JP3642478B2 - 磁気シールドパネル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気シールドルームを構築する(組み立てる)ための磁気シールドパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気シールドパネルには、矩形に形成された厚肉の縦横のパネル枠の両側部に、導電性を有する表面板を取り付けるとともに、一方の表面板の裏側に強磁性シート(磁気遮蔽板)を固着した中空パネル内に、プラスチック心材を発泡充填した一体型のものが提案されている(特開平4−209599号公報)。
各表面板をパネル枠に取り付けるには、それらの表面板の各辺に前記パネル枠の方向へ直角に曲げ加工した係合縁部を形成し、当該係合縁部をパネル枠の周縁部に引っ掛けて係合している。
また、パネル枠には、磁気シールドパネル相互を突き合わせて連結する際の両者の位置決めを容易にするため、外面に雄雌状に継ぎ手部を形成することも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、磁気シールドルームは扉を含む側壁,床,天井の各面において、高透磁率合金等の磁気遮蔽部材が連続的に接続していることが必要である。したがって、磁気シールドルームを組み立てるための磁気シールドパネルは、当該パネルの一面側又はその内部に取り付けられた磁気遮蔽板のみでなく、少なくとも、パネル枠の磁気遮蔽板の配置側部分も磁気遮蔽板と同様な材質であること、及び、この同質な部分に磁気遮蔽板が接触していることが必要である。
【0004】
前述の従来の磁気シールドパネルは、その構成上、厚肉の縦横の枠を溶接等により矩形に組み合わせてパネル枠を形成し、矩形の板の各縁辺に一方へ起立するように係合縁部を形成してトレイ状の表面板を加工し、一方の表面板の内側に複数枚の強磁性シートを固着し、パネル枠をトレイ状の表面板の中側に押し込むようにして中空パネルを組み立てるものと推測される。
しかし、高透磁率合金からなる枠材を溶接により矩形に組み合わせると、溶接時にその材質の各部の透磁率が変化して磁気特性が低下し、磁気シールドパネル自体の磁気特性を低下させる。他方、パネル枠の磁気特性を向上させるため、中空パネルを組み立てる前にパネル枠を熱処理するのは、パネル枠は既に矩形であるので、熱処理炉内の空間効率を低下させるとともに、同じ容積の熱処理炉では多数のパネル枠を同時に処理できないので熱処理作業の効率が低下する。
また、矩形に形成されたパネル枠は、中空パネルを組み立てるまで取り扱い難いという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、磁気遮蔽板が内部に埋め込み状に取り付けられていて外界から保護され、その組立構成上磁気特性の優れた一体型の磁気シールドパネルを提供することにある。
本発明の他の目的は、中空パネルの組立が容易かつ能率的な構造の磁気シールドパネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る磁気シールドパネルは、前述の課題を解決するため以下のように構成したものである。
すなわち、請求項1に記載の磁気シールドパネルは、両側に開口した長さ方向に沿う差し込み間隙を有するほぼ均一な幅の各縦枠及び各横枠と、両面の化粧板とで覆われていて所定の厚みを有する中空パネルであって、一方の化粧板の裏面には高透磁率合金からなる磁気遮蔽板が重ねられ、前記各化粧板は前記各枠の方向へ折り曲げられた各辺の差し込み片を当該各枠の対応する側部の差し込み間隙へ差し込みないし案内することにより各枠と組み合わされており、前記各縦枠及び各横枠の少なくとも前記磁気遮蔽板の配置側部分は一部が外面に表れかつ当該磁気遮蔽板と接触する高透磁率合金板からなり、当該中空パネル内にはプラスチック心材が発泡充填されていることを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の磁気シールドパネルは、請求項1の磁気シールドパネルにおいて、前記各縦枠及び各横枠は一部が重ねられて溶接された複数の金属板で構成され、各縦枠及び各横枠の前記磁気遮蔽板の配置側には当該部分の差し込み間隙の側縁に連続して当該磁気遮蔽板の裏面側外周部分と重なる高透磁率合金板からなる支承板が形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の磁気シールドパネルは、請求項2の磁気シールドパネルにおいて、前記各枠の全体が高透磁率合金板であることを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の磁気シールドパネルは、請求項1〜3のいずれかの磁気シールドパネルにおいて、前記各枠は、中空パネルを組み立てる前に、当該枠の高透磁率合金板の磁気特性を引き出すための熱処理が施されていることを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載の磁気シールドパネルは、請求項1〜4のいずれかの磁気シールドパネルにおいて、各縦枠には両側部を除く外面に長さ方向に連続する継ぎ手部が形成され、各横枠の両側部を除く外面はほぼフラットであることを特徴としている。
【0011】
請求項6に記載の磁気シールドパネルは、請求項5の磁気シールドパネルにおいて、一方の縦枠の継ぎ手部は長さ方向に沿う溝状の継ぎ手部であり、他方の縦枠の継ぎ手部は前記溝状の継ぎ手部と適合する凸状の継ぎ手部であることを特徴としている。
【0012】
請求項7に記載の磁気シールドパネルは、請求項5の磁気シールドパネルにおいて、各縦枠の継ぎ手部は同じ断面形状及び断面寸法の溝状の継ぎ手部であることを特徴としている。
【0013】
請求項8に記載の磁気シールドパネルは、請求項5〜7のいずれかの磁気シールドパネルにおいて、中空パネルが平断面においてほぼ直角に形成され、前記磁気遮蔽板は直角な隅角部において分離しているとともに、分離している各磁気遮蔽板は当該隅角部に配置されかつほぼ直角に曲げ加工された高透磁率合金製の継ぎ板を介して接続していることを特徴としている。
【0014】
請求項9に記載の磁気シールドパネルは、請求項1〜4のいずれかの磁気シールドパネルにおいて、各縦枠及び一方の横枠の両側部を除く外面には長さ方向に連続する継ぎ手部が形成され、他方の横枠の両側部を除く外面はほぼフラットであることを特徴としている。
【0015】
請求項10に記載の磁気シールドパネルは、請求項1〜4のいずれかの磁気シールドパネルにおいて、一方の縦枠及び一方の横枠の両側部を除く外面には長さ方向に沿って連続する継ぎ手部が形成され、他方の縦枠及び他方の横枠の両側部を除く外面はほぼフラットであることを特徴としている。
【0016】
請求項11に記載の磁気シールドパネルは、請求項1〜4のいずれかの磁気シールドパネルにおいて、各縦枠及び各横枠はウエブが中空パネルの一面側に面するように断面ほぼZ状に形成され、各フランジにそれぞれ差し込み間隙が形成され、当該中空パネルの一方の面又は両面の内側には各縦枠に沿って厚肉で金属製の補強板が配置されていることを特徴としている。
【0017】
請求項12に記載の磁気シールドパネルは、請求項1〜7のいずれかの磁気シールドパネルにおいて、請求項11に記載の磁気シールドパネルからなる扉パネルが嵌め込み状に設置される窓孔部が形成され、当該窓孔部には前記扉の各縦枠及び各横枠と適合する断面Z状の各縁枠が取り付けられ、これらの各縁枠の各フランジ部にはそれぞれ側部に開口した差し込み間隙が形成され、各差し込み間隙には各化粧板の前記窓孔部に対応する部分に形成された差し込み片が差し込みないし案内され、当該中空パネルの内側には前記扉の補強板と対応する部分に各縦縁枠に沿って厚肉で金属製の補強板が配置されていることを特徴とするものである。
【0018】
請求項13に記載の磁気シールドパネルは、請求項1〜12のいずれかの磁気シールドパネルにおいて、磁気遮蔽板は当該中空パネルの垂直姿勢において上下方向に分かれた数枚の板により構成され、隣合う板相互は一方の板の裏側に固定された目板を介して接続していることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら、本発明に係る磁気シールドパネルの好ましい実施形態を具体的に説明する。
図1は各実施形態の磁気シールドパネルを使用して構築した磁気シールドルームの正面図、図2は図1の磁気シールドルームの平面図である。
図1及び図2の磁気シールドルーム1は、床材3の上に垂直に設置された各側面における各側壁パネル10,各コーナパネル11,扉パネル13及び扉枠パネル12と、各天井パネル14,15等によって構成されている。
これらの各パネルは、いずれも本発明に係る実施形態の磁気シールドパネルであり、請求項1〜4と対応している。
4は天井パネル相互の補強部材である。
【0020】
第1実施形態
図3は図1の矢印A−Aに沿う部分拡大断面図、図4は図1の矢印B−Bに沿う部分拡大断面図、図5は図3の磁気シールドパネルにおける中空パネルの部分解断面図で、(a)図には縦枠と各板の関連が示され、図(b)には横枠と各板の関連が示されている。図6は図3の磁気シールドパネルにおける磁気遮蔽板の継ぎ合わせ部の部分拡大断面図である。
【0021】
各側壁パネル10である磁気シールドパネル2は、請求項4,5,6及び請求項13の磁気シールドパネルの一形態であり、所定の厚みを有する中空パネル2aの内部に、プラスチック心材2bを発泡充填して一体化したものである。
中空パネル2aは、それぞれほぼ均一な幅の垂直方向の各縦枠21,22及び水平方向の各横枠23,24と、両面を覆う化粧板25,26と、各辺がそれぞれ対応する枠21〜24の一方の側部と連続して接触するように、一方の化粧板25の裏面に重ねられた磁気遮蔽板27とから構成されている。
各枠21〜24には、側部に開口した差し込み間隙20aが長さ方向に沿って形成され、他方、各化粧板25,26の各辺には、前記差し込み間隙20aと対応するように各枠の方向へほぼ直角に曲げ加工された差し込み片20bが形成されている。各化粧板25,26は、それらの差し込み片20bを対応する各枠21〜24の差し込み間隙20aへ差し込みないし案内することにより、各枠21〜24と組み合わされている。
磁気遮蔽板27は、鉄−ニッケル合金(例えば商標名「パーマロイ」)その他の高透磁率合金である。また、各枠21〜24の少なくとも磁気遮蔽板27との接触側部分は、一部が外面(図3の左右の側端面)に表れる状態の高透磁率合金板である。
各枠21〜24の磁気遮蔽板27が配置されている側の側部には、中空パネル2aの一面側に面するように所定幅の支承板20cが連続して形成され、前記磁気遮蔽板27の裏面側周辺部分は、それぞれ対応する枠21〜24の支承板20cと重なった状態で連続的に接触している。
この実施形態では、磁気遮蔽板27は磁気シールドルーム1の外側方向に面しているが、当該ルーム1の内側方向に面していても実施することができる。
【0022】
この実施形態において、各枠21〜24は全体が高透磁率合金板であり、それぞれ所定形状に成形された二枚のパーマロイ板を重ねて溶接(スポット溶接。以下同じ。)したものである。
各縦枠21,22の両側部を除く外側には、長さ方向に沿って継ぎ手部20dが形成され、図3のように、各磁気シールドパネル2を垂直姿勢に並べて突き合わせ、隣合う磁気シールドパネル2,2の対面する縦枠21,22の継ぎ手部20dの部分で、互いに正確に位置合わせして接続できるようになっている。
一方の縦枠21は、長さ方向に沿って溝状の継ぎ手部20dを形成した雌型の枠であり、他方の縦枠22は、長さ方向に沿って前記溝状の継ぎ手部20dと適合する凸状の継ぎ手部20dを形成した雄型の枠である。
各横枠23,24は外面がフラットなフラット型の枠である。
【0023】
この実施形態において、一方の縦枠21は主枠板21aの外側に補助枠板21bを重ねてスポット溶接したものである。主枠板21aと補助枠板21bは、重ねたときに溝形状がほぼ適合するようにパーマロイ板をフランジ付きの溝形に成形したもので、両者は溝形の部分で溶接されている。
主枠板21a及び補助枠板21bの両側のフランジ部21c,21dの間には、化粧板25,26の厚みよりもやや広い差し込み間隙20aがそれぞれ形成されている。
主枠板21aの一方のフランジ部21cの先端部には、中空パネル2aの対応する片面へ沿うように支承板20cが一体に形成されている。
【0024】
他方の縦枠22も前記一方の縦枠21aとほぼ同様に、主枠板22aの外側に補助枠板22bを重ね、スポット溶接したものである。主枠板22aと補助枠板22bは、重ねたときに溝形状がほぼ適合するようにパーマロイ板をフランジ付きの溝形に成形したもので、両者は溝形の部分で溶接されている。
主枠板22a及び補助枠板22bの両側のフランジ部22c,22dの間には、化粧板25,26の厚みよりもやや広い差し込み間隙20aがそれぞれ形成されている。
主枠板22aの一方のフランジ部22cの先端部には、中空パネル2aの対応する片面へ沿うように支承板20cが一体に形成されている。
【0025】
各横枠23,24は同じ構成であり、それぞれパーマロイ板を断面ほぼL字状に成形した主枠板23a,24aと、それらの外側にそれぞれ重ねてスポット溶接されたパーマロイからなる一定幅の補助枠板23b,24bとから構成されている。
各主枠板23a,24aには、両側部へ中空パネル2aの内側方向へやや浮上するようにフランジ部23c,24cがそれぞれ形成され、一方のフランジ部23c,24cの先端部には、中空パネル2aの対応する片面へ沿うように支承板20cがそれぞれ一体に形成されている。
各主枠板23a,24aの両側のフランジ部23c,24cと、それらに対応する補助枠板23b,24bの両側部との間には、化粧板25,26の厚みよりもやや広い差し込み間隙20aがそれぞれ形成されている。
【0026】
各化粧板25,26には金属板や合成樹脂板を使用することができるが、この実施形態では例えばカラー鋼板が用いられ、それらの各縁辺には、前述のように一定方向へほぼ直角に曲げ加工された差し込み片20bがそれぞれ形成されている。
【0027】
磁気遮蔽板27は、中空パネル2aの幅(図3の左右方向の長さ)よりもやや短い長さと、当該中空パネル2aの長さ(縦方向)よりも狭い幅に形成されており、これらを中空パネル2a内に組み込む際には、数枚の磁気遮蔽板27を中空パネル2aの幅方向と平行するように並べて継ぎ合わせている。
この実施形態では、図6で示すように、継ぎ合わされる一方の磁気遮蔽板27の片側裏面(中空パネル2aの厚みの中央側)にあらかじめ幅の狭い目板27aを固定している。一方の磁気遮蔽板27への目板27aの固定は、スポット溶接,リベット及びねじ等による。中空パネル2aを組み立てる際には、継ぎ合わされる他方の磁気遮蔽板27の片側を、前記一方の磁気遮蔽板27に突き合わせた状態で目板27aに重ね、他方の磁気遮蔽板27を当該目板27aへ粘着テープ27c等で仮止めする要領で継ぎ合わせるように構成している。
【0028】
各枠21〜24を製造するときは、あらかじめパーマロイ板を例えば850℃前後の温度で軟化焼鈍処理し、これを設計寸法にしたがって裁断し、それらをそれぞれの必要な枠板形状に成形した後溶接する。このとき、一部の枠の溝形状の部分には、後工程で中空パネル2aの組立後に内部へプラスチック心材の発泡充填するために、充填用の孔(図示しない)を形成する。
磁気遮蔽板27も、同様に熱処理したパーマロイ板を裁断し、あらかじめ前述の目板27aを必要部分に固定しておく。
これらの各枠21〜24及び各磁気遮蔽板27は、中空パネル2aとして組み立てる前に、それらの高透磁率合金(この実施形態ではパーマロイ板)の磁気特性を引き出すための熱処理を施す。磁気特性を引き出すための熱処理の条件は、高透磁率合金の種類等により異なるが、パーマロイ板の場合には、高純度水素ガス等による還元性雰囲気中において、1000〜1150℃程度の範囲内で2時間以上保持した後室温まで徐冷する要領で行う。
【0029】
磁気シールドパネル2は以下の要領で製造される。
例えば、図示しない作業台の上に一方の化粧板25を仰向けに置き、その内側へ磁気遮蔽板27を重ね(このとき、必要ならば図示しない両面粘着テープ等により当該磁気遮蔽板27と一方の化粧板25とを部分的に仮止めする)、それぞれの支承板20cが磁気遮蔽板27へ接触して重なる状態で、化粧板25の差し込み片20bを各枠21〜24の対応する一方の差し込み間隙20aへ差し込みないし案内する。そして、必要ならば磁気遮蔽板27を例えば図示しない粘着テープ等により各支承板20cへ仮止めした後、他方の化粧板26の差し込み片20bを対応する各枠21〜24の他方の差し込み間隙20aへ差し込みないし案内する要領で、中空パネル2aを組み立てる。なお、中空パネル2aの組立は上記工程の逆順で行うこともできる。
以上のように組み立てられた中空パネル2aを、所定の荷重で上下方向に拘束した状態で、前述のように枠に形成されている充填用の孔からプラスチック(ウレタン)心材2bを発泡充填し、充填用の孔を適当な手段により塞ぐ。
中空パネル2a内にプラスチック心材2bを発泡充填することにより、各枠21〜24と、磁気遮蔽板27及び各化粧板25,26が固く一体化される。
【0030】
第1実施形態の磁気遮蔽パネルによれば、第1に、磁気遮蔽板27は中空パネル2a内ヘ埋め込み状に一体化されていて、パネルの外面に露出していないので傷つけられることがなく、透磁率の部分的な減衰が防止され、磁気特性が安定する。
また、各枠21〜24の差し込み間隙20bが広くてこれらの枠21〜24と化粧板25,26との結合力がないか又は弱くても、プラスチック心材2bが発泡充填されることにより全体が固く一体化する。
第2に、各枠21〜24の差し込み間隙20aに各化粧板25,26の差し込み片20bを差し込みないし案内することにより、中空パネルを正確に容易かつ能率的に組み合わせることができる。
第3に、各枠21〜24と各化粧板25,26とを、枠側の差し込み間隙20aへ化粧板側の差し込み片20bを差し込みないし案内して組み立てるように構成したので、組立前に各枠を熱処理するときの炉内の空間効率がよい。また、各枠は中空パネル2aを組み立てるのと同時に所定形状に組み合わせることができるから、取り扱いが便利である。
第4に、中空パネル2aを組み立てる前に各部材を前述のように熱処理したので、パネルの磁気特性が向上し安定化する。
第5に、各枠21〜24の一側部には支承板20cを形成したので、中空パネル2bの組立時に磁気遮蔽板27を各枠へ正確にかつ連続的に接続させることができる。
【0031】
第2実施形態
図7は図1の矢印C−Cに沿う部分拡大断面図であり、磁気シールドルームの側面のコーナ部分にコーナパネル11として使用される磁気シールドパネル2が示されている。
この実施形態の磁気シールドパネルは請求項8に対応する一形態であり、その中空パネル2aは平断面においてほぼ直角に形成され、磁気遮蔽板27は隅角部において分離しており、分離している各磁気遮蔽板27,27は、当該隅角部においてそれらの裏側に配置されかつほぼ直角に曲げ加工された高透磁率合金製(この実施形態ではパーマロイ板)の継ぎ板27cに接触した状態で接続されている。上記継ぎ板27cも、中空パネル2aを組み立てる前に他の部材とともに熱処理される。
継ぎ板27cにより接続される磁気遮蔽板27,27は、中空パネル2aを組み立てるときに例えば粘着テープ等により当該継ぎ板27cへ仮止めするのが好ましい。
中空パネル2aは平断面がほぼ直角であるので、各化粧板25,26も中空パネル2aの断面形状に合わせて平断面においてほぼ直角に加工されている。
図示されていない上下の各横枠は、中空パネル2aの直角に形成された曲げ部において大留め仕口状に構成されている。ただし、仕口状部分の各横枠は継ぎ合わされていない。
【0032】
この実施形態では、磁気遮蔽板27は磁気シールドルームの外側方向に面しているが、当該ルームの内側方向へ面していても差し支えない。
この磁気シールドパネルは、直角に曲げられた隅角両面の磁気遮蔽板27,27を高透磁率合金板からなる継ぎ板27aを介して接続させるように構成したので、組立前に磁気遮蔽板27,27を仕上げ熱処理する際に取り扱い易く、かつ、その際の炉内の空間効率を低下させない。
第2実施形態の磁気シールドパネルの他の構成、中空パネル2aの組立要領、及び他の作用効果は、第1実施形態の磁気シールドパネルとほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0033】
第3実施形態,第4実施形態
図8は図1の矢印D−Dに沿う部分拡大断面図、図9は図1の矢印E−Eに沿う部分拡大断面図である。
第3実施形態の磁気シールドパネルは、請求項11に対応する一形態であり、磁気シールドルーム1の扉パネル13として使用される。
第4実施形態の磁気シールドルームは、請求項12に対応する一形態であり、前記扉パネル13を嵌め込み状に設置する扉枠パネル12として使用される。
【0034】
第3実施形態の磁気シールドパネル2は、主体である中空パネル2aとその内部に発泡充填されたプラスチック芯材2bとから構成されている。
中空パネル2aの一方の縦枠21は、図8で示されているように、パーマロイ板からなる主枠板21aと、パーマロイ板からなる補助枠板21bと、鍔状枠板21fとから構成されている。
主枠板21aは、所定形状に裁断されたパーマロイ板をウエブ21eが中空パネル2aの一面側に面するように断面ほぼZ状に成形したもので、ウエブ21eの両端部にはそれぞれフランジ部21cが形成され、一方のフランジ部21cの内側には補助枠板21bが、他方のフランジ部21cの裏側には鍔状枠板21fがそれぞれスポット溶接されている。
補助枠板21bは、所定形状に裁断されたパーマロイ板を断面L字状に成形したもので、主枠板21aの一方のフランジ部21cの内側にスポット溶接されるフランジ部21dを有し、このフランジ部21dの先端部には、中空パネル2aの対応する片面へ沿うように所定幅の支承板20cが一体に形成されている。
主枠板21aの一方のフランジ部21cと補助枠板21bのフランジ部21dとの間、及び、主枠板21aの他方のフランジ部21cと鍔状枠板21fの先端部のフランジ部21dとの間には、それぞれ差し込み間隙20aが形成されている。
中空パネル2aの他方(図1の右側)の縦枠は、断面が一方の縦枠21とは姿勢が左右逆になっているのみで、他の構成は同じであるのでその図示及び説明は省略する。
なお、鍔状枠板21fはパーマロイ板でも他の金属板でも差し支えない。
【0035】
中空パネル2aの一方(上部)の横枠23は、図9で示すように姿勢が90度変化している(横が縦になっている)のみで、前記一方の縦枠21と同様な構成である。
すなわち、横枠23は、所定形状のパーマロイ板を断面Z状に成形した主枠板23a、その一方のフランジ部23cの内側へフランジ部23dがスポット溶接された断面L字状のパーマロイ板からなる補助枠板23b、及び、主枠板23aの他方のフランジ部23cの内側へスポット溶接された鍔状枠板23fとから構成されている。
主枠板23aのウエブ23eの一方のフランジ部23cと、補助枠板23bのフランジ部23dとの間、他方のフランジ部23cと鍔状枠板23fのフランジ部23dとの間には、それぞれ差し込み間隙20aが形成され、補助枠板23bのフランジ部23dには支承板20cが一体に形成されている。
中空パネル2aの他方(下部)の横枠は、断面が一方の横枠23aとは姿勢が上下逆になっているのみで、他の構成は同じであるのでその図示及び説明は省略する。
【0036】
中空パネル2aにおいて、一方の化粧板25の内側には、パーマロイ板からなる磁気遮蔽板27が重ねられ、当該化粧板25の差し込み片20bは各枠の支承板20cが形成されている側の差し込み間隙20aへ差し込まれないし案内されており、磁気遮蔽板27の裏面は各支承板20cと連続して接触している。
他方の化粧板26の差し込み片20bは、各枠の他方の差し込み間隙20aへ差し込まれないし案内されている。
各縦枠の近傍には、一方の化粧板25又は/及び他方の化粧板26と重なるように、厚肉の鉄板や鋼板その他の材質からなる補強板28が設けられている。この補強板は、扉パネル13として設置する場合に、ノブやヒンジを取り付ける際の補強となるものである。
第3実施形態の磁気シールドパネルの他の構成、中空パネル2aの組立要領、及び他の作用効果は、第1実施形態の磁気シールドパネルとほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0037】
第4実施形態の磁気シールドパネル2の中空パネル2aには、前記扉パネル13を嵌め込み状に設置するための窓孔部12aが形成され、この窓孔部12aには図8及び図9で示されているように、縦横の各縁枠29が取付けられている。
中空パネル2aの外周部の各縦枠及び各横枠の構造は第1実施形態の磁気シールドパネルと同様に構成されており、この中空パネル2aにはプラスチック心材2bが発泡充填されている。
【0038】
各縁枠29は、パーマロイ板からなる主枠板29aと、当該主枠板29aの内側の一部へ溶接(スポット溶接)されたパーマロイ板からなる補助枠板29bと、前記主枠板29aの内側の他の一部へ溶接(スポット溶接)された鍔状枠板29fとから構成されている。
主枠板29aは、所定形状に裁断されたパーマロイ板を、扉パネル13における各枠と適合するように断面ほぼZ状に成形したもので、ウエブ29eの両端部にはそれぞれフランジ部29cが形成されている。
補助枠板29bは、所定形状に裁断されたパーマロイ板を断面L字状に成形したもので、扉パネル13における各枠の支承板20cと対応する側のフランジ部29cの内側にスポット溶接され、その溶接部分先端部のフランジ部29dの先端部には、中空パネル2aの対応する片面へ沿うように所定幅の支承板20cが一体に形成されている。
主枠板29aの一方のフランジ部29cと補助枠板29bのフランジ部29dとの間、及び、主枠板29aの他方のフランジ部29cと鍔状枠板29fの先端部のフランジ部29dとの間には、それぞれ差し込み間隙20aが形成されている。
なお、鍔状枠板29fはパーマロイ板でも他の金属板でも差し支えない。
各縁枠29は、これらを製造後中空パネル2aを組み立てる前に前述のような熱処理を施す。
【0039】
第4実施形態の磁気シールドパネルにおいて、一方(磁気シールドルームの外側に面する側)の化粧板25内側には、パーマロイ板からなる磁気遮蔽板27が重ねられ、当該化粧板25の差し込み片20bは各枠の支承板20cが形成されている側の差し込み間隙20aへ差し込まれないし案内されており、磁気遮蔽板27は各支承板20cと接触している。
他方の化粧板26の差し込み片20bは、各枠の他方の差し込み間隙20aへ差し込まれないし案内されている。
中空パネル2a内において、縦方向の各縁枠29の近傍には、扉パネル13の補強板28と対応する部分に同様な補強板28が設けられている。この補強板は、扉パネル13に取り付けられたノブの受け具やヒンジを取り付ける際の補強となるものである。
第4実施形態の磁気シールドパネルの他の構成、中空パネル2aの組立要領、及び他の作用効果は、第1実施形態の磁気シールドパネルとほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0040】
第5実施形態
図4には、図1の天井パネル15として使用される第5実施形態の磁気シールドパネルの一部が示されている。この形態の磁気シールドパネル2は、請求項10に対応する一形態である。
この実施形態の磁気シールドパネル2において、その中空パネル2aの一方の縦枠21及び一端がこの縦枠21の一端と隣接する一方の横枠(図示しない)は、第1実施形態の磁気シールドパネルの横枠23同様に外面がフラットなフラット枠であり、他方の縦枠22及び一端がこの縦枠22の一端と隣接する他方の横枠(図示しない)は、それらの両側部の除く外面に長さ方向に沿って連続する継ぎ手部20dを有しており、雄型枠又は雌型枠である。
前述のように、一方の縦枠21は図1の磁気シールドパネルの横枠23,24と、他方の縦枠22は図1の磁気シールドパネルの縦枠22又は21とそれぞれ同じ構成であるので、主要な部分に同じ符号を付して詳細な構成の説明を省略する。
第5実施形態の磁気シールドパネルの他の構成、中空パネル2aの組立要領、及び他の作用効果は、第1実施形態の磁気シールドパネルとほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0041】
第6実施形態
図10は図2の矢印F−Fに沿う部分拡大断面図で、第6実施形態の磁気シールドパネルの一部が示されている。この形態の磁気シールドパネル2は、磁気シールドルーム1の天井パネル14として使用されるもので、請求項9に対応する一形態である。
この実施形態の磁気シールドパネル2において、その中空パネル2aの一方の横枠23は、図1の磁気シールドパネルの一方の縦枠21又は他方の縦枠22と同じ構成であって、両側部を除く外面に長さ方向に沿って連続する継ぎ手部20dを有する雄型枠又は雌型枠であるので、主要な部分に同じ符号を付してそれらの説明は省略する。他方の横枠24は、図1の磁気シールドパネルの各横枠と同じ構成であって、外面がフラットなフラット枠であるので、同様に主要部分に同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
また、それらの一方の縦枠は図1の磁気シールドパネルの縦枠21と、他方の縦枠は図1の他方の縦枠22とそれぞれ同様に構成されている。
第6実施形態の磁気シールドパネルの他の構成、中空パネル2aの組立要領、及び他の作用効果は、第1実施形態の磁気シールドパネルとほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0042】
磁気シールドルーム
前記各実施形態の磁気シールドパネルを使用して磁気シールドルームを構築する要領について以下説明する。
図4で示すように、建物内の床(図示しない)上に磁気シールドルーム1の設計上の平面積以上の平面積を有する厚い床材(例えば塩化ビニール板)3を敷設し、この床材3の上面に高透磁率合金板(この例ではパーマロイ板)からなる床板30を取り付ける。
床板30の上面には、ルームの設計に沿ってパーマロイ板その他の高透磁率合金板からなるチャンネル状の支承部材31を配置する。この支承部材13の幅は、各側壁パネル10及び各コーナパネル11,12の厚みとほぼ適合するよに形成されている。
次いで、設計に沿って各側壁パネル10,各コーナパネル11及び扉枠パネル12を、前記支承部材31に支承させる要領で垂直に配置しながら、これらのパネルを、前記支承部材31とともに適数のねじ32により床材3へ固定する。各パネル10,11,12は、図3のようにそれらの縦枠23,24に形成された継ぎ手部20dを雄雌状に嵌合する要領で連続的に接続させる。
【0043】
以上の要領でルームの側部周壁を組み立て、当該側部周壁の上に各天井パネル14,15を設計に沿って配置しながら固定する。このとき、側部周壁を形成するそれぞれのパネル10〜12の上部には、それらの厚みとほぼ適合するようにチャンネル状に成形されたパーマロイ板等からなるキャップ部材5を被せる。各天井パネル14相互、各天井パネル15相互及び各天井パネル14,15相互は、対応する枠に形成された継ぎ手部20dを雄雌状に嵌合する要領で連続的に接続させる。
天井の外周方向に面する各天井パネル14,15の端部又は側部には、それらの厚みにほぼ適合するように断面L字状又はチャンネル状に成形されたパーマロイ板その他の高透磁率合金板からなるカバー部材6を被せ、これらのカバー部材6を適数のねじ60により対応する天井パネル14,15の枠に固定する。また、天井パネル14又は15、対応するカバー部材6、キャップ部材5及び各パネル10,11,12の上端部は、適数のねじ50により相互に固定する。
【0044】
各天井パネル14,15は長さがある程度長く、天井パネル14相互及び天井パネル15相互の連接部分は、磁気シールドルーム1の中央部に近づくにしたがって大きく垂れ下がる。したがって、図10で拡大して示すように、それらの連接部分の上に例えばH形鋼その他の適当な補強部材4を差し渡し状に配置し、この補強部材4へ隣合う天井パネル14及び天井パネル15へボルトナット40等により固定する。
【0045】
以上のように組み立てられた磁気シールドルーム1によれば、各磁気シールドパネル2の磁気遮蔽板27が、それぞれ同様な材質の各枠21〜24、カバー部材6、キャップ部材5、支承部材31及び床板30等を介して全体的に連接しているので、ルーム1内を外部磁界から遮蔽することができる。
また、各磁気シールドパネル相互の連接部分には、ねじビスその他の結合具がほとんど使用されていないので、ルームの全体としての磁気遮蔽特性の向上及び安定化が図られるほか、ルーム1をより能率的に構築することができる。
【0046】
第7実施形態
図11は本発明による磁気シールドパネルの第7実施形態を示す部分平断面図であり、請求項6に対応する一形態を示している。
この実施形態の磁気シールドパネル2は、パネル2相互の結合部分における枠の変形例である。
【0047】
一方の縦枠21は、フランジ付きの溝形に成形されたパーマロイ板からなる主枠板21aと、断面ほぼL字状に成形されパーマロイ板からなる補助枠板21bと、断面ほぼL字状に成形された鍔状枠板21fとから構成されている。
主枠板21aの一方の側部のフランジ21cの内側には、補助枠板21bのフランジ部21dがスポット溶接され、当該フランジ部21bと主枠板21aの一方のフランジ部21cとの間には差し込み間隙20aが形成され、フランジ部21dの先端部には支承板20cが一体に形成されている。
主枠板21aの他方の側部には鍔状枠板21fがスポット溶接されており、当該鍔状枠板21fのフランジ部21dと主枠板21aの他方のフランジ部21cとの間には差し込み間隙20baが形成されている。
主枠板21aの溝形状の部分は継ぎ手部20dとなっているので、縦枠21は雌型枠である。
【0048】
他方の縦枠22は、フランジ付きの溝形に成形されたパーマロイ板からなり、その溝形状の部分が外側に突出するように配置される主枠板22aと、断面ほぼL字状に成形されパーマロイ板からなる補助枠板22bと、断面ほぼL字状に成形された鍔状枠板22fとから構成されている。
主枠板22aの一方の側部のフランジ22cの内側には、補助枠板22bのフランジ部22dがスポット溶接され、当該フランジ部22bと主枠板22aの一方のフランジ部22cとの間には差し込み間隙20aが形成され、フランジ部22dの先端部には支承板20cが一体に形成されている。
主枠板22aの他方の側部には鍔状枠板22fがスポット溶接されており、当該鍔状枠板22fのフランジ部22dと主枠板22aの他方のフランジ部22cとの間には差し込み間隙20baが形成されている。
主枠板22aの溝形状の部分と当該部分にスポット溶接された鍔状枠板21fのフランジ部21dを除く部分とは、前記一方の縦枠21の溝状の継ぎ手部20dとほぼ適合する凸状の継ぎ手部20dになっているので、縦枠22は雄型枠である。
【0049】
第7実施形態の磁気シールドパネル2は、各縦枠21,22の鍔状枠板21f,22fに、パーマロイ板等の高透磁率合金板以外の金属板を使用することができるので、第1実施形態の磁気シールドパネルと比べて枠の材料費がより廉価になる。
第7実施形態の磁気シールドパネルの他の構成、中空パネル2aの組立要領、及び他の作用効果は、第1実施形態の磁気シールドパネルとほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
なお、第7実施形態の磁気シールドパネル2の縦枠21,22は、天井パネル14,15においては、隣合うパネルの結合側の縦枠や、隣合うパネルの結合側の横枠として使用することができる。
【0050】
第8実施形態
図12は本発明による磁気シールドパネルの第8実施形態を示す部分平断面図であり、請求項7に対応する一形態が示されている。
この実施形態の磁気シールドパネル2は、パネル2相互の接合部分における枠の変形例である。
【0051】
この実施形態の磁気シールドパネル2において、中空パネル2aの各枠21,22は同じ構造であって、それらの側部を除く外面には同じ断面形状かつ同じ断面サイズの溝状の継ぎ手部20dが長さ方向に沿って形成されている。
磁気シールドパネル2相互を連接するときは、突き合わされたパネル2相互の縦枠21と22の継ぎ手部20d相互の中に、パーマロイからなるパイプ状の継ぎ手部材2cを挿入するように構成されている。
各縦枠21,22は、スポット溶接される溝形状の部分が互いに重なり合う主枠板21a,22aと、補助枠板21b,22bとからそれぞれ形成されており、各主枠板21a,22a及び各補助枠板21b,22bともに、それぞれパーマロイ板等の高透磁率合金板を所定形状に成形したものである。
その他部分については、第1実施形態の磁気シールドパネルと同じ構成であるので、同様な符号を付して説明を省略する。
【0052】
この実施形態の磁気シールドパネルは、縦枠21,22が同じ構成であるので、いずれも共通の成形部品を用いることができる利点がある。
第8実施形態の磁気シールドパネルにおける中空パネル2aの組立要領、及び他の作用効果は、第1実施形態の磁気シールドパネルとほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
なお、第8実施形態の磁気シールドパネル2の縦枠21,22は、天井パネル14,15においては、隣合うパネルの結合側の縦枠や、隣合うパネルの結合側の横枠として使用することができる。
【0053】
第9実施形態
図13は、第1実施形態の磁気シールドパネルの各枠の変形形態を示す図で、(c)図は一方の縦枠の端面図、(d)図は他方の縦枠の端面図、(e)図はフラットな横枠の端面図である。
一方の縦枠21は、高透磁率合金板以外の鋼板その他の金属板(以下第9実施形態の説明において「鋼板等」と言う。)からなる所定幅の連結板21gに、以下のように各枠板をスポット溶接したものである。
連結板21gの一面(中空パネルを組み立てた場合の外側)には、幅のほぼ一半部に、先端部が一側部へ突出するように断面Z状の主部を有するパーマロイ板からなる主枠板21hと、パーマロイ板を断面Z状に成形した補助枠板21iとを重なるようにスポット溶接し、幅の他の一半部には、先端部が他側部へ突出するようにそれぞれ断面Z状の鋼板等からなる主枠板21jと補助板枠21kとを重なるようにスポット溶接している。
当該縦枠21の一方のフランジ部21c,21d間と、他方のフランジ部21c,21d間には、それぞれ差し込み間隙20aが形成され、主枠板21hの側部のフランジ部21cの先端部には、図示しない中空パネルの一面側に沿うように支承板20cが一体に形成されている。
縦枠板21の側部を除く外面(図の上面)には、長さ方向に沿って溝状の継ぎ手部20dが形成されている。
【0054】
他方の縦枠22もほぼ同様に構成されている。
すなわち、鋼板等からなる所定幅の連結板の一面には、幅のほぼ一半部に、先端部が一側部へ突出するように断面Z状の主部を有するパーマロイ板からなる主枠板22hと、パーマロイ板を断面Z状に成形した補助枠板22jとを重なるようにスポット溶接し、幅の他の一半部には、先端部が他側部へ突出するようにそれぞれ断面Z状の鋼板等からなる主枠板22jと補助板枠22kとを重なるようにスポット溶接している。
当該縦枠22の一方のフランジ部22c,22d間と、他方のフランジ部22c,22d間には、それぞれ差し込み間隙20aが形成され、主枠板22hの側部のフランジ部22cの先端部には、図示しない中空パネルの一面側に沿うように支承板20cが一体に形成されている。
縦枠板22の側部を除く外面(図の上面)には、長さ方向に沿って、前記一方の縦枠21の継ぎ手部20dへほぼ適合して嵌め込まれる凸条の継ぎ手部20dが形成されている。
【0055】
横枠23(24)は、所定幅の鋼板等の連結板23gを備え、この連結板23gの一面(中空パネルを組み立てた場合の外側)には、幅のほぼ一半部に断面がほぼL字状に成形されたパーマロイ板からなる主枠板23hと平板状の鍔状枠板23iとを重なるようにスポット溶接し、さらに、幅の他の一半部に鋼板等の主枠板23jと鍔状枠板23kとを重なるようにスポット溶接したものである。
当該横枠23の一方のフランジ部23c,23d間と、他方のフランジ部23c,23d間には、それぞれ差し込み間隙20aが形成され、主枠板23hの側部のフランジ部23cの先端部には、図示しない中空パネルの一面側に沿うように支承板20cが一体に形成されている。
【0056】
図13の各枠21,22,23(24)は、それらの幅のほぼ半部が長さ方向に連続する高透磁率合金板であるので、これらを使用して磁気シールドパネルを製造した場合、当該磁気シールドパネル相互は磁気遮蔽板がそれらの各枠の高透磁率合金板を介して連続する。
これらの各枠は、パーマロイ板等の高透磁率合金の使用量が少ないのでより廉価である。
なお、第9実施形態の縦枠21,22は、天井パネル14,15においては、隣合うパネルの結合側の縦枠や、隣合うパネルの結合側の横枠として使用することができる。また、横枠23は天井パネル15の非結合側の縦枠(磁気シールドルームの外周部に位置する縦枠)としても使用することができる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1の発明に係る磁気シールドパネルによれば、磁気遮蔽板が中空パネル内ヘ埋め込み状に一体化されていて、パネルの外面に露出していないので傷つけられることがなく、透磁率の部分的な減衰が防止され、磁気特性も安定する。
各枠の差し込み間隙に各化粧板の差し込み片を差し込みないし案内することにより、中空パネルを正確に容易かつ能率的に組み合わせることができる。
各枠の差し込み間隙が広くてこれらの枠と化粧板との結合力がないか又は弱くても、プラスチック心材が発泡充填されることにより固く一体化する。
各枠と各化粧板とを、枠側の差し込み間隙へ化粧板側の差し込み片を差し込みないし案内して組み合わせるように構成したので、組立前に各枠を熱処理するときの熱処理炉内の空間効率がよい。また、各枠は中空パネルを組み立てるのと同時に所定形状に組み合わせることができるから、取り扱いが便利である。
【0058】
請求項2の発明に係る磁気シールドパネルによれば、各枠の一側部には支承板を形成したので、中空パネルの組立時に磁気遮蔽板を各枠へ連続的に接続させるのが容易かつ確実である。
【0059】
請求項4の発明に係る磁気シールドパネルによれば、各枠は、中空パネルを組み立てる前に、それらの高透磁率合金板の磁気特性を引き出すための熱処理が施されているので、パネルの透磁率が均一化しその磁気特性が向上する。
【0060】
請求項5〜7の発明に係る磁気シールドパネルによれば、各縦枠には両側部を除く外面に長さ方向に連続する継ぎ手部が形成されているので、これらを用いて磁気シールドルームを構築する場合に、パネル相互をねじ等を使用しないで簡単に体裁よく結合することができる。
【0061】
請求項8の発明に係る磁気シールドパネルによれば、中空パネルが平断面においてほぼ直角に形成されているので、磁気シールドルームの側壁のコーナ部のパネルとして使用するのに便利である。
また、磁気遮蔽板は直角な隅角部において分離しているとともに、分離している各磁気遮蔽板は当該隅角部に配置されかつほぼ直角に曲げ加工された高透磁率合金製の継ぎ板を介して接続しているので、中空パネルの組み合わせ前の取り扱いが便利である。
【0062】
請求項9の発明に係る磁気シールドパネルによれば、各縦枠及び一方の横枠の両側部を除く外面には長さ方向に連続する継ぎ手部が形成され、他方の横枠の両側部を除く外面はほぼフラットであるので、磁気シールドルームの天井の一部に使用するのに適する。
【0063】
請求項10の発明に係る磁気シールドパネルによれば、一方の縦枠及び一方の横枠の両側部を除く外面には長さ方向に沿って連続する継ぎ手部が形成され、他方の縦枠及び他方の横枠の両側部を除く外面はほぼフラットであるので、磁気シールドルームの天井の他の一部に使用するのに適する。
【0064】
請求項11の発明に係る磁気シールドパネルによれば、各縦枠及び各横枠はウエブが中空パネルの一面側に面するように断面ほぼZ状に形成され、各フランジ部にそれぞれ差し込み間隙が形成され、当該中空パネルの一方の面又は両面の内側には各縦枠に沿って厚肉で金属製の補強板が配置されているので、請求項12の発明に係る磁気シールドパネルとともに、磁気シールドルームの出入口に使用するのに便利である。
【0065】
請求項13の発明に係る磁気シールドパネルによれば、磁気遮蔽板は当該中空パネルの垂直姿勢において上下方向に分かれた数枚の板が接触状に継ぎ合わせて使用されており、板相互の継ぎ合わせ部分では、一方の板の内側に目板が固定されているとともに、他方の板は前記一方の板と突き合わせ状態で前記目板に接触させているので、磁気遮蔽板を継ぎ合わせ状態で中空パネル内に内装するのに便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る各実施形態の磁気シールドパネルを使用して構築した磁気シールドルームの正面図である。
【図2】図1の磁気シールドルームの平面図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態の磁気シールドパネルを示す図で、図1の矢印A−Aに沿う部分拡大断面図である。
【図4】本発明に係る第1実施形態及び第5実施形態の磁気シールドパネルを示す図で、図1の矢印B−Bに沿う部分拡大断面図である。
【図5】第1実施形態の磁気シールドパネルにおける中空パネルの部分解断面図で、(a)図には縦枠と各板の関連が示され、(b)図には横枠と各板の関連が示されている。
【図6】図3の磁気シールドパネルにおける磁気遮蔽板の継ぎ合わせ部の部分拡大断面図である。
【図7】本発明に係る第2実施形態の磁気シールドパネルを示す図で、図1の矢印C−Cに沿う部分拡大断面図である。
【図8】本発明に係る第3実施形態及び第4実施形態の磁気シールドパネルを示す図で、図1の矢印D−Dに沿う部分拡大断面図である。
【図9】第3実施形態及び第4実施形態の磁気シールドパネルを示す他の図で、図1の矢印E−Eに沿う部分拡大断面図である。
【図10】本発明に係る第6実施形態の磁気シールドパネルを示す図で、図2の矢印F−Fに沿う部分拡大断面図である。
【図11】本発明に係る第7実施形態の磁気シールドパネルの部分平断面図である。
【図12】本発明に係る第8実施形態の磁気シールドパネルを示す部分平断面図である。
【図13】本発明に係る磁気シールドパネルの各枠の変形形態(第9実施形態)を示す図で、(c)図は一方の縦枠の端面図、(d)図は他方の縦枠の端面図、(e)図はフラットな横枠の端面図である。
【符号の説明】
1 磁気シールドルーム
10 側壁パネル
11 コーナパネル
12 扉枠パネル
12a 窓孔部
13 扉パネル
2 磁気シールドパネル
2a 中空パネル
2b プラスチック心材
2c 継ぎ手部材
20a 差し込み間隙
20b 差し込み片
20c 支承板
20d 継ぎ手部
21,22 縦枠
21a,22a,21h,22h,21j,22j 主枠板
21b,22b,21i,22i,21k,22k 補助枠板
21c,22c,21d,22d フランジ部
21e ウエブ
21f,22f, 鍔状枠板
21g,22g 連結板
23,24 横枠
23a,24a,23h,23j 主枠板
23b,24b 補助枠板
23c,24c,23d,24d フランジ部
23e ウエブ
23f,23i,23k 鍔状枠板
25,26 化粧板
27 磁気遮蔽板
27a 目板
27b 粘着テープ
27c 継ぎ板
28 補強板
29 縁枠
29a 主枠板
29b 補助枠板
29c,29d フランジ部
29e ウエブ
29f 鍔状枠板
3 床材
30 床板
31 支承部材
32 ねじ
4 補強部材
40 ボルトナット
5 キャップ部材
50 ねじ
6 カバー部材
60 ねじ

Claims (13)

  1. 両側に開口した長さ方向に沿う差し込み間隙を有するほぼ均一な幅の各縦枠及び各横枠と、両面の化粧板とで覆われていて所定の厚みを有する中空パネルであって、一方の化粧板の裏面には高透磁率合金からなる磁気遮蔽板が重ねられ、前記各化粧板は前記各枠の方向へ折り曲げられた各辺の差し込み片を当該各枠の対応する側部の差し込み間隙へ差し込みないし案内することにより各枠と組み合わされており、前記各枠の少なくとも前記磁気遮蔽板の配置側部分は一部が外面に表れかつ当該磁気遮蔽板と接触する高透磁率合金板からなり、当該中空パネル内にはプラスチック心材が発泡充填されていることを特徴とする、磁気シールドパネル。
  2. 前記各縦枠及び各横枠は一部が重ねられて溶接された複数の金属板で構成され、各縦枠及び各横枠の前記磁気遮蔽板の配置側には当該部分の差し込み間隙の側縁に連続して当該磁気遮蔽板の裏面側外周部分と重なる高透磁率合金板からなる支承板が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の磁気シールドパネル。
  3. 前記各枠は全体が高透磁率合金板からなることを特徴とする、請求項2に記載の磁気シールドパネル。
  4. 前記各枠は、中空パネルを組み立てる前に、当該枠の高透磁率合金板の磁気特性を引き出すための熱処理が施されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の磁気シールドパネル。
  5. 各縦枠には両側部を除く外面に長さ方向に連続する継ぎ手部が形成され、各横枠の両側部を除く外面はほぼフラットであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の磁気シールドパネル。
  6. 一方の縦枠の継ぎ手部は長さ方向に沿う溝状の継ぎ手部であり、他方の縦枠の継ぎ手部は前記溝状の継ぎ手部と適合する凸状の継ぎ手部であることを特徴とする、請求項5に記載の磁気シールドパネル。
  7. 各縦枠の継ぎ手部は同じ断面形状及び断面寸法の溝状の継ぎ手部であることを特徴とする、請求項5に記載の磁気シールドパネル。
  8. 前記中空パネルは平断面においてほぼ直角に形成され、前記磁気遮蔽板は直角に形成された隅角部において分離しているとともに、分離している各磁気遮蔽板は当該隅角部に配置されかつほぼ直角に曲げ加工された高透磁率合金製の継ぎ板を介して接続していることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の磁気シールドパネル。
  9. 各縦枠及び一方の横枠の両側部を除く外面には長さ方向に連続する継ぎ手部が形成され、他方の横枠の両側部を除く外面はほぼフラットであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の磁気シールドパネル。
  10. 一方の縦枠及び一方の横枠の両側部を除く外面には長さ方向に沿って連続する継ぎ手部が形成され、他方の縦枠及び他方の横枠の両側部を除く外面はほぼフラットであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の磁気シールドパネル。
  11. 各縦枠及び各横枠はウエブが当該中空パネルの一面側に面するように断面ほぼZ状に形成され、各フランジ部にそれぞれ差し込み間隙が形成され、当該中空パネルの一方の面又は両面の内側には各縦枠に沿って厚肉で金属製の補強板が配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の磁気シールドパネル。
  12. 請求項11に記載の磁気シールドパネルからなる扉パネルが嵌め込み状に設置される窓孔部が形成され、当該窓孔部には前記扉パネルの各縦枠及び各横枠と適合する断面Z状の各縁枠が取り付けられ、これらの各縁枠の各フランジ部にはそれぞれ側部に長さ方向に沿って開口した差し込み間隙が形成され、各差し込み間隙には各化粧板の前記窓孔部に対応する部分に形成された差し込み片が差し込みないし案内され、当該中空パネルの内側には前記扉の補強板と対応する部分に各縦縁枠に沿って厚肉で金属製の補強板が配置されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の磁気シールドパネル。
  13. 前記磁気遮蔽板は当該中空パネルの垂直姿勢において上下方向に分かれた数枚の板により構成され、隣合う板相互は一方の板の裏側に固定された目板を介して接続していることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の磁気シールドパネル。
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