JP3644832B2 - 床部材および配管設置方法 - Google Patents

床部材および配管設置方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、床部材および配管設置方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物に対するガスなどの配管は、従来、現地作業であり、狭い床下での作業が多く、且つ、他の内装工程に左右されて日程の選定が困難であった。
【0003】
また、工場で予め複数の建物ユニットを作り、これらを現地で組み立てて建物を構築するユニット工法の場合、上記のような問題を解決するために、ガスや水道などの配管を建物ユニットに予め固定しておくことが考えられる。
【0004】
そこで、本願出願人により、平成9年特許願第97513号や平成10年特許願第4736号などが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、建物ユニットに予め配管を固定する場合、配管の固定位置や固定方法によっては、工場作業時や現地での内装作業時などに邪魔になったり、管を踏み付けたりするなどの悪影響が生じることとなる。また、配管の固定位置や固定方法によっては、工場ラインの変更を余儀なくされる場合がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、効率良く配管を設置することのできる床部材および配管設置方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、建物ユニットの床を少なくとも部分的な分割構造として開口部が形成されるようにし、該開口部へ取付け可能な床部材本体を設けると共に、該床部材本体の裏面側に予め、コイル状に巻かれた配管が、建物ユニットの梁の背高を超えない高さに固定されたことを特徴としている。
【0008】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、コイル状に巻かれた配管を床部材本体の裏面側へ固定することにより、配管が室内側へ露出しないため、内装作業などの後工程に影響を与えないようにすることができる。また、現地での棟上げ後に、いつでも床下で配管を外してヘッダーなどのガス供給部の位置まで伸ばすように施工することが可能となる。更に、現地工数を削減することができる。
【0009】
また、建物ユニットの構築後に、床の開口部へ予め配管が固定された床部材を取付けるようにするので、工場ラインへの負担が少なく、工場ラインを変更する必要がない。更に、上記作業を工場で行うことができるので、品質の安定化を図ることができる。
【0010】
更に、床部材の裏面側に対し、配管の高さを梁の背高に納めて固定するようにしているので、建物ユニットの搬送時に邪魔になることがなく、且つ、配管への影響も無い。
【0011】
請求項2に記載された発明では、建物ユニットの床を少なくとも部分的な分割構造として開口部が形成されるようにし、該開口部へ、請求項1の床部材を取付けることを特徴としている。
【0012】
このように構成された請求項2にかかる発明によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることができる。
【0013】
請求項3に記載された発明では、請求項2の建物ユニットを現地へ設置した後に、床部材の裏面側から配管を外して、配管の引回しを完成することを特徴としている。
【0014】
このように構成された請求項3にかかる発明によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。
【0016】
図1〜図8は、この発明の実施の形態1を示すものである。
【0017】
工場で予め複数の建物ユニット1を作り、これらを現地で組み立てて建物を構築する場合に、図6に示すように、ガスの埋込コンセントを設置する居室部やキッチンを構成する建物ユニット1の床2を少くとも部分的に分割構造とし、床2に形成される開口部3へ取付け可能な床部材4を設ける。この床部材4は建物ユニット1の埋込コンセントやガステーブルなどの機器が設置される機器設置部分に端床材として設けるようにする。
【0018】
上記の床部材4(床部材本体4a)は、図1に示すように、床下地板5と、複数本の根太6と、パーチクルボードなどの床板7と、必要に応じてこれらの間に介在される断熱材8とで構成される。
【0019】
そして、配管9として、所要長さに切断された可撓性のフレキ管などを用意し、この配管9をコイル状に巻取った状態とする。この際、配管9の供給側の管端部には図2に示すような気密試験用キャップ10を取付けておく。
【0020】
そして、図3、図4に示すように、床部材4を裏返して、裏面側となる床下地板5の上に前記コイル状の配管9を乗せ、配管9の高さが梁の背高11であるほぼ100mmの高さを超えないように両端の根太6,6の間で広げて、PPバンド、ゴムバンド、テープなどの帯状材12で押え、更に、タッカーなどを用いて止め金具13で帯状材12を床下地板5の各根太6の部分に固定する。これにより、振動や重量で配管9が落ちてしまうことが防止される。また、配管9が撓んで床部材4からはみだしてしまうことも防止される。 この際、図5に示すように、配管9の機器接続側14の管端部をほぼ1mほど床部材4のユニット端部側15へ取り出しておき、機器接続側14の管端部を螺旋状に巻いて室内側となるパーチクルボードなどの床板7の上にテープ16で固定する。なお、配管9を固定された床部材4は、積み重ねずに、立てかけて保管するようにする。
【0021】
次に、図6、図7に示すように、配管9を固定された床部材4を建物ユニット1の床2の開口部3に取付ける。この際、配管9をつぶさないように注意し、床部材4を釘止めする際には配管9を打たないようにし、且つ、木工用ボンドなど、溶剤が配管9につかないようにする。
【0022】
そして、パーチクルボードなどの床板7からテープ16を剥がして配管9の機器接続側14の管端部の固定を外し、配管9の機器接続側14の管端部を壁内部へ入れておく。
【0023】
建物ユニット1に内壁が取付けられたら、配管9の機器接続側14の管端部を必要箇所から取出し、埋込コンセントやガステーブルなどの機器へ接続する。
【0024】
建物ユニット1の棟上げ後に、床下17で配管9を固定しているPPバンド、ゴムバンド、テープなどの帯状材12をカッターやペンチなどの切断具で切断して、配管9の固定状態を解除し、図8に一点鎖線で示すように、配管9を床下17へ下ろす。この際、配管9を傷付けないようにする。なお、図8中、符号18は基礎である。
【0025】
次に、配管9を、図8に二点鎖線、三点鎖線で示すように、床下17で図示しないヘッダーなどのガス供給部の位置まで伸ばす。配管9を伸ばす際には、機器接続側14に強い力を与えないようにする。また、配管9にねじれや曲げを与えないようにする。更に、配管9をつぶさないようにする。
【0026】
基礎のスリーブ孔などに配管9を通す場合には、配管9がねじれないように一度巻物を全て伸ばしてからスリーブ孔のさや管へ通す。
【0027】
配管9の引回しは、転がし配管9としても、埋設配管9としても、床2や根太6への固定配管9としても良い。
【0028】
最後に、配管9の供給側の管端部をヘッダーなどのガス供給部へ接続する。
【0029】
このように、コイル状に巻かれた配管9を床部材4の裏面側へ固定することにより、配管9が室内側へ露出しないため、内装作業などの後工程に影響を与えないようにすることができる。また、現地での棟上げ後に、いつでも床下17で配管9を外してヘッダーなどのガス供給部の位置まで伸ばすように施工することが可能となる。更に、現地工数を削減することができる。
【0030】
また、建物ユニット1構築後に、床2の開口部3へ予め配管9が固定された床部材4を取付けるようにするので、工場ラインへの負担が少なく、工場ラインを変更する必要がない。更に、上記作業を工場で行うことができるので、品質の安定化を図ることができる。 更に、床部材4の裏面側に対し、配管9の高さを梁の背高11に納めて固定するようにしているので、建物ユニット1の搬送時に邪魔になることがなく、且つ、配管9への影響も無い。
【0031】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、コイル状に巻かれた配管を床部材本体の裏面側へ固定することにより、配管が室内側へ露出しないため、内装作業などの後工程に影響を与えないようにすることができる。また、現地での棟上げ後に、いつでも床下で配管を外してヘッダーなどのガス供給部の位置まで伸ばすように施工することが可能となる。更に、現地工数を削減することができる。
【0032】
また、建物ユニットの構築後に、床の開口部へ予め配管が固定された床部材を取付けるようにするので、工場ラインへの負担が少なく、工場ラインを変更する必要がない。更に、上記作業を工場で行うことができるので、品質の安定化を図ることができる。
【0033】
更に、床部材の裏面側に対し、配管の高さを梁の背高に納めて固定するようにしているので、建物ユニットの搬送時に邪魔になることがなく、且つ、配管への影響も無い。
【0034】
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果を得ることができる。
【0035】
請求項3の発明によれば、請求項1と同様の効果を得ることができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる裏返された端床材の斜視図である。
【図2】気密試験用キャップの斜視図である。
【図3】配管を取付けた後の裏返された端床材の斜視図である。
【図4】配管を取付けた後の端床材の側面図である。
【図5】配管を取付けた後の端床材の斜視図である。
【図6】建物ユニットの部分斜視図である。
【図7】建物ユニットの底面図である。
【図8】配管を伸ばす状態を示す床下の側面図である。
【符号の説明】
1 建物ユニット
2 床
3 開口部
4 床部材
4a 床部材本体
9 配管
11 梁の背高

Claims (3)

  1. 建物ユニットの床を少なくとも部分的な分割構造として開口部が形成されるようにし、該開口部へ取付け可能な床部材本体を設けると共に、該床部材本体の裏面側に予め、コイル状に巻かれた配管が、建物ユニットの梁の背高を超えない高さに固定されたことを特徴とする床部材。
  2. 建物ユニットの床を少なくとも部分的な分割構造として開口部が形成されるようにし、該開口部へ、請求項1の床部材を取付けることを特徴とする配管設置方法。
  3. 請求項2の建物ユニットを現地へ設置した後に、床部材の裏面側から配管を外して、配管の引回しを完成することを特徴とする配管設置方法。
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