JP3641556B2 - 粘弾性測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、材料の静的および/または動的な粘弾性を測定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の発明に関しては、特公昭57−40963号公報(以下、第1の従来例と言う)にみられるような材料の応力と歪みの関係を測定する装置がある。また、特開昭63−139232号公報(以下、第2の従来例と言う)にみられるように機械系を単純化することで、機械強度を増すとともに振動系の軽量化を図り、機械共振の影響を緩和し、材料の動的粘弾性を測定できるように改良した装置がある。更にまた、特開平3−82934号公報(以下、第3の従来例と言う)にみられるように材料には直流加算した交流力を加え、材料に発生する歪みのうち直流歪み成分は機械的に補償し交流成分のみから材料の動的粘弾性を引っ張り方式で測定できるように改良した装置がある。
【0003】
これらの従来の装置においては、いずれも検出棒を介して試料に力が伝えられ、試料の歪みは検出棒と外部の支持体との間に設けられた変位検出器で検出されるという共通点がある。一方、これらの装置における検出棒は何らかの形で装置内の支持体に支持される必要があり、第1の従来例では天秤支持機構が用いられ、第2、第3の従来例では支持体への板バネ固定が用いられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記各従来装置においては、検出棒支持の各方式に一般的に要求される特性として、検出棒と支持体間の摩擦が小さいこと(検出棒と支持体間の粘性抵抗が小さいこと)が挙げられる。
これに加え、試料の静的粘弾性測定の目的には、検出棒と支持体間の弾性結合定数(バネ定数)が小さいことが要求される。
【0005】
また、試料の動的粘弾性測定の目的には、慣性による測定誤差を最小化するため検出棒を含む振動部分の質量が小さいことが要求される。また、弾性結合定数と振動部質量の比で決まる振動部の共振周波数が測定周波数より高い必要があるため、検出棒支持体間の弾性結合定数はある程度大きい必要がある。
すなわち、試料の静的粘弾性を測定することと、動的粘弾性を測定することは、いずれも試料に生じる応力と歪みの関係を測定する点では共通性があるが、上記従来例にみられるような検出棒支持の方式では、検出棒と支持体の間の弾性結合定数に関して相反する要求が生じるため、試料の静的粘弾性と動的粘弾性の両方を精度良く測定できる装置は存在しなかった。
【0006】
実際、第1の従来例にみられる装置を用いて静的粘弾性測定はできるが、天秤機構が有する大きな質量により、動的粘弾性の測定は1Hz以下の極めて低周波領域に限定される。
一方、第2および第3の従来例にみられる装置では数100Hz程度の高周波までの動的粘弾性測定を行うことができるが、試料の静的粘弾性を測定する際の応力、歪みの同時変化に対して、板バネのバネ定数を分離することが困難なため、測定精度が得られないという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を速やかに解決するために開発されたものである。試料の両端または一端を支持する試料ホルダーと、前記試料の一部を支持する試料チャックと、前記試料ホルダーに対して相対位置を変えられる検出器支持体と、前記試料チャックに連結されるとともに前記検出器支持体に弾性的に支持される検出棒と、前記検出器支持体に対する前記検出棒の長手方向の位置変化を捕らえる変位検出器と、前記検出器支持体に固定され前記検出棒の一端に長手方向に力を作用させる結果前記検出棒および前記試料チャックを介して前記試料に応力を付与する力発生器と、前記力発生器に接続され試料に付与する応力の直流成分と交流成分とを設定する関数発生器と、前記変位検出器の直流成分出力が零に近づくよう前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対位置を変化させる機械的帰還制御手段と、前記変位検出器の直流成分出力が零に近づくよう前記力発生器の直流出力を変化させる負帰還制御手段と、前記力発生器の出力および前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対移動量を記録する記録手段と、前記周期関数発生器の周期関数信号と前記変位検出器で捕らえられる変位信号の周期関数成分とに対しフーリエ変換処理を行う演算器と、から構成されている。
【0008】
上記構成の作用は、まず、試料ホルダーと試料チャックに保持された試料に、力発生部から検出棒を介して直流力と交流力の一方、または両方が印加される。このとき、試料と弾性支持体の線形粘弾性を反映して、直流力に対しては直流的歪み、交流力に対しては交流的歪みが発生し、いずれも変位検出器で捕らえられる。
【0009】
変位検出器で捕らえられる交流的歪みは印加された交流力との比較により試料と弾性支持体との合成された動的粘弾性として検出される。試料と弾性支持体の結合を並列的にしておけば、合成された動的粘弾性から弾性支持体の弾性率を単に差し引くことにより、試料の動的粘弾性を知ることができる。
一方、印加された直流力と変位検出器で捕らえられる歪みの直流成分は、変位信号を低域通過濾波器(ローパスフィルタ)を通過させるか、直流波の印加を連続的に交流波の印加を断続的におこなうことにより交流波が印加されない時点の変位を計測することで測定される。このとき、変位信号の直流成分の測定値が零に近づくように測定値に応じて、検出器支持体を移動するか直流力を変化させるかのいずれか一方を行う。このとき検出器支持体の移動量は試料の変形を表しており、弾性支持体には変形は生じない。したがって、印加された直流力はすべて試料に分配される。すなわち、印加された直流力と検出器支持体の移動量はそれぞれ試料の静的な応力、静的な歪みを表すため、試料の静的粘弾性を測定することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明を実施例に示した図面に基づき詳細に説明する。
図1中、符号1は試料であり、試料1の一端は、ネジ2aを介して、試料ホルダ2に固定的に把持されている。試料ホルダ2は支柱3により検出器箱4の外側の下方に固定されている。試料1の他端はチャック5により把持されており、チャック5は垂直に配置された検出棒6の下方の一端に固定されている。尚、試料1の試料ホルダ2及びチャック5への取り付けは、前記実施例に限定されるものではなく、測定の目的によっては、単に支持するだけでもよい。
【0011】
検出棒6は、検出器箱4下方に設けられた孔を貫通して垂直に設けられている。検出棒6の上方の他端にはコイル7が固定され、コイル7の周囲には検出器支持体12に固定された永久磁石8が配置され、コイル7に電流を流すと永久磁石8との共働により、検出棒6の長手方向に力が加えられる。すなわち、コイル7と永久磁石8とは、検出棒6に軸方向の力を作用するための電磁力発生器を形成している。
【0012】
検出棒6は長手方向にのみ運動できるように、二枚の板バネ9、9により検出器支持体12に弾性的に固定されている。二枚の板バネ9、9は、検出棒6が長手方向に(軸方向)移動するのを可能にし、検出棒6が径方向の移動を規制するものである。二枚の板バネ9、9と検出棒6とは、脱着可能に固定して取りつけることも、また、スライド可能に取りつけることでもよい。
【0013】
また、二枚の板バネ9、9との間に検出棒6の一部にはコア10が固定されている。なお、コア10は検出器箱4の内側部分に配置されている。コア10の周囲には差動トランス11がコア10と隙間を設けて配置されている。差動トランス11は、検出器支持体12に固定される形で保持され、コア10の相対変位を試料1の歪みとして検出する。つまり、コア10と作動トランス11とは、歪みを検出する歪み検出器を構成している。検出器支持体12は軸受け13、13によりボールネジ14と案内棒15にそれぞれ軸方向に移動可能に係合している。そして、ボールネジ14と案内棒15はお互いに検出器箱4に平行に垂直に検出器箱4に保持されている。符号16は検出器箱4に取り付けられたステップモータであり、ステップモータ16の軸とボールネジ14の先端にはそれぞれプーリ17、17が固定されている。両プーリ17、17の間には駆動ベルト18が掛けられている。ステップモータ16の回転に伴うプーリ17、17と駆動ベルト18の運動により、ボールネジ14は回転し、軸受け13、13を介して検出器支持体12を上下方向に水平を保ったまま移動させることができる。つまり、コイル7、差動トランス11と板バネ9、9を同時に、同量上下方向に移動させることができるものである。
【0014】
検出器箱4は支持機構19にて支持されている。なお、検出器箱4の底部には、検出棒6を通す孔が設けられている。一方、試料1の周囲には、試料1の温度を変える目的で加熱冷却炉20が配設されている。加熱冷却炉20は移動機構21を介して支持機構19に取り付けられている。移動機構21は、加熱冷却炉20を上下に移動することができるようになっている。また、加熱冷却炉20は、試料1の温度を任意の温度プログラムにて可変することができる。検出器箱4の下部外側と加熱冷却炉20の上端部との間に、管状ベロース22が挿入されており、管状ベロース22の上端部は検出器箱4の底部が固定されている。つまり、加熱冷却炉20を上げることにより、検出器箱4と管状ベローズ22と加熱冷却炉20からなる装置内のほぼ閉空間が形成されるため、ガスの導入と排気のための小孔を管状べローズ22にそれぞれ設けガスフローすることで、必要に応じて、試料1の周囲の雰囲気を、たとえば、窒素雰囲気に、設定することができる。また、加熱冷却炉20を下の方に移動させることにより、加熱冷却炉20の上端部と管状ベロース22下端部との間に隙間が発生し、試料1を着脱、交換することができる。
【0015】
符号31は、交流関数発生器である。交流関数発生器31は、永久磁石8とコイル7で形成された電磁力発生器で発生する交流力の波形(例えば、正弦波)と周波数を設定し、その波形信号を発生する。交流関数発生器31には交流力の振幅を設定・増幅するための増幅器32が接続されている。
増幅器32には最適直流値演算器33が接続されている。最適直流力演算器33にはスイッチ34を介して直流電圧発生器35が接続されており、直流電圧発生器35は電磁力発生器で発生する直流力を設定する。また、直流電圧発生器35は加算器36に接続され、増幅器32もスイッチ37を介して加算器36に接続されており、スイッチ37が閉じられると加算器36では交流重畳された直流電圧を発生する。加算器36にはコイル7が接続されており、加算器36の出力に応じてコイル7には力が発生され、検出棒6を介して試料1に応力が加えられる。
【0016】
試料1に加えられた応力に応答して生じる歪みは検出棒6の変位として差動トランス11で検出され、歪み測定回路40に送られる。歪み測定回路40で測定された試料1の歪み信号は、歪み測定回路40に接続されたローパスフィルタ41とハイパスフィルタ45とに分けて通過され、それぞれ取り出される。ローパスフィルタ41を通過した低周波成分は歪み零位制御回路42に送られ、ハイパスフィルタ45を通過した交流成分はアナログデジタル変換器46を介してフーリエ演算器47に送られる。
【0017】
また、前記増幅器32の出力である試料1の交流応力信号もアナログデジタル変換器48を介してフーリエ演算器47に送られる。フーリエ演算器47では、試料1の歪み振幅と応力−歪み振幅比と応力−歪み位相差が計算され出力される。フーリエ演算器47には歪み振幅制御器49が接続され、歪み振幅の測定信号が振幅制御器49に送られる。歪み振幅制御器49には目標歪み振幅入力器50が接続され、目標歪み振幅入力器50から送られる歪み振幅の目標値に対し、フーリエ演算器47から送られる歪み振幅の測定信号が何倍大きいか小さいかを計算し、その逆数倍だけ増幅器32の増幅率を変化させるように機能する。つまり、歪み振幅制御器49は、試料1の歪み振幅を目標の振幅になるように、増幅器32の値を設定する。
【0018】
一方、フーリエ演算器47で算出された応力−歪み間の振幅比と位相差データは動的粘弾性演算器51に送られ、そこで試料形状に関する情報と合わせて、試料1の動的粘弾性が決定される。
符号38はオペレータが時間に対して所望の関数を設定できる関数発生器であり、符号39はステップモータ16を駆動するためのステップモータ駆動回路である。
【0019】
前記歪み零位制御回路42は、スイッチ43の働きにより、ステップモータ駆動回路39または直流電圧発生器35のいずれか一方に接続される。また、関数発生器38は、スイッチ44の働きにより、直流電圧発生器35に接続される場合と、ステップモータ駆動回路39に接続される場合と、他に接続されない場合の三通りに切り換えることができる。
【0020】
ステップモータ駆動回路39は、アナログデジタル変換器56を介して静的粘弾性演算器53に接続されている。一方、直流電圧発生器35もアナログデジタル変換器52を介して静的粘弾性演算器53に接続されている。静的粘弾性演算器53では、試料形状に関する情報が考慮され、直流電圧発生器35の出力から試料1の応力が算出され、ステップモータ駆動回路39の出力から試料1の歪みを算出されることにより、試料1の静的粘弾性が決定される。
【0021】
動的粘弾性演算器51および静的粘弾性演算器53で算出される試料1の粘弾性信号は記憶器54に蓄えることができる他、プリンタ(図示せず)やCRT(図示せず)などの記録手段または表示手段に出力できる。
以下、本実施例による装置の動作を説明する。
図1は引っ張り測定の場合の試料把持の構成を示しており、最初、引っ張り測定の際の装置の動作を、以下で説明する。
【0022】
まず、オペレータは、移動機構21の動作により加熱冷却炉20を下げ、試料1を試料ホルダ2とチャック5で把持、又は支持した後、加熱冷却炉20を上げ試料1を装置にセットする。オペレータは温度制御器55に所望の温度プログラムを設定しておくことで、試料1の温度を変えたり、ある温度に保持しながら測定することができる。
【0023】
次に、正弦波による動的粘弾性測定、合成波による動的粘弾性測定、応力制御によるクリープ測定、歪み制御による応力緩和測定の中から、所望の測定モードを設定する。
正弦波による測定が選ばれると、スイッチ34およびスイッチ37は閉じられ、スイッチ43により、歪み零位制御回路42はステップモータ駆動回路39に接続され、スイッチ44により、関数発生器38は切り離され、他と接続されない。さらに、オペレータは、0.01Hzから100Hzの間で、測定周波数を交流関数発生器31に設定し、歪み振幅の目標値を目標歪み振幅入力器50に入力し、最適直流力演算器33には試料の弛みや引っ張り過ぎを防ぐため、交流力に対し何パーセント増しの直流力を加えるか、あるいは、交流力に対し何グラム増しの直流力を加えるか、などの条件を設定する。なお、測定周波数を複数種類設定しておくと、測定周波数は順次変わり設定されたすべての周波数で測定が行われる。
【0024】
オペレータが装置に測定開始の指令を与えると、まず、差動トランス11により板バネ9の歪みが検出され、検出された歪み信号は歪み検出回路40に送られ、ローパスフィルタ41を介して歪みの低周波成分が歪み零位制御回路42に送られる。歪み零位制御回路42では、測定された歪みの低周波成分が零に近づくようにステップモータ16を駆動するための駆動量を比例制御に基づき算出した後算出された駆動量信号をスイッチ43を介してステップモータ駆動回路39に送り、全体として差動トランス11の出力を絶えず零に戻すように、検出器支持体12を上下に移動する負帰還制御を行う。このとき、板バネ9から低周波の歪みはいつも取り除かれているから、永久磁石8とコイル7の電磁力発生器で発生された力の低周波成分は、試料1に生じる歪みの低周波成分と完全に釣り合っている。
【0025】
また、交流関数発生器31からは所定の周波数の正弦波が出力され、増幅器32で増幅され、スイッチ37を介して加算器36に送られる。一方、増幅器32に接続された最適直流力演算器33では電磁力発生器で発生させる最適な直流力が算出され、スイッチ34を介して直流電圧発生器35に送られ、さらに、加算器36に送られて交流と加算される。加算器36はコイル7に接続されており、加算器36から出力される、交流重畳された直流信号は、コイル7により検出棒6を介して試料1と板バネ9に印加される交流重畳された直流力に変換される。このとき、検出器支持体12に対する前記の負帰還制御の結果、実際には、試料1には交流重畳された直流力が加わるのに対し、板バネ9には交流力のみが加わり、直流力は加わらない。
【0026】
試料1および板バネ9に印加される交流力は両者に交流的な歪みを生じさせる。この交流歪みは差動トランス11で検出され、歪み測定回路40、ハイパスフィルタ45、アナログデジタル変換器46を経由してデジタル信号に変換された後、フーリエ演算器47に送られる。フーリエ演算器47では、以下の演算(数1)により、試料1および板バネ9に同時に生ずる交流歪みの振幅を算出する。
【0027】
【数1】
Figure 0003641556
【0028】
こうして得られた歪み振幅の測定値は歪み振幅制御器49に送られ、目標歪み振幅入力器50から送られる歪み振幅の目標値との比較により、次回の増幅器32の増幅率が決定される。以上の歪み振幅制御の結果、全体として、試料1に生ずる交流歪みの振幅は絶えずオペレータにより設定された目標値に近い値に制御されることとなる。
【0029】
また、増幅器32の出力である正弦波交流はアナログデジタル変換器48を介してデジタル信号化された後フーリエ演算器47に送られる。フーリエ演算器47では、以下の演算(数2)に基づき、試料1と板バネ9に生ずる交流応力と交流歪みの振幅比および位相差を算出する。
【0030】
【数2】
Figure 0003641556
【0031】
フーリエ演算器47で得られた振幅比と位相差の情報は動的粘弾性演算器51に送られ、以下のとおり(数3)、試料1の動的粘弾性が決定される。
【0032】
【数3】
Figure 0003641556
【0033】
動的粘弾性演算器51で得られた試料1の動的粘弾性情報は記憶器54に蓄えられる他、プリンタ(図示せず)やCRT(図示せず)などの記録手段または表示手段に出力できるのはもちろんのことである。
次に、オペレータが合成波による測定を選択した場合について、上記正弦波測定との違いを中心に説明する。
【0034】
発明者らが用いた合成波は、図2に見られるような基本正弦波と、その2倍波、4倍波、10倍波、20倍波をそれぞれの振幅を等しくして加算した波形である。測定に先立ち、オペレータは前記の正弦波の周波数の設定に代えて、合成波の基本正弦波周波数を0.01Hzから5Hzの間で、1種類だけ設定する。その他の条件の設定については正弦波の場合と全く同様である。
【0035】
測定中の装置の動作に関しては、歪み振幅の制御が基本波の振幅に対してのみ行われる点で正弦波測定の場合とやや異なり、また、フーリエ演算器47で算出される応力−歪みの振幅比および位相差は、合成波測定のモードでは基本波、2倍波、4倍波、10倍波、20倍波のそれぞれに対して次のように算出される。
【0036】
【数4】
Figure 0003641556
【0037】
したがって、動的粘弾性演算器51では、正弦波測定の場合と同様の手続きにより、5種類の周波数のすべてに対する試料1の動的粘弾性が決定される。
したがって、正弦波測定に比べ時間当たりの情報効率に優れている。しかし、電磁力発生器で発生される力の上限に対し、各周波数成分はそれぞれ5分の1の振幅に制限されるため弾性率の測定範囲は正弦波に比べ狭くなるという短所もある。
【0038】
次に、オペレータがクリープ測定のモードを選択した際の装置の動作について説明する。
クリープ測定の場合、温度制御器55と加熱冷却炉20の働きにより、試料1の温度は一定に保持される。
クリープ測定が選ばれると、スイッチ34およびスイッチ37は開かれ、交流関数発生器31で発生される交流信号はコイル7に送られなくなる。また、スイッチ43により、歪み零位制御回路42はステップモータ駆動回路39に接続され、スイッチ44により関数発生器38は直流電圧発生器35に接続される。オペレータは、矩形波関数を関数発生器38に入力した後、測定を開始する。
【0039】
関数発生器38で発生された矩形波は直流電圧発生器35、加算器36を経由してコイル7に送られ、コイル7で生ずる矩形波力は検出棒6を介して試料1と板バネ9の伝達され、両者に生ずる歪みは差動トランス11で検出される。差動トランス11で検出された歪み信号は正弦波測定の場合と同様、歪み測定回路40、ローパスフィルタ41、歪み零位制御回路42を介してステップモータ駆動回路39に送られ、ステップモータ16を駆動することにより検出器支持体12を上下に移動し、最終的に差動トランス11の出力を絶えず零に近づける。このとき、板バネ9の歪みは除去されるため、コイル7の出力は全量、試料1に加えられており、ステップモータ16の駆動による検出器支持体12の移動量は試料1の変形量に一致している。
【0040】
したがって、直流電圧発生器35の出力をアナログデジタル変換器52でデジタル値に変換して静的粘弾性演算器53に送り、ステップモータ駆動回路39の出力をアナログデジタル制御器56でデジタル値に変換して静的粘弾性演算器53に送ることにより、静的粘弾性演算器53では前者から試料1の応力を、後者から試料1の歪みを次式に基づいて算出できる。
【0041】
【数5】
Figure 0003641556
【0042】
すなわち、静的粘弾性演算器53では試料1の矩形波応力に対する歪み応答であるクリープ回復測定のデータを得ることができ、試料の静的粘弾性を測定することができる。
次に、オペレータが応力緩和測定のモードを選択した際の装置の動作について説明する。
【0043】
応力緩和測定の場合もクリープ測定の場合と同様、温度制御器55と加熱冷却炉20の働きにより、試料1の温度は一定に保持される。
応力緩和測定が選ばれると、スイッチ34およびスイッチ37は開かれ、交流関数発生器31で発生される交流信号はコイル7に送られなくなる。また、スイッチ43により、歪み零位制御回路42は直流電圧発生器35に接続され、スイッチ44により関数発生器38はステップモータ駆動回路39に接続される。オペレータは、矩形波関数を関数発生器38に入力した後、測定を開始する。
【0044】
関数発生器38で発生された矩形波はステップモータ駆動回路39を経由してステップモータ16に送られ、ステップモータ16の運動により検出器支持体12は矩形波状に移動する。このとき、検出器支持体12の移動総量は試料1の変形と板バネ9の変形とに分配され、板バネ9に生ずる歪みのみが差動トランス11で検出される。差動トランス11で検出された歪み信号は、歪み測定回路40、ローパスフィルタ41を介して歪み零位制御回路42に送られる。歪み零位制御回路42では、測定された歪みの低周波成分が零に近づくようにコイル7で発生すべき直流力を比例制御に基づき算出した後、算出された直流力信号をスイッチ43を介して直流電圧発生器35に送り、全体として差動トランス11の出力を絶えず零に戻すように、電磁力発生器の発生する直流力を変化させる負帰還制御を行う。このとき、板バネ9の歪みは除去されるため、コイル7の出力は全量、試料1に加えられており、ステップモータ16の駆動による検出器支持体12の移動量は試料1の変形量に一致している。
【0045】
したがって、直流電圧発生器35の出力をアナログデジタル変換器52でデジタル値に変換して静的粘弾性演算器53に送り、ステップモータ駆動回路39の出力をアナログデジタル制御器56でデジタル値に変換して静的粘弾性演算器53に送ることにより、静的粘弾性演算器53では前者から試料1の応力を、クリープ測定の場合と全く同様に算出できる。
すなわち、静的粘弾性演算器53では試料1の矩形波歪みに対する応力応答である応力緩和測定のデータを得ることができ、試料の静的粘弾性を測定することができる。
【0046】
クリープ測定、応力緩和測定の結果はいずれも静的粘弾性演算器53から記憶器54に送り、蓄えられる他、プリンタ(図示せず)やCRT(図示せず)などの記録手段または表示手段に出力できる。
以上の実施例の説明において、いずれも図1に示される引っ張り測定の試料把持構造に基づいて説明した。
【0047】
しかし、図3に示されるような試料保持構造を用いることにより、実施例の装置を、圧縮、3点曲げ、両持ちバリ、片持ちバリ、ずり、などの各変形様式の下で測定することもできる。その際、両持ちバリ、ずり、の各変形様式における測定については、引っ張りの場合とは異なり、測定中、力の正負が反転してはならない(直流力は絶えず交流力振幅を上回っていなければならない)という要請が不要となるため、スイッチ34を開き直流力が重畳されない条件で測定を行うこととなる。また、粘弾性の定量に際し試料形状の扱いが一部異なるが、その他の条件や装置の動作に関しては、前記した引っ張り測定の場合と全く同様である。
【0048】
また、本実施例におけるアナログ信号処理部分の一部をデジタル処理化しプロセッサにより信号処理を行うことや、逆にデジタル信号処理部分の一部をアナログ処理化することができるのはもちろんのことである。
以下に、実施例に示した装置により測定された測定データについて説明する。図4は、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)の薄板の動的粘弾性を基本周波数0.5Hzの合成波により測定したものである。試料の加熱速度は毎分4度であり、130度近辺で貯蔵弾性率(E’)の大きな低下と損失弾性率(E”)および損失正接(tanδ)のピークが検出され、同時に、0.5〜10Hzの間での周波数分散が確認された。
【0049】
図5は、PMMAの115度におけるクリープ回復特性を測定したものである。5分間隔で50グラム重と500グラム重の荷重を交互に変化させたときの変形量(歪み)を測定した結果、この温度におけるPMMAのクリープ回復の様子を知ることができた。
図6は、PMMAの140度における応力緩和特性を測定したものである。2分間隔で歪み量を4%、矩形波状に変化させ、応力の変化を捕らえた。歪みの変化後、PMMA試料の緩和に伴い、応力が低減する様子を観測することができた。
【0050】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば試料への力の伝達手段であると同時に試料の変形伝達手段である検出棒を板バネで保持したにもかかわらず、板バネの変形が絶えず零に戻るように負帰還制御を行ったことで板バネのバネ定数効果の分離が容易になり、0.01Hzから100Hzの範囲での試料の動的粘弾性測定が可能であるのみならず、クリープ回復や応力緩和などの静的粘弾性の測定も可能となり、材料の粘弾性特性を多面的に分析することが出来る。。また、板バネの平均変位が零であることから、電磁力発生器を形成する永久磁石とコイル位置関係がほとんど変化しないため、コイルに流れる電流と発生力の間の線形性が良く確保され、測定される粘弾性データの精度が高められるという効果も得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す一部ブロック図入り断面図である。
【図2】図2は実施例で用いた合成波の1周期分の波形を示す説明図である。
【図3】図3は各種試料支持方法を示す各断面図である。図3aは圧縮、図3bは3点曲げ、図3cは両持ちバリ、図3dは片持ちバリ、図3eはずり持ちの試料保持構造を示す断面図である。
【図4】図4は合成波を用いてPMMA(ポリメタクリル酸メチル)の動的粘弾性測定した結果得られたデータである。
【図5】図5はPMMAの115度におけるクリープ回復特性を測定したデータである。
【図6】図6はPMMAの140度における応力緩和特性を測定したデータである。
【符号の説明】
1 試料
2 試料ホルダ
3 支柱
4 検出器箱
5 チャック
6 検出棒
7 コイル
8 永久磁石
9 板バネ
10 コア
11 差動トランス
12 検出器支持体
13 軸受け
14 ボールネジ
15 案内棒
16 ステップモータ
17 プーリ
18 駆動ベルト
19 支持機構
20 加熱冷却炉
21 移動機構
22 管状ベローズ
31 交流関数発生器
32 増幅器
33 最適直流力演算器
34 スイッチ
35 直流電圧発生器
36 加算器
37 スイッチ
38 関数発生器
39 ステップモータ駆動回路
40 歪み測定回路
41 ローパスフィルタ
42 歪み零位制御回路
43 スイッチ
44 スイッチ
45 ハイパスフィルタ
46 アナログデジタル変換器
47 フーリエ演算器
48 アナログデジタル変換器
49 歪み振幅制御器
50 目標歪み振幅入力器
51 動的粘弾性演算器
52 アナログデジタル変換器
53 静的粘弾性演算器
54 記憶器
55 温度制御器
56 アナログデジタル変換器

Claims (5)

  1. 試料の少なくとも一端を支持する試料ホルダーと、前記試料ホルダーと独立して、前記試料の一部を支持する試料チャックと、前記試料ホルダーに対して相対位置を変えられる検出器支持体と、前記試料チャックに連結されるとともに前記検出器支持体に弾性的に支持される検出棒と、前記検出器支持体に対する前記検出棒の長手方向の位置変化を捕らえる変位検出器と、前記検出器支持体に固定され前記検出棒の一端に長手方向に力を作用させる結果前記検出棒および前記試料チャックを介して前記試料に応力を付与する力発生器と、前記力発生器に接続され試料に付与する応力の時間に対する目標関数を設定できるプログラム関数発生器と、前記変位検出器の出力が零に近づくよう前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対位置を変化させる帰還制御手段と、前記力発生器の出力および前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対移動量を記録する記録手段とを備え、前記力発生器の出力から試料に加わる静的応力、前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対移動量から試料に生じる静的歪みが得られ、両者の関係から試料の静的粘弾性測定が可能となることを特徴とする粘弾性測定装置。
  2. 試料の少なくとも一端を支持する試料ホルダーと、前記試料ホルダーと独立して、前記試料の一部を支持する試料チャックと、前記試料ホルダーに対して相対位置を変えられる検出器支持体と、前記試料チャックに連結されるとともに前記検出器支持体に弾性的に支持される検出棒と、前記検出器支持体に対する前記検出棒の長手方向の位置変化を捕らえる変位検出器と、前記検出器支持体に固定され前記検出棒の一端に長手方向に力を作用させる結果前記検出棒および前記試料チャックを介して前記試料に応力を付与する力発生器と、前記力発生器に直流的な力を出力させるために直流信号を発生する直流発生器と、前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対移動量の時間に対する目標関数を設定できるプログラム関数発生器と、前記変位検出器の出力が零に近づくよう前記直流発生器の出力を変化させる帰還制御回路と、前記力発生器の出力および前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対移動量を記録する記録手段とを備え、前記力発生器の出力から試料に加わる静的応力、前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対移動量から試料に生じる静的歪みが得られ、両者の関係から試料の静的粘弾性測定が可能となることを特徴とする粘弾性測定装置。
  3. 試料の少なくとも一端を支持する試料ホルダーと、前記試料ホルダーと独立して、前記試料の一部を支持する試料チャックと、前記試料ホルダーに対して相対位置を変えられる検出器支持体と、前記試料チャックに連結されるとともに前記検出器支持体に弾性的に支持される検出棒と、前記検出器支持体に対する前記検出棒の長手方向の位置変化を捕らえる変位検出器と、前記検出器支持体に固定され前記検出棒の一端に長手方向に力を作用させる結果前記検出棒および前記試料チャックを介して前記試料に応力を付与する力発生器と、前記力発生器に直流的な力を出力させるために直流信号を発生する直流発生器と、前記力発生器に周期的な力を出力させるために周期関数信号を発生する周期関数発生器と、前記変位検出器の平均出力が零に近づくよう前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対位置を変化させる帰還制御手段と、前記力発生器の直流出力および前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対移動量を記録する記録手段と、前記周期関数発生器の周期関数信号と前記変位検出器で捕らえられる変位信号の周期関数成分とに対しフーリエ変換処理を行う演算器とを備え、前記力発生器の出力から試料に加わる静的応力、前記試料ホルダーに対する前記検出器支持体の相対移動量から試料に生じる静的歪みが得られ、両者の関係から試料の静的粘弾性測定が可能となるとともに、前記演算器は演算結果として前記試料の動的粘弾性を出力できることを特徴とする粘弾性測定装置。
  4. 前記周期関数発生器は周期関数信号の発生と停止を交互に繰り返し、停止期間にのみ前記帰還制御手段が動作することを特徴とする請求項3記載の粘弾性測定装置。
  5. 前記周期関数発生器が発生する周期関数は、互いに異なる周波数を備えた複数の正弦波を加算して得られる合成波関数であり、前記演算器は、前記複数の正弦波の各周波数に対応する複数通りの試料の動的粘弾性値を出力できることを特徴とする請求項3記載の粘弾性測定装置。
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