JP3640573B2 - バーコード読取り方法及びバーコード読取りシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,文書や帳票のバーコードイメージデータを文字コードに変換する読取システムに係り,特に複数規格のバーコード領域を自動抽出し,読取るシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に,バーコードをOCR装置で読取る場合は,予めバーコード読取り位置(バーコード領域)とバーコードタイプ(バーコード規格)を指定しておく。そして,読取り時に指定された領域を指定された規格で読取る。また,読取りは横書きのバーコードしか対応していない。この場合,読取る帳票のバーコード位置や,バーコード規格が一定の帳票でないと読取りできない。また,バーコードが横方向だけでなく,縦方向(90度回転),180度回転の読取りもできない。
【0003】
特開平9−22437号公報には,バーコード領域を自動抽出して読取るバーコード認識装置が記載されている。このバーコード認識装置では,1ライン毎に画素の01(画素のデータ。例えば,0が白パターン,1が黒パターン)を見ていき,01の変わる間隔が予め設定された閾値以下の場所で,JANのセンターバーの01010パターンに合う所を見つける。見つからない場合は,次のラインで行う。センターバーが見つかった場合は,同間隔の101パターンであるスタートバーとエンドバーを見つける。スタートバー,センターバー,エンドバーが見つかった場合はキャラクタコードをを認識(デコード)する。この公報には,JANの標準と短縮のコードを識別することは記載されているが,JAN以外のバーコード規格には対応できない。また,1ライン上で画素の01をみて位置決めするため,偶然1ラインのノイズがスタートバー,センターバー,エンドバーに合うパターンが存在した場合は誤抽出する。また,バーコードが横方向に配置されている場合にしか対応できない。
【0004】
また,特開平10−198755号公報には,M×Mマスク判定手段により2値画像を窓走査し所定ピッチを有する交番パターンを検出するバーコード読み取り装置が記載されている。交番パターンは予め学習しておき,パターンが合う所をグループ化していき,その領域の大きさを判定する。その領域を集めたものがバーコード領域になる。このバーコード領域内の各領域の重心と回帰直線と距離で,本当にバーコードの部品か判定して,バーコード以外のものは除外する。そして,バーコード領域をデコードする。この公報は,郵便処理用バーコードを分離抽出するものである。従って,複数規格のバーコードの位置を抽出し認識することは述べてない。そのため,複数規格,複数のバーコード,異なる方向のバーコードに対応できない。
【0005】
バーコードの規格には,ITF(インターリーブド2of5),NW7,Code39,Code128,JAN,UPCなど様々な規格がある。そして,ITFはJIS−X−0502,NW7はJIS−X−0503,JANはJIS−X−0501として規格化されている。これらの規格は,表現できるキャラクタの種類,バーのサイズ(幅及び長さ,細太エレメント比),バーコードの桁数等が相互に異なっている。また,規格によってはバーコードの桁数を自由に決定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のバーコード読み取り装置は,特定のバーコード規格のバーコードの特徴点を検出して,バーコード領域を特定するものである。したがって,指定された規格以外のバーコードは読み取ることが不可能なので,帳票のバーコード規格が不明の場合はバーコード領域の抽出ができなかった。また,帳票毎に異なる規格のバーコードが異なる位置あるいは方向に印刷されている場合にも対応できなかった。
【0007】
本発明の目的は,帳票に複数の規格の複数のバーコードが異なる位置または異なる方向に印刷されている場合でもバーコード領域を抽出し,バーコードを認識することを可能にし,帳票毎に異なる規格のバーコードが異なる位置あるいは方向に印刷されている場合でもバーコード領域の抽出及びバーコードの認識を可能にすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,本発明によるバーコード認識装置は,2次元的な画素の分布によってバーコードに類似するイメージを判別することによってバーコード領域を抽出するバーコード領域抽出手段,2次元的な画素の分布によって抽出したバーコード領域内のイメージがバーコードであることを確認し,バーコードの規格を推定するバーコード度判定手段と,バーコード規格を推定できない,または,推定したバーコード規格が複数になるバーコード領域については複数のパーコード規格で認識を行うバーコード認識手段と,複数のバーコード規格による認識結果に基づいてバーコード領域のバーコード規格をしぼりこむ認識結果判定手段とを有することにより,帳票に複数の規格の複数のバーコードが異なる位置または異なる方向に印刷されている場合でもバーコード領域を抽出し,バーコードを認識すること,または,帳票毎に異なる規格のバーコードが異なる位置あるいは方向に印刷されている場合でもバーコード領域の抽出し,バーコードを認識することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
まず,本発明の実施の形態の原理と動作を説明する。
【0010】
図1に本発明の第1の実施例のバーコードを読取る処理のブロック図を示す。帳票10は本発明で読み取るバーコード帳票である。まずイメージスキャナ11により入力された帳票10をバーコード領域抽出12を行う。バーコード領域抽出12では,帳票毎に印刷位置の異なる複数規格,複数のバーコード,異なる方向に印刷されたバーコードの帳票より自動的にバーコード領域を抽出する。バーコード度判定13では,抽出されたバーコードが本当にバーコードの領域かのバーコード度の判定,及び,どのバーコード規格かの絞り込みを行うことによりバーコード規格の推定を行う。バーコード認識14では,バーコード度とバーコード推定の値を基に,バーコード領域のバーコード認識を行う。このバーコード認識は,バーコード度判定の結果でも不定(バーコードであるがバーコードがどの規格か絞り切れない)の場合は,バーコード認識がサポートしてるすべてのデコード規格で認識する。バーコード度判定の結果が複数の規格までしか絞り切れない場合は,バーコード認識では複数の規格でデコードする。認識結果判定15では,バーコード認識で複数規格分の認識結果中より正読結果を選択する。そして,その選択結果を出力データ16に出力する。
【0011】
図2は,バーコード領域抽出12において,連結成分判定によりバーコード領域を抽出する処理を示す図である。連結成分とは,連続する黒ドットで構成される一つのパターンである。イメージデータ10上の(1)にある横方向に印刷されたバーコード抽出の例を説明する。この場合は説明例として,(1)のバーコード付近のみを記載している。まず,連結成分抽出で帳票の連結成分21を抽出する。次に連結成分サイズ判定で,縦長連結成分22を求める。連結成分サイズ判定では,縦長の連結成分を抽出する。縦長連結成分は,高さ幅の比がA:1以上で,幅はBmm以下の連結成分とする。この場合,横方向に印刷されたバーコードのため,高さは縦方向のサイズで,幅は横方向のサイズになる。そして,縦長連結成分22より連結成分間距離を判定して,横方向のバーコード領域23を求める。連結成分間距離判定では,縦長の連結成分どうしの距離がCmm以下のものを抽出する。
【0012】
次に縦方向に印刷されたバーコード領域を抽出する例を説明する。この場合は説明例として,(4)のバーコード付近のみを記載している。まず,連結成分抽出で帳票の連結成分24を抽出する。次に連結成分サイズ判定で,横長連結成分25を求める。連結成分サイズ判定では,横長の連結成分を抽出する。横長連結成分は,高さ幅の比がD:1以上で,幅はEmm以下の連結成分とする。この場合,縦方向に印刷されたバーコードのため,高さは横方向のサイズで,幅は縦方向のサイズになる。そして,横長連結成分25より連結成分間距離を判定して,縦方向のバーコード領域26を求める。連結成分間距離判定では,横長の連結成分どうしの距離がFmm以下のものを抽出する。なお,この実施例では,高さ幅の比のAとDは5,BとEは1.5,CとFは1.5である。
【0013】
図3は,バーコード領域抽出12において,太め細め結果により横方向のバーコードのバーコード領域を抽出する処理を示す図である。イメージデータ10上の(1)にある横方向に印刷されたバーコード抽出の例を説明する。この場合は説明の例として,(1)のバーコード付近のみを記載している。まず,帳票のパターンを横方向に太らせた後で細めた太め細め結果31を抽出する。次に,太め細め結果31から連結成分抽出で帳票の連結成分32を抽出する。さらに,横長連結成分抽出で,横長連結成分33を求める。一方,イメージデータ10から連結成分抽出により帳票の連結成分34を抽出する。次に,縦長連結成分抽出で縦長の連結成分35を抽出する。縦長連結成分抽出では,縦長の連結成分を抽出する。縦長の連結成分は,高さ幅の比がG:1以上で幅はHmm以下の連結成分とする。この実施例では,高さ幅の比のGは5,Hは1.5である。そして,連結成分だぶり判定で,横長連結成分33と縦長連結成分35を基に,両方で存在する領域を見つける。その結果,横方向のバーコード領域36が抽出される。
【0014】
図4は,バーコード領域抽出12において,太め細め結果により縦方向のバーコードのバーコード領域を抽出する処理を示す図である。イメージデータ10上の(4)にある縦方向に印刷されたバーコード抽出の例を説明する。この場合は説明の例として,(4)のバーコード付近のみを記載している。まず,帳票のパターンを縦方向に太らせた後で細めた太め細め結果41を抽出する。次に,太め細め結果41から連結成分抽出で帳票の連結成分42を抽出する。さらに,縦長連結成分抽出で,縦長連結成分43を求める。一方,イメージデータ10から連結成分抽出により帳票の連結成分44を抽出する。次に,横長連結成分抽出で横長の連結成分45を抽出する。横長連結成分抽出では,横長の連結成分を抽出する。横長の連結成分は高さ幅の比がI:1以上で幅はJmm以下の連結成分とする。この実施例では,縦方向に印刷されたバーコードのため,高さは横方向のサイズで,幅は縦方向のサイズになる。例えば高さ幅の比のIは5,Jは1.5である。そして,連結成分だぶり判定で,縦長連結成分43と横長連結成分45を基に,両方で存在する領域を見つける。その結果,縦方向のバーコード領域46が抽出される。
【0015】
図5は,バー幅でバーコード度を判定するバーコード度判定処理を説明する図である。バーコード領域として抽出されたバーコードイメージよりバーコード度を判定する方法を説明する。ここでは,バーコード領域抽出処理によって抽出された(1)のバーコード領域50を例に説明する。まず,バーコード51よりバー幅状態52を求める。このバー幅状態52は,バーコード領域内の全てのラインでバー成分の幅を検出して,検出されるバーの幅の頻度を求める。このバー幅状態52より,バーコード度を判定する。頻度がバーコード領域の高さ(ライン数)×K以上ある場合,頻度の極大値があると判定する。例えば,頻度がライン数の2倍以上ある時に頻度の極大値があると判定する場合は,K=2とする。そして,バー幅状態の頻度の極大値があるバー幅の値を中心として±N1ドットの範囲にあるバー幅状態の頻度の合計が全頻度のN2%以上の場合は,バーコード度BCD1N53=25%×係数を出力する。係数は,他のバーコード度判定処理との間の重要度に基づいて決定される重み付け係数である。バーコード規格推定では,バー幅状態の頻度の極大値が,2つの場合はCode39,NW7,Interleaved2of5,ITF,Code128等の太バーと細バーのみ存在する規格になる。3つ以上の場合はJAN,UPC等の1,2,3,4倍のバーがあるコードの規格になる。この結果により,バーコード推定BCS1N54を出力する。各記号の値は,以下のようになる。
【0016】
N1=2×(入力イメージdpi÷200)
但し,入力イメージが200dpi以下の場合は,入力イメージdpi÷200=1とする。
N2=80
極大値と判定する値=バーコード領域高さ(ライン数)×K
BCD1N=25%×係数
BCS1N=コード規格フラグ
「ビット:上位より1ビット毎に,JAN(標準),JAN(短縮),Code39,NW7,Interleaved2of5,ITF,Code128,UPC」
以上の値はディフォルト値であり,読み取る帳票を評価して最適値を設定可能である。
【0017】
図6は,バーのベースラインでバーコード度を判定するバーコード度判定処理を説明する図である。ここでは,バーコード領域抽出処理によって抽出された(1)のバーコード領域60を例に説明する。まず,バーコード領域内の各バーについて,バー上辺の位置を示す上辺ベースライン成分61とバー下辺の位置を示す下辺ベースライン成分62とを求める。この上辺ベースライン成分61からバーの上辺位置(スタートy座標)を,下辺ベースライン成分62から下辺位置(エンドy座標)を検出して,バーベースライン状態63,64を求める。このバーベースライン状態は,バー上辺についてはバー上辺があるy座標の頻度,バー下辺についてはバー下辺があるy座標の頻度として求められる。このバーベースライン状態63,64より,バーコード度を判定する。バーコード度は,バーベースライン状態63,64において頻度の極大値が出た座標から±N11ドットの範囲にある頻度の合計が全頻度のN21%以上の場合は,バーコード度BCD2N65=25%×係数を出力する。バーコード度BCD1N53=25%×係数を出力する。係数は,他のバーコード度判定処理との間の重要度に基づいて決定される重み付け係数である。バーコード規格推定では,バーベースライン状態の頻度の極大値が,上辺が1つで下辺が2つの場合は,JAN,UPC等長さが異なるバーを有する規格になる。この結果により,バーコード推定BCS2N66を出力する。各記号の値は,以下のようになる。
【0018】
N11=2×(入力イメージdpi÷200)
但し,入力イメージdpi以下の場合は,入力イメージdpi÷200=1
N21=80
BCD2N=25%×係数
BCS2N=コード規格フラグ
「ビット:上位より1ビット毎に,JAN(標準),JAN(短縮),Code39,NW7,Interleaved2of5,ITF,Code128,UPC」
以上の値はディフォルト値であり,読み取る帳票を評価して最適値にを設定可能である。
【0019】
図7は,バーの可読文字でバーコード度を判定するバーコード度判定処理を説明する図である。ここでは,バーコード領域抽出処理によって抽出された(1)のバーコード領域70を例に説明する。まず,バーコード領域内の上辺または下辺のエリアを見て,文字サイズ比(幅:高さ)がH1:1〜H2:1に入る可読文字領域71を求める。この可読文字領域内の成分を文字認識して,認識結果72求める。この認識結果72よりバーコード度を判定する。バーコード度は,バーコード領域の上辺または下辺に可読文字が存在する場合は,バーコード度BCD2N73=25%×係数を出力する。バーコード度BCD1N53=25%×係数を出力する。係数は,他のバーコード度判定処理との間の重要度に基づいて決定される重み付け係数である。バーコード規格推定では,可読文字認識結果が,最初と最後の文字が英字,その間が数字の場合は,NW7になる。最初と最後の文字が記号の*で,その間が数字,英字,記号,または,数字・英字・記号の2種若しくは3種の混在の場合は,Code39になる。数字のみ場合は,JAN,UPC,Interleaved2of5,ITFのいずれかになる。最初と最後の文字が英字で,その間が英数記号の場合は,Code128になる。この結果としてバーコード推定BCS3N74を出力する。各記号の値は,以下のようになる。
【0020】
H1=0.3
H2=1.2
BCD3N=25%×係数
BCS3N=コード規格フラグ
「ビット:上位より1ビット毎に,JAN(標準),JAN(短縮),Code39,NW7,Interleaved2of5,ITF,Code128,UPC」
以上の値はディフォルト値であり,読み取る帳票を評価して最適値に設定可能である。
【0021】
図8は,バーの本数でバーコード度を判定するバーコード度判定処理を説明する図である。ここでは,バーコード領域抽出処理によって抽出された(1)のバーコード領域80を例に説明する。まず,バーコード領域内の黒バーの本数探索方向81で探索し,バー本数抽出する。この結果,バー本数NN本82が求まる。この本数が30本の場合,JAN(標準),UPCのいずれかになる。22本の場合は,JAN(短縮)になる。5で割れる本数の場合,Code39,Interleaved2of5,ITFのいずれかになる。4で割れる本数の場合は,NW7になる。3で割れる本数の場合は,Code39になる。この結果,バーコード推定BCS4N83を出力する。
【0022】
図5,図6,図7,図8では横方向のバーコード度判定であったが,縦方向のバーコード度判定も90度回転させた内容で可能である。
【0023】
図9は,バーコードを認識する処理を説明する図である。まず,90では認識の対象となるバーコードについて,図5〜図8のバーコード度及びバーコード推定の判定結果により認識する方法を切り替える。
【0024】
具体的には,図5〜図8のバーコード度判定処理によるバーコード度の合計が50%以上で,バーコード推定結果が不定(絞れない)の場合は不定91で処理する。この場合は,不定のためすべての規格でデコードして,各デコード結果を認識結果判定93へ委ねる。
【0025】
図5〜図8のバーコード度判定処理によるバーコード度の合計が50%以上で,バーコード推定結果が複数であるが絞れた(コード規格フラグが立つ規格が全てではないが複数あった)場合は複数規格候補94で処理する。この場合は,規格候補が複数あるため,推定された複数の規格でデコードして,各デコード結果を認識結果判定93へ委ねる。
【0026】
また,絞り込んだ複数の規格でデコードする場合,複数の規格に優先順位を付けることができる。この優先順位は,バーコード度判定処理のバーコード推定の結果を利用して決定される。すなわち,図5〜図8のバーコード度判定処理で出力されるコード規格フラグに基づいて,各バーコード度判定処理毎にX点をつける。X点は,各バーコード度判定で予め指定された係数XKにその規格のフラグが立っている場合は1,立っていない場合は0を乗じた値である。そして,バーコード度判定後との点数を合計した値が,各バーコード規格毎の点数になる。さらに,同点になった場合は,ユーザ情報に設定された内容に基づいて,図5〜図8の処理のうち指定した処理でフラグが立った規格を優先したり,JISになっている規格を優先するように設定することができる。
【0027】
例えば,図5のバーコード判定では極大値が3つ,図6では上辺の極大値が1つで下辺の極大値が2つ,図7では数字,図8ではバーの本数が5の倍数であるバーコードの場合,XK=1とすると,JAN(標準)=4点,JAN(短縮)=3点,UPC=3点,ITF=2点,Interleaved2of5=2点,Code39=1点になる。この場合,ITFとInterleaved2of5との優先順位は同じ(2点)であるが,ユーザ情報よってJIS規格になっている規格を優先するように設定されていれば,ITFが優先される。そのため,このバーコードのバーコード推定によるバーコード規格の優先順位は,JAN(標準),JAN(短縮),UPC,ITF,Interleaved2of5,Code39の順となる。
また,図5のバーコード判定では極大値が2つ,図6では上辺の極大値が1つで下辺の極大値が2つ,図7では数字,図8ではバーの本数が5の倍数であるバーコードの場合,XK=1とすると,JAN(標準)=2点,JAN(短縮)=1点,UPC=2点,ITF=4点,Interleaved2of5=4点,Code39=3点,NW7=2点になる。この場合,JAN(標準),UPC及びNWは優先順位が同じ(2点)であるが,ユーザ情報よって図6の処理による判定を優先するように設定されていれば,NW7が優先される。また,JISになっている規格を優先するように設定されていれば,JAN(標準)とUPCとでは,JAN(標準)が優先される。この結果,このバーコードのバーコード推定によるバーコード規格の優先順位は,ITF,Interleaved2of5,Code39,NW7,JAN(標準),UPC,JAN(短縮)の順となる。
【0028】
図5〜図8のバーコード度判定処理によるバーコード度の合計が50%以上で,バーコード推定結果が絞り切れた(全ての処理でコード規格フラグが1つの規格にしか立たなかった)場合は,1規格候補96で処理する。この場合は,推定された規格でデコードして,各デコード結果を認識結果として出力する。
【0029】
全ての規格でデコード92,抽出複数規格でデコード95,抽出規格でデコード97は,バーコードをデコードする処理である。全ての規格でデコード92ではバーコード認識処理がサポートする全ての規格で,抽出複数規格でデコード95ではバーコード判定で抽出した複数の規格で,抽出規格でデコード97はバーコード判定で特定した1つの規格でデコードする。デコードする場合は,まずその規格のスタート・エンド規格を確認する。確認できない場合は,180度回転してる可能があるので,180度回転してスタート・エンドを確認する。その結果でも確認できない場合は,不読で出力する。スタート・エンドの確認は,バーコード規格で決められたスタート・エンドのパターンかどうかで判定する。また,バーコード領域抽出で横方向印刷のバーコードか縦方向印刷のバーコードかわかっているため,縦方向の場合は90度回転させた方向でデコードする。複数の規格でデコードする場合は,それぞれの規格についてデコードの処理を繰り返す。
【0030】
図10は,認識結果を判定する処理を説明する図である。バーコード認識処理で複数の規格でデコードした場合は,そのデコード結果から認識結果を抽出する。
【0031】
例えば,100に示す様なデコード結果に基づいて,101でデコード結果より不読以外のデコード結果を選択する。デコード結果に正読がある場合は,デコード結果を認識結果として出力(104)する。
【0032】
デコード結果に不読しかない場合は,スタート/エンドの想定102の処理を行う。この処理では,まず,バーのスタート部分とエンド部分のコード規格を確認する。確認はデコードを行った複数の規格の全ての規格で行う。その結果,スタート部分とエンド部分とで規格が異なる場合は,スタート部分のバーコード規格のエンド部分をスタート部分の次のバーより探索していく。また,エンド部分については,エンド部分のバーコード規格のスタート部分をエンドの前のバーより探索していく。そして,スタート部分に対応するエンド部分,または,エンド部分に対応するスタート部分を検出できた場合は,探索結果に基づいてスタートエンドの規格が合う位置でバーコードイメージを分割する(バーコード分割103)。そして,抽出規格でデコード104で,検出したバーコード規格で分割したバーコード毎にデコードする。
【0033】
デコード結果選択101で,正読が複数ある場合は,正読の絞り込みを行う。バーコード度判定で複数規格に絞られていた場合は,一番優先順位が高いバーコード規格の結果にする。また,一番優先順位が高いバーコード規格が不読の場合は次に順位が高い規格にする。もしくは,一番優先順位の高いコード規格の結果が不読の場合はそのまま不読,もしくはスペースの出力することもできる。上述した出力の切換はユーザの指示情報で切り替える。不読を出力する場合は指定した不読を示す文字コード(例えば”?”),スペースはスペースの文字コードとなる。また,バーコード度判定で不定の場合は,不読もしくはスペースで出力する(105)。
【0034】
図11は,バーコード領域内にマークのあるバーコードを読取る処理を示す図である。ここでは,帳票110上の(6)のマークがあるバーコードの読取りについて説明する。この実施例では,マークは赤または青でドロップアウトできる色になっているものとする。マークがあるバーコードを読取る場合は,イメージ入力する時に,帳票110を赤ドロップアウトで入力した画像111及び青ドロップアウトで入力した画像112を入力する。入力した画像について,通常のバーコードと同じようにバーコード領域抽出処理,バーコード度判定処理,バーコード認識処理を行う(113)。これらの処理は,上述した本発明による処理である。そして,赤ドロップアウト画像のバーコードのデコード結果114及び青ドロップアウト画像のバーコードのデコード結果115について,デコード結果から不読以外の結果を選択する処理を行う(116)。そして,デコード結果が不読ではない114を認識結果として選択して出力する。
【0035】
以下,本発明の実施例によるバーコード読み取りシステムの構成を詳細に説明する。
図12,図13は,本発明によるシステムの構成を示す図である。本システムは,システムと読取システムより構成される。
【0036】
図12は,システムの構成を示す図である。文書や帳票をイメージデータとして入力するイメージスキャナ装置201,入力されたイメージを記憶するイメージ記憶装202,読取システムをコールするための読取システムインタフェース300,認識結果を記憶する認識結果記憶装置203,ユーザからの指示を入力する外部指示入力装置204,入力イメージの処理を行うイメージ処理装置205ユーザからの指示を入力する際の操作画面を表示する表示装置206,これらの各装置を制御する制御装置207 より構成される。
【0037】
図13は,読取システムの構成を示す図である。上位システム(ユーザシステム)よりの制御情報及びデータ転送を行うシステムインタフェース装置301,転送されたイメージを記憶するイメージ記憶装置302,イメージデータよりランデータを抽出するラン抽出装置303,連結成分を抽出する連結成分抽出装置304,バーコード領域を抽出するバーコード領域抽出装置305,ランの太め細めを行うラン太め細め装置306,バーコードが縦方向か横方向かを判定するバーコード領域縦横判定装置307,バーコード領域情報を記憶するバーコード領域記憶装置308,バー幅でバーコード度を判定するバー幅判定装置309,バーベースラインでバーコード度を判定するバーベースライン判定装置310,可読文字でバーコード度を判定する可読文字判定装置311,バー本数でバーコード度を判定するバー本数判定装置312,バーコード度の情報を記憶するバーコード度記憶装置313,デコードするバーコード規格かどうかを判定するバーコード規格判定装置,バーコードをデコード(認識=文字コード)するバーコードデコード装置315,デコード結果より読取りバーコードの正解認識結果を判定する認識結果判定装置316,バーコードスタートエンド部分を確認してバーコード領域を切断するバーコード領域スタートエンド確認切断装置317,認識結果を記憶する認識結果記憶装置318,文字認識装置319より構成される。
【0038】
次に,図14のバーコード読取りのフローチャートを,図1,図2,図3,図4,図5,図6,図7,図8,図10,図11,図12,図13を用いて説明する。
【0039】
まず,図14のイメージ入力120では,イメージ入力装置201より帳票10のイメージデータを入力し,そのイメージデータがイメージ記憶装置202に記憶される。次に読取システムインタフェース300とシステムインタフェース301を経由して,イメージデータがイメージ記憶装置302へ記憶される。
【0040】
バーコード領域抽出121では,イメージ記憶装置302にあるイメージデータよりバーコード領域を抽出する。このバーコード領域抽出では,連結成分で抽出する方法と,ランの太め細めで抽出する方法がある。連結成分とは黒画素の集まりまとめたエリアで,ランとは黒画素が1ライン毎に連続しているスタートとエンド座標情報の全画素分である。
【0041】
まず,連結成分で抽出する方法を説明する。連結成分によるバーコード領域抽出122では,イメージ記憶装置302にあるイメージデータについて,ランをラン抽出装置303で求め,連結成分抽出装置304で,このランより連結成分を求める。この連結成分について,バーコード領域抽出装置305で図2の処理を行い,バーコード領域を抽出する。
【0042】
次に,ランの太め細めで抽出する方法を説明する。太め細め結果によるバーコード領域抽出123では,イメージ記憶装置302にあるイメージデータについて,ランをラン抽出装置303で求め,ラン太め細め装置306を行い,このランより連結成分抽出装置304で連結成分を求める。この結果をバーコード領域抽出装置305で図3,図4の処理を行い,バーコード領域を抽出する。
【0043】
次に,バーコード領域縦横判定124では,バーコード領域抽出装置305した結果を,バーコード領域縦横判定装置307で判定する。判定方法は,図2では21から23までの処理結果が横方向のバーコード領域になる。また,24から26までの処理結果が縦方向のバーコード領域になる。図3での処理結果は,横方向のバーコード領域になる。図4での処理結果は,縦方向のバーコード領域になる。そして,バーコード領域記憶装置308に記憶する。連結成分で抽出する方法と,ランの太め細めで抽出する方法とのどちらを使用するか,両方使用するかについては,ユーザの指示で切り替える。
【0044】
バーコード度判定125は,バーコード領域記憶装置308のバーコード領域のバーコード度を判定する。図5の処理をバー幅判定装置309,図6の処理をバーベースライン判定装置310,図7の処理は,可読文字判定装置311で可読文字を抽出し,可読文字の文字認識を文字認識装置319を使用して認識結果をもとめる。図8の処理をバー本数判定装置312で行う。その結果のバーコード度とバーコード推定をバーコード度記憶装置313に記憶する。この処理はユーザの指示によりスキップする事も可能である。その場合のバーコード度情報は,バーコード度を50%に,バーコード推定は不定(絞り切れない)にする。
【0045】
バーコード認識126はイメージ記憶装置302よりバーコード領域記憶装置308にあるバーコード領域内のイメージを入力する。また,バーコード度記憶装置313よりバーコード度とバーコード推定を基に,バーコード規格判定装置314でデコード前スタートエンド確認する。図9の92,93,95,97処理を,バーコードデコード装置315で行う。そして,図9の98の処理は,デコード結果を認識結果記憶装置318に記憶する。また,複数の規格で正読がある場合は,認識判定装置316において図10で説明Sた正読絞り込みが行われる。
【0046】
認識結果判定127は,バーコードデコード装置315のデコード結果を,認識装置判定装置316とバーコード領域スタートエンド確認切断装置317で図10の処理がおこなわれる。バーコード領域スタートエンド確認切断装置317で切断したバーコードをデコードするのは,バーコードデコード装置315行う。そして,図10の104の処理は,デコード結果を認識結果記憶装置318に記憶する。
【0047】
読取結果出力128では,認識結果記憶装置318に記憶するバーコード認識情報をシステムフェース装置301を経由して読取システムインタフェース300より,読取結果記憶装置203に記憶される。
【0048】
図11の処理は,ユーザの指示によりイメージ入力装置201より,赤ドロップアウトで入力した画像111,青ドロップアウトで入力した画像112を入力して,イメージ記憶装置302に記憶する。そして,両方の画像でバーコード領域抽出,バーコード度判定を行いデコードする。その結果,どちらの画像結果を出力するかの判定処理116を,認識結果判定装置316で行い,認識結果記憶装置318に記憶する。そして,認識結果記憶装置318に記憶するバーコード認識情報をシステムフェース装置301を経由して読取システムインタフェース300より,読取結果記憶装置203に記憶される。
【0049】
入力イメージを多値で行う場合,ユーザで指示で,多値画像を複数のスライスレベルの2値イメージを,イメージ記憶装置302に記憶する。数のスライスレベルの2値イメージ化はイメージ記憶処理装置206で行われる。後の認識までの処理は,図11の処理の2イメージを複数イメージと置き換えることで可能である。複数のスライスレベルの2値イメージとは,例えば薄いスライスレベル,標準スライスレベル,濃いスライスレベルの3種類の場合がある。多値のスライスレベルが256の場合,薄いスライスレベルは140,標準スライスレベルは128,濃いスライスレベル110である。
【0050】
入力イメージをカラーで行う場合,ユーザで指示で,カラー画像を複数のカラー種類のスライスレベルの2値イメージを,イメージ記憶装置302に記憶する。数のスライスレベルの2値イメージ化はイメージ記憶処理装置206で行われる。後の認識までの処理は,図11の処理の2イメージを複数イメージと置き換えることで可能である。複数カラー種類のスライスレベルの2値イメージとは,例えば青色での標準スライスレベル,赤色での標準スライスレベル,緑色での標準スライスレベルの3種類の場合がある。
【0051】
図15に本発明の第2の実施例のバーコードを読取るブロック図を示す。第2の実施例では,バーコード度判定を行わず,バーコード領域抽出で抽出したバーコードの認識を,バーコード認識でサポートする全ての規格で行う。帳票510は本発明で読み取るバーコード帳票である。
【0052】
まず,イメージスキャナ511により入力された帳票10をバーコード領域抽出512を行う。バーコード領域抽出512では,帳票毎に印刷位置の異なる複数規格,複数のバーコード,異なる方向に印刷されたバーコードの帳票より自動的にバーコード領域を抽出するために,図2の連結成分判定によるバーコード領域抽出処理,図3及び図4による太め細め結果によるバーコード領域抽出処理を行う。これらの処理は,第1の実施例の場合と同様であり,横方向あるいは縦方向に印刷されたバーコード領域が抽出される。
【0053】
バーコード認識513では,抽出したバーコード領域のバーコード認識を行う。認識結果判定514では,バーコードが認識できたかどうか判定し,そのデコード結果を出力データ515に出力する。
【0054】
図16は,バーコード認識及び認識結果判定の処理を説明する図である。550では,バーコード領域選択512で抽出したバーコード領域510を選択し,バーコード認識処理がサポートしてるすべてのデコード規格で認識する(ステップ550)。そして,デコード結果552から,不読以外の結果を選択する(ステップ553)。デコード結果に正読があれば,デコード結果を認識結果として出力する(ステップ554)。
【0055】
この実施例によれば,バーコード領域を抽出した後,バーコード度判定を行わずにバーコードの認識を行うので,バーコード認識でサポートする規格が少ない場合は,簡易なシステムで複数の規格のバーコードが記載された帳票について,バーコード認識を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば,バーコード領域抽出,バーコード度判定,バーコード認識,認識結果判定の処理を行う。これにより帳票に複数の規格の複数のバーコードが異なる位置または異なる方向に印刷されている場合でもバーコード領域を抽出し,バーコードを認識すること,または,帳票毎に異なる規格のバーコードが異なる位置あるいは方向に印刷されている場合でもバーコード領域の抽出し,バーコードを認識することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例のバーコードを読取る処理のブロック図である。
【図2】本発明の連結成分判定によるバーコード領域抽出処理を示す図である。
【図3】本発明の太め細め結果による横方向のバーコード領域抽出処理を示す図である。
【図4】本発明の太め細め結果による縦方向のバーコード領域抽出処理を示す図である。
【図5】本発明のバー幅によるバーコード度判定処理を示す図である。
【図6】本発明のバーベースライン状態によるバーコード度判定処理を示す図である。
【図7】本発明の可読文字によるバーコード度判定処理を示す図である。
【図8】本発明のバー本数によるバーコード度判定処理を示す図である。
【図9】本発明のバーコード認識処理を示す図である。
【図10】本発明の認識結果判定処理を示す図である。
【図11】本発明のバーコード領域内にマークがあるバーコードを読取る処理を示す図である。
【図12】本発明の実施例のシステム構成を示す図である。
【図13】本発明の一実施例の読取システム構成を示す図である。
【図14】本発明の一実施例の読取りフローを示す図である。
【図15】本発明による第2の実施例のバーコードを読取る処理のブロック図である。
【図16】本発明による第2の実施例のバーコード認識及び認識結果判定の処理のブロック図である。
【符号の説明】
10…帳票,11…イメージスキャナ,12…バーコード領域抽出,
13…バーコード度判定,14…バーコード認識,15…認識結果判定,
16…出力データ。
Claims (3)
- 複数のバーコードを有する帳票を2値化イメージとして入力する画像入力装置と、前記2値化イメージから連結成分を抽出する手段と、前記連結成分の高さと幅の比率が所定の値以上、かつ、幅が所定の値以下であるか判定する手段と、複数の前記連結成分の間の距離が所定の値以下であるか否かを判定し、高さと幅の比率が所定の値以上、幅が所定の値以下である複数の前記連結成分の間の距離が所定の値以下である前記複数の連結成分の領域をバーコード領域として抽出する手段を有するバーコード領域抽出装置であり、該抽出する手段は横長あるいは縦長の連結成分を抽出し、抽出された横長連結成分あるいは縦長連結成分の間の距離が所定の値以下のものを同じグループの連結成分として分類し、分類された各グループの連結成分の領域を前記複数のバーコードのそれぞれのバーコード領域として抽出する手段を含むバーコード領域抽出装置と、前記複数のバーコード領域のバーコードの規格を判定するバーコード度判定装置と、判定結果に基づいて前記バーコード領域のバーコードを認識してコードデータに変換するバーコード認識装置と、前記バーコード認識装置による認識の結果、コードデータへ正常にデコードできたコードを認識結果として判定する認識結果判定装置とを有するバーコード読取りシステムであって、前記バーコード度判定装置は、前記バーコード領域内のラインでバー成分の幅を検出して、検出されるバー幅の頻度をバー幅状態として求める手段と、前記頻度が所定の値を超えたときに前記頻度の極大値があると判断する手段と、前記極大値から所定の範囲にある前記頻度の合計が全頻度に対して所定の割合以上になる場合は、前記バーコード領域内の2値化イメージがバーコードであると判定する手段と、前記極大値の数によりバーコードの規格を判定する手段とを有するバーコード読み取りシステム。
- 複数のバーコードを有する帳票を2値化イメージとして入力する画像入力装置と、前記2値化イメージから連結成分を抽出する手段と、前記連結成分の高さと幅の比率が所定の値以上、かつ、幅が所定の値以下であるか判定する手段と、複数の前記連結成分の間の距離が所定の値以下であるか否かを判定し、高さと幅の比率が所定の値以上、幅が所定の値以下である複数の前記連結成分の間の距離が所定の値以下である前記複数の連結成分の領域をバーコード領域として抽出する手段を有するバーコード領域抽出装置であり、該抽出する手段は横長あるいは縦長の連結成分を抽出し、抽出された横長連結成分あるいは縦長連結成分の間の距離が所定の値以下のものを同じグループの連結成分として分類し、分類された各グループの連結成分の領域を前記複数のバーコードのそれぞれのバーコード領域として抽出する手段を含むバーコード領域抽出装置と、前記複数のバーコード領域のバーコードの規格を判定するバーコード度判定装置と、判定結果に基づいて前記バーコード領域のバーコードを認識してコードデータに変換するバーコード認識装置と、前記バーコード認識装置による認識の結果、コードデータへ正常にデコードできたコードを認識結果として判定する認識結果判定装置とを有するバーコード読取りシステムであって、前記バーコード度判定装置は、前記バーコード領域内のバーの上辺のy座標の位置の頻度と、下辺のy座標の位置の頻度を示すバーベースライン状態を求める手段と、前記頻度の極大値から所定の範囲にある前記頻度の合計が全頻度に対して所定の割合以上になる壊合は前記バーコード領域内の2値化イメージがバーコードであると判定する手段と、前記上辺の位置の頻度の極大値の数および下辺の位置の頻度の極大値の数よりバーコードの規格を判定する手段とを有するバーコード読取りシステム。
- 複数のバーコードを有する帳票を2値化イメージとして入力する画像入力装置と、前記2値化イメージから連結成分を抽出する手段と、前記連結成分の高さと幅の比率が所定の値以上、かつ、幅が所定の値以下であるか判定する手段と、複数の前記連結成分の間の距離が所定の値以下であるか否かを判定し、高さと幅の比率が所定の値以上、幅が所定の値以下である複数の前記連結成分の間の距離が所定の値以下である前記複数の連結成分の領域をバーコード領域として抽出する手段を有するバーコード領域抽出装置であり、該抽出する手段は横長あるいは縦長の連結成分を抽出し、抽出された横長連結成分あるいは縦長連結成分の間の距離が所定の値以下のものを同じグループの連結成分として分類し、分類された各グループの連結成分の領域を前記複数のバーコードのそれぞれのバーコード領域として抽出する手段を含むバーコード領域抽出装置と、前記複数のバーコード領域のバーコードの規格を判定するバーコード度判定装置と、判定結果に基づいて前記バーコード領域のバーコードを認識してコードデータに変換するバーコード認識装置と、前記バーコード認識装置による認識の結果、コードデータへ正常にデコードできたコードを認識結果として判定する認識結果判定装置とを有するバーコード読取りシステムであって、前記バーコード度判定装置は、前記バーコード領域内の可読文字を抽出する手段と、前記可読文字を認識して文字の種類によりバーコードの規格を判定する手段とを有するバーコード読取りシステム。
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