JP3634583B2 - 反射性シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通安全標識や視線誘導標示などの標識として、物体の表面に貼付けて使用する反射性シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
透明な硬質樹脂で成形した小型の反射体を両面粘着シートの片面に並べて貼付けて作製された反射性シートが知られている(例えば、キャッツアイ社製のレフテープ)。
【0003】
この種の反射性シートは、所望の寸法に切断して、反射性を必要とする交通安全標識や視線誘導標識などのの標識として、物品の表面に簡単に貼付けて使用することができるので、非常に便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の透明な硬質樹脂で成形した小型の反射体を用いた反射性シートは、反射体が硬質樹脂からなるので車両等が接触した場合に反射体が破損することがあり、また反射体は硬いので歩行者が接触した場合に歩行者が傷つくことがあり、安全性が十分でない。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するもので、その目的とするところは、物体表面への貼付けが容易で、しかも品質のばらつきが少なく、衝撃による反射体の破損も少なく、また人体が接触しても人体が傷つくこともなく、安全性の高い反射性シートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の反射性シートは、シリコンゴムからなるゴムシートの表面に、透明硬質シリコンからなる多数の透明な微球状体がそのほぼ上半分が突出するように単層状に埋設されてなるシート状反射体の裏面に、プラスチックシート、紙シート又は金属箔シートを基材としてこの基材の両面に透明なアクリル系の粘着剤からなる粘着剤層が形成された両面粘着シートの前記粘着剤層の一方側が接着され、シート状反射体に接着されていない側の粘着剤層には、この粘着剤層を保護するための剥離紙が添着されている構成とした(請求項1の発明)。
【0007】
さらに、上記本発明の反射性シートにおいて、微球状体が、径の異なるほぼ半球状のものを合わせたようなだるま型の形状であって、径の大なる下半分がゴムシートの表面に埋設されている構成とした(請求項2の発明)。
【0008】
【作用】
ゴムシートの表面に微球状体を埋設したシート状反射体は、衝撃に強くこれに車両等が接触してもシートが破損しにくく、また緩衝性がありこれに人体が接触しても傷つきにくい。さらに、全体として柔軟で切りやすく物品表面への貼付けが容易である。
【0009】
特に、微球状体が、径の異なるほぼ半球状のものを合わせたようなだるま型の形状であって、径の大なる下半分がゴムシートの表面に埋設されたものは、下半分がゴムシートに食い込んだような状態で埋設され、ゴムシートから離脱しにくくなる。また、反射性も向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例を参照しながら、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の反射性シートの一例を示す断面図である。図1において、11は透明な微球状体、12はゴムシートであり、ゴムシート12の表面に、多数の透明な微球状体11がそのほぼ上半分が突出するように単層状に埋設されて、シート状反射体10が形成されている。
【0011】
上記微球状体11は透明硬質シリコンからなり、ゴムシート12は柔軟なシリコンゴムからなる。ゴムシート12は透明であっても着色された不透明なものであってもよい。
【0012】
微球状体11は直径が1〜3mmのものが好適である。微球状体11はゴムシート12の表面に単層状に配列されて埋設されておればよく、配列状態は互いに一定の間隔で均等に配列されていてもよく、互いにランダムな間隔で不均等に配列されていてもよい。
【0013】
上記微球状体11の形状は真球状のもの以外に、例えば図2に断面図で示すように、径の異なるほぼ半球状のものを合わせたようなだるま型の微球状体11aであって、径の大なる下半分がゴムシート12の表面に埋設されているものが好ましい。だるま型の微球状体11aを用いると、微球状体11aがゴムシート12から離脱しにくくなる。また、反射性も向上する。
【0014】
また、上記だるま型の微球状体11aの下半分の表面が、銀箔などの金属反射膜13で覆われたものであってもよい。
【0015】
さらに、上記シート状反射体10の裏面(ゴムシート12の裏面に相当する)には、両面粘着シート20が接着さている。両面粘着シート20は、ポリエステルなどのプラスチックシート、紙シート、アルミニウム箔や銀箔などの金属箔シートを基材とし、この基材の両面に粘着剤層を塗設してなる。粘着剤層としては、透明なアクリル系の粘着剤を用いるのが好ましい。
【0016】
なお、シート状反射体10に接着されていない側の粘着剤層には、通常、この粘着剤層を保護するために剥離紙21が添着される。
【0017】
このように構成された本発明の反射性シートを、交通安全標識や視線誘導標識などの標識として使用する際には、反射性シートを所望の寸法に切断したあと、剥離紙を剥がして、この反射性シートを標識を必要とする物体の表面に貼付けて使用する。
【0018】
【発明の効果】
上述の通り、本発明の反射性シートは、ゴムシートの表面に多数の透明な微球状体がそのほぼ上半分が突出するように単層状に配列して埋設され、微球状体はゴムシートに一様に揃った状態で保持されるので、シート状反射体の成形性がよく、しかも品質のばらつきが小さくなる。
【0019】
また、上記シート状反射体は柔軟で衝撃に強く破損しにくく、車両などが接触しやすいところに貼付けて使用しても破損せずに、反射効果を十分に発揮する。また、緩衝性があり、これに歩行者が接触しても傷つきにくいので安全性が高い。
【0020】
さらに、本発明の反射性シートは、柔軟なシート状反射体の裏面に両面粘着シートが接着されているので、所望の寸法に切断して反射性を必要とする物品の表面に、特に屈曲部や湾曲部であっても簡単に貼付けて使用することができるので、非常に便利である。
【0021】
特に、微球状体が、径の異なるほぼ半球状のものを合わせたようなだるま型の形状であって、径の大なる下半分がゴムシートの表面に埋設されたものは、下半分がゴムシートに食い込んだような状態で埋設され、ゴムシートから離脱しにくくなり、反射効果がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射性シートの一例を示す断面図である。
【図2】本発明の反射性シートの他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 シート状反射体
11 透明な微球状体
11a だるま型の透明な微球状体
12 ゴムシート
13 金属反射膜
20 両面粘着シート
21 剥離紙
Claims (2)
- シリコンゴムからなるゴムシートの表面に、透明硬質シリコンからなる多数の透明な微球状体がそのほぼ上半分が突出するように単層状に埋設されてなるシート状反射体の裏面に、プラスチックシート、紙シート又は金属箔シートを基材としてこの基材の両面に透明なアクリル系の粘着剤からなる粘着剤層が形成された両面粘着シートの前記粘着剤層の一方側が接着され、シート状反射体に接着されていない側の粘着剤層には、この粘着剤層を保護するための剥離紙が添着されていることを特徴とする反射性シート。
- 微球状体が、径の異なるほぼ半球状のものを合わせたようなだるま型の形状であって、径の大なる下半分がゴムシートの表面に埋設されていることを特徴とする請求項1記載の反射性シート。
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JP23456097A JP3634583B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 反射性シート |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23456097A JP3634583B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 反射性シート |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP23456097A Expired - Fee Related JP3634583B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 反射性シート |
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Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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JP2016199990A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | 修三 山下 | 歩車道境界ブロック位置標示具 |
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1997
- 1997-08-29 JP JP23456097A patent/JP3634583B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH1171724A (ja) | 1999-03-16 |
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