JP3648852B2 - 含フッ素ポリマー水性分散液の浮きかす発生防止方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、含フッ素ポリマーの水性分散液中に発生する浮きかすの防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
含フッ素ポリマーは、種々の分野、例えば基材の被覆、電池や磁気記録媒体における結合剤または結着剤などとして用いられている。ある種の用途に用いられる含フッ素ポリマーは、水性分散液の形で重合され、供給されている。
この含フッ素ポリマーの水性分散液は、取り扱いの容易さのために塩基性、通常7以上のpHにされ、また、貯蔵安定性を与えるためにノニオン界面活性剤を含んでいる。ところが、水性分散液を塩基性とし、ノニオン界面活性剤を加え、水性分散液を放置しておくと、水性分散液中に褐色の浮きかすが発生することが知られている。
【0003】
この浮きかすを除去するための技術が、特公昭52−46980号公報に開示されている。この公報に開示された方法は、ノニオン界面活性剤を含み、pHが7以上であるテトラフルオロエチレン重合体の水性分散液に、可溶化剤を添加することからなる。この公報によれば、浮きかすの主たる原因は鉄であるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特公昭52−46980号公報に記載の方法は、pH7以上の水性分散液に可溶化剤を添加して浮きかすを除去しようとするものである。すなわち、一旦浮きかすが発生した後に、それを除去ないし分解しようとするものである。従って、比較的多量の可溶化剤を添加する必要があり、多量の可溶化剤を添加しても完全に浮きかすを除去することはできない。
【0005】
また、本発明者らは、浮きかすの原因として鉄以外にクロムも同様に関係することを新たに見いだした。これは、重合の場合、重合開始剤の分解により酸が発生し、この酸が反応器であるSUSを腐食する。その結果、水性分散液中の鉄、クロム等の濃度が高くなる。これらのうち、鉄及びクロムが浮きかすの原因となる。
【0006】
通常、テトラフルオロエチレン重合体の水性分散液中の鉄及び/又はクロムは、濃縮及び/又は中和により、Fe(OH)3、Cr(OH)3の形でポリマーの表面に付着し、浮きかすの原因となる。
本発明は、含フッ素ポリマーの水性分散液における浮きかすの発生を未然に防止し、しかも水性分散液を長期間貯蔵しても浮きかすの発生を防止できる方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、含フッ素ポリマー、ノニオン界面活性剤および水を含んでなる含フッ素ポリマー水性分散液に、鉄及び/又はクロムイオンが存在する水溶液中で配位子としての作用を有している化合物である錯塩形成剤を添加することにより浮きかすの発生を防止するために、該錯塩形成剤を酸性条件下で添加し、次いで、該水性分散液をアルカリ性にする。
【0008】
本発明において、含フッ素ポリマーの種類は特に限定されないが、ポリテトラフルオロエチレン、変性ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチエレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/エチレン共重合体、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニルフルオライド、ビニリデンフルオライド/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフルオロメチルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフルオロプロピルオキシビニルエーテル共重合体、パーフルオロポリエーテルなどが例示できる。
【0009】
ここで、含フッ素ポリマーの典型例としてポリテトラフルオリエチレン(以下、「PTFE」という。)を取り上げ、その乳化重合方法を説明しておく。
まず、オートクレーブに脱イオン水を仕込み、水溶性含フッ素分散剤およびパラフィンワックスを加え、65〜95℃に加温しながら窒素ガスおよびテトラフルオロエチレン(以下、「TFE」という。)ガスで系内を置換して酸素を除いた後、TFEガスで所定の内圧6〜20kg/cm2Gまで加圧し、攪拌する。
【0010】
次に、重合開始剤をオートクレーブに導入し、重合反応を開始させる。重合反応は加速的に進行し、TFEの消費に伴ってオートクレーブ内の内圧が低下するが、内圧を常に所定の圧力に保つようにTFEを連続的に供給する。要すれば重合開始剤を追加する。反応で消費されたTFEの合計量が所定量に達した時点で、攪拌およびモノマー供給を停止し、直ちにオートクレーブ内のガスを常圧まで放出し、重合を終了させる。
【0011】
ここで、TFEと共にPTFEの変性用モノマーをも使用することができ、この場合には、変性PTFEが得られる。
PTFEの変性用モノマーとしては、式:X(CF2)nOCF=CF2(式中、Xは水素、フッ素または塩素を、nは1〜6の整数を表す。)、式:C3F7(OCF2CF2CF2)m(OCF(CF3)CF2)lOCF=CF2 (式中、mおよびlは0〜4の整数を表す。ただし、これらが同時に0となることはない。)で示されるフルオロアルキルビニルエーテル、CF3−CF=CF2、CF2=CFH、CF2=CFCl、CF2=CH2、式:RfCY=CH2(式中、Rfは直鎖状または分枝状の炭素数3〜21のポリフルオロアルキル基、Yは水素原子またはフッ素原子である。)で示されるビニル化合物などの、TFE以外の含フッ素不飽和モノマーが挙げられ、通常これらは、TFEに対して30重量%以下の量で用いられる。
【0012】
重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩、ジコハク酸パーオキシド、ジグルタル酸パーオキシド等の水溶性有機過酸化物、またはこれらの混合物が使用される。重合開始剤の使用量は、過硫酸塩の場合、水性媒体に対して2〜300ppm、好ましくは2〜200ppmである。ジコハク酸パーオキシドの場合、水性媒体に対し20〜1000ppm、好ましくは40〜300ppmである。上記過酸化物に亜硫酸ナトリウム、酸性亜硫酸ナトリウム等の還元剤を加えてレドックス系にすることもできる。
【0013】
水溶性含フッ素分散剤としては、例えば、式:
X(CF2)aCOOH
(式中、XはH、FまたはCl原子、aは6〜12の整数である。)、
式:
Cl(CF2CFCl)bCF2COOH
(式中、bは2〜6の整数である。)、
式:
(CF3)2CF(CF2CF2)cCOOH
(式中、cは2〜6の整数である。)、
式:
F(CF2)dO(CF(Y)CF2O)eCF(Y)COOH
(式中、YはFまたはCF3、dは1〜5の整数、eは1〜5の整数である。)
で示される化合物、およびそれらのアンモニウム塩またはアルカリ金属塩(たとえば、カリウム塩、ナトリウム塩)等を使用することができる。特に、式:CnF2n-1COOXまたはC3F7O(CF(CF3)CF2O)mCF(CF3)COOX(式中、nは6〜9、mは1〜2の整数、Xはアンモニウム基またはアルカリ金属を表す。)で示される化合物が好ましい。
【0014】
水溶性含フッ素分散剤の使用量は、反応の際の水性媒体に対し、0.03〜0.3重量%、好ましくは0.05〜0.2重量%である。
【0015】
パラフィンワックスは、実質的に反応に不活性な分散安定剤として機能する。パラフィンワックスの量は、水性媒体に対して、0.1〜10重量%、好ましくは、1〜10重量%である。
重合中のpHを調整するために緩衝剤として、例えば炭酸アンモニウム、リン酸アンモニウムなどを加えてもよい。
重合温度は10〜95℃の広範囲で選択可能である。しかし、重合開始剤である過硫酸塩や水溶性有機過酸化物を単独または混合して使用する場合、60〜90℃が適当である。開始剤が過硫酸塩と亜硫酸ソーダ、あるいはジコハク酸パーオキシドと還元鉄のようなレドックス系の場合にはより低温域を選択することができる。
【0016】
重合は、通常TFE自体のガス加圧下に行われ、特に制限はないが、6〜40kg/cm2の範囲に保ちながら進行させる。通常、重合中は一定圧力に保たれる。
【0017】
重合の終了は、PTFE濃度が20〜45重量%になった時点でモノマーを系外に放出し、攪拌を停止することで行う。その後、PTFEの液状分散液(ポリマーラテックスまたは単にラテックスと呼ぶこともある。)をオートクレーブから取り出し、次の工程に移す。
【0018】
本発明の方法の特徴は、重合により得られたままの水性分散液をアルカリ性にする前に、酸性、たとえばpHが5以下である時に、錯塩形成剤を添加し、その後、水性分散液を塩基性、たとえばpH7以上にすることにある。
上記の様な乳化重合により得られる水性分散液のpHは、通常、重合開始剤等の分解生成物の故に、酸性領域にある。本発明では、このようなpH状態にある水性分散液に錯塩形成剤を加え、浮きかすの発生を抑制する。
【0019】
本発明の方法で用いる錯塩形成剤は、鉄及び/又はクロムイオンが存在する水溶液中で配位子としての作用を有している化合物であり、通常、芳香族及び脂肪族カルボン酸並びにその塩、アルキレジアミンの酸及びその塩よりなる群から選ばれる。具体的に、蓚酸、マロン酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、三酢酸アンモニウム、エチレンジアミン四酢酸及びウエルセン(Versene)として一般に知られているナトリウム塩のようなその塩類、エチレンジアミン二酢酸などが例示できる。
【0020】
錯塩形成剤の添加量は、通常、水性分散液に含まれる鉄及び/又はクロムと等モルまたはそれ以上である。とりわけ、クロムの浮きかす発生を抑制する場合は、6倍モル以上が好ましい。
本発明の方法が対象とする含フッ素ポリマー水性分散液に含まれる鉄及び/又はクロムの量は微量であるので、その正確な量は、国際特許出願公開WO94/28394に記載されたフレームレス原子吸光分光光度計を用いる測定方法により測定することができる。この方法は、定量すべき金属の種類に応じて所定量のサンプルを約400〜1200℃の灰化温度および少なくとも約100秒の灰化時間を含む灰化条件の下で灰化した後、フレームレス原子吸光分光光度計により吸光度を測定することからなる。
ここで、フレームレス原子吸光分光光度計とは、電気的に試料を加熱し、含まれている金属を原子化し、原子化された金属の吸光度から金属量を定量する測定方法を用いる分光光度計を意味する。具体的には、例えばいわゆる偏光ゼーマン原子吸光高度計を使用して測定できる。
【0021】
本発明の方法では、錯塩形成剤を添加した後に、水性分散液のpHをアルカリ性、たとえばpH7以上にする。
このpHの調整には、通常の塩基性物質、例えばアンモニア、水酸化アンモニウム、金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなど)、アミン化合物などを用いればよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明の方法によれば、含フッ素ポリマーの水性分散体における浮きかすの発生が効果的に防止でき、かつ、水性分散体を長期間貯蔵しても浮きかすが発生しない。しかも、浮きかすの発生を、比較的少量の錯塩形成剤により防止することができる。
【0023】
【実施例】
次ぎに実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1〜2
重合直後のPTFE水性分散液(LDW−40。ダイキン工業株式会社製)をサンプルとして用いた。この水性分散液のポリマー含量は、27重量%、ノニオン界面活性剤(トリトンX−100)含有量は6重量%であり、残部(67重量%)は水であった。pHは3.4(実施例1)または4.5(実施例2)(NaOHで調整)であった。
フレームレス原子吸光分光光度計を用いて鉄の含有量を測定したところ、52ppbであった。
【0024】
このPTFE水性分散液に、クエン酸2ppmを加え、次いで、水性分散液のpHをアンモニアにより8.5に調整した。
その後、水性分散液を室温で1カ月間静置し、浮きかすの発生の有無を目視により判定した。結果を表1に示す。
浮きかすの発生の有無の判断基準は次の通りである:
PTFE水性分散液を1ヶ月間静置すると、上層にノニオンを含む水層、下層に白いポリマー層と2層に分離される。その際、浮きかすの原因となるFe(OH)3及び/又はCr(OH)3を含んだPTFEの凝集物は、水層とポリマー層との堺に存在し着色するので、着色が確認できたら浮きかす発生と判断する。
【0025】
実施例3
PTFE水性分散液として、ダイキン工業株式会社製D−2(ポリマー含量30重量%。ノニオン界面活性剤トリトンX−100含量6重量%。pH3.5)を用い、これを濃縮してポリマー含量を60重量%にする以外は実施例1〜2と同じ操作を繰り返した。1カ月間静置後の浮きかすの発生の有無および変化の有無を目視のより判定した。結果を表1に示す。
【0026】
実施例4
含フッ素ポリマー水性分散液として、ダイキン工業株式会社製ND−1(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の水性分散液。ポリマー含量30重量%。ノニオン界面活性剤トリトンX−100含量6重量%。pH2.4)を用い、これを濃縮してポリマー含量を54重量%にした。フレームレス原子吸光光度計を用いて金属の含有量を測定したところ、Fe350ppb、Cr47ppbであった。このPTFE水性分散液(pH=2.4)にクエン酸5ppbを添加し、次いで水性分散液にノニオン界面活性剤トリトンX−100を添加するとともにpH=6.5にアンモニヤで調整した。3日間放置後、pHを最終的にアンモニヤで9.0に調整した。1カ月間静置後の浮きかすの発生の有無および変化の有無を目視のより判定した。結果を表1に示す。
【0027】
比較例1〜2
実施例1〜2で用いたのと同じ重合直後のPTFE水性分散液のpHを、アンモニアの添加により7.5(比較例1)または9.0(比較例2)にし、クエン酸添加後にはアンモニアを加えなかった以外は実施例1〜2と同じ操作を繰り返した。1カ月間静置後の浮きかすの発生の有無および変化の有無を目視のより判定した。結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
Claims (4)
- 含フッ素ポリマー、ノニオン界面活性剤および水を含んでなる含フッ素ポリマー水性分散液に、鉄及び/又はクロムイオンが存在する水溶液中で配位子としての作用を有している化合物である錯塩形成剤を添加することにより浮きかすの発生を防止する方法において、該錯塩形成剤を酸性条件下で添加し、次いで、該水性分散液をアルカリ性にすることを特徴とする方法。
- 含フッ素ポリマーが、ポリテトラフルオロエチレン、変性ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチエレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/エチレン共重合体、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニルフルオライド、ビニリデンフルオライド/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフルオロメチルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフルオロプロピルオキシビニルエーテル共重合体またはパーフルオロポリエーテルである請求項1に記載の方法。
- 酸性条件は、pH5以下である請求項1に記載の方法。
- 該錯塩形成剤を、該水性分散液に含まれる鉄及び/又はクロムと等モル以上用いる請求項1に記載の方法。
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