JP3646714B2 - 光学ピックアップ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、二軸アクチュエータにより支持された対物レンズを含む光学ピックアップに関するものである。
【0002】
従来、この種の光学ピックアップは、例えば図22に示すように構成されている。
図において、光学ピックアップ1は、光学ベース2と、この光学ベース2に対してスキュー調整可能に支持された二軸アクチュエータ3とを含んでいる。
【0003】
上記光学ベース2は、寸法精度を確保するために、例えば亜鉛ダイカスト,マグネシウム合金,プラスチック等により形成されており、その中央には上下に貫通する光路2aが形成されている。さらに、光学ベース2の光路2aの下端には、発光素子及び受光素子から成るフォトカプラ4を実装した基板5が取り付けられている。
【0004】
また、この光学ベース2は、光路2aの上端に、光路2aの光軸に一致した凹状の球面から成る球面座部であるスキュー面2bを備えている。
【0005】
他方、二軸アクチュエータ3は、固定部である二軸ベース6と、この二軸ベース6に対してトラッキング方向及びフォーカシング方向に関して移動可能に支持された可動部であるレンズホルダー7とを有している。
【0006】
上記レンズホルダー7は、先端即ち図22にて右端に対物レンズ7aを支持している。また、レンズホルダー7は、例えば一端がこのレンズホルダー7の両側に、また他端が二軸ベース6上に取り付けられた取付部6aに固定された二対の板バネ(図示せず)によって、二軸ベース6に対して垂直な二方向、即ち紙面に垂直なトラッキング方向及び図において上下の方向であるフォーカシング方向に移動可能に支持されている。
【0007】
さらに、上記レンズホルダー7に対して、コイルボビン7bが接着等により取り付けられている。このコイルボビン7bには、図示しないフォーカシング用コイル及びトラッキング用コイルが巻回されている。これにより、各コイルに通電することにより、各コイルに発生する磁束が、上記二軸ベース6上に取り付けられたヨーク8及びそれに取り付けられたマグネット9による磁束と相互に作用するようになっている。
【0008】
また、二軸ベース6は、その底面6bが、球面形状に形成されていて、前記光学ベース2のスキュー面2bに載置されることにより、このスキュー面2bにより保持され、且つ底面6bが、スキュー面2bに沿って摺動することにより、スキュー調整されるようになっている。
【0009】
このように構成された光学ピックアップ1においては、組立後に先づ対物レンズ7aのXY方向調整及びスキュー調整が行なわれる。この場合、XY方向調整は、二軸アクチュエータ3のヨーク8を二軸ベース6に対して、符号X−Yで示すように、X方向またはY方向に向かって水平移動させることにより、行なわれる。
【0010】
また、スキュー調整は、二軸ベース6bを光学ベース2のスキュー面2bに沿って、符号SKEWで示すように、互いに垂直な二方向に摺動させることにより、行なわれる。かくして、対物レンズ7aが、フォトカプラ4の光軸に対して、正確に位置決めされることになる。
【0011】
この状態にて、外部から、コイルボビン7bに巻回された各コイルに駆動電圧が供給されることにより、各コイルに発生する磁束が、ヨーク8及びマグネット9による磁束と相互に作用して、このコイルボビン7bが、トラッキング方向及びフォーカシング方向Fcs方向に対して移動される。
【0012】
このようにして、レンズホルダー7に取り付けられた対物レンズ7aが、フォーカシング方向及びトラッキング方向に対して適宜に移動され、フォーカシング及びトラッキングが行われるようになっている。
【0013】
従って、フォトカプラ4の発光素子から射出した光ビームは、対物レンズ7aを通過し、その際この対物レンズ7aの作用によって屈折されることにより、光ディスク(図示せず)の表面の所定トラックに対して集束することになる。
この光ディスクの表面からの戻り光ビームは、再び上記対物レンズ7aを介して、フォトカプラ4に向かって進み、フォトカプラ4の受光素子に入射することになる。これにより、この受光素子は、戻り光ビームを受光することによって、フォーカシング制御用信号,トラッキング制御用信号及び再生用信号を検出する。
【0014】
図23は、従来の光学ピックアップの他の構成例を示している。
図23において、光学ピックアップ11は、光学ベース12と、この光学ベース12に対して螺着される二軸アクチュエータ13とを含んでいる。
【0015】
上記光学ベース12は、図22の光学ピックアップ1と同様に、アルミダイカストにより形成されており、その中央には上下に貫通する光路12aが形成されている。さらに、光学ベース12の光路12aの下端には、発光素子及び受光素子から成るフォトカプラ14を実装した基板15が取り付けられている。
【0016】
この場合、この光学ベース12は、その上面12bが、平坦に形成されている。
【0017】
他方、二軸アクチュエータ13は、固定部である二軸ベース16と、この二軸ベース16に対してトラッキング方向及びフォーカシング方向に関して移動可能に支持された可動部であるレンズホルダー17とを有している。
【0018】
上記レンズホルダー17は、先端即ち図23にて右端に対物レンズ17aを支持している。また、レンズホルダー17は、例えば一端がこのレンズホルダー17の両側に、また他端が二軸ベース16上に取り付けられた取付部16aに固定された二対の板バネ(図示せず)によって、二軸ベース16に対して垂直な二方向、即ち紙面に垂直なトラッキング方向及び図において上下の方向であるフォーカシング方向に移動可能に支持されている。
【0019】
さらに、上記レンズホルダー17に対して、コイルボビン17bが接着等により取り付けられている。このコイルボビン17bには、図示しないフォーカシング用コイル及びトラッキング用コイルが巻回されている。
これにより、各コイルに通電することにより、各コイルに発生する磁束が、上記二軸ベース16に一体に形成されたヨーク18及びそれに取り付けられたマグネット19による磁束と相互に作用するようになっている。
【0020】
また、二軸ベース16は、その底面16bが、平坦に形成されていて、前記光学ベース12の上面12bに載置され、光学ベース12に対するXY方向調整及びスキュー調整を行なった後、ネジ16cにより、光学ベース12に対して固定保持されるようになっている。
【0021】
このように構成された光学ピックアップ11においては、対物レンズ17aのXY方向調整及びスキュー調整が、光学ベース12に対して二軸ベース16を組み立てた際に行なわれる。
この場合、XY方向調整は、二軸アクチュエータ13の二軸ベース16を光学ベース12に対して、符号X−Yで示すように、X方向またはY方向に向かって水平移動させることにより、行なわれる。また、スキュー調整は、二軸ベース16を光学ベース12に対して互いに垂直な二方向に関して適宜に傾斜させることにより、行なわれる。かくして、対物レンズ17aが、フォトカプラ14の光軸に対して、正確に位置決めされることになる。この状態で、二軸ベース16は、光学ベース12に対して、ネジ16cによって強固に固定保持される。
【0022】
また、上記光学ピックアップ1,11においては、マグネット9,19とヨーク8,18による磁束をコイルボビン7b,17bに巻回されたコイルに効率よく作用するように、ほぼU字形に形成され上端が開放したヨーク8,18は、その開放端部が、ブリッジによって閉塞されている。
【0023】
図24は、ヨーク8の場合について示しており、ブリッジ8aは、その両端の中央が下方に延びた突起8b,8cを備えており、この突起8b,8cが、ヨーク8の二つの上端の中央付近に設けられた切欠部8d,8eに係合され、接着剤により固定されるようになっている。
【0024】
これにより、ヨーク8を通る磁束は、上端にてこのブリッジ8aを通過することになるので、各コイルに作用する磁束の効率が向上することになる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成の光学ピックアップ1,11においては、以下のような問題がある。
【0028】
光学ピックアップ1,11においては、何れも、ヨーク8,18の上端の開放部分が、ブリッジ8a,18aを接着剤により固定することにより、閉塞されている。従って、ブリッジ8a,18aのヨーク8,18に対する強度が弱く、例えば光学ピックアップ1,11特にヨーク8,18に衝撃が加えられた場合等に、上記ブリッジ8a,18aがヨーク8,18から外れてしまうことがあった。
【0029】
また、ブリッジ8a,18aのヨーク8,18の上端への接着の際に、接着部分から接着剤が、図24及び図25に示すように、はみだしてしまうことがある。これにより、はみだした接着剤が、二軸アクチュエータ3,13のレンズホルダー7,17に接触することにより、レンズホルダー7,17が、ヨーク8,18に対して接着されてしまう。また、このはみだした接着剤が、光ディスクの記録または再生の際に、光ディスク表面に飛んで、光ディスクを汚してしまうコトがある。さらに、上記はみだした接着剤は、レンズホルダー7,17のトラッキング方向またはフォーカシング方向のストロークを制限してしまうことにより、光ディスクの記録・再生が適正に行なわれ得なくなる等の問題があった。
【0030】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、接着剤によらずにブリッジをヨークに強固に固定し、信頼性を向上させることができる光学ピックアップを提供することを目的とする。
【0031】
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る光学ピックアップは、対物レンズを支持するレンズホルダーと、前記レンズホルダーに備えられたトラッキング用コイル及びフォーカシング用コイルが巻回されるコイルボビンと、前記コイルボビンの各コイルを通過する磁路を構成するU字形のヨークと、前記ヨークに固定されたマグネットと、前記ヨークの二つの開放端部を閉鎖する略矩形板状のブリッジと、を備え、前記ブリッジは、相対向する二辺の夫々の辺の両端に該辺から突出する二つの凸部を有するように形成されており、前記ヨークは、前記二つの凸部に夫々係合する二つの切欠部を前記二つの開放端部に夫々有し、前記二つの切欠部は、前記二つの凸部が並ぶ方向で相対向する、該二つの凸部に挟まれた側面を夫々有し、該対向する側面が前記ヨークの開放する側に向かって徐々に離れるように傾斜して形成されていることを特徴とする。
【0032】
本発明は、ヨークの二つの開放端部に夫々有する二つの切欠部の側面をブリッジの二つの凸部が並ぶ方向で相対向させ、該二つの凸部に挟まれた該切欠部の側面がヨークの開放する側に向かって徐々に離れるように傾斜して形成することとしたので、例えば該二つの凸部の下端を夫々の切欠部の側面に向かって傾斜させるように塑性変形させて、該二つの凸部を切欠部に対し係合させブリッジを強固にヨークの開放端部に固定保持することができる。
【0033】
更にブリッジをヨークに固定するために接着剤を使用していないことから、接着剤がはみだして、二軸アクチュエータの可動部のストロークが制限されたり、光ディスクの表面に付着することもなく、光学ピックアップの信頼性を向上させることができる。
【0043】
【実施例】
以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図21を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0044】
図1乃至図3は、本発明による光学ピックアップの一実施例を示している。
光学ピックアップ20は、光学ベース21と、この光学ベース21に対してXY方向調整及びスキュー調整により固定保持される二軸アクチュエータ22と、この光学ベース21上に固定される光学ユニット23とを含んでいる。
【0045】
上記光学ベース21は、板金加工により形成されたシェルベース21aと、このシェルベース21aの一端に取り付けられたスライドブロック21bから構成されている。このスライドブロック21bは、光学ピックアップ20を横方向即ちトラッキング方向に移動させるための送り軸が挿通されるようになっている。さらに、光学ベース21は、上記スライドブロック21bとは反対側に、光学ユニット23が前以て取り付けられている。
【0046】
二軸アクチュエータ22は、固定部である二軸ベース24と、この二軸ベース24に対してトラッキング方向及びフォーカシング方向に関して移動可能に支持された可動部であるレンズホルダー25とから構成されている。
【0047】
上記レンズホルダー25は、先端に対物レンズ25aを支持している。図示の場合、このレンズホルダー25は、一端がこのレンズホルダー25の両側に、また他端が二軸ベース24上に取り付けられた取付部24aに固定された二対の板バネ26によって、二軸ベース24に対して垂直な二方向、即ちトラッキング方向及びフォーカシング方向に移動可能に支持されている。
【0048】
さらに、上記レンズホルダー25に対して、コイルボビン25bが接着等により取り付けられている。このコイルボビン25bには、図示しないフォーカシング用コイル及びトラッキング用コイルが巻回されている。これにより、各コイルに通電することにより、各コイルに発生する磁束が、光学ベース21のシェルベース21a上に一体に形成されたヨーク27及びそれに取り付けられたマグネット28による磁束と相互に作用するようになっている。
【0049】
また、図3に示すように、二軸ベース24は、その底面24bが、平坦に形成されていると共に、その両側から互いに対向して上方に立ち上がる取付片24c,24dを備えている。これに対して、光学ベース21のシェルベース21aには、この取付片24c,24dに対して、外側から対向するように、シェルベース21aの両側から上方に立ち上がった取付片21c,21dを備えている。これにより、二軸ベース24の光学ベース21に対するXY方向調整及びスキュー調整を行なった後、二軸ベース24の取付片24c,24dが、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片21c,21dに対してハンダ付けされることにより、二軸ベース24が、光学ベース21に対して固定保持されるようになっている。
【0050】
尚、シェルベース21aは、好ましくは、上記ハンダ付けが容易に行われるように、少なくとも取付片21c,21dの部分が、ハンダメッキ,Niメッキ,金メッキ等のハンダ付け容易な材料によりメッキされている。
【0051】
さらに、上記光学ユニット23は、対物レンズ25aの光軸に対して45度傾斜して配置されるプリズム反射面29aを有するプリズム29と、このプリズム29により反射された対物レンズ25aの光軸上に配設された発光素子及び受光素子から成るフォトカプラ30とから構成されている。この場合、フォトカプラ30は、光学ユニット23の本体に対して、図3に示すように矢印EF方向に移動可能である。これにより、フォトカプラ30の受光素子が、光軸合わせされるようになっている。
【0052】
本実施例による光学ピックアップ20は、以上のように構成されており、先づ光学ユニット23及びスライドブロック21bを光学ベース21のシェルベース21a上の所定位置に固定しておく。その後、二軸アクチュエータ22をシェルベース21aの所定位置に載置し、XY方向調整及びスキュー調整を行なった後、二軸ベース24の取付片24c,24dを、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片21c,21dに対してハンダ付けする。
そして、光学ブロック23のフォトカプラ30をEF方向に調整することにより、光学ピックアップ20の組立が完了する。
【0053】
ここで、二軸ベース24の取付片24c,24dと、シェルベース21aの取付片21c,21dとは、互いに、図4に図式的に示すような関係にある。
従って、二軸ベース24のXY方向調整のうち、Y方向調整は、図5に示すように、シェルベース21aの取付片21c,21dの間で、二軸ベース24をY方向に移動させる。これにより、この二軸ベース24は、シェルベース21aの取付片21c,21dの間の間隙内で、Y方向に調整される。
この場合、上記間隙は、XY方向調整及びスキュー調整の後、ハンダ付けの際に、ハンダ31が充填されることによって、埋められることになる。
【0054】
また、二軸ベース24のXY方向調整のうち、X方向調整は、図6に示すように、シェルベース21aの取付片21c,21dの間で、二軸ベース24をこの取付片21c,21dの面に沿って、X方向に移動させる。これにより、この二軸ベース24は、シェルベース21aの取付片21c,21dの間で、X方向に調整される。
【0055】
これに対して、二軸ベース24のスキュー調整のうち、半径方向の調整即ちRAD方向調整は、図7に示すように、シェルベース21aの取付片21c、21dの間で、二軸ベース24をRAD方向に傾斜させる。これにより、この二軸ベース24は、シェルベース21aの取付片21c,21dの間で、RAD方向にスキュー調整される。
【0056】
また、二軸ベース24のスキュー調整のうち、接線方向の調整即ちTAN方向調整は、図8に示すように、シェルベース21aの取付片21c,21dの間で、この取付片21c,21dの面に沿って、二軸ベース24をTAN方向に傾斜させる。これにより、この二軸ベース24は、シェルベース21aの取付片21c,21dの間で、TAN方向にスキュー調整される。
【0057】
さらに、上記ヨーク27は、光学ベース21のシェルベース21aに対して一体に形成されているので、シェルベース21aの板金加工の際に、ヨーク27が同時に打抜き加工されることになり、容易に形成される。
【0058】
図9は、本発明による光学ピックアップの第二の実施例の要部を示している。
光学ピックアップ40は、その二軸ベース24が、その両側から同一面内にて上方に立ち上がる取付片24e,24fを備えている。
これに対して、光学ベースのシェルベース21aには、この取付片24e,24fに対して、一側から対向するように、シェルベース21aの両側から同様に同一面内にて上方に立ち上がった取付片21e,21fを備えている。これにより、二軸ベース24の光学ベース21に対するXY方向調整及びスキュー調整を行なった後、二軸ベース24の取付片24e,24fが、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片21e,21fに対してハンダ付けされることにより、二軸ベース24が、光学ベース21に対して固定保持されるようになっている。
【0059】
この場合、二軸ベース24のXY方向調整のうち、Y方向調整は、図10に示すように、シェルベース21aの取付片21e,21fの間で、この取付片21e,21fの表面に沿って、二軸ベース24をY方向に移動させる。これにより、この二軸ベース24は、シェルベース21aに対して、Y方向に調整される。
【0060】
また、二軸ベース24のXY方向調整のうち、X方向調整は、図11に示すように、シェルベース21aの取付片21e,21fに対して、二軸ベース24を接近または離反せしめるように、X方向に移動させる。これにより、この二軸ベース24は、シェルベース21aに対して、X方向に調整される。この場合、上記取付片21e,21fと取付片24e,24fとの間隙は、XY方向調整及びスキュー調整の後、ハンダ付けの際に、ハンダが充填されることによって、埋められることになる。
【0061】
これに対して、二軸ベース24のスキュー調整のうち、半径方向の調整即ちRAD方向調整は、図12に示すように、二軸ベース24の取付片24e,24fをシェルベース21aの取付片21e,21fの表面に沿って摺動させることにより、二軸ベース24をRAD方向に傾斜させる。これにより、この二軸ベース24は、シェルベース21aの取付片21e,21fの間で、RAD方向にスキュー調整される。
【0062】
また、二軸ベース24のスキュー調整のうち、接線方向の調整即ちTAN方向調整は、図13に示すように、シェルベース21aの取付片21e,21fの間で、この取付片21e,21fに対して、二軸ベース24をTAN方向に傾斜させる。これにより、この二軸ベース24は、シェルベース21aの取付片21e,21fの間で、TAN方向にスキュー調整される。
【0063】
図14は、本発明による光学ピックアップの第三の実施例の要部を示している。
図14において、光学ピックアップ50は、その二軸ベース24が、その両側から互いに斜めに上方に立ち上がる取付片24g,24hを備えている。これに対して、光学ベースのシェルベース21aには、この取付片24g,24hに対して、一側から対向するように、シェルベース21aの両側から同様に同一面内にて上方に立ち上がった取付片21g,21hを備えている。
【0064】
これにより、二軸ベース24の光学ベース21に対するXY方向調整及びスキュー調整を行なった後、二軸ベース24の取付片24g,24hが、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片21g,21hに対してハンダ付けされることにより、二軸ベース24が、光学ベース21に対して固定保持されるようになっている。
【0065】
この場合、二軸ベース24のXY方向調整及びスキュー調整は、それぞれ光学ベース21のシェルベース21aに対して、二軸ベース24をX方向,Y方向またはRAD方向,TAN方向に傾斜させることにより行なわれる。
その後、二軸ベース24の取付片24g,24hが、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片21g,21hに対してハンダ付けされ、間隙がハンダによって充填されることにより、二軸ベース24が、光学ベース21に対して固定保持される。
【0066】
図15は、本発明による光学ピックアップの第四の実施例の要部を示している。
図15において、光学ピックアップ60は、その二軸ベース24が、その両側から互いに反対方向に向かって外側に延びる取付片61a,61b,61c,61dを備えている。これに対して、光学ベースのシェルベース21aには、この取付片61a,61b,61c,61dに対して、下方から対向するように、シェルベース21aの両側から同様に互いに反対方向に向かって外側に延びる取付片62a,62b,62c,62dを備えている。
【0067】
これにより、二軸ベース24の光学ベース21に対するXY方向調整及びスキュー調整を行なった後、二軸ベース24の取付片61a,61b,61c,61dが、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片62a,62b,62c,62dに対してハンダ付けされることにより、二軸ベース24が、光学ベース21に対して固定保持されるようになっている。
【0068】
この場合、二軸ベース24のXY方向調整及びスキュー調整は、それぞれ光学ベース21のシェルベース21aに対して、二軸ベース24をX方向,Y方向またはRAD方向,TAN方向に傾斜させることにより行なわれる。
その後、二軸ベース24の取付片61a,61b,61c,61dが、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片62a,62b,62c,62dに対してハンダ付けされ、且つ間隙がハンダによって充填されることにより、二軸ベース24が、光学ベース21に対して固定保持される。
【0069】
この構成によれば、二軸ベース24及びシェルベース21aの取付片61a乃至61d及び62a乃至62dは、それぞれ打抜き加工のみによって、容易に形成されることになる。
【0070】
図16は、本発明による光学ピックアップの第五の実施例の要部を示している。
図16において、光学ピックアップ70は、その二軸ベース24が、その両側から互いに反対方向に向かって外側に延びる取付片71a,71bを備えている。
【0071】
これに対して、光学ベースのシェルベース21aには、この取付片71a,71bに対して、下方から対向するように、シェルベース21aの両側から同様に互いに反対方向に向かって外側に延びる取付片72a,72bを備えている。これにより、二軸ベース24の光学ベース21に対するXY方向調整及びスキュー調整を行なった後、二軸ベース24の取付片71a,71bが、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片72a,72bに対してハンダ付けされることにより、二軸ベース24が、光学ベース21に対して固定保持されるようになっている。
【0072】
この場合、二軸ベース24のXY方向調整及びスキュー調整は、それぞれ光学ベース21のシェルベース21aに対して、二軸ベース24をX方向,Y方向またはRAD方向,TAN方向に傾斜させることにより行なわる。
その後、二軸ベース24の取付片71a,71bが、それぞれ対向する光学ベース21のシェルベース21aの取付片72a,72bに対してハンダ付けされ、且つ間隙がハンダによって充填されることにより、二軸ベース24が、光学ベース21に対して固定保持される。
【0073】
この構成の場合にも、第四の実施例による光学ピックアップ60の場合と同様に、二軸ベース24及びシェルベース21aの取付片71a,71b及び72a,72bは、それぞれ打抜き加工のみによって、容易に形成されることになる。
【0074】
ところで、図1乃至図3に示した光学ピックアップ20においては、光学ベース21のシェルベース21aに対して一体に形成されたヨーク27は、好ましくは、図17に示すように、そのU字形の開放端部が、ブリッジ32によって閉塞されている。
この場合、ブリッジ32は、図17に示すように、略矩形板状でありその相対向する二辺の夫々の辺の両側である両端に該辺から長手方向に突出した二つの凸部32a,32b(凸部32a,32bと反対側の辺から突出した32c,32d)を有する。また、ヨーク27は該二つの凸部に係合する二つの切欠部を二つの開放端部に夫々設けている。具体的には、二つの凸部32a,32bに係合する二つの切欠部27a,27bを一方の開放端部に、残りの二つの凸部32c,32dに係合する二つの切欠部27c,27dを残りの開放端部に夫々設けている。これにより、ブリッジ32の二つの凸部32a,32bと32c,32dとがヨーク27の二つの開放端部の両側に設けられた切欠部27a,27bと27c,27dとに対して、係合され、且つ図18に示すように、カシメにより固定される。
【0075】
ここで、上記二つの切欠部27a,27b(27c,27d)は、図17及び図18に示すように、二つの凸部32a,32b(32c,32d)が並ぶ方向で相対向し、その二つの凸部32a,32b(32c,32d)に挟まれた側面を有する。また、その対向する側面はU字形のヨーク27の開放する側に向かって徐々に離れるように傾斜して形成されている。これにより、各二つの凸部32a,32b(32c,32d)は、対応する切欠部27a,27b(27c,27d)内で、図18で矢印Aで示すように押圧されることにより、それぞれ下端が、それぞれ内側に向かって傾斜するように、塑性変形され、この切欠部27a,27b(27c,27d)に係合する。かくして、ブリッジ32がヨーク27に対して固定保持されるようになっている。
【0076】
このように構成されたヨーク27及びブリッジ32によれば、従来の接着剤による固定に比較して、大幅に強度が向上され、二軸アクチュエータ22の可動部即ちレンズホルダー25及びコイルボビン25bが当接した場合にも、ブリッジ32が外れてしまうようなことはない。
【0077】
また、ブリッジ32を固定するために接着剤を使用していないことから、接着剤がはみだして、二軸アクチュエータ22の可動部が、ヨーク27及びブリッジ32の接続領域に貼付いたり、二軸アクチュエータ22の可動部のストロークが制限されてしまうようなことはなく、また光ディスクの表面が接着剤により汚されることもない。
【0078】
さらに、ブリッジ32は、その上面32eが、ヨーク27の上端より高さhだけ上方に突出するように形成されている。これにより、ヨーク27の上端が、光ディスク表面に当たって、光ディスク表面を傷つけないようになっている。
【0079】
図19は、ブリッジの変形例を示している。
ブリッジ33は、その中央付近にて長手方向に突出した凸部33a,33b,33c,33dが、それぞれヨーク27の二つの上端の中央付近に設けられた対応する切欠部27e,27f,27g,27hに対して、係合され、且つ図20及び図21に示すように、カシメにより固定される。
【0080】
ここで、上記切欠部27e,27f,27g,27hは、その外側の側面が図示のようにオーバーハング状に傾斜して形成されている。
これにより、各凸部33a,33b,33c,33dは、図20に示すように対応する切欠部27e,27f,27g,27h内に挿入された後、図21に示すように、それぞれ下端が、外側に向かって傾斜するように、塑性変形され、この切欠部27e,27f,27g,27hに係合する。かくして、ブリッジ32がヨーク27に対して固定保持されるようになっている。
【0081】
このように構成されたヨーク27及びブリッジ33によれば、従来の接着剤による固定に比較して、大幅に強度が向上され、二軸アクチュエータ22の可動部即ちレンズホルダー25及びコイルボビン25bが当接した場合にも、ブリッジ33が外れてしまうようなことはない。
【0082】
また、ブリッジ33を固定するために接着剤を使用していないことから、接着剤がはみだして、二軸アクチュエータ22の可動部が、ヨーク27及びブリッジ33の接続領域に貼付いたり、二軸アクチュエータ22の可動部のストロークが制限されてしまうようなことはなく、また光ディスクの表面が接着剤により汚されることもない。
【0083】
さらに、ブリッジ33は、その上面が、ヨーク27の上端より上方に突出するように形成されている。これにより、ヨーク27の上端が、光ディスク表面に当たって、光ディスク表面を傷つけないようになっている。
【0084】
このように、以上の実施例では、光学ベース自体が板金加工によって形成されているので、簡単に且つ短時間で形成されると共に、二軸アクチュエータの固定部が、光学ベースに対して直接にハンダ付けによって固定されている。
従って、二軸アクチュエータは、簡単な構成によって、容易に光学ベースに対して固定されることになる。これにより、コストが低減されると共に、対物レンズの取付精度が向上し、信頼性が高められ得ることになる。
【0085】
ヨーク27の二つの開放端部に夫々有する二つの切欠部27a,27b(27c,27d)に、ブリッジ32の二つの凸部32a,32b(32c,32d)が並ぶ方向で相対向しその二つの凸部に挟まれる該切欠部の側面を、ヨーク27の開放する側に向かって徐々に互いに離れるように傾斜させて形成することとしたので、例えば該二つの凸部32a,32b(32c,32d)の下端を夫々の切欠部27a,27b(27c,27d)の側面に向かって傾斜させるように塑性変形させて係合させ、ブリッジ32を強固にヨーク27の開放端部に固定保持することができる。
【0086】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、接着剤によらずにブリッジをヨークに強固に固定し、信頼性を向上させることができる光学ピックアップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光学ピックアップの第一の実施例の構成を示す概略断面図である。
【図2】 図1の光学ピックアップの斜視図である。
【図3】 図1の光学ピックアップの分解斜視図である。
【図4】 図1の光学ピックアップにおける二軸ベースと光学ベースの取付片の関係を示す概略斜視図である。
【図5】 図4の取付片によるXY方向調整のY方向調整を示す正面図である。
【図6】 図4の取付片によるXY方向調整のX方向調整を示す側面図である。
【図7】 図4の取付片によるスキュー調整の半径方向調整を示す正面図である。
【図8】 図4の取付片によるスキュー調整の接線方向調整を示す側面図である。
【図9】 本発明による光学ピックアップの第二の実施例における二軸ベースと光学ベースの取付片の関係を示す概略斜視図である。
【図10】 図9の取付片によるXY方向調整のY方向調整を示す正面図である。
【図11】 図9の取付片によるXY方向調整のX方向調整を示す側面図である。
【図12】 図9の取付片によるスキュー調整の半径方向調整を示す正面図である。
【図13】 図9の取付片によるスキュー調整の接線方向調整を示す側面図である。
【図14】 本発明による光学ピックアップの第三の実施例における二軸ベースと光学ベースの取付片の関係を示す概略斜視図である。
【図15】 本発明による光学ピックアップの第4の実施例における二軸ベースと光学ベースの取付片の関係を示す概略斜視図である。
【図16】 本発明による光学ピックアップの第5の実施例における二軸ベースと光学ベースの取付片の関係を示す概略斜視図である。
【図17】 本発明による光学ピックアップの各実施例におけるヨーク及びブリッジの第一の構成例を示す分解斜視図である。
【図18】 図17のブリッジのヨークに対するカシメ状態を示す部分拡大正面図である。
【図19】 本発明による光学ピックアップの各実施例におけるブリッジの第二の構成例を示す斜視図である。
【図20】 図19のブリッジのヨークに対するカシメ状態を示す部分拡大正面図である。
【図21】 図19のブリッジのヨークに対するカシメ後の状態を示す部分拡大正面図である。
【図22】 従来の光学ピックアップの一例を示す概略断面図である。
【図23】 従来の光学ピックアップの他の例を示す概略断面図である。
【図24】 従来の光学ピックアップにおけるヨークとブリッジの一例を示す斜視図である。
【図25】 図24のヨーク及びブリッジの側面図である。
Claims (1)
- 対物レンズを支持するレンズホルダーと、
前記レンズホルダーに備えられたトラッキング用コイル及びフォーカシング用コイルが巻回されるコイルボビンと、
前記コイルボビンの各コイルを通過する磁路を構成するU字形のヨークと、
前記ヨークに固定されたマグネットと、
前記ヨークの二つの開放端部を閉鎖する略矩形板状のブリッジと、を備え、
前記ブリッジは、相対向する二辺の夫々の辺の両端に該辺から突出する二つの凸部を有するように形成されており、
前記ヨークは、前記二つの凸部に夫々係合する二つの切欠部を前記二つの開放端部に夫々有し、
前記二つの切欠部は、前記二つの凸部が並ぶ方向で相対向する、該二つの凸部に挟まれた側面を夫々有し、該対向する側面が前記ヨークの開放する側に向かって徐々に離れるように傾斜して形成されていることを特徴とする光学ピックアップ。
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