JP2000258288A - 動電式振動発生機 - Google Patents

動電式振動発生機

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JP2000258288A
JP2000258288A JP11066975A JP6697599A JP2000258288A JP 2000258288 A JP2000258288 A JP 2000258288A JP 11066975 A JP11066975 A JP 11066975A JP 6697599 A JP6697599 A JP 6697599A JP 2000258288 A JP2000258288 A JP 2000258288A
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test
mass
vibration
acceleration
displacement
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JP11066975A
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English (en)
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Shinya Kamaya
信冶 釜谷
Taigo Senkoshi
太吾 千光士
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Akashi Corp
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Akashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験体の質量測定機能を具備することによ
り、試験体の試験加速度条件を自動的に設定可能な動電
式振動発生機を提供する。 【解決手段】 直流磁界が形成された空隙中に可動コイ
ル(5)が挿入され、該可動コイルに試験体(s)を載
置する振動台(6)が固定され、該振動台はばね(7)
を介して本体(10)の一部に固定され、前記可動コイ
ルに交流電流を流すことにより、前記振動台を振動させ
て前記試験体の振動試験を行う動電式振動発生機(1)
において、前記振動台の基準位置からの変位を測定する
変位測定手段(8)と、前記変位測定手段により測定さ
れた変位に基づいて、前記振動台を基準位置に戻す直流
電流を前記可動コイルに送電する制御を行う振動台帰還
制御部(93)と、前記可動コイルに流した直流電流値
から算出した前記振動台を基準位置に戻す力によって前
記試験体の質量を算出する質量算出手段(95)と、を
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試験体に振動を与
えることにより試験体の耐震性や耐久性を評価する振動
発生機に関し、特に、磁界中のコイルに電流を流した時
に発生する力を利用した動電式振動発生機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気・電子分野などの比較的小型
な部品等から航空・宇宙分野などの比較的大型の製品等
について、様々な振動条件の下で振動試験を行わせるこ
とにより、部品や製品の耐震性や耐久性を評価する装置
として、振動発生機が知られている。このような振動発
生機としては、例えば、図3に示す動電式振動発生機が
知られている。
【0003】図3に示す動電式振動発生機100は、外
側磁極101、内側磁極102、励磁コイル103、可
動コイル104、振動台105、ばね106などにより
構成されている。励磁コイル103は、電源部(図示省
略)から入力される直流電流により励磁されて直流磁界
を生成し、磁性体である外側磁極101、内側磁極10
2との間のギャップGには、可動コイル104を横切る
直流磁界が形成される。可動コイル104には図示しな
い駆動回路によって生成される交流電流が印加されてお
り、可動コイル104は前記ギャップGに形成された直
流磁界中を前記交流電流の周波数に基づく振動数で振動
する。この可動コイル104は内側磁極102の上面に
設置されたばね106によって支持される振動台105
に固定されており、可動コイル104が振動することに
よって振動台105が振動する。そして、振動台105
には試験体107が載置されており、振動台105の振
動に伴って試験体107が振動し、この時の振動特性を
測定出来るようになっている。
【0004】ところで、従来は、振動台105の加振力
等のスペックが細分化された一群の動電式振動発生機の
中から対象物や用途に応じて振動発生機の機種を選定し
ていた。ここで、動電式振動発生機の加振力は、次式で
表すことが出来る。 F=(m1+m2+m3)×α ・・・(1) F:試験に必要な加振力(N)、m1:動電式振動発生
機の振動台、治具を除く可動部の質量(Kg)、m2
振動台、治具の質量(Kg)、m3:試験体の質量(K
g)を示す。F、m1、m2の値は既知であるため、従っ
て、試験の最大加速度は、試験体の質量によって決定さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の動電式振動発生機においては、ユーザーが試験体の
質量から最大試験加速度等の試験加速度を設定しなけれ
ばならなかったので、その作業自体が煩わしいという問
題があった。また、スペック上許容される最大加速度に
近いところでの振動試験を行う場合には、試験体の質量
が正確に分かっていないと出来ないという問題点があっ
た。特に、大きな試験体では質量測定自体が困難な場合
なため、動電式振動発生機の機械の安全性を考慮すると
最大加速度に近いところでの振動試験は難しかった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、試験体の質量測定機能を具備するこ
とにより、試験体の試験加速度条件を自動的に設定可能
な動電式振動発生機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、直流磁界が形成された空隙
中に可動コイル(5)が挿入され、該可動コイルに試験
体(s)を載置する振動台(6)が固定され、該振動台
はばね(7)を介して本体(10)の一部に固定され、
前記可動コイルに交流電流を流すことにより、前記振動
台を振動させて前記試験体の振動試験を行う動電式振動
発生機(1)において、前記振動台の基準位置からの変
位を測定する変位測定手段(8)と、前記変位測定手段
により測定された変位に基づいて、前記可動コイルに前
記振動台を基準位置に戻す直流電流を送電する制御を行
う振動台帰還制御部(93)と、前記振動台を基準位置
に戻すため、前記可動コイルに流した直流電流値から算
出した力によって前記試験体の質量を算出する質量算出
手段(95)と、を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、変位測定手
段によって、振動台の基準位置からの変位が測定され、
振動台帰還制御部によって、振動台を基準位置に戻す直
流電流が可動コイルに送電され、前記振動台を基準位置
に戻すため、可動コイルに流した直流電流値から算出し
た力と重力加速度により試験体の質量が算出されるの
で、試験体を振動台に載せるだけで試験体の質量を自動
的に算出することが出来ることとなって、試験体の質量
を予め測定する必要がなく作業の効率化が図れる。ま
た、予め試験体の質量が正確に分かっていない試験体で
も、振動試験前に正確に質量を測定することが出来るの
で、より最大試験加速度に近い試験加速度での振動試験
を行うことが出来ることとなって、より信頼性の高い振
動試験結果を得ることが出来る。特に、比較的大きな試
験体で予め正確な質量を測定することが難しい場合でも
正確な質量を測定出来るので便利となる。
【0009】ここで、直流磁界の形成する方式は、永久
磁石を用いた方式のものであっても、或いは電磁石を用
いた方式のものであってもよい。変位測定手段として
は、例えば、リニアスケール、LVDT(差動変圧
器)、コンデンサピック(電荷容量型変位センサ)、或
いは電気マイクロメータなどであるが、これに限るもの
ではなく、振動台の基準位置からの変位を測定可能なも
のであればどのような手段を用いてもよい。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の動
電式振動発生機において、前記質量算出手段によって算
出された試験体の質量に基づいて、前記試験体の当該振
動試験における最大試験加速度を含む試験加速度を算出
する試験加速度算出手段(96)と、を備えたことを特
徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、試験加速度算出手段によって最大試験加速度を含む
試験加速度が算出されるので、従来のようにユーザーが
試験体の質量からいちいち試験加速度を算出することが
なくなることとなって、振動試験におけるユーザーが行
う作業の低減を図ることが出来る。即ち、試験体を振動
台に載置するだけで、自動的に最大試験加速度を含む試
験加速度が算出されるので、ユーザーの手間を簡略化さ
せることが出来る。
【0012】ここで、最大試験加速度を含む試験加速度
とは、最大試験加速度のみならず、適正な試験加速度を
算出することを意味する。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の動
電式振動発生機において、前記質量算出手段によって算
出された前記試験体の質量、或いは前記試験加速度算出
手段によって算出された前記試験体の試験加速度のう
ち、少なくとも何れか一方を表示する表示手段(12)
を備えたことを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、表示手段によって試験体の質量、或いは試験加速度
のうち、少なくとも何れか一方が表示されるので、試験
者が容易にそれらの値を認識することが出来ることとな
って更に作業性に優れたものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
動電式振動発生機の実施の形態を詳細に説明する。図1
は、本発明に係る動電式振動発生機の要部構成を模式的
に示した図である。図1に示す動電式振動発生機1は、
振動本体部10と、該振動本体部10の動作制御を行う
制御装置20と、を備え、前記振動本体部10は、外側
磁極2、内側磁極3、励磁コイル4、可動コイル5、振
動台6、空気ばね7、変位計8(変位測定手段)などに
より構成されるとともに、制御装置20は、前記振動台
6の振動を制御する振動制御部9、操作部11、表示部
12、電源部13などにより構成されている。
【0016】前記外側磁極2は、内部に格納された励磁
コイル4によって磁化される磁性体である。また、前記
内側磁極3は、前記空気ばね7を介して前記振動台6を
支持する支柱であるとともに、前記励磁コイル4によっ
て磁化される磁性体である。そして、前記外側磁極2の
上端部の円周に沿って形成された環状の突部2aと前記
内側磁極3との間のギャップGには、直流磁界が形成さ
れる。前記励磁コイル4は、前記電源部13から入力さ
れる直流電流により励磁されて直流磁界を生成し、磁性
体である外側磁極2、内側磁極3との間のギャップGに
は、可動コイル5を横切る直流磁界が形成される。
【0017】前記可動コイル5には、試験体Sの質量測
定時においては、電源部13の整流回路(図示省略)に
よって交流電圧が直流電圧に変換された直流電流が印加
される。また、振動測定時には、電源部13から交流電
流が印加され、前記ギャップGに形成された直流磁界中
を前記交流電流の周波数に基づく振動数で振動する。こ
の可動コイル5は、内側磁極3の上面に取り付けられた
空気ばね7によって支持される振動台6の下端部に固定
されており、可動コイル5が振動することによって振動
台6が振動する。更に、振動台6には試験体Sが載置さ
れており、振動台6の振動に伴って試験体Sが振動し、
この時の振動特性を図示しない加速度計などにより測定
するようになっている。
【0018】前記変位計8は、例えば、リニアスケール
からなり、前記振動台6の基準位置からの変位を計測
し、計測された変位は、変位信号として前記振動制御部
9に出力される。
【0019】前記振動制御部9は、図2に示すように、
増幅器91、A/D変換器92、帰還制御回路93(振
動台帰還制御部)、パワーアンプ94、質量算出回路9
5(質量算出手段)、試験加速度算出回路96(試験加
速度算出手段)などを備えている。前記増幅器91は、
前記変位計8から出力された変位信号を増幅してA/D
変換器92に出力する。前記A/D変換器92は、増幅
された変位信号をA/D変換した後、帰還制御回路93
に出力する。
【0020】前記帰還制御回路93は、入力された変位
信号と前記振動台6の基準位置信号(リファレンス信
号)とを比較し、前記振動台6を基準位置に帰還させる
帰還信号を生成し、パワーアンプ94に出力する。前記
パワーアンプ94は、前記帰還制御回路93から出力さ
れた帰還信号の大きさに応じた直流電流を前記可動コイ
ル5に供給する。前記質量算出回路95は、前記パワー
アンプ94から出力される振動台6の基準位置への帰還
のための直流電流値(I)を入力し、次式に基づいて作
成されたプログラムにより試験体Sの質量を算出する。 F=BLI ・・・(2) m=F/g ・・・(3) ここで、F:振動台の基準位置への帰還に必要な力
(N)、B:ギャップGに形成された磁界の磁束密度
(wb/m2)、L:可動コイルの有効コイル長
(m)、I:可動コイルに流す電流(A)、m:試験体
の質量(Kg)、g:重力加速度(m/s2)を示す。
B、L、gは既知の値なので、可動コイル5に流す直流
電流を測定することにより、試験体Sの質量が分かる。
【0021】前記質量算出回路95によって算出された
試験体Sの質量データは、試験加速度算出回路96に出
力される。前記試験加速度算出回路96は、前記質量算
出回路95で算出された質量データを入力し、次式に基
づいて作成されたプログラムにより試験体Sの試験加速
度を算出する。 Fm=(m1+m2+m3)×α ・・・(4) ここで、Fm:試験に必要な加振力(N)、m1:振動発
生機の振動台、治具を除く可動部の質量(Kg)、
2:振動台、治具の質量(Kg)、m3:試験体の質量
(Kg)を示す。スペック上の加振力、m1、m2の値は
既知であり、従って、試験の最大加速度が算出される。
また、このとき、最大加速度のみならず、必要に応じ
て、例えば、適正試験加速度範囲(例えば、最大加速度
×50〜80%)などを算出させてもよい。
【0022】前記試験加速度算出回路96によって算出
された試験加速度データは、表示部12に表示される。
前記表示部12は、例えば、CRT(Cathode Ray Tub
e)表示装置からなり、質量算出回路95で算出された
質量データや試験加速度算出回路96で算出された試験
加速度データをCRT画面に表示する。
【0023】前記操作部11は、例えば、キーボードか
らなり、試験体Sの質量計測や振動試験に関するコマン
ドを入力、或いは選択するためのものであって、コマン
ドの内容や入力、或いは選択したコマンドはCRT画面
上に表示される。また、前記操作部11は、表示部12
に表示された試験加速度から設定試験加速度を選択出来
るようになっていて、選択された設定試験加速度での振
動試験が行われるようになっている。
【0024】次に、上記振動発生機1による未知の質量
の試験体Sの試験加速度決定動作および振動試験動作に
ついて説明する。まず、振動発生機1の電源投入後、試
験者により前記振動台6の治具(図示省略)に試験体S
が設置される。そして、操作部11のキーボード操作に
より試験加速度決定用コマンドが入力され、すると、こ
の試験加速度決定命令信号が、振動制御部9に入力され
る。
【0025】振動制御部9に、この試験加速度決定信号
が入力されると、変位計8によって計測された前記振動
台6の基準位置からの変位を示す変位信号が振動制御部
9に入力され、この入力された変位信号は、増幅器91
によって増幅され、A/D変換器92によってA/D変
換された後、帰還制御回路93に出力される。
【0026】次いで、この変位信号と前記振動台6の基
準位置信号とが比較され、その差に応じて振動台6を基
準位置に帰還させる帰還信号が生成され、パワーアンプ
94に出力される。そして、この帰還信号の大きさに応
じた直流電流が前記可動コイル5に供給されることによ
り、振動台6が基準位置に帰還される。このときの帰還
に要した直流電流値は、前記質量算出回路95に出力さ
れ、前述した所定の演算プログラムにより質量が算出さ
れる。また、この算出された質量データは、試験加速度
算出回路96に出力され、前述した所定の演算プログラ
ムにより、最大試験加速度を含む所定に試験加速度が算
出される。
【0027】算出された試験体Sの質量および最大試験
加速度を含む試験加速度は、前記表示部12のCRT画
面上に表示される。そして、試験者により、試験加速度
が選択され、操作部11の振動試験開始コマンドが選択
されることにより、選択された試験加速度条件で振動試
験が行われる。
【0028】以上説明した本発明に係る動電式振動発生
機1によれば、変位計8によって、振動台6の基準位置
からの変位が測定され、帰還制御回路93によって、振
動台6を基準位置に戻す直流電流が可動コイル5に送電
され、振動台6を基準位置に戻すため、可動コイル5に
流した直流電流値から算出した力と重力加速度により試
験体Sの質量が算出されるので、試験体Sを振動台6に
載せるだけで試験体Sの質量を自動的に算出することが
出来ることとなって、試験体Sの質量を予め測定する必
要がなく作業の効率化が図れる。
【0029】また、予め試験体Sの質量が正確に分かっ
ていない試験体Sでも、振動試験前に正確に質量を測定
することが出来るので、より最大試験加速度に近い試験
加速度での振動試験を行うことが出来ることとなって、
より信頼性の高い振動試験結果を得ることが出来る。特
に、比較的大きな試験体Sで予め正確な質量を測定する
ことが難しい場合でも正確な質量を測定出来るので便利
となる。更に、試験加速度算出手段によって最大試験加
速度を含む試験加速度が算出されるので、従来のように
ユーザーが試験体の質量からいちいち試験加速度を算出
することがなくなることとなって、振動試験におけるユ
ーザーが行う作業の低減を図ることが出来る。加えて、
表示部に試験体Sの質量、或いは試験加速度のうち、少
なくとも何れか一方が表示されるので、試験者が容易に
それらの値を認識することが出来ることとなって更に作
業性に優れたものとなる。
【0030】なお、上記動電式振動発生機1において、
予め、空気ばね7のばね定数が既知である場合には、振
動台の基準位置への帰還に必要な直流電流値を求めなく
とも、下記関係式により、試験体Sの質量を算出しても
よい。 m=kx/g ・・・(5) ここで、k:空気ばねのばね定数(N/m)、x:振動
台の垂直方向の変位量(m)、m:試験体の質量(K
g)、g:重力加速度(m/s2)であり、xの値を変
位計8で算出することにより、試験体の質量を測定する
ことが可能となる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、変位測定
手段によって、振動台の基準位置からの変位が測定さ
れ、振動台帰還制御部によって、振動台を基準位置に戻
す直流電流が可動コイルに送電され、前記振動台を基準
位置に戻すため、可動コイルに流した直流電流値から算
出した力と重力加速度により試験体の質量が算出される
ので、試験体を振動台に載せるだけで試験体の質量を自
動的に算出することが出来ることとなって、試験体の質
量を予め測定する必要がなく作業の効率化が図れる。ま
た、予め試験体の質量が正確に分かっていない試験体で
も、振動試験前に正確に質量を測定することが出来るの
で、より最大試験加速度に近い試験加速度での振動試験
を行うことが出来ることとなって、より信頼性の高い振
動試験結果を得ることが出来る。特に、比較的大きな試
験体で予め正確な質量を測定することが難しい場合でも
正確な質量を測定出来るので便利となる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、試験加速度算出手段によって最大試験加速度を含む
試験加速度が算出されるので、従来のようにユーザーが
試験体の質量からいちいち試験加速度を算出することが
なくなることとなって、振動試験におけるユーザーが行
う作業の低減を図ることが出来る。即ち、試験体を振動
台に載置するだけで、自動的に最大試験加速度を含む試
験加速度が算出されるので、ユーザーの手間を簡略化さ
せることが出来る。
【0033】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、表示手段によって試験体の質量、或いは試験加速度
のうち、少なくとも何れか一方が表示されるので、試験
者が容易にそれらの値を認識することが出来ることとな
って更に作業性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動電式振動発生機の要部構成を模
式的に示した図である。
【図2】振動制御部の要部構成を示したブロック図であ
る。
【図3】従来の動電式振動発生機の要部構成を示す側断
面図である。
【符号の説明】
1 動電式振動発生機 2 外側磁極 3 内側磁極 4 励磁コイル 5 可動コイル 6 振動台 7 空気ばね 8 変位計(変位測定手段) 9 振動制御部 10 本体部 13 表示部 93 帰還制御回路(振動台帰還制御部) 95 質量算出回路(質量算出手段) 96 試験加速度算出回路(試験加速度算出回路) S 試料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流磁界が形成された空隙中に可動コイ
    ルが挿入され、該可動コイルに試験体を載置する振動台
    が固定され、該振動台はばねを介して本体の一部に固定
    され、前記可動コイルに交流電流を流すことにより、前
    記振動台を振動させて前記試験体の振動試験を行う動電
    式振動発生機において、 前記振動台の基準位置からの変位を測定する変位測定手
    段と、 前記変位測定手段により測定された変位に基づいて、前
    記可動コイルに前記振動台を基準位置に戻す直流電流を
    送電する制御を行う振動台帰還制御部と、 前記振動台を基準位置に戻すため、前記可動コイルに流
    した直流電流値から算出した力に基づいて前記試験体の
    質量を算出する質量算出手段と、 を備えたことを特徴とする動電式振動発生機。
  2. 【請求項2】 前記質量算出手段によって算出された試
    験体の質量に基づいて前記試験体の当該振動試験におけ
    る最大試験加速度を含む試験加速度を算出する試験加速
    度算出手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の動電式振動発
    生機。
  3. 【請求項3】 前記質量算出手段によって算出された前
    記試験体の質量、或いは前記試験加速度算出手段によっ
    て算出された前記試験体の試験加速度のうち、少なくと
    も何れか一方を表示する表示手段を備えたことを特徴と
    する請求項2記載の動電式振動発生機。
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