JP3643206B2 - 圧電アクチュエータ駆動電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体製造装置、光学アライメント装置、精密位置決め装置等において対象物を移動させるための圧電アクチュエータ素子を駆動させる電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の圧電アクチュエータ素子を駆動させるための従来の電源装置を図4に示す。電圧制御回路1は外部から入力信号を入力すると、その入力信号に基づいて、高電圧電源回路2から供給される電源電圧を用いてステップ状、パルス状等の電圧波形を形成し、圧電アクチュエータ素子3に印加する。この電圧波形によって圧電アクチュエータ素子3が駆動される。
【0003】
ただし、ステップ状の急峻な電圧波形を圧電アクチュエータ素子3に印加すると、圧電アクチュエータ素子3に過渡電流が流れて、駆動電圧を制御している電圧制御回路1内のFET、トランジスタ等の回路素子が破損する惧れがある。そこで、図4に示されるように、電圧制御回路1と圧電アクチュエータ素子3との間に保護抵抗4を直列に挿入し、これにより電流を規制する方法が一般的に採られてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(1) しかしながら、圧電アクチュエータ素子3自体が容量性負荷であるため、電圧制御回路1と圧電アクチュエータ素子3との間に保護抵抗4を直列に挿入すると、圧電アクチュエータ素子3と保護抵抗4とによって結果的にRC回路が形成される。その結果、駆動電圧は、その周波数により振幅が変動したり、波形のなまりを生じ、高精度で圧電アクチュエータ素子3を駆動させることができなくなってしまう。例えば、保護抵抗4の抵抗値をR[Ω]、圧電アクチュエータ素子3の容量をC[F]とすると、圧電アクチュエータ素子3に印加される電圧振幅は、周波数Fc=1/(2πRC)の時に一3dB(0.707倍)となり、−6[dB/oct]で減衰する。
【0005】
(2) 上記(1)の問題点を改善するために、大型のトランスを用い電流容量を大きくして、保護抵抗4の抵抗値Rを小さくする方法もあるが、駆動電源が大型になるばかりでなく、負荷となる圧電アクチュエータ素子3の短絡故障時に電圧制御回路1内の半導体素子に過大な電流が流れ、半導体素子を破損する原因にもなる。
【0006】
(3) 上記(2)に記載した電圧制御回路1内の半導体素子の破損は、電源投入時あるいは入出力の接触不良によっても引き起こされ、ヒュ一ズやリレー等の通常の保護手段では防ぎきれない短時間、例えば数十μsecで発生する。
【0007】
(4) 特開昭63−249416号公報には、図5に示されるように、短絡等により連続して過電流となった場合にこの過電流を電流検出回路5で検出し、リレー駆動回路6を介してリレー7により高電圧電源回路2から電圧制御回路1への電圧の供給を遮断すると共に、入力信号の電圧立ち上がり部分を微分マスク回路8で取り出して過渡電流でのリレー7の誤動作を防止する保護回路が開示されている。しかしながら、この保護回路においても、一般にリレー7が数msec〜数十msecの作動時間を要するために、圧電アクチュエータ素子3の短絡故障時、電源投入時あるいは入出力の接触不良等によって数十μsecの短時間で電圧制御回路1内の半導体素子に過大な電流が流れ、半導体素子を破損する惧れがある。
【0008】
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、電圧波形振幅の周波数依存やなまりを生ずることなく電源装置内の回路素子の破損を防止することができる圧電アクチュエータ駆動電源装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る圧電アクチュエータ駆動電源装置は、駆動電源と、駆動電源により駆動されて所定の電圧を発生する高電圧電源回路と、高電圧電源回路から所定の電圧を受けて入力信号に基づいた電圧波形を形成する電圧制御回路と、電圧制御回路と圧電アクチュエータ素子との間に配設され且つこれらの間を接続/遮断するスイッチング素子と、駆動電源から高電圧電源回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、電流検出回路で検出される電流が設定値を越えるとスイッチング素子を遮断する制御回路と、電流検出回路と制御回路との間を電気的に絶縁しつつ電流検出回路からの検出信号を制御回路へ伝送する第1の絶縁結合素子と、制御回路と前記スイッチング素子との間を電気的に絶縁しつつ制御回路からの信号を前記スイッチング素子へ伝送する第2の絶縁結合素子とを備えたものである。
【0011】
第2の発明に係る圧電アクチュエータ駆動電源装置は、高電圧を発生する高電圧用電源と、高電圧用電源より電圧値の低い制御用電圧を発生する制御用電源と、高電圧用電源及び制御用電源から電圧供給を受けて入力信号に基づいた電圧波形を形成する電圧制御回路と、電圧制御回路と圧電アクチュエータ素子との間に配設され且つこれらの間を接続/遮断するスイッチング素子と、制御用電源の出力電圧を検出する電圧検出回路と、電圧検出回路で検出される電圧が設定値以下になったときにスイッチング素子を遮断する制御回路と、電圧検出回路と制御回路との間を電気的に絶縁しつつ電圧検出回路からの検出信号を制御回路へ伝送する第1の絶縁結合素子と、制御回路とスイッチング素子との間を電気的に絶縁しつつ制御回路からの信号をスイッチング素子へ伝送する第2の絶縁結合素子とを備えたものである。
【0012】
第3の発明に係る圧電アクチュエータ駆動電源装置は、駆動電源と、駆動電源から電圧供給を受けて入力信号に基づいた電圧波形を形成する電圧制御回路と、電圧制御回路と圧電アクチュエータ素子との間に配設され且つこれらの間を接続/遮断するスイッチング素子と、電圧制御回路から圧電アクチュエータ素子に流れるピーク電流を検出するピーク電流検出回路と、警告回路と、ピーク電流検出回路で検出される電流が設定値を越える頻度を計数すると共にその頻度が所定値を越えた場合に圧電アクチュエータの劣化を警告回路により外部へ通報する制御回路と、ピーク電流検出回路と制御回路との間を電気的に絶縁しつつピーク電流検出回路からの検出信号を制御回路へ伝送する第1の絶縁結合素子と、制御回路とスイッチング素子との間を電気的に絶縁しつつ制御回路からの信号をスイッチング素子へ伝送する第2の絶縁結合素子とを備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1にこの発明の実施の形態に係る圧電アクチュエータ駆動電源装置を示す。高電圧用電源11に異常電流検出回路14を介して高電圧電源回路2が接続され、高電圧電源回路2にDC平均電流検出回路17を介して電圧制御回路1が接続されている。高電圧電源回路2には、制御用電源12も接続されている。さらに、電圧制御回路1に保護回路20を介して圧電アクチュエータ素子3が接続されている。また、専用の保護回路用電源13が異常電流検出回路16を介して保護回路20に接続されている。
【0014】
保護回路20は、電圧制御回路1と圧電アクチュエータ素子3との間に順次直列に接続されたスイッチング素子21、ピーク電流検出回路22及び交流実効値電流検出回路23を有している。スイッチング素子21は例えばMOS型FETから構成されており、このスイッチング素子21に絶縁ゲート電圧発生回路24を介して制御回路25が接続されている。また、スイッチング素子21、ピーク電流検出回路22及び交流実効値電流検出回路23がそれぞれフォトカプラ等から構成される絶縁結合素子26、27及び28を介して制御回路25に接続されている。さらに、制御回路25には、警告回路29及び解除スイッチ30がそれぞれ接続されている。
【0015】
異常電流検出回路14及び16がそれぞれフォトカプラ等から構成される絶縁結合素子31及び33を介して制御回路25に接続され、DC平均電流検出回路17がフォトカプラ等から構成される絶縁結合素子34を介して制御回路25に接続されている。また、制御用電源12内には、制御用電源12の出力電圧を検出する電圧検出回路35が形成されており、この電圧検出回路35がフォトカプラ等から構成される絶縁結合素子36を介して制御回路25に接続されている。
【0016】
絶縁結合素子27、28、31、33、34及び36がそれぞれこの発明の第1の絶縁結合素子を形成し、絶縁結合素子26がこの発明の第2の絶縁結合素子を形成している。
【0017】
次に、図2のタイミングチャートを参照して実施の形態に係る電源装置の動作を説明する。電圧制御回路1は、高電圧用電源11及び制御用電源12により駆動する高電圧電源回路2から電圧供給を受け、外部から電圧の制御を指示するための入力信号S1に基づいてステップ状あるいはパルス状等の電圧波形を形成する。なお、通常時は、制御回路25の指示により絶縁ゲート電圧発生回路24からスイッチング素子21にゲート電圧が印加されてスイッチング素子21は接続状態になっており、電圧制御回路1で形成された電圧波形はスイッチング素子21、ピーク電流検出回路22及び交流実効値電流検出回路23を介して圧電アクチュエータ素子3に印加される。これにより圧電アクチュエータ素子3が駆動される。
【0018】
圧電アクチュエータ素子3に流れる電流Iのピーク値は、常時、ピーク電流検出回路22で検出され、検出値が絶縁結合素子27を介して制御回路25に入力されている。制御回路25はピーク電流検出回路22で検出された電流Iのピーク値(絶対値)が予め設定されている設定値ITHを越えたか否かを判定し、図2の期間T1及びT2のように電流Iが設定値ITH以下のときには、絶縁ゲート電圧発生回路24から印加されるゲート電圧によってスイッチング素子21の接続状態が維持され、入力信号S1に応じた電圧波形が圧電アクチュエータ素子3に印加される。
【0019】
一方、負荷である圧電アクチュエータ素子3のショート等により、図2に示す時刻t3のように圧電アクチュエータ素子3に流れる電流Iのピーク値が設定値ITHを越えると、制御回路25は異常であることを認識し、絶縁結合素子26を介して制御信号S2をスイッチング素子21に送出する。スイッチング素子21は、制御信号S2によって制御されて10μsec以下の短時間でオフ状態となり、これにより圧電アクチュエータ素子3へ流れる電流が遮断される。このとき、制御回路25は、使用者に異常の発生及び圧電アクチュエータ素子3の駆動停止を知らせるためにLEDの点灯とアラーム音の発生を行う。
【0020】
オフ状態となったスイッチング素子21は、制御回路25に接続されている解除スイッチ30を操作することによって解除することができる。解除スイッチ30の操作により、絶縁ゲート電圧発生回路24からスイッチング素子21へのゲート電圧の印加が回復し、再び入力信号S1に応じた圧電アクチュエータ素子3の駆動が可能となる。
【0021】
また、圧電アクチュエータ素子3を正弦波等の交流で駆動する場合には、圧電アクチュエータ素子3へ流れる電流Iの実効値が交流実効値電流検出回路23で検出され、検出値が絶縁結合素子28を介して制御回路25に入力される。制御回路25は交流実効値電流検出回路23で検出された実効値電流が予め設定されている設定値を越えたか否かを判定し、設定値以下のときには、絶縁ゲート電圧発生回路24から印加されるゲート電圧によってスイッチング素子21のオン状態を維持し、設定値を越える場合には、制御回路25は絶縁結合素子26を介して制御信号S2をスイッチング素子21に送出し、スイッチング素子21を10μsec以下の短時間でオフ状態とすると共にLEDの点灯とアラーム音の発生を行う。
【0022】
同様に、圧電アクチュエータ素子3を直流で駆動する場合には、高電圧電源回路2から電圧制御回路1へ流れる電流のDC平均値がDC平均電流検出回路17で検出され、検出値が絶縁結合素子34を介して制御回路25に入力される。制御回路25はDC平均電流検出回路17で検出されたDC平均電流が予め設定されている設定値を越えたか否かを判定し、設定値以下のときには、絶縁ゲート電圧発生回路24から印加されるゲート電圧によってスイッチング素子21のオン状態を維持し、設定値を越える場合には、制御回路25は絶縁結合素子26を介して制御信号S2をスイッチング素子21に送出し、スイッチング素子21を10μsec以下の短時間でオフ状態とすると共にLEDの点灯とアラーム音の発生を行う。
【0023】
また、高電圧用電源11及び保護回路用電源13はそれぞれ別個のトランス、あるいは共通のトランスを用いて構成されるが、これらのトランスが異常状態になると、高電圧電源回路2あるいは保護回路20に異常電流が流れる惧れが生じる。そこで、高電圧用電源11から高電圧電源回路2に流れる電流及び保護回路用電源13から保護回路20に流れる電流がそれぞれ異常電流検出回路14及び16により検出され、これらの検出値が絶縁結合素子31及び33を介して制御回路25に入力される。制御回路25は入力された検出値が予め設定されている設定値を越えたか否かを判定し、設定値以下のときには、絶縁ゲート電圧発生回路24から印加されるゲート電圧によってスイッチング素子21のオン状態を維持し、設定値を越える場合には、制御回路25は絶縁結合素子26を介して制御信号S2をスイッチング素子21に送出し、スイッチング素子21を10μsec以下の短時間でオフ状態とすると共にLEDの点灯とアラーム音の発生を行う。これにより、トランスの異常時に、電源各部内に溜まっていたエネルギーにより圧電アクチュエータ素子3に異常電流が流れることが防止される。
【0024】
さらに、この電源装置の図示しない電源スイッチをオフしたときには、高電圧用電源11と制御用電源12のうち電圧の低い方、すなわち制御用電源12から先に電圧が低下する。従って、制御用電源12の出力電圧が0となって制御不能となった後にも、まだ高電圧用電源11に電荷が残留している時間が存在する。このときに、負荷である圧電アクチュエータ素子3が接続されていると、予期しない電流が圧電アクチュエータ素子3に流れ込む惧れがある。そこで、制御用電源12の出力電圧が電圧検出回路35で検出され、この検出値が絶縁結合素子36を介して制御回路25に入力される。制御回路25は電圧検出回路35で検出された出力電圧が予め設定されている設定値を越えたか否かを判定し、設定値以下になると、制御回路25は絶縁結合素子26を介して制御信号S2をスイッチング素子21に送出し、スイッチング素子21を10μsec以下の短時間でオフ状態とすると共にLEDの点灯とアラーム音の発生を行う。これにより、電源スイッチのオフ時に圧電アクチュエータ素子3に異常電流が流れることが防止される。
【0025】
なお、長期間にわたって使用された圧電アクチュエータ素子3が劣化してくると、圧電アクチュエータ素子3に流れる電流波形に図3に示されるようなピーク電流CKが次第に多く発生する。そこで、制御回路25は、ピーク電流検出回路22で検出される電流Iのピーク値が設定値ITHを越えてもすぐにはスイッチング素子21をオフ状態とせずに、電流Iのピーク値が設定値ITHを越える頻度を計数し、その頻度が所定値を越えた場合に圧電アクチュエータ素子3の劣化を警告回路29によって外部へ通報するように構成することもできる。
【0026】
10μsec以下の短時間でスイッチング素子21をオフ状態として電流Iを遮断することにより、電圧制御回路1に過大な電流が長時間流れることが防止され、電圧制御回路1内の回路素子破損には至らない。また、従来のように、保護抵抗を挿入する必要がないので、低インピーダンスとなり、波形振幅の周波数依存及び波形のなまりを防止することができる。
【0027】
保護回路20を電圧制御回路1と圧電アクチュエータ素子3との間に挿入するため、電圧制御回路1及び高電圧電源回路2を含む電源部と圧電アクチュエータ素子3の双方を保護することができる。また、保護回路20は、専用の保護回路用電源13から電源供給されるので、圧電アクチュエータ駆動用の電源部で誤動作があっても影響されることなく、常に安定した動作が保証される。
保護回路20内は、制御回路25が絶縁結合素子26〜28、31、33、34及び36によって高電圧を取り扱う各回路と電気的に切り離されている。従って、保護回路用電源13は低電圧のもので済む。
【0028】
また、例えばMOS型FET等を用いたスイッチング素子21により電圧制御回路1と圧電アクチュエータ素子3との間を接続/遮断しているため、高速応答が実現でき、リレーを用いる場合のようにアークによる接点融着が発生したり、ヒューズの場合のように交換作業が発生することはない。
【0029】
さらに、絶縁ゲート電圧発生回路24内に遅延回路を内蔵させることにより、電源投入時及び遮断状態の解除時に電圧を緩やかに立ち上げることができ、過渡電流の発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る圧電アクチュエータ駆動電源装置を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係る電源装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】劣化した圧電アクチュエータ素子に流れる電流波形を示す図である。
【図4】従来の電源装置を示すブロック図である。
【図5】従来の他の電源装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電圧制御回路
2 高電圧電源回路
3 圧電アクチュエータ素子
11 高電圧用電源
12 制御用電源
13 保護回路用電源
14,16 異常電流検出回路
17 DC平均電流検出回路
20 保護回路
21 スイッチング素子
22 ピーク電流検出回路
23 交流実効値電流検出回路
24 絶縁ゲート電圧発生回路
25 制御回路
26〜28,31,33,34,36 絶縁結合素子
29 警告回路
30 解除スイッチ
35 電圧検出回路
Claims (3)
- 駆動電源と、
前記駆動電源により駆動されて所定の電圧を発生する高電圧電源回路と、
前記高電圧電源回路から所定の電圧を受けて入力信号に基づいた電圧波形を形成する電圧制御回路と、
前記電圧制御回路と圧電アクチュエータ素子との間に配設され且つこれらの間を接続/遮断するスイッチング素子と、
前記駆動電源から前記高電圧電源回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路で検出される電流が設定値を越えると前記スイッチング素子を遮断する制御回路と、
前記電流検出回路と前記制御回路との間を電気的に絶縁しつつ前記電流検出回路からの検出信号を前記制御回路へ伝送する第1の絶縁結合素子と、
前記制御回路と前記スイッチング素子との間を電気的に絶縁しつつ前記制御回路からの信号を前記スイッチング素子へ伝送する第2の絶縁結合素子と
を備えたことを特徴とする圧電アクチュエータ駆動電源装置。 - 高電圧を発生する高電圧用電源と、
前記高電圧用電源より電圧値の低い制御用電圧を発生する制御用電源と、
前記高電圧用電源及び制御用電源から電圧供給を受けて入力信号に基づいた電圧波形を形成する電圧制御回路と、
前記電圧制御回路と圧電アクチュエータ素子との間に配設され且つこれらの間を接続/遮断するスイッチング素子と、
前記制御用電源の出力電圧を検出する電圧検出回路と、
前記電圧検出回路で検出される電圧が設定値以下になったときに前記スイッチング素子を遮断する制御回路と、
前記電圧検出回路と前記制御回路との間を電気的に絶縁しつつ前記電圧検出回路からの検出信号を前記制御回路へ伝送する第1の絶縁結合素子と、
前記制御回路と前記スイッチング素子との間を電気的に絶縁しつつ前記制御回路からの信号を前記スイッチング素子へ伝送する第2の絶縁結合素子と
を備えたことを特徴とする圧電アクチュエータ駆動電源装置。 - 駆動電源と、
前記駆動電源から電圧供給を受けて入力信号に基づいた電圧波形を形成する電圧制御回路と、
前記電圧制御回路と圧電アクチュエータ素子との間に配設され且つこれらの間を接続/遮断するスイッチング素子と、
前記電圧制御回路から圧電アクチュエータ素子に流れるピーク電流を検出するピーク電流検出回路と、
警告回路と、
前記ピーク電流検出回路で検出される電流が設定値を越える頻度を計数すると共にその頻度が所定値を越えた場合に圧電アクチュエータの劣化を前記警告回路により外部へ通報する制御回路と、
前記ピーク電流検出回路と前記制御回路との間を電気的に絶縁しつつ前記ピーク電流検出回路からの検出信号を前記制御回路へ伝送する第1の絶縁結合素子と、
前記制御回路と前記スイッチング素子との間を電気的に絶縁しつつ前記制御回路からの信号を前記スイッチング素子へ伝送する第2の絶縁結合素子と
を備えたことを特徴とする圧電アクチュエータ駆動電源装置。
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