JP3642993B2 - アークチューブの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、車両用前照灯等の光源として用いられるアークチューブの製造方法に関するものであり、特に円筒状ガラス素管の中間部に発光管部を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アークチューブは高輝度照射が可能なことから、近年では車両用前照灯等の光源としても多く用いられるようになってきている。
【0003】
車両用前照灯等に用いられるアークチューブは、一般に、図5に示すように、放電空間2を形成する略楕円球状の発光管部4aの両側にピンチシール部4b1、4b2が形成されてなる石英ガラス製のアークチューブ本体4と、放電空間2へ先端部を突出させるようにして各ピンチシール部4b1、4b2にピンチシールされた1対の電極アッシー6A、6Bとを備えた構成となっている。
【0004】
このようなアークチューブの製造工程においては、まず円筒状ガラス素管の中間部に発光管部4aが形成されるが、この発光管部4aの形成は。図6に示すような工程で行われるようになっている。
【0005】
すなわち、まず同図(a)および(b)に示すように、円筒状ガラス素管Gの両端部をチャック12A、12Bにより把持した状態で円筒状ガラス素管Gをその軸線Ax回りに回転させながら、円筒状ガラス素管Gの中間部周辺領域Aをバーナ14で加熱して軟化させ、この状態で両チャック12A、12Bを互いに近接する方向に所定量移動させて中間部周辺領域Aの軟化したガラスを中間部Bに肉寄せする。その後、同図(c)に示すように、円筒状ガラス素管Gの中間部Bに両側から割型16を押し当て、この状態で円筒状ガラス素管Gの内部にガスを吹き込んでブロー成形を行うことにより、中間部Bを略楕円球状に形成するようになっている。
【0006】
この発光管部形成工程において、両チャック12A、12Bの近接移動に用いられるチャック移動機構としては、従来、図7に示すようなものが用いられている。
【0007】
すなわち、図示のように、このチャック移動機構120は、チャック支持機構122とチャック押圧機構124とを備えてなっている。
【0008】
チャック支持機構122は、ガイドロッド126により両チャック12A、12Bを円筒状ガラス素管Gの軸線Ax方向にスライド可能に支持するとともに、図示しない連動機構により両チャック12A、12Bを互いに逆方向へ移動させ得るようになっている。
【0009】
一方、チャック押圧機構124は、ステップモータ128とネジ送り機構130と押圧用ブロック132とを備えてなり、ステップモータ128の駆動によりネジ送り機構130の可動部130aに固定された押圧用ブロック132を軸線Ax方向に移動させるようになっている。
【0010】
両チャック12A、12Bのうちの一方のチャック12Aには、ブラケット134を介してローラ136が取り付けられており、このローラ136にチャック押圧機構124の押圧用ブロック132が当接して該ローラ136を押圧し得るようになっている。この押圧によりチャック12Aは軸線Axに沿って他方のチャック12Bへ向けて移動するが、このときチャック12Bも上記連動機構によりチャック12Aの移動と連動してチャック12Aへ向けて移動するようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで発光管部形成工程においては、円筒状ガラス素管Gの肉寄せにより形成される中間部Bの形状が、次のブロー成形で形成される発光管部4aの肉厚および内面形状(すなわち放電空間2の大きさおよび形状)を決定する大きな要因となる。したがってチャック移動機構120による両チャック12A、12Bの近接移動量の管理を正確に行うことが、発光管部4aを精度良く形成しアークチューブの光学的品質を高める上で極めて重要である。
【0012】
しかしながら上記従来の発光管部形成工程においては、肉寄せ時の両チャック12A、12Bの近接移動量が、チャック押圧機構124においてコントローラからステップモータ128へ送られるパルス数により制御されるようになっているので、チャック押圧機構124の押圧用ブロック132とチャック12Aのローラ136との位置関係のバラツキ、ブラケット134やローラ136等の変形、あるいはネジ送り機構130のバックラッシュ等により、両チャック12A、12Bの近接移動量が所期の値からずれてしまうという問題がある。
【0013】
これに対し、肉寄せ時に押圧用ブロック132の位置検出を行い、その検出結果をステップモータ128のコントローラにフィードバックする方法も考えられるが、このようにした場合においても、押圧用ブロック132とローラ136との位置関係のバラツキや、ブラケット134、ローラ136等の変形により生じる近接移動量の誤差については、これを無くすことができないという問題がある。
【0014】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、円筒状ガラス素管の中間部に発光管部を形成する工程において、発光管部を精度良く形成することができるアークチューブの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、肉寄せ時における両チャックの近接移動量の制御方法に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0016】
すなわち、本願発明に係るアークチューブの製造方法は、
略楕円球状の発光管部を有するアークチューブの製造工程において、上記発光管部を円筒状ガラス素管の中間部に形成する方法であって、
上記円筒状ガラス素管の両端部をチャックにより把持した状態で該円筒状ガラス素管を回転させながら、該円筒状ガラス素管の中間部周辺領域を加熱して軟化させ、この状態でチャック移動機構により上記両チャックを互いに近接する方向に所定量移動させて上記中間部周辺領域の軟化したガラスを上記中間部に肉寄せし、その後ブロー成形により上記中間部を膨出させて略楕円球状に形成するように構成されており、
上記近接移動の際、位置検出器を用いて上記両チャックのうち少なくとも一方のチャックの位置検出を行い、この検出結果を上記チャック移動機構にフィードバックして上記両チャックの近接移動量を制御するように構成されている、ことを特徴とするものである。
【0017】
上記「位置検出器」は、両チャックのうち少なくとも一方のチャックの位置検出が可能な構成であれば、その具体的構成は特に限定されるものではないが、例えば、レーザ位置検出器、静電容量式位置検出器、イメージセンサ、リニアエンコーダ等のように非接触式の位置検出器を用いることが検出精度を高める上から好ましい。
【0018】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係るアークチューブの製造方法は、円筒状ガラス素管の中間部に発光管部を形成する工程において、円筒状ガラス素管の両端部を把持する1対のチャックをチャック移動機構により近接移動させて肉寄せを行うようになっているが、その際、位置検出器を用いて両チャックのうち少なくとも一方のチャックの位置検出を行い、この検出結果をチャック移動機構にフィードバックすることにより両チャックの近接移動量を制御するようになっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0019】
すなわち、位置検出器による位置検出の対象がチャック自体の位置であるため、チャックとチャック移動機構との位置関係にバラツキがあったり、チャック移動機構にバックラッシュや変形があっても、これらとは無関係にチャックの正確な位置がチャック移動機構にフィードバックされることとなる。そしてこれにより、両チャックの近接移動量が所期の値からずれてしまうのを効果的に抑制することができる。
【0020】
その際、チャックの位置検出を、一方のチャックだけでなく両チャックについて行うようにすれば、両チャックの近接移動量が所期の値からずれてしまうのを一層効果的に抑制することができる。
【0021】
このように本願発明によれば、円筒状ガラス素管の中間部に発光管部を形成する工程において、発光管部を精度良く形成することができる。そしてこれにより、アークチューブの光学的品質を高めることができる。
【0022】
上記「チャック移動機構」の具体的構成は特に限定されるものではないが、両チャックをベルトの対向移動部位において固定支持する回転式ベルト機構と、上記ベルトに固定支持された一方のチャックを押圧するチャック押圧機構とを備えてなる構成とすれば、一方のチャックの押圧による該チャックの移動と連動して他方のチャックを対向方向へ移動させることができるので、両チャックを互いに近接する方向に等距離移動させることができる。
【0023】
その際、ベルトに弛みが生じると両チャックの近接移動量が等しくならないので、ベルトの弛み発生を極力抑えることが肝要であるが、このベルトとして金属ベルトを用いるようにすれば、ゴム製のタイミングベルト等を用いた場合に比して経時変化によるベルトの伸びを大幅に小さくすることができるので、ベルトの弛み発生を効果的に抑えることができる。
【0024】
ところで上記肉寄せは、円筒状ガラス素管の中間部周辺領域が不均一な形状に変形してしまわないよう、徐々に行う必要がある。このため、両チャックの近接移動を複数のステーションで少しずつ段階的に行うことが好ましいが、このようにした場合には、位置検出器によるチャックの移動初期位置の検出を、回転式ベルト機構が新たなステーションに移動してからチャック押圧機構による押圧動作が開始されるまでの間に行うようにすれば、チャック押圧機構によりチャックが移動してしまう前のチャックの位置を基準にして両チャックの近接移動量を制御することができる。したがって、両チャックの近接移動を複数のステーションで段階的に行うようにした場合においても、両チャックの近接移動量が所期の値からずれてしまうのを効果的に抑制することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0026】
図1および2は、本願発明の一実施形態に係るアークチューブの製造方法に使用されるチャック移動機構20を示す側面図および平面図であり、図3は、図1の要部詳細図であり、図4は、チャック移動機構20が組み込まれたアークチューブ製造装置の一部を示す平面図である。
【0027】
また、図5は、本実施形態に係る製造方法の対象となるアークチューブを示す側断面図であり、図6は、アークチューブ製造工程における発光管部形成工程を示す工程図である。これらアークチューブの構成および発光管部形成工程の概要については、すでに「従来の技術」の欄で説明したので、本実施形態での詳細な説明は割愛する。
【0028】
図1および3に示すように、本実施形態に係るアークチューブの製造方法に使用されるチャック移動機構20は、発光管部形成工程において、バーナ14で加熱されて軟化した円筒状ガラス素管Gの中間部周辺領域Aのガラスを中間部Bに肉寄せするための機構であって、円筒状ガラス素管Gの両端部を把持する1対のチャック12A、12Bを互いに近接する方向に所定量移動させるようになっている。このチャック移動機構20は、チャック支持機構22とチャック押圧機構24とを備えてなり、該チャック移動機構20にはチャック位置検出機構26(これについては後述する)が付設されている。
【0029】
図4に示すように、チャック支持機構22は、間欠回転するインデックステーブル28上の割出角度位置毎に配置された複数のヘッド30の各々に取り付けられている。また、チャック押圧機構24は、インデックステーブル28が停止するステーションのうち数箇所(例えば5箇所)のステーションにおいて固定盤32にベースプレート60を介して取り付けられている。そして、チャック移動機構20による両チャック12A、12Bの近接移動は、上記数箇所のステーションにおいて少しずつ段階的に行われるようになっており、これにより円筒状ガラス素管Gの中間部周辺領域Aを不均一な形状に変形させてしまうことなく徐々に肉寄せするようになっている。
【0030】
図1および2に示すように、チャック支持機構22は、インデックステーブル28に固定されたヘッド30からその半径方向外方へ突出するように延びる1対のガイドロッド34と、これらガイドロッド34の上方近傍に設けられた回転式ベルト機構36とを備えてなっている。
【0031】
両ガイドロッド34は、各チャック12A、12Bをインデックステーブル28の半径方向(円筒状ガラス素管Gの軸線Ax方向)にスライド可能に支持している。
【0032】
回転式ベルト機構36は、ステンレス鋼からなる金属ベルト38と、この金属ベルト38をインデックステーブル28の半径方向に往復走行させ得るように支持するフリクションローラ40および1対のフリーローラ42とを備えてなっている。そしてこの回転式ベルト機構36は、金属ベルト38の対向移動部位において両チャック12A、12Bを固定支持しており、これにより両チャック12A、12Bを互いに逆方向へ移動させ得るようになっている。
【0033】
フリクションローラ40は、フリクション調整ダイヤル40aを備えたローラであってヘッド30に支持されている。そしてこのフリクションローラ40においては、フリクション調整ダイヤル40aを操作することにより、金属ベルト38の走行に対して摺動摩擦力による適度な抵抗を付与し得るようになっている。
【0034】
一方、1対のフリーローラ42は、両ガイドロッド34の先端部を連結する端部連結部材44にボルト締めされたブラケット46に支持されている。このブラケット46には1対の長孔46aが形成されており、該ブラケット46を端部連結部材44にボルト締めする際に両フリーローラ42の位置調節を行い得るようになっている。そしてこの位置調節により、金属ベルト38の弛みを除去し得るようになっている。
【0035】
ここで両チャック12A、12Bの構成について説明する。
【0036】
各チャック12A、12Bは、円筒状ガラス素管Gの両端部を把持するチャック本体12aと、このチャック本体12aを円筒状ガラス素管Gの軸線Ax回りに回転可能に支持する本体支持部12bと、この本体支持部12bの上部に固定され、両ガイドロッド34にスライド可能に連結支持された1対のスライド部12cと、本体支持部12bの上端部に設けられ、金属ベルト38の対向移動部位に固定連結されたベルト連結部12dと、チャック本体12aに固定され、図示しないギヤ列を介して図示しないチャック回転用駆動源に連結されたギヤ12eと、ブロー成形時に円筒状ガラス素管G内にガスを供給するためのガス供給管12fとを備えてなっている。
【0037】
さらに、インデックステーブル28の半径方向外方側に位置するチャック12Aには、次のような部材が付加されている。すなわち、チャック12Aの本体支持部12bの下端部にはブラケット48が固定されており、このブラケット48には鉛直軸線回りに回転可能なローラ50が取り付けられている。また、チャック12Aの本体支持部12bにおけるインデックステーブル28の半径方向内方側の端面には、位置検出用プレート52が鉛直下方へ延びるようにして取り付けられている。
【0038】
一方、チャック押圧機構24は、ステップモータ54とネジ送り機構56と押圧用ブロック58とを備えてなっている。
【0039】
ステップモータ54は、図示しないコントローラにより駆動制御されるようになっており、該ステップモータ54に連結されたネジ送り機構56と共に、ベースプレート60を介して固定盤32に取り付けられている。押圧用ブロック58は、上端部がローラ50と略同じ高さになるように形成されたL字形の部材であって、ネジ送り機構56の可動部56aに取り付けられている。そして、この押圧用ブロック58は、ステップモータ54の駆動により、ネジ送り機構56の可動部56aと共にインデックステーブル28の半径方向に移動するようになっている。
【0040】
このチャック押圧機構24は、インデックステーブル28が回転しているときには、押圧用ブロック58をローラ50に対してインデックステーブル28の半径方向外方側に離れた位置まで退避させて干渉防止を図る一方、インデックステーブル28が停止したときには、押圧用ブロック58をインデックステーブル28の半径方向内方へ移動させ、これにより押圧用ブロック58をローラ50に当接させて該ローラ50を押圧するようになっている。この押圧によりチャック12Aは軸線Axに沿って他方のチャック12Bへ向けて移動するが、これに伴いベルト38が回転走行するので、その対向移動部位に固定支持されたチャック12Bもチャック12Aと連動して対向方向に移動し、これにより両チャック12A、12Bは互いに近接する方向に等距離移動することとなる。
【0041】
チャック位置検出機構26は、位置検出用プレート52とレーザ位置検出器64とを備えてなっている。
【0042】
位置検出用プレート52は、上述したようにチャック12Aに取り付けられており、レーザ位置検出器64は、ベースプレート60にブラケット62を介して取り付けられている。その際、レーザ位置検出器64は、インデックステーブル28の半径方向外方を向くように配置されており、インデックステーブル28が停止したとき位置検出用プレート52に対して所定距離をおいて正対するようになっている。
【0043】
レーザ位置検出器64は、発光素子(レーザダイオード)および位置検出素子(PSD)を備えてなり、発光素子からインデックステーブル28の半径方向外方へ向けてレーザビームを照射するとともに位置検出用プレート52で反射したレーザビームを位置検出素子で受光することにより、軸線Ax方向に関する位置検出用プレート52の位置(すなわちチャック12Aの位置)を逐次検出し、その検出結果をステップモータ54のコントローラへ送るようになっている。
【0044】
ステップモータ54のコントローラは、レーザ位置検出器64から送られて来るチャック12Aの位置データに基づいてチャック12Aの近接移動量を算出するようになっている。この近接移動量の算出を行うためにはチャック12Aの移動初期位置のデータが必要となるが、チャック位置検出機構26は、そのレーザ位置検出器64によるチャック12Aの移動初期位置の検出を、インデックステーブル28が停止してからステップモータ54の駆動が開始されるまでの間に行うようになっている。
【0045】
こうして算出されたチャック12Aの近接移動量が所定の設定値になったとき、上記コントローラはステップモータ54の駆動を停止するようになっている。なお、上記所定値の2倍の値が、1つのステーションでの両チャック12A、12B合計の近接移動量となる。
【0046】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
【0047】
本実施形態においては、円筒状ガラス素管Gの両端部を把持する1対のチャック12A、12Bを、チャック移動機構20によって互いに近接する方向に移動させることにより、円筒状ガラス素管Gの中間部周辺領域Aのガラスを中間部Bに肉寄せするようになっているが、その際、レーザ位置検出器64を用いて一方のチャック12Aの位置検出を行い、この検出結果をチャック移動機構20にフィードバックして両チャック12A、12Bの近接移動量を制御するようになっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0048】
すなわち、図3に示すように、ある1つのステーションにおけるチャック12Aの近接移動量設定値がDaである場合、実際に必要な押圧用ブロック58の移動量D1は、押圧用ブロック58とローラ50との隙間やローラ50およびブラケット48の変形等のためにD1>Daとなる。また、チャック押圧機構24のネジ送り機構34等にはバックラッシュが存在するので、押圧用ブロック58を実際に移動量D1だけ移動させるためには、ステップモータ54の駆動量は移動量D1にバックラッシュを加味した移動量Do(Do>D1)分の駆動量に設定する必要がある。
【0049】
このため、従来のようにステップモータ54をオープンループで駆動制御したり、押圧用ブロック58の位置検出によるセミクローズドループで駆動制御した場合には、チャック12Aを正確に近接移動量設定値Daだけ近接移動させることはできない。
【0050】
これに対し、本実施形態のようにレーザ位置検出器64によりチャック12A自体の位置を検出することにより、ステップモータ54をクローズドループで駆動制御することができるので、押圧用ブロック58とローラ50との隙間があったり、ローラ50やブラケット48が変形しても、またチャック押圧機構24にバックラッシュがあっても、これらとは無関係にチャック12Aの正確な位置をステップモータ54のコントローラにフィードバックすることができ、これによりチャック12Aを正確に近接移動量設定値Daだけ近接移動させることができる。
【0051】
また、本実施形態においては、チャック押圧機構24により一方のチャック12Aを押圧するようになっているが、この押圧によりチャック12Aが移動すると、この移動と連動して回転式ベルト機構22により他方のチャック12Bが対向方向へ移動するので、両チャック12A、12Bを互いに近接する方向に等距離移動させることができる。すなわち、図3において、チャック12Bの近接移動量Dbをチャック12Aの近接移動量設定値Daと略等しい値にすることができる。
【0052】
しかも、回転式ベルト機構22には金属ベルト38が用いられているので、ゴム製のタイミングベルト等を用いた場合に比して経時変化によるベルト伸びを大幅に小さくすることができる。そしてこれにより金属ベルト38の弛み発生を効果的に抑えることができるので、両チャック12A、12Bの近接移動量を長期間にわたって略等しい値に維持することができる。
【0053】
このように本実施形態においては、両チャック12A、12Bの近接移動量の管理を正確に行うことができるので、円筒状ガラス素管Gの肉寄せにより形成される中間部Bの形状を次のブロー成形に適した形状とすることができる。そしてこれにより発光管部4aを精度良く形成することができので、アークチューブの光学的品質を高めることができる。
【0054】
また本実施形態においては、チャック移動機構20による両チャック12A、12Bの近接移動を数箇所のステーションにおいて少しずつ段階的に行うようになっているので、円筒状ガラス素管Gの肉寄せを徐々に行うことができ、これにより円筒状ガラス素管Gの中間部周辺領域Aが不均一な形状に変形してしまうのを未然に防止することができる。
【0055】
しかもその際、チャック押圧機構24が設置されたステーションにインデックステーブル28のヘッド30が停止してからステップモータ54の駆動が開始されるまでの間に、レーザ位置検出器64によるチャック12Aの移動初期位置の検出を行うようになっているので、たとえ各ステーション相互間において押圧用ブロック58とローラ50との隙間にバラツキがあっても、押圧用ブロック58の押圧動作によりチャック12Aが移動してしまう前のチャック12Aの位置を基準にして両チャック12A、12Bの近接移動量を制御することができる。したがって、両チャック12A、12Bの近接移動を複数のステーションで段階的に行うようにした場合においても、両チャック12A、12Bの近接移動量が所期の値からずれてしまうのを効果的に抑制することができる。
【0056】
なお、本実施形態においては、レーザ位置検出器64による位置検出を一方のチャック12Aについてのみ行うようになっているが、この位置検出を両チャック12A、12Bに対して行うようにすれば両チャック12A、12Bの近接移動量の管理をより正確に行うことができる。そしてこのような構成を採用すれば、回転式ベルト機構22に本実施形態のような金属ベルト38を用いる代わりに弛みが発生しやすいゴム製のタイミングベルト等を用いた場合であっても、両チャック12A、12B自体の位置検出が各々直接行われるので、ベルトの弛みに影響されることなく、両チャック12A、12B合計の近接移動量を正確に算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るアークチューブの製造方法に使用されるチャック移動機構を示す側面図
【図2】上記チャック移動機構を示す平面図
【図3】図1の要部詳細図
【図4】上記チャック移動機構が組み込まれたアークチューブ製造装置の一部を示す平面図
【図5】本実施形態に係る製造方法の対象となるアークチューブを示す側断面図
【図6】アークチューブ製造工程における発光管部形成工程を示す工程図
【図7】従来例を示す、図1と同様の図
【符号の説明】
2 放電空間
4 アークチューブ本体
4a 発光管部
4b1、4b2 ピンチシール部
6A、6B 電極アッシー
12A、12B チャック
12a チャック本体
12b 本体支持部
12c スライド部
12d ベルト連結部
12e ギヤ
12f ガス供給管
14 バーナ
16 割型
20 チャック移動機構
22 チャック支持機構
24 チャック押圧機構
26 チャック位置検出機構
28 インデックステーブル
30 ヘッド
32 固定盤
34 ガイドロッド
36 回転式ベルト機構
38 金属ベルト(ベルト)
40 フリクションローラ
40a フリクション調整ダイヤル
42 フリーローラ
44 端部連結部材
46、48、62 ブラケット
46a 長孔
50 ローラ
52 位置検出用プレート
54 ステップモータ
56 ネジ送り機構
56a 可動部
58 押圧用ブロック
60 ベースプレート
64 レーザ位置検出器(位置検出器)
A 中間部周辺領域
Ax 軸線
B 中間部
G 円筒状ガラス素管

Claims (4)

  1. 略楕円球状の発光管部を有するアークチューブの製造工程において、上記発光管部を円筒状ガラス素管の中間部に形成する方法であって、
    上記円筒状ガラス素管の両端部をチャックにより把持した状態で該円筒状ガラス素管を回転させながら、該円筒状ガラス素管の中間部周辺領域を加熱して軟化させ、この状態でチャック移動機構により上記両チャックを互いに近接する方向に所定量移動させて上記中間部周辺領域の軟化したガラスを上記中間部に肉寄せし、その後ブロー成形により上記中間部を膨出させて略楕円球状に形成するように構成されており、
    上記近接移動の際、位置検出器を用いて上記両チャックのうち少なくとも一方のチャックの位置検出を行い、この検出結果を上記チャック移動機構にフィードバックして上記両チャックの近接移動量を制御するように構成されている、ことを特徴とするアークチューブの製造方法。
  2. 上記チャック移動機構が、上記両チャックをベルトの対向移動部位において固定支持する回転式ベルト機構と、上記ベルトに固定支持された一方のチャックを押圧するチャック押圧機構とを備えてなる、ことを特徴とする請求項1記載のアークチューブの製造方法。
  3. 上記ベルトが金属ベルトからなる、ことを特徴とする請求項2記載のアークチューブの製造方法。
  4. 上記近接移動が複数のステーションで段階的に行われるように構成されており、
    上記位置検出器による上記チャックの移動初期位置の検出が、上記回転式ベルト機構が新たなステーションに移動してから上記チャック押圧機構による押圧動作が開始されるまでの間に行われるように構成されている、ことを特徴とする請求項2または3記載のアークチューブの製造方法。
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