JP3648934B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication)勧告によるT.30(グループ3:G3機)、T.70(グループ4:G4機)及びT.30AnnexF(スーパーG3機)の機能を備えたファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、PSTN(Public Switch Telephone Network:公衆交換電話網)回線用のG3機に、ISDN(Integrated Services Digital Network:総合デジタル通信網)回線用のG4機能を加えたファクシミリ装置(G3+G4機)が普及し始めている。このG4機能を用いれば、64〔kbps〕の通信速度でデータ通信を行うことができる。また、主にPSTN回線での通信速度を向上させるためのITU−T勧告におけるV.34機能を備えたファクシミリ装置(スーパーG3機)も普及しつつある。このスーパーG3機を用いれば、最大33.6〔kbps〕の通信速度でデータ通信を行うことができる。このため、G3機にスーパーG3機能及びG4機能をオプションとして追加できるファクシミリ装置(G3+スーパーG3+G4機)も登場している。
【0003】
ところで、PSTN回線はアナログ回線であるため、ノイズ等の影響を受けやすい。このため、コントロールチャンネルにおける頁間又はフレーム間制御時間において、通信速度が低下することがある。G3通信においては、1フレーム又は1頁の送信中に送受信間で発生したエラー数がカウントされ、エラー数が所定数以上の場合は、通信速度を下げてエラー数を減少させることがある。なお、スーパーG3通信では、前記G3通信時の機能に加えて、エラー数が所定数以下の場合は、通信速度を上げることも可能である。
【0004】
一方、ISDN回線はデジタル回線であるため、ノイズ等の影響はほとんどない。このため、ISDN回線を介したスーパーG3機間の送受信においては、高速でデータ通信を行うことができる。
【0005】
ところで、これらのファクシミリ装置においては、一般的に送信側の発信元情報(送信名、送信側のFAX番号、送信日付、送信時間、送信枚数等)を本文の画データとともに送信して、送信先における記録紙のヘッダ部分に記録させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、G4機能を有するスーパーG3機は、ISDN回線を介して、G3機の通信速度に同期させて送受信することもできる。
【0007】
図7(a)には、ISDN回線と接続されるスーパーG3機にG4機能を備えたファクシミリ装置(スーパーG3+G4機)101と、PSTN回線と接続されるG3/スーパーG3機に、ISDN回線と接続されるスーパーG3機能及びG4機能を備えたファクシミリ装置(G3/スーパーG3+スーパーG3+G4機)102とを示している。G3/スーパーG3+スーパーG3+G4機102のG3/スーパーG3通信部からスーパーG3+G4機101に対してPSTN回線を介して発呼した場合、スーパーG3+G4機101における記録紙のヘッダ部分には、G3/スーパーG3+スーパーG3+G4機102におけるG3/スーパーG3通信部のFAX番号「B」が記録される。その結果、記録されたFAX番号「B」に基づいて、スーパーG3+G4機101からG3/スーパーG3+スーパーG3+G4機102に対して発呼する場合、G3/スーパーG3+スーパーG3+G4機102におけるG3/スーパーG3機に対して発呼されることになる。
【0008】
このため、スーパーG3+G4機101は、PSTN回線を介してスーパーG3でデータ通信を行うことになる。しかし、スーパーG3では最大33.6〔kbps〕の通信速度でデータが伝送されるが、このように高速の通信機能では、回線のノイズ等に弱く、実際の通信速度は、33.6〔kbps〕よりも低速となってしまいスーパーG3機能が十分に生かせない。
【0009】
また、図7(b)には、PSTN回線と接続されるG3機103と、PSTN回線と接続されるG3機にISDN回線と接続されるスーパーG3機能及びG4機能を備えたファクシミリ装置(G3+スーパーG3+G4機)104とを示している。
【0010】
G3+スーパーG3+G4機104のスーパーG3+G4通信部からG3機103に対してISDN回線からPSTN回線を介して発呼した場合、G3機103における記録紙のヘッダ部分には、G3+スーパーG3+G4機104のFAX番号「F」が記録される。その結果、記録されたFAX番号「F」に基づいて、G3機103からG3+スーパーG3+G4機104に対して発呼する場合、スーパーG3+G4通信部に対して発呼されることになる。
【0011】
ところが、G3機のFAX番号「E」を受信専用にしたくても、スーパーG3+G4通信部から発呼した場合、FAX番号「F」が発信元情報として送信されるため、スーパーG3+G4通信部で受信することとなってしまう。
【0012】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであって、送信先におけるファクシミリ装置の通信機能に応じて、有効に対応することが可能なファクシミリ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、アナログ回線に接続され、半二重通信方式及び全二重通信方式に従って通信を行う第1通信手段と、デジタル回線に接続され、全二重通信方式に従って通信を行う第2通信手段と、各回線毎の発信元情報を記憶する記憶手段と、前記第1通信手段から発呼したとき、送信先のファクシミリ装置が全二重通信方式である場合は、デジタル回線を示す発信元情報を送信する制御手段とを備えた。
【0015】
お、以下に述べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に記載の「アナログ回線」はPSTN回線L1に相当し、同じく「デジタル回線」はISDN回線L2に相当し、同じく「半二重通信方式」はITU−T勧告V.17、V.27ter、V.29に相当し、同じく「全二重通信方式」はITU−T勧告V.8及びV.34に相当し、同じく「第1通信手段」はG3/スーパーG3機2に相当し、同じく「第2通信手段」はオプション部3に相当し、同じく「記憶手段」はRAM13に相当し、同じく「制御手段」はMPU11,ROM12,RAM13,MPU31,ROM32及びRAM33に相当する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を具体化した一実施形態を図面を用いて説明する。
図1に示すように、ファクシミリ装置1は、G3/スーパーG3機2とスーパーG3+G4機能部(以下、オプション部)3とから構成されている。
【0017】
G3/スーパーG3機2は、MPU11、ROM12、RAM13、読取部14、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ18、コーデック19、G3/スーパーG3用モデム20及びNCU21から構成されるとともに、各部11〜21がバス22を介してそれぞれ接続されている。
【0018】
MPU11は、G3/スーパーG3機2を構成する各部を制御するとともに、後述するDPRAM38を介してG3/スーパーG3機2とオプション部3との間のデータ等も制御する。ROM12は、G3/スーパーG3機2を制御するためのプログラムを記憶する。RAM13は、G3/スーパーG3機2とオプション部3との送受信に関する各種情報を一時的に記憶する。また、RAM13は、PSTN回線L1の発信元情報(例えばFAX番号等)と、ISDN回線L2の発信元情報(例えばFAX番号等)とを記憶する。さらに、RAM13は、図2に示す短縮番号、FAX番号、名称、通信モード等からなる短縮番号表T1を記憶する。
【0019】
読取部14は、原稿上の画像データを読み取って、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部15は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画データを記録紙上に記録する。
【0020】
操作部16は、電話番号を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)16a、短縮番号の登録、短縮番号から発信するするための短縮キー16b、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー16c、「G3」か「G4」かの通信モードを選択する、換言すれば「PSTN回線L1」か「ISDN回線L2」かを選択するための通信モードキー16d、短縮番号設定キー(図示略)等の各種操作キーを備えている。なお、本実施形態においては、通信モードが使用者によって、「G3(PSTN回線L1)」に設定されない限り、「G4(ISDN回線L2)」に常時設定されている。LCD等よりなる表示部17は、ファクシミリ装置1の動作状態等の各種情報の表示を行う。
【0021】
画像メモリ18は、受信画データや読取部14で読み取られた画データを一時的に記憶する。コーデック19は、読取部14にて読み取られた画データを送信のためにMMR方式等により符号化(エンコード)する。また、コーデック19は、受信画データを復号(デコード)する。
【0022】
G3/スーパーG3用モデム20は、T.30に従ったファクシミリ制御手順及びV.17,V.27ter,V.29のいずれか(以下、V.17等)に従った送受信データの変調及び復調を行う。また、G3/スーパーG3用モデム20は、V.8に従ったセッション開始手順及びV.34に従った送受信データの変調及び復調を行う。NCU21は、PSTN回線L1の閉結及び開放を行うとともに、相手先のFAX番号に対応したダイヤルパルスの送出及び着信を検出する機能等を備えている。
【0023】
オプション部3は、MPU31、ROM32、RAM33、LAPB34、G3/スーパーG3用モデム35、音声コーデック36、Sインターフェース37及びDPRAM38から構成されるとともに、各部31〜38がバス39を介してそれぞれ接続されている。
【0024】
MPU31は、オプション部3を構成する各部を制御する。ROM32は、オプション部3を制御するためのプログラムを記憶する。RAM33は、オプション部3の送受信に関する各種情報を一時的に記憶する。
【0025】
LAPB(Link Access Procedure Balanced:平衡型リンク・アクセス手順)34は、X.25パケット交換網用の平衡型伝送手順のためのものであって、OSI(Open Sysytems Interconnection:開放型システム間相互接続)におけるデータリンク層(Data Link Layer:レイヤ2)において、X.25パケット交換のほかにISDN回線L2のBチャンネル・パケット交換等の機能を備えている。
【0026】
G3/スーパーG3用モデム35は、前記G3/スーパーG3用モデム20と同様の機能を備えている。音声コーデック36は、G3/スーパーG3用モデム35にて変調及び復調された送受信データを音声データとみなして、ITU−T勧告におけるG.712等に準拠した非線形量子化、すなわち符号化則(μ−law:μ法)に従ってA/D変換及びD/A変換する。Sインターフェース37は、図示しないDSU(Digital Service Unit:データ回線終端装置)との間において、音声コーデック36からの送信画データの同期をとるとともに、ISDN回線L2からDSUを介した受信画データを音声コーデック36に送出する。
【0027】
LAPD(Link Access Procedure on the D-channel:呼制御/情報転送手順)37aは、ISDN回線L2のDチャンネル上の呼制御/情報転送用手順のためのものであって、前記LAPB34と異なる点は、ISDN回線L2の物理層を考慮してLAPB34のポイント・ツー・ポイント型のほかに放送型(マルチポイント型:1対多)のデータリンクを加えたことと、ISDN回線L2のDチャンネルが回線交換の呼制御信号とパケット交換伝送との両用となるため、多重LAP(1物理インターフェースに同時に複数のデータリンクを張ること)機能を備えたことである。
【0028】
DPRAM38は、G3/スーパーG3機2とオプション部3とを接続させるため、バス22及びバス39とに接続されている。従って、MPU11とMPU31との間でのデータ転送等は、このDPRAM38を介して行われる。
【0029】
以上のように構成されたファクシミリ装置1において、図2に示す短縮番号等をRAM13に登録するときの動作について説明する。
使用者によって、短縮番号設定キー(図示略)が押下されると、登録項目(短縮番号、FAX番号、名称、通信モード)が順次、表示部17に表示される。この表示に基づいて、操作部16のテンキー16aからFAX番号等の各種データをキー入力すると、図2に示す短縮番号表T1がRAM13に記憶される。
【0030】
次に、ファクシミリ装置1から送信先に発呼するとき、送信する発信元情報の選択動作について、図3〜図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、このフローチャートにおいて、S5以降の動作はROM12及びROM32内に記憶されたプログラムに基づいて、MPU11及びMPU31により実行される。
【0031】
図3に示すS1においては、使用者により、原稿が読取部14に載置される。S2においては、使用者により、通信モードが操作部16の通信モードキー16dによって設定される。すなわち、送信先に発呼する回線、「G3(PSTN回線L1)」か「G4(ISDN回線L2)」かが設定される。なお、通信モードは、使用者が通信モードキー16dを操作しない限り、常時「G4(ISDN回線L2)」に設定されている。従って、通信モードキー16dが操作されなければ、通信モードは「G4(ISDN回線L2)」が設定されることになる。
【0032】
S3においては、使用者により、送信先のFAX番号が操作部16のテンキー16aまたは短縮キー16b等から入力される。
S4においては、使用者により、スタートキー16cが押下されるのが待たれる。
【0033】
S5においては、読取部14に載置された原稿の読み取りが開始され、読み取られたイメージデータがコーデック19によって符号化され、画像メモリ18に一旦記憶される。
【0034】
S6においては、前記S3において入力されたFAX番号がRAM13の短縮番号表T1に登録されているFAX番号であるか否かが判断される。短縮番号表T1に登録されているFAX番号の場合は、図4に示すS11に移行する。一方、短縮番号表T1に登録されていないFAX番号の場合は、図5に示すS31に移行する。
【0035】
図4に示すS11においては、前記S3において入力されたFAX番号に基づいて、図2に示す短縮番号表T1における「通信モード」の欄が「G4」か否かが判断される。「通信モード」の欄が「G4」の場合は、送信先のファクシミリ装置が「G4機」であると判断してS12に移行する。一方、通信モードが「G4」でない場合は、送信先のファクシミリ装置がG4機でないと判断してS16に移行する。
【0036】
S12においては、ISDN回線L2のFAX番号がRAM13から選択されるとともに、通信モードが「G4」に設定される。すなわち、前記S2において、通信モードが「G3(PSTN回線L1)」に設定された場合であっても、図2に示す短縮番号表T1に基づいて、「G4(ISDN回線L2)」に設定される。そして、ISDN回線L2のFAX番号と、他の発信元情報(例えば送信日付、送信時間、送信枚数等)とを符号化し、それらのデータが前記S4において画像メモリ18に記憶された各頁毎のヘッダ部分に追加される。
【0037】
S13においては、前記S3において入力されたFAX番号に対し、ISDN回線L2を介して発呼が行われる。
S14においては、ISDN回線を介してG4手順が開始される。
【0038】
S15においては、画像メモリ18に記憶された画データが、ISDN回線L2を介してベースバンド伝送方式に従って送信され、この処理が終了される。
S16においては、前記S3において入力されたFAX番号に基づいて、図2に示す短縮番号表T1における「通信モード」の欄が「スーパーG3」か否かが判断される。「通信モード」の欄が「スーパーG3」の場合は、送信先のファクシミリ装置が「スーパーG3機」であると判断してS17に移行する。一方、通信モードが「スーパーG3」でない場合は、送信先のファクシミリ装置がG3機であると判断してS21に移行する。
【0039】
S17においては、ISDN回線L2のFAX番号がRAM13から選択されるとともに、通信モードが「G4(ISDN回線L2)」に設定される。すなわち、前記S2において、通信モードが「G3(PSTN回線L1)」に設定された場合であっても、図2に示す短縮番号表T1に基づいて、「G4(ISDN回線L2)」に設定される。そして、ISDN回線L2のFAX番号と、他の発信元情報(例えば送信日付、送信時間、送信枚数等)とを符号化し、それらのデータが前記S4において画像メモリ18に記憶された各頁毎のヘッダ部分に追加される。
【0040】
S18においては、前記S3において入力されたFAX番号に対し、ISDN回線L2を介して発呼が行われる。
S19においては、データ伝送のセッション開始手順(V.8)が開始される。
【0041】
S20においては、画像メモリ18に記憶された画データがG3/スーパーG3用モデム35で変調され、音声コーデック36によってデジタル変換されるとともに、ISDN回線L2を介してベースバンド伝送方式に従って送信され、この処理が終了される。
【0042】
S21においては、PSTN回線L1のFAX番号がRAM13から選択されるとともに、通信モードが「G4(ISDN回線L2)」に設定される。すなわち、前記S2において、通信モードが「G3(PSTN回線L1)」に設定された場合であっても、図2に示す短縮番号表T1に基づいて、「G4(ISDN回線L2)」に設定される。そして、PSTN回線L1のFAX番号と、他の発信元情報(例えば送信日付、送信時間、送信枚数等)とを符号化し、それらのデータが前記S4において画像メモリ18に記憶された各頁毎のヘッダ部分に追加される。
【0043】
S22においては、前記S3において入力されたFAX番号に対し、ISDN回線L2を介して発呼が行われる。
S23においては、ファクシミリ伝送制御手順(T.30)が開始される。
【0044】
S24においては、画像メモリ18に記憶された画データが音声コーデック36によってデジタル変換されるとともに、ISDN回線L2を介してベースバンド伝送方式に従って送信され、この処理が終了される。
【0045】
図5に示すS31においては、前記S2において通信モードキー16dによる通信モードの設定が「G4(ISDN回線L2)」であるか否かが判断される。通信モードが「G4(ISDN回線L2)」である場合は、S32に移行する。一方、通信モードが「G4(ISDN回線L2)」でない場合、すなわち、「G3(PSTN回線L1)」の場合は、図6に示すS51に移行する。
【0046】
S32においては、前記S3において入力されたFAX番号に対し、ISDN回線L2を介して発呼が行われる。
S33においては、ISDN回線を介してG4手順が開始される。
【0047】
S34においては、送信先との間において、ISDN回線L2の回線断が発生したか否かが判断される。すなわち、送信先のファクシミリ装置がG4機でない場合はG4手順(例えば呼設定等)が成立せず、回線断が発生する。このため、回線断が発生しない場合、換言すれば送信先のファクシミリ装置がG4機であった場合はS35に移行する。一方、回線断が発生した場合、換言すれば送信先のファクシミリ装置がG4機でなかった場合は、送信先のファクシミリ装置がスーパーG3機又はG3機と判断して、S37に移行する。
【0048】
S35においては、ISDN回線L2のFAX番号がRAM13から選択される。そして、ISDN回線L2のFAX番号と、他の発信元情報(例えば送信日付、送信時間、送信枚数等)とを符号化し、それらのデータが前記S4において画像メモリ18に記憶された各頁毎のヘッダ部分に追加される。
【0049】
S36においては、画像メモリ18に記憶された画データが音声コーデック36によってデジタル変換されるとともに、ISDN回線L2を介してベースバンド伝送方式に従って送信され、この処理が終了される。
【0050】
S37においては、前記S34において回線断が発生したため、前記S3において入力されたFAX番号に対し、ISDN回線L2を介して再度発呼が行われる。
【0051】
S38においては、ファクシミリ伝送制御手順として、まず無信号を示す信号が送信先に対して送出される。
S39においては、G3/スーパーG3用モデム35が送信先からV.8の機能を示すANSam信号を検出したか否かが判断される。ANSam信号を検出した場合はS40に移行する。一方、ANSam信号を検出しない場合、換言すればT.30のCED信号を検出した場合はS42に移行する。
【0052】
S40においては、ISDN回線L2のFAX番号と、他の発信元情報(例えば送信日付、送信時間、送信枚数等)とを符号化し、それらのデータが前記S4において画像メモリ18に記憶された各頁毎のヘッダ部分に追加される。
【0053】
S41においては、画像メモリ18に記憶された画データが音声コーデック36によってデジタル変換されるとともに、ISDN回線L2を介してベースバンド伝送方式に従って送信され、この処理が終了される。
【0054】
S42においては、PSTN回線L1のFAX番号と、他の発信元情報(例えば送信日付、送信時間、送信枚数等)とを符号化し、それらのデータが前記S4において画像メモリ18に記憶された各頁毎のヘッダ部分に追加される。
【0055】
S43においては、画像メモリ18に記憶された画データが音声コーデック36によってデジタル変換されるとともに、ISDN回線L2を介してベースバンド伝送方式に従って送信され、この処理が終了される。
【0056】
図6に示すS51においては、前記S3において入力されたFAX番号に対し、PSTN回線L1から発呼が行われる。
S52においては、ファクシミリ伝送制御手順として、まず無信号を示す信号が送信先に対して送出される。
【0057】
S53においては、G3/スーパーG3用モデム20が送信先からV.8の機能を示すANSam信号を検出したか否かが判断される。ANSam信号を検出した場合はS54に移行する。一方、ANSam信号を検出しない場合、換言すればT.30のCED信号を検出した場合はS56に移行する。
【0058】
S54においては、ISDN回線L2のFAX番号と、他の発信元情報(例えば送信日付、送信時間、送信枚数等)とを符号化し、それらのデータが前記S4において画像メモリ18に記憶された各頁毎のヘッダ部分に追加される。
【0059】
S55においては、画像メモリ18に記憶された画データがV.34に従って送信先にPSTN回線L1を介して送信される。
S56においては、通信モードを「G3(PSTN回線L1)」から「G4(ISDN回線L2)」に再度設定され、この処理が終了される。
【0060】
S57においては、PSTN回線L1のFAX番号と、他の発信元情報(例えば送信日付、送信時間、送信枚数等)とを符号化し、それらのデータが前記S4において画像メモリ18に記憶された各頁毎のヘッダ部分に追加される。
【0061】
S58においては、画像メモリ18に記憶された画データがV.17等に従って送信先にPSTN回線L1を介して送信される。
S59においては、通信モードを「G3(PSTN回線L1)」から「G4(ISDN回線L2)」に再度設定され、この処理が終了される。
【0062】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
・短縮番号表T1に登録されていないFAX番号が入力された場合であって、通信モードが「G3(PSTN回線L1)」及び「G4(ISDN回線L2)」であっても、図5に示すS39及び図6に示すS53に示すように、送信先からの「スーパーG3」を示すANSam信号がG3/スーパーG3用モデム20及びG3/スーパーG3用モデム35にて検出されるか否かが判断される。そして、ANSam信号が検出された場合は、図5に示すS40及び図6に示すS54に示すように、ISDN回線L2のFAX番号等が発信元情報として選択される。このため、送信先にはISDN回線L2の発信元情報が送信される。その結果、送信先からの画データをオプション部3によって受信することができる。従って、送信先との間のファクシミリ通信を高速、且つ安定に行うことができる。
【0063】
一方、ANSam信号が検出されない場合は、PSTN回線L1のFAX番号等が発信元情報として選択される。その結果、PSTN回線L1の発信元情報に基づいて、送信先からの画データはG3/スーパーG3機2で受信される。
【0064】
従って、送信先の通信機能に適応した発信元情報を送信することができる。換言すれば、送信先のファクシミリ機能に応じて、受信したい回線を示す発信元情報を送信することができる。従って、送信先のファクシミリ機能に応じて自身が受信したい回線を指定することができる。故に、送信先におけるファクシミリ装置の通信機能に応じて、発信側のファクシミリ装置1を有効に対応させることができる。
【0065】
・図4のS16〜S24に示すように、図2に示す短縮番号表T1に登録されている通信モードが「スーパーG3」または「G3」であっても、G3/スーパーG3用モデム35から送信先にISDN回線L2を介して送信している。また、図5のS37〜S43に示すように、図2に示す短縮番号表T1に登録されていないFAX番号であって、且つ前記S2において通信モードが「G4(ISDN回線L2)」に設定されていれば、G3/スーパーG3用モデム35からISDN回線L2を介して送信している。従って、送信先との間のファクシミリ通信を高速、且つ安定に行うことができる。
【0066】
・使用者によって、常時「G4(ISDN回線L2)」に設定されている通信モードが「G3(PSTN回線L1)」に設定された場合であっても、送信終了後は、「G4(ISDN回線L2)」に自動復帰される。このため、次にファクシミリ装置1を使用する人が、通信モードを確認することなく、すぐに「G4(ISDN回線L2)」から発呼することができて簡便である。
【0067】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図4に示すS12及びS17、図5に示すS35及びS40、図6に示すS54において、ISDN回線L2のFAX番号を示す発信元情報を設定するのに代えて、PSTN回線L1を示す発信元情報を設定しても良い。このように構成すれば、PSTN回線L1に接続されるG3/スーパーG3機2を受信専用とすることができる。その結果、ISDN回線L2に接続されるオプション部3を送信専用とすることができる。従って、送信する場合は、送信先のファクシミリ機能に応じて、高速で安定したファクシミリ通信を行うことができる。よって、G3/スーパーG3機2とオプション部3とを有効に利用することができる。なお、この場合、図1に示すG3/スーパーG3用モデム20は、G3用モデムであっても良い。
【0068】
・短縮番号表T1に基づいて送信先に発呼する場合、送信先が「スーパーG3」又は「G3」の場合は、すなわち、図4に示すS18及びS22において、PSTN回線L1を介して送信先に発呼するように構成しても良い。また、図5に示すS34における回線断が発生した場合において、すなわち、図5に示すS37において発呼する場合、PSTN回線L1を介して送信先に発呼するように構成しても良い。
【0069】
・過去の短縮番号表T1に登録されているFAX番号か否かの判断を、FAX番号に代えて短縮番号を用いても良い。すなわち、短縮キー16bに続いて押下される短縮番号に基づいて、図2に示す短縮番号表T1における「通信モード」の欄が「G4」か「スーパーG3」か「G3」かを判断しても良い。
【0070】
さらに、上記実施形態より把握される請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
・アナログ回線に接続され、半二重通信方式に従って通信を行う第1通信手段と、デジタル回線に接続され、全二重通信方式に従って通信を行う第2通信手段と、各回線毎のFAX番号を記憶する記憶手段と、アナログ回線を示す発信元情報を送信する制御手段とを備えたファクシミリ装置。
【0071】
このように構成すれば、図1に示すG3/スーパーG3用モデム20がG3用モデムとなる。そして、PSTN回線L1に接続されるG3機を受信専用とすることができるため、ISDN回線L2に接続されるオプション部3から送信する場合は、高速で安定したファクシミリ通信を行うことができる。
【0072】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項に記載の発明によれば、送信先におけるファクシミリ装置の通信機能に応じた回線を指定することができる。従って、通信機能を有効に対応させることが可能なファクシミリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のファクシミリ装置のブロック図。
【図2】同じく、RAMに記憶された短縮番号表を示す説明図。
【図3】同じく、発信元情報を選択する動作を示すフローチャート。
【図4】同じく、発信元情報を選択する動作を示すフローチャート。
【図5】同じく、発信元情報を選択する動作を示すフローチャート。
【図6】同じく、発信元情報を選択する動作を示すフローチャート。
【図7】従来の技術を説明するための説明図。
【符号の説明】
1…ファクシミリ装置、2…第1通信手段としてのG3/スーパーG3機、3…第2通信手段としてのスーパーG3+G4機能部(オプション部)、11…制御手段を構成するMPU、12…制御手段を構成するROM、13…記憶手段及び制御手段を構成するRAM、31…制御手段を構成するMPU、32…制御手段を構成するROM、33…制御手段を構成するRAM、L1…アナログ回線としてのPSTN回線、L2…デジタル回線としてのISDN回線。

Claims (1)

  1. アナログ回線に接続され、半二重通信方式及び全二重通信方式に従って通信を行う第1通信手段と、デジタル回線に接続され、全二重通信方式に従って通信を行う第2通信手段と、各回線毎の発信元情報を記憶する記憶手段と、前記第1通信手段から発呼したとき、送信先のファクシミリ装置が全二重通信方式である場合は、デジタル回線を示す発信元情報を送信する制御手段とを備えたファクシミリ装置。
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