JP3632455B2 - 成形品固定構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、成形品本体に形成された熱溶着用突起に、熱溶着用突起を嵌挿するための透孔を備えるカバーと、端部に熱溶着用突起を嵌挿するための透孔を備えるゴムキャップとを固定する成形品固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば建築物の天井などに取り付けられる火災感知器などにあっては、鍔を有した有底円筒状の成形品本体内にセンサー機構を組み込み、成形品本体の開口部に略円板状のカバーを載置し施蓋して、その上で成形品本体とカバーとがビス止めされる。
【0003】
ところで、建築物の天井裏は湿度が高く、気温の加減で、火災感知器の背部すなわちカバーの表面に、水滴が付着したり、天井裏の造営物から水滴が落下したりする。また、近時の火災感知器にあっては、伝送線を介して火災受信機との間で多重伝送を行うことによって火災データの授受を行うようにしたものがあり、そのような火災感知器においては成形品本体内にアドレス設定用スイッチが設けられており、カバーにはアドレス設定用孔が設けられ、このアドレス設定用孔に着脱可能な防水用のゴムキャップが設けられる。
【0004】
図4は上述したような従来の火災感知器を示す斜視図、図5は上述したような従来の火災感知器を示す一部を破砕した側面図、図6は従来の成形品固定構造の要部を示す断面側面図である。図4乃至図6において、1は成形品本体、2はカバー、3はゴムキャップ、4はビス、5はアドレス設定用スイッチ、Wはワッシャ、Pはプリント配線基板である。そして、上述のようなビス4による成形品固定構造にあっては、図6に示すように、ゴムキャップ3の端部にはビス4を嵌入できるビス嵌入孔30が設けられ、カバー2にはビス4を緩挿できるビス緩挿孔20が設けられ、成形品本体1にはビス4を螺着する螺子孔10が設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような成形品固定構造にあっては、ビス4の螺子足の外径よりもカバー2に設けられるビス緩挿孔20の内径の方が大きく、ビス止め時にカバー2が片寄ることになり、成形品本体1とカバー2との位置ズレが発生する。また、ワッシャWを入れてビス止めを行うものの、ビス止め時には、ゴムキャップ3の端部のビス嵌入孔30近傍部に、ワッシャWによる強い押圧力と滑りとが作用して、ワッシャWの鋭利な周縁部でゴムに切れ目が生じてしまい、ゴムがちぎれてゴムキャップ3が紛失し易いという問題点があった。
【0006】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、位置ズレが生じ難く且つちぎれ易いゴム製品などであっても丈夫に固定できる、優れる成形品固定構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、熱溶着用突起が形成された成形品本体と、前記熱溶着用突起が嵌挿される透孔を備えるカバーと、前記熱溶着用突起が嵌挿される透孔を端部に備えるゴムキャップとを含んでなる成形品固定構造であって、前記熱溶着用突起を前記カバーの透孔に嵌挿した後に前記ゴムキャップの透孔に嵌挿し、加熱された略球面状の凹部を有する押圧チップを前記熱溶着用突起の先端に宛てがい、前記熱溶着用突起の先端を熱変形せしめて止頭を形成して、前記成形品本体にカバーとゴムキャップとを固定したことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明にあっては、前記止頭の形状を前記押圧チップの略球面状の凹部から全周にわたって略均一にはみ出させるようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明にあっては、前記成形品本体とカバーとを色違いにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る成形品固定構造の一実施の形態を図1乃至図3に基づいて詳細に説明する。図1は成形品固定構造を示す斜視図、図2は成形品固定構造の熱溶着直前の様子を示す要部断面側面図、図3は成形品固定構造の熱溶着後の様子を示す要部断面側面図である。なお、図1乃至図3にあっても、従来の技術と同様に、アドレス設定用スイッチを備えて天井に設置される火災感知器を例に、成形品固定構造を説明することとし、同等の個所には同じ符号を付し、同じ符号の個所の詳細な説明を省略する。
【0011】
図1に示すように、この火災感知器にあっては、成形品本体1とカバー2とは次のように2個所の止頭11a,11aにて固定される。すなわち、図2に示すように、先ず、成形品本体1に突設形成した一方の熱溶着用突起11は、カバー2に設けた透孔21と、ゴムキャップ3の端部に設けた透孔31とに嵌挿される。また、成形品本体1に突設形成した他方の熱溶着用突起11は、カバー2に設けた透孔21に嵌挿される。
【0012】
その後、図2に示すように、熱溶着装置(図示せず)の加熱された押圧チップCを、熱溶着用突起11の先端に宛てがい押圧する。すると、熱溶着用突起11の先端が溶融軟化して、押圧チップCに形成されている略球面状の凹部Cに沿って潰れ広がり、リベット頭形状の止頭11a,11が形成され、カバー2とゴムキャップ3の端部とが成形品本体1に固定される。
【0013】
このとき、熱溶着用突起11は、溶融軟化してカバー2の透孔21内に詰まるので、従来のビス止めの場合のような位置ズレのない状態にて、カバー2を成形品本体1に固定することができる。また、熱溶着用突起11の先端を溶融軟化せしめて止頭11を形成するので、ゴムキャップ3の端部に設けた透孔31近傍に強い押圧力を作用させることはなく、従来のように強い押圧力とワッシャWの鋭利な周縁部とでゴムに切れ目を生じてしまうことがないので、ちぎれ易いゴムキャップ3であってもちぎれ難くできる。
【0014】
しかも、押圧チップCに形成されている略球面状の凹部Cから、溶融軟化した熱溶着用突起11の先端の樹脂材料が略均一にはみ出すように止頭11を形成することによって、図3に示すように、ちょうどビスにワッシャを通して螺子締めした場合のような形状の止頭11を実現でき、止頭11の周縁11a0に丸みを帯びさせることができ、ゴムキャップ3に引っ張り力を加えてもちぎれ難くできる。
【0015】
また、成形品本体1に対してカバー2とゴムキャップ3とを異なる色にしてあるので、熱溶着後の止頭11の仕上がり状態の視認性が向上し、良・不良の確認が容易で、品質保証の行ない易いものにできる。
【0016】
なお、上記の実施の形態では、本発明の成形品固定構造を火災感知器に利用した場合を以って説明しているが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、火災感知器のみならず熱可塑性樹脂による成形品を用いるあらゆる製品に利用できる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、位置ズレが生じ難く、且つゴムキャップがちぎれ難く紛失し難い、優れる成形品固定構造を提供できるという効果を奏する。
【0018】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて更に、ゴムキャップがちぎれ難い、優れる成形品固定構造を提供できるという効果を奏する。
【0019】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて更に、熱溶着後の止頭の仕上がり状態の視認性が向上し、良・不良の確認が容易で、品質保証の行ない易い、優れる成形品固定構造を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の成形品固定構造を示す斜視図である。
【図2】上記成形品固定構造の熱溶着直前の様子を示す要部断面側面図である。
【図3】上記成形品固定構造の熱溶着後の様子を示す要部断面側面図である。
【図4】従来の成形品固定構造を利用した火災感知器を示す斜視図である。
【図5】上記火災感知器を示す一部を破砕した側面図である。
【図6】従来の成形品固定構造の要部を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 成形品本体
11 熱溶着用突起
11 止頭
2 カバー
21 カバーの透孔
3 ゴムキャップ
31 ゴムキャップの透孔
C 押圧チップ
押圧チップの凹部

Claims (3)

  1. 熱溶着用突起が形成された成形品本体と、前記熱溶着用突起が嵌挿される透孔を備えるカバーと、前記熱溶着用突起が嵌挿される透孔を端部に備えるゴムキャップとを含んでなる成形品固定構造であって、前記熱溶着用突起を前記カバーの透孔に嵌挿した後に前記ゴムキャップの透孔に嵌挿し、加熱された略球面状の凹部を有する押圧チップを前記熱溶着用突起の先端に宛てがい、前記熱溶着用突起の先端を熱変形せしめて止頭を形成して、前記成形品本体にカバーとゴムキャップとを固定したことを特徴とする成形品固定構造。
  2. 前記止頭の形状を前記押圧チップの略球面状の凹部から全周にわたって略均一にはみ出させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の成形品固定構造。
  3. 前記成形品本体とカバーとを色違いにしたことを特徴とする請求項1記載の成形品固定構造。
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