JP3633288B2 - 電力開閉制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力開閉装置の接触子の開閉タイミングを制御して、系統や機器にとって有害な現象の発生を防止する電力開閉制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電力用遮断器の開閉タイミングを制御して、開極あるいは閉極を所望のタイミングで行う制御装置に関する技術として、例えば、特開平3−156820号公報に開示されたものがある。
【0003】
図9は、上記公報に開示された従来の電力開閉制御装置の動作を示すフローチャートである。このフローチャートを用いて、投入・遮断動作について説明する。まず、制御装置は、ステップS1で遮断器が遮断状態であるか投入状態であるかの信号を受け取り、遮断状態であればステップS2で投入動作を行うために系統電圧を入力し、ステップS3で電圧が零値であるかないかを判断する。もし零値でなければA点に戻る。零値であれば、ステップS4で投入指令が入力されているかどうかを判断する。投入指令が入力されていなければA点に戻る。投入指令が入力されていれば、ステップS5で機器固有の投入動作時間に応じてカウンタにあらかじめセットされた値のカウントを開始する。所定のカウントが完了すると、ステップS6でディジタル出力をすることにより、ステップS7で投入ドライバを駆動、ステップS8で投入コイルを励磁し、接触子を駆動して投入動作を行う。
【0004】
投入するタイミングは、系統に接続された負荷が容量性であるか誘導性であるかによって異なるので、ステップS9で投入後の系統電圧、系統電流を力率判定回路に入力し、これらの値から力率を計算し、ステップS10で位相が進んでいる場合は容量性負荷、遅れている場合は誘導性負荷と判定する。ステップS11及びS12でそれぞれに応じたカウント時間を算出して次回の閉極動作に備え、ステップS13で記憶部に記憶する。
【0005】
一方、ステップS1で投入状態であれば、ステップS14で遮断動作を行うために系統電流を入力し、ステップS15で電流が零値であるかないかを判断する。もし零値でなければA点に戻る。零値であれば、ステップS16で遮断指令が入力されているかどうかを判断する。遮断指令が入力されていなければA点に戻る。遮断指令が入力されていれば、ステップS17で機器固有の遮断動作時間に応じてカウンタにあらかじめセットされた値のカウントを開始する。所定のカウントが完了すると、ステップS18でディジタル出力をすることにより、ステップS19で遮断ドライバを駆動、ステップS20で遮断コイルを励磁し、接触子を駆動することにより遮断動作を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電力開閉制御装置は以上のように構成されていたので、例えば、系統電圧あるいは系統電流に高周波ノイズが重畳された場合、正しく零値を検出できず、結果として所望のタイミングで投入または遮断が行えないとう問題点があった。また、系統に接続された負荷状態によって、系統電圧の周波数が変動すると、やはり正しく零値を検出できず、所望のタイミングで投入または遮断が行えないという問題点があった。
【0007】
これをさらに詳細に説明する。図10(a)は、上述のような電力開閉制御装置に入力される系統電圧または系統電流の波形を示す図であり、図10(b)及び図10(c)は、その一周期分を拡大した図である。図に示すように、系統電圧または系統電流の波形は、系統周波数に応じた波形をしている。上記ステップS3及びS15では、このような信号のゼロクロス点(零値)を検出し、零点信号を生成する。ところが、系統の負荷状態によっては、図10(b)に示すような高周波ノイズが発生する場合があり、このような場合、高周波ノイズがゼロクロス付近に発生すると、零点信号が本来の周波数とは違うタイミングで生成される。さらに、図10(c)に示すように、系統の周波数が周期Tの信号から周期T′の信号のように変動する場合もあり、このような場合にも本来の周波数とは異なるタイミングでゼロクロス信号が生成される。従って、接触子に所望の動作を行わせることは困難になる。
【0008】
また、以上のような問題点の他に、接触子の動作時間は遮断器内外の温度、遮断器動作回数、遮断・投入用コイルの制御電圧で変動するが、従来の電力開閉制御装置は、所望のタイミングで投入または遮断を行うためのカウント値が機器固有の固定値であるので、結果として所望のタイミングで投入または遮断が行えないという問題点もあった。
【0009】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、所望のタイミングで投入または遮断を行うことができる電力開閉制御装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電力開閉制御装置は、遮断器の遮断または投入指令に対して、遮断器の接触子の開極または閉極を遮断・投入用コイルを付勢して行い接触子の開閉タイミングを制御する電力開閉制御装置において、系統電流または系統電圧の高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去手段、この高周波ノイズ除去手段から出力された系統電流または系統電圧の周波数を検出する周波数検出手段、今回の接触子動作時間、遮断器の温度、遮断器の動作回数及び遮断・投入用のコイルの制御電圧に基づいて次回の接触子動作時間を予測し、この次回の接触子動作時間と周波数検出手段で検出した周波数とから次回の接触子動作の際に用いる予測カウントを算出する接触子動作時間予測手段を備えたものである。
【0011】
また、遮断器の遮断または投入指令に対して、遮断器の接触子の開極または閉極を遮断・投入用コイルを付勢して行い接触子の開閉タイミングを制御する電力開閉制御装置において、遮断・投入用コイルの制御電圧を一定に保つための定電圧源または定電流源、系統電流または系統電圧の高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去手段、この高周波ノイズ除去手段から出力された系統電流または系統電圧の周波数を検出する周波数検出手段、今回の接触子動作時間、遮断器の温度及び遮断器の動作回数に基づいて次回の接触子動作時間を予測し、この次回の接触子動作時間と上記周波数検出手段で検出した周波数とから次回の接触子動作の際に用いる予測カウントを算出する接触子動作時間予測手段を備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置を示すブロック図である。図において、1は主回路、2は主回路に接続された遮断器、3は遮断器の接触子を開極・閉極させる遮断用コイル31、投入用コイル32、遮断器の状態を制御部に出力する補助接点33からなる操作部、4は電圧測定用変成器、5は電流測定用変成器、6は遮断器の開閉タイミングを制御する制御部であり、電圧測定用変成器4及び電流測定用変成器5の信号をアナログ・ディジタル変換するA/D変換器61、端子7からの遮断器2の投入指令及び端子8からの遮断器2の遮断指令を入力するディジタル入力ユニット62、マイクロプロセッサ63、記憶装置64、マイクロプロセッサ63の出力を行うディジタル出力ユニット65、ディジタル出力ユニット65からのディジタル出力によって操作部3に遮断・投入指令を出すドライバーユニット66からなる。
【0013】
また図2は、この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置の制御部の動作を示すフローチャートである。また図3は、この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置で用いる高周波ノイズ除去手段を示す構成図である。図において、11は抵抗、12はコンデンサ、13はA/D変換器、14はディジタルフィルタである。
【0014】
また図4は、系統電圧(あるいは系統電流)と零点信号及びクロック信号の関係を示す図である。また図5は、この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置で用いる周波数検出手段を示す構成図である。図において、15はコンパレータ、16はAND回路、17はカウンタ、18はNOT回路である。
【0015】
また図6は、この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置で用いる接触子動作時間予測手段を説明するための図であり、図6(a)は、遮断器の温度と遮断器の動作時間との関係、図6(b)は、遮断器の遮断・投入用コイルの制御電圧と遮断器の動作時間との関係を示す図である。また図7は、この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置で用いる接触子動作時間予測手段を説明するための図である。
【0016】
次に、図1及び図2に基づいて動作を説明する。まず、制御部6は、ステップS1で遮断器2が遮断状態であるか投入状態であるかの信号を操作部3から受け取り、遮断状態であればステップS2で投入動作を行うために電圧測定用変成器4から系統電圧を入力し、この系統電圧はステップS3で高周波ノイズ除去手段に入力される。
【0017】
ここで、高周波ノイズ除去手段としては、図3(a)に示すような、ある特定の周波数(遮断周波数)以下の信号のみを通過させる、抵抗11とコンデンサ12で構成されたローパスフィルタが用いられる。また、図3(b)に示すような、入力信号をA/D変換回路13によりディジタル信号に変換して、ディジタルフィルタ14によりローパスフィルタを実現する構成でも良い。なお、系統電圧に高周波成分が重畳していない場合にも系統信号そのものには影響しない。
【0018】
高周波ノイズ除去手段によって高周波ノイズが除去された系統電圧は、さらにステップS4で周波数検出手段に入力される。図4に示すような系統電圧の波形(信号)は、図5(a)に示すようにコンパレータ15に入力され、信号が正の時には1、負の時には0である2値のディジタル信号として出力され、これが図4に示す零点信号となる。同じく図4に示すクロック信号と上述の零点信号は、図5(b)に示すようなAND回路16に入力して、その出力をカウンタ17で計数することにより、入力信号が正の時のクロック数N1が計数される。また、零点信号をNOT回路18に入力した後、この信号とクロック信号とをAND回路16に入力すれば、入力信号が負の時のクロック数N2を計数することができる。このときクロック周波数をCヘルツとすれば、入力信号の1周期の時間は(N1+N2)/C(秒)で与えられる。このように検出された周波数または1周期の時間は、後述する接触子の動作時間予測手段へと出力される。
【0019】
高周波ノイズ除去手段、周波数検出手段を経た系統電圧は、ステップS5で電圧が零値であるかないかを判断する。もし零値でなければA点に戻る。零値であれば、ステップS6で端子7からの遮断器2への投入指令がディジタル入力ユニット62に入力されているかどうかを判断する。投入指令が入力されていなければA点に戻る。投入指令が入力されていれば、ステップS7で機器固有の投入動作時間に応じてカウンタにあらかじめセットされた値のカウントを開始する。所定のカウントが完了すると、ステップS8でディジタル出力ユニット65からディジタル出力をすることにより、ステップS9でドライバユニット66を駆動、ステップS10で投入用コイル32を励磁し、接触子を駆動して投入動作を行う。
【0020】
このとき、ステップS11で動作時間計測手段により今回の接触子の動作時間を計測する。次に、ステップS12で遮断器の温度、接触子の動作回数、遮断器の遮断・投入用コイルの制御電圧が変動パラメータ入力手段に入力される。さらに、ステップS13で、ステップS12で変動パラメータ入力手段に入力されたパラメータと、ステップS11で計測した接触子の動作時間とから、接触子動作時間予測手段により次回の接触子動作時間を予測する。
【0021】
ここで、接触子動作時間予測手段の動作について説明する。まず、遮断器の温℃、及び遮断・投入用コイルの制御電圧から接触子動作時間を予測する。基準となる遮断器の温度、及び遮断・投入用コイルの制御電圧における接触子動作時間をTstdとする。ここでは、遮断器温度が20℃、遮断・投入用コイルの制御電圧が100Vのときの接触子動作時間をTstdとしている。図6(a)の縦軸は、遮断器の温度の変化に対する接触子動作時間の変化ΔTtmpであり、基準温度20℃のとき動作時間の変化は0である。また、図6(b)の縦軸は、遮断・投入用コイルの制御電圧の変化に対する接触子動作時間の変化ΔTvoltであり、基準電圧100Vのとき動作時間の変化は0である。ΔTtmp、ΔTvoltは、それぞれ工場出荷時などの動作試験の実測結果により決定される。以上のように、計測された遮断器の温度、及び遮断・投入用コイルの制御電圧から、図6に示すグラフに基づいて、接触子動作時間の変動が求められる。
【0022】
次に、接触子の動作回数による動作時間の変動Tnumを求める。Tnumは、今回の接触子動作予測時間Tprd■、今回の実際の接触子動作時間Tmsrとして、以下の式で求められる。
【0023】
【数1】
【0024】
ここで、Σは和の記号、nは平均するデータ数である。これらにより、次回の接触子動作予測時間Tprdは以下の式で与えられる。
Tprd=Tstd+ΔTtmp+ΔTvolt+Tnum
【0025】
こうして得られた次回の接触子動作予測時間Tprdと、上述のステップS4で検出した周波数とから、次回の接触子動作の際に用いる予測カウントを算出する。例えば、投入・遮断目標を図7に示すようにする場合、系統電圧または系統電流の1周期時間をTとすると、予測カウントは3T−Tprdで得られる。このように算出された予測カウントは、ステップS14で書き込まれ、ステップS7で、次回の接触子動作の際のカウントに反映される。
【0026】
一方、ステップS1で投入状態であれば、ステップS15で遮断動作を行うために電流測定用変成器5から系統電流を入力する。この系統電流はステップS16で高周波ノイズ除去手段に入力され、また、ステップS17で周波数検出手段に入力して上述したステップS3及びS4と同様の処理が行われる。
【0027】
高周波ノイズ除去手段、周波数検出手段を経た系統電流は、ステップS18で電流が零値であるかないかを判断する。もし零値でなければA点に戻る。零値であれば、ステップS19でディジタル入力ユニット62に遮断指令が入力されているかどうかを判断する。遮断指令が入力されていなければA点に戻る。遮断指令が入力されていれば、ステップS20であらかじめ機器固有の投入動作時間に応じてカウンタにセットされた値のカウントを開始する。所定のカウントが完了すると、ステップS21でディジタル出力ユニット65からディジタル出力をすることにより、ステップS22でドライバユニット66を駆動、ステップS23で遮断用コイル31を励磁し、接触子を駆動して遮断動作を行う。
【0028】
次回の遮断に要する接触子動作時間を予測する処理は、上述したステップS11ないしS14と同様に行われ、ステップS20で次回の接触子動作の際のカウントに反映される。
【0029】
なお、接触子動作時間予測手段は、機器の動作ごとに次回の接触子動作時間を予測するように動作するが、この動作タイミングは一定時間間隔あるいはパラメータ変動があるごとに予測時間を計算し直すように設定しておいても良い。
【0030】
以上のように、この実施の形態1によれば、系統電圧または系統電流の高周波ノイズを除去するので、零値を正確に検出して、所望のタイミングで投入または遮断を行うことができる。また、接触子動作時間予測手段で、遮断器の動作環境によって接触子の動作タイミングを変化させ、さらに系統電圧または系統電流の周波数を検出して、この周波数をカウント時間に考慮するので、所望のタイミングで投入または遮断を行うことができる。
【0031】
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2による電力開閉制御装置のコイル制御電源部を示す構成図である。図において、19は電源、20は定電圧源、21はコイル投入・遮断回路、22は定電流源である。
【0032】
遮断器を開閉するための接触子の動作時間は、遮断または投入用のコイル制御電圧によって変化する。このため、動作時間予測には、上記実施の形態1で説明したように、遮断・投入用コイルの制御電圧のパラメータも必要であった。このとき、図8(a) に示すように、電源19とコイル投入、遮断回路21との間に定電圧源20を、または図8(b)に示すように定電流源22を挿入することにより、電源19の電圧が変化してもコイルに与えられる制御電圧は常に一定となり、接触子の動作時間予測のためのコイル制御電圧パラメータが削除できる効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、遮断器の遮断または投入指令に対して、遮断器の接触子の開極または閉極を遮断・投入用コイルを付勢して行い接触子の開閉タイミングを制御する電力開閉制御装置において、系統電流または系統電圧の高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去手段、この高周波ノイズ除去手段から出力された系統電流または系統電圧の周波数を検出する周波数検出手段、今回の接触子動作時間、遮断器の温度、遮断器の動作回数及び遮断・投入用のコイルの制御電圧に基づいて次回の接触子動作時間を予測し、この次回の接触子動作時間と周波数検出手段で検出した周波数とから次回の接触子動作の際に用いる予測カウントを算出する接触子動作時間予測手段を備えたので、零値を正確に検出し、さらに遮断器の動作環境によって接触子の動作タイミングを変化させ、所望のタイミングで投入または遮断を行うことができる効果が得られる。
【0034】
また、遮断器の遮断または投入指令に対して、遮断器の接触子の開極または閉極を遮断・投入用コイルを付勢して行い接触子の開閉タイミングを制御する電力開閉制御装置において、遮断・投入用コイルの制御電圧を一定に保つための定電圧源または定電流源、系統電流または系統電圧の高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去手段、この高周波ノイズ除去手段から出力された系統電流または系統電圧の周波数を検出する周波数検出手段、今回の接触子動作時間、遮断器の温度及び遮断器の動作回数に基づいて次回の接触子動作時間を予測し、この次回の接触子動作時間と上記周波数検出手段で検出した周波数とから次回の接触子動作の際に用いる予測カウントを算出する接触子動作時間予測手段を備えたので、接触子の動作時間予測のためのコイル制御電圧パラメータが削除できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置で用いる高周波ノイズ除去手段を示す構成図ある。
【図4】この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置を説明するための図である。
【図5】この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置で用いる周波数検出手段を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置で用いる接触子動作時間予測手段を説明する図である。
【図7】この発明の実施の形態1による電力開閉制御装置で用いる接触子動作時間予測手段を説明する別の図である。
【図8】この発明の実施の形態2による電力開閉制御装置で用いる遮断・投入用コイルの電源部を示す構成図である。
【図9】従来の電力開閉制御装置の動作を説明するフローチャートである。
【図10】従来の電力開閉制御装置を説明するための図である。
【符号の説明】
1 主回路、2 遮断器、3 操作部、31 遮断用コイル31、32 投入用コイル、4 電圧測定用変成器、5 電流測定用変成器、6 制御部、61 A/D変換器、62 ディジタル入力ユニット、63 マイクロプロセッサ、64記憶装置、65 ディジタル出力ユニット、66 ドライバユニット、
11 抵抗、12 コンデンサ、13 A/D変換器、14 ディジタルフィルタ、15 コンパレータ、16 AND回路、17 カウンタ、18 NOT回路、19 電源、20 定電圧源、21 コイル投入・遮断回路、22 定電流源
Claims (2)
- 遮断器の遮断または投入指令に対して、上記遮断器の接触子の開極または閉極を遮断・投入用コイルを付勢して行い接触子の開閉タイミングを制御する電力開閉制御装置において、系統電流または系統電圧の高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去手段、この高周波ノイズ除去手段から出力された系統電流または系統電圧の周波数を検出する周波数検出手段、今回の接触子動作時間、遮断器の温度、遮断器の動作回数及び上記遮断・投入用のコイルの制御電圧に基づいて次回の接触子動作時間を予測し、この次回の接触子動作時間と上記周波数検出手段で検出した周波数とから次回の接触子動作の際に用いる予測カウントを算出する接触子動作時間予測手段を備えたことを特徴とする電力開閉制御装置。
- 遮断器の遮断または投入指令に対して、上記遮断器の接触子の開極または閉極を遮断・投入用コイルを付勢して行い接触子の開閉タイミングを制御する電力開閉制御装置において、上記遮断・投入用コイルの制御電圧を一定に保つための定電圧源または定電流源、系統電流または系統電圧の高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去手段、この高周波ノイズ除去手段から出力された系統電流または系統電圧の周波数を検出する周波数検出手段、今回の接触子動作時間、遮断器の温度及び遮断器の動作回数に基づいて次回の接触子動作時間を予測し、この次回の接触子動作時間と上記周波数検出手段で検出した周波数とから次回の接触子動作の際に用いる予測カウントを算出する接触子動作時間予測手段を備えたことを特徴とする電力開閉制御装置。
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