JP3634531B2 - シェーディング補正方法及びオーバーヘッドプロジェクター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、不透明な原稿をそのまま拡大投影することができるオーバーヘッドプロジェクターに係り、特に照明むらにより生じるシェーディングを自動的に補正することができるシェーディング補正方法及びオーバーヘッドプロジェクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、不透明な原稿を従来のOHPシートによらずにそのまま拡大投影することができるオーバーヘッドプロジェクター(以下、OHPとする)が提案されている。これは、原稿をTVカメラによって撮像し、撮像した内容を投射型ディスプレイ装置によってスクリーンに投射するものである。このOHPは、原稿載置用のガラス上に裏向きにセットされた原稿の資料面を照らして撮像を行うようになっている。
【0003】
ところが、このようなOHPでは透明のフィルムに原稿をコピーする必要はなくなるが、原稿に当たる光量にむらがあるため、カメラから出力される画像信号のレベルが不均一となり(以下、シェーディングという)、投影された原稿の明瞭度が原稿内で異なるという問題があった。
そこで、このようなOHPにおいて、照明状態に応じた補正を行う方法が本願出願人から提案されている(特願平8−92611号)。
【0004】
図5、図6は特願平8−92611号に記載されたシェーディング補正方法を説明するための図である。
図5(a)は原稿用照明3に照らされた紙面21を示しており、原稿用照明3からの光が一様でないため紙面21上に若干の明暗の差が生じている。図5(a)では、紙面21の斜線部22が暗い部分を示している。
したがって、カメラ5から出力される画像信号は、例えば図5(a)のHの位置の水平走査区間で図5(b)のような波形となり、照明3による明暗の差によってレベル変動が生じたものとなり、本来あるべき一定のレベルにはならない。
【0005】
そこで、白紙をカメラで読み取ることにより得られた画像データ中の画素SHDの最大値と最小値から中間値SHD(Mid)を求め、この中間値SHD(Mid)と画像データの画素SHDとの比率SHD(Mid)/SHDを各画素について計算して、これをシェーディング補正パターンデータとして記憶しておき、原稿をカメラで読み取ることにより得られた画像データとこのシェーディング補正パターンデータとを対応する画素ごとに乗算することにより、シェーディングを補正することができる。
つまり、原稿をカメラで読み取ることにより得られた全画面のシェーディング補正パターンデータとして、メモリに記憶しておくものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようにして、従来のOHPではシェーディングを補正していたが、原稿をズームしてカメラの読み取り領域を変えると(図6(a)の60)、図6(b)に示すように紙面61の斜線部62がシェーディング部となり、前記シェーディング補正パターンデータでは図5(a)のようなシェーディングを補正するものであるので、このシェーディング補正パターンデータと原稿をカメラで読み取ることにより得られた画像データとを対応する画素ごとに乗算することでシェーディング補正をしても上手く補正しきれないだけでなく、特に図6(b)の斜線部63、63では、前記比率が本来1以上であるべきところが逆に1以下となり、よりシェーディングを大きくしてしまうという欠点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、カメラが実際に読み取っている領域のシェーディングをシェーディング補正パターンデータとすることで確実なシェーディング補正方法及びオーバーヘッドプロジェクターを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、原稿を照らす照明と、原稿を読み取るズームレンズ付きカメラと、カメラによって撮像された画像をスクリーンに投影する投射型ディスプレイ装置とを備えたオーバーヘッドプロジェクターにおいて、照明むらによるシェーディングを補正するシェーディング補正方法であって、ズームレンズの倍率を最低にして白紙の原稿をカメラで読み取ることにより得られたM×Nの画像データ中の画素SHDの最大値と最小値から中間値SHD(Mid)を求め、この中間値SHD(Mid)と前記M×Nの画像データの画素SHDとの比率SHD(Mid)/SHDを各画素について計算して、これをM×Nのシェーディング補正パターンデータとして前記画像データの画素に対応するフラッシュメモリの領域に書き込み、ズームレンズの倍率を調整して原稿の中央部のP×Q(P≦M、Q≦N)の部分をM×Nに拡大してカメラで読み取るようにしたときの倍率に応じて、補間処理することで前記M×Nのシェーディング補正パターンデータの中央部のP×Qの領域を拡大してM×Nのシェーディング補正パターンデータBを求め、前記の状態でカメラで読み取ることにより得られたM×Nの画像データとM×Nのシェーディング補正パターンデータBとを対応する画素ごとに乗算し、乗算結果を補正画像データとして投射型ディスプレイ装置に与えるようにしたものである。 このように白紙をカメラで読み取って、画像データの中間値を求め、この中間値と画像データの画素との比率を各画素について計算してシェーディング補正パターンデータを求め、原稿の画像データとシェーディング補正パターンデータを乗算することにより、シェーディングを補正することができる。
【0008】
また、カメラから出力された画像信号を画像データにA/D変換するA/D変換器と、ズームレンズの倍率を最低にして白紙の原稿をカメラで読み取ることにより得られたM×Nの画像データ中の画素SHDの最大値と最小値から中間値SHD(Mid)を求め、この中間値SHD(Mid)と前記M×Nの画像データの画素SHDとの比率SHD(Mid)/SHDを各画素について計算するCPUと、この計算結果をM×Nのシェーディング補正パターンデータとして前記画像データの画素に対応する領域に記憶するフラッシュメモリと、前記ズームレンズの倍率を検出する倍率検出器と、前記倍率検出器で検出されたズームレンズの倍率を受けて、その倍率で読み取られる領域P×Q(P≦M、Q≦N)を算出し、前記M×Nシェーディング補正パターンデータからP×Qのシェーディング補正パターンAを読み出すメモリ制御回路と、このP×Qのシェーディング補正パターンデータAを補間処理することでM×Nのシェーディング補正パターンデータBとする補間処理部と、原稿を読み取ることにより得られたM×Nの画像データとM×Nのシェーディング補正パターンデータBとを対応する画素ごとに乗算し、乗算結果をM×Nの補正画像データとして出力する乗算器と、このM×Nの補正画像データをD/A変換して投射型ディスプレイ装置に出力するD/A変換器とを有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態を示すOHPのブロック図である。
1は原稿、2は原稿1をセットするための原稿用ガラス、3は原稿1を照らす蛍光灯などの原稿用照明、4は原稿1からの光を可視全域にわたって反射させる全反射ミラー、5は全反射ミラー4からの入射光を画像信号に変換するズームレンズ付きカメラ、6はカメラ5から出力された画像信号を画像データにA/D変換するA/D変換器、7は白紙を読み取ることにより得られたM×Nの画像データ又は後述するM×Nのシェーディング補正パターンデータを記憶するためのメモリである。
【0010】
また、8はCPUであり、白紙を読み取ることにより得られたM×Nの画像データ中の画素の最大値と最小値から中間値を求め、この中間値とM×Nの画像データの画素との比率を各画素について計算する。9はCPU8の計算結果をM×Nのシェーディング補正パターンデータとして記憶するフラッシュメモリ、10はCPUバス、11はロータリエンコーダなどからなるカメラ5のズームレンズの倍率を検出する倍率検出器、12はメモリ7の制御部であって、倍率検出器11からのズームレンズの倍率を受けて、その倍率で読み取られる領域P×Q(P≦M、Q≦N)を算出し、前記M×Nのシェーディング補正パターンデータからP×Qのシェーディング補正パターンAを読み出すメモリ制御回路、13はこのP×Qのシェーディング補正パターンデータAの画素間の階調値を直線で結ぶように補間画素の階調を算出し、画素を埋めていくことでM×Nのシェーディング補正パターンデータBを算出する補間処理部、14は原稿1を読み取ることにより得られたM×Nの画像データとM×Nのシェーディング補正パターンデータBとを対応する画素ごとに乗算し、乗算結果を補正画像データとして出力する乗算器、15はM×Nの補正画像データをD/A変換するD/A変換器である。
【0011】
また、16はD/A変換器15の出力信号を液晶駆動信号に変換する信号処理回路、17は投射用の光源であるランプ、18はランプ17から発せられた光のうち可視光を反射し赤外線を透過させるコールドミラー、19は液晶パネル、20は液晶パネル19を通過した光を反射する全反射ミラー、21は全反射ミラー20からの光を図示しないスクリーンに投射するための投射レンズである。
そして、信号処理回路16、ランプ17、コールドミラー18、液晶パネル19、全反射ミラー20及び投射レンズ21が投射型ディスプレイ装置を構成している。
【0012】
次に、このようなOHPの動作について、まずシェーディング補正パターンを登録する動作を説明する。この登録のときにはズームレンズの倍率を最低にしておく。これは、最大視野でのシェーディング補正パターンデータを得るためである。
最初に、原稿用ガラス2上に白紙をセットする。この用紙の下面は原稿用照明3によって照らされる。全反射ミラー4はセットされた用紙からの光を反射させカメラ5に入射させる。そして、カメラ5は入射光を画像信号に変換し、A/D変換器6は画像信号をM×Nのディジタル画像データに変換する。
【0013】
図2(a)は原稿用照明3に照らされた紙面21を示しており、原稿用照明3からの光が一様でないため紙面21上に若干の明暗の差が生じている。図2(a)では、紙面21の斜線部が暗い部分を示している。
したがって、カメラ5から出力される画像信号は、例えば図2(a)のHの位置の水平走査区間で図2(b)のような波形となり、照明3による明暗の差によってレベル変動が生じたものとなり、本来あるべき一定のレベルにはならない。
【0014】
図3(a)はA/D変換器6から出力されたM×Nの画像データをメモリ7のメモリ領域上で示した図であり、22はカメラ5の1画面分に対応するメモリ7のメモリ領域である。メモリ領域22は、その左右方向、上下方向が紙面21の左右方向、上下方向に対応している。また、メモリ領域22中の数値がデータ値(輝度値)であり、数値が大きいほど輝度が高いことを示している。
【0015】
CPU8は、メモリ7に書き込まれた1画面分のM×Nの画像データ中の画素SHDの最大値Max、最小値Minを求め、その中間値SHD(Mid)を次式のように計算する。
SHD(Mid)=(Max+Min)/2 ・・・(1)
続いて、CPU8は、中間値SHD(Mid)とM×Nの画像データ中の任意の画素SHD(x、y)との比率FLD(x、y)を次式のように計算する。
FLD(x、y)=SHD(Mid)/SHD(x、y) ・・・(2)
【0016】
そして、CPU8は、計算した比率FLD(x、y)をフラッシュメモリ9に書き込む。このとき、比率FLD(x、y)は、メモリ領域22上の画素SHD(x、y)の座標位置に対応するメモリ9のメモリ領域上の座標位置に書き込まれる。CPU8は、このような式(2)の計算をメモリ7に書き込まれたM×Nの画像データの全画素について行う。
これにより、フラッシュメモリ9のメモリ領域23に図3(b)に示すような比率FLD(x、y)が書き込まれる。
【0017】
本実施の形態では、最大値Maxは「250」、最小値Minは「150」であり、中間値SHD(Mid)は「200」となる。したがって、例えば画像データSHD(x、y)が「170」であれば、比率FLD(x、y)は「1.18」となり、フラッシュメモリ9の対応する座標にこの値が書き込まれる。
こうして、M×Nのシェーディング補正パターンデータのフラッシュメモリ9への登録が終了する。
【0018】
次に、ズームレンズの倍率を最低に保持しているときの実際の原稿1を拡大投影する動作について説明する。
まず、CPU8は、フラッシュメモリ9に格納されているM×Nのシェーディング補正パターンデータをメモリ7に書き込む。
原稿用ガラス2上に裏向きにセットされた原稿1をカメラ5が撮像する動作は上記と同様であり、A/D変換器6はカメラ5から出力された画像信号をA/D変換する。
【0019】
続いて、倍率検出部11はズームレンズの倍率を検出するが、この場合は倍率は変動していないので、倍率に変更がないことをメモリ制御部12に出力する。メモリ制御部12は倍率が変動していないことを受けて、メモリ7からM×Nのシェーディング補正パターンデータを読み出す。乗算器14は、A/D変換器6から出力されたM×Nの画像データとこのM×Nのシェーディング補正パターンデータとを対応する画素ごとに乗算する。これにより、D/A変換器15に出力されるM×Nの補正画像データは、図4に示すように値が均一化されたデータとなる。
【0020】
なお、M×Nの補正画像データはメモリに記憶されるものではないが、図4では分かりやすくするために図3と対応する形で表している。また、図4のM×Nの補正画像データは、原稿1が白紙の場合(つまり、図3(a)と同じ画像データが入力された場合)であって、原稿1が白紙でない場合はその内容に応じて補正結果も変化することは言うまでもない。
【0021】
次いで、D/A変換器15の出力信号は、信号処理回路16によって液晶駆動信号に変換されて液晶パネル19に出力される。こうして、原稿1の内容が液晶パネル19に表示される。
一方、ランプ17より発せられた光は、コールドミラー18によって液晶パネル19に導かれる。このとき、コールドミラー18は有害な赤外線を透過させて可視光のみを反射する。
【0022】
そして、全反射ミラー20が液晶パネル19を通過した光を反射し、この光を投射レンズ21が投射することにより、原稿1が図示しないスクリーンに投影される。
【0023】
次に、ズームレンズの倍率を適宜調節して、原稿の一部を拡大しているときの実際の原稿1を拡大投影する動作について説明する。
ここで、前述したように、メモリ7には、M×Nのシェーディング補正パターンデータが記憶されている。
原稿用ガラス2上に裏向きにセットされた原稿1をカメラ5が撮像する動作は上記と同様であり、A/D変換器6はカメラ5から出力された画像信号をA/D変換する。
【0024】
続いて、倍率検出部11はロータリエンコーダによりカメラ5のズームレンズの倍率を検出し、メモリ制御部12に出力する。メモリ制御部12は倍率検出器11からのズームレンズの倍率を受けて、その倍率で読み取られる領域P×Q(P≦M、Q≦N)を算出し、メモリ7に記憶されているM×Nシェーディング補正パターンデータからP×Qのシェーディング補正パターンAを読み出す。補間処理部13はこのP×Qのシェーディング補正パターンデータAの画素間の階調値を直線で結ぶように補間画素の階調を算出し、画素を埋めていくことでM×Nのシェーディング補正パターンデータBを算出する。
乗算器14は、A/D変換器6から出力されたM×Nの画像データとこのM×Nのシェーディング補正パターンデータとを対応する画素ごとに乗算する。これにより、D/A変換器15に出力される補正画像データは、図4に示すと同じように値が均一化されたデータとなる。
【0025】
続いて、前述したような経路を通り、原稿1の内容のズームされた部分が液晶パネル19に表示され、最終的に図示しないスクリーンに投影される。
れる。
以上のようにシェーディング補正パターンデータBはズームレンズの倍率に合わせて自動的に定められるので、原稿の一部をズームして表示するときでも、好適なシェーディング補正を自動的に実現できる。
【0026】
なお、シェーディング補正パターンデータを作成するとき読み取る用紙は、前述のように白紙であればよく、原稿1と同じ紙質の紙である必要はない。つまり、紙質が変わっても反射率が変化して(例えば、普通紙の反射率は79%、再生紙の反射率は72%)、全体的な明るさが変わるだけなので、シェーディング補正パターンデータは紙質に依存しない。したがって、紙質が変わってもシェーディング補正パターンデータを作成し直す必要はない。
また、紙質が変わったことによる明るさの変化は、カメラレンズのアイリスを操作することで対応することができる。
【0027】
また、本発明の補間処理を適用することにより、シェーディング補正パターンデータを記憶するメモリの容量を実際の画面サイズより小さくできる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、以上説明したように、ズームレンズの倍率を最低にして、白紙をカメラで読み取り、この画面についてM×Nのシェーディング補正パターンデータを登録しておき、前記ズームレンズの倍率が適宜変更されたとき、その変動を倍率検出器で検出し、その倍率に合わせて視野(P×Q)を決定し、前記M×Nのシェーディング補正パターンデータから、この視野に合わせてP×Qのシェーディング補正パターンデータAを読み出し、補間処理にてM×Nのシェーディング補正パターンデータBを算出するようにしたので、ズームレンズの倍率に合わせてシェーディング補正パターンデータが自動的に定められるようになり、原稿の一部をズームして表示するときでも、好適なシェーディング補正を自動的に実行できるから、照明むらの目立たない画像を表示できる。
【0029】
また、A/D変換器、CPU、フラッシュメモリ、倍率検出部、メモリ制御部、補間処理部、乗算器、D/A変換器を設けたことにより、ズームして一部を拡大して表示した場合のシェーディングを自動的に補正できるオーバーヘッドプロジェクターを実現することができる。また、フラッシュメモリにシェーディング補正パターンデータを記憶させることとしたので、プロジェクターの電源を切断した後でもシェーディング補正パターンデータを保持しておくことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すOHPのブロック図である。
【図2】原稿用照明に照らされた紙面及びカメラから出力された画像信号を示す図である。
【図3】メモリに記憶された画像データ及びフラッシュメモリに書き込まれたシェーディング補正パターンデータを示す図である。
【図4】補正データを示す図である。
【図5】従来のOHPにおいて原稿用照明に照らされた紙面及びカメラから出力された画像信号を示す図である。
【図6】ズームして原稿の一部を拡大したときの原稿用照明に照らされた紙面を示す図である。
【符号の説明】
1・・・原稿、 2・・・原稿用ガラス、 3・・・原稿用照明、
4・・・全反射ミラー、 5・・・ズームレンズ付きカメラ、
6・・・A/D変換器、 7・・・メモリ、
8・・・CPU、 9・・・フラッシュメモリ、 11・・・倍率検出器、
12・・・メモリ制御部、 13・・・補間処理部、 14・・・乗算器、
15・・・D/A変換器、 16・・・信号処理回路、 17・・・ランプ、
18・・・コールドミラー、 19・・・液晶パネル、
20・・・全反射ミラー、 21・・・投射レンズ
Claims (2)
- 原稿を照らす照明と、原稿を読み取るズームレンズ付きカメラと、カメラによって撮像された画像をスクリーンに投影する投射型ディスプレイ装置とを備えたオーバーヘッドプロジェクターにおいて、照明むらによるシェーディングを補正するシェーディング補正方法であって、
ズームレンズの倍率を最低にして白紙の原稿をカメラで読み取ることにより得られたM×Nの画像データ中の画素SHDの最大値と最小値から中間値SHD(Mid)を求め、
この中間値SHD(Mid)と前記M×Nの画像データの画素SHDとの比率SHD(Mid)/SHDを各画素について計算して、これをM×Nのシェーディング補正パターンデータとして前記画像データの画素に対応するフラッシュメモリの領域に書き込み、
ズームレンズの倍率を調整して原稿の中央部のP×Q(P≦M、Q≦N)の部分をM×Nに拡大してカメラで読み取るようにしたときの倍率に応じて、補間処理することで前記M×Nのシェーディング補正パターンデータの中央部のP×Qの領域を拡大してM×Nのシェーディング補正パターンデータBを求め、
前記の状態でカメラで読み取ることにより得られたM×Nの画像データとM×Nのシェーディング補正パターンデータBとを対応する画素ごとに乗算し、乗算結果を補正画像データとして投射型ディスプレイ装置に与えることを特徴とするシェーディング補正方法。 - 原稿を照らす照明と、原稿を読み取るズームレンズ付きカメラと、カメラによって撮像された画像をスクリーンに投影する投射型ディスプレイ装置とを備えたオーバーヘッドプロジェクターにおいて、
前記カメラから出力された画像信号をM×Nの画像データにA/D変換するA/D変換器と、
ズームレンズの倍率を最低にして白紙の原稿をカメラで読み取ることにより得られたM×Nの画像データ中の画素SHDの最大値と最小値から中間値SHD(Mid)を求め、この中間値SHD(Mid)と前記M×Nの画像データの画素SHDとの比率SHD(Mid)/SHDを各画素について計算するCPUと、 この計算結果をM×Nのシェーディング補正パターンデータとして前記画像データの画素に対応する領域に記憶するフラッシュメモリと、
前記ズームレンズの倍率を検出する倍率検出器と、
前記倍率検出器で検出されたズームレンズの倍率を受けて、その倍率で読み取られる領域P×Q(P≦M、Q≦N)を算出し、前記M×Nシェーディング補正パターンデータからP×Qのシェーディング補正パターンAを読み出すメモリ制御回路と、
このP×Qのシェーディング補正パターンデータAを補間処理することでM×Nのシェーディング補正パターンデータBとする補間処理部と、
原稿を読み取ることにより得られたM×Nの画像データとM×Nのシェーディング補正パターンデータBとを対応する画素ごとに乗算し、乗算結果をM×Nの補正画像データとして出力する乗算器と、
このM×Nの補正画像データをD/A変換して投射型ディスプレイ装置に出力するD/A変換器とを有することを特徴とするオーバーヘッドプロジェクター。
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