JP3639339B2 - 防音室用換気装置 - Google Patents

防音室用換気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3639339B2
JP3639339B2 JP05646895A JP5646895A JP3639339B2 JP 3639339 B2 JP3639339 B2 JP 3639339B2 JP 05646895 A JP05646895 A JP 05646895A JP 5646895 A JP5646895 A JP 5646895A JP 3639339 B2 JP3639339 B2 JP 3639339B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soundproof room
soundproof
pressure
air
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05646895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08228087A (ja
Inventor
英俊 有井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Muki Co Ltd filed Critical Nippon Muki Co Ltd
Priority to JP05646895A priority Critical patent/JP3639339B2/ja
Publication of JPH08228087A publication Critical patent/JPH08228087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3639339B2 publication Critical patent/JP3639339B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、外気取入装置を備えた発電機又は電動機等の回転電機用防音室に関し、とくに前記防音室内の圧力を一定に保つ換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大形の発電機又は電動機等の回転電機は騒音防止のため防音室内に設置されるが、発電機や電動機の冷却には、防音室の外気取入れ装置から防音室内に導入された空気を取り入れて使用し、発電機や電動機から排出された昇温した空気は排気ダクトにより直接防音室外に排出されている。この様な防音室の外気取入装置には、空気中のじん埃を除去するエアフィルタ、防音室内の騒音を外部へもらさないためのサイレンサー及び送風機が内蔵されている。又、防音室には発電機や電動機の保守点検のための出入口があるが、防音扉で騒音が外部へもれることを防いでいる。
【0003】
例えば、図4及び図5にそれぞれ、従来の発電機用防音室の模式的立面図及び断面図を示す。即ち、発電機用防音室21の壁面に貫通口が穿設され、この貫通口の開口部の外側に吸気フィルタ22、消音ダクト23及び送風機24からなる外気取入装置が取り付けられており、吸気フィルタ22を経た空気は消音ダクト23を通って送風機24により防音室21内へと送られる。この空気は、防音室内を換気すると共に、発電機25の吸気口26から発電機内部へ入り、次いで排気ダクト27から防音室外へ排出される。発電機25は、シャフト28によりガスタービン用防音室29内に設置されたガスタービン30と連結されており、このガスタービン30で駆動される。図4及び図5中、31は土台であり、32は防音室21の扉である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、防音室での外気取入装置の吸気フィルタにじん埃が付着して目詰まりすると、圧力損失が増加し、送風機の風量が減少し、その結果、発電機又は電動機等の回転電機に供給される空気量が減少し、これらの回転電機が過熱される危険がある。このため、吸気フィルタが目詰まりした状態でも必要な空気量が得られるように余裕のある送風機を選定し使用しているが、目詰まりしていない状態では回転電機の取入れ空気量とのバランスがくずれて防音室内の圧力が上昇し、その結果、出入口の扉に加わる力が大きくなり、扉の開閉操作に支障を来たすことになる。即ち、扉が内側へ開く内開きでは、扉を開閉する時に大きな力を要し、開閉しにくくなる。又、外開き扉では、扉の掛金を外したとたん、扉が急激に開き、扉を開けようとしている人に衝突し、ケガなどの危険がある。
【0005】
又、吸気フィルタの目詰まりによる圧力損失を極力小さくするために、吸気フィルタの通風面積を大きくし、通過風速を小さくすることも考えられるが、外気取入装置が大きくなり、得策ではない。又、吸気フィルタの目詰まり状態を検知し、それに応じて、送風機の回転数を変えて風量を制御する方法も考えられるが、送風機は特殊品となり、目詰まり検知装置及び送風機の制御装置が必要となり、製作費が増加すること、装置が大型化することなど実用的ではない。
本発明の目的は、上記問題点を解決するためのもので、特別の送風機を使用することも、高価格の送風機の回転数を変えて風量制御を行うこともなく、防音室の圧力を一定に保つための防音室用換気装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の防音室用換気装置は、上記目的を達成すべく、外気取入装置を備えた防音室内に設置した回転電機の冷却用空気を防音室内から取り入れ、前記回転電機の内部を冷却し、昇温した空気を直接防音室外に排出する防音室用換気装置において、前記防音室の壁面に穿設された貫通口の開口部に防音室内外の圧力差によって開閉する圧力調整装置を設けたことを特徴とする。
前記貫通口が防音室の外気取入口から離れた位置に設けられていることが好ましい。
前記開口部の前方、後方又はその両方の位置に開口部と連結して消音ダクトを設けることが好ましい。
前記圧力調整装置が、上端を蝶番により回転自在に支持されたシャッタと、シャッタ受けと、前記シャッタを前記シャッタ受けに圧接するためのばねと、消音ダクトとを有していてもよい。
【0007】
【作用】
本発明によれば、防音室の壁面に穿設された貫通口の開口部に防音室内外の圧力差によって開閉する圧力調整装置を設けてあるので、防音室内の圧力が一定に保たれると共に、さらに開口部の前方及び後方又はどちらか一方に消音ダクトを設けることができるので、防音室内の騒音が外部へもれないようになっている。上記圧力調整装置は、防音室内の圧力が防音室外の圧力よりも予め定められた圧力値だけ高くなった場合、通路を開いて内部の圧力を下げ、内圧が定められた値より低くなったら通路を閉じるようになっている。
【0008】
また、貫通口の位置は、防音室の外気取入口から防音室内に設置された発電機又は電動機等の回転電機の冷却空気取入口へ空気がスムーズに流れるよう、外気取入口から離れた位置がよい。
防音室に送気する送風機の静圧が吸気フィルタ及び消音ダクト等の通風抵抗による圧力損失値より大きければ一定量の風量が得られるが、吸気フィルタの目詰まりによる圧力損失が増加するとそれに従い風量は減少していく。この点について、送風機の特性曲線を示す図6を参照して説明する。送風機の風量−静圧特性曲線は送風機固有のものであり、送風機の仕様(形式、寸法、構造など)及び周囲の環境状態が変わらなければ同じである。
【0009】
図6に示すように、吸気フィルタ→消音ダクト→発電機→排気ダクト系の通風時の圧力損失がPのときに発電機の冷却に必要な風量Qが得られる送風機Bを選定した場合、吸気フィルタが目詰りして圧力損失が増えると(P→P′)、送風機の風量がQ′に減少してしまう。そこで、予め静圧が減少しても必要風量が得られるような送風機Aを使用するが、防音室の排気量は発電機内蔵のファンで変わらないため、防音室内の圧力はP′−Pだけ高くなってしまう。実際には防音室の扉等の隙間から空気が逃げるのでこの値より小さくなる。この高くなる部分に対応する余分の空気を圧力調整装置を用いて逃がすことにより、防音室内の圧力を低くする。
尚、防音室内の圧力は水柱10ミリメートル以下にすることが望ましい。扉の面積は通常1〜2m2 であるから扉に加わる力は10〜20kg以下となり扉の開閉に支障を来たすことはない。なお、通常、加圧力は水柱1ミリメートルで約1kg/m2 である。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1〜3において、同じ部材は同一符合で示す。
図1は本発明の換気装置を組入れた発電機用防音室の模式的立面図であり、図2は図1のA−A断面図であり、図3は本発明の換気装置に設けられた圧力調整装置の模式的断面図である。
図1〜3はガスタービン駆動発電機用防音室について示したもので、防音室1の壁面に貫通口が穿設され、この貫通口の開口部の外側に吸気フィルタ2、消音ダクト3及び送風機4を有する外気取入装置が取付けられており、吸気フィルタ2を経て清浄になった空気は消音ダクト3を通って送風機4により防音室内へ送気される。この空気は、防音室1内を換気すると共に、発電機5の冷却用空気取入口である吸気口6から発電機内部へ入り、内部を冷却した後、排気ダクト7から防音室外へ排出される。
【0011】
発電機5は、シャフト8により連結され、防音室9内に設置されたガスタービン10により一定回転で運転されているので、発電機に内蔵されているファン(図示していない)の排風能力も一定である。一方、防音室1の換気用送風機4の能力は、吸気フィルタ2が目詰まりし、風量が低下した時でも、前記発電機5の冷却のために必要な空気量を確保できるように選定してある。従って、吸気フィルタ2が目詰まりしていない時は、防音室1内へ送気される空気量は大きくなり、防音室内の圧力が高くなることになる。そこで、本実施例では、防音室1の壁面に穿設された貫通口の開口部11の前方である外壁側に圧力調整装置14を取付け、防音室内の圧力が高くなった場合にはこの圧力調整装置から空気を逃がし、防音室内の圧力が高くならないように調節する。
【0012】
図3に示すように、この圧力調整装置14は、上端を蝶番15により回転自在に支持したシャッタ16と、シャッタ受け17と、シャッタ16をシャッタ受け17に圧接するためのばね18と、消音ダクト19とから構成されており、防音室内の圧力が高くなると、シャッタ16をシャッタ受け17に圧接しているばね力に打ち勝ってシャッタを開け、空気を防音室外へ逃す。そして防音室内の圧力が低くなれば、ばねの力によりシャッタを閉じる。これにより吸気フィルタの目詰まりに関係なく防音室内の圧力を一定に保つことが出来る。ばねの力を変えることにより、シャッタの開閉する圧力を変えることができる。
なお、上記消音ダクト19の設置場所は、開口部11の前記したような前方でも、又は後方の内壁側でも、又は前方及び後方の両方でも、いずれの場所でもよい。
【0013】
【発明の効果】
本発明の換気装置によれば、外気取入装置を備えた発電機又は電動機等の回転電機用防音室に圧力調整装置を設けることにより、吸気フィルタの使用初期から目詰まりによる圧力損失の変化があっても防音室内の圧力を一定に保つことが出来、発電機等の回転電機の内部冷却空気量を一定に保つと共に、防音室の出入口扉の開閉が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の換気装置を採用した発電機用防音室の模式的立面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】本発明の換気装置に設ける圧力調整装置の模式的立面図
【図4】従来の発電機用防音室の模式的立面図
【図5】図4のB−B断面図
【図6】送風機の風量−静圧特性曲線を示す図
【符号の説明】
1 発電機用防音室
2 吸気フィルタ
3 消音ダクト
4 送風機
5 発電機
6 発電機吸気口
7 排気ダクト
8 連結用シャフト
9 ガスタービン防音室
10 発電機駆動用ガスタービン
11 圧力調整装置用開口部
12 土台
13 出入口扉
14 圧力調整装置
15 蝶番
16 シャッタ
17 シャッタ受け
18 ばね
19 消音ダクト
21 防音室
22 吸気フィルタ
23 消音ダクト
24 送風機
25 発電機
26 吸気口
27 排気ダクト
28 シャフト
29 防音室
30 ガスタービン
31 土台
32 出入口扉

Claims (4)

  1. 外気取入装置を備えた防音室内に設置した回転電機の冷却用空気を防音室内から取り入れ、前記回転電機の内部を冷却し、昇温した空気を直接防音室外に排出する防音室用換気装置において、前記防音室の壁面に穿設された貫通口の開口部に防音室内外の圧力差によって開閉する圧力調整装置を設けたことを特徴とする防音室用換気装置。
  2. 前記貫通口が防音室の外気取入口から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の防音室用換気装置。
  3. 前記開口部の前方、後方又はその両方の位置に開口部と連結して消音ダクトを設けることを特徴とする請求項1又は2記載の防音室用換気装置。
  4. 前記圧力調整装置が、上端を蝶番により回転自在に支持されたシャッタと、シャッタ受けと、前記シャッタを前記シャッタ受けに圧接するためのばねと、消音ダクトとを有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の防音室用換気装置。
JP05646895A 1995-02-20 1995-02-20 防音室用換気装置 Expired - Fee Related JP3639339B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05646895A JP3639339B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 防音室用換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05646895A JP3639339B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 防音室用換気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08228087A JPH08228087A (ja) 1996-09-03
JP3639339B2 true JP3639339B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=13027946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05646895A Expired - Fee Related JP3639339B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 防音室用換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3639339B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7046514B2 (en) * 2003-03-19 2006-05-16 American Power Conversion Corporation Data center cooling
CN112691219A (zh) * 2021-02-01 2021-04-23 李宗枝 一种用于整形外科的植入组件消毒装置
CN115066168B (zh) * 2022-08-19 2022-11-01 南通华锐软件技术有限公司 一种计算机机房服务器机柜冷却系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08228087A (ja) 1996-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101152018B1 (ko) 센터 마운팅 타입 차량 공조장치
KR20060110367A (ko) 열교환형 환기 장치
JP3639339B2 (ja) 防音室用換気装置
JP3018226B2 (ja) 大型エンジン作業機の開閉扉
JP2012180801A (ja) 内燃機関発電装置が設置された発電装置室の給排気システム
JP4003612B2 (ja) 浴室換気装置
JP2003262353A (ja) 空気調和装置の室内ユニット及び空気調和装置の運転制御方法
JP2000111110A (ja) 窓枠サッシ用換気扇
JPS6028896Y2 (ja) 外風防止装置
JP4341681B2 (ja) 換気装置
JP3153114B2 (ja) 加圧排煙システムの給気量コントロール装置
CN211551825U (zh) 进风隔挡组件、新风装置以及新风空调
KR102365016B1 (ko) 차량용 공조기의 송풍장치
JP3073838B2 (ja) 天井用換気扇
JPH0749314Y2 (ja) 空調機
KR102497376B1 (ko) 흡배기를 겸하는 백 드라프트 댐퍼를 갖는 환기 장치
JP3098954B2 (ja) 熱気を含んだ内気の排出装置
JP3283737B2 (ja) 浴室用換気扇
GB2235758A (en) Flue gas extraction system
JPH0630497Y2 (ja) 自動車用空調装置の内外気切換装置
JPH10306931A (ja) 換気用通風装置
JP2639242B2 (ja) 電子装置の冷却構造
KR20160122880A (ko) 차량용 공조기의 송풍장치
KR920006978Y1 (ko) 보일러의 연소가스 강제배출기
JPS5827119Y2 (ja) 燃焼用送風機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees