JP3647740B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回覧用情報が付加された回覧画像を受信した時に、受信した回覧画像を回覧用情報により示される転送先に転送する回覧転送機能を備えたファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ある特定の送信元のファクシミリ装置が複数の送信先のファクシミリ装置に同一の画像情報を送信する場合、送信元のファクシミリ装置の通信コストが増大することを回避するために、回覧転送機能を備えたファクシミリ装置が提案されている。回覧転送機能を有するファクシミリ装置としては、例えば、特開平7−111575号公報において開示された技術がある。この技術を、回覧元を含めた4台のファクシミリ装置に適用して回覧転送を行う場合について説明する。
【0003】
回覧元のファクシミリ装置は、回覧しようとする画像情報と回覧宛先リスト情報とを、自らを除いた3台のファクシミリ装置のうちの1台(回覧先)に送信する。尚、回覧宛先リスト情報には、自らを含めた4台のファクシミリ装置のファクシミリ番号が示される。そして、上記画像情報と回覧宛先リスト情報とを受信したファクシミリ装置は、受信した回覧宛先リスト情報にリストされたファクシミリ装置のうち、画像情報が送信されていないファクシミリ装置(回覧先)に、受信した画像情報と回覧宛先リスト情報とを送信する。
【0004】
すなわち、上記構成では、回覧先のファクシミリ装置の各々が、受信した画像情報および回覧宛先リスト情報を、さらに次の回覧先となるファクシミリ装置に順次転送するようになっている。このため、画像情報の回覧における通信コストの負担が、それぞれのファクシミリ装置において、ほぼ等しくなるように分担される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の構成では、以下に示す問題が生じる。すなわち、上記回覧転送の通信網に属するファクシミリ装置の各々は、回覧元になる時には、それぞれのファクシミリ装置において回覧宛先リスト情報を作成する必要がある。このため、例えば、1つの企業内のグループで多数のファクシミリ装置に対して上記回覧転送を行おうとする場合には、回覧宛先リスト情報の作成に関して大きな手間を有する。
【0006】
また、回覧宛先リスト情報の作成時に入力ミスがあった場合、入力ミスを犯した側のファクシミリ装置が回覧元となるときには、本来、回覧先に設定すべきでないファクシミリ装置に画像情報が転送される恐れが生じる。また逆に、回覧先と設定すべきファクシミリ装置であるにも係わらず、回覧宛先リスト情報の作成時の入力ミスによって画像情報が転送されないファクシミリ装置が生じることも考えられる。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、回覧転送時における回覧宛先の入力作業を低減させ、回覧転送時における回覧宛先の入力ミスによる回覧間違いや回覧漏れを無くし、確実な回覧転送が行えると共に、上記回覧転送において安全性の高い送信を可能とするファクシミリ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のファクシミリ装置は、上記の課題を解決するために、複数のファクシミリ装置からなる回覧グループを予め構築することを可能とすると共に、回覧グループが構築されている状態では、該回覧グループの指定によって回覧送信を可能とするものである。
【0009】
そして、上記回覧グループの構築時において、回覧先登録用情報の送信開始元となるファクシミリ装置は、上記回覧グループに属する全てのファクシミリ装置におけるファクス番号と、該回覧グループを示すグループコードとを入力可能とする入力手段と、上記グループコードに対応する制限信号を生成する制限信号生成手段と、少なくとも上記入力手段にて入力されたファクス番号およびグループコードと、上記制限信号生成手段にて生成された制限信号とが含まれた回覧先登録用情報を、上記回覧グループを構成させる他のファクシミリ装置へ送信する送信手段とを備えていることを特徴としている。
【0010】
また、上記回覧グループの構築時において、送信されてきた回覧先登録用情報を受信し、回覧グループを構成するファクシミリ装置の一つとなるファクシミリ装置は、少なくとも、上記回覧グループを示すグループコードと、上記グループコードに対応する制限信号とを含む回覧先登録用情報を受信する受信手段と、上記回覧先登録用情報に含まれるグループコードと制限信号とを記憶する記憶手段とを備えていることを特徴としている。
【0011】
また、回覧グループが構築されている状態で、回覧しようとする画像データの回覧開始元となるファクシミリ装置は、回覧送信を行おうとするグループコードを入力可能とする入力手段と、上記入力手段によって入力されたグループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出して、上記グループコードと制限信号とを含む回覧用情報を生成する回覧用情報生成手段と、上記回覧用情報生成手段にて生成された回覧用情報を、回覧しようとする画像データに付加して、上記回覧グループを構成する他のファクシミリ装置へ送信する送信手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】
また、回覧グループが構築されている状態で、回覧されている画像データを受信するファクシミリ装置は、少なくとも、上記回覧グループを示すグループコードと、上記グループコードと対応する制限信号とを含む回覧用情報が付加された画像データを受信する受信手段と、上記受信手段にて受信したグループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出し、上記受信手段にて受信した制限信号と上記記憶手段から読み出された制限信号とが一致するか否かを判定する判定手段と、上記判定手段によって、上記受信手段にて受信した制限信号と上記記憶手段に記憶されている制限信号とが一致すると判定された場合に、上記受信手段にて画像データを次送信先のファクシミリ装置に回覧送信する送信手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】
上記構成によれば、上記回覧グループの構築時において、回覧先登録用情報の送信元となるファクシミリ装置から、少なくとも上記入力手段にて入力されたファクス番号およびグループコードと上記制限信号生成手段にて生成された制限信号とが含まれた回覧先登録用情報が、上記回覧グループを構成する他のファクシミリ装置へ送信される。
【0014】
上記回覧先登録用情報を受信したファクシミリ装置では、グループコードと制限信号とを自機の記憶手段に記憶することで、上記回覧グループを構成するファクシミリ装置の一つとなる。
【0015】
次に、上述の動作によって上記回覧グループが既に構築されている状態では、この回覧グループに回覧送信を行おうとするファクシミリ装置は、入力手段によるグループコードの入力後、該グループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出して、上記グループコードと制限信号とを含む回覧用情報を、回覧しようとする画像データに付加して、上記回覧グループを構成する他のファクシミリ装置へ送信する。
【0016】
また、既に構築されている回覧グループに対する回覧送信中、回覧中の画像データを受信したファクシミリ装置では、受信した画像データに付加される回覧用情報からグループコードを認識し、受信したグループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出す。そして、受信した制限信号と上記記憶手段から読み出された制限信号とが一致するか否かを判定し、一致すると判定された場合に、上記受信手段にて受信した画像データを次送信先のファクシミリ装置に回覧送信する。
【0017】
これにより、本発明のファクシミリ装置にて構成される回覧グループでは、回覧グループに対する回覧送信時に、ユーザはグループコードを入力するのみで、回覧送信先となる他のファクシミリ装置のファクス番号を入力することなく回覧送信を行う事ができる。
【0018】
また、上記回覧グループにおける回覧送信時には、回覧される画像データに対し、回覧グループを示すグループコード以外に制限信号が付加され、受信した画像データに付加されている制限信号が、受信側のファクシミリ装置にて記憶手段に記憶されている制限信号と一致した場合のみ回覧送信が実行される。
【0019】
ここで、上記制限信号は、回覧グループの構築時において、回覧先登録用情報の送信元となるファクシミリ装置の制限信号生成手段にて自動的に生成されるものであり、ユーザが直接入力するものではないので、ユーザが該制限信号を認識する事はなく、したがって上記制限信号が外部に漏れることはない。
【0020】
そして、回覧グループ内のファクシミリ装置から回覧送信が開始される時には、記憶手段から制限信号が読み出され、回覧しようとする画像データに付加されるので、ユーザが制限信号を認識していなくても回覧送信を実施することが可能となる。一方、回覧グループ外のファクシミリ装置が、公衆回線網を通じて上記回覧グループに接続し、回覧送信を開始させようとする場合には、画像データに制限信号を付加することができないため、回覧送信を実行させることが不可能となる。
【0021】
したがって、回覧グループ外のファクシミリ装置からの接続によって、構築されている回覧グループを悪用しての回覧送信が行われることを防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0023】
本実施の形態に係るファクシミリ装置の電気的構成を図2に示す。また、本実施の形態では、上記ファクシミリ装置は、グループ3(GIII)ファクシミリ装置としての機能を備えた装置であるとする。
【0024】
上記ファクシミリ装置は、図2に示すように、スキャナ部1、印字部2、操作表示部3、画像メモリ4、パラメータメモリ5、網制御装置(NCU)6、FAXモデム7、符号化復号化部(DCR)8、制御部9、システムメモリ10、およびパスワード自動生成部11を備えている。
【0025】
スキャナ部1は、所定の解像度で原稿画像を読み取り、送信用の画像情報を得る。印字部2は、他のファクシミリ装置から受信した画像情報を所定の解像度で記録出力する。また、操作表示部3は、ファクシミリ装置としての各種動作の指示やデータの入力を行うためのものであり、複数の操作キーおよび表示器を備えている。
【0026】
画像メモリ4は、上記スキャナ部1にて読み取られた画像情報(符号化処理など、送信前の所定の画像処理が施された画像情報を含む)を多頁分に渡って記憶するメモリである。また、受信した画像情報をメモリ保存してから出力する機能を有する装置では、受信した画像情報も上記画像メモリ4にて記憶される。
【0027】
パラメータメモリ5は、上記ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのメモリである。また、上記パラメータメモリ5は、回覧画像に付加する回覧用情報を記憶するための回覧用情報記憶部5aを備えている。
【0028】
網制御装置6は、本ファクシミリ装置を公衆電話回線に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。また、FAXモデム7は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実行するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)や、主に画像情報(圧縮された画像信号)をやりとりするための高速モデム機能(V.33モデム、V.29モデム、V.27terモデム、等)を備えている。
【0029】
符号化復号化部8は、送信する画像情報を符号化圧縮すると共に、受信した画像情報(符号化圧縮された画像信号)を復号化することによって、圧縮前の画像信号を復元する。
【0030】
制御部9は、本ファクシミリ装置の主要動作を制御するものであり、スキャナ部1、印字部2、操作表示部3、網制御装置6、FAXモデム7、符号化復号化部8の動作を制御すると共に、画像メモリ4、パラメータメモリ5、システムメモリ10へのデータの記憶と読み出しとを行うことによって、回覧転送を含むファクシミリ伝送のための手順処理を行う。
【0031】
システムメモリ10は、制御部9により実行される制御プログラムや、制御プログラムを実行するときに必要となる各種のデータの記憶を行うメモリである。また、上記システムメモリ10は、制御プログラムを実行するときのワークエリアを構成する。
【0032】
パスワード自動生成部11は、回覧送信における設定内容の機密保持のために設定されるパスワードを自動的に生成する。
【0033】
尚、上記スキャナ部1、印字部2、操作表示部3、画像メモリ4、パラメータメモリ5、網制御装置(NCU)6、FAXモデム7、符号化復号化部(DCR)8、制御部9、システムメモリ10、およびパスワード自動生成部11は、その全てがシステムバス12に接続されており、これらの機能部での間のデータ送信は、主に、このシステムバス12を介して行われる。また、網制御装置6とFAXモデム7とは、直接のデータ送信が可能となるように接続されている。
【0034】
次に、本実施の形態に係るファクシミリ装置が送信または受信を行うときの手順を図3を参照して説明する。以下の説明では、送信側のファクシミリ装置(以下では送信側FAXと称する)と受信側のファクシミリ装置(以下では受信側FAXと称する)との間でやりとりされる信号について説明する。
【0035】
先ず、送信の開始時には、送信側FAXは、呼出信号CNGを受信側FAXに送信する。受信側FAXは、呼出信号CNGを認識すると、着呼応答信号CEDを送信側FAXに返送する。また、受信側FAXは、回覧機能(本実施形態の機能)や親展機能などのように標準化されてはいないが受信側FAXにおいて実行可能な機能を示す信号NSF、受信側FAXの電話番号を示す信号CSI、伝送速度や最大受信幅などの受信側FAXの性能を示す信号DISを送信側FAXに返送する。
【0036】
送信側FAXは、受信側FAXからの上記4種の信号(CED,NSF,CSI,DIS)の受信を完了すると、回覧機能や親展機能などのように標準化されてはいないが送信側FAXにおいて実行可能である機能を示す信号NSSを受信側FAXに送信する。また、送信側FAXは、送信側FAXの電話番号を示す信号TSI,伝送速度や最大受信幅などの送信側FAXの性能を示す信号DCSを受信側FAXに送信する。
【0037】
さらに、送信側FAXは、トレーニング信号Tr、および、トレーニングチェック信号TCFを、受信側FAXに送信する。そして、トレーニングが完了すると、受信側FAXは、受信準備が完了したことを示す信号CFRを送信側FAXに返送する。
【0038】
送信側FAXは、受信側FAXより上記信号CFRを受け取った後には、送信したい画像を示す画像データ信号(画像信号)PIXを、受信側FAXに送信する。尚、送信したい画像が複数頁に渡る場合、送信側FAXは、最初の頁分の画像データ信号PIXを送信した後、マルチページ信号MPSを受信側FAXに送信する。画像データ信号PIXに続いてマルチページ信号MPSを受信した受信側FAXは、メッセージ確認信号MCFを、送信側FAXに返送する。
【0039】
以後、送信側FAXから受信側FAXに画像データ信号PIXとマルチページ信号MPSとを送信する動作と、受信側FAXから送信側FAXにメッセージ確認信号MCFを返送する動作とが、送信される画像の頁数より1頁分だけ少ない回数分繰り返される。
【0040】
そして、送信側FAXは、最終頁の画像を示す画像データ信号PIXを送信した後には、最終ページ信号EOPを送信する。最終ページ信号EOPを受信した受信側FAXは、メッセージ確認信号MCFを送信側FAXに返送する。メッセージ確認信号MCFを受信した送信側FAXは、回線クローズ信号DCNを受信側FAXに送信し、回線を切断する。
【0041】
続いて、本実施の形態に係るファクシミリ装置における回覧転送の機能について、図4を参照して、概略的に説明する。
【0042】
回覧転送時には、図4に示すように、複数のファクシミリ装置F1〜Fnによって形成された回覧グループにおいて、このグループに属する任意のファクシミリ装置から回覧グループ内の全てのファクシミリ装置F1〜Fnに対し、回覧すべき画像(回覧画像)が特定の順序で順次転送される。また、本実施の形態では、上記回覧グループは予め構築されているものであり、回覧を開始するファクシミリ装置においては、回覧グループを特定するコード(以下、グループコードと称する)を入力するのみで回覧先のファクシミリのファクス番号を入力することなく、回覧動作を開始させることが可能である。
【0043】
ここで、上記回覧グループを構築する時の処理を説明する。回覧グループを構築する時には、最初に、回覧グループを構築しようとする1台のファクシミリ装置(例えば、ファクシミリ装置F1)において、回覧先登録用情報が作成される。この回覧先登録用情報には、回覧転送であることを示すコード、グループコード、回覧グループに属するファクシミリ装置F1〜Fnの全ての電話番号、回覧を開始したファクシミリ装置F1を示すコード、回覧順序を示す情報、およびグループ外のファクシミリ装置からの回覧開始を防止するためのパスワードなどが含まれる。
【0044】
回覧元のファクシミリ装置にて作成された回覧先登録用情報は、送信側の非標準機能の信号NSSに乗せて、回覧グループに属する他のファクシミリ装置F2〜Fnに順次転送される。また、この回覧先登録用情報を受信したファクシミリ装置においては、自らが回覧の起点となるときに使用する回覧用情報を、回覧先登録用情報から取り出し、内部に記憶する。
【0045】
すなわち、各ファクシミリ装置F2〜Fnは、回覧先登録用情報を受信したときには、受信した回覧先登録用情報から回覧用情報を読み取り、読み取った回覧用情報を、パラメータメモリ5内の回覧用情報記憶部5aに格納する。その後、回覧先登録用情報により示された転送先のファクシミリ装置(F2〜Fnのうち、回覧先登録用情報が送信されていないファクシミリ装置)に、回覧先登録用情報を送信する。
【0046】
上記動作が回覧グループを構成するファクシミリ装置F2〜Fnの全てにおいて実行されたときには、上記回覧先登録用情報は、起点となるファクシミリ装置F1に送信される。これにより、ファクシミリ装置F1においては、回覧グループに属するファクシミリ装置F1〜Fnの全てにおいて、回覧用情報が記憶されたことが確認される。
【0047】
このため、以後では、ファクシミリ装置F1〜Fnの全ては、回覧の起点となるときに必要となる回覧用情報を、人手によるデータの入力を行うことなく使用することができる。また、回覧の起点となるファクシミリ装置は、上記回覧用情報を信号NSS内のデータとして送信する。
【0048】
尚、回覧グループを構築するため、回覧先登録用情報の回覧を行うとき、同時に、テスト用の画像である回覧テスト画像を併せて送信することができる。また、回覧テスト画像に代えて、回覧すべき画像である回覧画像を併せて送信することも可能である。
【0049】
以下に、上記信号NSSの内容について図5を参照して説明する。
【0050】
信号NSSの先頭には、図5に示すように、信号NSSであることを示すNSSコード、CCITTメンバーズコード、メーカコードの3種のコードが設定される。また、これらのコードの後ろには、FIF(ファクシミリ・インフォメーション・フィールド)が設定される。そして、上記において述べた非標準的な機能(親展送信や回覧送信)は、このFIF内のコードとして示される。また、回覧先登録用情報あるいは回覧用情報も、このFIF内のコードとして示される。
【0051】
すなわち、FIF内のコードとしては、中継送信(他のファクシミリ装置から受信したデータを中継して、さらに他のファクシミリ装置に転送する送信処理、回覧送信も中継送信に含まれる)であることを示すコード、回覧送信であることを示すコード、回覧グループを識別するためのグループコード、回覧転送の起点となるファクシミリ装置(以下では、回覧開始者と称する)の電話番号である回覧開始者番号(例えば、ファクシミリ装置F1の電話番号であり、回覧転送が終了したことを、最終的に回覧開始者に戻すために使用される)、パスワード、および回覧グループに属する全てのファクシミリ装置F1〜Fnの電話番号(回覧先番号)が設定される。尚、上記FIF内のコードのうち、グループコードおよびパスワードが上述の回覧用情報に相当する。
【0052】
また、上記パスワードは、ユーザが決定して入力するものではなく、回覧グループの構築時において、パスワード自動生成部11にて自動的に生成されるものである。このため、上記パスワードの設定内容をユーザが認識するものではない。尚、パスワードをファクシミリ装置側で自動的に生成する理由については後述する。
【0053】
上記コード構成からなる信号NSSを受信した場合、ファクシミリ装置F1〜Fnは、信号NSSのFIFから回覧用情報(すなわち、グループコードおよびパスワード)を抽出し、抽出した回覧用情報をパラメータメモリ5の回覧用情報記憶部5aに記憶していた回覧用情報と照合する。この照合処理によって、信号NSSのFIFから抽出した回覧用情報と回覧用情報記憶部5aに記憶していた回覧用情報とが一致していることが確認された場合には、受信側のファクシミリ装置では正規の回覧要求であると判断し、次のファクシミリ装置に対し回覧転送を行う。
【0054】
また、上記回覧用情報では、上述のようなグループコードやパスワード以外に、さらに回覧順序の変更に関する情報を含ませることも可能である。すなわち、回覧転送を行う度に、FIFの中に、回覧の順序を変更するコードを設定することによって、回覧の順序を変更させることができる。そして、回覧の順序変更を可能とする場合には、回覧における回覧順序の優先度を、回覧の画像の内容に応じて変えることができ、使い勝手が向上することになる。
【0055】
また、回覧転送において、ビジー状態となっているファクシミリ装置があるときには、ビジー状態となっているファクシミリ装置への回覧の順序を、後方の順序に変更することができる。
【0056】
図1は、回覧送信または回覧先登録送信に関する送信処理の主要動作を示すフローチャートである。尚、本実施の形態において、回覧送信に関する送信処理とは、回覧グループが構築されている状態での回覧画像の回覧送信であり、回覧先登録用情報に関する送信処理とは、回覧グループを構築する際における回覧先登録用情報を回覧させる送信処理(回覧先登録送信)である。また、本実施の形態に係るファクシミリ装置では、回覧送信と回覧先登録送信とを同時に行うことも可能である。
【0057】
図1に示す送信処理では、最初に、既に構築されている回覧グループに対して回覧画像を回覧させるための回覧送信、回覧グループの構築時に回覧先登録用情報を回覧させるための回覧送信、回覧画像と回覧先登録用情報とを同時に回覧させるための回覧送信、およびその他の送信の中の何れの送信処理であるかが判断される(S1,S3,S6)。これは、例えば、操作パネルの回覧送信キー、回覧先登録送信キーの操作の有無等によって判断することができる。
【0058】
回覧グループに対する回覧送信である場合(S1でYES)には、送信処理を行うファクシミリ装置において、回覧用情報を付加した信号NSSを作成し(S2)、該信号NSSを用いて回覧送信処理を行う(S8)。尚、上記S2にて作成される信号NSSにおいて付与される回覧用情報は、上記回覧画像を受信したファクシミリ装置にて照合用に用いられるものであり、該送信処理を行うファクシミリ装置の回覧用情報記憶部5aに記憶されている回覧用情報が参照される。
【0059】
また、回覧先登録用情報を回覧させるための送信である場合(S3でYES)には、送信処理を行うファクシミリ装置において、回覧テスト画像(回覧のテストのためにのみ使用される画像)が作成され(S4)、さらに、必要となる各種のデータが操作表示部3にて入力され、回覧先登録用情報が設定された信号NSSが作成される(S5)。上記ファクシミリ装置では、S5にて作成された信号NSSを用いて回覧送信処理を行う(S8)。
【0060】
上記信号NSSには、回覧用情報の一部としてパスワードが設定されるが、このパスワードはユーザが入力設定するものではなく、パスワード自動生成部11において例えばランダムの数字列として生成され上記信号NSSに付与される。上記パスワード自動生成部11において生成されたパスワードについては、どのようなパスワードであるかはユーザは認識できない。
【0061】
また、回覧グループに対する回覧送信と回覧先登録用情報を回覧させるための送信とを同時に行う場合(S6でYES)には、上記S5と同様の処理にて回覧先登録用情報が設定された信号NSSが作成され(S7)、該信号NSSを用いての回覧画像の回覧送信処理が行われる(S8)。
【0062】
また、上記S6にてNOとなる場合には、回覧送信に関する以外の送信処理であるため、送信内容に対応した送信処理が実行される(S9)。
【0063】
次に、回覧送信に関する受信処理の主要動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0064】
回覧送信に関する受信処理では、最初に、着信を示す呼出信号CNGの検出が発生し(S11)、着信が検出された受信側ファクシミリ装置は送信側ファクシミリ装置へ着呼応答信号CEDを返送する(S12)。また、受信側ファクシミリ装置は、信号NSF、信号CSI、信号DISを送信側ファクシミリ装置へ返送する(S13)。
【0065】
次いで、送信側ファクシミリ装置から、信号NSS、信号TSI、信号DCS、トレーニング信号Tr、および、トレーニングチェック信号TCFが送信され、受信側ファクシミリ装置は、これらの信号を受信する(S14)。尚、上記S11〜14にてやりとりされる各種信号については、図3を参照して既に説明しているため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0066】
上記受信側ファクシミリ装置では、この受信が、既に構築されている回覧グループに対する回覧画像の回覧送信における受信(回覧受信)、回覧グループの構築時における回覧先登録用情報の回覧先登録送信における受信(回覧先登録受信)、回覧受信と回覧先登録受信との同時受信、およびその他の受信の中の何れの受信処理であるかが判断される(S15,S22,S30,S38)。尚、この判断は、S14において受信した信号NSSに含まれるコードを解析することによって行われるものであり、例えば、図5に例示した信号NSSでは、回覧送信を示すコードが付加されていることから回覧送信における受信であると判断される。
【0067】
回覧受信である場合(S15でYES)には、回覧画像のメモリ受信処理を行う(S16)。次いで、この受信が回覧開始者における受信である場合(S17でYES)には、信号NSS中に含められた回覧受取情報に基づき、回覧送信結果レポートを印字する(S18)。これにより、回覧を開始したユーザが回覧送信の完了を知ることができる。
【0068】
一方、この受信が回覧開始者でない場合(S17でNO)には、自機にて回覧受信が終了したことを示すために回覧受取情報を付与した信号NSSを作成し(S19)、該信号NSSを用いて次のファクシミリ装置へ回覧送信処理を行う(S20)。さらに、S16にて受信した回覧画像をメモリより読み出して印字する(S21)。
【0069】
回覧先登録受信である場合(信号NSSに回覧先登録送信であることを示すコードが付加されている場合:S22でYES)には、回覧テスト画像のメモリ受信処理を行う(S23)。次いで、受信した信号NSS中の回覧先登録用情報から回覧用情報を読み取り、パラメータメモリ5の回覧用情報記憶部5aに記憶する(S24)。このとき、受信した回覧先登録用情報に含まれる自機の回線番号を削除し、上記回覧用情報記憶部5aには、転送先の回線番号として1回線分のみを記憶する。
【0070】
また、この受信が回覧開始者における受信である場合(S25でYES)には、信号NSS中に含められた回覧受取情報に基づき、回覧先登録送信結果レポートを印宇する(S26)。
【0071】
一方、この受信が回覧開始者でない場合(S25でNO)には、自機にて回覧先登録受信が終了したことを示すために回覧用情報の受取情報を付与した信号NSSを作成する(S27)。そして、受信した信号NSS中に含まれている回覧先登録用情報に基づき、メモリ受信した回覧テスト画像を上記S27で作成した信号NSSと共に次の転送先に回覧送信する(S28)。さらに、画像メモリ4に不要な画像を残さないように、メモリ受信した回覧テスト画像を消去する(S29)。
【0072】
また、回覧受信と回覧先登録受信との同時受信である場合(信号NSSに回覧送信を示すコードと回覧先登録送信を示すコードとが付加されている場合:S30でYES)には、メモリ受信処理にて回覧画像・回覧先登録用情報を同時に受信する(S31)。
【0073】
次いで、回覧先登録受信時におけるS24と同様に、受信した信号NSS中の回覧先登録用情報から回覧用情報を読み取り記憶する(S32)。そして、この受信が回覧開始者における受信である場合(S33でYES)には、信号NSS中に含められた回覧受取情報および回覧先登録用情報の受取情報に基づき、回覧送信結果レポートと回覧先登録送信結果レポートとを印字する(S34)。
【0074】
一方、この受信が回覧開始者でない場合には、自機にて回覧受信および回覧先登録受信が終了したことを示すために、回覧受取情報および回覧先登録用情報の受取情報を付与した信号NSSを作成する(S35)。そして、受信した信号NSS中に含まれている回覧先登録用情報に基づき、メモリ受信した回覧画像をS35で作成した信号NSSと共に次の転送先に回覧送信する(S36)。次いで、S31にてメモリ受信した回覧画像の印字を行う(S37)。
【0075】
また、上記S30にてNOとなる場合には、回覧送信に関する以外の受信処理であるため、受信内容に対応した受信処理が実行される(S38)。
【0076】
以上の説明では、回覧グループを構築する際の回覧先登録用情報の送信を回覧送信によって行っているが、上記回覧先登録用情報の送信を同時同報方式によって行うことも可能である。回覧先登録用情報を送信する時の送信方法を同時同報方式によって行う場合の送信処理の主要動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0077】
図7に示す送信処理では、最初に、既に構築されている回覧グループに対して回覧画像を回覧させるための回覧送信、および回覧グループの構築時に回覧先登録用情報を回覧させるための回覧送信の何れの送信処理であるかが判断される(S41,S44)。これは、例えば、操作パネルの回覧送信キー、回覧先登録送信キーの操作の有無等によって判断することができる。
【0078】
回覧グループに対する回覧送信である場合(S41でYES)には、送信処理を行うファクシミリ装置において、回覧用情報を付加した信号NSSを作成し(S42)、該信号NSSを用いて回覧画像の回覧送信処理を行う(S43)。上記S42およびS43の処理は、図1におけるS2およびS8の処理と同様の処理である。
【0079】
また、回覧先登録用情報を回覧させるための送信である場合(S44でYES)には、送信処理を行うファクシミリ装置において、回覧テスト画像(回覧のテストのためにのみ使用される画像)が作成され(S45)、さらに、必要となる各種のデータが操作表示部3にて入力され、回覧先登録用情報が設定された信号NSSが作成される(S46)。上記ファクシミリ装置では、S46にて作成された信号NSSを用いて回覧先登録用情報と回覧テスト画像との同報送信処理を行う(S47)。尚、上記S45〜47においては、回覧先登録用情報を回覧テスト画像に付加した状態で送信処理を行っているが、回覧テスト画像は必ずしも必要でなく回覧先登録用情報のみの送信としてもよい。
【0080】
上記S46にて作成される信号NSSには、図1のS5の場合と同様に、回覧用情報の一部としてパスワードが設定されるが、このパスワードはユーザが入力設定するものではなく、パスワード自動生成部11において例えばランダムの数字列として生成され上記信号NSSに付与される。上記パスワード自動生成部11において生成されたパスワードについては、どのようなパスワードであるかはユーザは認識できない。
【0081】
また、上記S44にてNOとなる場合には、回覧送信に関する以外の送信処理であるため、送信内容に対応した送信処理が実行される(S48)。
【0082】
次に、回覧先登録用情報を送信する時の送信方法を同時同報方式によって行う場合において、回覧送信に関する受信処理の主要動作を図8のフローチャートを参照して説明する。
【0083】
回覧送信に関する受信処理では、最初に、着信を示す呼出信号CNGの検出が発生し(S51)、着信が検出された受信側ファクシミリ装置は送信側ファクシミリ装置へ着呼応答信号CEDを返送する(S52)。また、受信側ファクシミリ装置は、信号NSF、信号CSI、信号DISを送信側ファクシミリ装置へ返送する(S53)。
【0084】
次いで、送信側ファクシミリ装置から、信号NSS、信号TSI、信号DCS、トレーニング信号Tr、および、トレーニングチェック信号TCFが送信され、受信側ファクシミリ装置は、これらの信号を受信する(S54)。尚、上記S11〜14にてやりとりされる各種信号については、図3を参照して既に説明しているため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0085】
上記受信側ファクシミリ装置では、この受信が、既に構築されている回覧グループに対する回覧画像の回覧送信における受信(回覧受信)、回覧グループの構築時における回覧先登録用情報の回覧先登録送信における受信(回覧先登録受信)、回覧先登録用情報の送信元となるファクシミリ装置における回覧先登録結果の受信、およびその他の受信の中の何れの受信処理であるかが判断される(S55,S62,S67)。尚、この判断は、S54において受信した信号NSSに含まれるコードを解析することによって行われるものであり、例えば、図5に例示した信号NSSでは、回覧送信を示すコードが付加されていることから回覧送信における受信であると判断される。
【0086】
回覧受信である場合(S55でYES)には、回覧画像のメモリ受信処理を行う(S56)。次いで、この受信が回覧開始者における受信である場合(S57でYES)には、信号NSS中に含められた回覧受取情報に基づき、回覧送信結果レポートを印字する(S58)。これにより、回覧を開始したユーザが回覧送信の完了を知ることができる。
【0087】
一方、この受信が回覧開始者でない場合(S57でNO)には、自機にて回覧受信が終了したことを示すために回覧受取情報を付与した信号NSSを作成し(S59)、該信号NSSを用いて次のファクシミリ装置へ回覧送信処理を行う(S60)。さらに、S56にて受信した回覧画像をメモリより読み出して印字する(S61)。尚上記S55〜S61の処理は、図6におけるS15〜S21の処理と同様の処理である。
【0088】
また、回覧先登録受信である場合(信号NSSに回覧先登録送信であることを示すコードが付加されている場合:S62でYES)には、回覧テスト画像のメモリ受信処理を行う(S63)。次いで、受信した信号NSS中の回覧先登録用情報から回覧用情報を読み取り、パラメータメモリ5の回覧用情報記憶部5aに記憶する(S64)。このとき、受信した回覧先登録用情報に含まれる自機の回線番号を削除し、上記回覧用情報記憶部5aには、転送先の回線番号として1回線分のみを記憶する。
【0089】
次に、自機にて回覧先登録受信が終了したことを示すために回覧用情報の受取情報を付与した信号NSSを作成し、受信した信号NSS中に含まれている回覧開始者番号に基づき、メモリ受信した回覧テスト画像を作成した信号NSSと共に送信元のファクシミリ装置に返信する(S65)。そして、さらに、画像メモリ4に不要な画像を残さないように、メモリ受信した回覧テスト画像を消去する(S66)。
【0090】
また、回覧先登録用情報の送信元となるファクシミリ装置において回覧先登録結果を受信した場合(S67でYES)には、受信した信号NSSには、回覧先登録用情報の受取情報が含まれており、回覧先登録用情報の送信元となるファクシミリ装置では、回覧テスト画像のメモリ受信処理を行った後(S68)、次いで、回覧先登録送信結果レポートを印字する(S69)。そして、さらに、画像メモリ4に不要な画像を残さないように、メモリ受信した回覧テスト画像を消去する(S70)。
【0091】
また、上記S67にてNOとなる場合には、回覧送信に関する以外の受信処理であるため、受信内容に対応した受信処理が実行される(S71)。
【0092】
ここで、図1、図6、図7および図8における回覧送信処理(S8,S20,S28,S36,S43,S60)の信号のやりとりの詳細を示すフローチャートを図9に示す。また、図6および図8におけるメモリ受信処理(S16,S23,S31,S56,S63,S68)の信号のやりとりの詳細を示すフローチャートを図10に示す。また、図7における同報送信処理(47)の信号のやりとりの詳細を示すフローチャートを図11に示す。
【0093】
図9に示す回覧送信処理は送信側FAXにおける処理を示すものであり、送信側FAXでは、先ず、パラメータメモリ5より次送信先データの読出しが行われ(S81)、次送信先の発呼(送信側FAXはが呼出信号CNGを受信側FAXに送信)が行われる(S82)。
【0094】
受信側FAXは上記呼出信号CNGを認識すると着呼応答信号CEDを送信側FAXに返送するため、送信側FAXでは、信号CEDの受信によって着呼応答有りと判断する(S83でYES)。また、受信側FAXは、信号NSF、信号CSI、信号DISを送信側FAXに返送するため、送信側FAXではこれらの信号を受信する(S84)。
【0095】
送信側FAXでは、受信側FAXからの上記4種の信号(CED,NSF,CSI,DIS)の受信を完了した後、信号NSS,信号TSI,信号DCS,信号Tr,および信号TCFを受信側FAXに送信する(S85)。
【0096】
その後、送信側FAXから受信側FAXへの画像データ送信が開始され、該画像データ送信が完了すると(S86でYES)、送信側FAXは最終ページ信号EOPを受信側FAXへ送信する(S87)。最終ページ信号EOPを受信した受信側FAXはメッセージ確認信号MCFを送信側FAXに返送するので、送信側FAXでは、該メッセージ確認信号MCFを受信した後(S88でYES)、回線クローズ信号DCNを受信側FAXに送信し(S89)、回線を切断する(S90)。
【0097】
次に、図10に示すメモリ受信処理は、受信側FAXにおける処理を示すものである。このメモリ受信処理は、図3に示すトレーニングチェック信号TCFの通信までは終了している状態であり、受信側FAXから送信側FAXへ信号CFRが送出され(S91)、受信側FAXが受信準備完了の状態であることが送信側FAXへ通知される。上記信号CFRの送出後、送信側FAXから受信側FAXへの画像データ送信が開始され、受信側FAXは受信した画像データをメモリに記憶する(S92)。
【0098】
受信側FAXにおける画像データの受信が完了すると(信号EOPの検出:S93)、受信側FAXは送信側FAXへ信号MCFを送出する(S94)。上記信号MCFを受信した送信側FAXは回線クローズ信号DCNを受信側FAXに送信を受信側FAXに返送するので、受信側FAXでは、該回線クローズ信号DCNを受信した後(S95でYES)、回線を切断する(S96)。
【0099】
次に、図11に示す同報送信処理は、送信側FAXにおける処理を示すものである。送信側FAXでは、先ず、予め入力され、回覧先登録用情報の作成に用いた送信先リストを読み出す(S101)。そして、送信先リストの先頭に位置する送信先のデータ(次送信先データ)を読み出し(S102)、読み出した次送信先データに対して発呼(信号CNGの送信)を行う(S103)。
【0100】
送信側FAXは、着呼応答である信号CEDを受信側FAXより受信した後(S104でYES)、さらに受信側FAXより送出される信号NSF,信号CSI,信号DISを受信する(S105)。次いで、送信側FAXは、信号NSS、信号TSI、信号DCS、信号Tr、信号TCFを受信側FAXへ送信する(S106)。
【0101】
そして、送信側FAXは、トレーニングが完了すると回覧テスト画像の送信を行(S107)、回覧テスト画像の送信が終了した時点で最終ページ信号EOPを受信側FAXへ送信する(S108)。
【0102】
最終ページ信号EOPを受信した受信側FAXはメッセージ確認信号MCFを送信側FAXに返送するので、送信側FAXでは、該メッセージ確認信号MCFを受信した後(S109でYES)、回線クローズ信号DCNを受信側FAXに送出し(S110)、回線を切断する(S111)。
【0103】
その後、上記S101に載っている全送信先に対して送信が完了したか否かが判断され、送信未完了の送信先がある場合(S112でNO)には、上記S102〜S111の動作を、送信先リストの全ての送信先に対して繰り返す。そして、送信先リストの全ての送信先に対して送信が完了した時点で動作を終了する(S112でYES)。
【0104】
以上にて説明した本実施の形態に記載のファクシミリ装置では、予め決まった複数の回覧送信先に対して、回覧グループが構築されており、該回覧グループに属する全てのファクシミリ装置のファクス番号が予め各ファクシミリ装置に記憶されている。尚、各ファクシミリ装置に記憶されるファクス番号は、回覧グループに属する全てのファクシミリ装置のファクス番号であってもよいが、該回覧グループにおける回覧順序が特定される場合には、各ファクシミリ装置において次送信先となるファクシミリ装置のみのファクス番号を記憶させていても良い。
【0105】
上記ファクシミリ装置では、予め構築されている回覧グループに対して回覧送信を行おうとする時には、ユーザはその回覧グループを指示するのみで回覧を開始することができる。したがって、ユーザは、回覧開始時に全ての送信先のファクス番号を入力する必要は無く、ユーザの作業を大幅に低減できると共に、回覧先ファクス番号の入力ミスに伴う回覧間違いや回覧漏れを防止することができる。
【0106】
しかしながら、上述のように、回覧グループが予め構築されているファクシミリ装置では、この回覧グループを悪用される恐れがある。すなわち、ファクシミリ装置は公衆回線網によって不特定多数のファクシミリ装置によって接続されているものであり、例えば、上記回覧グループ外のファクシミリ装置から回覧送信に関するコードを付加された回覧画像が上記回覧グループ内の一つのファクシミリ装置に送られてきた場合、上記回覧画像を受信したファクシミリ装置から回覧グループ内の全ての装置に回覧送信されてしまうこととなる。また、その場合の通信コストは、グループ内のファクシミリ装置の負担となる。
【0107】
上記問題を解決するためには、回覧しようとするデータに、回覧グループを示すコード以外にパスワードを付加することが考えられるが、このパスワードをユーザが直接入力する方式とした場合には、当然ながら、回覧グループ内のファクシミリ装置を利用するユーザは、該パスワードを認識している必要がある。ユーザがパスワードを認識している場合には、パスワードが外部に漏れる可能性が存在し、パスワードが外部に漏れた場合には、上述したような回覧グループの悪用を防止することはできない。
【0108】
このため、本実施の形態に係るファクシミリ装置では、回覧グループの構築時、すなわち、回覧先登録用情報の回覧時において、該回覧先登録用情報に付加されるパスワードをファクシミリ装置内部のパスワード自動生成部11にて生成したものを用い、ユーザ自身はこのパスワードを認識しないようにしている。
【0109】
上記パスワードは、回覧先登録用情報の回覧により、回覧グループ内の各ファクシミリ装置の回覧用情報記憶部5aに回覧グループを示すコードと対応して記憶される。
【0110】
上記構成では、回覧グループ内のファクシミリ装置が回覧開始者となる場合には、信号NSSにおいて、回覧グループを示すコードとこれに対応するパスワードとが上記回覧用情報記憶部5aから読み出されて付加されるため、信号NSSを受信した各ファクシミリ装置は正規の回覧送信と判断する。
【0111】
一方、回覧グループ外のファクシミリ装置から回覧画像が送られてきた場合には、該回覧画像の信号NSSに回覧グループを示すコードが付加されていたとしてもパスワードが付加されることは無く、信号NSSを受信した各ファクシミリ装置は正規の回覧送信ではないと判断することができる。
【0112】
これにより、本実施の形態に係るファクシミリ装置では、回覧グループ外からの回覧送信を的確に判定し、上記回覧グループを悪用した回覧送信を防止することが可能となる。
【0113】
以上のように、本実施の形態に係るファクシミリ装置は、複数のファクシミリ装置からなる回覧グループを予め構築することを可能とすると共に、回覧グループが構築されている状態では、該回覧グループの指定によって回覧送信を可能とするものである。
【0114】
そして、上記回覧グループの構築時において、回覧先登録用情報の送信開始元となるために、上記ファクシミリ装置は、上記回覧グループに属する全てのファクシミリ装置におけるファクス番号と、該回覧グループを示すグループコードとを入力するための入力手段として操作表示部3と、上記グループコードに対応するパスワード(制限信号)を生成する制限信号生成手段としてのパスワード自動生成部11と、少なくとも上記操作表示部3にて入力されたファクス番号およびグループコードと上記パスワード自動生成部11にて生成されたパスワードとが含まれた回覧先登録用情報が付加された回覧テスト画像または回覧画像(画像データ)とを、上記回覧グループを構成させる他のファクシミリ装置へ送信する送信手段としての網制御装置6およびFAXモデム7とを備えている。
【0115】
また、上記回覧グループの構築時において、送信されてきた回覧先登録用情報を受信し、回覧グループを構成するファクシミリ装置の一つとなるために、上記ファクシミリ装置は、少なくとも、上記回覧グループを示すグループコードと、上記グループコードに対応するパスワード(制限信号)とを含む回覧先登録用情報が付加された回覧テスト画像または回覧画像(画像データ)を受信する受信手段としての網制御装置6およびFAXモデム7と、上記回覧先登録用情報に含まれるグループコードと制限信号とを記憶する記憶手段としての回覧用情報記憶部5aとを備えている。
【0116】
これにより、本発明のファクシミリ装置にて構成される回覧グループでは、回覧グループに対する回覧送信時に、ユーザはグループコードを入力するのみで、回覧送信先となる他のファクシミリ装置のファクス番号を入力することなく回覧送信を行う事ができる。
【0117】
尚、上記回覧先登録用情報の送信時において、上記回覧先登録用情報の送信元となるファクシミリ装置は、回覧グループを構成する他のファクシミリ装置に対し、回覧方式または同時同報方式の何れの方式によっても回覧先登録用情報の送信を行うことが可能である。
【0118】
また、上記回覧グループを構成する各ファクシミリ装置では、グループコードと該グループコードに対応するパスワード以外に、該回覧グループに回覧送信を行う際に使用するため、回覧送信先となる他のファクシミリ装置のファクス番号を記憶している必要がある。但し、各ファクシミリ装置において記憶される他のファクシミリ装置のファクス番号は、必ずしも、上記回覧グループを構成する全てのファクシミリ装置のファクス番号である必要はない。
【0119】
すなわち、上記回覧グループに対する回覧送信に関し、その回覧順序が特定されるのであれば、各ファクシミリ装置では、次送信先となるファクスミリ装置のファクス番号のみ記憶していればよいこととなる。もちろん、各ファクシミリ装置において、上記回覧グループを構成する全てのファクシミリ装置のファクス番号を記憶しておいてもよい。
【0120】
また、回覧グループが構築されている状態で、回覧しようとする画像データの回覧開始元となるために、上記ファクシミリ装置は、回覧送信を行おうとするグループコードを入力可能とする入力手段としての操作表示部3と、上記操作表示部3によって入力されたグループコードに対応するパスワード(制限信号)を上記回覧用情報記憶部5aより読み出して、上記グループコードと制限信号とを含む回覧用情報を生成する回覧用情報生成手段としての制御部9と、上記制御部9にて生成された回覧用情報を、回覧画像(画像データ)に付加して、上記回覧グループを構成する他のファクシミリ装置へ送信する送信手段としての網制御装置6およびFAXモデム7とを備えている。
【0121】
また、回覧グループが構築されている状態で、回覧されている画像データを受信するために、上記ファクシミリ装置は、少なくとも、上記回覧グループを示すグループコードと、上記グループコードと対応する制限信号とを含む回覧用情報が付加された回覧画像(画像データ)を受信する受信手段としての網制御装置6およびFAXモデム7と、上記網制御装置6およびFAXモデム7にて受信したグループコードに対応するパスワード(制限信号)を上記回覧用情報記憶部5aより読み出し、受信したパスワードと読み出されたパスワードとが一致するか否かを判定する判定手段としての制御部9と、上記制御部9によって、受信したパスワードと上記回覧用情報記憶部5aに記憶されているパスワードとが一致すると判定された場合に、上記網制御装置6およびFAXモデム7にて受信した回覧画像を次送信先のファクシミリ装置に回覧送信する送信手段としての網制御装置6およびFAXモデム7とを備えていることを特徴としている。
【0122】
ここで、上記パスワードは、回覧グループの構築時において、回覧先登録用情報の送信元となるファクシミリ装置のパスワード自動生成部11にて自動的に生成されるものであり、ユーザが直接入力するものではないので、ユーザが該パスワードを認識する事はなく、したがって上記パスワードが外部に漏れることはない。
【0123】
そして、回覧グループ内のファクシミリ装置から回覧送信が開始される時には、回覧用情報記憶部5aから上記パスワードが読み出され、回覧しようとする回覧画像に付加されるので、ユーザがパスワードを認識していなくても回覧送信を実施することが可能となる。一方、回覧グループ外のファクシミリ装置が、公衆回線網を通じて上記回覧グループに接続し、回覧送信を開始させようとする場合には、回覧画像にパスワードを付加することができないため、回覧送信を実行させることが不可能となる。
【0124】
したがって、回覧グループ外のファクシミリ装置からの接続によって、構築されている回覧グループを悪用しての回覧送信が行われることを防止することができる。
【0125】
【発明の効果】
本発明のファクシミリ装置は、以上のように、複数のファクシミリ装置からなる回覧グループを予め構築することを可能とすると共に、回覧グループが構築されている状態では、該回覧グループの指定によって回覧送信を可能とするものである。
【0126】
そして、上記回覧グループの構築時において、回覧先登録用情報の送信開始元となるファクシミリ装置は、上記回覧グループに属する全てのファクシミリ装置におけるファクス番号と、該回覧グループを示すグループコードとを入力可能とする入力手段と、上記グループコードに対応する制限信号を生成する制限信号生成手段と、少なくとも上記入力手段にて入力されたファクス番号およびグループコードと、上記制限信号生成手段にて生成された制限信号とが含まれた回覧先登録用情報を、上記回覧グループを構成させる他のファクシミリ装置へ送信する送信手段とを備えている構成である。
【0127】
また、上記回覧グループの構築時において、送信されてきた回覧先登録用情報を受信し、回覧グループを構成するファクシミリ装置の一つとなるファクシミリ装置は、少なくとも、上記回覧グループを示すグループコードと、上記グループコードに対応する制限信号とを含む回覧先登録用情報を受信する受信手段と、上記回覧先登録用情報に含まれるグループコードと制限信号とを記憶する記憶手段とを備えている構成である。
【0128】
また、回覧グループが構築されている状態で、回覧しようとする画像データの回覧開始元となるファクシミリ装置は、回覧送信を行おうとするグループコードを入力可能とする入力手段と、上記入力手段によって入力されたグループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出して、上記グループコードと制限信号とを含む回覧用情報を生成する回覧用情報生成手段と、上記回覧用情報生成手段にて生成された回覧用情報を、回覧しようとする画像データに付加して、上記回覧グループを構成する他のファクシミリ装置へ送信する送信手段とを備えている構成である。
【0129】
また、回覧グループが構築されている状態で、回覧されている画像データを受信するファクシミリ装置は、少なくとも、上記回覧グループを示すグループコードと、上記グループコードと対応する制限信号とを含む回覧用情報が付加された画像データを受信する受信手段と、上記受信手段にて受信したグループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出し、上記受信手段にて受信した制限信号と上記記憶手段から読み出された制限信号とが一致するか否かを判定する判定手段と、上記判定手段によって、上記受信手段にて受信した制限信号と上記記憶手段に記憶されている制限信号とが一致すると判定された場合に、上記受信手段にて画像データを次送信先のファクシミリ装置に回覧送信する送信手段とを備えている構成である。
【0130】
それゆえ、上記回覧グループの構築時において、回覧先登録用情報の送信元となるファクシミリ装置からは、少なくとも上記グループコードと上記制限信号とが回覧先登録用情報として上記回覧グループを構成する他のファクシミリ装置へ送信される。
【0131】
上記画像データを受信したファクシミリ装置では、上記回覧先登録用情報内のグループコードと制限信号とを自機の記憶手段に記憶することで、上記回覧グループを構成するファクシミリ装置の一つとなる。
【0132】
これにより、本発明のファクシミリ装置にて構成される回覧グループでは、回覧グループに対する回覧送信時に、ユーザはグループコードを入力するのみで、回覧送信先となる他のファクシミリ装置のファクス番号を入力することなく回覧送信を行う事ができるため、ユーザの入力作業を大幅に低減できるという効果を奏する。
【0133】
また、上記回覧グループが既に構築されている状態では、この回覧グループに回覧送信を行おうとするファクシミリ装置は、グループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出して、グループコードと制限信号とを含む回覧用情報を、回覧しようとする画像データに付加して、上記回覧グループを構成する他のファクシミリ装置へ送信する。
【0134】
また、上記回覧送信の際、回覧中の画像データを受信したファクシミリ装置では、受信した回覧用情報からグループコードを認識し、受信したグループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出す。そして、受信した制限信号と記憶手段から読み出された制限信号とが一致する場合に、上記受信手段にて受信した画像データを次送信先のファクシミリ装置に回覧送信する。
【0135】
また、上記回覧グループにおける回覧送信時には、回覧される画像データに対し、回覧グループを示すグループコード以外に制限信号が付加され、受信した画像データに付加されている制限信号が、受信側のファクシミリ装置にて記憶手段に記憶されている制限信号と一致した場合のみ回覧送信が実行される。
【0136】
ここで、上記制限信号は、ユーザが直接入力するものではないので、ユーザが該制限信号を認識する事はなく、上記制限信号が外部に漏れることはない。したがって、回覧グループ外のファクシミリ装置が、公衆回線網を通じて上記回覧グループに接続し、回覧送信を開始させようとする場合には、画像データに制限信号を付加することができないため、回覧送信を実行させることが不可能となり、構築されている回覧グループを悪用しての回覧送信が行われることを防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置における回覧送信または回覧先登録送信に関する送信処理の主要動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】上記ファクシミリ装置における回覧転送の概略を示す説明図である。
【図4】上記ファクシミリ装置における通信時の信号の伝達手順を示す説明図である。
【図5】上記ファクシミリ装置の通信時に用いられる信号NSSの構成を示す説明図である。
【図6】本発明のファクシミリ装置における回覧送信または回覧先登録送信に関する受信処理の主要動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明のファクシミリ装置における回覧送信または回覧先登録送信に関する送信処理の主要動作を示すものであり、回覧先登録送信を同時同報方式で行う場合のフローチャートである。
【図8】本発明のファクシミリ装置における回覧送信または回覧先登録送信に関する受信処理の主要動作を示すものであり、回覧先登録送信を同時同報方式で行う場合のフローチャートである。
【図9】図1、図6〜図8内の回覧送信処理を示すフローチャートである。
【図10】図1、図6〜図8内のメモリ受信処理を示すフローチャートである。
【図11】図1、図6〜図8内の同報送信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 操作表示部(入力手段)
5a 回覧用情報記憶部(記憶手段)
6 網制御装置(受信手段、送信手段)
7 FAXモデム(受信手段、送信手段)
9 制御部(回覧用情報生成手段、判定手段)
11 パスワード自動生成部(制限信号生成手段)

Claims (4)

  1. 複数のファクシミリ装置からなる回覧グループを構築する際に、
    上記回覧グループに属する全てのファクシミリ装置におけるファクス番号と、該回覧グループを示すグループコードとを入力可能とする入力手段と、
    上記グループコードに対応する制限信号を生成する制限信号生成手段と、
    少なくとも上記入力手段にて入力されたファクス番号およびグループコードと、上記制限信号生成手段にて生成された制限信号とが含まれた回覧先登録用情報を、上記回覧グループを構成させる他のファクシミリ装置へ送信する送信手段とを備えていることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 複数のファクシミリ装置からなる回覧グループを構築する際に、
    少なくとも、上記回覧グループを示すグループコードと、上記グループコードに対応する制限信号とを含む回覧先登録用情報を受信する受信手段と、
    上記回覧先登録用情報に含まれるグループコードと制限信号とを記憶する記憶手段とを備えていることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 予め構築されている、複数のファクシミリ装置からなる回覧グループに対して回覧送信を行う際に、
    回覧送信を行おうとするグループコードを入力可能とする入力手段と、
    上記入力手段によって入力されたグループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出して、上記グループコードと制限信号とを含む回覧用情報を生成する回覧用情報生成手段と、
    上記回覧用情報生成手段にて生成された回覧用情報を、回覧しようとする画像データに付加して、上記回覧グループを構成する他のファクシミリ装置へ送信する送信手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 予め構築されている、複数のファクシミリ装置からなる回覧グループに対する回覧送信の際に、
    上記受信手段は、少なくとも、上記回覧グループを示すグループコードと、上記グループコードに対応する制限信号とを含む回覧用情報が付加された画像データを受信し、
    上記受信手段にて受信したグループコードに対応する制限信号を上記記憶手段より読み出し、上記受信手段にて受信した制限信号と上記記憶手段から読み出された制限信号とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段によって、上記受信手段にて受信した制限信号と上記記憶手段に記憶されている制限信号とが一致すると判定された場合に、上記受信手段にて受信した画像データを次送信先のファクシミリ装置に回覧送信する送信手段とを備えていることを特徴とする請求項2または3に記載のファクシミリ装置。
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