JP3636587B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通水経路に個々に加熱する複数の熱交換器を備えた燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば風呂への追い焚き循環加熱経路と台所や洗面所への給湯経路の2つの通水経路を個々に加熱する燃焼装置が知られている。この種の燃焼装置では1つの筐体内に風呂への追い焚き加熱用の熱交換器と台所等への給湯用の熱交換器とが別個に格納されており、各熱交換器を加熱するためのバーナを熱交換器毎にそれぞれ有している。各バーナは熱交換器を効率よく加熱するため燃焼胴で周囲を囲まれる。またバーナに燃焼用空気を強制的に供給するため燃焼胴を延長してチャンバを連結し、該チャンバに対して送風ファンにより燃焼用空気を供給している。ここで、各バーナに各々独立したチャンバを連結し、各チャンバに各々送風ファンを取り付けるタイプの燃焼装置がある。但し、各バーナに独立したチャンバを連結し各々に送風ファンを取り付けると燃焼装置のコストが高くなるため、例えば、特開平8−35626号公報に記載されているように、各バーナに共通1個のチャンバを設け、1つの送風ファンで全てのバーナに燃焼用空気を供給するようにした燃焼装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の燃焼装置では、送風ファンをバーナ毎に取り付けるか共通1個の送風ファンで全てのバーナに燃焼用空気を供給するかでチャンバの形状が全く相違する。そのため、チャンバの種類が多くなり、チャンバの製造コストが増加すると共に、市場のニーズに即座に対応するために各種類のチャンバを在庫としてストックしておく必要がある。また、共通1個のチャンバを設ける燃焼装置では、燃焼装置の筐体に対して複数の熱交換器やバーナを同時に取り付けることになり、そのため取り付け作業の対象が重くなり、作業性が悪い。更に、燃焼器ユニットの気密検査を行う際に、1個のチャンバを共用するものと個々にチャンバを備えたものとでは、各々専用の検査治具を用意しなければならない。
【0004】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、チャンバの種類を増やすことなく、各チャンバに各々送風ファンを取り付ける燃焼装置と共通1個の送風ファンを取り付ける燃焼装置との双方の生産に対応することのできる燃焼装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、湯水が流れる熱交換器と該熱交換器を加熱するバーナと該バーナに連通し燃焼用空気をバーナに供給するチャンバとを備えた燃焼器ユニットを筐体内に格納した燃焼装置において、1つの筐体内に複数の燃焼器ユニットを格納し、格納された燃焼器ユニットの内のいずれかの燃焼器ユニットのチャンバに送風ファンを連結すると共に、残りの燃焼器ユニットのチャンバと送風ファンが連結されたチャンバとを連通するダクトをチャンバに対して着脱自在に設けたことを特徴とする。
【000
送風ファンを共用するタイプの燃焼装置であっても、チャンバを各バーナに個々に連結して設けておくと、各チャンバに送風ファンを取り付けるタイプの燃焼装置に生産変更する際には、ダクトを外し、あるいはダクトを塞ぐと共に、他のチャンバから燃焼用空気の供給を受けていたチャンバに新たに送風ファンを取り付けるだけでよい。
【000
尚、上記各燃焼器ユニットのチャンバを筐体に固定する中空の固定具を設け、該固定具を上記ダクトとすることにより、ダクトと固定具との共用化が図れ部品点数を減少させることができる。
【000
【発明の実施の形態】
図1を参照して、1は本発明に係る燃焼装置である給湯器の筐体である。該筐体1内に給湯能力や加熱能力の相違する2個の燃焼器ユニット2・3を格納させる。尚、固定具を兼ねた取付ダクト5を筐体1の後壁に取り付け、その後に両燃焼器ユニット2・3を取付ダクト5に固定するようにした。両燃焼器ユニット2・3は、図2に示すように、上下方向中央より略下方にガス管21a・31a及びノズルを介して噴出する供給ガスを燃焼させるブンゼン式のバーナ21・31を有しており、各バーナ21・31の上方に位置して熱交換器22・32を有している。燃焼器ユニット2は洗面所や台所への給湯を行うものであり、従って熱交換器22の通水管22aには水道からの冷水が導入され温水を流出する。一方、給湯ユニット3は風呂の追い焚きを行うものであり、図外の浴槽内の温水を熱交換器32の通水管32aに導入し熱水として浴槽に返す。両燃焼器ユニット2・3には燃焼用の空気が供給されるチャンバ23・33が各バーナ21・31の下方に取り付けられている。本実施の形態では、風呂追い焚き加熱用の燃焼器ユニット3より能力の大きい燃焼器ユニット2のチャンバ23に、送風ファン4を取り付けるための開口25を形成し、該開口25にのみ送風ファン4が接続されており、燃焼器ユニット3のチャンバ33には送風ファンが接続されていない。両チャンバ23・33の背面には窓穴23a・33aが開設されている。一方、取付ダクト5は図3に示すように中空形状に成形されており、燃焼器ユニット2・3の窓穴23a・33aに一致する部分に開口51・51が形成されている。そのため、予め筐体1に取り付けられた取付ダクト5に燃焼器ユニット2・3をビス等の締結手段により固定すると、チャンバ23・33は各々取付ダクト5の内部に形成されるダクト部52に連通する。従って、送風ファン4を作動させると、送風ファン4から送出される空気は一旦チャンバ23内に導入され、分布板24に多数設けた通気口24aを介してバーナ21に向かって流れるが、チャンバ23内に導入された空気の一部は窓穴23aから取付ダクト5のダクト部52を通り、窓穴33aからチャンバ33内へと導入される。
【000
ところで、上記実施の形態は2個の燃焼器ユニット2・3に対して1個の送風ファン4により燃焼用空気を供給するものである。このものでは、送風ファンが1個であるためコストが安いというメリットを有する反面、両方の燃焼器ユニットに送風するための大きな送風ファンをいずれか一方の燃焼器ユニットのみを作動させる際でも稼働させなければならないため騒音が大きく、また、両燃焼器ユニットを同時に作動させる際には燃焼器ユニット3の燃焼量は燃焼器ユニット2の設定温度によって規定され自由に燃焼量を調節できない等のデメリットを有している。そのため、多少コストは高くなっても各燃焼器ユニット2・3に各々送風ファンを取り付けた給湯器が要求される場合が生じる。そのような場合には、取付ダクト5の代わりに開口51が開設されていない取付金具を用い、取付金具で窓穴23a・33aを塞ぐと共に、燃焼器ユニット3のチャンバ33に新たな送風ファンを取り付ければよい。尚、チャンバ33の底板には予め送風ファンを取り付けるための開口35を設けておき、上記実施の形態のようにチャンバ33に送風ファンを取り付けない場合には蓋板35aをねじ留めして開口35を塞ぐようにする。尚、ガス管31aの下方には分布板34を配設した。
【0010
上記実施の形態では1個の筐体に2個の燃焼器ユニットを格納する場合について説明したが3個以上の燃焼器ユニットを格納しても良い。また、両チャンバを連通するダクトと取付金具とを兼用した取付ダクトを用いたが、図4に示すように、取付金具とは別に両チャンバを連通する専用のダクト5を取り付けるようにしても良い。この場合に、チャンバ23の底板に開口26を新たに形成し、上記開口35と該開口26とをダクト5で連通する。そして、各チャンバ23・33に送風ファンを取り付ける際にはダクト5を取り外すと共に開口26を蓋板で塞ぐ。
【0011
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、1個の筐体に格納された複数の燃焼器ユニットに対して1個の送風ファンにより送風する燃焼装置において、各燃焼器ユニットのチャンバをダクトで連通するようにしたので、各燃焼装置に送風ファンを取り付けるタイプの燃焼装置との間で大幅に部品を共用することができ、金型コストやその他の製造コストを低減することができる。また、複数の燃焼器ユニットを筐体に別々に取り付けることができるので、作業性がよく、且つ、気密検査用の検査治具を多数用意しなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の構成を示す分解斜視図
【図2】 本発明の一実施の形態の構成を示す模式図
【図3】 チャンバと取付ダクトとの接続状態を示す断面図
【図4】 第2の実施の形態を示す図
【符号の説明】
1 (給湯器の)筐体
2 燃焼器ユニット
3 燃焼器ユニット
4 送風ファン
5 取付ダクト
23 チャンバ
33 チャンバ

Claims (2)

  1. 湯水が流れる熱交換器と該熱交換器を加熱するバーナと該バーナに連通し燃焼用空気をバーナに供給するチャンバとを備えた燃焼器ユニットを筐体内に格納した燃焼装置において、1つの筐体内に複数の燃焼器ユニットを格納し、格納された燃焼器ユニットの内のいずれかの燃焼器ユニットのチャンバに送風ファンを連結すると共に、残りの燃焼器ユニットのチャンバと送風ファンが連結されたチャンバとを連通するダクトをチャンバに対して着脱自在に設けたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 上記各燃焼器ユニットを筐体に固定する中空の固定具を設け、該固定具を上記ダクトとしたことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
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