JP3644945B2 - 薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法と薄板状材料折り治具 - Google Patents

薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法と薄板状材料折り治具 Download PDF

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    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines

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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法と薄板状材料折り治具とに係る。特に薄板状材料を2方向から同時に屏風状に折り込むのに好適な折り目をつける方法とその方法を実現する装置および治具の構造に特徴のある薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法と薄板状材料折り治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地図等の薄板状材料を左右方向と上下方向から同時に折り込んでコンパクトにすることができる折り方が知られている。
例えば、実公昭56−25023号公報では、図12に示す折り方が開示され、この折り方は、いわゆる「ミウラ折り」として知られている。
「ミウラ折り」によって折られた薄板状材料は、対角の両端を引っ張るという一方向の簡単な操作で展開と収縮ができ、展開と収縮を繰り返しても折り目の反転がおこりにくく、折り目が破けにくいという優れた特徴をもつ。一方、「ミウラ折り」によって折られた薄板状材料は、部分的に展開と収縮をすることができないという特性をもつ。
折り目のついていない薄板状材料を「ミウラ折り」する際には、この部分的に展開と収縮をすることができないという特性のために、薄板状材料の全体に折り目を同時につける必要があり、折り目を付けることが容易でない。
従来は、平面上の薄板状材料にプレス等で筋目を付けた後で、人手により折り目を付けている。
【0003】
【特許文献1】
実公昭56−25023号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の様に、従来は、薄板状材料を2方向から同時に屏風状に折り込むには人手の作業が必要であり、作業効率が今以上に向上しないという問題があった。
【0005】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、従来の薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法と薄板状材料折り治具とにかわって、例えば、「ミウラ折り」の様な複雑な折り目がついた薄板状材料を製作するのに適した薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法と薄板状材料折り治具を提供しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置を、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げることの出来る治具折り曲げ機構と、を備え、前記治具折り曲げ機構が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X方向に押し縮めるX軸治具押し機構と、前記X方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y方向に押し縮めるY軸治具押し機構とを有するものとした。
【0007】
上記本発明の構成により、表治具の複数の表板部材が前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なり、裏治具の複数の裏板部材が前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なり、治具折り曲げ機構が薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げるために、X軸治具押し機構が薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とをX方向に押し縮め、Y軸治具押し機構が前記X方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y方向に押し縮めるので、前記薄板状材料が表治具と裏治具とに挟まれて境目に沿って折れ曲がり、所望の折り目が前記薄板状材料につく。
【0008】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り装置は、前記治具折り曲げ機構が、薄板状材料を間に挟んで表と裏とに各々配した前記表治具と前記裏治具とを所望の付勢力で挟みつけることの出来る治具付勢機構と、を有するのが好ましい。
上記本発明の構成により、治具付勢機構が薄板状材料を間に挟んで表と裏とに各々配した前記表治具と前記裏治具とを所望の付勢力で挟みつけるので、前記薄板状材料が、前記表治具と前記裏治具とから離れることなく、前記表治具と前記裏治具とに挟まれて境目に沿って折れ曲がり、所望の折り目が前記薄板状材料に容易につく。
【0009】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り装置は、前記表治具または前記裏治具が、複数の前記表板部材または前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材または裏シート部材を有する、のが好ましい。
上記本発明の構成により、屈曲可能なシート状部材が複数の前記表板部材または前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結しているので、前記表板部材または前記裏板部材が前記境目を境にして鋭角に折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
【0010】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り装置は、前記表治具または前記裏治具を片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、ものとした。
上記本発明の構成により、片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が所望の隙間を介して配置されるので、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて谷折りに折れ曲がることができ、片面の反対側から見て、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が隙間なく配置されるので、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて山折りに折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
【0011】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り装置は、前記表治具または前記裏治具を前記シート状部材が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、のが好ましい、
上記本発明の構成により、シート状部材が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が所望の隙間を介して配置されるので、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて谷折りに折れ曲がることができ、シート状部材が連結した片面の反対側から見て、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が隙間なく配置されるので、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて山折りに折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
【0012】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り装置は、薄板状材料を展開して平面に置いた際に、折り目が薄板状材料を辺と角を互いに共有しあう複数の平面領域に区画し、少なくとも薄板状材料の外周縁を持たない平面領域が平行四辺形であって、一つの辺であるX辺が連なって直線のX線となり、前記X辺に交差する辺であるY辺が交互に折れ曲がりながら連なってジグザク状のY線となり、前記X辺が前記X線に沿って交互に山折りと谷折りを繰り返し、X線に沿って並んだY線が交互に山折りと谷折りとを繰り返す、のが好ましい。
上記本発明の構成により、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料に簡単につける事ができる。
【0013】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り装置は、前記治具折り曲げ機構が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X線に沿った方向に押し縮めるX軸治具押し機構と、前記X線に沿った方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y線に沿った方向に押し縮めるY軸治具押し機構とを持つ、のが好ましい。
上記本発明の構成により、X軸治具押し機構が薄板状材料を前記X線に沿った方向に押し縮め、Y軸治具押し機構が前記X線に沿った方向に押し縮められた状態の薄板状材料を前記Y線に沿った方向に押し縮めるので、簡単な操作で、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料につける事ができる。
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明に係る薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り方法を、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、を用意する治具準備工程と、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げる治具折り曲げ工程と、を備え、前記治具折り曲げ工程が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X方向に押し縮めるX軸治具押し工程と、前記X方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y方向に押し縮めるY軸治具押し工程とを有する、ものとした。
【0015】
上記本発明の構成により、表治具の複数の表板部材が前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なり、裏治具の複数の裏板部材が前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なり、治具折り曲げ工程で薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げるのに、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とをX方向に押し縮め、前記X方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y方向に押し縮めるので、前記薄板状材料が表治具と裏治具とに挟まれて境目に沿って折れ曲がり、所望の折り目が前記薄板状材料につく。
【0016】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り方法は、前記治具折り曲げ工程が、薄板状材料を間に挟んで表と裏とに夫々配した前記表治具と前記裏治具とを所望の付勢力で挟みつける治具付勢工程と、を有するのが好ましい。
上記本発明の構成により、治具付勢工程で薄板状材料を間に挟んで表と裏とに夫々配した前記表治具と前記裏治具とを所望の付勢力で挟みつけるので、薄板状材料が前記表治具と前記裏治具とから離れることなく、前記薄板状材料が表治具と裏治具とに挟まれて境目に沿って折れ曲がり、所望の折り目が前記薄板状材料に容易につく。
【0017】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り方法は、前記表治具または前記裏治具が、複数の前記表板部材または前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材または裏シート部材を有する、のが好ましい。
上記本発明の構成により、屈曲可能な前記シート状部材が複数の前記上板部材または前記下板部材の片面を前記境目を跨いで連結しているので、前記上板部材または前記下板部材が境目を境にして鋭角に折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
【0018】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り方法は、前記表治具または前記裏治具を片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、のが好ましい。
上記本発明の構成により、片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が所望の隙間を介して配置されるので、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて谷折りに折れ曲がることができ、片面の反対側から見て、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が隙間なく配置されるので、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて山折りに折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
【0019】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り方法は、前記表治具または前記裏治具を前記シート状部材が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、のが好ましい。
上記本発明の構成により、シート状部材が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が所望の隙間を介して配置されるので、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて谷折りに折れ曲がることができ、シート状部材が連結した片面の反対側から見て、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が隙間なく配置されるので、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて山折りに折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
【0020】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り方法は、薄板状材料を展開して平面に置いた際に、折り目が薄板状材料を辺と角を互いに共有しあう複数の平面領域に区画し、少なくとも薄板状材料の外周縁を持たない平面領域が平行四辺形であって、一つの辺であるX辺が連なって直線のX線となり、前記X辺に交差する辺であるY辺が交互に折れ曲がりながら連なってジグザク状のY線となり、前記X辺が前記X線に沿って交互に山折りと谷折りを繰り返し、X線に沿って並んだY線が交互に山折りと谷折りとを繰り返す、のが好ましい、
上記本発明の構成により、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料につける事ができる。
【0021】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り方法は、前記治具折り曲げ工程が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X線に沿った方向に押し縮めるX軸治具押し工程と、前記X線に沿った方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y線に沿った方向に押し縮めるY軸治具押し工程とを持つ、のが好ましい。
上記本発明の構成により、X線治具押し工程で薄板状材料を前記X線に沿った方向に押し縮め、Y線治具押し工程で前記X線に沿った方向に押し縮められた状態の薄板状材料を前記Y線に沿った方向に押し縮めるので、簡単な操作で、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料につける事ができる。
【0022】
また、上記目的を達成するため、本発明に係る薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り治具を、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の表板部材を有する表治具と、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の裏板部材を有する裏治具と、を備え、前記表治具または前記裏治具を片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、ものとした。
【0023】
上記本発明の構成により、表治具の複数の表板部材が前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なり、裏治具の複数の裏板部材が前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なり、前記表治具または前記裏治具を片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、ので、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げると、薄板状材料が表治具と裏治具とに挟まれて境目に沿って折れ曲がり、所望の折り目が薄板状材料につく。
【0024】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り治具は、前記表治具または前記裏治具が、複数の前記表板部材または前記裏板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材を有する、のが好ましい。
上記本発明の構成により、屈曲可能な部材が複数の前記上板部材または前記下板部材を前記境目を跨いで連結しているので、前記上板部材または前記下板部材が前記境目を境にして鋭角に折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
【0025】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り治具は、前記表治具または前記裏治具が、複数の前記表板部材または前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材または裏シート部材を有する、のが好ましい。
上記本発明の構成により、屈曲可能なシート状の前記シート状部材が複数の前記上板部材または前記下板部材の片面を前記境目を跨いで連結しているので、前記上板部材または前記下板部材が前記境目を境にして鋭角に折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
【0026】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り治具は、薄板状材料を展開して平面に置いた際に、折り目が薄板状材料を辺と角を互いに共有しあう複数の平面領域に区画し、少なくとも薄板状材料の外周縁を持たない平面領域が平行四辺形であって、一つの辺であるX辺が連なって直線のX線となり、前記X辺に交差する辺であるY辺が交互に折れ曲がりながら連なってジグザク状のY線となり、前記X辺が前記X線に沿って交互に山折りと谷折りを繰り返し、X線に沿って並んだY線が交互に山折りと谷折りとを繰り返し、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材を境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、を備えるものとした。
上記本発明の構成により、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料に簡単につける事ができる。
【0027】
さらに、本発明に係る薄板状材料折り治具は、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材とを有する表治具と、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の裏板部材と前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である裏シート部材とを有する裏治具と、を備えるのが好ましい、
上記本発明の構成により、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料に簡単につける事ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0029】
本発明の実施形態に係る薄板状材料折り治具を説明する。図1は、薄板状材料の一例の平面図である。図2は、本発明の実施形態の裏面図である。図3は、本発明の実施形態の平面図である。
【0030】
薄板状材料折り治具は、薄板状材料に所望の折り目を付ける治具である。
最初に、所望の折り目について説明する。
例えば、所望の折り目のついた薄板状材料は、いわゆる「ミウラ折り」方法で折られた紙である。
「ミウラ折り」を、直交X−Y−Z空間に置かれた薄板状材料を折る場合を例に説明する。
「ミウラ折り」とは、その薄板状材料をX−Y平面に展開した際に、隣合った同士が辺と角とを互いに共有し合う複数の平面領域で構成され、すくなくとも外周縁を持たない平面領域が平行四辺形であってX軸に沿った辺であるX辺が連なって直線のX線となり、Y軸に沿った辺であるY辺が交互に折れ曲がりながら連なってジグザグ状のY線となり、X辺がX線に沿って交互に山折りと谷折りとを繰り返しつつ、X線に沿って並んだジグザク条のY線が交互に山折りと谷折りとを繰り返す様にする「折り方」である。
山折りとは、一方の面(例えば、表面)からみて折り目が凸状になる折りであり、山折り線とは、山折りされた折り目の線である。
谷折りとは、一方の面(例えば、表面)からみて折り目が凹状になり折りであり、谷折り線とは、谷折りされた折り目の線である。
この様にした際に、2本のX辺と2本のY辺とが集まる交点に注目すると、2本のY辺が山折りである場合には2本のY辺の交差角が90度を越える側のX辺が山折りになり反対側のX辺が谷折りになる。また、2本のY辺が谷折りである場合には2本のY辺の交差角が90度を越える側のX辺が谷折りになり反対側のX辺が山折りになる。
【0031】
ここで、直角四辺形の薄板状材料である地図を折り畳む場合を例にとり説明する。また、X−Y平面が水平であるとし、表面を上に向けて折り畳むものとしてて説明する。
平行四辺形は、対する一対の辺が平行である四辺形のことであり、X辺の長さがaであり、Y辺の長さがbであり、X辺とY辺の交差角が直角よりθ度だけ傾いているとして説明する。
図1は、折り込まれた地図を再度展開した様子を示す図であり、X軸方向に8枚、Y軸方向に5枚の合計40枚の平面領域で構成された薄板状材料(ここでは、地図)を示し、そのうちX軸方向の両端を除く30枚の平面領域が平行四辺形であるものを示している。
【0032】
次に、本発明の実施形態にかかる薄板状材料折り治具を説明する。
薄板状材料折り治具は、薄板状材料(例えば、紙、プラスチックシート等)に所望の折り目を付ける治具であって、表治具10と裏治具20とで構成される。
薄板状材料折り治具を使用して薄板状材料1を表治具10と裏治具20との間に挟んで折り目をつけるので、説明の便宜上、薄板状材料の上面を表面と、下面を裏面と呼び、表面に配するものを表治具10と、裏面に配する治具を裏治具20と呼称した。
【0033】
表治具10は、複数の表板部材11と表シート部材12とで構成される。
表板部材11は、例えば、薄い(例えば、厚さ0.3mm)ステンレス板またはプラスチック板であり、折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なる。
ここで、境目のピッチ間隔は折り目のピッチ間隔より僅かに大きい。また、折り目と境目のX軸方向またはY軸方向の相似の率は、折り目をつける作業の要領により作業毎に実用上問題にならない程度に変化する。
表シート部材12は、複数の表板部材11の片面を境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である。
例えば、表シート部材12は、複数の表板部材11の片面に境目を跨いで貼られた屈曲可能なシート状部材である。特に、シート状部材が交差する繊維を持つのが好ましく、例えばシート状部材は、布、木綿布である。繊維が境目に交差するのが特に好ましい。
また、例えば、表治具10がプラスチックシートをラミネートしたカードボードでできており、表シート部材12はそのカードボードを境目に沿ってプレスしてできた厚みの少ない部分であり、表板部材11が残りの部分である。
また、例えば、表治具10がプラスチック板(例えば、0.5mm厚さ)でできており、表シート部材12はそのプラスチック板を境目に沿ってプレス、溶融または切削してできた厚みの少ない部分であり、表板部材11が残りの部分である。
【0034】
特に、表治具10を表シート部材12が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる境目を境とする隣り合った表板部材11が所望の隙間G(例えば、2mm)を介して配置され、山折りとなる境目を境とする隣り合った表板部材11が隙間なく配置される、のが好ましい。
所望の隙間Gは、折り目をつける対象である薄板状材料の材質や厚みに応じて最適な値に選定される。例えば、薄板状材料が紙であって厚みが大きくなれば、0.2m単位に2.0mm〜3.0mmの範囲で隙間Gを選択する。
図2は、40枚の表板部材11がX方向に8枚、Y方向に5枚になって碁盤の目状に配され、1枚の表シート部材12が40枚の表板部材11の全体に貼られているのを示している。
【0035】
裏治具20は、複数の裏板部材21と裏シート部材22とで構成される。
裏板部材21は、例えば、薄い(例えば、厚さ0.3mm)ステンレス板またはプラスチック板であり、折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なる。
ここで、境目のピッチ間隔は折り目のピッチ間隔より僅かに大きい。また、折り目と境目のX軸方向またはY軸方向の相似の率は、折り目をつける作業の要領により作業毎に実用上問題にならない程度に変化する。
裏シート部材22は、複数の裏板部材21の片面を境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である。
例えば、裏シート部材22は、複数の裏板部材21の片面に境目を跨いで貼られた屈曲可能なシート状部材である。特に、シート状部材が交差する繊維を持つのが好ましく、例えばシート状部材は、布、木綿布である。繊維が境目に交差するのが特に好ましい。
また、例えば、裏治具20がプラスチックシートをラミネートしたカードボードでできており、裏シート部材22はそのカードボードを境目に沿ってプレスしてできた厚みの少ない部分であり、裏板部材21が残りの部分である。
また、例えば、裏治具20がプラスチック板(例えば、0.5mm厚さ)でできており、裏シート部材22はそのプラスチック板を境目に沿ってプレス、溶融または切削してできた厚みの少ない部分であり、裏板部材21が残りの部分である。
【0036】
特に、裏治具20を裏シート部材22が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる境目を境とする隣り合った裏板部材21が所望の隙間G(例えば、2mm)を介して配置され、山折りとなる境目を境とする隣り合った裏板部材21が隙間なく配置される、のが好ましい。
所望の隙間Gは、折り目をつける対象である薄板状材料の材質や厚みに応じて最適な値に選定される。例えば、薄板状材料が紙であって厚みが大きくなれば、0.2m単位に2.0mm〜3.0mmの範囲で隙間Gを選択する。
図3は、40枚の裏板部材21がX方向に8枚、Y方向に5枚になって碁盤の目状に配され、1枚の裏シート部材22が40枚の裏板部材21の全体に貼られているのが示されている。
【0037】
次に、薄板状材料折り方法を、上述した薄板状材料折り治具10,20を用いて薄板状材料1に折り目をつける場合を例にして、説明する。図4は、本発明の実施形態の作用説明図である。図5は、本発明の実施形態の作用模式図である。
(A)
裏治具20を裏板部材21が上を向くように配する。
薄板状材料1を裏治具20の上面に配する。
表治具10を表板部材11が下を向くよう薄板状材料1の上に配する。
薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とを上下から所定の力で挟みつける。
所定の力は、以下の工程(特にB工程)においても維持する必要がある。
【0038】
(B)
薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX線に沿った方向に押す。押し始める際に、境目を境として谷折りにすべき境目を谷折りとし、境目を境として山折りにすべき境目を山折りとなる様に、折り癖をつけることが必要である。
図5は、表治具10と裏治具20とに挟まれた薄板状材料1が折り目を付けられる様子を模式的に示している。上から見て、Y線に沿った境目を境に折れ曲がった一対の表板部材11に挟まれて、山折りの折り目が薄板状材料1につく。上から見て、Y線に沿った境目を境に折れ曲がった一対の裏板部材21に挟まれて、谷折りの折り目が薄板状材料1につく。
【0039】
(C)
十分にX線に沿った方向に押した後で、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをY線に沿った方向に押す。
上から見て、X線に沿った境目を境に折れ曲がった一対の表板部材11に挟まれて、X辺の山折りの折り目が薄板状材料1につく。上から見て、X線に沿った境目を境に折れ曲がった一対の裏板部材21に挟まれて、X辺の谷折りの折り目が薄板状材料1につく。
【0040】
(D)
表治具10と裏治具20とを展開して、薄板状材料1を取りだすと、薄板状材料1に所望の折り目が付いている。
この折り目に沿って薄板状材料1を折り畳むと、いわゆる「ミウラ折り」された薄板状材料1が完成する。
【0041】
次に、本発明の実施形態に係る薄板状材料折り装置30の構造を、図を基に、説明する。図6は、本発明の実施形態に係る薄板状材料折り装置の平面図である。図7は、本発明の実施形態に係る薄板状材料折り装置の正面図である。図8は、本発明の実施形態に係る薄板状材料折り装置の側面図である。
図6乃至図8は、構造の理解の便利のために、表治具10と裏治具20とを省略して、薄板状材料折り装置30を図示している。
薄板状材料折り装置30は、薄板状材料1に所望の折り目を付ける装置であって、表治具10と裏治具20と治具折り曲げ機構40、50、60と折り癖機構70と治具展開機構80と薄板状材料フィード機構90とで構成される。
表治具10と裏治具20の構造は、上述の薄板状材料折り治具10、20のものの構造と同じなので、説明を省略する。
【0042】
治具折り曲げ機構40、50、60は、薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20とを境目を境にして折り曲げることの出来る機構であり、治具付勢機構40と治具押し機構50、60とで構成される。
治具押し機構50、60は、薄板状材料を間に挟んで表と裏とに各々配した前記表治具と前記裏治具とを該薄板状材料の面に沿った方向に押し縮めることのできる機構であり、X軸治具押し機構50とY軸治具押し機構60とで構成される。
以下では、説明の便宜のために、空間に直交XYZ軸空間を仮想し、表治具10と裏治具20とをそのXY平面にセットした際に、XY平面を水平とし、X軸をX線に沿った向きの軸とし、Z軸を垂直に軸の向いたものとする。従って、Y軸はY線に沿った向きをもつ軸となる。
【0043】
治具付勢機構40は、薄板状材料を間に挟んで表と裏とに各々配した表治具10と裏治具20とを所望の付勢力でZ軸方向に挟みつけることの出来る機構であり、Z軸ガイド41と治具付勢フレーム42と治具付勢部材43とで構成される。
Z軸ガイド41は、治具付勢機構40をZ軸に沿って摺動自在にするためのガイドである。
図6乃至図8は、薄板状材料折り装置の基礎100の四隅に配された垂直に延びる丸棒でできたZ軸ガイド41が示されている。
治具付勢フレーム42は、Z軸ガイド41にガイドされて上下に摺動自在になったフレームである。
治具付勢部材43は、治具付勢フレーム42に両端を固定され、水平に延びた部材である。治具付勢部材43が、表治具10の上面に当接する。
従って、治具付勢フレーム42と治具付勢部材43との重量が表治具10の上面に作用し、薄板状材料を間に挟んで表裏に各々配した表治具10と裏治具10とを所望の付勢力で挟みつけることを出来る。
【0044】
X軸治具押し機構50は、薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX線に沿った方向に押し縮める機構であり、X軸移動フレーム51とX軸移動押し部材52とX軸固定押し部材53とX軸固定フレーム54とX軸移動レール55とX軸移動機構56とX軸駆動機構57と治具サポート58、59とで構成される。
【0045】
X軸移動フレーム51は、X軸移動レール55に支持されてX軸に沿って移動する構造体である。X軸移動フレーム51は、表治具10と裏治具20のX軸に交差する一方の端部をY軸方向に移動自在に支持している。
X軸移動押し部材52は、X軸移動フレーム51に固定され薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20のX軸に直交する片方の端面に当接する部材である。X軸移動押し部材52は、X軸移動フレーム51の移動に伴って、X軸に沿って移動し、薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX線に沿った方向に押す。X軸移動押し部材52の表治具10と裏治具20とに当接する面は、水平の溝が所定間隔で設けられる。
【0046】
X軸固定押し部材53は、X軸固定フレーム54に固定され薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20のX軸の直交する他方の端面に当接する部材であり、X軸固定フレーム54に支持される。X軸固定押し部材53の表治具10と裏治具20とに当接する面は、水平の溝が所定間隔で設けられる。
X軸固定フレーム54は、基礎100に固定されたフレームである。X軸固定フレーム54は、表治具10と裏治具20のX軸に交差する他方の端部をY軸方向に移動自在に支持している。
【0047】
X軸移動レール55は、基礎100に固定されX軸に沿って伸びるレールである。
X軸移動機構56は、X軸移動レール55に沿ってX軸移動フレーム51を移動させる機構であり、例えば、送りねじである。
X軸駆動機構57は、X軸移動機構56を駆動する機構であり、例えば、電動モータである。
治具サポート58、59は、裏治具20のY軸に交差する両方の端部をX軸方向に移動自在に支持する構造体である。
【0048】
従って、治具サポート58、59が、薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX軸方向摺動自在に支持し、X軸駆動機構57が駆動すると、X軸移動機構56がX軸移動フレーム51をX軸に沿って移動させ、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20がX軸移動押し部材52とX軸固定押し部材53とに挟まれるので、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX線に沿った方向に押し縮めることができる。
【0049】
Y軸治具押し機構60は、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と裏治具とを前記Y線に沿った方向に押し縮める機構であり、Y軸移動押し部材61とY軸固定押し部材62とY軸移動機構63とで構成される。
Y軸移動押し部材61は、薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20のY軸に直交する片方の端面に当接する部材である。
Y軸固定押し部材62は、薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20のY軸に直交する他方の端面に当接する部材である。
Y軸移動機構63は、Y軸移動押し部材61をY軸に沿って移動させる機構であり、例えはエア駆動リニアアクチエータである。
【0050】
従って、X軸移動フレーム51とX軸固定フレーム54が薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをY軸方向に摺動自在に支持し、Y移動機構63がY軸移動押し部材61をY軸に沿って移動させると、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とがY軸移動押し部材61とY軸固定押し部材62との挟まれ、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とを前記Y線に沿った方向に押し縮めることができる。
【0051】
折り癖機構70は、表治具10と裏治具20の境目を境とした折れ曲がる向きを強制する機構であり、折り癖歯71と折り癖歯ガイド72と折り癖カム73と折り癖駆動機構74とで構成される。
薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20とは、境目を境に折れ曲る向きに2通りの向きがある。すなわち、一方の面側からみて、境目が山折りとなる向きと谷折りとなる向きである。薄板状材料に所望の折り目を付けるために、薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20と降り畳む初期段階で、個々の境目を所望の谷折りまたは山折りにする必要がある。
【0052】
折り癖歯71は、下から見て裏治具20の谷折りとなる境目を突き上げる歯を持った部材であり、折り癖歯ガイド72に上下方向移動自在に支持される。折り癖歯71の下部が、後述する折り癖カム73のに駆動される従動節となる。
折り癖歯ガイド72は、折り癖歯71を上下方向移動自在に支持するガイドである。
折り癖カム73は、折り癖歯71を上方へ突き上がる為の立体カムであり、X軸に沿って移動自在になっている。
折り癖駆動機構74は、折り癖カム73をX軸に沿って移動させる駆動機構であり、例えば、エア駆動リニアアクチエータである。
【0053】
従って、折り癖駆動機構74が折り癖カム73をX軸に沿って移動させると、折り癖歯71が折り癖カム73に突き上げられて、折り癖歯71が裏軸20の下から見て谷折りとなる境目を突き上げるので、表治具10と裏軸20の境目を境とした折れ曲がる向きを強制できる。
【0054】
治具展開機構80は、表治具10を上方に持ち上げて表治具10と裏治具とを引き離す機構であり、真空チャック駆動機構81と真空チャック82と治具展開駆動機構83とで構成される。
真空チャック駆動機構81は、真空チャック82を上下に移動する機構であり、治具付勢フレーム42に固定される。
真空チャック82は、真空により表治具10の上面を吸着把持または開放するエンドエフェクタである。
治具展開駆動機構83は、治具付勢フレーム42を上下に移動させる駆動機構であり、例えばエア駆動リニアアクチエータである。
従って、治具展開駆動機構83が治具付勢フレーム42を下方に位置させ、真空チャック駆動機構81が真空チャック82を下方におろすと、真空チャック82が表治具10の上面を吸着把持できる。そのまま、治具展開駆動機構83が治具付勢フレーム42を上方に移動させると、表治具10を上方に持ち上げて表治具10と裏治具とを引き離すことができる。
【0055】
薄板状材料フィード機構90は、薄板状材料1を表治具10と裏治具20との間に供給する機構であり、カセット91とフィード機構92とで構成される。
カセット91は、積み重ねられた薄板状材料1を保存する容器である。
フィード機構92は、カセット91から、1枚の薄板状材料1を取りだし、表治具10と裏治具20との間に供給する機構である。
【0056】
次に、本発明の実施形態に係る薄板状材料折り方法を、上述した薄板状材料折り装置を使用した場合を例にとり、図を基に、説明する。
図9は、本発明の実施形態に係るフローチャート図である。図10は、本発明の実施形態に係る作用平面図である。図11は、本発明の実施形態に係る作用側面図である。
【0057】
薄板状材料折り方法は、薄板状材料に所望の折り目を付ける方法であって、治具準備工程S100と薄板状材料供給工程S200と治具閉じ工程S300と治具折り曲げ工程S400と治具展開工程S500と治具開き工程S600と薄板状材料取りだし工程S700とで構成される。
治具折り曲げ工程S400は、薄板状材料を間に挟んだ表治具10と裏治具20とを境目を境にして折り曲げる工程であり、治具付勢工程S410と治具押し工程S420とで構成される。
治具押し工程S420は、薄板状材料を間に挟んで表と裏とに各々配した表治具10と裏治具20とを薄板状材料1の面に沿った方向に押し縮める工程であり、X軸治具押し工程S421とY軸治具押し工程S422とで構成される。
以下で、各工程を詳述する。
【0058】
治具準備工程S100は、表治具10と裏治具20とを準備する工程である。表治具10と裏治具20の構造は、上述した表治具10と裏治具20の構造と同じなので、説明を省略する。
【0059】
薄板状材料供給工程S200は、上下に重なった表治具10と裏治具20との間に、1枚の薄板状材料(例えば、紙)を供給する工程である。
薄板状材料供給工程S200の初期状態では、真空チャック82が表治具10の上面を真空吸着し、治具展開駆動機構83が、治具付勢フレーム42を上方に持ち上げている。
フィード機構が、カセット91に積み重なった薄板状材料から一枚の薄板状材料を抜きだし、表治具10と裏治具20との間に挿入する。
【0060】
治具閉じ工程S300は、表治具10を下ろして、表治具10と薄板状材料1と裏治具20とを重ねる工程である。
治具展開駆動機構83が、治具付勢フレーム42を下方におろす。真空チャック82が、表治具10の吸着を開放し、真空チャック駆動機構81が真空チャック82を上方へ退避させる。
【0061】
治具付勢工程S410は、薄板状材料1を間に挟んで表と裏とに夫々配した表治具10と裏治具20とを所望の付勢力で挟みつける工程である。
治具展開駆動機構83が治具付勢フレーム42を支持する力をゼロにすると、治具付勢フレーム42と治具付勢部材43の重量が、表治具10の上部に作用し、その重量が薄板状材料を間に挟んで表と裏とに夫々配した表治具10と裏治具20とを挟みつける。
治具展開駆動機構83が治具付勢フレーム42を下方に押す力を発生させて、表治具10を押す力を大きくしてもよい。
図10(A)と図11(A)は、治具付勢部材43が、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とを上から押さえつけている様子を示している。
【0062】
X軸治具押し工程S421は、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX線に沿った方向に押し縮める工程である。
X軸駆動機構57がX軸移動機構56を回転させる。X軸移動機構56が、X軸移動フレーム51をX軸に沿った方向へ移動する。X軸移動押し部材52とX軸固定押し部材53とが、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX線に沿った方向に押し縮める。
図10(B)と図11(B)は、X軸移動押し部材51とX軸固定押し部材53とが、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX線に沿った方向に押し縮める様子を示している。
主に、Y線の折り目が、薄板状材料1につく。
【0063】
Y軸治具押し工程S422は、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをY線に沿った方向に押す工程である。
Y軸移動機構63が、Y軸移動押し部材61をY軸に沿った方向へ移動する。Y軸移動押し部材61とY軸固定押し部材62とが、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをY線に沿った方向に押し縮める。
図10(C)と図11(C)は、Y軸移動押し部材61とY軸固定押し部材62とが、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをY線に沿った方向に押し縮める様子を示している。
主に、X線の折り目が、薄板状材料1につく。
【0064】
治具展開工程S500は、X軸方向とY軸方向の折れ曲がった薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20と展開する工程である。
X軸駆動機構57がX軸移動機構56を逆回転させる。X軸移動機構56が、X軸移動フレーム51をX軸に沿った方向へ移動する。X軸移動押し部材52とX軸固定押し部材53とが、薄板状材料1を間に挟んだ表治具10と裏治具20とをX線に沿った方向に引き延ばし展開する。
【0065】
治具開き工程S600は、表治具10を上げて、表治具10を薄板状材料1と裏治具20とから離す工程である。
真空チャック駆動機構81が真空チャック82を下方に移動させる。真空チャック82が、表治具10の真空吸着する。治具展開駆動機構83が、治具付勢フレーム42を上方に上げる。
表治具10が、薄板状材料1と裏治具20とから離れる。
【0066】
薄板状材料取りだし工程S700は、裏治具20に乗った薄板状材料1を取りだす工程である。薄板状材料取りだし機構(図示せず)が、薄板状材料1を取りだす。
【0067】
上述の実施形態の薄板状材料折り治具と薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法を用いれば、簡単な構造の治具を用い、簡単な操作により、所望の折り目を薄板状材料に付けることができる。
また、シート状部材を表治具または裏治具の複数の表板部材または裏板部材の片面を境目を跨いで連結する様に設けたので、表板部材または裏板部材が境目を境に鋭角に折れ曲がることができ、薄板状材料に正確な折り目をつけることができる。
また、シート状部材を表治具または裏治具の複数の表板部材または裏板部材の片面に境目を跨いで貼り付けたので、表板部材または裏板部材が境目を境に鋭角に折れ曲がることができ、薄板状材料に正確な折り目をつけることができる。
また、表治具または裏治具をシート状部材が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った表板部材または裏板部材が隙間なく配置される様にしたので、表治具または裏治具を折り曲げた際に、隣り合った表板部材または裏板部材の辺が突きあたり、薄板状材料を鋭角に折ることができ、正確な折り目をつけることができる。
また、シート状部材として交差する繊維を持ったシート状部材を採用したので、表板部材または裏板部材が折れ曲がった際に、境目の間隔が一定しており、薄板状材料により正確な折り目をつけることができる。
また特に、シート状部材の繊維の向きを境目に交差させると、表板部材または裏板部材が折れ曲がった際に、境目の間隔が一定しており、薄板状材料により正確な折り目をつけることができる。
また、薄板状材料を挟んだ表治具と裏治具とを折り曲げるので、表治具と裏治具との境目に近似した折り目を薄板状材料につけることができる。
また、薄板状材料を挟んだ表治具と裏治具とを上下から挟み込んで、薄板状材料を挟んだ表治具と裏治具とを水平方向に押し縮めるので、表治具と裏治具との境目に近似した折り目を薄板状材料につけることができる。
また、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料に付けるのに、薄板状材料を挟んだ表治具と裏治具とを上下から挟み込んで、最初にX線に沿って押し縮め、次にY線に沿って押し縮めるので、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料に極めて簡単に付けることができる。
【0068】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
いわゆる、「ミウラ折り」の折り目を、平たい薄板状材料(例えば、紙)につける場合を例に説明したがこれに限定されず、曲面状の薄板状材料に折り目を付けたり、他の折りの折り目をつけることもできる。
また、四辺形の薄板状材料に折り目を付ける例で説明したがこれに限定されず、ロール状の薄板状材料に連続的の折り目を付けても良い。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の薄板状材料折り治具と薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法をは、その構成により、以下の効果を有する。
所望の折り目と相似になった境目を境として折れ曲がり可能になった表治具と裏治具を用意し、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げると、前記薄板状材料が表治具と裏治具とに挟まれて境目に沿って折れ曲がり、所望の折り目が前記薄板状材料につく。
また、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを挟みつけて、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具と該薄板状材料の面に沿った方向に押し縮めるので、薄板状材料が前記表治具と前記裏治具とから離れることなく、前記薄板状材料が表治具と裏治具とに挟まれて境目に沿って折れ曲がり、所望の折り目が前記薄板状材料に容易につく。
また、屈曲可能なシート状の表シート部材または裏シート部材を複数の前記上板部材または前記下板部材の片面を前記境目を跨いで連結する様に設けたので、前記上板部材または前記下板部材が境目を境にして鋭角に折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
また、交差する繊維を持ったシート状部材を前記上板部材または前記下板部材の片面を境目を跨いで連結する様に設けたので、前記上板部材または前記下板部材が境目を境にして鋭角にかつ境目の隙間が広がりにくく折れ曲がることができ、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
また、隣り合った表板部材または裏板部材が辺を突き合わて山折りまたは谷折りに折れ曲がる様に、表板部材または裏板部材の隙間を調整したので、薄板状材料に所望の折り目がより正確につく。
また、いわゆる「ミウラ」折りの折り目を付けるのに上記の治具、装置または方法を採用したので、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料に簡単につける事ができる。
また、いわゆる「ミウラ」折りの折り目を付けるのに薄板状材料を前記X線に沿った方向に押し、薄板状材料を前記Y線に沿った方向に押すので、簡単な操作で、いわゆる「ミウラ折り」の折り目を薄板状材料につける事ができる。
従って、例えば、「ミウラ折り」の様な複雑な折り目がついた薄板状材料を製作するのに適した薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置と薄板状材料折り方法と薄板状材料折り治具を提供できる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】薄板状材料の一例の平面図である。
【図2】本発明の実施形態の裏面図である。
【図3】本発明の実施形態の正面図である。
【図4】本発明の実施形態の作用説明図である。
【図5】本発明の実施形態の作用模式図である。
【図6】本発明の実施形態に係る薄板状材料折り装置の平面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る薄板状材料折り装置の正面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る薄板状材料折り装置の側面図である。
【図9】本発明の実施形態に係るフローチャート図である。
【図10】本発明の実施形態に係る作用を説明する平面図である。
【図11】本発明の実施形態に係る作用を説明する側面図である。
【図12】いわゆる「ミウラ折り」の説明図である。
【符号の説明】
1 薄板状部材
2 X線
3 Y線
4 Y辺
5 X辺
10 表治具
11 表板部材
12 表シート部材
20 裏治具
21 裏板部材
22 裏シート部材
30 薄板状材料折り装置
40 治具付勢機構
41 Z軸ガイド
42 治具付勢フレーム
43 治具付勢部材
50 X軸治具押し機構
51 X軸移動フレーム
52 X軸移動押し部材
53 X軸固定押し部材
54 X軸固定フレーム
55 X軸移動レール
56 X軸移動機構
57 X軸駆動機構
58 治具サポート
59 治具サポート
60 Y軸押し機構
61 Y軸移動押し部材
62 Y軸固定押し部材
63 Y軸移動機構
70 折り癖機構
71 折り癖歯
72 折り癖カム
73 折り癖駆動機構
80 治具展開機構
81 真空チャック駆動機構
82 真空チャック
83 治具展開駆動機構
90 薄板状材料フィード機構
91 カセット
92 フィード機構
100 基礎
S100 治具準備工程
S200 薄板状材料供給工程
S300 治具閉じ工程
S400 治具折り曲げ工程
S410 治具付勢工程
S420 治具押し工程
S421 X軸治具押し工程
S422 Y軸治具押し工程
S500 治具展開工程
S600 治具開き工程
S700 薄板状材料取りだし工程

Claims (19)

  1. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げることの出来る治具折り曲げ機構と、
    を備え、
    前記治具折り曲げ機構が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X方向に押し縮めるX軸治具押し機構と、前記X方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y方向に押し縮めるY軸治具押し機構とを有する、
    ことを特徴とする薄板状材料折り装置。
  2. 前記治具折り曲げ機構が、薄板状材料を間に挟んで表と裏とに各々配した前記表治具と前記裏治具とを所望の付勢力で挟みつけることの出来る治具付勢機構と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄板状材料折り装置。
  3. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である裏シート部材とを有する裏治具と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げることの出来る治具折り曲げ機構と、
    を備え、
    前記治具折り曲げ機構が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X方向に押し縮めるX軸治具押し機構と、前記X方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y方向に押し縮めるY軸治具押し機構とを有する、
    ことを特徴とする薄板状材料折り装置。
  4. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の表板部材を有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の裏板部材を有する裏治具と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げることの出来る治具折り曲げ機構と、
    を備え、
    前記表治具または前記裏治具を片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、
    ことを特徴とする薄板状材料折り装置。
  5. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である裏シート部材とを有する裏治具と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げることの出来る治具折り曲げ機構と、
    を備え、
    前記表治具または前記裏治具を前記シート状部材が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、
    ことを特徴とする薄板状材料折り装置。
  6. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り装置であって、
    薄板状材料を展開して平面に置いた際に、折り目が薄板状材料を辺と角を互いに共有しあう複数の平面領域に区画し、少なくとも薄板状材料の外周縁を持たない平面領域が平行四辺形であって、一つの辺であるX辺が連なって直線のX線となり、前記X辺に交差する辺であるY辺が交互に折れ曲がりながら連なってジグザク状のY線となり、前記X辺が前記X線に沿って交互に山折りと谷折りを繰り返し、X線に沿って並んだY線が交互に山折りと谷折りとを繰り返し、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げることの出来る治具折り曲げ機構と、
    を備えることを特徴とする薄板状材料折り装置。
  7. 前記治具折り曲げ機構が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X線に沿った方向に押し縮めるX軸治具押し機構と、前記X線に沿った方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y線に沿った方向に押し縮めるY軸治具押し機構とを有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の薄板状材料折り装置。
  8. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り方法であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、を用意する治具準備工程と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げる治具折り曲げ工程と、
    を備え、
    前記治具折り曲げ工程が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X方向に押し縮めるX軸治具押し工程と、前記X方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y方向に押し縮めるY軸治具押し工程とを有する、
    ことを特徴とする薄板状材料折り方法。
  9. 前記治具折り曲げ工程が、薄板状材料を間に挟んで表と裏とに夫々配した前記表治具と前記裏治具とを所望の付勢力で挟みつける治具付勢工程と、を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の薄板状材料折り方法。
  10. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り方法であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に互いに交差するX方向とY方向とに各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である裏シート部材とを有する裏治具と、を用意する治具準備工程と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げる治具折り曲げ工程と、
    を備え、
    前記治具折り曲げ工程が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X方向に押し縮めるX軸治具押し工程と、前記X方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y方向に押し縮めるY軸治具押し工程とを有する、
    ことを特徴とする薄板状材料折り方法。
  11. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り方法であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の表板部材を有する表治具と、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の裏板部材を有する裏治具と、を用意する治具準備工程と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げる治具折り曲げ工程と、
    を備え、
    前記表治具または前記裏治具を片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、
    ことを特徴とする薄板状材料折り方法。
  12. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り方法であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材の片面を境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材とを有する表治具と、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材の片面を境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である裏シート部材とを有する裏治具と、を用意する治具準備工程と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げる治具折り曲げ工程と、
    を備え、
    前記表治具または前記裏治具を前記シート状部材が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、
    ことを特徴とする薄板状材料折り方法。
  13. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り方法であって、
    薄板状材料を展開して平面に置いた際に、折り目が薄板状材料を辺と角を互いに共有しあう複数の平面領域に区画し、少なくとも薄板状材料の外周縁を持たない平面領域が平行四辺形であって、一つの辺であるX辺が連なって直線のX線となり、前記X辺に交差する辺であるY辺が交互に折れ曲がりながら連なってジグザク状のY線となり、前記X辺が前記X線に沿って交互に山折りと谷折りを繰り返し、X線に沿って並んだY線が交互に山折りと谷折りとを繰り返し、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材を境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、を用意する治具準備工程と、
    薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記境目を境にして折り曲げることの出来る治具折り曲げ工程と、
    を備えることを特徴とする薄板状材料折り方法。
  14. 前記治具折り曲げ工程が、薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記X線に沿った方向に押し縮めるX軸治具押し工程と、前記X線に沿った方向に押し縮められた状態の薄板状材料を間に挟んだ前記表治具と前記裏治具とを前記Y線に沿った方向に押し縮めるY軸治具押し工程とを持つ、
    ことを特徴とする請求項13に記載の薄板状材料折り方法。
  15. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り治具であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の表板部材を有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の裏板部材を有する裏治具と、
    を備え、
    前記表治具または前記裏治具を片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、
    ことを特徴とする薄板状材料折り治具。
  16. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り治具であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の裏板部材と前記裏板部材を前記境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、
    を備え、
    前記表治具または前記裏治具を片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、
    ことを特徴とする薄板状材料折り治具。
  17. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り治具であって、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に連なった複数の裏板部材と前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である裏シート部材とを有する裏治具と、
    を備え、
    前記表治具または前記裏治具を前記シート状部材が連結した片面の反対側から見て、谷折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が所望の隙間を介して配置され、山折りとなる前記境目を境とする隣り合った前記表板部材または前記裏板部材が隙間なく配置される、
    ことを特徴とする薄板状材料折り治具。
  18. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り治具であって、
    薄板状材料を展開して平面に置いた際に、折り目が薄板状材料を辺と角を互いに共有しあう複数の平面領域に区画し、少なくとも薄板状材料の外周縁を持たない平面領域が平行四辺形であって、一つの辺であるX辺が連なって直線のX線となり、前記X辺に交差する辺であるY辺が交互に折れ曲がりながら連なってジグザク状のY線となり、前記X辺が前記X線に沿って交互に山折りと谷折りを繰り返し、X線に沿って並んだY線が交互に山折りと谷折りとを繰り返し、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材を境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の裏板部材と複数の前記裏板部材を境目を跨いで連結した屈曲可能な部材とを有する裏治具と、
    を備えることを特徴とする薄板状材料折り治具。
  19. 薄板状材料に所望の折り目を付ける薄板状材料折り治具であって、
    薄板状材料を展開して平面に置いた際に、折り目が薄板状材料を辺と角を互いに共有しあう複数の平面領域に区画し、少なくとも薄板状材料の外周縁を持たない平面領域が平行四辺形であって、一つの辺であるX辺が連なって直線のX線となり、前記X辺に交差する辺であるY辺が交互に折れ曲がりながら連なってジグザク状のY線となり、前記X辺が前記X線に沿って交互に山折りと谷折りを繰り返し、X線に沿って並んだY線が交互に山折りと谷折りとを繰り返し、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の表板部材と複数の前記表板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である表シート部材とを有する表治具と、
    前記折り目と相似に配列した境目を境にして折れ曲がり可能に前記X線と前記Y線とに沿って各々連なった複数の裏板部材と前記裏板部材の片面を前記境目を跨いで連結した屈曲可能なシート状部材である裏シート部材とを有する裏治具と、
    を備えることを特徴とする薄板状材料折り治具。
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