JP3633997B2 - 冷凍冷蔵庫およびその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、冷凍冷蔵庫およびその制御方法に係り、温度帯の異なる冷蔵庫内の各冷却室をそれぞれ効果的に冷却し、かつ、蒸発器の除霜を行う冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルに関するもので、消費電力量の低減に寄与するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日一般に、主流となっている冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルは、凝縮器と蒸発器との間の冷媒流路に、冷媒の減圧器としてキャピラリチューブ(細径管)を使用しており、その絞り量は冷蔵庫の運転状況に関わり無く一定であった。そのため、温度帯の異なる冷却室を冷却するにも関わらず、蒸発温度を一番低い冷却室(例えば冷凍室)に合わせた温度で、温度帯の高い冷却室(例えば冷蔵室)を冷却しており、冷凍サイクル上、冷媒循環流量の低い、効率の悪い運転で温度帯の高い冷却室も低い冷却室も冷却を行なっていた。
【0003】
また、上記の問題点を解決するために、例えば、実開昭53−144173号公報記載のように、冷凍室および冷蔵室のいずれか一方にのみ開口するように選択的に開閉するダンパを備え、冷却器と凝縮器との間にキャピラリチューブを並列に接続し、これらキャピラリチューブのうち一方に冷媒の流れを制御する電磁弁を備え、この電磁弁の動作と上記ダンパとを連動させて、選択的に冷気を冷凍室,冷蔵室いずれか一方に流して冷却する方法が知られている。
【0004】
さらに、庫内を冷却するために庫内冷却用ファンを設けている冷凍冷蔵庫では、通常冷凍室冷却用の送風路にはその風路を遮断するためのダンパ等は設けられていないため、圧縮機を断続させて庫内の温度調節をする場合、圧縮機が停止したとき、冷凍サイクル内の圧力がバランスしようとするのに伴い、高圧側の高温冷媒が蒸発器に逆流し、高温蒸発器の自然対流で庫内温度を上昇させるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によると、冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルは凝縮器と蒸発器の間にある冷媒の減圧器としてキャピラリチューブ一本を使用しており、その絞り量は冷蔵庫の運転状況に関わり無く一定であった。そのため、温度帯の違う冷却室を冷却するにも関わらず、蒸発温度を一番低い冷却室(例えば冷凍室)に合わせた温度で、温度帯の高い冷却室(例えば冷蔵室)を冷却しており、冷凍サイクル上
、冷媒循環流量の低い、効率の悪い運転で温度帯の高い冷却室も低い冷却室も冷却を行なっており、冷凍機の消費電力も大きくなるという問題点があった。
【0006】
また、上記実開昭53−144173号公報に記載されているような方法で冷凍冷蔵庫を運転させようとすると、冷凍室もしくは冷蔵室どちらかが温度上昇するか設定温度より低くなるといった食品保存上の大きな問題点を含んでいる。
また、この問題点を解決するために閾値を小さく取ると、冷凍室冷却、冷蔵室冷却の各モードを細かく切り換えることになって冷凍サイクルが不安定になり、冷凍サイクルの時定数を考えると現実的ではない。
さらに、購入直後や停電復帰後等の、どの冷却室も冷却されていない状況からの立ち上げ時の庫内冷却速度が遅いという問題点もある。
【0007】
また、冷蔵室冷却運転を行うと、冷媒循環量は増加するものの、熱交換器自体の空気側熱伝達率も熱交換面積も冷凍室を冷却するときとなんら変化がないので、結局熱交換できない冷媒が余ってしまい、圧縮機負荷のみが上がってしまう。さらに、冷気通風路を冷凍室側、冷蔵室側両方を遮断するということができず、除霜時および圧縮機停止時の高温蒸発器の自然対流で庫内温度を上昇させるという問題があり、結局、省電力には寄与しないという問題があった。
【0008】
さらに、上述のように、通常冷凍冷蔵庫では圧縮機を断続させて庫内の温度調節をする場合、圧縮機が停止したとき、冷凍サイクル内の圧力がバランスしようとするのに伴い、高圧側の高温冷媒が蒸発器に逆流し、高温蒸発器の自然対流で庫内温度を上昇させるという問題があり、その問題点を解決すべく、高圧側と低圧側の間に電動二方弁もしくは差圧弁等の部品と圧縮機吸込みパイプ部に逆止弁等を追加することにより、高温冷媒の蒸発器流入を防止するといった手段も用いられていた。
【0009】
さらに、蒸発器に付着した霜を取り除く(除霜)手段として、圧縮機を停止させて霜を自然融解させる方法も同様に高温蒸発器の自然対流で庫内温度を上昇させるという問題があった。
また、ヒータを用いた除霜運転においてもさらに高温となった蒸発器の自然対流で庫内温度を上昇させるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、冷凍サイクル上、効率よく各冷却室を冷却し、圧縮機停止時や除霜運転時に冷却室内が温まることを最小限に抑制することにより、冷凍サイクル機器を小形化でき、省電力運転の可能な冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷凍冷蔵庫に係る第1の発明の構成は、少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を冷媒流路で接続した冷凍サイクルを備え、二つ以上の異なる温度帯の冷却室に通じる冷気通風路に庫内冷却ファンを備えた冷凍冷蔵庫において、冷凍サイクル中の減圧器としてキャピラリチューブと該キャピラリチューブに直列に設けた電動膨張弁とを備え、前記冷気通風路に回転数可変の庫内冷却ファンと、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に対する冷気送風路について開放もしくは遮断を選択できるダンパを設け、前記電動膨張弁により減圧量を可変とし、前記蒸発器で異なる温度の冷気を作るとともに、前記電動膨張弁の開度と前記庫内冷却ファンの回転数とを連動させて前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室のうち高い温度帯の冷却室を冷却する場合には低い温度帯の冷却室を冷却する場合よりも前記庫内冷却ファンの回転数を高くし、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に適した異なる温度の冷気を吹き分けるように前記ダンパを前記電動膨張弁の開度と連動させる制御装置を設けたものである。
【0012】
本発明の冷凍冷蔵庫に係る第2の発明の構成は、少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を冷媒流路で接続した冷凍サイクルを備え、二つ以上の異なる温度帯の冷却室に通じる冷気通風路に庫内冷却ファンを備えた冷凍冷蔵庫において、冷凍サイクル中の減圧器として少なくとも前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室の数のキャピラリチューブとこれらキャピラリチューブを選択する電磁弁とを備え、前記冷気通風路に回転数可変の庫内冷却ファンと、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に対する冷気送風路について開放もしくは遮断を選択できるダンパを設け、前記キャピラリチューブの選択により減圧量を可変とし、前記蒸発器で異なる温度の冷気を作るとともに、前記キャピラリチューブの選択と前記庫内冷却ファンの回転数とを連動させて前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室のうち高い温度帯の冷却室を冷却する場合には低い温度帯の冷却室を冷却する場合よりも前記庫内冷却ファンの回転数を高くし、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に適した異なる温度の冷気を吹き分けるように前記ダンパを前記キャピラリチューブの選択と連動させる制御装置を設けたものである。
【0013】
本発明の冷凍冷蔵庫に係る第3の発明の構成は、前記第1、第2の発明の冷凍冷蔵庫において、特に、前記冷気通風路に、少なくとも冷凍室に対する冷気送風路について開放もしくは遮断を選択できるダンパを設けたものである。
【0014】
本発明の冷凍冷蔵庫の制御方法に係る第1の発明の構成は、上記の冷凍冷蔵庫において、減圧量を調節して制御される温度帯をもつそれぞれの冷却室における設定温度値として、閾値2点を有する設定温度帯を設定し、これら冷却室のうち一番設定温度の低い冷却室のセンサには、その冷却室の設定温度帯よりさらに数度高い設定値を持たせ、その設定値より冷却室のうち一番設定温度帯の低い冷却室のセンサ温度が低いときには一番設定温度帯の低い冷却室以外で、それぞれの冷却室のもつ設定温度帯より温度の高い全ての冷却室のダンパを開放し、そのダンパを開放した冷却室の中で一番高い温度帯をもつ冷却室の減圧量になる減圧器を設定し、設定温度帯の一番低い冷却室が、設定温度帯の一番低い冷却室の設定温度帯よりさらに数度高く設定した設定温度より高いときには、全ての冷却室に対してそれらのもつ設定温度帯より温度の高い全ての冷却室のダンパを開放し、そのダンパを開放した冷却室の中で一番高い温度帯をもつ冷却室の減圧量になる減圧器を設定して、運転させるようにしたものである。
【0015】
本発明の冷凍冷蔵庫の制御方法に係る第2の発明の構成は、冷凍冷蔵庫の運転中に、ある冷却室を冷却させる運転モードにあるときは、減圧量を調節して制御される他の温度帯をもつ冷却室の温度が設定温度域外に変化したとしても、現運転モードで冷却されている冷却室の設定温度域以下となるまで現運転モードを続けるようにしたものである。
【0016】
本発明の冷凍冷蔵庫の制御方法に係る第3の発明の構成は、減圧量を調節して制御される温度帯をもつそれぞれの冷却室の閾値の中間から閾値の低設定値までの間に切り換え設定値を追加し、冷凍冷蔵庫の運転中に、ある冷却室を冷却させる運転モードにあるときは、減圧量を調節して制御される他の温度帯をもつ冷却室の温度が設定温度域外に変化したとき、現運転モードで冷却されている冷却室のセンサ温度が、前記閾値の高設定値と切り換え設定値との間にあるときは、現運転モードで冷却されている冷却室の切り換え設定値まで現運転モードのまま冷却を行い、切り換え設定値以下の場合には、設定温度域以上に温度変化した冷却室を冷却させる運転を行うようにしたものである。
【0017】
本発明の冷凍冷蔵庫の制御方法に係る第4の発明の構成は、蒸発器の入口温度および出口温度を温度センサで検知し、回転数可変の庫内冷却ファンの回転数を最適に制御するとともに、キャピラリチューブもしくは膨張弁の絞り量を最適絞り量(最適冷媒減圧量)に制御するようにしたものである。
【0018】
本発明の冷凍冷蔵庫の制御方法に係る第5の発明の構成は、除霜運転時、あるいは圧縮機を断続させて庫内の温度調節をする場合に、圧縮機が停止したとき、前記キャピラリチューブもしくは膨張弁の絞り量を最大に絞り(最大減圧)、かつ、前記ダンパを全て閉めて冷気送風路を遮断するようにしたものである。
【0019】
【作用】
上記技術的手段による働きは次のとおりである。
本発明によると、冷蔵室,冷凍室など温度帯の異なる庫内(各冷却室内)を選択的に冷却できるように、それぞれ温度帯の異なる庫内に連通する冷気送風路を開放もしくは遮断できるようにダンパを備え、かつ、それぞれ最適温度となるように蒸発温度を変化させることができるように、冷凍サイクル中の減圧手段としてキャピラリチューブの数を、減圧量を調節して制御される温度帯の異なる冷却室の数以上に設置するか、あるいは、蒸発器側に一本のキャピラリチューブを配設し、そのキャピラリチューブと直列に電動膨張弁を備えて減圧量を可変できるようにしている。
【0020】
すなわち、温度帯の低い冷却室を冷却するときは減圧器の抵抗を大きくし、温度帯の高い冷却室を冷却するときは減圧器の抵抗を小さくし、それぞれの温度帯に適合した蒸発温度で効率良く庫内を冷却することができ、従来の圧縮機の押し退け量より小さい圧縮機を使用することができるものである。
【0021】
さらに、庫内冷却ファンの回転数を最適に制御するために、蒸発器センサ、回転数可変の庫内冷却ファンと制御装置を設けることにより、温度帯の低い冷却室を冷却するときは、減圧器の抵抗を大きくし庫内冷却ファンの回転数を低回転数にする。また、温度帯の高い冷却室を冷却するときは、減圧器の抵抗を小さくし庫内冷却ファンの回転数を高回転数にする。これにより、それぞれの温度帯に適合した蒸発温度で効率良く庫内を冷却することができ、冷媒を余剰にすることなく、さらに効果を増大させることができる。
【0022】
また、除霜運転時や圧縮機を断続させて庫内の温度調節をする場合、圧縮機が停止したとき、前記キャピラリチューブもしくは膨張弁の絞り量を最大に絞り(最大減圧)、かつ前記ダンパを全て閉めて冷気送風路を遮断する制御とすることにより、圧縮機停止時および除霜運転時、高温になった蒸発器からの自然対流で庫内の温度が上昇することを最小限に抑えることができる。
結局、本発明ではこれらの効果を総合することにより、同クラスの冷凍冷蔵庫に比べてサイズの小さい冷凍サイクルで、省電力で運転することのできる冷凍冷蔵庫を提供することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1ないし図20を参照して説明する。
〔実施例 1−1〕
図1は、第1の発明の一実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル系統図である。
図1は、冷媒の減圧量を調節して制御される3つの温度帯を持つ、すなわち、冷凍室、冷蔵室、およびチルド室の各冷却室を有し、庫内冷却ファンの回転数の制御を行う場合の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示したもので、1は圧縮機、2は凝縮器、3は電動膨張弁、4はキャピラリチューブ、5は蒸発器である。すなわち、冷凍サイクルの減圧器として、冷媒流路12の蒸発器5側に、電動膨張弁3とキャピラリチューブ4とを直列に配設している。
【0024】
また、6は冷気通風路、7Aは、冷気通風路6に設けた回転数可変の庫内冷却ファン、8は冷凍室用ダンパ、9はチルド室用ダンパ、10は冷蔵室用ダンパで、これらは、それぞれ冷凍室,チルド室,冷蔵室(図示せず)へ選択的に冷気を送るためのダンパである。11は各冷却室からの冷気戻り口、29Aは蒸発器入口温度センサ、29Bは蒸発器出口温度センサを示している。18は、圧縮機1の冷媒吸込み側に設けた冷媒逆止弁である。
【0025】
このような冷凍サイクル構成にすることによって、次の制御を行う。
温度帯の低い冷却室(例えば冷凍室)が、ある設定温度以上になり、冷凍室のみを冷却する必要が生じた場合には、電動膨張弁3を絞ることにより流路抵抗を大きくし、蒸発器温度センサ29(29A,29Bの総称)が検知した温度から、庫内冷却ファン7Aの回転数を、蒸発器5の冷媒出口温度がスーパーヒート(加熱蒸気域すなわちガス域)直後ほどの温度(蒸発器の冷媒入口温度より1ないし3℃程度高い温度というように、蒸発器の冷媒側圧損から起こる温度低下を勘案して、予め任意に設定しておく)になるように庫内冷却ファン7Aの回転数を制御する。あわせて、冷凍室用ダンパ8を開き、その他の温度帯用のチルド室用ダンパ9、冷蔵室用ダンパ10は閉じることにより、冷凍室のみを冷却する。
【0026】
このとき、温度帯の高い冷却室(例えば冷蔵室)を冷却するときより蒸発温度は低下し、冷媒循環流量は少なくなるので、交換熱量を少なくさせるために、蒸発器5の空気側熱伝達率を低下させるように制御する。したがって、庫内冷却ファン7Aの回転数は、蒸発器温度センサ29が検知した温度に応じて自動的に低回転数となる。
【0027】
一方、温度帯の高い冷却室(例えば冷蔵室)が、ある設定温度以上になり、冷蔵室のみを冷却する必要が生じた場合には、電動膨張弁3を開くことにより流路抵抗を小さくし、蒸発器温度センサ29が検知した温度から、庫内冷却ファン7Aの回転数を蒸発器の冷媒出口温度がスーパーヒート(加熱蒸気域)直後ほどの温度(蒸発器の冷媒入り口温度より1ないし3℃程度高い温度というように蒸発器の冷媒側圧損から起こる温度低下を勘案して、予め任意に設定しておく)となるように庫内冷却ファン7Aの回転数を制御する。あわせて、冷蔵室用ダンパ10を開き、その他の温度帯用の冷凍室用ダンパ8、チルド室用ダンパ9は閉じることにより、冷蔵室のみを冷却する。
【0028】
このとき、温度帯の低い冷却室(例えば冷凍室)を冷却するときより蒸発温度は上昇し、冷媒循環流量が増大するので、蒸発器5の空気側熱伝達率を上昇させ、交換熱量を大きくするために、庫内冷却ファン7Aの回転数は自動的に高回転数となる。
【0029】
また、これらの温度帯の中間に位置するチルド室等のみを冷却するときも上記と同様に、電動膨張弁3をその温度帯に最適な絞りに設定し、蒸発器温度センサ29が検知した温度から、庫内冷却ファン7Aの回転数を蒸発器5の冷媒出口温度がスーパーヒート(加熱蒸気域)直後ほどの温度(蒸発器の冷媒入り口温度より1ないし3℃程度高い温度というように蒸発器の冷媒側圧損から起こる温度低下を勘案して、予め任意に設定しておく)となるように庫内冷却ファン7Aの回転数を制御する。あわせて、チルド室用ダンパ9を開き、その他の冷凍室用ダンパ8、冷蔵室用ダンパ10は閉じることにより、チルド室のみを冷却する。
このとき庫内冷却ファンの回転数は自動的に冷蔵室を冷却するときと、冷凍室を冷却するときとの中間の回転数となる。
【0030】
さらに、各温度帯の全室が設定温度以下まで冷却され、圧縮機が停止したときや除霜運転時には、電動膨張弁3を全閉として高圧側の高温冷媒を蒸発器5側に流れることを防ぐとともに、上記冷凍室用ダンパ8、チルド室用ダンパ9、冷蔵室用ダンパ10の全てのダンパを閉鎖することにより、高温になった蒸発器5から自然対流により暖気が冷却室に浸入することを抑止することができ、冷却室内の温度上昇を最小限に抑えることができる。
【0031】
また、冷蔵庫のように凝縮側と蒸発側との温度差の大きい冷凍サイクルの場合、電動膨張弁だけで冷媒の流路抵抗をつけようとすると、電動膨張弁前後の比較的近い距離の間に温度差がついてしまい、熱伝導により、凝縮側の熱が庫内に入り込むことと蒸発側の冷熱を庫外に放出してしまうことで効率が低下するという問題点がある。しかし、図1に示したように蒸発器5側に一本のキャピラリチューブ4を配設し、そのキャピラリチューブ4と直列に電動膨張弁3を配設することにより、電動膨張弁3はキャピラリチューブ4の前段階として全体の減圧量に対して一部の減圧量を担うことになり、電動膨張弁の前後の温度差は小さくなり、上記した効率低下を最小限に留めることができる。
【0032】
〔実施例 1−2〕
図2は、第1の発明の他の実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル系統図である。図中、図1と同一符号のものは先の実施例と同等部分であるから、その説明を省略する。
図2は、図1と同様に冷媒の減圧量を調節して制御される3つの温度帯を持ち、庫内冷却ファン7Bの回転数の制御を行わない場合の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示したもので、図1に示した構成から蒸発器温度センサを無くしたものである。庫内冷却ファン7Bは、その回転数を一定速回転数で運転して、庫内を冷却するものである。
【0033】
図2に示す実施例は、各運転モードでの各ダンパと減圧器の動作は前記図1に示したものと同様であるが、庫内冷却ファン7Bの回転数制御を行わないものであり、このような構成とすることによっても、図1の実施例とほぼ同様の効果を安価に得ることができる。
【0034】
〔実施例 2−1〕
図3は、第2の発明の一実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル系統図である。図中、図1と同一符号のものは先の実施例と同等部分であるから、その説明を省略する。
図3は、図1と同様に冷媒の減圧量を調節して制御される3つの温度帯を持ち、庫内冷却ファン7Aの回転数の制御を行う場合の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示したもので、冷媒流路の減圧器の構成が図1,2の例と異なるものである。
【0035】
図3において、13は冷蔵室運転電磁二方弁、14はチルド室運転電磁二方弁、15は冷蔵室冷却用キュピラリチューブ、16はチルド室冷却用キュピラリチューブ、17は冷凍室冷却用キュピラリチューブである。すなわち、冷凍サイクルの減圧器として、冷媒流路12の蒸発器5側に、並列に冷凍室冷却用キャピラリチューブ17、チルド室冷却用キャピラリチューブ16、冷蔵室冷却用キャピラリチューブ15の3本のキャピラリチューブを配設し、チルド室冷却用キャピラリチューブ16に直列にチルド室運転電磁二方弁14と冷蔵室冷却用キャピラリチューブ15に直列に冷蔵室運転電磁二方弁13を配設している。
【0036】
各運転モードでの各ダンパと庫内ファンの回転数の制御は図1に示したものと同様であるが、まず、冷蔵室を冷却する場合、チルド室,冷蔵室運転電磁二方弁13,14の両方を開けることにより、冷媒は冷蔵室冷却用キャピラリチューブ15,チルド室冷却用キャピラリチューブ16,冷凍室冷却用キャピラリチューブ17の3本ともに流れることになり、この3本の合成抵抗となるため、絞り量が一番緩いモードとなり、蒸発圧力を上昇させることができる。
【0037】
次に、冷凍室を冷却する場合、チルド室,冷蔵室運転電磁二方弁13,14の両方を閉じることにより、冷媒は、冷凍室冷却用キャピラリチューブ17にだけ流れることになり、絞り量が一番絞られたモードとなり、蒸発圧力を下降させることができる。
【0038】
次に、チルド室運転を行う場合には、冷蔵室運転電磁二方弁13のみ開けることにより、冷媒はチルド室冷却用キャピラリチューブ16,冷凍室冷却用キャピラリチューブ17の2本に流れることになり、この2本の合成抵抗となるため、冷蔵室冷却運転と冷凍室冷却運転との間の蒸発圧力を得ることができる。その結果、この構成とした場合にも、圧縮機運転中においては図1で示した実施例より簡単な制御と低コストで図1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0039】
さらに、各温度帯の全室が設定温度以下まで冷却され、圧縮機が停止したときや除霜運転時には、チルド室,冷蔵室運転電磁二方弁13,14の両方を閉じ、高圧側の高温冷媒が蒸発器側に流れることを低下させることができ、蒸発器の温度上昇を抑えることができる。
【0040】
〔実施例 2−2〕
図4は、第2の発明の他の実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル系統図である。図中、図4と同一符号のものは先の実施例と同等部分であるから、その説明を省略する。
図4の実施例は、図3の実施例と同様に、減圧量を調節して制御される3つの温度帯を持ち、庫内冷却ファンの回転数の制御を行わない場合の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示したものであり、図3の実施例から蒸発器温度センサを無くし、庫内冷却ファン7Bが回転しているときは、その回転数を一定速回転数で運転して庫内を冷却するものである。
【0041】
図4の実施例は、各運転モードでの各ダンパと減圧器の動作は前記図3に示したものと同様であるが、庫内冷却ファン7Bの回転数制御を行わないものであるが、このような構成とすることによっても、図3の実施例とほぼ同様の効果を安価に得ることができる。
なお、図1および図3で示した蒸発器温度センサ29は除霜運転時の除霜終了を検知するためのセンサとしても活用できる。
【0042】
図5は、本発明の一実施例に係る冷凍サイクル運転の圧力−エンタルピ線図、図6は、本発明の一実施例に係る圧縮機運転率と冷凍能力との関係を従来サイクルと比較した説明図、図6は、図2もしくは図4の実施例で温度帯が2温度(例えば冷蔵室と冷凍室)の場合、従来圧縮機より70%程度能力を落した圧縮機を用いたときの圧縮機運転率と冷凍能力との関係を従来サイクルと比較したものを示した図である。
図5は、横軸にエンタルピi、すなわち冷媒の状態変化による熱の吸収,放出、縦軸に冷媒の蒸発圧力Pを取ったモリエル線図上に本発明による実施例の運転を示したものである。
【0043】
Sは飽和蒸気線で、Eより左をSL、右をSGとすると、飽和蒸気線SL,SGで囲まれた領域は気液混合状態、図5で飽和蒸気線SLより左は液状態、飽和蒸気線SGより右はガス状態である。ABCDは冷凍室運転における冷媒の変化を示す。ABは圧縮機による冷媒ガスの圧縮、BCは凝縮器による熱の放出で、冷媒はガス状態から気液混合状態となる。CDは減圧器による減圧、DAは蒸発器による熱の吸収、すなわち冷凍室の冷却であり、冷媒は気液混合状態からガス化する。
線vfは、冷凍室冷却における圧縮機吸込時の冷媒の比容積、線vrは冷蔵室冷却における圧縮機吸込時の冷媒の比容積、vcはチルド室冷却における圧縮機吸込時の冷媒の比容積を示す。
【0044】
一般に、冷媒の吸熱量Qは次式で表される。
【数1】
Q=GΔi
ここに、G:冷媒の循環流量で G=V/v・R
Δi:エンタルピ差
V:圧縮機押しのけ量
v:冷媒の比容積
R:比例定数
図5からわかるように、図2および図4の実施例のような構成とすることにより、温度帯の高い冷却室である冷蔵室を冷却するときには蒸発圧力Pも上昇し、冷媒の比容積vは小さくなりv=vrとなる。その結果、冷媒の循環量が増加する。そのため、従来の冷凍冷蔵庫より大きな冷凍能力と成績係数を得ることができる。その結果、高い成績係数で、かつ短い運転時間によって温度帯の高い冷却室を冷却することができる。
【0045】
図6は、横軸に圧縮機運転率、縦軸に冷凍能力(従来サイクルを1.0とした割合)をとり、従来サイクルの場合を破線、本実施例の場合を実線で示す。
上述の結果、図6に示したように、圧縮機を従来のものより70%程度能力を落した圧縮機を用いたとしても、温度帯の高い冷却室(ここでは冷蔵室)を冷却する場合、従来圧縮機の冷凍能力の約1.4倍の冷凍能力を得ることができる。一方、温度帯の低い冷却室(例えば冷凍室)を冷却する際には減圧器で絞りをきつくするため、従来の冷凍サイクルに近い運転となるが、熱負荷が冷凍室のみのため、従来の冷凍サイクルより蒸発圧力を上げて冷凍室を冷却できるため、冷凍能力的には圧縮機を70%程度能力を落しているにも係らず、80%程度の冷凍能力ダウンですむ。
【0046】
上記の理由から結果的に、図6に示したように同一条件下では冷凍室を運転するときには80%程度の冷凍能力ダウンで運転時間が伸びるが、冷蔵室運転が短縮するために圧縮機を70%程度能力を落しているにも係らず、従来冷凍サイクルとほぼ同等の圧縮機運転率が実現し、総消費電力量で約20%の省電力が可能となる。
【0047】
〔実施例 3〕
次に、上記各実施例の冷凍サイクルにおける制御操作の詳細を説明する。
図7は、図1ないし図4に示した実施例の制御の一実施例を各冷却室温度に対する運転モードの関係で示した説明図、図8は、図1および図3に示した実施例の各運転モードと部品動作を示した説明図、図9は、図2および図4に示した実施例の各運転モードと部品動作を示した説明図である。
図7に示す図は、図1ないし図4の実施例における、温度帯が2温度(ここでは冷蔵室と冷凍室)で、庫内冷却ファンの回転数制御を除いた場合の各冷却室のセンサ温度が変化した際の運転モードに対して、その変更モードを示している。
【0048】
また、図8に示す図は、図1もしくは図2の実施例の各運転モードに対して、各冷却室ダンパ、二方電磁弁、圧縮機の動作を示したもので、図9に示す図は、図3もしくは図4の実施例の各運転モードに対して、各冷却室ダンパ、電動膨張弁、圧縮機の動作を示したものである。ここで、各冷却室ダンパのうち、ダンパFは冷凍室用ダンパ、ダンパRは冷蔵室用ダンパの略称である。
また、冷蔵室の設定温度帯の閾値は、TronからTrofの間の温度、冷凍室の設定温度帯の閾値は、TfonからTfofの間の温度となる。温度の大小関係は、Tron>Trof、Tfon>Tfofである。
【0049】
また、図7において、Trは冷蔵室の温度、Tfは冷凍室の温度をそれぞれのセンサ温度で示しているものである。さらに、TfhはTfonより高い温度に設定された冷凍室温度センサの設定温度で、Tfh>Tfonの関係にある。
ここで、図8,9に示すように、F運転は冷凍室冷却運転で、圧縮機を運転させ、冷蔵室ダンパを閉、冷凍室ダンパを開とし、二方電磁弁を閉めるか電動膨張弁を絞って冷凍室のみを冷却する運転である。
また、R運転は冷蔵室冷却運転で、圧縮機を運転させ、冷蔵室ダンパを開、冷凍室ダンパを閉とし、二方電磁弁もしくは電動膨張弁を開けて冷蔵室のみを冷却する運転である。
【0050】
また、F&R運転は、圧縮機を運転させ、両方のダンパを開とし、二方電磁弁もしくは電動膨張弁を開けることにより、両方の冷却室を冷却する運転である。OFF運転は、各冷却室のダンパは全て閉で、二方電磁弁もしくは電動膨張弁を閉め、圧縮機も停止させるものである。
【0051】
まず、冷蔵室、冷凍室温度共に設定温度帯内に入っているときはモード1となり、現状の運転モードを継続させて運転させ、各部品の動作は変わらない。
次に、冷蔵室のみ設定温度帯以上の温度になったときにはモード2もしくはモード3となり、変更運転モードはモード2もしくはモード3のセンサ温度になる直前の運転モードにより決まる。ここで現状運転モードがF運転の場合はそのままF運転を行うモード2となり、現状運転モードがF運転以外のときには、冷蔵室のみの冷却を行うR運転で、モード3となる。
【0052】
また、冷蔵室温度が設定温度帯内で、冷凍室が設定温度帯以上であり、かつ、Tfhより低い場合にはモード4もしくはモード5となり、変更運転モードはモード4もしくはモード5のセンサ温度になる直前の運転モードにより決まる。ここで現状運転モードがR運転もしくはF&R運転の場合はモード4となりR運転を行う。現状運転モードがOFF運転の場合はモード5となり、F運転を行う。このようにモード2から5の運転モードは、現状モードを優先して各冷却室の冷却を行う。
【0053】
次に、冷蔵室が設定温度帯以上で、冷凍室も設定温度帯以上でかつ、Tfhより低い場合には現状運転モードに関わらず、モード6となりR運転を行う。
次に、冷蔵室が設定温度帯内で、冷凍室がTfhより高い温度となった場合にも、現状運転モードに関わらず、モード7となり圧縮機を運転させ、両方のダンパを開とし、二方電磁弁もしくは電動膨張弁を開けることにより、両方の冷却室を冷却するF&R運転を行う。
【0054】
次に、冷蔵室が設定温度帯以上で、冷凍室もTfhより高い温度の場合にも、現状運転モードに関わらず、モード8となりF&R運転を行う。
モード9からモード17まではいずれかの冷却室が設定温度帯以下(閾値低設定温度TrofもしくはTfof)になったときのモードを示している。ここで冷蔵室のみ設定温度帯以下の温度で、冷凍室が設定温度帯内にあるときは、モード9もしくはモード10となり、変更運転モードはモード9もしくはモード10のセンサ温度になる直前の運転モードにより決まる。ここで現状運転モードがF運転の場合はそのままF運転を行うモード9となり、現状運転モードがF運転以外のときには、OFF運転となり、各冷却室のダンパは全て閉で、二方電磁弁もしくは電動膨張弁を閉め、圧縮機も停止させる。
【0055】
次に、冷凍室のみ設定温度帯以下の温度で、冷蔵室が設定温度帯内にあるときは、モード11、モード12、モード13のいずれかになり、直前の運転モードにより決まる。ここで現状運転モードがR運転もしくはF&R運転の場合はR運転を行うモード11となり、現状運転モードがOFF運転の場合には、そのままOFF運転を行い、現状運転モードがF運転の場合には冷凍室は設定温度帯以下となっているのでR運転を行う。
【0056】
次に、両方の冷却室が設定温度帯以下(閾値低設定温度TrofとTfof)の場合は両方共冷却されているので、現状運転モードに関わりなくOFF運転のモード14となる。
次に、冷蔵室温度が設定値以上になり、冷凍室が設定温度帯以下の場合にも現状運転に関わりなく、モード15のR運転となる。
【0057】
また、冷蔵室が設定温度帯以下で、冷凍室が設定温度帯以上でかつ、Tfhより低い場合にも現状運転に関わりなく、モード16のF運転となる。また、冷蔵室が設定温度帯以下で、冷凍室がTfhより高い場合にも現状運転に関わりなく、モード17のF運転となる。
さらに、除霜運転時のモード18では、現状運転モードに関わらず、OFF運転となり、各冷却室のダンパは全て閉で、二方電磁弁もしくは電動膨張弁を閉め、圧縮機も停止させる。
【0058】
これら図7に示した制御を行うことにより、購入後の電源投入直後や停電復帰後等の、どの冷却室も冷却されていない状況からの庫内冷却が通常の従来形冷凍冷蔵庫と較べても同等並みの冷却速度を得ることができる。
【0059】
次に、図10は、図7に示した実施例の温度−タイムチャートで、冷凍室冷却運転中に冷蔵室温度が高くなったときの温度−タイムチャート、図11は、図7に示した実施例の温度−タイムチャートで、冷蔵室冷却運転中に冷凍室温度が高くなったときの温度−タイムチャートである。図中の符号は前述の図7に示した符号と同じである。
図10,図11では、いずれも横軸に時間、縦軸に温度をとって、図7の実施例における冷蔵室、冷凍室それぞれのセンサ温度のタイムチャートを実線で、設定温度のみで制御させた場合を破線で示す。
【0060】
ここで破線のように、各冷却室の設定温度のみでモードを変更して制御させた場合は、F室運転時はR室温度が上がり、R室運転時はF室温度が上がるためF運転,R運転等を短いサイクルで繰り返すこととなり冷凍サイクル自体の冷却速度における時定数を考えると現実的ではない。図7の実施例に示したように、各冷却室の温度と、変更する直前の現状モードも取り込んでマイコンに判断させる制御(図10、図11の実線に示したタイムチャート)とすることにより、図10に示したようなF運転,R運転等を短いサイクルで繰り返すことがなくなる。
【0061】
〔実施例 4〕
次に、図12は、図1ないし図4に示した実施例の制御の他の実施例を各冷却室温度に対する運転モードの関係で示した説明図である。
図12に示す図は、図1ないし図4の実施例における、温度帯が2温度(ここでは冷蔵室と冷凍室)の場合で、各冷却室のセンサ温度に対して、庫内冷却ファンの回転数制御を除いた場合において、閾値の中間から閾値の低設定値(Trof、Tfof)の間に切り換え設定値(冷蔵室はTrc、冷凍室はTfc)を追加した場合の実施例における冷蔵室、冷凍室それぞれのセンサ温度が変化した際の運転モードの変更モードを示している。
【0062】
また、各運転モードに対する各冷却室ダンパ、二方電磁弁、電動膨張弁、圧縮機の動作は図8および図9に示したとおりである。
温度の大小関係は、Tron>Trc>Trof、Tfh>Tfon>Tfc>Tfofである。
ここで、モード2−1,2−2,4−1,4−2以外は図7に示した実施例と全く同じであるが、図7に示したモード2,4がそれぞれ2−1,2−2,4−1,4−2の二つに分かれる。
【0063】
ここで、モード2は冷凍室センサ温度の温度が切り換え設定値(Tfc)と閾値の高設定値(Tfon)の間にあり、冷蔵室センサ温度が設定温度帯以上の場合で現状運転モードがF運転の場合は、モード2−1となりそのままF運転を行う。また、冷凍室センサ温度の温度が切り換え設定値(Tfc)と閾値の低設定値(Tfof)の間にあり、冷蔵室センサ温度が設定温度帯以上の場合で現状運転モードがF運転であっても、モード2−2となりR運転を行う。
【0064】
次に、モード4は冷蔵室センサ温度の温度が切り換え設定値(Trc)と閾値の高設定値(Tron)の間にあり、冷凍室センサ温度が設定温度帯以上で、かつ、Tfhより低い場合で、現状運転モードがR運転もしくはR&F運転の場合はモード4−1となりR運転を行う。
また、冷蔵室センサ温度の温度が切り換え設定値(Trc)と閾値の低設定値(Trof)の間にあり、冷凍室センサ温度が設定温度帯以上で、かつ、Tfhより低い場合で、現状運転モードがR運転もしくはR&F運転の場合はモード4−2となりF運転を行う。
【0065】
このようにモード2−1,3,4−1,5,9の運転モードは、現状モードを優先して各冷却室の冷却を行い、モード2−2,4−2のようにいずれかの冷却室が設定温度帯内にあっても、切り換え設定値以下の場合には、その他の冷却室を優先して冷却を行う。このような制御とすることにより、図7に示した制御より、さらに細かく冷蔵室および冷凍室の温度管理を行うことができる。
【0066】
図13は、図12に示した実施例の温度−タイムチャートであり、切り換え設定値を設けた場合の温度−タイムチャートでる。図中の符号は図12の実施例に示したものと同じであり、図7の実施例の説明で定義したとおりである。
図13には、図12の実施例における冷蔵室、冷凍室それぞれのセンサ温度タイムチャートを実線で、現状モードを優先させず、設定温度のみで制御させた場合を破線で示している。
【0067】
次に、図14は、庫内冷却ファンを回転数可変とした場合の制御フローチャート、図15は、庫内冷却ファンの回転数と蒸発器の空気側熱伝達率との関係を示した線図である。
ファンの制御は上記図10,図11,図13に示したタイムチャートの制御とは独立に図14に従って行われる。ここで、Teiは蒸発器入口センサ温度で、Teoは蒸発器出口温度である。
【0068】
図14のフローチャートに従ってファンの回転数の制御を説明すると、まず圧縮機が運転するかどうかを判断させる(実際には圧縮機が運転した際に、同時に庫内冷却ファンの電源をONさせれば良い)。その次に蒸発器入口センサ温度Teiと蒸発器出口センサ温度Teoとの温度差が1ないし3℃となるように回転数を変更して、図14のフローチャートに従って制御を行う。また、ON,OFF制御でなく、PID制御等を用いて庫内冷却ファンの回転数をリニアに制御することもできる。
【0069】
なお、ここでは、実施例の一つとして、蒸発器入口センサ温度Teiと蒸発器出口センサ温度Teoとの温度差が1ないし3℃としているが、蒸発器が大形化して管内圧力損失が無視できなくなるような場合は、5ないし8℃程度等に設定を予め設定変更することが可能であり、ここでの目的は蒸発器の出口付近がスーパーヒート直後の状態にすることであり、この温度帯は各冷凍サイクルによって任意に予め設定することができる。
【0070】
また、図1および図3のような構成とすることにより、温度帯の高い冷却室である冷蔵室を冷却するときには蒸発圧力Pも上昇し、冷媒の比容積vrは小さくなり冷媒の循環量が増加する。さらに、この増加した循環冷媒を全て庫内の冷却へ効率的に使うため、庫内冷却ファンの回転数を制御し、庫内を冷却するため、従来の冷凍冷蔵庫より大きな冷凍能力と成績係数を得ることができる。
すなわち、図15からわかるように、庫内冷却ファンの回転数が高回転となるため蒸発器の空気側熱伝達率が上昇する。それにより交換熱量が増加し、増加した冷媒循環量を全て蒸発させることができる。
【0071】
上記図1および図3のような構成と、図10、図11もしくは図13に示したタイムチャートの制御に庫内ファンの回転数制御を加えることにより、さらに高い成績係数で、かつ、短い運転時間によって温度帯の高い冷却室を冷却することができ、図2および図4の構成としたものより、小さい蒸発器を用いて高効率の冷凍冷蔵庫用冷凍サイクルを得ることができる。
【0072】
〔実施例 5〕
上記各実施例で説明した制御を適用した冷凍冷蔵庫の例を図16ないし図20を参照して説明する。
図16は、本発明を適用した冷凍冷蔵庫の風路構成図である。図16に示す実施例は、図1ないし図4の実施例における温度帯が2温度(ここでは冷蔵室と冷凍室)の場合で、冷凍室が中段に設けられた冷凍冷蔵庫の風路構成を示したものである。図中、図1ないし図4と同一符号のものは同等部品を示している。
図16において、5は蒸発器、7は庫内冷却ファン、8は冷凍室用ダンパ、10は冷蔵室用ダンパである。
【0073】
また、図16において、20は冷凍冷蔵庫本体、21は冷蔵室、22は冷凍室、23は、冷蔵室の一部である野菜室、24は冷蔵室冷却用ダクト、25は冷凍室冷却用ダクト、26は野菜室冷却用ダクト、31は冷凍室温度センサ、32は冷蔵室温度センサである。
ここで、庫内冷却ファン7から吐出された冷気は、一旦上部のダンパ部に送られ、ここで冷気は冷蔵室用ダンパ10もしくは冷凍室用ダンパ8により、選択的に冷蔵室、冷凍室へ送られることにより各冷却室を冷却することができる。
【0074】
図17は、図1に示した冷凍冷蔵庫の制御回路構成を示すブロック図、図18は、図3に示した冷凍冷蔵庫の制御回路構成を示すブロック図、図19は、図2に示した冷凍冷蔵庫の制御回路構成を示すブロック図、図20は、図4に示した冷凍冷蔵庫の制御回路構成を示すブロック図である。図17ないし図20の各ブロックの符号は、図1ないし図4および図16の各部品の符号に合わせている。
【0075】
図17,図18の制御回路構成ともそれぞれ、冷凍室温度センサ31、チルド室温度センサ33、冷蔵室温度センサ32、蒸発器温度センサ29からの情報により制御装置に係るマイコン30によって演算され、図1の実施例の場合は電動膨張弁3、図2の実施例の場合は二方電磁弁13,14を、また各実施例とも、共通に圧縮機1、冷凍室用ダンパ8、チルド室用ダンパ9、冷蔵室用ダンパ10、庫内冷却ファン7Aを制御する。
【0076】
また、図19,図20の制御回路構成ともそれぞれ、図17,図18の実施例を、庫内冷却ファンを一定速度にした場合の実施例であり、蒸発器温度センサからの情報を除いている。これらの実施例では、冷凍室センサ31、チルド室センサ33、冷蔵室センサ32からの情報によりマイコン30によって演算され、図2の実施例の場合は電動膨張弁3、図4の実施例の場合は二方電磁弁13,14を、また両実施例とも、共通に圧縮機1、冷凍室用ダンパ8、チルド室用ダンパ9、冷蔵室用ダンパ10、庫内冷却ファン7Bを制御する。
【0077】
上記各実施例では、冷蔵室、冷凍室等温度帯の違う庫内を選択的に冷却できるように、それぞれ温度帯の違う庫内を選択的かつ冷気送風路を開放もしくは遮断できるようにダンパを備え、それぞれ最適温度となるように蒸発温度を変化させることができるように、冷凍サイクル中の減圧器として、キャピラリチューブを少なくとも温度帯の違う冷却室の数設置するか、もしくは蒸発器側に一本のキャピラリチューブを配設し、そのキャピラリチューブと直列に電動膨張弁を備えて減圧量を可変できるようにし、さらに、庫内冷却ファンの回転数を最適に制御するために蒸発器センサ、回転数可変の庫内冷却ファンと制御装置を設けるようにした。
【0078】
これらの構成とすることにより、温度帯の低い冷却室を冷却するときは減圧器の抵抗を大きくし、庫内冷却ファンの回転数を低回転数にし、温度帯の高い冷却室を冷却するときは減圧器の抵抗を小さくし、庫内冷却ファンの回転数を高回転数にすることにより、それぞれの温度帯に適合した蒸発温度で効率良く庫内を冷却することができ、従来の圧縮機の押し退け量より小さい圧縮機を使用することができる。また除霜運転時や圧縮機を断続させて庫内の温度調節をする場合、圧縮機が停止したとき前記キャピラリチューブもしくは膨張弁の絞り量を最大に絞り(最大減圧)、かつ前記ダンパを全て閉めて冷気送風路を遮断する制御とすることにより、圧縮機停止時及び除霜運転時、高温になった蒸発器より自然対流で庫内の温度上昇を最小限に抑えることができる。
【0079】
本発明では、これらの効果を総合することにより同クラスの冷凍冷蔵庫に比べて、冷凍サイクル機器の小さい、所謂サイズの小さい冷凍サイクルによって、省電力で運転することのできる冷凍冷蔵庫を提供することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、冷凍サイクル上、効率よく各冷却室を冷却し、圧縮機停止時や除霜運転時に冷却室内が温まることを最小限に抑制することにより、冷凍サイクル機器を小形化でき、省電力運転の可能な冷凍冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル系統図である。
【図2】第1の発明の他の実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル系統図である。
【図3】第2の発明の一実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル系統図である。
【図4】第2の発明の他の実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル系統図である。
【図5】本発明の一実施例に係る冷凍サイクル運転の圧力−エンタルピ線図である。
【図6】本発明の一実施例に係る圧縮機運転率と冷凍能力との関係を従来サイクルと比較した説明図である。
【図7】図1ないし図4に示した実施例の制御の一実施例を各冷却室温度に対する運転モードの関係で示した説明図である。
【図8】図1および図3に示した実施例の各運転モードと部品動作を示した説明図である。
【図9】図2および図4に示した実施例の各運転モードと部品動作を示した説明図である。
【図10】図7に示した実施例の温度−タイムチャートである。
【図11】図7に示した実施例の温度−タイムチャートである。
【図12】図1ないし図4に示した実施例の制御の他の実施例を各冷却室温度に対する運転モードの関係で示した説明図である。
【図13】図12に示した実施例の温度−タイムチャートである。
【図14】庫内冷却ファンを回転数可変とした場合の制御フローチャートである。
【図15】庫内冷却ファンの回転数と蒸発器の空気側熱伝達率との関係を示した線図である。
【図16】本発明を適用した冷凍冷蔵庫の風路構成図である。
【図17】図1に示した冷凍冷蔵庫の制御回路構成を示すブロック図である。
【図18】図3に示した冷凍冷蔵庫の制御回路構成を示すブロック図である。
【図19】図2に示した冷凍冷蔵庫の制御回路構成を示すブロック図である。
【図20】図4に示した冷凍冷蔵庫の制御回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…凝縮器、3…電動膨張弁、4…キャピラリチューブ、5…蒸発器、6…冷気通風路、7A…可変回転数の庫内冷却ファン、7B…一定速回転数の庫内冷却ファン、8…冷凍室用ダンパ、9…チルド室用ダンパ、10…冷蔵室用ダンパ、11…冷気戻り口、12冷媒流路、13…冷蔵室運転電磁二方弁、14…チルド室運転電磁二方弁、15…冷蔵室冷却用キャピラリチューブ、16…チルド室冷却用キャピラリチューブ、17…冷凍室冷却用キャピラリチューブ、20…冷凍冷蔵庫本体、21…冷蔵室、22…冷凍室、23…野菜室、24…冷蔵室冷却用ダクト、25…冷凍室冷却用ダクト、26…野菜室冷却用ダクト、29…蒸発器温度センサ、29A…蒸発器入口温度センサ、29B…蒸発器出口温度センサ、30…マイコン、31…冷凍室温度センサ、32…冷蔵室温度センサ、33…チルド室温度センサ。

Claims (9)

  1. 少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を冷媒流路で接続した冷凍サイクルを備え、二つ以上の異なる温度帯の冷却室に通じる冷気通風路に庫内冷却ファンを備えた冷凍冷蔵庫において、
    冷凍サイクル中の減圧器としてキャピラリチューブと該キャピラリチューブに直列に設けた電動膨張弁とを備え、
    前記冷気通風路に回転数可変の庫内冷却ファンと、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に対する冷気送風路について開放もしくは遮断を選択できるダンパを設け、
    前記電動膨張弁により減圧量を可変とし、前記蒸発器で異なる温度の冷気を作るとともに、前記電動膨張弁の開度と前記庫内冷却ファンの回転数とを連動させて前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室のうち高い温度帯の冷却室を冷却する場合には低い温度帯の冷却室を冷却する場合よりも前記庫内冷却ファンの回転数を高くし、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に適した異なる温度の冷気を吹き分けるように前記ダンパを前記電動膨張弁の開度と連動させる制御装置を設けたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を冷媒流路で接続した冷凍サイクルを備え、二つ以上の異なる温度帯の冷却室に通じる冷気通風路に庫内冷却ファンを備えた冷凍冷蔵庫において、
    冷凍サイクル中の減圧器として少なくとも前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室の数のキャピラリチューブとこれらキャピラリチューブを選択する電磁弁とを備え、
    前記冷気通風路に回転数可変の庫内冷却ファンと、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に対する冷気送風路について開放もしくは遮断を選択できるダンパを設け、
    前記キャピラリチューブの選択により減圧量を可変とし、前記蒸発器で異なる温度の冷気を作るとともに、前記キャピラリチューブの選択と前記庫内冷却ファンの回転数とを連動させて前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室のうち高い温度帯の冷却室を冷却する場合には低い温度帯の冷却室を冷却する場合よりも前記庫内冷却ファンの回転数を高くし、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に適した異なる温度の冷気を吹き分けるように前記ダンパを前記キャピラリチューブの選択と連動させる制御装置を設けたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  3. 請求項1または2記載のいずれかの冷凍冷蔵庫において、
    前記冷気通風路に、少なくとも冷凍室に対する冷気送風路について開放もしくは遮断を選択できるダンパを設けたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  4. 少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を冷媒流路で接続した冷凍サイクルを備え、二つ以上の異なる温度帯の冷却室に通じる冷気通風路に庫内冷却ファンを備え、前記減圧器としてキャピラリチューブと該キャピラリチューブに直列に設けた電動膨張弁とを備え、前記冷気通風路に、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に対する冷気送風路について開放もしくは遮断を選択できるダンパを設け、前記電動膨張弁により減圧量を可変とし、前記蒸発器で異なる温度の冷気を作るとともに、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に適した異なる温度の冷気を吹き分けるように前記ダンパを連動させる冷凍冷蔵庫の制御方法であって、
    減圧量を調節して制御される温度帯をもつそれぞれの冷却室における設定温度値として、閾値2点を有する設定温度帯を設定し、
    これら冷却室のうち一番設定温度の低い冷却室のセンサには、その冷却室の設定温度帯よりさらに数度高い設定値を持たせ、その設定値より冷却室のうち一番設定温度帯の低い冷却室のセンサ温度が低いときには一番設定温度帯の低い冷却室以外で、それぞれの冷却室のもつ設定温度帯より温度の高い全ての冷却室のダンパを開放し、
    そのダンパを開放した冷却室の中で一番高い温度帯をもつ冷却室の減圧量になる減圧器を設定し、
    設定温度帯の一番低い冷却室が、設定温度帯の一番低い冷却室の設定温度帯よりさらに数度高く設定した設定温度より高いときには、全ての冷却室に対してそれらのもつ設定温度帯より温度の高い全ての冷却室のダンパを開放し、
    そのダンパを開放した冷却室の中で一番高い温度帯をもつ冷却室の減圧量になる減圧器を設定して、運転させることを特徴とする冷凍冷蔵庫の制御方法。
  5. 少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を冷媒流路で接続した冷凍サイクルを備え、二つ以上の異なる温度帯の冷却室に通じる冷気通風路に庫内冷却ファンを備えた冷凍冷蔵庫において、前記減圧器として少なくとも前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室の数のキャピラリチューブとこれらキャピラリチューブを選択する電磁弁とを備え、前記冷気通風路に、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に対する冷気送風路について開放もしくは遮断を選択できるダンパを設け、前記キャピラリチューブの選択により減圧量を可変とし、前記蒸発器で異なる温度の冷気を作るとともに、前記二つ以上の異なる温度帯の冷却室に適した異なる温度の冷気を吹き分けるように前記ダンパを連動させる冷凍冷蔵庫の制御方法であって、
    減圧量を調節して制御される温度帯をもつそれぞれの冷却室における設定温度値として、閾値2点を有する設定温度帯を設定し、
    これら冷却室のうち一番設定温度の低い冷却室のセンサには、その冷却室の設定温度帯よりさらに数度高い設定値を持たせ、その設定値より冷却室のうち一番設定温度帯の低い冷却室のセンサ温度が低いときには一番設定温度帯の低い冷却室以外で、それぞれの冷却室のもつ設定温度帯より温度の高い全ての冷却室のダンパを開放し、
    そのダンパを開放した冷却室の中で一番高い温度帯をもつ冷却室の減圧量になる減圧器を設定し、
    設定温度帯の一番低い冷却室が、設定温度帯の一番低い冷却室の設定温度帯よりさらに数度高く設定した設定温度より高いときには、全ての冷却室に対してそれらのもつ設定温度帯より温度の高い全ての冷却室のダンパを開放し、
    そのダンパを開放した冷却室の中で一番高い温度帯をもつ冷却室の減圧量になる減圧器を設定して、運転させることを特徴とする冷凍冷蔵庫の制御方法。
  6. 冷凍冷蔵庫の運転中に、ある冷却室を冷却させる運転モードにあるときは、減圧量を調節して制御される他の温度帯をもつ冷却室の温度が設定温度域外に変化したとしても、現運転モードで冷却されている冷却室の設定温度域以下となるまで現運転モードを続けることを特徴とする請求項4または5記載のいずれかの冷凍冷蔵庫の制御方法。
  7. 減圧量を調節して制御される温度帯をもつそれぞれの冷却室の閾値の中間から閾値の低設定値までの間に切り換え設定値を追加し、
    冷凍冷蔵庫の運転中に、ある冷却室を冷却させる運転モードにあるときは、減圧量を調節して制御される他の温度帯をもつ冷却室の温度が設定温度域外に変化したとき、現運転モードで冷却されている冷却室のセンサ温度が、前記閾値の高設定値と切り換え設定値との間にあるときは、現運転モードで冷却されている冷却室の切り換え設定値まで現運転モードのまま冷却を行い、
    切り換え設定値以下の場合には、設定温度域以上に温度変化した冷却室を冷却させる運転を行うことを特徴とする請求項4または5記載のいずれかの冷凍冷蔵庫の制御方法。
  8. 蒸発器の入口温度および出口温度を温度センサで検知し、回転数可変の庫内冷却ファンの回転数を最適に制御するとともに、
    キャピラリチューブもしくは膨張弁の絞り量を最適絞り量に制御することを特徴とする請求項4または5記載のいずれかの冷凍冷蔵庫の制御方法。
  9. 除霜運転時、あるいは圧縮機を断続させて庫内の温度調節をする場合に、圧縮機が停止したとき、前記キャピラリチューブもしくは膨張弁の絞り量を最大に絞り、かつ、前記ダンパを全て閉めて冷気送風路を遮断することを特徴とする請求項4または5記載のいずれかの冷凍冷蔵庫の制御方法。
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