JP3643407B2 - 水生動物用飼料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、水生動物用飼料に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、乳汁からラクトフェリンを除いて得られる乳汁蛋白質の加水分解物を必須成分として含有し、水生動物の活力を長期間維持し得る水生動物用飼料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
観賞魚類、養殖魚類、養殖甲殻類等の水生動物は、経済性の観点から狭い範囲の水域において高密度で飼育されている。このような環境下では、いったん原虫、寄生虫等の寄生生物、細菌、ウィルス等の病原性微生物に水生動物が汚染された場合、その汚染は飼育群全体に蔓延し、水生動物が全滅するほどの被害を受ける場合が多々ある。
【0003】
さらに、近年普及してきた飼育水の循環方式を採用している飼育池においては、被害が全ての池に蔓延し、その根絶が極めて困難な状態となっている。特に、稚魚は感染に対する防御力が脆弱なため、その飼育環境における伝染性の寄生生物、病原性微生物等の汚染予防には細心の注意が必要とされている。
従来、病原性細菌による水生動物の感染症に対しては、種々の抗生物質が使用されているが、抗生物質は、食品衛生法の規定によりその使用が制限され、魚体内の残留が許可されないので、出荷前に一定の休薬期間を設ける等の処置を採用せざるを得ない。
【0004】
原虫、寄生虫等の寄生による水生動物の感染症の治療には、従来より、次のような技術が知られている。
▲1▼淡水浴法および濃塩水浴法(引用文献1)
▲2▼ホルマリン、氷酢酸等による薬浴法(引用文献2)
▲3▼過酸化水素による浴治療法(引用文献3)
▲4▼塩過酸化物による浴治療法(引用文献4および5)
▲5▼トリフェニルメタンの誘導体、アクリジンの誘導体等の殺生物性または防腐性の活性染料による浴治療法(引用文献6の「従来の技術」欄に開示)
▲6▼サルファ剤(引用文献7)
▲7▼ニトロフラゾン製剤(引用文献7)
▲8▼有機リン製剤(引用文献7)
▲9▼キノリン誘導体、第4級アンモニウム塩、銀の塩、銅の塩、金属コロイド、ニトロフラゾン類、ニトロチアゾ−ル類等の抗寄生生物活性物質による浴治療法(引用文献6の「従来の技術」欄に開示)
一方、種々の食品蛋白質は古くから家畜用飼料に利用されていた。近年、食品蛋白質の加水分解物が様々な生理作用を有することが明らかにされ、それら分解物を家畜用飼料に使用することが提案されている(引用文献8)。また、食品蛋白質は、養殖水生動物用飼料にも配合されている。乳汁から得られるカゼイン、乳清蛋白質(ホエ−)または脱脂粉乳そのものは、養殖水生動物用飼料の蛋白栄養源として使用されている(引用文献9)。
【0005】
家畜用飼料同様、養殖水生動物用飼料に食品蛋白質の分解物を使用した例も知られている。例えば、カゼインカルシウムを蛋白分解酵素で処理して得られる分子量1000〜5000のカゼインカルシウムペプチドを主成分とする分解物は、栄養学的に、アミノ酸の吸収およびカルシウム等のミネラルの吸収に優れた特性を有することから、養魚用飼料に配合することが提案されている(引用文献10)。
【0006】
また、ラクトフェリンは、乳清に含まれる蛋白質であり、各種微生物に対して静菌作用および殺菌作用を示すことは公知であり、飲食品、医薬品、化粧品、飼料等に利用されており(引用文献11〜19)、養殖水生動物の病原菌感染症予防および治療にも使用されている(引用文献20)。ラクトフェリンを蛋白分解酵素で加水分解した分解物、この分解物から分離されるペプチド、およびそれらを合成して得られるペプチドの生理効果は、この発明の発明者らにより広く検討されてきており、抗菌活性(引用文献21〜25)も明らかにされており、これらの物質を養殖水生動物の感染症予防および治療への応用することが提案されている。例えば、引用文献23の実施例13には、細菌およびウィルスに対しての予防および治療剤が開示されており、この発明の出願人は、先にラクトフェリン類、ラクトフェリン類の加水分解物、この加水分解物から分離されたペプチド、これらのペプチドと同一のアミノ酸配列を有する合成されたペプチドまたはこれらの2以上の混合物の寄生虫に対する予防および治療剤を出願している(引用文献26。以下先願と記載する)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
水生動物への寄生生物の寄生、病原性の細菌、ウィルス等による感染症を予防すること、またこれらの感染症を有効に治療することは、水産業界およびペット業界にとって極めて重要であり、そのための種々の予防法および治療法が前記のとおりすでに実施あるいは提供されている。しかしながら、さらに一歩進んで、摂取することにより水生動物の活力が長期間維持できる飼料、すなわち、水生動物が日常摂取していれば感染症に陥りにくくなる飼料を開発することの方が抜本的であり、そのための飼料が待望されていた。
【0008】
この発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、水生動物の活力を長期間維持し得る水生動物用飼料を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この出願の出願人の研究所では、先願出願後も、ラクトフェリンを除去した後の乳汁蛋白質の有効利用について鋭意研究を継続していたが、ラクトフェリンを実質的に含まない乳汁蛋白質の加水分解物が、意外にも水生動物の活力を長期間維持し得ることを見い出し、この発明を完成させた。
【0010】
すなわち、この発明は、上記の課題を解決するものとして、実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物を必須成分として含有する水生動物用飼料を提供する。
また、この発明の水生動物用飼料においては、上記加水分解物が、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物であること、および加水分解物が少なくとも0.01%(重量。以下、特に断りのない限り同じ)含有されていることを望ましい態様としてもいる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の飼料を適応することのできる水生動物は、例えばウナギ、フナ、ブリ(ハマチ)、マダイ、クロダイ、ヒラメ、ギンザケ、ニジマス、コイ、アユ、マアジ、シマアジ、フグ、カンパチ、ティラピア、スズキ、アマゴ、ヤマメ、イワナ、ドジョウ、カワハギ等の養殖魚類、エビ、カニ等の甲殻類、錦鯉、金魚、熱帯魚等の観賞魚類等である。
【0012】
この発明に使用する実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物は、哺乳動物(例えば、ヒト、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ウマ、水牛等)の初乳、移行乳、常乳、末期乳等、またはこれらの乳の処理物である脱脂乳、乳清等からラクトフェリンを除去した残渣のカゼイン等による加水分解物であり、特に乳清からラクトフェリンを除去した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物が望ましい。
【0013】
乳汁または乳清からラクトフェリンを除去する方法は、公知のいずれの方法であってもよく、例えば、乳汁または乳清をイオン交換樹脂に通し、ラクトフェリンを樹脂に吸着させラクトフェリンを除去する方法、乳汁または乳清をヘパリン樹脂に通し、ラクトフェリンを樹脂に吸着させラクトフェリンを除去する方法、乳汁または乳清をラクトフェリンに対する抗体を結合させた樹脂に通し、ラクトフェリンを樹脂に吸着させラクトフェリンを除去する方法等がある。
【0014】
ラクトフェリンを除去した乳汁または乳清を濃縮し、噴霧乾燥装置または凍結乾燥装置を用いて粉末化することにより、実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質粉末または乳清蛋白質粉末を得ることができる。
この発明に使用する実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質または乳清蛋白質の加水分解物は、前記の乳汁蛋白質粉末または乳清蛋白質粉末を常法により酸または蛋白分解酵素により加水分解して得られるペプチド混合物であり、製造の態様を例示すれば、次のとおりである。
【0015】
酸による加水分解は、前記蛋白質粉末を0.1〜20%、望ましくは5〜15%の濃度で水または精製水等に溶解または懸濁し、得られた溶液に塩酸、リン酸等の無機酸、またはクエン酸等の有機酸を添加し、溶液のpHを1〜4、望ましくは2〜3に調整する。次いで、このようにして得られた溶液を、調整されたpHに応じて適当な温度で所定時間加熱して加水分解する。例えば、pHが1〜2に調整された場合には80〜130℃、望ましくは90〜120℃で、pHが2〜4に調整された場合には100〜130℃、望ましくは100〜120℃で、それぞれ1〜120分間、望ましくは5〜60分間加熱する。
【0016】
酵素により加水分解する場合には、前記蛋白質粉末を0.5〜20%、望ましくは5〜15%の濃度で水または精製水等に溶解または懸濁し、得られた溶液を使用酵素の至適pHに調整して加水分解する。使用する酵素には特に制限はなく、市販の酵素、例えば、パンクレアチンF(商標。天野製薬社製。至適pH8.0)、ビオプラーゼSP−20(長瀬生化学工業社製。至適pH8.0)、パパインW−40(天野製薬社製。至適pH8.0)、プロテア−ゼN「アマノ」(商標。天野製薬社製。至適pH7.0〜8.0)、アクチナ−ゼAS(商標。科研製薬。至適pH7.0〜8.0)、アマノA(商標。天野製薬社製。至適pH7.0)、トリプシン(ノボ社製。至適pH8.0)、モルシンF(商標。盛進製薬社製。至適pH2.5〜3.0)、豚ペプシン(和光純薬社製。至適pH2〜3)、スミチ−ムAP(商標。新日本化学工業社製。至適pH3.0)、アマノM(商標。アマノ製薬社製。至適pH3.0)等を単用または任意に併用するが、中性から微アルカリ性領域では、特にパンクレアチンF、トリプシン、パパイン、ビオプラーゼSP−20、プロテア−ゼN「アマノ」、酸性領域では、特に豚ペプシン、スミチ−ムAPが望ましい。前記の酵素の他に、例えば、市販のエキソペプチダ−ゼを含有する醤油酵素(田辺製薬社製)を組み合わせて使用することもできる。使用する酵素の量は、基質に対して0.1〜5.0%の範囲、特に、0.5〜3.0%が望ましい。
【0017】
酵素による加水分解は、具体的には、前記蛋白質粉末の溶液のpHを調整し、前記の酵素を適量添加し、得られた溶液の温度を15〜55℃、望ましくは30〜50℃で30〜600分間、望ましくは60〜300分間保持して加水分解する。次いで溶液をそのまま、または中和し、酵素を常法により加熱失活する。
これらの酸または酵素を用いる方法によって得られた反応液をそのまま濃縮して液状、または濃縮後乾燥して粉末とすることができる。
【0018】
なお、以上の加水分解条件は厳密なものではなく、製造コスト、例えば、温度、時間、酸または酵素の種類および量、反応装置(加圧の有無)等を考慮して適宜設定することができる。
以上の方法によって得られた、実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質または乳清蛋白質の加水分解物は、種々の分子量を有するペプチドの混合物であり、加水分解の分解率は、ホルモ−ル滴定法により測定した分解度が6〜40%、特に10〜30%の範囲が望ましい。
【0019】
この発明において、前記の実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質および乳清蛋白質の各々の加水分解物は、任意の割合で混合して使用することもでき、0.01〜20%、望ましくは0.1〜10%の範囲で水生動物用飼料に添加、配合できる。
この発明において、前記の実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質および/または乳清蛋白質の加水分解物は、通常水生動物の飼料として用いられる各種成分とともに、ペレット飼料、顆粒飼料、粉末飼料、錠剤化飼料、粉砕飼料、押出飼料、膨脹飼料、ペ−スト状飼料、懸濁液状飼料、ゲル状飼料、フィルム状飼料、微粒子飼料、フロック飼料、アスピック飼料等の各種の形態に、常法により加工される。
【0020】
次に試験例を示してこの発明をさらに詳しく説明する。
試験例1
この試験は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を含有する飼料のマダイ白点病に対する予防効果を調べるために行なった。
1)試験対象
マダイ1才魚(魚体重40〜70g)100尾を用いた。
2)試験方法
前記マダイを50尾ずつ2群に分け、一方に対照飼料を、他方に試験飼料を、乾燥重量でそれぞれ1日当たり魚体重の0.4%の割合で給餌し、毎年白点病が多発する池において水温約24℃で1か月飼育し、飼育開始後15日、20日、25日および30日に各群の白点病による斃死尾数を計数して試験した。対照飼料および試験飼料は、次のとおりである。
対照飼料:市販のウナギ養殖用飼料(C社製)
試験飼料:市販のウナギ養殖用飼料(C社製)に1.0%の割合で参考例2と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
3)試験結果
この試験の結果は、表1に示したとおりである。表1から明らかなように、斃死尾数が、対照群では25日から急増し、30日では全部が斃死したのに対して、試験群ではいずれの飼育日数においても2尾であり、顕著に斃死尾数が少なかった。この結果は、試験飼料の摂取が白点病の感染を防止したことを立証している。なお、実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物および他の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を含有する飼料についてもほぼ同様の結果が得られた。
【0021】
【表1】
【0022】
試験例2
この試験は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物の有効量を決定するために行なった。
1)試験対象
マダイ1才魚(魚体重30〜70g)400尾を用いた。
2)試験方法
前記マダイを50尾ずつ8群に分け、次に示した飼料をそれぞれ1日当たり魚体重の1.0%の割合で給餌し、水温約24℃で1か月間飼育した。その後、各群にそれぞれマ−カ−を付けた白点病感染魚数尾を加え白点病に感染させ、前記と同じ条件でさらに飼育を継続した。白点病感染魚を加えた後、5日、10日、15日および20日に各群の斃死尾数を計数して試験した。なお、この試験に使用した市販のウナギ養殖用飼料および乳清蛋白質の分解物は、試験例1と同一のものである。
第1群(対照群):市販飼料。
第2群:市販飼料に0.001%の割合で実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
第3群:市販飼料に0.01%の割合で実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
第4群:市販飼料に0.1%の割合で実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
第5群:市販飼料に1.0%の割合で実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
第6群:市販飼料に5.0%の割合で実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
第7群:市販飼料に10.0%の割合で実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
第8群:市販飼料に20.0%の割合で実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
3)試験結果
この試験の結果は、表2に示すとおりである。表2から明らかなように、白点病感染魚添加20日後の斃死尾数が、第1群では50尾であるのに対して第2群では46であり、対照である第1群とほぼ同等であった。これに対して第3群〜第8群における白点病感染魚添加20日後の斃死尾数は、顕著に減少した。第3群および第8群における白点病感染魚添加20日後の斃死尾数は、第4群〜第7群のそれらよりも若干多いが、第1群および第2群のそれらよりも斃死尾数は顕著に少なかった。
【0023】
この結果から、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を0.01%〜20%、望ましくは0.1〜10%の割合で含有する飼料で飼育することにより、白点病の蔓延を防止し得ることが明らかになった。なお、他の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物および実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料についてもほぼ同様の結果が得られた。
【0024】
【表2】
【0025】
試験例3
この試験は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質および乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料のマダイイリドウイルス感染症に対する予防効果を調べるために行った。
1)試験対象
マダイ(平均体重15.3g)200尾を用いた。
2)試験方法
前記マダイを50尾ずつ4群に分け、1群に対照飼料を、残り3群にそれぞれ異なる3種類の試験飼料を1日当たり魚体重の5%の割合で1か月間給餌した。その後、イリドウイルス液(感染マダイの脾臓抽出液を0.45μmフィルターで濾過した濾液)を200μlずつ腹腔内投与し、10日間斃死尾数を計数して試験した。なお、対照飼料および試験飼料は、次のとおりである。
【0026】
対照飼料 :市販のマダイ養殖用飼料(A社製)
試験飼料(1):市販のマダイ養殖用飼料(A社製)に1.0%の割合で参考例2と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
試験飼料(2):市販のマダイ養殖用飼料(A社製)に1.0%の割合で参考例3の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
【0027】
試験飼料(3):市販のマダイ養殖用飼料(A社製)に1.0%の割合で参考例1と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物を添加。
3)試験結果
この試験の結果は、表3に示すとおりである。表3から明らかなように、対照飼料給餌群では45尾斃死したのに対して、試験飼料(1)給餌群では20尾、試験飼料(2)給餌群では18尾、および試験飼料(3)給餌群では22尾が斃死したに過ぎなかった。これらの結果は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質および乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料の摂取がイリドウイルスの感染を防止したことを立証している。なお、加水分解物の種類を変更して試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0028】
【表3】
【0029】
試験例4
この試験は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質および乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料のニジマスのVibrio anguillarum感染症に対する予防効果を調べるために行った。
1)試験対照
ニジマス(平均体重4g)200尾を用いた。
2)試験方法
前記ニジマスを50尾ずつ4群に分け、1群に対照飼料を、残り3群にそれぞれ異なる3種類の試験飼料を1日当たり魚体重の20%の割合で1か月間給餌した。その後、28×107 CFUの力価のVibrio anguillarum液を50μlずつ静脈投与し、その後10日間、斃死尾数を計数して試験した。なお、対照飼料および試験飼料は、次のとおりである。
【0030】
対照飼料 :市販のニジマス養殖用飼料(A社製)
試験飼料(1):市販のニジマス養殖用飼料(A社製)に1.0%の割合で参考例2と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
試験飼料(2):市販のニジマス養殖用飼料(A社製)に1.0%の割合で、参考例3の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
【0031】
試験飼料(3):市販のニジマス養殖用飼料(A社製)に1.0%の割合で参考例1と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物を添加。
3)試験結果
この試験の結果は、表4に示すとおりである。表4から明らかなように、対照飼料給餌群では31尾斃死したのに対して、試験飼料(1)給餌群では11尾、試験飼料(2)給餌群では9尾、および試験飼料(3)給餌群で13尾が斃死したに過ぎなかった。これらの結果は、ラクトフェリンを含まない乳清蛋白質および乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料の摂取がVibrio anguillarum感染を防止したことを立証している。なお、加水分解物の種類を変更して試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0032】
【表4】
【0033】
試験例5
この試験は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質および乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料のエビのRV−PJウイルス感染症に対する予防効果を調べるために行った。
1)試験対象
車エビ(平均体重22g)200尾を用いた。
2)試験方法
前記車エビを50尾ずつ4群に分け、1群に対照飼料を、残り3群にそれぞれ異なる3種類の試験飼料を、1日当たりエビ体重の2%の割合で1か月間給餌した。その後、Rod shaped virus-Penaeus japonicus(RV−PJ)ウイルス液(感染エビの中腸腺周辺の抽出液を0.45μmフィルターで濾過した濾液)を80倍希釈し、尾部筋肉内に100μlずつ注入し、その後7日間、斃死尾数を計数した。なお、対照飼料および試験飼料は、次のとおりである。
【0034】
対照飼料 :市販の車エビ養殖用飼料(B社製)
試験飼料(1):市販の車エビ養殖用飼料(B社製)に1.0%の割合で参考例2と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
試験飼料(2):市販の車エビ養殖用飼料(B社製)に1.0%の割合で参考例3の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
【0035】
試験飼料(3):市販の車エビ養殖用飼料(B社製)に1.0%の割合で参考例1と同一の方法により製造したラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物を添加。
3)試験結果
この試験の結果は、表5に示すとおりである。表5から明らかなように、対照飼料給餌群では32尾斃死したのに対して、試験飼料(1)給餌群では9尾、試験飼料(2)給餌群では10尾、および試験飼料(3)給餌群で8尾が斃死したに過ぎなかった。これらの結果は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質および乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料の摂取がRV−PJウイルスの感染を防止したことを立証している。なお、加水分解物の種類を変更して試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0036】
【表5】
【0037】
試験例6
この試験は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質および乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料のエビのVibrio vulnificus 感染症に対する予防効果を調べるために行った。
1)試験対象
ウシエビ(平均体重20g)200尾を用いた。
2)試験方法
前記ウシエビを50尾ずつ4群に分け、1群に対照飼料を、残り3群にそれぞれ異なる3種類の試験飼料を、1日当たりエビ体重の2%の割合で1か月間給餌した。その後、ウシエビをVibrio vulnificus 5×107 CFU/mlの海水に12時間浸し、7日間斃死尾数を計数した。なお、対照飼料および試験飼料は、次のとおりである。
【0038】
対照飼料 :市販のウシエビ養殖用飼料(B社製)
試験飼料(1):市販のウシエビ養殖用飼料(B社製)に1.0%の割合で参考例2と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
試験飼料(2):市販のウシエビ養殖用飼料(B社製)に1.0%の割合で参考例3の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を添加。
【0039】
試験飼料(3):市販のウシエビ養殖用飼料(B社製)に1.0%の割合で参考例1と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物を添加。
3)試験結果
この試験の結果は、表6に示すとおりである。表6から明らかなように、対照飼料給餌群では40尾斃死したのに対して、試験飼料(1)給餌群では10尾、試験飼料(2)給餌群では12尾、および試験飼料(3)給餌群で7尾が斃死したに過ぎなかった。これらの結果は、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質および乳汁蛋白質の加水分解物を含有する飼料の摂取がVibrio vulnificus 感染を防止したことを立証している。なお、加水分解物の種類を変更して試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0040】
【表6】
【0041】
参考例1(酸分解による分解物の製造方法)
脱脂牛乳10リットルに0.003M塩化第二鉄を含む0.1Mクエン酸ナトリウム溶液(炭酸水素ナトリウムにてpHを8.0に調整)1リットルを添加し、十分混和した。次いで、CM−Sephadex・C−50樹脂(H+型)(ファルマシア社製)1リットルを添加し、約1時間撹拌し、のち樹脂を除去した。得られた処理乳を限外濾過により縮液し、凍結乾燥し、実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質約250gを得た。
【0042】
前記乳汁蛋白質100gを精製水1リットルに懸濁し、よく撹拌しながら6Mの塩酸を添加してpHを2に調整し、次いで120℃で1時間加熱した。冷却後、1Mの水酸化ナトリウムを添加してpHを7に調整し、濾過し、脱塩し、凍結乾燥し、実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の分解物の粉末約40gを得た。
参考例2(酵素分解による分解物の製造方法)
牛乳由来乳清10リットルを、0.1Mクエン酸ナトリウム緩衝液pH6.5で平衡化したCM−Sephadex・C−50樹脂(ファルマシア社製)2リットルを充填したカラム内を、4℃で24時間循環させた。次いで、限外濾過で濃縮し、これを凍結乾燥し、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質約100gを得た。
【0043】
前記乳清蛋白質100gを精製水1リットルに溶解し、1Mの水酸化ナトリウムを添加してpHを8.0に調整し、90℃で10分間加熱殺菌し、45℃に調整し、パンクレアチンF(天野製薬社製)2gおよびプロテア−ゼN「アマノ」(天野製薬社製)4gを添加し、45℃で24時間酵素加水分解し、のち90℃で5分間加熱して酵素を加熱失活し、冷却し、濾過により沈殿物を除去し、凍結乾燥し、実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の分解物の粉末約35gを得た。
参考例3(酵素分解による分解物の製造方法)
前記参考例2と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質100gを精製水1リットルに溶解し、2Mのクエン酸を添加してpHを2.5に調整し、豚ペプシン(和光純薬工業社製)3gを添加して均一に混合し、37℃に180分間保持し、のち中和し、85℃で10分間加熱して酵素を失活させ、冷却し、凍結乾燥し、凍結乾燥粉末約95gを得た。
参考例4(酵素分解による分解物の製造方法)
前記参考例3と同一の方法で調製した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の分解物50gを精製水0.5リットルに溶解し、2Mのクエン酸を添加してpHを3.5に調整し、スミチ−ムAP(新日本化学工業社製)1.5gを添加して均一に混合し、50℃に180分間保持し、中和し、85℃で10分間加熱して酵素を失活させ、冷却し、凍結乾燥し、凍結乾燥粉末約45gを得た。
【0044】
【実施例】
実施例1
参考例1と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物0.1kg、ウナギ用粉末飼料(中部飼料社製)1kgおよびミンチした冷凍魚1kgを均一に混合し、グランイダ−(三菱電気社製)を用いて造粒し、混合型モイスペレット飼料約2kgを得た。
実施例2
ウナギ用粉末飼料(中部飼料社製)2kgに、参考例2と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物0.02kgを添加し、0.2リットルの水を加えて均一に混練し、ウナギ用粉末飼料約2kgを得た。
実施例3
参考例3と同一の方法により製造した実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物1g、鶏卵500g、アサリエキス(理研ビタミン社製)100g、アミエキス(理研ビタミン社製)50g、グルコ−ス(昭和産業社製)100g、デキストリン(昭和産業社製)100g、スケトウタラ肝油(理研ビタミン社製)50g、アミノ酸混合物(味の素社製)50g、ミネラル混合物(和光純薬工業社製)50gおよびビタミン混合物(理研ビタミン社製)50gを均一に混合し、10%の濃度でゼイン(和光純薬工業社製)を含む60%エタノ−ル0.1リットルと均一に混合し、常法により凍結乾燥し、粉砕微粉化し、マイクロカプセル化粒子飼料約1kgを得た。
実施例4
実質的にラクトフェリンを含まない
乳汁蛋白質の加水分解物 :0.5(kg)
(参考例3と同一の方法により製造)
実質的にラクトフェリンを含まない
乳清蛋白質の加水分解物 :0.5
(参考例4と同一の方法により製造)
魚粉 :5.0
イカミ−ル :3.0
市販ビタミンミックス :0.5
市販ミネラルミックス :0.3
イカ肝油 :0.2
フィ−ドオイル :0.1
大豆レシチン :0.2
水 :15リットル
前記各原料を均一に混合し、以下常法により噴霧乾燥し、流動造粒乾燥し、微粒子飼料約9kgを得た。
【0045】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この発明は、実質的にラクトフェリンを含まない乳汁蛋白質の加水分解物を必須成分として含有する水生動物用飼料であり、この発明によって次の効果が奏せられる。
1)水生動物の活力を長期間維持することができる。
2)水生動物の活力を長期間維持することができることから、感染症などの治療を必要とする機会が少なくなる。
3)抗生物質のように使用期間に制限がない。
【0046】
<引 用 文 献>
1)江草周三著、「魚の感染症」、第468ペ−ジ及び第472ペ−ジ、恒星社厚生閣、昭和59年
2)小華和忠ら編、「動物用医薬品・飼料添加物・新飼料の有用性評価法」、第60ペ−ジ、フジ・テクノシステム、昭和52年
3)特開平1−317346号公報
4)小華和忠ら編、「動物用医薬品・飼料添加物・新飼料の有用性評価法」、第59ペ−ジ、フジ・テクノシステム、昭和52年
5)魚病研究、第1巻、第2号、第48〜53ペ−ジ、1967年
6)特開平4−235912号公報
7)沢田実ら編、「1991年版 動物用医薬品用具要覧」、社団法人日本動物薬事協会、1991年
8)特開昭61−277630号公報
9)米康夫編、「養魚飼料−基礎と応用」、第129ペ−ジ、恒星社厚生閣、昭和60年
10)特開平6−62765号公報
11)特開平3−330130号公報
12)特開昭61−83131号公報
13)ジャパン・フ−ド・サイエンス、第27巻、第1号、第25〜34ペ−ジ、1988年
14)サイエンス(Science) 、第197巻、第263〜265ペ−ジ、1977年
15)エ−・エフ・ウイリアムス及びジェ−・ディ−・バウム(A. F. Williams & J. D. Baum) 編、「ヒュ−マン・ミルク・バンキング (Human Milk Ban king) 」、ネッスル・ニュ−トリション・ワ−クショップ・シリ−ズ(Nes tle Nutrition Workshop Series ) 、第5巻、第133〜143ペ−ジ、レ−ベン・プレス・ブックス社(Reven Press Books Ltd.)、1984年
16)デイリ−・サイエンス・アブストラクツ(Dairy Science Abstracts) 、第30巻、第9号、第500ペ−ジ[3210]、1968年
17)日本小児科学会雑誌、第88巻、第7号、第1581〜1582ペ−ジ、「A−43」、1984年
18)ザ・ジャ−ナル・オブ・インフェクシャス・ディ−ジス(The Journal of Infectious Disease) 、第153巻、第2号、第232〜237ペ−ジ、1986年
19)フランス国特許第2,596,986号明細書、1987年
20)特開平5−92927号公報
21)特開平5−78392号公報
22)特開平5−92994号公報
23)特開平5−148295号公報
24)特開平5−148296号公報
25)特開平5−148297号公報
26)特開平7−145069号公報
Claims (2)
- 実質的にラクトフェリンを含まない乳清蛋白質の加水分解物を必須成分として含有する水生動物用飼料。
- 加水分解物が、少なくとも0.01%(重量)含有されている請求項1の水生動物用飼料。
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Family Applications (1)
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JP17923595A Expired - Fee Related JP3643407B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-07-14 | 水生動物用飼料 |
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JP (1) | JP3643407B2 (ja) |
-
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