JP3632820B2 - 密閉回路ユニット及びそれを利用した温水暖房システム - Google Patents
密閉回路ユニット及びそれを利用した温水暖房システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の温水暖房システムは、温水又は媒体を暖房の放熱器に循環させて暖房を行うものが存在していた。密閉回路を形成する一例として、実開昭54−74151号公報に記載されている。又開放回路方式の形成は実開昭60−106013号公報が一般的に家庭用の温水暖房機として多く利用されている。そして、これらは用途によって使い分けられており、開放回路方式は温水の体積膨張を吸収するタンク部の設計及び製作が容易な開放タンクを温水の循環経路に有し簡易暖房として多く利用され、又暖房配管距離も比較的短い場合に多く利用され、密閉回路に比べ安価に提案できる。前記密閉回路方式は端末の位置条件がフリーに設定でき、又密閉回路内は大気と遮断されており常に酸素の供給がないために端末の熱交換器の材質も鉄製も可能とされ、密閉回路を有する暖房機の製造コストは高くかかるが本格的な温水暖房器とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の様に多様な施工現場のニーズに答えるためには密閉回路方式の暖房機と開放回路方式の機器と2種類の温水暖房機器の設計及び製造して対応している。
【0004】
しかし、このようにして設置現場に応じて2種類の温水暖房システムを設計するには多くの開発時間と費用を必要とし、又生産面においても2種類の温水暖房機の製造しなければならず、1種類の開放回路構成で統一回路可能な密閉回路ユニットの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、熱源器から供給される温水で暖房を行う温水暖房システムに利用されるものであって、前記熱源器の往き管から温水が供給され前記熱源器の戻り管へ温水を戻す接続配管と、前記接続配管を前記熱源器側と接続する配管接続部と、熱媒体を循環させて暖房を行う密閉回路からなる二次側配管と、前記接続配管と前記二次側配管との間で熱交換を行う液液熱交換器と、前記二次側配管内の熱媒体を循環させるための二次回路循環ポンプとを備え、これらを一体としてユニット化し、更に前記二次回路循環ポンプを熱源器側の温水循環経路に設けた水流スイッチの作動信号に連動して作動させる連動駆動手段を設けたことを特徴とする、温水暖房システムに利用する密閉回路ユニットである。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、二次回路循環ポンプを熱源器側の温水循環経路に設けた水流スイッチの作動信号に連動して作動させる連動駆動手段を設けたことで、熱源器の駆動と連動的に駆動され暖房や凍結防止作動を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1が本発明の温水暖房システム及びそれに利用する密閉回路ユニットの概略を示したものである。
【0012】
図1に示した温水暖房システム及びそれに利用する密閉回路ユニット2は前記開放回路構成の熱源器4を有する温水暖房機1は暖房に使う熱源となる温水はガスバーナ3有する熱源器4で加熱される。この加熱された温水は循環ポンプ5によって暖房往き配管接続部20aに送られ温水暖房利用の暖房端末22で放熱後温水暖房器1の戻り管接続部20bより循環ポンプ5へ戻り、繰り返される。この過程で温水は温度上昇と共に体積も膨張するため温水の体積膨張分に余裕を持った容積を持つ膨張タンク6を温水暖房機1内の温水経路に設けてなる温水暖房機1が、家庭用の最も一般的な温水暖房機1として広く普及している。密閉回路ユニット2は2次回路循環ポンプ13にて密閉回路配管11内の媒体を液液交換器12へ搬送、液液熱交換器12で加熱された媒体は暖房往きヘッダー17より暖房端末22の放熱器で放熱され、暖房戻りヘッダー18にもどり繰り返されるシンプルな構成であって、最低必要な安全装置として端末の放熱器を含むシステムの温度変化による体積膨張を吸収する圧力膨張タンク14、密閉回路の圧力を観る圧力計15、及び圧力を抜く加圧逃がし弁16を設けている。又密閉回路への補水等は2次側配管の一部より可能なように補水口23を設けておく。最後にの2次側配管11回路へ温水暖房機1の温水を搬送する接続配管10で液液熱交換器12へ送られ熱を伝える。
【0013】
図2で示すように、密閉回路ユニット2の設置は、前記温水暖房機1の配管接続部20a,20bの下部付近の空き空間を利用して設置され、密閉回路ユニット2を外観上の配慮より配管カバー25及びフロントカバー26で囲い、前記温水暖房機1と締結具27で固定して一体感をもたせる。
【0014】
図1に示すように動作として密閉回路ユニット2の運転は前記温水暖房機1の温水循環経路の作動信号と連動し連動駆動手段21を形成し、前記温水暖房機1が運転を開始すれば密閉回路ユニット2の運転も開始される、又前記温水暖房機1が凍結防止運転に入れば密閉回路ユニット2も凍結防止運転に入る。この時暖房端末22の放熱器側のバルブ24が閉塞されていても循環用バイパス19経路で前記温水暖房機1及び密閉回路ユニット2の凍結防止運転ができている。
【0015】
なお上記実施形態において、密閉回路ユニット2の運転信号は前記温水暖房機1の温水循環経路の作動信号でも触れているように図3の実施例は暖房ポンプ5としているが前記温水暖房機1の温水循環経路の水流スイッチ9でも当然可能である。又密閉回路ユニット2を構成する主要部品例えば暖房往きヘッダー17及び暖房戻りヘッダー18を端末配管の施工性よりユニット外へ出すことも可能なことはもちろんである。
【発明の効果】
以上説明したように本発明の密閉回路ユニットを提案することによって開放回路構成の熱源器を有する温水暖房機及び密閉回路構成の熱源器を有する温水暖房機の種類の暖房機を設計する開発時間と経費が省けたこと、及び従来の解放回路の温水暖房機を利用して密閉回路ユニットを接続するだけで密閉回路式の温水暖房構成が容易に出きる効果がある。更には解放回路の温水暖房システムに、密閉回路の利点である媒体が大気と遮断されているため放熱器等の酸化腐食を防止できる面でも効果がある。
又密閉回路を一体にしてユニット化し温水暖房機の下部付近に設けることにより新たなスペースを必要としないこと。
温水暖房機の温水循環経路の作動信号と連動させるため、密閉回路ユニット自体がコントローラ等持たず、密閉回路を構成する配管部材が主体のためシンプルになり、又密閉回路ユニット自体が安価に提案できる。
さらに例えば、作動時や凍結防止動作時には、温水暖房に連動して自動的に動くことを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温水暖房システムを示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態による密閉回路ユニット部を囲う配管カバーの一例である。
【図3】本発明の一実施形態による応用例である。
【符号の説明】
1 温水暖房機
2 密閉回路ユニット
3 バーナー
4 熱源器
5 循環ポンプ
6 膨張タンク
7往き管
8戻り管
9水流スイッチ
10接続配管
112次側配管
12液液熱交換器
132次回路循環ポンプ
14圧力膨張タンク
15圧力計
16加圧逃がし弁
17暖房往きヘッダー
18暖房戻りヘッダー
19循環用バイパス
20接続部a,b
21連動駆動手段
22暖房端末
23補水口
24バルブ
25配管カバー
26フロントカバー
27締結具
Claims (1)
- 熱源器から供給される温水で暖房を行う温水暖房システムに利用されるものであって、前記熱源器の往き管から温水が供給され前記熱源器の戻り管へ温水を戻す接続配管と、前記接続配管を前記熱源器側と接続する配管接続部と、熱媒体を循環させて暖房を行う密閉回路からなる二次側配管と、前記接続配管と前記二次側配管との間で熱交換を行う液液熱交換器と、前記二次側配管内の熱媒体を循環させるための二次回路循環ポンプとを備え、これらを一体としてユニット化し、更に前記二次回路循環ポンプを熱源器側の温水循環経路に設けた水流スイッチの作動信号に連動して作動させる連動駆動手段を設けたことを特徴とする、温水暖房システムに利用する密閉回路ユニット。
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JP19248298A JP3632820B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 密閉回路ユニット及びそれを利用した温水暖房システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19248298A JP3632820B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 密閉回路ユニット及びそれを利用した温水暖房システム |
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