JP3643258B2 - フライス加工装置 - Google Patents

フライス加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3643258B2
JP3643258B2 JP12232599A JP12232599A JP3643258B2 JP 3643258 B2 JP3643258 B2 JP 3643258B2 JP 12232599 A JP12232599 A JP 12232599A JP 12232599 A JP12232599 A JP 12232599A JP 3643258 B2 JP3643258 B2 JP 3643258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
shaft
bearing portion
milling
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12232599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000308913A (ja
Inventor
正明 宮内
保雄 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP12232599A priority Critical patent/JP3643258B2/ja
Publication of JP2000308913A publication Critical patent/JP2000308913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3643258B2 publication Critical patent/JP3643258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば左右一対の部品の側面フライスやすり割り加工を行うためのフライス加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車両用部品であるナックル等の左右一対の部品の側面を同時に加工する装置として、例えば本出願人の提案に係る特開昭9―225721号のように、装置の中央部にドライブ伝達機構を設け、このドライブ伝達機構から左右に張出す工具軸にフライス工具を装着するような装置が知られている。
そして単一の駆動源から中央部のドライブ伝達機構を通して左右の工具軸に回転を伝達し、一対のワークを同時に加工するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなフライス加工装置では、例えば左右のワークのピッチ間隔を狭くして加工したいような時でも、中央にドライブ伝達機構が存在するため、あまり狭く設定することが出来ず、ピッチ間隔が広いものしか加工できないという問題があった。
【0004】
そこで本発明は、左右のワークのピッチ間隔が狭い場合でも適用することが出来、またフライス工具の交換を容易に出来るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、センタ軸受部を中心にして左右一対の工具軸が同一直線上に設けられ、各工具軸にフライス工具が装着されるとともに、各工具軸を単一の駆動源によって回転駆動するようにしたフライス加工装置において、工具軸のそれぞれの外側端部にアウタ軸受部を設け、駆動源の動力をそれぞれのアウタ軸受部を通して各工具軸に伝達するようにした。
【0006】
このように左右一対の工具軸を、中央のセンタ軸受部と外側のアウタ軸受部によって軸受けするとともに、駆動源の動力を左右に分配してアウタ軸受部から伝達するようにすれば、中央のセンタ軸受部を軸受機能を持たせるだけのシンプルな形態で小型化することが出来、左右のピッチ間隔を狭く設定して加工することが可能となる。
【0007】
また本発明では、工具軸の一端側をセンタ軸受部に対して結合・切離し自在にし、工具軸とセンタ軸受部を切離した状態でアウタ軸受部と工具軸が、工具軸方向に沿って移動可能となるようにした。
【0008】
こうすることで、例えばフライス工具の交換等を行う時は、各工具軸の一端側とセンタ軸受部の結合を切離し、センタ軸受部から遠ざかる方向に工具軸を移動させれば、工具軸からフライス工具を取外したり、取付けたりする作業を容易に行うことが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本フライス加工装置を正面から見た断面図で、図3のA−A線断面に対応する縦断面図、図2はスピンドルモータの出力軸部分の水平断面図、図3はスピンドルモータの出力軸部分の側面図、図4は、各種フライス工具の装着例を示す説明図である。
【0010】
本発明に係るフライス加工装置は、例えば車両の足回り部品であるナックル等の左右対称部品の側面を同時に加工する装置として構成され、ワークの種類に対応して左右のピッチ間隔が狭い場合でも加工できるようにされ、またフライス工具の交換を容易に行えるようにされている。
【0011】
すなわち、本フライス加工装置1は、図1に示すように、テーブル2の中央部に取り付けられる駆動源としての単一のスピンドルモータ3と、このスピンドルモータ3の駆動力を左右に分配する分配機構4と、分配された駆動力をそれぞれの工具軸5に伝達する左右一対のアウタ軸受部6と、工具軸5の内側端部を軸受けするセンタ軸受部7と、各工具軸5に装着されるフライス工具8を備えており、スピンドルモータ3の回転を分配機構4とアウタ軸受部6を介して左右の工具軸5に伝達し、各フライス工具8で左右対称の一対部品を同時に加工するようにされている。
【0012】
前記分配機構4は、図2及び図3に示すように、スピンドルモータ3の出力軸3aに取り付けられるベベルギヤ10と、このベベルギヤ10の回転を、アイドルギヤ12に伝達するギヤ軸11と、アイドルギヤ12に噛合する被動ギヤ13(図1、図3)を備えており、この被動ギヤ13は、前記アウタ軸受部6や工具軸5の真下に平行に配設される動力分配軸14の中央部に、キー部材15を介して取り付けられている。
【0013】
そしてこの動力分配軸14の両端部には、図1に示すように、可動軸受部16が設けられ、この可動軸受部16には、キー部材17を介して動力分配軸14に取り付けられる伝達ギヤ18と、この伝達ギヤ18の周囲で動力分配軸14を回転自在に軸受けする軸受ハウジング19が設けられている。
そしてこの軸受ハウジング19は、テーブル2のガイドレール20に沿って左右に移動自在な可動台21に取り付けられており、また、以下に述べるアウタ軸受部6の軸受ハウジング22と一体に結合されている。
【0014】
前記アウタ軸受部6は、前記可動軸受部16の軸受ハウジング19に固定される軸受ハウジング22と、この軸受ハウジング22に対して回転自在に軸受けされる支持筒23と、この支持筒23の外周部に固定されるギヤ24を備えており、このギヤ24が前記可動軸受部16の伝達ギヤ18に噛合するとともに、前記支持筒23の一端側には、筒状の前記工具軸5が固定されている。
【0015】
そして、前記支持筒23と工具軸5の筒内には、工具締付軸25が挿通され、この工具締付軸5の先端には、センタ軸受部7の結合部材26の雌ネジに結合するための雄ネジが設けられており、また工具締付軸5の反対側には、締付ハンドル27が取付可能にされている。
【0016】
そして、センタ軸受部7の結合部材26は、軸受ハウジング35に回転自在に軸受けされる筒部材36の左右両端部に固定され、これら結合部材26に左右の工具締付軸25の先端がねじ込まれている。
また、各工具軸5の外面には、キー部材28を介して前記フライス工具8とスペーサ31がセンタ軸受部7を中心に左右対称形状に嵌着されている。
【0017】
前記可動台21には、送り機構が設けられている。この送り機構は、テーブル2の端部に取り付けられるネジ軸支持部材32と、このネジ軸支持部材32のネジ孔を挿通する送りネジ軸33を備えており、この送りネジ軸33の先端が、可動台21の雌ネジ孔に螺合するとともに、送りネジ軸33の基端部に送りハンドル34が装着されている。
【0018】
以上のようなフライス加工装置1において、スピンドルモータ3の回転は被動ギヤ13を通して動力分配軸14に伝達され、この動力分配軸14の回転は、左右の可動軸受部16の伝達ギヤ18から左右のアウタ軸受部6のギヤ24を通してそれぞれの工具軸5に伝達される。
このため、左右の工具軸5は同期して回転し、例えば図4(a)に示すような左右のナックルWの側面フライス加工を同時に行うことが出来る。
【0019】
ところで、ナックルWの形態が異なるような場合は、適切なフライス工具8に交換する必要があるが、次にフライス工具8の交換要領について説明する。
【0020】
フライス工具8を交換する時は、まず工具締付軸25の締付ハンドル27を操作して、工具締付軸25の先端を結合部材26から切離す。
そして、工具締付軸25と結合部材26が切離されると、送りネジ軸33の送りハンドル34を回転させて可動台21を外側方向に後退させる。
【0021】
すると、可動台21と一体の可動軸受部16とアウタ軸受部6は共に移動し、工具軸5の先端がセンタ軸受部7から離脱する。
このため、工具軸5の外面に嵌着するフライス工具8とスペーサ31を容易に交換することが出来る。
【0022】
そして適切なフライス工具8とスペーサ31に交換した後、送りネジ軸33の送りハンドル34の操作によって可動台21を前進させ、工具軸5の先端をセンタ軸受部7の結合部材26の凹部内に嵌合させるとともに、工具締付軸25を締付けて先端のネジ部を結合部材26に結合する。
【0023】
以上のような要領で、フライス工具8を簡単に交換することが出来るが、例えば図4(a)に示す左右のナックルWのピッチ間隔を、より狭くして加工したい場合は、図4(b)に示すように左右のフライス工具8とスペーサ31を交換して、フライス工具8の間隔を狭めて加工する。
また、これより更にピッチ間隔を狭める時は、図4(c)に示すような形態のフライス工具8とスペーサ31に交換すれば、最小限、センタ軸受部7の幅程度のピッチ間隔まで狭めることが出来る。そしてセンタ軸受部7の幅は、動力伝達の機能がないため、従来に較べて大幅に狭くすることが可能であり、この結果、従来に較べて加工範囲を広げることが出来る。
【0024】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば、取り扱うワークの種類等は任意であり、また加工の態様は側面フライス以外のすり割り加工等でも良い。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るフライス加工装置は、センタ軸受部を中心にして左右一対の工具軸が同一直線上に設けられるフライス加工装置において、工具軸のそれぞれの外側端部にアウタ軸受部を設け、駆動源の動力をそれぞれのアウタ軸受部を通して各工具軸に伝達するようにしたため、左右のワークのピッチ間隔が狭いような時でも加工することが出来る。
また、工具軸とセンタ軸受部が離脱した状態でアウタ軸受部と工具軸が、工具軸方向に沿って移動可能となるようにすれば、フライス工具の交換作業を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本フライス加工装置を正面から見た断面図で、図3のA−A線断面に対応する縦断面図
【図2】スピンドルモータの出力軸部分の水平断面図
【図3】スピンドルモータの出力軸部分の側面図
【図4】各種フライス工具の装着例を示す説明図
【符号の説明】
1…フライス加工装置、3…スピンドルモータ、5…工具軸、6…アウタ軸受部、7…センタ軸受部、8…フライス工具、21…可動台。

Claims (2)

  1. センタ軸受部を中心にして左右一対の工具軸が同一直線上に設けられ、各工具軸にフライス工具が装着されるとともに、各工具軸を単一の駆動源によって回転駆動するようにしたフライス加工装置であって、前記工具軸のそれぞれの外側端部にアウタ軸受部を設け、前記駆動源の動力をそれぞれのアウタ軸受部を通して各工具軸に伝達するようにしたことを特徴とするフライス加工装置。
  2. 請求項1に記載のフライス加工装置において、前記工具軸の一端側は前記センタ軸受部に対して結合・切離し自在にされ、工具軸とセンタ軸受部を切離した状態で前記アウタ軸受部と工具軸は、工具軸方向に沿って移動可能にされることを特徴とするフライス加工装置。
JP12232599A 1999-04-28 1999-04-28 フライス加工装置 Expired - Lifetime JP3643258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12232599A JP3643258B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 フライス加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12232599A JP3643258B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 フライス加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000308913A JP2000308913A (ja) 2000-11-07
JP3643258B2 true JP3643258B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=14833184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12232599A Expired - Lifetime JP3643258B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 フライス加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3643258B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002346870A (ja) * 2001-05-22 2002-12-04 Tokyo Seimitsu Co Ltd ツインスピンドル型切削装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000308913A (ja) 2000-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2353757A1 (en) Method of boring work by 5-axis machining double-housing machine tool and 5-axis machining double-housing machine tool
JP4326424B2 (ja) センタリングマシン
KR20080003628U (ko) 방전가공용 전극의 클램핑장치
CN110712040B (zh) 电机壳钻孔攻丝设备
JP2009072842A (ja) 加工方法及び加工装置
EP1055475A2 (en) Multi-spindle machine tool
KR100859349B1 (ko) 각도조절이 가능한 앵글헤드
JP3643258B2 (ja) フライス加工装置
JP2011079085A (ja) 多軸ヘッド
CN216228168U (zh) 大型工件旋转加工用工装
US4412443A (en) Roller forming machine with lengthwise adjustable heads
KR100363187B1 (ko) 공작기계용 작업지그
CN114042976A (zh) 一种用于冶金行业轧辊加工高效率三导轨重型螺纹铣床
JP3621748B2 (ja) 割出し装置
JP2001252825A (ja) 多軸タップ加工装置
CN212169237U (zh) 一种可调节转向机齿条加工装置
CN216681732U (zh) 一种可转位磨削夹具
JP4503737B2 (ja) 旋盤のフライスホルダ
JPH09225721A (ja) フライス加工装置
CN210025080U (zh) 一种小空间松紧螺丝工具
CN218556267U (zh) 一种用于超长细轴加工的v型稳定架
CN219005055U (zh) 一种全自动多角度焊接机床
CN210997508U (zh) 一种精铣床
CN217799042U (zh) 一种激光切管机用后卡盘
CN210254935U (zh) 一种数控机床刀具快速修复装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term