JP3637703B2 - プリント基板固定金具 - Google Patents
プリント基板固定金具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3637703B2 JP3637703B2 JP30889396A JP30889396A JP3637703B2 JP 3637703 B2 JP3637703 B2 JP 3637703B2 JP 30889396 A JP30889396 A JP 30889396A JP 30889396 A JP30889396 A JP 30889396A JP 3637703 B2 JP3637703 B2 JP 3637703B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- printed circuit
- metal fitting
- inclined surface
- fixing bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パソコン等でオプション基板の装着等のためにメイン基板から垂直に立てたプリント基板を、ストレスを掛けることなく固定することができるプリント基板固定金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の実装状態でのプリント基板固定金具の1例を示す(A)平面図、(B)背面図、(C)側面図である。メイン基板1の上に搭載したコネクタ1aにプリント基板3を差し込んで、ネジ6でメイン基板1に取り付けた箱形の基板ホルダ2の背面に固定する。プリント基板3は、折曲部34aを備えた固定金具34でプリント基板3の上部を押さえて、ネジ5で基板ホルダ2の上部に螺着して固定している。このような固定金具は、プリント基板3の高さが固定部となる基板ホルダ2の高さと一致するときは、良好な固定金具となる。しかし、一般にはプリント基板の高さと取付部の高さを一致させるのは困難で、両者の間に差が生じ易い。例えば、プリント基板3が基板ホルダ2より低い場合には、固定金具34とプリント基板の上辺との間に隙間が生じて、振動等によりプリント基板3がコネクタ1aから抜けるおそれがある。逆に、プリント基板3が基板ホルダ2より高い場合には、プリント基板3の上部が固定金具34で押さえられるため、プリント基板3に無理な力が掛かり、プリント基板の反りやプリント回路の断線等が生じる原因ともなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、メイン基板の上に垂直に立てたプリント基板を、無理な力を掛けずに安定に固定する技術を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
一辺をメイン基板に設置したコネクタに挿入して使用するプリント基板に対して、同プリント基板の対向する他辺の両端部を斜めに抑える斜面を有し、同斜面の傾斜方向に向いた長径を有する小判型の孔に挿入したネジで筐体若しくは基板ホルダに螺着する金具であって、同金具を前記小判型の孔の長径方向に移動させることにより螺着する位置を変え前記斜面と前記プリント基板の両端との間隔を調整して、前記コネクタに挿入した位置に保持するようにして、プリント基板に無理な負担をかけることなく固定する。
【0005】
【発明の実施の形態】
一辺をメイン基板に設置したコネクタに挿入して使用するプリント基板に対して、同プリント基板の対向する他辺の両端部を斜めに抑える斜面を有し、同斜面の傾斜方向に向いた長径を有する小判型の孔に挿入したネジで筐体若しくは基板ホルダに螺着する金具であって、同金具を前記小判型の孔の長径方向に移動させることにより螺着する位置を変え前記斜面と前記プリント基板の両端との間隔を調整して、前記コネクタに挿入した位置に保持するようにする。
【0006】
前記金具の斜面は、取り付けるプリント基板の面と略同一方向に最大傾斜を有するようにする。
【0007】
前記金具の斜面の最大傾斜角方向の辺の一辺を折り曲げて、前記プリント基板と略同一面となる折曲部を形成するようにする。
【0008】
前記筐体若しくは基板ホルダの前記金具の斜面に対向する部分には切欠部を設け、前記金具を前記小判型の孔の長径方向に移動させたとき、前記斜面が前記筐体若しくは基板ホルダに接触しないようにする。
【0009】
前記金具の斜面は前記プリント基板の面と平行な辺と略45度の線を折曲線として折り曲げて形成する。
【0010】
前記金具は前記プリント基板の横幅より長尺のものとし、同長尺方向の両端に前記斜面を形成し、前記小判型の孔の長径方向は前記金具の長尺方向の辺と略直角方向に開口する。
【0011】
前記プリント基板の前記斜面と接触する他辺の両端部の一部を、前記斜面と略合致するように斜めに切り欠いた切欠部を設ける。
【0012】
前記金具はバネ材で作製する。
【0013】
【実施例】
図1は、本発明による実装状態でのプリント基板固定金具の1実施例を示す(A)平面図、(B)背面図、(C)側面図である。上記と同様にメイン基板1の上に搭載したコネクタ1aにプリント基板3の一辺を差し込んで、ネジ6でメイン基板1に取り付けた箱形の基板ホルダ2の背面に固定する。なお、固定の対象となるプリント基板3は直接電子部品を搭載した回路基板とか、あるいは、基板コネクタ3bを搭載して、これにオプション基板7等を差し込んで使用する中継基板などがある。プリント基板3のコネクタに差し込んだ辺に対向する上辺3cの両端部3aに、固定金具4を取り付けて、プリント基板3を基板ホルダ2に固定する。板金等から作製する固定金具4の一部を折り曲げて、プリント基板3の面と略同一方向となる矢印h方向に最大傾斜を有する斜面4aを形成する。固定金具4の平面部には、斜面4aの最大傾斜方向すなわち矢印h方向と同一方向に長径を持った小判型の孔4bを開口する。小判型の孔4bにネジ5を通して、基板ホルダ2の上部にネジ止めする。ネジ止めするときには、固定金具4を矢印h方向に動かすことで、斜面4aとプリント基板3の両端3aとの間隔を調整して、プリント基板がちょうどコネクタ1aに挿入された位置に保持されるようにする。
【0014】
固定金具4の斜面4aの最大傾斜角方向の辺の一辺を折り曲げて、プリント基板3と同一面となる折曲部4bを形成する。折曲部4bでプリント基板3の面を押さえて、基板ホルダ2の側面に保持する。基板ホルダ2の固定金具4の斜面4aに対向する部分には切欠部2aを設けて、固定金具4を上記のように矢印h方向に移動したとき、斜面4aが基板ホルダ2の側面にぶつからないようにする。なお上記では、固定金具のネジ止め先は基板ホルダとしたが、これは筐体の一部であってもよい。また、斜面4aの幅を調整して切欠部2aを設けないこととすることもできる。プリント基板3が固定金具4の斜面4aと接触する上辺3cの両端部3aには、斜面4aの内側と略合致するように斜めに切り欠いた切欠部を設けて、固定金具4の斜面4aでプリント基板の端部を押さえやすくしても良い。また、固定金具4は燐青銅やステンレスなどのバネ材で作製して、弾力をもってプリント基板3を押さえるようにすることもできる。
【0015】
図2は、本発明による実装状態でのプリント基板固定金具の別の実施例を示す(A)平面図、(B)背面図、(C)側面図である。上記と同様にメイン基板1の上に搭載したコネクタ1aにプリント基板3の一辺を差し込んで、ネジ6でメイン基板1に取り付けた基板ホルダ2に固定する。プリント基板3は基板コネクタ3bを搭載して、これにオプション基板7等を差し込み中継基板などとして使用する。プリント基板3の上辺3cの端部3aに、固定金具24を取り付けて、プリント基板3を基板ホルダ2に固定する。板金等から作製する固定金具24は、プリント基板3の面と平行な辺24eと略45度の線を折曲線24dとして折り曲げて、斜面24aを形成する。固定金具24は、上記の例のようにプリント基板3の各端部3a毎に個別に作製しても良い。または、プリント基板3の横幅より長尺のものとして、長尺方向の両端に斜面24a、24aを形成しても良い。この場合は、固定金具24の長尺方向の辺24eと略直角方向に長径方向をもつ小判型の孔24bを開口する。小判型の孔24bにネジ5を通して、基板ホルダ2の上部にネジ止めする。ネジ止めするときには、固定金具24を矢印k方向に動かすことで、斜面24aとプリント基板3の両端3aとの間隔を調整して、プリント基板がちょうどコネクタ1aに挿入された位置に保持されるようにする。プリント基板3の斜面24aと接触する上辺3cの両端部3aの一部を、斜面24aの内側と略合致するように斜めに切り欠いた切欠部を設けてもよい。また、固定金具24は燐青銅などのバネ材で作製することもできる。
【0016】
【発明の効果】
一辺をメイン基板に設置したコネクタに挿入して使用するプリント基板に対して、同プリント基板の対向する他辺の両端部を斜めに抑える斜面を有し、同斜面の傾斜方向に向いた長径を有する小判型の孔に挿入したネジで筐体若しくは基板ホルダに螺着する金具であって、同金具を前記小判型の孔の長径方向に移動させることにより螺着する位置を変え前記斜面と前記プリント基板の両端との間隔を調整して、前記コネクタに挿入した位置に保持するようにすることで、プリント基板に無理な負担をかけることなく固定することができるようになるため、プリント基板がコネクタから抜けたり、プリント基板が曲がってプリント回路が断線したりするおそれがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実装状態でのプリント基板固定金具の1実施例を示す(A)平面図、(B)背面図、(C)側面図である。
【図2】本発明による実装状態でのプリント基板固定金具の別の実施例を示す(A)平面図、(B)背面図、(C)側面図である。
【図3】従来の実装状態でのプリント基板固定金具の1例を示す(A)平面図、(B)背面図、(C)側面図である。
【符号の説明】
1 メイン基板
2 基板ホルダ
3 プリント基板
4 固定金具
5、6 ネジ
7 オプション基板
24、34 固定金具
Claims (8)
- 一辺をメイン基板に設置したコネクタに挿入して使用するプリント基板に対して、同プリント基板の対向する他辺の両端部を斜めに係止する斜面を有し、同斜面の傾斜方向に向いた長径を有する小判型の孔に挿入したネジで筐体若しくは基板ホルダに螺着する金具であって、同金具を前記小判型の孔の長径方向に移動させることにより螺着する位置を変え前記斜面と前記プリント基板の両端との間隔を調整して、前記コネクタに挿入した位置に保持するようにしてなるプリント基板固定金具。
- 前記金具(4)の斜面(4a)は、取り付けるプリント基板(3)の面と略同一方向に最大傾斜を有するようにすることを特徴とした請求項1記載のプリント基板固定金具。
- 前記金具(4)の斜面(4a)の最大傾斜角方向の辺の一辺を折り曲げて、前記プリント基板(3)と略同一面となる折曲部(4c)を形成するようにすることを特徴とした請求項2記載のプリント基板固定金具。
- 前記筐体若しくは基板ホルダ(2)の前記金具(4)の斜面(4a)に対向する部分には切欠部(2a)を設け、前記金具(4)を前記小判型の孔(4b)の長径方向に移動させたとき、前記斜面(4a)が前記筐体若しくは基板ホルダに接触しないようにすることを特徴とした請求項2記載のプリント基板固定金具。
- 前記金具(24)の斜面(24a)は前記プリント基板(3)の面と平行な辺(24e)と略45度の線を折曲線(24d)として折り曲げて形成することを特徴とした請求項1記載のプリント基板固定金具。
- 前記金具(24)は前記プリント基板(3)の横幅より長尺のものとし、同長尺方向の両端に前記斜面(24a)を形成し、前記小判型(24b)の孔の長径方向は前記金具の長尺方向の辺(24e)と略直角方向に開口することを特徴とした請求項5記載のプリント基板固定金具。
- 前記プリント基板の前記斜面(4aあるいは24a)と接触する両端部の一部を、前記斜面と略合致するように斜めに切り欠いた切欠部(3a)を設けることを特徴とした請求項1記載のプリント基板固定金具。
- 前記金具(4あるいは24)はバネ材で作製することを特徴とした請求項1記載のプリント基板固定金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30889396A JP3637703B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | プリント基板固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30889396A JP3637703B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | プリント基板固定金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10150281A JPH10150281A (ja) | 1998-06-02 |
JP3637703B2 true JP3637703B2 (ja) | 2005-04-13 |
Family
ID=17986540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30889396A Expired - Fee Related JP3637703B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | プリント基板固定金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3637703B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP30889396A patent/JP3637703B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10150281A (ja) | 1998-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003059558A (ja) | プリント基板用コネクタ | |
JPH0794249A (ja) | プリント回路カードおよび電子回路用基板のための中間コネクタ | |
US5174784A (en) | Electrical connection member for connecting a wire-shaped electrical conductor | |
JPH06101358B2 (ja) | ヒンジコネクター | |
JP3637703B2 (ja) | プリント基板固定金具 | |
TW200308128A (en) | Production method of flat cable connector | |
JPH1186989A (ja) | カード縁部取付け用の差込みコネクタ装置 | |
JP2001266981A (ja) | 接続保持手段 | |
JPH06203896A (ja) | コネクタのピンの構造 | |
EP0856921A3 (en) | Board mounted electrical connector with improved retention means | |
JP3128568B2 (ja) | 電気コネクタの実装構造及びその実装に用いる治具 | |
JPH0719102Y2 (ja) | フラツト・ケーブル用コネクタ | |
JP3718128B2 (ja) | コネクタ | |
KR970031093A (ko) | 편평 케이블용 전기 커넥터(Electrical Connector for Flat Cable) | |
JP3300944B2 (ja) | プリント回路板用のエッジカードコネクタ | |
JP3313326B2 (ja) | 基板取付型コネクタ | |
TWI238569B (en) | Connector | |
JPH08306408A (ja) | Fpc用コネクタ | |
JP3405448B2 (ja) | フラットケーブル用コネクタ | |
JP2003031986A (ja) | プリント基板用配線材 | |
JP2550665Y2 (ja) | 面実装型コネクタ | |
KR100771000B1 (ko) | 백라이트 램프 고정 소켓 | |
JP2007141606A (ja) | 同軸コネクタ | |
JP2882603B1 (ja) | 電子機器の基板支持機構 | |
JPS5975583A (ja) | コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050103 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |