基板200では安定した特性を得ることができる。
【0032】
また、低濃度ドレイン領域17A、17Bでの発光強度の観察にエミッション顕微鏡を用いたので、これらの発光強度の差を数秒から数十秒積算するだけで精度よく観察できる。
【0033】
さらに、第1および第2の検査用TFT10A,10Bでの発光強度を相対比較すればよく、絶対的な発光強度と比較する必要がないという便利さもある。
【0034】
[その他の形態]
なお、上記形態では、アクティブマトリクス基板を製造する場合を例にしたが、この検査方法は、アクティブマトリクス基板の製造に限らず、TFTを用いたメモリ回路などの半導体装置の製造に応用してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、LDD構造を備える第1および第2の検査用TFTを低濃度ドレイン領域がゲート電極に対して反対側に位置するように線対称に形成したので、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法を規定するマスクがチャネル長方向でずれていなければ、第1の検査用TFTと第2の検査用TFTの間で低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法が同一である。従って、第1および第2の検査用TFTをオン状態にしたとき、各低濃度ドレイン領域でホットキャリアが発生する度合いは同等である。これに対して、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法を規定する工程でマスクがチャネル長方向でずれていれば、第1の検査用TFTの低濃度ドレイン領域、および第2の検査用TFTの低濃度ドレイン領域のうちの一方の低濃度ドレイン領域は、マスクのずれ分だけチャネル長方向における寸法が長く、他方の低濃度ドレイン領域は、マスクのずれ分だけチャネル長方向における寸法が短くなる。従って、第1および第2の検査用TFTをオン状態にしたとき、一方の低濃度ドレイン領域では、チャネル長方向における寸法が長い分、電界強度が弱いので、ホットキャリアが発生する度合いが小さいのに対して、他方の低濃度ドレイン領域では、チャネル長方向における寸法が短い分、電界強度が強いので、ホットキャリアが発生する度合いが大きい。それ故、第1の検査用TFTの低濃度ドレイン領域と、第2の検査用TFTの低濃度ドレイン領域との間でホットキャリアの発生する度合いを各低濃度ドレイン領域の発光強度から比較すれば、低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法を規定する工程でマスクがチャネル長方向でずれていたか否か、ずれていたとすればチャネル長方向におけるいずれの方向にずれていたかを検査できる。さらに、第1および第2の検査用TFTでの発光強度を相対比較すればよく、絶対的な発光強度と比較する必要がないという便利さもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、電気光学装置用のアクティブマトリクス基板のブロック図、(B)は、その駆動回路を構成するCMOS回路の等価回路図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示すアクティブマトリクス基板に対する検査用基板に形成した検査用TFTの構成を示す平面図およびその発光強度の観察結果を示す説明図、(C)、(D)はそれぞれ、図1に示すアクティブマトリクス基板に対する検査用基板を形成する際にレジストマスクが一方にずれていたときの検査用TFTの構成を示す平面図およびその発光強度の観察結果を示す説明図、(E)、(F)はそれぞれ、図1に示すアクティブマトリクス基板に対する検査用基板を形成する際にレジストマスクが他方にずれていたときの検査用TFTの構成を示す平面図およびその発光強度の観察結果を示す説明図である。
【図3】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図1に示すアクティブマトリクス基板に対する検査用基板に形成した検査用TFTの構成を示す断面図、検査用基板を形成する際にレジストマスクが一方にずれていたときの検査用TFTの構成を示す断面図、および検査用基板を形成する際にレジストマスクが他方にずれていたときの検査用TFTの構成を示す断面図である。
【図4】(A)〜(E)は、図1に示すアクティブマトリクス基板の製造工程に検査用基板を流して検査用TFTを形成していく様子を示す工程断面図である。
【図5】(A)〜(C)は、図1に示すアクティブマトリクス基板の製造工程に検査用基板を流して検査用TFTを形成していく際に、図4に示す工程に続いて行う各工程の様子を示す工程断面図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、図5(B)に示す工程でレジストマスクが一方にずれているときの様子を示す説明図、およびレジストマスクが他方にずれているときの様子を示す説明図である。
【図7】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、LDD構造のTFTを製造する際の高濃度不純物を導入する様子を示す工程断面図、この高濃度不純物の導入工程でレジストマスクが一方にずれているときの様子を示す説明図、およびレジストマスクが他方にずれている様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル
10A 第1の検査用TFT
10B 第2の検査用TFT
12 ゲート絶縁膜
14A、14B ゲート電極
15A、15B チャネル領域
16A、16B 低濃度ソース領域
17A、17B 低濃度ドレイン領域
18 高濃度ソース領域
19A、19B 高濃度ドレイン領域
21 駆動回路用のN型のTFT
22 駆動回路用のP型のTFT
30 画素スイッチング用のTFT
50 基板
51 下地保護膜
52 層間絶縁膜
100 半導体膜
200 アクティブマトリクス基板(半導体装置)
301 高濃度不純物を導入する際のレジストマスク

Claims (4)

  1. ゲート電極の端部にゲート絶縁膜を介して対峙する領域に低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域を備えるとともに、当該低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域にそれぞれに隣接して高濃度ソース領域および高濃度ドレイン領域を備えるLDD構造の薄膜トランジスタを形成したアクティブマトリクス基板の検査方法において、
    前記基板上に前記LDD構造を有する第1および第2の検査用薄膜トランジスタが形成されてなり、前記第1の検査用薄膜トランジスタと前記第2の検査用薄膜トランジスタとは低濃度ドレイン領域がゲート電極に対して反対側に位置するように線対称に形成されてなり、当該第1および第2の検査用薄膜トランジスタをオン状態にしたときの当該第1および第2の検査用薄膜トランジスタの各低濃度ドレイン領域での発光強度に基づいて、前記基板上に形成した薄膜トランジスタの低濃度ドレイン領域のチャネル長方向の寸法を検査することを特徴とするアクティブマトリクス基板の検査方法。
  2. 請求項1において、前記第1および第2の検査用薄膜トランジスタの各低濃度ドレイン領域での発光強度を比較するにあたっては、該発光強度をエミッション顕微鏡で観察することを特徴とするアクティブマトリクス基板の検査方法。
  3. 請求項1または2において、前記発光強度の比較結果において、
    前記第1および第2の検査用薄膜トランジスタの各低濃度ドレイン領域での発光強度が同等であるときに前記低濃度ドレイン領域のチャネル長方向における寸法が正常であると判定し、前記第1および第2の検査用薄膜トランジスタの各低濃度ドレイン領域での発光強度に差があるときには、発光強度の強い方の低濃度ドレイン領域ではチャネル長方向における寸法が短いと判定する一方、発光強度の弱い方の低濃度ドレイン領域ではチャネル長方向における寸法が長いと判定することを特徴とするアクティブマトリクス基板の検査方法。
  4. ゲート電極の端部にゲート絶縁膜を介して対峙する領域に低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域を備えるとともに、前記低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域のそれぞれに隣接して形成された高濃度ソース領域および高濃度ドレイン領域を備えるLDD構造を有する画素を駆動するための薄膜トランジスタと、前記LDD構造を有する第1および第2の検査用薄膜トランジスタとを含むアクティブマトリクス基板の製造方法において、
    前記第1の検査用薄膜トランジスタと前記第2の検査用薄膜トランジスタとを低濃度ドレイン領域がゲート電極に対して反対側に位置するように互いに線対称に配置し、かつ、ゲート電極を覆うように形成されたレジストマスクを介して高濃度の不純物イオンを打ち込むことにより、前記第1および第2の検査用薄膜トランジスタを形成した後、
    当該第1および第2の検査用薄膜トランジスタをオン状態にしたときの当該第1および第2の検査用薄膜トランジスタの各低濃度ドレイン領域での発光強度を比較することにより、前記低濃度ドレイン領域のチャネル長方向のずれを検査し、
    当該検査結果に基づいて、前記レジストマスクのチャネル方向におけるずれを調整した後、前記画素を駆動するための薄膜トランジスタを形成することを特徴とするアクティブマトリクス基板の製造方法。
JP7789099A 1999-03-23 1999-03-23 アクティブマトリクス基板の検査方法、およびアクティブマトリクス基板の製造方法 Expired - Fee Related JP3649033B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7789099A JP3649033B2 (ja) 1999-03-23 1999-03-23 アクティブマトリクス基板の検査方法、およびアクティブマトリクス基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7789099A JP3649033B2 (ja) 1999-03-23 1999-03-23 アクティブマトリクス基板の検査方法、およびアクティブマトリクス基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000277740A JP2000277740A (ja) 2000-10-06
JP3649033B2 true JP3649033B2 (ja) 2005-05-18

Family

ID=13646679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7789099A Expired - Fee Related JP3649033B2 (ja) 1999-03-23 1999-03-23 アクティブマトリクス基板の検査方法、およびアクティブマトリクス基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3649033B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100647691B1 (ko) 2005-04-22 2006-11-23 삼성에스디아이 주식회사 평판 디스플레이 장치
KR100941835B1 (ko) * 2008-05-14 2010-02-11 삼성모바일디스플레이주식회사 유기전계발광표시장치 및 그의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000277740A (ja) 2000-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3904512B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法、並びに半導体装置を備えた電子機器
JP3305961B2 (ja) 多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法
US20120268681A1 (en) Semiconductor circuit for electro-optical device and method of manufacturing the same
US20030124782A1 (en) Insulated gate semiconductor device and process for fabricating the same
JPH10242476A (ja) 半導体装置の作製方法
JPH1184418A (ja) 表示装置
US7049183B2 (en) Semiconductor film, method for manufacturing semiconductor film, semiconductor device, and method for manufacturing semiconductor device
US7309625B2 (en) Method for fabricating metal oxide semiconductor with lightly doped drain
US20050253195A1 (en) Semiconductor device and image display device
US7052944B2 (en) Thin-film transistor and method of manufacture thereof
KR100246984B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법 및 액정표시장치의 제조방법
KR20060062139A (ko) 이중 열처리에 의한 다결정 박막트랜지스터 제조방법
US6781154B2 (en) Semiconductor apparatus
JP4209619B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP3649033B2 (ja) アクティブマトリクス基板の検査方法、およびアクティブマトリクス基板の製造方法
US6639245B2 (en) Active matrix display device having high intensity and high precision and manufacturing method thereof
JP3861997B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP3547353B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2014033136A (ja) 表示装置およびその製造方法
KR101234213B1 (ko) 결정화방법 및 이를 이용한 박막 트랜지스터의 제조방법
JP2002076349A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001036097A (ja) 半導体装置
JPH10189991A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004214546A (ja) トランジスタの製造方法、トランジスタ、半導体集積回路、表示装置
JP3874825B2 (ja) 半導体装置及び電気光学装置の作製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees