JP3637600B2 - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、放電ランプを点灯する放電ランプ点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の放電ランプ点灯装置の構成を示す回路図である。図6において、1は直流電源、2は直流電源1の出力電圧を交流に変換するインバータ回路、3は放電ランプであり、直流電源1からインバータ回路2を介して放電ランプ3に電力が供給される。また4は充電手段であり、抵抗5とコンデンサ6とで構成され、直流電源の出力電圧が抵抗5とコンデンサ6とで決まる時定数でコンデンサ6に充電される。7はスイッチ素子である放電ギャップであり、放電ギャップ7の両端に所定のブレークダウン電圧が印加された時、急速にターンオンし、放電ギャップ7を流れる電流が所定の電流値以下になった時ターンオフしオン・オフ動作を繰り返す。8は高圧トランスであり、1次巻線8aに印加される電圧を昇圧し、2次巻線8bから高圧パルスを発生させ、コンデンサ9を介して放電ランプ3に印加する。
【0003】
以上のような構成により、直流電源1から所定の電圧が発生すると、コンデンサ6と抵抗5とで決まる時定数でコンデンサ6の両端の電圧が上昇する。この時放電ギャップ7はオフ状態でありコンデンサ6に発生した電圧が放電ギャップ7に印加される。コンデンサ6の両端電圧が放電ギャップ7のブレークダウン電圧まで上昇すると放電ギャップ7はターンオンし、高圧トランス8の1次巻線8aに電圧が印加される。放電ギャップ7がオンすると急速にコンデンサ6の両端電圧が低下し放電ギャップ7を流れる電流も急激に低下する。
【0004】
放電ギャップ7を流れる電流が所定の電流値以下になった時放電ギャップ7はターンオフし再び直流電源1からの電圧により、コンデンサ6の両端の電圧が上昇し、放電ギャップ7はオン・オフを繰り返す。放電ギャップ7のオン時に高圧トランス8の1次巻線8aに印加された電圧が高圧トランス8によって昇圧され2次巻線8bから高圧パルス電圧が発生しコンデンサ9を介して放電ランプ3に印加され放電ランプ3は放電を開始する。放電ランプ3は放電を開始すると直流電源1からインバータ回路2を介して放電ランプ3に電力が供給され放電ランプ3は点灯を維持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の放電ランプ点灯装置では、一般に放電ランプ3を放電させるためには、エネルギーは小さいが放電ランプ3のブレークダウンに必要な高圧パルスの印加と、グロー放電状態からアーク放電状態へ移行させるのに必要なエネルギーを有する電圧値としてはそれほど大きくないが幅の広いパルスを放電ランプ3へ供給しなければならない。これらのパルスは、直流電源1からコンデンサ6にエネルギーを蓄積し、コンデンサ6に蓄積されたエネルギーが放電ギャップ7がオン状態の時に高圧トランス8を介して放電ランプ3に供給される。
【0006】
また、高圧トランス8を小形にするためには、1次巻線8aと2次巻線8bとの巻数比を小さくする必要があり、放電ギャップ7のブレークダウン電圧が高いものを使用しコンデンサ6に発生させる電圧を高くする必要がある。しかも幅の広いパルスを放電ランプ3に供給する必要があるため、コンデンサ6は高耐圧でしかも大容量のものが必要であり装置が大形化するという問題点があった。
【0007】
また2次巻線8bからの電圧は高圧でしかも幅の広いパルスが発生し放電ランプ3へ供給されるので放電ランプ3の電極に対するダメージが大きく放電ランプ3の寿命が短くなるという問題点があった。また、放電ギャップ7のターンオン時間は、数10ns〜100ns程度であり、高圧トランス8の1次巻線8aは一般に非常に小さいインダクタンス値である。このため、ターンオン時間の数10ns〜100nsの間にコンデンサ6の電圧が低下しコンデンサ6に蓄積されたエネルギーが放電ギャップ7で消費されてしまい高圧トランス8を介して放電ランプ3に供給される高圧パルスとエネルギーが小さくなってしまう。これを補うためにコンデンサ6にはさらに大きなエネルギーを蓄積できるものが必要であり容量が大きくなり、さらに装置が大形化するという問題点があった。
【0008】
また、放電ギャップ7がオン状態になると、コンデンサ6から電流が流れ込むのと同時に直流電源1から抵抗5を介して放電ギャップ7に電流が流れる。そのため放電ギャップ7をターンオフさせるためには放電ギャップ7を流れる電流が所定の電流値以下にする必要があり、そのため抵抗5の値は所定の値より小さくすることができず、抵抗5とコンデンサ6とで決まる時定数が小さくできないため、放電ギャップ7のオン・オフの繰り返し周波数が低くなる。そのため放電ランプ3を確実に放電を開始させるためには放電ギャップ7が1回オンした時の放電ランプ3への伝達エネルギーを大きくしないと放電ランプ3を確実に点灯できない。そのためコンデンサ6と高圧トランス8とが大きくなり装置が大形化するという問題点があった。
【0009】
また高圧トランス8を小形にするためには、1次巻線8aと2次巻線8bとの巻数比を小さくする必要があり、放電ギャップ7のブレークダウン電圧が高いものを使用しコンデンサ6に発生させる電圧が高くする必要があるため、直流電源1の出力電圧を大きくする必要があり、新たに昇圧回路が付加されるなど直流電源1が複雑で大きなものになるとともに、インバータ回路2は耐圧の大きな素子で構成する必要があり、使用する素子が大きくなったり回路効率の低下などによりインバータ回路2が大きくなり装置が大形化するという問題点があった。
【0010】
本発明は上記課題を解決するもので、小形化で、確実に点灯できる放電ランプ点灯装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の放電ランプ点灯装置は、直流電源と、前記直流電源から直接またはインバータ回路を介して電力が供給される放電ランプと、インピーダンス可変素子とコンデンサとが直列に接続された回路と抵抗とが直列に接続された直列回路を有する、前記直流電源の出力電圧を充電する充電手段と、前記インピーダンス可変素子と前記コンデンサとが直列に接続された回路に並列に接続された、スイッチ素子と高圧トランスの1次巻線とが直列に接続された回路と、を備え、前記高圧トランスは、2次巻線から発生する高圧パルスが前記放電ランプに印加されるごとく接続される。
【0012】
また、本発明の放電ランプ点灯装置は、直流電源と、前記直流電源から直接またはインバータ回路を介して電力が供給される放電ランプと、抵抗とコンデンサとが直列に接続された直列回路を有する、前記直流電源の出力電圧を充電する充電手段と、前記コンデンサに並列に接続された、インピーダンス可変素子とスイッチ素子と高圧トランスの1次巻線とが直列に接続された回路と、を備え、前記高圧トランスは、2次巻線から発生する高圧パルスが前記放電ランプに印加されるごとく接続される。
【0015】
【作用】
本発明は上記した構成により、小容量・高耐圧のコンデンサと大容量・低耐圧のコンデンサとの直列回路で第1の充電手段を構成するとエネルギーは小さいが放電ランプをブレークダウンさせるのに必要な高圧パルスを発生させることができるとともに放電ランプをグロー放電状態からアーク放電状態へ移行させるのに必要なエネルギーを有する電圧値としてはそれほど大きくないが幅の広いパルスを発生させることができる。
【0016】
また、インピーダンス可変素子が可飽和リアクトルのように流れる電流が所定の値以下の時所定のインピーダンスを有し、所定の値以上の時にはインピーダンスが零に等しくなるようなものならば、スイッチ素子のターンオン時間には、高圧トランスの1次巻線が非常に小さいインダクタンス値であっても、インピーダンス可変素子が所定のインピーダンスを有するためターンオン時間の間に充電手段を構成するコンデンサの電荷はあまり放出されず効率よく高圧トランスにエネルギーを伝達できる。
【0017】
また、スイッチ素子を流れる電流が所定の値より小さくなるとインピーダンス可変素子のインピーダンスが所定の値を有するようになるので直流電源から流れ込む電流を小さくすることができる。
【0018】
また、高圧トランスの1次巻線とコンデンサとの共振動作を利用するとによって、充電手段から印加される電圧以上の電圧を高圧トランスの1次巻線の発生させることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の第1の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例の放電ランプ点灯装置を示す回路図である。
【0020】
図1において、1から3と7から9は従来の放電ランプ点灯装置と同様の構成であるので詳細な説明は省略する。異なる点は、充電手段の構成である。10は第1の充電手段であり、抵抗11とコンデンサ12、13の直列回路とで構成されており、コンデンサ12は高耐圧・小容量のコンデンサであり、コンデンサ13は低耐圧・大容量のコンデンサである。以上のような構成により、放電ギャップ7がオン・オフ動作した時コンデンサ12、13の直列回路の両端に発生する電圧は、図2(a)に示すような波形となる。
【0021】
図2(a)において、AからBの期間は放電ギャップ7がオフ状態でありコンデンサ12、13の直列回路の両端電圧は抵抗11とコンデンサ12、13とで決まる時定数で上昇する。その結果放電ギャップ7のブレークダウン電圧まで電圧が上昇するB点で放電ギャップ7がオン状態になる。BからDの期間は放電ギャップ7がオン状態であるが、コンデンサ12は小容量・コンデンサ13は大容量のものであり、放電時定数が異なるため2つの傾きをもってコンデンサ12、13の直列回路の両端電圧が低下する。すなわちBからCの期間でコンデンサ12のエネルギーの放出をほとんど終了し、CからDの期間ではほとんどコンデンサ13からのエネルギーの放出だけになる。すなわち、放電ギャップ7がオン状態の時の電圧が高圧トランス8の1次巻線8aに印加され1次巻線8aと2次巻線8bとで決まる昇圧比倍に昇圧された電圧が2次巻線8bから出力され放電ランプ3に印加される。
【0022】
以上の結果、放電ランプ3に印加される高圧パルス波形は、図2(b)のような波形となり、BからCの期間でエネルギーは小さい幅の狭いパルスが放電ランプ3に印加され放電ランプ3をブレークダウンさせ、CからDの期間で放電ランプ3をグロー放電状態からアーク放電状態へ移行させるのに必要なエネルギーを有する電圧値としてはそれほど大きくないが幅の広いパルスを放電ランプ3へ供給できる構成にできる。
【0023】
そのため、コンデンサ12は高耐圧のものが必要であるが小容量のものが使用可能でありコンデンサ13は容量は大きいが低耐圧のものが使用できるので装置全体として小形化できる。また、放電ランプ3を速やかに確実に放電を開始させるために必要な、エネルギーは小さいがブレークダウンに必要な高圧パルスの印加と、グロー放電状態からアーク放電状態へ移行させるのに必要なエネルギーを有する電圧値としてはそれほど大きくないが、幅の広いパルスの印加が可能となり、放電ランプ3の電極ダメージを最小限に押さえられるので放電ランプ3の長寿命化を実現できる。
【0024】
次に本発明の第2の実施例を図面に基づいて説明する。図3は第2の実施例の放電ランプ点灯装置を示す回路図である。図3において、1から3と7から9は従来の放電ランプ点灯装置と同様の構成である。異なる点は、充電手段の構成である。14は第2の充電手段であり、抵抗15とインピーダンス可変素子である可飽和リアクトル16とコンデンサ17とで構成されており、可飽和リアクトル16は電流値が所定の値以下の時所定のインピーダンスを有し、電流値が所定の値以上の時にはインピーダンスが零に等しくなる素子であり、抵抗15を介してコンデンサ17を充電する時の電流では可飽和リアクトル16は所定のインピーダンスを有し放電ギャップ7がオン状態になった時の電流では可飽和リアクトル16のインピーダンスは零に等しくなるような特性の素子を用いる。
【0025】
以上のような構成により、放電ギャップ7がターンオンする時間は、一般に数10ns〜100ns程度要するが、一般に可飽和リアクトル16が所定のインピーダンスからインピーダンスが零に低下するには、100ns以上の時間が必要なので、放電ギャップ7がターンオンする時は可飽和リアクトル16は所定のインピーダンスを有しており、コンデンサ17の電荷の放出は小さくできる。そのため、放電ギャップ7のターンオン時にコンデンサ17の電圧低下は小さく高圧トランス8の1次巻線8aにより高い電圧を印加できる構成にできる。したがってコンデンサ17に蓄積したエネルギーを効率よく高圧トランス8に伝達できるため、コンデンサ17が小形になり小形の装置を実現できる。
【0026】
次に本発明の第3の実施例を図面に基づいて説明する。図4は第3の実施例の放電ランプ点灯装置を示す回路図である。図4において、1から9は従来の放電ランプ点灯装置と同様の構成であり、充電手段4は本実施例において第3の充電手段である。異なる点は、スイッチ素子である放電ギャップ7と直列にインピーダンス可変素子である可飽和リアクトル18を設けたことである。
【0027】
可飽和リアクトル18は、電流値が所定の値以下の時所定のインピーダンスを有し、電流値が所定の値以上の時にはインピーダンスが零に等しくなる素子であり、放電ギャップ7のオン時に抵抗5を介して可飽和リアクトル18へ流れ込む電流値では可飽和リアクトル18は所定のインピーダンスを有し放電ギャップ7がオン状態になってコンデンサ6から流れ込む電流値では可飽和リアクトル18のインピーダンスは零に等しくなるような特性の素子を用いる。
【0028】
以上のような構成により、放電ギャップ7がターンオンする時、一般に数10ns〜100ns程度の時間を要するが、一般に可飽和リアクトル18が所定のインピーダンスからインピーダンスが零に低下するには、100ns以上の時間が必要なので、放電ギャップ7がターンオンする時は可飽和リアクトル18は所定のインピーダンスを有しており、コンデンサ6の電荷の放出は小さくできる。そのため、放電ギャップ7のターンオン時にコンデンサ6の電圧低下は小さく、高圧トランス8の1次巻線8aにより高い電圧を印加できる構成にできるのでコンデンサ6に蓄積されたエネルギーを効率よく高圧トランス8に伝達できる。
【0029】
そのためコンデンサ6が小形になり小形の装置を実現できるとともに、放電ギャップ7がオン状態になると可飽和リアクトル18にはコンデンサ6から電流が流れ込むのと同時に直流電源1から抵抗5を介して放電ギャップ7に電流が流れる。この時コンデンサ6の電荷の放出が終了しコンデンサ6から可飽和リアクトル18へ流れ込む電流がなくなると、可飽和リアクトル18には直流電源1から抵抗5を介して流れ込む電流だけになり、可飽和リアクトル18は所定のインピーダンスを持つようになる。すなわち、可飽和リアクトル18のインピーダンスの可変するレベルを変えることによって抵抗5は小さなものが使用可能となり、抵抗5とコンデンサ6とで決まる時定数を小さくでき、放電ギャップ7のオン・オフの繰り返し周波数を高くできるので、1回あたりの高圧パルスのエネルギーを小さくしても放電ランプ3を確実に点灯できる。したがってコンデンサ6はより小さい容量のものが使用でき高圧トランス8も磁束飽和レベルの小さいものすなわち小形にできるので装置の小形化が実現できる。
【0030】
次に本発明の第4の実施例を図面に基づいて説明する。図5は第4の実施例の放電ランプ点灯装置である。図5において、1から9は従来の放電ランプ点灯装置と同様の構成であり、充電手段4は本実施例において第3の充電手段である。異なる点は、高圧トランス8の1次巻線8aと直列にコンデンサ19を設けたことである。
【0031】
以上のような構成により、放電ギャップ7がオン状態になるとコンデンサ6に蓄積された電荷を電源とし放電ギャップ7を介してコンデンサ19と高圧トランス8の1次巻線8aに電圧が印加し、コンデンサ19と1次巻線8aは直列共振回路を構成しているので共振電流が流れ、1次巻線8aにコンデンサ6の両端電圧より高い共振電圧を発生させることができる。
【0032】
そのため、直流電源1の出力電圧より高い電圧を1次巻線8aに印加できるので、1次巻線8aと2次巻線8bとの巻数比を小さくすることができ、高圧トランス8を小形にできる。また直流電源1の出力電圧を特別に高くしなくても1次巻線8aには高い電圧が印加できるので、新たに昇圧回路を付加したり複雑な構成にする必要がなく簡単な構成で小形のものでよい。また、インバータ回路2は耐圧の小さな素子で構成でき、使用する素子が小さくなり回路効率も向上しインバータ回路も小形にできる。
【0033】
なお以上の実施例では、直流電源1からインバータ回路2を介して放電ランプ3に電力を供給する構成としたが、直流電源1から直接電力を供給し放電ランプ3を直流点灯してもよい。また、直流電源1は交流電源を整流したものでもよいし、スイッチング電源のようなDC/DCコンバータでもよいし、直流電圧を出力するものならばなんでもよい。また放電ランプは高圧水銀ランプやメタルハライドランプのようなHIDランプでもよいし、蛍光ランプでもよい。また本実施例ではスイッチ素子として放電ギャップを用いたがトランジスタなど半導体のスイッチでもよく、制御端子付のスイッチ素子を使用するとスイッチ素子のターンオン電圧を任意に制御できる。また、第2、第3の実施例ではインピーダンス可変素子として可飽和リアクトルを用いたが、流れる電流によってインピーダンスが可変できるものなら他のものでもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明は、大容量・高耐圧という非常に大形のコンデンサを使用せず小容量・高耐圧のコンデンサとインピーダンス可変素子の直列回路で充電手段を構成することができるので、装置の小形化を実現できるとともに、エネルギーは小さいが放電ランプをブレークダウンさせるのに必要な高圧パルスと放電ランプをグロー放電状態からアーク放電状態へ移行させるのに必要なエネルギーを有する電圧値としてはそれほど大きくないが幅の広いパルスを印加できる構成にできるので、放電ランプの電極ダメージを最小限に押さえられるので放電ランプの長寿命化を実現できる。
【0035】
また、充電手段のエネルギーをスイッチ素子で消費することなく効率よく高圧トランスを介して放電ランプに印加できるので充電手段と高圧トランスを小形にできるので点灯装置を小形にできる。
【0036】
また、スイッチ素子のオン・オフの繰り返し周波数を高くできるので、小さいエネルギーの高圧パルスを放電ランプ3に数多く印加して確実に点灯するようにできるとともに1回の高圧パルスのエネルギーが減るので充電手段と高圧トランスを小形にでき、点灯装置を小形にできる。
【0037】
また、高圧トランスの1次巻線とコンデンサとの共振動作を利用するとによって、充電手段から印加される電圧以上の電圧を高圧トランスの1次巻線に発生させることができるので、高圧トランスの1次巻線と2次巻線との巻数比を小さくすることができ高圧トランスを小形にできる。また直流電源の出力電圧を特別に高くしなくても1次巻線には高い電圧が印加できるので、新たに昇圧回路を付加したり複雑な構成にする必要がなく、簡単な構成で小形のものでよいので点灯装置を小形にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の放電ランプ点灯装置の回路図
【図2】本発明の第1の実施例のコンデンサ12、13及び高圧トランスの説明図
【図3】本発明の第2の実施例の放電ランプ点灯装置の回路図
【図4】本発明の第3の実施例の放電ランプ点灯装置の回路図
【図5】本発明の第4の実施例の放電ランプ点灯装置の回路図
【図6】従来例の放電ランプ点灯装置の回路図
【符号の説明】
1 直流電源
2 インバータ回路
3 放電ランプ
7 放電ギャップ
8 高圧トランス
10 第1の充電手段
14 第2の充電手段
16 可飽和リアクトル
18 可飽和リアクトル

Claims (3)

  1. 直流電源と
    記直流電源から直接またはインバータ回路を介して電力が供給される放電ランプと
    インピーダンス可変素子とコンデンサとが直列に接続された回路と抵抗とが直列に接続された直列回路を有する、前記直流電源の出力電圧を充電する充電手段と、
    前記インピーダンス可変素子と前記コンデンサとが直列に接続された回路に並列に接続された、スイッチ素子と高圧トランスの1次巻線とが直列に接続された回路と、を備え、
    前記高圧トランスは、2次巻線から発生する高圧パルスが前記放電ランプに印加されるごとく接続された放電ランプ点灯装置。
  2. 直流電源と
    記直流電源から直接またはインバータ回路を介して電力が供給される放電ランプと
    抵抗とコンデンサとが直列に接続された直列回路を有する、前記直流電源の出力電圧を充電する充電手段と、
    前記コンデンサに並列に接続された、インピーダンス可変素子とスイッチ素子と高圧トランスの1次巻線とが直列に接続された回路と、を備え、
    前記高圧トランスは、2次巻線から発生する高圧パルスが前記放電ランプに印加されるごとく接続された放電ランプ点灯装置。
  3. 前記インピーダンス可変素子が可飽和リアクトルである請求項または記載の放電ランプ点灯装置。
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