JP3645514B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置に関し、特に、デジタルデータの伝送に伴って発生するEMI(electro-magnetic interference:電磁波妨害)を従来よりも低減できる画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶ディスプレイ(liquid crystal display:LCD)やLEDディスプレイ、プラズマディスプレイ(plasma display panel:PDP)、電界効果型表示装置(field emission display:FED)、EL(electroluminescent)ディスプレイなどの画像表示装置は、マトリックス状に配置された画素と、これら画素に画像信号を供給するための信号線駆動回路と、この信号線駆動回路に画像データを伝送するための回路基盤とを備えている。デジタル化された画像データはこの回路基盤上を伝送されて、信号線駆動回路に入力される。
【0003】
一般に、信号線駆動回路に入力されるデジタル画像データは、赤(R)、緑(G)、青(B)などの色要素に対応する各画素に供給されるデータであり、これらのデータはパラレルに伝送される。すなわち、各色要素の階調が8ビットであれば、8ビット×3=24ビットのデジタル画像データが伝送される。
【0004】
近年、画像表示装置の大画面化、高精彩化が進められ、それに伴って、上述のような画像表示装置の回路基盤上の伝送路を伝送される画像データの周波数も非常に高くなってきている。このように周波数の高いデジタルデータが伝送される場合、「EMI」と呼ばれる電磁ノイズが生ずる場合があり、EMIを低減する必要が高まってきている。
【0005】
EMIを低減する方法としては、例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)やTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)といった方法が提案されている。
【0006】
図17は、LDVSを採用した画像表示システムの全体構成を例示する概念図である。
【0007】
例えばノートパソコンの場合、図17に表したように「グラフィックコントローラ」と呼ばれる画像データ出力部110にLVDS(あるいはTMDS)の変調回路120を設け、一方、液晶表示装置100Bの側においては、信号線の回路基盤上のゲートアレイ140の手前にLVDS(あるいはTMDS)の復調回路130を設ける。変調回路120によってデジタル信号は差動的な信号に変調される。従って、変調回路120から復調回路130までの区間において、画像データの伝送によるEMIを低減することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図17に例示した構成の場合、復調回路130からゲートアレイ140までの区間と、ゲートアレイ140から信号線駆動回路150までの区間は、パラレルのデジタル画像データが伝送されるため、EMIの発生が生ずる場合がある。復調回路130からゲートアレイ140までの区間は、伝送距離が極めて短いためにEMIを無視しうるレベルとすることは容易であるが、ゲートアレイ140から信号線駆動回路150までの区間は、伝送距離が長く、EMIの発生を解消することは困難である。
【0009】
また一方で、LVDSやTMDSの復調回路130を信号線駆動回路150の内部に付加する方法も考えられるが、これらの復調回路は回路規模が比較的大きく、信号線駆動回路の回路構成を大幅に変更する必要があり、これも実現が困難である。
【0010】
これに対して、比較的低規模な回路構成でEMIを低減する伝送方式の一つとして「垂直差分伝送方式」(特開2000−20031号に開示)がある。この方式は、一般的に画像の垂直方向の相関が高いという性質を利用した方式であり、nライン目の画像データは、nライン目と(n−1)ライン目の画像データの差分データとして伝送される。nライン目の画像データと(n−1)ライン目の画像データは相関が高く、すなわち差分が小さいため、データの遷移が大幅に減少し、そのためEMIが低減する。この垂直差分方式では、復調回路をラインメモリーと加算器だけで構成することができる。従って、信号線駆動回路150の構成を非常に小規模に変更するのみで、ゲートアレイ140から信号線駆動回路150までの区間のEMIを低減することが可能となる。
【0011】
以上説明したように、垂直差分伝送方式を採用すれば、比較的小規模の回路付加によって、信号線駆動回路に入力される伝送路におけるEMIを低減することが可能である。
【0012】
しかし、今後の更なる大画面化、高精彩化に対応するために伝送周波数を高周波数化した場合、更なるEMIの低減が必要とされる。
【0013】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、垂直差分方式におけるデジタル画像データが伝送される基盤上の複数の伝送路に独特の配置関係を与えることにより、更にEMIを低減する画像表示装置を提供することにある。また、上記基盤上の伝送路の配置に基づき、比較的小規模の回路付加により更にEMIを低減する画像表示装置を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の関連技術にかかる画像表示装置は、デジタル画像データを入力し、保持しているデータに対する差分を差分デジタルデータとして出力する差分変調回路と、前記差分変調回路から出力される前記差分デジタルデータを伝送する伝送路と、前記伝送路を介して前記差分デジタルデータを入力し、保持しているデータを加算してデジタル画像データを出力する差分復調回路と、前記差分復調回路から出力された前記デジタル画像データをアナログ画像データに変換する変換回路と、変換回路から出力された前記アナログ画像データを入力して画像を表示する画像表示部と、を備え、
前記差分デジタルデータは、前記差分の符号を表す少なくとも1ビットの符号データと、前記差分の絶対値を表す複数ビットの差分絶対値データと、を有し、前記伝送路は、前記差分デジタルデータを構成するそれぞれのビットに対応する複数の伝送線であって、前記差分絶対値データのビット順とは異なる順番に並列された複数の伝送線を有することを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、高い周波数成分を有する伝送線同士が隣接することによるEMIの発生を抑制することができる。
【0015】
そして、本発明の実施の形態に基づいて、前記符号データを伝送する伝送線と、前記差分絶対値データのうちの最下位ビットのデータを伝送する伝送線と、の間に、前記差分絶対値データのうちの上位側のいずれかのビットのデータを伝送する伝送線が設けられたものとすれば、高い周波数成分を有する伝送線の間に低い周波数成分の伝送線を設けることができ、電磁波の干渉を抑制してEMIを低減できる。
【0016】
ここで、本願明細書において「上位側」とは、データの総ビット数のうちの上位側半分を表す。例えば、データが8ビットである場合は、「上位側」とは最上位ビットから4ビット目までをいう。
【0017】
同様に、本願明細書において「下位側」とは、データの総ビット数のうちの下位側半分を表す。例えば、データが8ビットである場合は、「下位側」とは5ビット目から最下位ビットまでをいう。
【0018】
また、本発明のもうひとつの実施の形態に基づいて、前記差分絶対値データのうちの上位側のビットのデータを伝送する伝送線と、前記差分絶対値データのうちの下位側のビットのデータを伝送する伝送線と、が交互に設けられたものとすれば、やはり、高い周波数成分を有する伝送線の間に低い周波数成分の伝送線を設けることができ、電磁波の干渉を抑制してEMIを低減できる。
またさらに、本発明のもうひとつの実施の形態に基づいて、前記伝送路において、相対的に高周波の信号が伝送される下位ビットの伝送線を上位ビットの伝送線で挟むように配置されたものとすれば、やはり、高い周波数成分を有する伝送線の間に低い周波数成分の伝送線を設けることができ、電磁波の干渉を抑制してEMIを低減できる。
【0019】
また、前記差分変調回路は、前記差分絶対値データのうちの上位側のいずれかのビットのデータが所定の期間にわたり一定値であるか否かを判定する信号判定部と、そのデータが所定の期間にわたり一定値であると前記信号判定部が判定した場合は、そのデータを伝送する伝送線に隣接する伝送線を伝送されるデータを反転したデータをそのデータの伝送線に伝送するデータ反転部と、を有し、
前記差分復調回路は、伝送線に前記反転したデータが伝送された場合には、そのデータを前記一定値のデータに置き換える切り替えスイッチ部を有するものとすれば、反転信号を流すことにより電磁波の干渉をキャンセルしてEMIの発生を解消することが可能となる。
【0020】
またここで、前記信号判定部による前記判定の結果が、前記差分絶対値データのブランキング期間にその伝送線を介して前記切り替えスイッチ部に伝送されるものとすれば、判定信号を伝送するための専用の伝送線を設ける必要がなくなり、コンパクトな構成が可能となる。
【0021】
また、前記所定の期間は、1水平走査期間あるいは1水平走査期間を分割した期間とすることができ、水平ブランキング期間またはさらに細かく分割した期間に亘って反転信号の伝送が可能であるか否かの判断をすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施の形態として、信号線駆動回路に垂直差分データを供給する複数の伝送路が独特の配置関係を有する画像表示装置について説明する。
【0023】
なお、以下の説明においては、本発明の画像表示装置の一例として、本発明を液晶表示装置に適用した具体例を挙げるが、本発明はこの具体例に限定されるものではなく、その他の各種の方式の画像表示装置に適用したものも包含する。
【0024】
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる液晶表示装置の一部を表す概念図である。
【0025】
同図に表した表示装置において、入力映像信号VSは、液晶モジュールの信号線側回路基盤上のゲートアレイ10に入力され、ゲートアレイ10の内部に設けられた垂直差分処理変調回路により、デジタルの垂直差分データに変調される。なお、図1においては、差分デジタルデータが、1ビットの「符号ビット」と、4ビットの「差分絶対値デジタルデータ」として伝送される場合を例示した。この差分デジタルデータは、水平クロック信号、制御信号とともに、信号線駆動回路30に入力される。
【0026】
ここで、ゲートアレイ10から信号線駆動回路30への差分デジタルデータが伝送される伝送路20A〜20Gの配列の順番を見ると、以下の如くである。
【0027】
20A 水平クロック信号HC
20B 符号ビットSB
20C 最上位ビットの差分データMSB
20D 最下位ビットの差分データLSB
20E 上位から2ビット目の差分データ2B
20F 上位から3ビット目の差分データ3B
20G 制御信号CS
【0028】
つまり、差分データ線は、その最上位ビットから最下位ビットまでのビット順に配列されているのではなく、交互に配列されている。差分データの伝送路をこのように配列することにより、EMIをさらに低減することができる。この点に関しては、後に図4及び図5を参照しつつ詳細に説明する。
【0029】
さて、図1の液晶表示装置の全体構成についてさらに説明を進めると、信号線駆動回路30は、内部に垂直差分処理復調回路を備えており、入力された差分デジタルデータを画像データに復調する。復調された画像データは、信号線駆動回路30内部のラッチ回路により制御信号CSに含まれる水平同期信号にラッチされた後、信号線駆動回路30内部のD/Aコンバータによりアナログの画像データとなり液晶パネル60に出力される。
【0030】
一方、走査線駆動回路50はシフトレジスタを備えており、シフトレジスタによって制御信号CSに含まれる垂直同期信号がラッチされた後、垂直同期信号とパルス幅が同等な走査線選択信号が、垂直クロック信号VCに同期して順次シフトされていく。
【0031】
液晶パネル60は、マトリックス状に配置された画素を有し、それぞれの画素に走査線選択信号の電圧によって開閉するスイッチング素子(例えば、TFT:Thin Film Transistor)が設けられている。走査線選択信号に所定の電圧が印加されると、対応する走査線に接続されたスイッチング素子が開き、信号線電圧が対応する画素電極に印加され、液晶パネル60に画像が表示される。
【0032】
図2は、ゲートアレイ10の内部に設けられた垂直差分処理変調回路の構成を例示する模式図である。入力された画像データは、ラインメモリー10Aと差分回路10Bに入力される。ラインメモリー10Aでは、入力された画像データを一旦保持し、所定の期間遅延させた後、差分回路10Bに保持した画像データ(以下、「前画像データ」と称する)PVSを出力する。
【0033】
本具体例においては、ラインメモリー10Aにより1水平走査期間遅延させて前画像データPVSを出力する。差分回路10Bでは、画像データVSと前画像データPVSとの排他的論理和演算を行い差分データDDを出力する。画像データVSがnビットで表されている場合、差分データDDにおいては符号ビットが1ビット必要となるため、(n+1)ビットのデータとなる。
【0034】
図3は、信号線駆動回路30の内部に設けられた垂直差分処理復調部の構成を例示する模式図である。入力された差分データDDとラインメモリー30Aに保持された前画像データPVSは、加算回路30Bに入力される。加算回路30Bでは、差分データDDと前画像データPVSとの排他的論理和演算を行い、画像データVSを出力する。出力された画像データVSは、ラインメモリー30Aに入力されて1水平走査期間保持した後、前画像データPVSとして上記のように加算回路30Bに入力される。
【0035】
図4(a)及び(b)は、ある1フレームの画像データのヒストグラム及びその差分絶対値データのヒストグラムを表すグラフ図である。ここに例示した画像データ及び差分絶対値データのヒストグラムは、XGA(1024×768×3画素)サイズで、階調数は8ビット(256階調)の場合である。
【0036】
垂直差分処理を行う前の画像データは、同図(a)に表したように幅広い階調範囲に亘って分布を有し、高い周波数成分が含まれていることが分かる。これに対して、垂直差分処理を行うことにより得られる差分絶対値データは、階調の高いデータは少なくなって0に集中する分布を有するデータとなり、高い周波数成分はほぼ消滅する。
【0037】
図5(a)及び(b)は、画像データ及び差分絶対値データについて、赤緑青の8ビットのデータのビット変動回数をまとめた表である。また、図5(c)は、画像データのビット変動回数に対する差分絶対値データの割合をまとめた表である。ここで、「ビット変動回数」とは、画像データの8ビットのそれぞれのビットがL(0)からH(1)、もしくはH(1)からL(0)に遷移する回数である。
【0038】
図5から分かるように、垂直差分処理を行うことにより、上位ビット側の画像データのビット変動回数が小さくなる。また、その割合は、上位ビットになるほど大きくなる。すなわち、上位ビット側の差分絶対値データの周波数は、画像データに比べ小さく、また下位ビット側の差分絶対値データに比べても小さい。そのため、ゲートアレイ10から信号線駆動回路30への差分データの伝送路20を、図1に例示したように、ビット順に交互に並べると、高周波の信号が伝送される伝送路の間に比較的低周波の信号が伝送される伝送路が配置されることになり、従来と同様の伝送路間隔で、高周波の信号が伝送される伝送路間の間隔を広げることが可能となる。その結果として、高い周波数の信号同士が干渉することにより発生するEMIを抑制することができる。
【0039】
図6は、8ビットの映像信号を垂直差分した場合の差分デジタルデータの伝送路を本発明に従って配列した具体例を表す模式図である。
【0040】
同図に例示したように、伝送線20Aに符号ビットSB、伝送線20Bに差分絶対値データの最上位ビットMSBを割り当て、以下、差分データの上位4ビットMSB〜4Bの4本の伝送線と、下位4ビット5B〜LSBの4本の伝送線とを交互に配列する。
【0041】
このように伝送線を配列すれば、高い周波数の信号が伝送される伝送線の間に比較的低い周波の信号が伝送される伝送線が配置されることになり、従来と同様の伝送線間隔で、高い周波の信号が伝送される伝送路間の間隔を広げることが可能となる。また、入力される画像データの垂直相関が更に高い場合には、差分データの上位ビットはほぼ0となり、その伝送線は、グランド線とほぼ同様な状態となる。従って、シールド効果が得られ、EMIの発生をさらに効果的に抑制できる。
【0042】
なお、図6に表した具体例においては、比較的EMI低減化効果の高い方法として、上位ビットと下位ビットの全ての伝送線を交互に配列したが、この他の配列方法として、差分デジタルデータの各ビットの伝送路をビット数に対して昇順もしくは降順以外の配列で配置しても、EMIを低減する効果が得られる。
【0043】
例えば、図7(a)に示すように8ビットの差分デジタルデータがビット数に対して昇順に配列されている場合に対し、3ビット目の差分デジタルデータが伝送される伝送線と7ビット目の差分デジタルデータが伝送される伝送線を入れ替えて、図7(b)のように配列してもよい。
【0044】
この場合、図7(a)の配列では、相対的に高周波の信号が伝送される最下位ビットの伝送線に隣接して、同様に相対的に高周波の信号が伝送される7ビット目の伝送線が配列されているが、図7(b)の配列では、最下位ビットの伝送線に隣接して、少なくとも7ビット目の差分デジタルデータよりも周波数が低い3ビット目の伝送線が配列されることとなる。
【0045】
また、相対的に高周波の信号が伝送される7ビット目の伝送線に隣接して配列されている伝送線について見ても、図7(a)の配列に対して、図7(b)の配列の方が、相対的に周波数が低い伝送線となる。
【0046】
このように、差分デジタルデータの各ビットの伝送線をビット数に対して昇順もしくは降順以外の配列で配置することにより、EMI低減化効果を得ることができる。
【0047】
また、さらに具体的な配列方法として、相対的に高周波の信号が伝送される下位ビットの伝送線を上位ビットの伝送線により挟むように配置してもよい。
【0048】
図8は、8ビットの差分デジタルデータの伝送路を本発明に従って配列した他の具体例を表す模式図である。
【0049】
すなわち、同図(a)の具体例の場合、符号ビットSBと最下位ビットLSBの伝送線が9本の伝送線のうちの両端に振り分けられている。符号ビットSBは差分データのうちで一般的に最も遷移が多く、最も高い周波数成分を有する。従って、このように最も高い周波数成分を有する符号ビットSBと、その次に高い周波数成分を有する最下位ビットLSBの伝送線の間隔を離すことにより、これらの干渉によるEMIの発生をさらに効果的に抑制することができる。
【0050】
またさらに、本具体例の場合、7ビット目の差分データ7Bが、9本の伝送線のうちの中央の伝送線に割り当てられている。7ビット目の差分データは、3番目に高い周波数成分を有する場合が多いので、これを符号ビットSB及び最下位ビットLSBから離すことにより、EMIの発生をさらに効果的に抑制することとができる。
【0051】
つまり、本具体例は、高い周波数成分を有する信号の伝送線をできるだけ離して、それらの間に低い周波数成分の伝送線を設ける配列を例示したものである。
【0052】
一方、図8(b)に表した具体例の場合、符号ビットSB、最下位ビットLSB及び7ビット目7Bの伝送線の位置は、同図(a)の具体例と同様であるが、6ビット6B〜最上位ビットMSの配列が異なる。つまり、最上位ビットMSBは符号ビットSBに隣接し、2ビット目2Bは最下位ビットLSBに隣接して設けられている。このようにすれば、最も低い周波数成分を有する最上位ビットMSBを最も高い周波数成分を有する符号ビットSBに隣接させ、また、2番目に低い周波数成分を有する2ビット目2Bを2番目に高い周波数成分を有する最下位ビットLSBに隣接させることができ、シールド効果を上げることができる。
【0053】
本具体例においては、同様の理由で、5ビット目5Bは、符号ビットと7ビット目7Bとの間に設けられ、6ビット目6Bは、最下位ビットLSBと7ビット目7Bとの間に設けられている。
【0054】
つまり、高い周波数成分を有する伝送線はできるだけ離すとともに、これらにできだけ低い周波数成分を有する伝送線を隣接させることにより、EMIをさらに効果的に抑制することが可能となる。
【0055】
図8には、画像データが8ビットの場合について例示したが、本発明は、8ビット以外の画像データを取り扱う場合にも同様に適用できる。
【0056】
また、画像データが奇数ビットの場合は、画像データのビット数をnとすると、例えば、符号ビット及び上位(n−1)/2ビットの伝送線と、下位(n+1)/2ビットの伝送線と、を交互に配置することにより同様の効果を得ることができる。
【0057】
以上説明したように、差分データの伝送線を、その含有する周波数に応じて、ビット順とは異なる順番で基盤上に配列することにより、従来と同じ伝送路間隔にも係わらず、高周波の信号が伝送される伝送路同士の間隔を広げ、また、画像データの垂直相関が非常に高い場合には、高周波の信号が伝送される伝送路の間にグランド線が配置された状態と同様の効果が得られるため、画像データが伝送されることにより発生するEMIを低減することができる。
【0058】
また一方、本発明においては、このような差分データの伝送線の間に適宜グランド線を挿入したり、伝送線の間隔を調節したりすることにより、さらにEMIを低減することも可能である。
【0059】
図9(a)は、差分データの伝送線の間にグランド線を挿入した具体例を表す模式図である。この具体例の場合、最も高い周波数成分を有する符号ビットSBに隣接してグラウンド線Gが設けられている。また、その次に高い周波数成分を有する最下位ビットLSBの伝送線にも、隣接してグラウンド線Gが設けられている。このようにすれば、伝送路20の全体の幅は若干拡がるが、シールド効果によるEMIの低減を図ることができる。
【0060】
一方、図9(b)は、差分データの伝送線の間隔を調節した具体例を表す模式図である。この具体例の場合、最も高い周波数成分を有する符号ビットSBが、隣接する伝送線から少し離して設けられている。また、その次に高い周波数成分を有する最下位ビットLSBの伝送線も、隣接する伝送線から少し離して設けられている。このようにしても、伝送路20の全体の幅は若干拡がるが、伝送線間の干渉を低減し、EMIの低減を図ることができる。
【0061】
なお、以上の説明においては、液晶モジュールのゲートアレイ10と信号線駆動回路30との間の伝送路20を例に挙げたが、例えばノート型パソコンにおいては、パソコン本体内部の画像データ出力部のグラフィックコントローラと液晶モジュールのゲートアレイ等、垂直差分処理された画像データが伝送する伝送路においても同様の効果を得ることができる。
【0062】
また、画像表示装置の表示方式についても、プラズマディスプレイ(PDP)や電界効果型ディスプレイ(FED)、LEDディスプレイ、ELディスプレイ等、デジタルの画像データが伝送される各種のディスプレイに対して本発明を適用して同様の効果を得ることができる。
【0063】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施の形態として、差分データの伝送線のいずれかに、隣接する伝送線の反転信号を流すことにより、干渉をキャンセルしてEMIを抑制する画像表示装置について説明する。
【0064】
図10は、本実施形態にかかる液晶表示装置の要部構成を表す模式図である。全体的な構成は、第1実施形態に関して前述したものと同様であるが、本実施形態においては、判定信号DSが差分データDDとともに伝送される。
【0065】
図10は、画像データが3ビットの場合、すなわち差分データとしては、1ビットの符号ビットと3ビットの差分絶対値データとして伝送される場合について例示した。本実施形態においても、第1の実施形態と同様にゲートアレイ10の内部に垂直差分処理変調回路、信号線駆動回路30の内部に垂直差分処理復調回路が設けられている。
【0066】
ただし、本実施形態では、差分絶対値データの上位ビット側の部分に対応する垂直差分処理変調回路は、差分絶対値データと、隣り合う伝送路を伝送される差分絶対値データの下位ビット側半分のビットの反転ビットもしくは符号ビットの反転ビットの出力との選択スイッチを備えている。つまり、画像データがnビットとすると、nが奇数の場合は、上位ビット側(n+1)/2ビット、nが偶数の場合は、上位ビット側n/2ビットに対して、そのまま差分絶対値データの出力もしくは、nが奇数の場合は、下位ビット側(n−1)/2ビットと符号ビット、nが偶数の場合は、n/2ビットと符号ビットの反転ビットの出力の選択スイッチを備えている。
【0067】
図11は、画像データが3ビットの場合の本実施形態における垂直差分処理変調回路の出力側を表す模式図である。入力された画像データは、各ビットに対して図2と同様の処理により1ビットの符号ビットSBと、3ビットの差分絶対値データMSB、2B、SLBに変換される。
【0068】
次に、差分絶対値データの上位2ビット、つまり最上位ビットと2ビット目の差分絶対値データMSB、2Bに対して所定の期間のビットがL(0)であるかどうかの判定を信号判定回路10Cで行う。本実施形態においては、1水平走査期間のビットが全てL(0)であるかの判定を行う。入力された最上位ビットと2ビット目の差分絶対値データMSB、2Bは、信号判定回路10Cの内部のラインメモリーに1水平走査期間の判定が終了するまで保持され、判定が終了した後出力される。
【0069】
最上位ビットと2ビット目の信号判定回路10Cは、判定同期信号により互いに接続されており、どちらか一方で入力されたビットがL(0)ではないと判定された場合は、他方にもその判定結果が反映される。すなわち、本実施例では、最上位ビットと2ビット目の1水平走査期間のビットが全てL(0)であるかどうかの判定を行う。判定結果は、判定信号として切り替えスイッチ10Fに入力される。
【0070】
切り替えスイッチ10Fでは、上位ビット側の(n+1)/2ビットの伝送線に、そのまま上位ビット側の(n+1)/2ビットの差分絶対値データを伝送するか、それとも、これらの伝送線に、下位ビット側の(n−1)/2ビットまたは符号ビットの反転ビットを伝送するかの切り替えを行う。本実施形態では、1水平走査期間に最上位ビットと2ビット目のビットが全てL(0)であった場合に、符号ビットと最上位ビットから3ビット目のビットの反転ビットを伝送する。
【0071】
なお、符号ビット及び3ビット目の信号は、一旦ラインメモリー10Dに保持され、信号判定回路で1水平走査期間の判定が終了した後出力された最上位ビットと2ビット目の信号と同期して出力される。出力された符号ビット及び最下位ビットと、切り替えスイッチ10Fにより選択された2ビットの出力は、位相調整回路に制御信号、判定信号とともに入力される。
【0072】
位相調整回路10Gでは、制御信号CSに含まれる同期信号によって各ビットデータをラッチし、出力し、これが信号線駆動回路30に入力される。ゲートアレイ10と信号線駆動回路30との間の伝送路20は、下位ビット側の半分のビットもしくは符号ビットが伝送される伝送線と、その反転ビットが伝送される伝送線とが隣り合うように基盤上に配置される。すなわち、本具体例の場合、符号ビットSBの伝送線に隣接して最上位ビットMSBもしくは符号ビットの反転ビットの伝送線、最下位ビットLSBの伝送路に隣接して2ビット目2Bもしくは最下位ビットの反転ビットの伝送路が配置される。
【0073】
図12は、本実施形態における信号線駆動回路30の入力部の構成を例示する模式図である。伝送されてきた差分データのうち、隣接する伝送線を伝送されたデータの反転データもしくは差分データのいずれかを伝送した伝送線は、切り替えスイッチ30Cに入力される。切り替えスイッチ30Cでは、判定信号DSに基づき、伝送されてきたデータと、L(0)との切り替えを行う。
【0074】
本具体例においては、符号ビットSBの伝送線に隣接した伝送線では、差分絶対値データの最上位ビットMSBもしくは符号ビットSBの反転ビットのいずれかが伝送されてくる。従って、切り替えスイッチ30Cにより、最上位ビットが伝送されてきている場合はそのまま、反転ビットが伝送されてきている場合は、1水平走査期間は、もともと最上位ビットはずっとL(0)であったはずなのでL(0)信号と接続されて、垂直差分処理復調回路30Dに入力される。垂直差分処理回路30Dでは、図3に関して前述したものと同様の処理により画像データ(本具体例では、3ビット)に復調され、信号線駆動回路30の内部のラッチ回路へ出力される。
【0075】
上記のように画像データを伝送することにより、隣接する伝送線に差動信号が伝送されるようになり、電磁波干渉をキャンセルして伝送路より発生するEMIを低減することが可能となる。
【0076】
なお、通常のカラー画像データは、赤、緑、青に対応する信号がそれぞれ伝送されるが、この場合も赤、緑、青のそれぞれに対し上記と同様の処理を行えばよい。また、上述の具体例では、上位ビット側半分(最上位ビットと2ビット目)のビット全てを一つの判定信号により判定を行っていたが、複数の判定信号を用いて判定を行ってもよい。
【0077】
例えば、画像データが8ビットの場合は、上位4ビットそれぞれに対して個別に判定を行ってもよいし、2ビットずつをまとめて、2つの判定信号によって判定を行ってもよい。
【0078】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として、前述した第2の実施形態の構成において、判定信号を差分データのブランキング期間に伝送することが特徴とした画像表示装置について説明する。すなわち、本実施形態においても、入力された画像データは、第1及び第2実施形態と同様の処理により、差分データに変調される。但し、第2実施形態においては、信号線駆動回路30へ差分データ及び判定信号が伝送されるが、本実施形態においては、この判定信号を差分データの水平ブランキング期間に伝送する。
【0079】
図13は、本実施形態の画像表示装置におけるゲートアレイの出力部の構成を例示する模式図である。同図に表したように、信号判定回路10Cから出力された判定信号DSは、位相調整回路10Hに入力される。そして、位相調整回路10Hは、上位ビット側半分のビット(図13の場合、最上位ビットと2ビット目)の伝送線のそれぞれを用いて、判定信号DSを信号線駆動回路30に伝送する。
【0080】
ここで、判定信号DSの伝送は、画像データの水平ブランキング期間を利用して行うことができる。例えば、画像データが3ビットの場合は、最上位ビット又は符号ビットの反転ビットのデータの水平ブランキング期間、及び最上位ビットから2ビット目又は最下位ビットの反転ビットのデータの水平ブランキング期間を、それぞれH(1)もしくはL(0)とすることによって、判定信号の伝送を行うことができる。
【0081】
図14は、本実施形態の画像表示装置における信号線駆動回路の入力部の構成を例示する模式図である。その基本的な構成は、第2実施形態に関して前述したものと同様であるが、本実施形態では、判定信号分離回路30Eにより差分データの水平ブランキング期間のH(1)、L(0)を判定し、判定信号として切り替えスイッチ30Cに出力することにより、切り替えを行う。
【0082】
以上説明したように画像データを伝送することにより、判定信号DSのための伝送線を別途設けることなく、第2実施形態と同様のEMI低減効果を得ることができる。
【0083】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態として、1水平期間を複数の領域に分割して、それぞれの領域において上位ビット側半分の差分データをそのまま伝送するか、隣接する伝送路を伝送される信号の反転信号を伝送するかの判定を行う画像表示装置について説明する。
【0084】
図15は、本実施形態にかかる画像表示装置におけるゲートアレイの出力部の構成を例示する模式図である。その基本的な構成は、第3実施形態に関して前述したものと同様であり、本実施形態においても、信号判定回路10Iの判定信号DSが位相調整回路30Jに入力される構成となる。
【0085】
前述した第3実施形態の場合、信号判定回路10Cでは、1水平走査期間のデータについて判定を行っていたが、本実施形態の場合、信号判定回路10Iでは、1水平走査期間を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に判定を行う。
【0086】
例えば、SVGAの液晶パネルへの画像データの伝送の場合、1水平走査期間を前半の400ドットと後半の400ドットに分割して、それぞれの領域において、伝送される差分絶対値データが全てL(0)であるか否かの判定を行う。
【0087】
この判定信号DSは、切り替えスイッチ10Fに入力されて、伝送データの切り替えを行うとともに、位相調整回路10Jに入力される。位相調整回路10Jでは、入力された判定信号DSに基づいて、伝送データの水平ブランキング期間に判定信号DSを入力する。
【0088】
例えば、上記のように1水平走査期間を前半の400ドットと後半の400ドットに分割した場合は、最上位ビットの判定信号は、隣接する伝送線を伝送される符号ビットの水平ブランキング期間に前半の400ドットの判定信号、最上位ビット又は符号ビットの反転ビットの水平ブランキング期間に後半の400ドットの判定信号を伝送することができる。最上位ビットから2ビット目の判定信号も同様に処理を行う。
【0089】
通常、液晶パネルには、信号線駆動回路30として複数個のドライバICが接続されている。例えば、信号線駆動回路30として300出力のドライバICを用いてSVGAの液晶パネルを駆動する場合、液晶パネルの信号線の数は、800×3(RGB)=2400となり、信号線駆動回路としてのドライバICは8個必要となる。
【0090】
すなわち、本具体例においては、前半の4個の信号線駆動回路(ドライバIC)は、符号ビット及び差分絶対値データの上位ビット側半分のビットの水平ブランキング期間を判定信号DSとして用い、後半の4個の信号線駆動回路(ドライバIC)は、下位ビット側半分のビットの水平ブランキング期間を判定信号DSとして用いる。この場合、後半4個の信号線駆動回路の構成は、図14に関して前述したものと同様とできる。
【0091】
図16は、前半4個の信号線駆動回路の構成を例示する模式図である。すなわち、本具体例の場合、前半4個の信号線駆動回路の判定信号は、符号ビット及び最下位ビットの水平ブランキング期間に、H(1)あるいはL(0)を与えることによって伝送されているため、符号ビット及び最下位ビットを判定信号分離回路30Fにより判定信号DSを分離して、切り替えスイッチ30Gに入力している。その他の動作は、図12に例示したものと同様である。
【0092】
本実施形態によれば、このようにして画像データを伝送することにより、判定信号用の伝送路を増やすことなく、第2実施形態と同様のEMI低減効果を得ることができる。
【0093】
またさらに、本実施形態においては、1水平期間を複数に分割して反転データを伝送するか否かを決定するので、反転データを伝送しうる機会が増え、電磁波干渉によるEMIをさらに抑制することが可能となる。
【0094】
なお、上述の具体例では、1水平走査期間を2つの期間に分割して判定を行っているが、3つ以上の複数の期間に分割してもよい。この場合は、水平ブランキング期間を複数の期間に分割し、それぞれの判定信号を入力する。例えば、1水平走査期間を4つの期間に分割して判定を行う場合、水平ブランキング期間を2つの期間に分割して判定信号を入力する。
【0095】
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、上述した各具体例に限定されるものではない。
【0096】
例えば、本発明を適用しうる画像表示装置としては、前述の如く液晶表示装置以外にも各種の方式のものを挙げることができる。
【0097】
また、その画素の配置関係や画素数、あるいは色要素の種類や数についても、前述した具体例には限定されない。
【0098】
すなわち、本発明は各具体例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能であり、これらすべては本発明の範囲に包含される。
【0099】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、垂直差分方式におけるデジタル画像データの伝送により発生するEMIを低減することが可能となる。また、比較的小規模の回路付加により反転信号を適宜伝送して更にEMIを低減することが可能となる。
【0100】
その結果として、本発明によれば、EMIを抑制しつつ極めて高い画素密度でコンパクトな画像表示装置を実現でき産業上のメリットは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる液晶表示装置の一部を表す概念図である。
【図2】ゲートアレイ10の内部に設けられた垂直差分処理変調回路の構成を例示する模式図である。
【図3】信号線駆動回路30の内部に設けられた垂直差分処理復調部の構成を例示する模式図である。
【図4】(a)及び(b)は、ある1フレームの画像データのヒストグラム及びその差分絶対値データのヒストグラムを表すグラフ図である。
【図5】(a)及び(b)は、画像データ及び差分絶対値データについて、赤緑青の8ビットのデータのビット変動回数をまとめた表であり、(c)は、画像データのビット変動回数に対する差分絶対値データの割合をまとめた表である。
【図6】8ビットの映像信号を垂直差分した場合の差分デジタルデータの伝送路を本発明に従って配列した具体例を表す模式図である。
【図7】(a)は、8ビットの差分デジタルデータの伝送線をビット数の昇順に配列した場合を例示し、(b)は本発明に従ってビット順とは異なる順番に配列した具体例を例示する模式図である。
【図8】8ビットの差分デジタルデータの伝送線を本発明に従って配列した他の具体例を表す模式図である。
【図9】(a)は、差分データの伝送線の間にグランド線を挿入した具体例を表す模式図であり、(b)は、差分データの伝送線の間隔を調節した具体例を表す模式図である。
【図10】本発明の第2の実施形態にかかる液晶表示装置の要部構成を表す模式図である。
【図11】画像データが3ビットの場合の本実施形態におけるゲートアレイ10の出力部を表す模式図である。
【図12】本発明の第2の実施形態における信号線駆動回路30の入力部の構成を例示する模式図である。
【図13】本発明の第3の実施形態の画像表示装置におけるゲートアレイの出力部の構成を例示する模式図である。
【図14】本発明の第3の実施形態の画像表示装置における信号線駆動回路の入力部の構成を例示する模式図である。
【図15】本発明の第4の実施形態にかかる画像表示装置におけるゲートアレイの出力部の構成を例示する模式図である。
【図16】前半4個の信号線駆動回路の構成を例示する模式図である。
【図17】LDVSを採用した画像表示システムの全体構成を例示する概念図である。
【符号の説明】
10 ゲートアレイ
10A、10D ラインメモリー
10B 差分回路
10C 信号判定回路
10E、10F スイッチ
10G、10H、10J 位相調整回路
10I 信号判定回路
20 伝送路
20A〜20I 伝送線
30 信号線駆動回路
30A ラインメモリー
30B 加算回路
30C スイッチ
30D 垂直差分処理復調回路
30E、30F 判定信号分離回路
30G スイッチ
30J 位相調整回路
50 走査線駆動回路
60 液晶パネル
100B 液晶表示装置
110 画像データ出力部
120 変調回路
130 復調回路
140 ゲートアレイ
150 信号線駆動回路
CS 制御信号
DD 差分データ
DS 判定信号
DSS 判定同期信号
G グラウンド線
HC 水平クロック信号
LSB 最下位ビット
MSB 最上位ビット
PVS 前画像データ
SB 符号ビット
VC 垂直クロック信号
VS 入力映像信号
VS 画像データ

Claims (6)

  1. デジタル画像データを入力し、保持しているデータに対する差分を差分デジタルデータとして出力する差分変調回路と、
    前記差分変調回路から出力される前記差分デジタルデータを伝送する伝送路と、
    前記伝送路を介して前記差分デジタルデータを入力し、保持しているデータを加算してデジタル画像データを出力する差分復調回路と、
    前記差分復調回路から出力された前記デジタル画像データをアナログ画像データに変換する変換回路と、
    変換回路から出力された前記アナログ画像データを入力して画像を表示する画像表示部と、
    を備え、
    前記差分デジタルデータは、前記差分の符号を表す少なくとも1ビットの符号データと、前記差分の絶対値を表す複数ビットの差分絶対値データと、を有し、
    前記伝送路は、前記差分デジタルデータを構成するそれぞれのビットに対応する複数の伝送線であって、前記差分絶対値データのビット順とは異なる順番に並列された複数の伝送線を有し、
    前記符号データを伝送する伝送線と、前記差分絶対値データのうちの最下位ビットのデータを伝送する伝送線と、の間に、前記差分絶対値データのうちの上位側のいずれかのビットのデータを伝送する伝送線が設けられたことを特徴とする画像表示装置。
  2. デジタル画像データを入力し、保持しているデータに対する差分を差分デジタルデータとして出力する差分変調回路と、
    前記差分変調回路から出力される前記差分デジタルデータを伝送する伝送路と、
    前記伝送路を介して前記差分デジタルデータを入力し、保持しているデータを加算してデジタル画像データを出力する差分復調回路と、
    前記差分復調回路から出力された前記デジタル画像データをアナログ画像データに変換する変換回路と、
    変換回路から出力された前記アナログ画像データを入力して画像を表示する画像表示部と、
    を備え、
    前記差分デジタルデータは、前記差分の符号を表す少なくとも1ビットの符号データと、前記差分の絶対値を表す複数ビットの差分絶対値データと、を有し、
    前記伝送路は、前記差分デジタルデータを構成するそれぞれのビットに対応する複数の伝送線であって、前記差分絶対値データのビット順とは異なる順番に並列された複数の伝送線を有し、
    前記差分絶対値データのうちの上位側のビットのデータを伝送する伝送線と、前記差分絶対値データのうちの下位側のビットのデータを伝送する伝送線と、が交互に設けられたことを特徴とする画像表示装置。
  3. デジタル画像データを入力し、保持しているデータに対する差分を差分デジタルデータとして出力する差分変調回路と、
    前記差分変調回路から出力される前記差分デジタルデータを伝送する伝送路と、
    前記伝送路を介して前記差分デジタルデータを入力し、保持しているデータを加算してデジタル画像データを出力する差分復調回路と、
    前記差分復調回路から出力された前記デジタル画像データをアナログ画像データに変換する変換回路と、
    変換回路から出力された前記アナログ画像データを入力して画像を表示する画像表示部と、
    を備え、
    前記差分デジタルデータは、前記差分の符号を表す少なくとも1ビットの符号データと、前記差分の絶対値を表す複数ビットの差分絶対値データと、を有し、
    前記伝送路は、前記差分デジタルデータを構成するそれぞれのビットに対応する複数の伝送線であって、前記差分絶対値データのビット順とは異なる順番に並列された複数の伝送線を有し、
    前記伝送路において、相対的に高周波の信号が伝送される下位ビットの伝送線を上位ビットの伝送線で挟むように配置されたことを特徴とする画像表示装置。
  4. 前記差分変調回路は、
    前記差分絶対値データのうちの上位側のいずれかのビットのデータが所定の期間にわたり一定値であるか否かを判定する信号判定部と、
    そのデータが所定の期間にわたり一定値であると前記信号判定部が判定した場合は、そのデータを伝送する伝送線に隣接する伝送線を伝送されるデータを反転したデータをそのデータの伝送線に伝送するデータ反転部と、
    を有し、
    前記差分復調回路は、伝送線に前記反転したデータが伝送された場合には、そのデータを前記一定値のデータに置き換える切り替えスイッチ部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像表示装置。
  5. 前記信号判定部による前記判定の結果が、前記差分絶対値データのブランキング期間にその伝送線を介して前記切り替えスイッチ部に伝送されることを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
  6. 前記所定の期間は、1水平走査期間あるいは1水平走査期間を分割した期間であることを特徴とする請求項4または5に記載の画像表示装置。
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