JP3645525B2 - ビスカス・カップリング - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
本発明は、共通の縦軸線(長手方向軸線)を中心として互いに回転できる2つの部分を持ち、これら2つの部分の第1の部分に、第1のカップリング・プレートを、回転的に固定されるやり方で連結し、またこれら2つの部分の第2の部分に連結できる第2のカップリング・プレートを、長手方向に交互するように配置する高粘性流体で満たされた環状室を備え、この環状室において、第2のカップリング・プレートが、これら2つの部分の第2の部分の押付けリングと交互するように配置され、さらに、上記の押付けリングが、これら2つの部分の第2の部分に、回転的に固定されるやり方で連結されるようなビスカス・カップリングであって、軸方向に、第2のカップリング・プレートと、上記の押付けリングに作用して、これらを互いにロックし、またこれらを、上記2つの部分の第2の部分に対してロックする軸方向調整装置を持つビスカス・カップリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
恒久的に駆動される第1の軸と、任意に駆動される第2の軸を持つ自動車のドライブライン(動力伝達装置)に、ビスカス・カップリングを利用することも知られている。ここでは、第2の軸に通じるドライブラインの入力端と出力端に、ビスカス・カップリングの該当部分が連結される。
【0003】
上記の点では、ビスカス・カップリングのそれぞれの部分において、押付けリングと交互する一組のカップリング・プレートを、軸方向調整装置を用いて、ビスカス・カップリングの前記部分に連結するか、あるいは、それらのカップリング・プレートを前記部分から切り離す自由に制御できる切換え装置と、ビスカス・カップリングを組み合わせることがすでに知られている。前記切換え動作が依存する運転パラメータは、自由に選択することができる(DE 40 36 230 C2と、DE 41 07 240 C2)。このような調整装置を設計するために、いくつかの提案がすでに為されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
入力端が出力端に対してリードする場合にはロック効果を持ち、また出力端が入力端に対してリードする場合にはビスカス・カップリングを切り離すフリーホイール・アセンブリと、ビスカス・カップリングを組み合わせることも知られている。これは、自動車が前進する場合に当てはまる。これは、後進中に、すなわち、回転方向が逆転されるときに、このフリーホイール・アセンブリがビスカス・カップリングを切り離し、また第1の軸では、まったく把持力がなくても、第2の軸が連結されないという点で不都合である。前記欠点を克服するためには、後進中にフリーホイール・アセンブリを橋絡(ブリッジ)させる追加切換え装置を提供する必要がある。
【0005】
DE 197 30 714 A1で提案されるものは、摩擦カップリングの形式で互いに回転できる2つのカップリング部分を持つ動力伝達装置であって、摩擦カップリングを加動する第1の押圧力発生ユニットが、流体パルス装置によって形成され、また摩擦カップリングを加動する第2の押圧力発生ユニットが、互いに回転できる2つのランプ円板を持つボール/ランプ・アセンブリによって形成されているような動力伝達装置である。このボール/ランプ・アセンブリは、これら2つのカップリング部分の一方とともに回転する上記の2つのランプ円板の一方を制動することで、実施される。電磁石により、接触のないやり方で加動され、また制動可能なランプ円板と、これら2つのカップリング部分の他方との間で作用するさらなる摩擦カップリングによって、前記制動作用が達成される。
【0006】
DE 199 18 411 A1から、互いに回転できる2つのカップリング部分の間で動力を伝達するビスカス・カップリングが知られており、このビスカス・カップリングは、粘性流体で満たされた環状室内に配置された2組のビスカス・プレートを備え、それらのビスカス・プレートの1組は、カップリング・プレートを用いて、関連カップリング部分に連結でき、また関連カップリング部分から切り離すことができる。これらのカップリング・プレートに加えられる押圧力は、互いに回転できる2つのランプ円板を持つボール/ランプ・アセンブリによって発生する。このボール/ランプ・アセンブリは、その2つの定置ランプ円板の一方を電動機で回転させるために、加動される。
【0007】
DE 199 02 388 A1は、互いに回転できる2つのカップリング部分の間で動力を伝達するために、摩擦カップリングと、ビスカス・カップリングを組み合わせることを提案している。このビスカス・カップリングは、粘性流体で満たされた環状室内に配置された2組のビスカス・プレートを備え、しかも、それぞれの組が、これら2つのカップリング部分の一方に対応づけられており、そこでは、関連カップリング部分に連結でき、また関連カップリング部分から切り離すことのできるプレート担持体に、前記組の一方が固定されている。
【0008】
このプレート担持体は、補助カップリングにより、それぞれのカップリング部分に連結でき、またそれぞれのカップリング部分から切り離すことができる。この摩擦カップリングと、この補助カップリングは、ボール/ランプ・アセンブリにより、加動することができる。ボール/ランプ・アセンブリは、互いに回転できる2つのランプ円板を含み、また、電動機を用いて、その2つの定置ランプ円板の一方を回転させることで、加動される。
【0009】
DE 196 50 039 A1は、間に摩擦カップリングが配置された互いに回転できる2つのカップリング部分から成り、かつ、ボール/ランプ機構によって加動されるカップリング・ユニットを提案している。ボール/ランプ機構は、これら2つのカップリング部分の一方とともに回転する2つのランプ円板を含み、それらのランプ円板の一方が、ビスカス・カップリングにより制動できる。
【0010】
このビスカス・カップリングは、環状室を備え、この環状室は、粘性流体で満たされ、また、この環状室には、それぞれプレート担持体を持つ2組のビスカス・プレートが入っている。このビスカス・カップリングのプレート担持体の一方は、制動可能なランプ円板に連結され、また、このビスカス・カップリングの他方のプレート担持体は、これら2つのカップリング部分の他方に連結される。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、高度の運転安全性と耐摩耗性を特徴とする最初に述べられたタイプのカップリングを提供することである。
【0012】
この目的は、回転的に固定され軸方向に移動できるやり方で、これら2つの部分の一方に固定された押圧力リングと、これら2つの部分の他方に対して制動できる自由に回転できる設定リングとを有し、双方のリングの間にボールを配置して、前記ボールが、向かい合わせのリング面内のランプ状の円周溝に保持されているボール/ランプ機構から軸方向調整装置が成っており、第3のカップリング・プレートが、回転的に固定されるやり方で前記設定リングに連結され、またこれら2つの部分の他方に連結できる第4のカップリング・プレートが長手方向に交互するように配置されている高粘性流体で満たされた第2の環状室を持ち、前記環状室内において、前記第4のカップリング・プレートが、これら2つの部分の前記他方の第2の押付けリングと交互するように配置され、さらに、第2の押付けリングが、回転的に固定されるやり方で、これら2つの部分の前記他方に連結されている第2のビスカス・カップリングを備えた設定リング用の制動アセンブリを持ち、さらに、この設定リング用の制動アセンブリに対して、第2の軸方向の調整装置を持つという点で、達成される。
【0013】
上記のやり方で設計されたカップリングは、ビスカス・カップリングであり、このビスカス・カップリングは、周知の通り、ほとんど摩耗がなく、また、ビスカス・カップリングがボール/ランプ機構に対して制動装置を成すことも特徴とする調整機構を備えている。前記第2のビスカス・カップリングは、電磁力を通じて、接触がなく、かつ摩耗の少ないやり方で調整される。双方のビスカス・カップリング・ユニットでは、押付けリングと、押付けリングで制御されるカップリング・プレートとの間に、機械的摩擦だけが発生するが、これらの環状室の中の粘性流体が、そのような摩耗の大きさを最小限に抑える。
【0014】
実際の結合力は、流体せん断により発生する。ボール/ランプ機構自体も、摩耗が少ないことを、その特徴としている。急勾配のボール・ランプ角を選択することで、ビスカス・カップリングが、確実に、すばやく開放できる。これは、長手方向のドライブラインのビスカス・カップリングが、確実にロック防止制動システムや駆動安定システムと両立できるようにするために、しばしば必要である。
【0015】
別法として、第1の部分がボスによって形成され、第2の部分がハウジングによって形成されるか、あるいは、第1の部分がハウジングによって形成され、第2の部分がボスによって形成されることが規定される場合がある。さらなる改良では、押圧力リングは、回転的に固定されるやり方でボスに連結され、また設定リングは、ハウジングに対して制動できる。他の改良により、第2の軸方向調整装置は、第2の環状室の中の電磁的に移動可能な押圧力プレートを備えている。ここでは、好ましくは、第2の軸方向調整装置の磁気コイルは、第2の環状室の外に位置づけられる。これら2つの環状室は、油圧によって、互いに連結されることが提案されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の2つの実施の形態が以下で説明され、図面に示されている。
【0017】
図1において、本発明のビスカス・カップリングは、だいたい、第1の部分を構成するボス11と、第2の部分を構成するハウジング12を含む。これらの2つの部分は、シール13、14により、互いに封止されており、したがって、第1の環状室16を形成し、その環状室内では、第1のプレート17と第2のプレート18が、交互するように配置されている。第1のプレート17は、ボスの歯形19により、回転的に固定されるやり方でボスに連結される。
【0018】
第2のプレート18は、押付けリング20と交互するように配置され、さらに、この押付けリングは、ハウジング12の内側歯形22に、回転的に固定されるやり方で固定される。第2のプレート18と押付けリング20は、ボール/ランプ機構23を通じて調整できる。ボール/ランプ機構23は、両方の部分に対して自由に回転でき、かつ、ハウジング12に対して制動できる設定リング24だけでなく、回転的に固定され軸方向に移動できるやり方で、ボスの歯形19に固定される押圧力リング25も備え、その場合、設定リング24が、軸方向の軸受26を通じてハウジングに支えられ、またこれら2つのリングの間にあるボール27が、ランプ状に立ち上る円周溝28、29の中で案内される。ビスカス・カップリングは、押圧力リング25を用いて、第2のプレート18をハウジング12に結合することによって閉じられるが、この押圧力リングは、加動されると、ハウジングに対して、第2のプレート18と押付けリング20をロックし、そのとき、前記集合体が、ハウジング12の第1の内壁21に当たって支えられる。
【0019】
この実施の形態において、油圧によって、第1の環状室に連結される第2の環状室30では、第3のプレート31と第4のプレート32が配置されており、これらのプレートは、軸方向に交互するように配置され、その場合、第3のプレートは、回転的に固定され軸方向に移動できるやり方で、設定リング24の外側歯形に固定され、また第4のプレートは、ハウジング12の内側歯形22に固定されている第2の押付けリング34と交互するように配置される。
【0020】
第4のプレートの連結から発生する制動アセンブリの加動は、電磁的に調整可能な押圧力プレート36によって行われるが、この押圧力プレートは、加動されると、ハウジング12に対して、第4のプレート32と第2の押付けリング34をロックし、そのとき、前記集合体が、ハウジング12の第2の内壁35に当たって支えられる。押圧力プレート36は、担持リング38に固定された固定電磁石37により引き付けられる。また、この担持リングは、ボス11上の半径方向軸受39に支えられる。前記加動により、第4のプレート32は、ハウジング12にロックされ、したがって、前に第3のプレート31とともに回転した第4のプレート32が、ここで、せん断力を発生させて、設定リング24が引っ込められ、その結果、設定リング24が、押圧力リング25に対して回転する。
【0021】
押圧力リング25は、ハウジングに対して、第2のプレート18と押付けリング20をロックし、その結果、第1のプレート17で駆動された前回自由に回転した第2のプレート18が、せん断力を強め、その結果、ビスカス・カップリング内で強められたせん断力を通じて、ハウジング12が、ボス11により駆動される。これに反して、押圧力プレート36が解放されると、ボス11とハウジング12が切り離される。
【0022】
図2では、本発明のビスカス・カップリングは、だいたい、第1の部分を構成するハウジング41と、第2の部分を構成するボス42を含む。これらの2つの部分は、シール43、44により、互いに封止されており、したがって、第1の環状室46を形成し、その環状室内では、第1のプレート47と第2のプレート48が、交互するように配置されている。第1のプレート47は、内側歯形49により、回転的に固定されるやり方でボスに連結される。
【0023】
第2のプレート48は、押付けリング50と交互するように配置され、さらに、この押付けリングは、ボス42の歯形52に、回転的に固定されるやり方で固定される。第2のプレート48と押付けリング50は、ボール/ランプ機構53を通じて調整できる。ボール/ランプ機構53は、両方の部分に対して自由に回転でき、かつ、ハウジング41に対して制動できる設定リング54だけでなく、回転的に固定され軸方向に移動できるやり方で、ボスの歯形52に固定される押圧力リング55も備え、その場合、設定リング54が、軸方向の軸受56を通じてハウジングに支えられ、またこれら2つのリングの間にあるボール57が、ランプ状に立ち上る円周溝58、59の中で案内される。
【0024】
ビスカス・カップリングは、押圧力リング55を用いて、第2のプレート48をボス42に結合することによって閉じられるが、この押圧力リングは、加動されると、ボス42に対して、第2のプレート48と押付けリング50をロックし、そのとき、前記集合体が、ハウジング41の第1の内壁51に当たって支えられる。
【0025】
この実施の形態において、油圧によって、第1の環状室に連結される第2の環状室60では、第3のプレート61と第4のプレート62が配置されており、これらのプレートは、軸方向に交互するように配置され、その場合、第3のプレート61は、回転的に固定され軸方向に移動できるやり方で、設定リング54の外側歯形63に固定され、また第4のプレート62は、ハウジング41の内側歯形49に固定されている第2の押付けリング64と交互するように配置される。
【0026】
第4のプレート62の連結から発生する制動アセンブリの加動は、電磁的に調整可能な押圧力プレート66によって行われるが、この押圧力プレートは、加動されると、ハウジング41に対して、第4のプレート62と第2の押付けリング64をロックし、そのとき、前記集合体が、ハウジング41の第2の内壁65に当たって支えられる。前記加動により、第4のプレート62は、ハウジング41にロックされ、したがって、前に第3のプレート61とともに回転した第4のプレート62が、ここで、せん断力を発生させて、設定リング54が引っ込められ、その結果、設定リング54が、押圧力リング55に対して回転する。
【0027】
押圧力リング55は、ボス52に対して、第2のプレート48と押付けリング50をロックし、その結果、第1のプレート47で駆動された前回自由に回転した第2のプレート48が、せん断力を強め、その結果、ビスカス・カップリング内で強められたせん断力を通じて、ハウジング41が、ボス42により駆動される。これに反して、押圧力プレート36が解放されると、ボス42とハウジング41が切り離される。
【0028】
以下に本発明を要約列挙する。
【0029】
<1> 共通の縦軸線を中心として互いに回転できる2つの部分(11,12,41,42)を持ち、前記部分の第1の部分(11,41)に、第1のカップリング・プレート(17,47)を、回転的に固定されるやり方で連結し、また前記部分の第2の部分(12,42)に連結できる第2のカップリング・プレート(18,48)を、長手方向に交互するように配置する高粘性流体で満たされた環状室(16,46)を備え、前記環状室において、前記第2のカップリング・プレート(18,48)が、前記部分の第2の部分(12,42)の押付けリング(20,50)と交互に配置され、さらに、前記押付けリング(20,50)が、前記部分の第2の部分(12,42)に、回転的に固定されるやり方で連結されるようなビスカス・カップリングであって、軸方向に、前記第2のカップリング・プレート(18,48)と、前記押付けリング(20,50)に作用して、これらを互いにロックし、またこれらを前記部分の第2の部分(12,42)に対してロックする第1の軸方向調整装置(23,53)であって、回転的に固定され軸方向に移動できるやり方で、前記部分の一方に固定された押圧力リング(25,55)と、前記部分の他方に対して制動できる自由に回転できる設定リング(24,54)とを有し、双方のリングの間にボール(27,57)を配置して、前記ボール(27,57)が、向かい合わせのリング面内のランプ状の円周溝(28,58,29,59)に保持されているボール/ランプ機構から成る第1の軸方向調整装置(23,53)を持ち、第3のカップリング・プレートが、回転的に固定されるやり方で前記設定リング(24、54)に連結され、また前記2つの部分の他方に連結できる第4のカップリング・プレートが長手方向に交互するように配置されている高粘性流体で満たされた第2の環状室(30,60)を持ち、前記環状室内において、前記第4のカップリング・プレート(32,62)が、前記部分の前記一方の第2の押付けリング(36,64)と交互するように配置され、さらに、前記押付けリング(34,64)が、回転的に固定されるやり方で、前記部分の前記一方に連結されている第2のビスカス・カップリングを備えた設定リング(24,54)用の制動アセンブリを持ち、さらに、前記設定リング(24,55)用の制動アセンブリに対して、第2の軸方向の調整装置(36,37;66,67)を持つことを特徴とするビスカス・カップリング。
【0030】
<2> 前記第1の部分がボス(11)によって形成され、また前記第2の部分がハウジング(12)によって形成されることである上記<1>記載のビスカス・カップリング。
【0031】
<3> 前記第1の部分がハウジング(41)によって形成され、また前記第2の部分がボス(42)によって形成されることである上記<1>記載のビスカス・カップリング。
【0032】
<4> 前記押圧力リング(25,55)を、回転的に固定されるやり方で前記ボス(11,42)に連結することと、ハウジング(12,41)に対して、前記設定リング(24,54)を制動できることである上記<1>乃至<3>のいずれか1つに記載のビスカス・カップリング。
【0033】
<5> 前記第2の軸方向調整装置が、前記第2の環状室(30,60)の中に、電磁的に移動できる押圧力プレート(30,66)を備えることである上記<1>乃至<4>のいずれか1つに記載のビスカス・カップリング。
【0034】
<6> 前記第2の軸方向調整装置の磁気コイル(37,67)が、前記第2の環状室(30,60)の外に位置づけられることである上記<5>記載のビスカス・カップリング。
【0035】
<7> 前記2つの環状室(16,30,46,60)が、油圧によって、互いに連結されることである上記<1>乃至<6>のいずれか1つに記載のビスカス・カップリング。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビスカス・カップリングの第1の実施の形態を、半断面で示した説明図である。
【図2】本発明のビスカス・カップリングの第2の実施の形態を、半断面で示した説明図である。
【符号の説明】
11 ボス
41 ハウジング
12 ハウジング
42 ボス
13,43 シール
11,44 シール
17,47 第1のプレート
18,48 第2のプレート
19,49 歯形(11)
20,50 押付けリング
21,51 第1の壁面
22,52 歯形(12)
23,53 ボール/ランプ機構
24,54 設定リング
25,55 押圧力リング
26,56 軸方向の軸受
27,57 ボール
28,58 溝(24)
29,59 溝(25)
30,60 環状室2
31,61 第3のプレート
32,62 第4のプレート
33,63 歯形
34,64 押付けリング
35,65 第2の壁面
36,66 押圧力プレート
37,67 電磁石
38,68 担持リング
39,69 半径方向の軸受
Claims (1)
- 共通の長手軸線を中心として互いに回転できる2つの部分(11,12,41,42)を持ち、前記2つの部分のうちの第1の部分(11,41)に、第1のカップリング・プレート(17,47)を回転的には固定して連結し、前記2つの部分のうちの第2の部分(12,42)に関して自由に回転すると共に該第2の部分(12,42)に連結される第2のカップリング・プレート(18,48)を長手方向に対し交互に配置して高粘性流体で満たされた第1の環状室(16,46)を備え、前記第1の環状室において、前記第2のカップリング・プレート(18,48)が、前記第2の部分(12,42)に設けられた第1の押付けリング(20,50)と交互に配置され、さらに、前記第1の押付けリング(20,50)が、前記第2の部分(12,42)に、回転的には固定して連結されるような第1のビスカス・カップリングであって、前記第2のカップリング・プレート(18,48)と前記第1の押付けリング(20,50)とに軸方向に作用して、該第2のカップリング・プレート(18,48)及び前記第1の押付けリング(20,50)を互いにロックすると共に、該第2のカップリング・プレート(18,48)及び前記第1の押付けリング(20,50)を前記第2の部分(12,42)に対してロックする第1の軸方向調整装置(23,53)を備え、前記第1の軸方向調整装置(23,53)は、回転的には固定されかつ軸方向に移動可能で、前記2つの部分の一方に固定された押圧力リング(25,55)と、前記2つの部分の他方に対して制動可能である回転自在な設定リング(24,54)とを有し、前記押圧力リング(25,55)と前記設定リング(24,54)との間にボール(27,57)を配置して、前記ボール(27,57)が、向かい合ったリング面内のランプ状の円周溝(28,58,29,59)に保持されているボール・ランプ機構を有し、回転的には固定して前記設定リング(24、54)に連結される第3のカップリング・プレートと、前記2つの部分の他方に関して自由に回転すると共に該他方に連結可能な第4のカップリング・プレートとが長手方向で交互となるように配置されている高粘性流体で満たされた第2の環状室(30,60)を備え、前記第2の環状室内において、前記第4のカップリング・プレート(32,62)と、前記2つの部分の他方に設けられた第2の押付けリング(34,64)とが交互となるように配置され、前記第2の押付けリング(34,64)が、回転的には固定されて前記2つの部分の他方に連結されている第2のビスカス・カップリングを備えた設定リング(24,54)用の制動アセンブリを有し、前記設定リング(24,54)用の制動アセンブリに対して、前記第4のカップリング・プレート(32,62)と、前記2つの部分の他方に設けられた第2の押付けリング(34,64)とを互いにロックするとともに、該第4のカップリング・プレート(32,62)と前記第2の押付けリングを前記2つの部分の他方に対してロックする第2の軸方向の調整装置(36,37;66,67)が備えられていることを特徴とするビスカス・カップリング。
Applications Claiming Priority (2)
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