JP3647795B2 - 超電導回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超電導デジタル回路に関し、より詳細には、結合型ジョセフソン超電導伝送線を採用し、データ及びクロック信号の能動的タイミング調停を行なう超電導デジタル回路に関する。
なお、米国政府は、FAR52.227−12における条項にしたがって、本発明において所定の権利を有する。
また、本願は、"Asynchronous Superconductor Serial Multiply-Accumulator"(非同期超電導シリアル乗算/蓄積器)と題し、本願と同時に出願された米国特許出願番号第(弁理士整理番号第12−1004号)と関連がある。この出願は、本願と同じ譲受人に譲渡され、この言及により本願にも含まれるものとする。
【0002】
【従来の技術】
当技術分野では周知のように、超電導単一磁束量子(SFQ:single flux quantum)デジタル回路は、非常に短い持続時間の非常に小さい電圧のパルスの伝送及び処理を行う。例えば、K. K. Likharev, V. K. Semenov; "RSFQ Log/Memory Family: A New Josephson-Junction Technology for Sub-Terahertz-Clock-Frequency Digital System";(RSFQ対数/メモリ系統:テラヘルツ未満のクロック周波数デジタル・システムのための新たなジョセフソン接合技術) IEEE Transactions on Applied Superconductivity, Vol. 1, No. 1 (1991年3月)を参照のこと。これらのパルスは、より大きなデジタル回路を構成するために用いられる論理ゲートへ情報を搬送するため、そしてこれら論理ゲート間で情報を搬送するために用いられる。これらのパルスは、回路の一部によって処理されるデータだけでなく、クロック信号を伝送するために用いられるようなタイミング情報も搬送する。超電導デバイスを採用するデジタル回路、特に単一磁束量子の伝送に基づくものは、100GHzを越えるクロック速度で動作可能であるので、望ましい場合が多い。
【0003】
ジョセフソン接合伝送線は、一般には、超電導デジタル回路において、狭いパルス幅の信号を低電力で伝送するために用いられる。ジョセフソン接合伝送線は、伝送線に沿って所定の間隔でジョセフソン接合を用い、単一磁束量子(SFQ)としてパルス信号を再生し伝送する。ジョセフソン接合は、トンネリング・デバイスであり、2つの対向する超電導膜、例えば、Nb膜を含み、これらは絶縁性の誘電体層によって分離されている。十分な電流バイアスを各接合に印加すると、いずれの接合間にも電圧パルスが印加され、接合が切り替わって、電圧パルスを発生する、すなわち、切り替えられた電圧パルスを再生する。このように接合が切り替わることによって発生する電圧パルスの時間積分は、基本的物理定数によって決定され、h/2eである。ここで、hはプランク定数(6.6262×10-34ジュール秒)、eは基本電荷(1.602×10-19クーロン)である。再生された電圧パルスは、ジョセフソン伝送線内において隣接する次の接合を順番に切り替えさせていく。このようにして、電圧パルスが、ジョセフソン伝送線に沿って伝搬することができる。これらのパルスを、単一磁束量子パルス又はSFQパルスと呼ぶ。典型的なSFQパルスは、持続時間が2〜3ps、振幅が1mVである。
【0004】
図1は、この種の既知の伝送線を代表する、超電導ジョセフソン接合伝送線10の概略図であり、該伝送線は、クロック伝送線又はデータ伝送線として用いることができる。伝送線10は、ここではSFQパルス12として表わしている量子化磁束として、信号パルスを伝搬する。伝送線10は、一連のジョセフソン接合回路14を含み、各ステージでSFQパルス12を再生するように作用する伝送線10に沿って、所定の間隔で離間されている。ジョセフソン接合回路14は、基準接地と電源16との間で、並列に接続されている。電源16は、電流をジョセフソン接合回路14に印加する。各ジョセフソン接合回路14は、分路抵抗器20及びインダクタ22と並列な、理想的なジョセフソン接合18として表わされている。インダクタ26は、各ジョセフソン接合回路間に直列に接続され、一方の接合から次の接合に、SFQパルス12の伝搬を可能にする。
【0005】
SFQパルス12からの追加エネルギがジョセフソン接合回路14に到達する毎に、ジョセフソン接合18が切り替わり、電圧パルスを発生し、これがSFQパルスを生成する。次いで、このSFQパルスが次のジョセフソン接合18を付勢し、これもまたSFQパルス12を発生する。したがって、パルスが再度生成され、デジタル回路全体において、特定のクロック又はデータ・パルスとして上記したように伝送線10を伝搬していく。接合回路14間の間隔は、特定のパルス幅や電力要件に関連して、用途毎に異なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、種々の抵抗器における熱ノイズ、ジョセフソン・ノイズや、構成素子製作上のばらつき等の様々な要因が、各接合18の電圧パルス発生や、次の接合回路14に送られるSFQパルスの再形成に影響を及ぼしてしまう。これらの影響により、クロック又はデータ・パルスが回路内の特定のデジタル構成素子に何時到達するのかに関する不確実性が生ずる。このタイミングの不確実性は、接合数の二乗根として、特定の伝送線におけるジョセフソン接合の数に応じて増大する。
【0007】
非常に高いクロック周波数で動作させる場合、クロック・パルス及びデータ・パルス間のタイミングは、極めて重要となる。例えば、100GHzで動作するデジタル回路では、所与のデータ・パルスは、いずれも、10ピコ秒未満の時間間隔以内にその宛先の論理ゲートに到達しなければ、当該ゲートによって適切に処理されないことになる。このような高周波数のために、任意の回路素子に到達するクロック及びデータ・パルスも、緊密に同期されている必要があり、さもなければエラーが生ずる。先に論じたSFQパルスのタイミングに関する不確実性により、タイミング同期の必要性が高くなる。したがって、超電導体回路は、通例では、パルス・タイミングの不確実性がさほど重要ではなくなるように、その潜在的に可能な速度よりもかなり低い周波数帯で動作させている。
【0008】
超電導デジタル回路においてデータ及びクロック・パルスの同期を取る技法は、当技術分野において様々なものが知られている。例えば、既知の超電導デジタル回路は、再同期素子及び技法を用い、データ・パルスがクロック信号に再度同期するまで、これらを保持又は格納するように作用する。しかしながら、これらの手順は、一般には、個々の回路設計が複雑となり、データ信号を侵害し破壊すると共に、回路速度を低下させてしまう。
したがって、先に論じた欠点に煩わされることなく、クロック及びデータ・パルス間で能動的タイミング調停を採用した超電導デジタル回路が求められている。よって、本発明の目的は、超電導回路において、能動的なタイミング調停を行なうことができるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決するに当たって、能動的タイミング調停を可能にすることによって、2本のジョセフソン伝送線に沿って伝搬する信号間の相対的なタイミング不確実性を低下させることができる超電導デジタル論理回路を提供する。該超電導デジタル論理回路は、少なくとも1つのインダクタ及び少なくとも1つのジョセフソン接合を有し、第1入力SFQパルスのストリームを伝送する第1超電導伝送線と、少なくとも1つのインダクタ及び少なくとも1つのジョセフソン接合を有し、第1入力パルスと相関のある第2入力SFQパルスのストリームを伝送する第2超電導伝送線とを含む。第1及び第2超電導伝送線を互いに結合し、第1及び第2入力パルス間において、磁束の誘引及び/又は反発を生じさせ、相対的なタイミングの不確実性を低下させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、超電導デジタル回路を対象とする。更に具体的には、第1入力信号を伝送する第1伝送線と、第2入力信号を伝送する第2伝送線とを有する超電導デジタル回路であり、第2入力信号は第1入力信号と相関付けられている。第2伝送線は、第1伝送線に結合され、第1及び第2入力信号間で磁束の誘引を生成し、第1及び第2入力信号間における相対的なタイミングの不確実性を低下させる。
図2は、本発明による超電導デジタル回路50の概略図であり、第1及び第2ジョセフソン伝送線(JTL)52、62に沿って伝搬する2つのほぼ同時の単一磁束量子(SFQ)パルスの同期を取ることができる。第1JTL52は、並列に接続された複数のジョセフソン接合56、及び直列に接続された複数のインダクタ54を含む。ジョセフソン接合56がインダクタ54に接続されている場所は、第1ノード55を規定する。同様に、第2JTL62は、並列に接続された複数のジョセフソン接合66、及び直列に接続された複数のインダクタ64を含む。ジョセフソン接合66がインダクタ64に接続されている場所は、第2ノード65を規定する。ジョセフソン接合56,66の第1及び第2ノード55,65とは反対側の端部は、それぞれ、接地58、68に接続されている。
【0011】
第1ノード55及び第2ノード65の間にインダクタ60が接続され、JTL52、62を互いに結合している。インダクタ60は、第1及び第2JTL52、62上を伝搬するSFQパルスを相関付ける。更に具体的には、インダクタ60は、JTL52、62に沿った種々の地点において、SFQパルスを再度同期させる。SFQパルスは、ジョセフソン接合56が直前の接合からSFQパルスを受け取ったときに、これによって発生する。接合56において発生したSFQパルスから電流パルスが生じ、これがノード55、65間のインダクタ60を通過する。この電流パルスは、接合66に印加される電流バイアスに重畳される。JTL62に沿って伝わるSFQパルスが、JTL52に沿って伝わるSFQパルスよりも遅れている場合、接合66に到達したときに、この電流パルスによって加速される。この加速は、2つのSFQパルス間の時間差を減少させ、これらを再度同期させるように作用する。JTL62に沿って伝わるSFQパルスがJTL52におけるSFQパルスよりも前にある場合、この状況は逆であり、JTL52におけるパルスが加速される。2つのSFQパルスはそれぞれ、第1及び第2JTL52、62に沿って同期して伝搬する。これによって、相対的なタイミングの不確実性、即ち、第1及び第2SFQパルス間の相互の時間差が減少する。図示のように、インダクタ60は、JTL52、62において各ジョセフソン接合56、66の間に設けられており、JTL52、62に沿った各間隔即ちステージにおいて、第1及び第2SFQパルス間における相対的なタイミング及び確実性を低下させる。
【0012】
第2JTL62上のSFQパルスが、第1及び第2JTL52、62上にあるジッタ量に差があるために遅れている場合、所与の時点において、第1JTL52の第1ノード55にはSFQパルスがあるが、第2JTL52の第2ノード65にはないということになる。接合56がインダクタ60に第1ノード55から電流を引き出させて電流を第2ノード65に注入するときに、第1及び第2JTL52、62間に電圧差が生ずる。第2ノードに注入される追加の電流が、未だ第2ノード65に到達していない、JTL62上のSFQパルスを加速する。更に、第1JTL52に沿って伝達されているSFQパルスは、電流損失の結果、速度が低下する。したがって、インダクタ60は、第1及び第2SFQパルスを再度同期させ、相対的なタイミングの不確実性を低下させる。
【0013】
インダクタ60を採用した直接結合の実施形態は、ほぼ同時にSFQパルスがJTL52、62に沿って伝搬している場合にのみ適用可能である。特に、直接接合の実施形態は、時間的に同期を取って同一のクロック・パルスを受ける2つの同時動作(co-running)JTLを有するゲートのクロック・スキューを低減するために、特に用いられる。本発明の直接結合の実施形態は、同じ信号を搬送する2本の伝送線間で磁束の誘引を導入することによって、回路におけるタイミング誤差を低減する。このように、直接結合の実施形態は、2本の伝送線間に所望のタイミング関係をもたらし、その能動的タイミング調停を可能にする。能動的タイミング調停によって、サイズを変更可能な集積回路の動作周波数を、個々のゲートの速度に近づけることが可能になる。
【0014】
2本の伝送線間に磁束誘引を導入するという概念は、誘導性結合の代わりに抵抗性結合を用いるという、本発明の第2実施形態にも拡張可能である。図3は、以下に論ずるように、互いに結合された第1JTL82及び第2JTL92を含む超電導デジタル回路80の概略図である。第1JTL82は、直列に接続された複数のインダクタ84、及び並列に接続された複数のジョセフソン接合86を含む。同様に、JTL92は、直列に接続された複数のインダクタ94、及び並列に接続された複数のジョセフソン接合96を含む。ジョセフソン接合86及び対応するインダクタ84の間には、図示のように、JTL82の各ステージ毎に、第1ノード85が設けられている。同様に、JTL92において、ジョセフソン接合96及び対応するインダクタ94の間には、第2ノード95が設けられている。JTL82、92における各ステージは、図示のように、ノード85をノード95に接続する抵抗器90を含み、JTL82、92を互いに結合する。
【0015】
抵抗90は、第1及び第2JTL82、92を結合し、JTL82,92に沿って規則的な間隔で、第1及び第2SFQパルスを相関付ける、即ち、再度同期させる。更に具体的には、第1及び第2JTL82、92上のSFQパルスが所定の範囲内において時間的に互いに十分接近したときに、抵抗器90が磁束の誘引を生ずる。磁束の誘引が生ずると、進んでいるSFQパルスを有するJTLから、遅れているSFQパルスを有する他方のJTLに、抵抗90を介して電流が引き込まれる。第1及び第2SFQパルスをこのようにして再度同期させることにより、相対的なタイミングの不確実性を低減し、超電導デジタル回路において、能動的タイミング調停が行われる。
【0016】
回路80の重要な利点の1つは、抵抗性結合が、前述の回路50の場合に必要であったような、ほぼ同時のSFQパルスを有する回路に限定されないということである。特に、第1JTL82上を伝わる第1SFQパルスは、第2JTL92上を伝わる対応するSFQパルスを有する必要がない。したがって、第1及び第2JTL82、92間の結合抵抗器90は、2つの異なる信号、例えば、周期的なSFQクロック信号と周期的でないSFQデータ信号を相関付ける、即ち、時間的に同期させることを可能にする。2つの異なるSFQパルスがほぼ同時である限り、抵抗器90は、2つのSFQパルスが第1及び第2JTL82、92に沿って伝達する際に、これらを時間的に同期させる。
【0017】
図4は、本発明の別の実施形態にしたがって、第1JTL122及び第2JTL132間に磁気結合を採用した、超電導デジタル回路120の概略図である。第1及び第2JTL122、132間の磁気結合は、2本のJTL122、132間に磁束の誘引及び/又は反発を生じさせ、いずれかの伝送線におけるSFQパルスの速度を上昇又は低下させ、タイミングの同期を図る。
先と同様、JTL122は、直列に接続された複数のインダクタ124、及び並列に接続された複数のジョセフソン接合126を含む。図示のように、ジョセフソン接合126は、対応するインダクタ124間の第1ノード125に接続されている。同様に、JTL132は、直列に接続された複数のインダクタ134、及び並列に接続された複数のジョセフソン接合136を含み、各接合136は、第2ノード135において対応するインダクタ134間に接続されている。
【0018】
第1JTL122のインダクタ124は、第2JTL132における対応の、即ち、位置合わせされたインダクタと磁気的に結合されている。磁気的に結合されたインダクタ124、134は、第1及び第2JTL122、132に沿って伝搬する2つのSFQパルスが時間的に互いに十分接近したときに、磁束の誘引/反発を生じさせる。この磁気結合が、パルス間の相対的なタイミングの不確実性を低減し、超電導デジタル回路120において能動的タイミング調停を可能にする。抵抗性結合回路80と同様、磁気結合回路120も、ほぼ同時のSFQパルスを有する同時動作JTLに限定されない。磁気結合回路120は、JTL122、132においてそれぞれ異なる種類の信号、例えば、前述の抵抗性結合の実施形態において記載したような、クロック及びデータ信号を有する回路にも適用することができる。
【0019】
回路120の重要な利点の1つは、磁気結合が、SFQパルス伝搬の方向に対する磁気結合の符号すなわち方向に応じて、2つのSFQパルス間に磁束の誘引又は磁束の反発のいずれでも起こせることである。更に特定すると、第1JTL122及び第2JTL132に沿って伝わるSFQパルスは、2本のJTL122、132を磁気的に結合することによって、同期させることができ、あるいは2つのSFQパルスは、当該SFQパルスの伝搬方向に対して磁気結合の符号即ち方向を変更することによって、同期させないように、又は更に遠ざけるようにすることも可能である。
【0020】
インダクタ124におけるSFQパルスの伝搬方向の電流が、インダクタ134におけるパルス伝搬方向に対抗する電流を誘発するようにインダクタ124、134を結合する場合、これを正の結合と呼ぶ。インダクタ124におけるSFQパルスの伝搬方向の電流が、インダクタ134におけるパルスの伝搬方向の電流を誘発するようにインダクタ124、134を結合する場合、これを負の結合と呼ぶ。JTL132、122にほぼ同時のSFQパルスがある場合、進んでいるSFQパルスを有するJTLからの電流が、遅れているSFQパルスを有するJTLにおいて電流を誘発する。前述のような正の磁気結合の場合、遅れているSFQパルスを有するJTLに誘発した電流は、そのSFQパルスを加速し、2つのSFQパルスを再度同期させるように作用する。これは、前述の誘導性結合及び抵抗性結合の実施形態において説明したのと同様である。負の磁気結合の場合、第2JTL内に誘発した電流は、JTL122、132においてほぼ同時のSFQパルス間の時間差を更に拡大するように作用する。
【0021】
反発性磁気結合の実施形態は、特に、相互作用するために、互いにある程度間隔を置かなければならないクロック信号及びデータ信号を有する超電導回路に応用される。反発性磁気結合の使用の一例は、図5に示すように、SFQ合流ゲートにおけるタイミング違反の防止である。図6のA及びBは、合流ゲート206におけるタイミング違反の基本的条件を示す。図6のAに示す合流ゲート206は、その入力ポート208、210のいずれか一方においてSFQパルスを取り込み、その出力ポート212においてそれを再生成する。実際、パルス208、210は、合流ゲートの双方の入力ポートに到達することができ、これらが互いにある時間τ、約5ピコ秒以内に到達しない限り、出力ゲートに伝送される。図6のBに示すように、入力208、210双方において、ほぼ同時のパルス入力を受け取った場合、これらのパルスが互いにτ以内、即ち、約5ピコ秒以内に合流ゲートに到達すると、2つのパルスの一方のパルス214のみが出力212に得られる。このようにパルスを失うことをエラーとするいくつかの用途があり、このエラーを起こす条件がタイミング違反となる。
【0022】
図5に示す回路200のブロック図において、ほぼ同時のSFQパルス201、202がそれぞれ、伝送線208、210上に到達する。伝送線208、210は各々、結合されていない一連のJTL203と、結合されている一連のJTL204を含む。図6のBに関して上述したタイミング違反は、合流ゲート206の直前に磁気的に結合されたJTL204を組み込むことによって、回避することができる。前述のようにJTL204を負方向に結合し、ほぼ同時のパルス間のあらゆる時間分離が結合によって増大する方向に向かうようにすると、タイミング違反発生の確率は低下する。
【0023】
図7において、プロット226は、衝突の確率、即ち、回路200に結合JTLを組み込まない場合に、2つのSFQ入力パルス201、202が衝突し、タイミング違反が生ずる確率を示す。衝突の確率は、2つの入力パルス201、202間の時間差τが、4ピコ秒(ps)未満の遅延時間である場合、ほぼ1である。これを言い換えると、結合JTLを全く用いず、τが4ps未満である場合、2つの入力パルス201、202間にほぼ確実に衝突が起こるということである。衝突の確率は、τが5psよりも長くなると減退し始め、τが6psよりも長いと、衝突を回避することができる。したがって、あらゆるタイミング違反を回避するためには、2つのSFQ入力パルス201、202間に少なくとも6psの遅延時間が、回路200には必要となる。
【0024】
図7のプロット228は、2本の結合JTL204を回路200に組み込んだ場合の、2つの入力パルス201、202間の衝突の確率を示す。衝突の確率は、τが約1psのときに減少し始め、τが2psよりも長くなると2つの入力パルス201、202間の衝突を回避することができる。
プロット230は、4本の結合JTL204を用いた場合の、2つの入力パルス201、202間における衝突の確率を示す。τが1psよりも長いと、衝突を回避することができる。乗算−累算器において8本の結合JTL204を用いると、プロット232に示すように、τが1ps未満の場合でも衝突を回避することができる。
【0025】
図7に示すシミュレーションのプロットは、回路200に組み込む結合JTLが多い程、2つのSFQ入力パルス201、202間で衝突を回避するために必要な、入力パルス201、202間の遅延時間が少なくてよいことを示している。尚、結合JTLの応用は、用いる回路のタイミング要件、種類、及びサイズによって様々に変化することは理解されよう。また、前述の3通りの実施形態は、回路によっては、互いに一緒に用いてもよいことも理解されよう。
前述の説明から、本発明の広義の教示は様々な形態で実施可能であることが、当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、その特定的な例に関連付けて説明したが、図面、明細書、及び特許請求の範囲を検討することにより、他の実施形態も当業者には明白となるので、本発明の技術的範囲は実施形態に限定されないことは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の超電導ジョセフソン伝送線の概略図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る、2本のジョセフソン接合伝送線を含み、これらを誘導的に結合することによって、伝送線上でほぼ同時のパルス間で同期を取る超電導回路の概略図である。
【図3】本発明の別の実施形態に係る、2本のジョセフソン接合伝送線を含み、これらを抵抗的に互いに結合し、伝送線上でほぼ同時のパルス間で同期を取る超電導回路の概略図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る、2本のジョセフソン接合伝送線を含み、これらを磁気的に互いに結合し、伝送線上でほぼ同時のパルス間で同期を取る超電導回路の概略図である。
【図5】図6のA及びBに示す、合流ゲートにおけるパルス衝突を回避するために、本発明に係る、磁気結合の使用を図示するブロック図である。
【図6】A及びBは、図5に示した発振器/乗算−蓄積デジタル/アナログ変換器におけるタイミング・ロジックを例示する合流ゲートを示す図である。
【図7】本発明に係る、衝突の確率と、2本のジョセフソン接合伝送線の磁気結合量を変化させるための時間遅延との間の関係を表わす、シミュレーション・プロットの一例を示すグラフである。
【符号の説明】
50 超電導デジタル回路 52 第1ジョセフソン伝送線(JTL)
54 インダクタ 55 第1ノード 56 ジョセフソン接合
58,68 接地 60 インダクタ
62 第2ジョセフソン伝送線 64 インダクタ
65 第2ノード 66 ジョセフソン接合
80 超電導回路 82 第1JTL 84 インダクタ
85 第1ノード 86 ジョセフソン接合 90 抵抗
92 第2JTL 94 インダクタ 95 第2ノード
96 ジョセフソン接合 120 超電導デジタル回路
122 第1JTL 124 インダクタ 125 第1ノード
126 ジョセフソン接合 132 第2JTL
134 インダクタ 135 第2ノード
136 ジョセフソン接合 200 回路
203,204 JTL 206 合流ゲート
208,210 入力ポート

Claims (13)

  1. 第1入力信号を伝送する第1伝送線と、第2入力信号を伝送する第2伝送線とを備えた超電導回路であって、第2信号が第1入力信号と相関付けられ、第1及び第2入力信号間に磁束の誘引を生成するように第2伝送線を第1伝送線に結合することにより、第1及び第2入力信号間の相対的な時間不確実性を低減することを特徴とする超電導回路。
  2. 請求項1記載の超電導回路において、第1及び第2伝送線は、超電導伝送線であり、第1入力信号及び第2入力信号がSFQパルス列を含むことを特徴とする超電導回路。
  3. 請求項1記載の超電導回路において、第1伝送線及び第2伝送線はそれぞれ、電気的に接続された少なくとも1つのジョセフソン接合と少なくとも1つのインダクタとを含み、これらの間にノードが形成されていることを特徴とする超電導回路。
  4. 請求項3記載の超電導回路において、第2伝送線は、第1及び第2伝送線におけるそれぞれのノードに接続されているインダクタによって、第1伝送線に結合されていることを特徴とする超電導回路。
  5. 請求項3記載の超電導回路において、第2伝送線は、第1及び第2伝送線におけるそれぞれのノードに接続されている抵抗器によって、第1伝送線に結合されていることを特徴とする超電導回路。
  6. 請求項5記載の超電導回路において、第2伝送線の少なくとも1つのインダクタと、第1伝送線の少なくとも1つのインダクタとは、磁束によって互いに結合されていることを特徴とする超電導回路。
  7. 超電導回路において、
    第1入力信号を伝送する第1伝送線と、
    第2入力信号を伝送する第2伝送線であって、第1及び第2入力信号間に磁束の反発を生成するように、第1伝送線に結合されている第2伝送線と
    からなり、第1及び第2入力信号間の相対的な時間不確実性を低減できるようにしたことを特徴とする超電導回路。
  8. 超電導装置において、
    第1入力信号を伝送する第1伝送線と、
    第2入力信号を伝送する第2伝送線であって、第2入力信号を第1入力信号と相関付けて回路に供給する第2伝送線と、
    第1及び第2伝送線を結合する再同期装置であって、第1及び第2伝送線間に磁束の誘引を生成することにより、第1及び第2入力信号間における相対的なタイミング不確実性を低減する再同期装置と
    を備えることを特徴とする超電導回路。
  9. 請求項8記載の超電導回路において、第1伝送線及び第2伝送線は各々、超電導伝送線であり、かつ、電気的に接続された少なくとも1つのジョセフソン接合と少なくとも1つのインダクタとを含み、これらの間にノードを形成していることを特徴とする超電導回路。
  10. 請求項9記載の超電導回路において、再同期装置は、第1及び第2伝送線におけるそれぞれのノードに接続されていることを特徴とする超電導回路。
  11. 請求項8記載の超電導回路において、再同期装置は、抵抗器、インダクタ、及びその組み合わせのいずれかで構成されていることを特徴とする回路。
  12. 超電導回路であって、
    少なくとも1つのジョセフソン接合と少なくとも1つのインダクタとを有する第1超電導伝送線であって、第1入力SFQパルスを伝送する第1超電導伝送線と、
    少なくとも1つのインダクタと少なくとも1つのジョセフソン接合とを有する第2超電導伝送線であって、第2入力SFQパルスを伝送する第2伝送線と
    を備え、
    第1及び第2入力パルスが相関付けられており、第1及び第2超電導伝送線が、第1及び第2入力パルス間の磁束誘引によって互いに結合され、それらの間における相対的なタイミング不確実性を低減することを特徴とする超電導回路。
  13. 超電導デジタル回路であって、
    第1入力信号を伝送する第1ジョセフソン伝送線(JTL)であって、少なくとも1つのジョセフソン接合と少なくとも1つのインダクタとを有する第1JTLと、
    第1入力信号に相関付けられている第2入力信号を伝送する第2JTLであって、少なくとも1つのジョセフソン接合と少なくとも1つのインダクタとを有する第2JTLと
    を備え、
    第1JTLの少なくとも1つのインダクタが、磁束の誘引によって、第2JTLの少なくとも1つのインダクタと結合され、第1及び第2入力信号間における相対的なタイミング不確実性を低減することを特徴とする超電導デジタル回路。
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