JP3632137B2 - 後付用グリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は自動車用のハンドルへ巻き付けて使用する後付用グリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車ハンドルへ巻き付けて使用する後付用グリップは公知であり、フェルトなど適当な素材からなる板状部材を用い、ハンドルへ巻き付けたとき重なり合う一対の重なり端部相互を面ファスナー等で固定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
重なり端部相互を固定するために、面ファスナーなどの別部材を用いるとそれだけ製造に手間がかかるので単一部材で製造が容易なものが望まれる。
【0004】
また、板状部材を用いると、巻き付けたとき略リング状をなす周方向端部が、巻き付け対象となるハンドル表面の曲率に合わずにめくれ上がった状態になり、体裁が悪いという問題もある。本願発明は係る問題点を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明にかかる後付用グリップは、可撓性板状部材を用いて形成されたグリップ板をハンドルの円形をなすリム部周囲へリング状に巻き付けて使用する後付用グリップにおいて、
グリップ板は、展開時の形状が略矩形の平板状をなし、その四辺のうち、対向する一対の辺部分をハンドルへ巻き付けたとき略リング状をなす周方向端部とし、他の対向する一対の辺部分をハンドルに巻き付けたとき互いに重なり合って前記リム部の周方向へ沿う重なり端部とし、
前記周方向端部の辺に平行な方向を周方向端部の長さ方向、前記重なり端部の辺に平行な方向を重なり端部の長さ方向とするとともに、
前記グリップ板の表面に複数の触圧突起を設け、
重なり端部のうち一方に、その長さ方向に沿って複数の係合穴を設け、他方にこの係合穴にはめ合わせる係合突起を長さ方向に沿って複数形成し、
この係合突起のうち重なり端部の長さ方向両端側に位置するものを他のものに対して、周方向端部の長さ方向にてより内方へずらして配置させ、
前記巻き付け時に前記各係合突起を対応する前記係合穴へ係合させることにより形成される前記略リング状部分の径を、重なり端部の長さ方向における端部の方が中間部よりも小さくなるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
ハンドルのリム部周囲へグリップ板を巻き付け、一対の重なり端部を互いに重ね、一方側に設けられた係合突起を他方側の係合穴へはめるとリング状になってハンドルの周囲へ取付けられる。
【0007】
この係合突起と係合穴はグリップ板の成形時に同時に形成できるので、従来、用いられていた別体の係合部材を省略できる。さらに、係合突起は重なり端部の長さ方向両端側に位置するものが周方向端部の長さ方向にてより内方側へずれているため、ハンドルへ巻き付けて係合したとき、グリップに形成される略リング状部分の径は、重なり端部の長さ方向端部おける方が中間部の径よりも小さくなる。したがって、取付けたとき、周方向両端がハンドル表面の曲率へ馴染まずにめくれ上がるようなことがなく、相手部側へ密着できるので取付時の体裁が良くなる。
【0008】
【実施例】
図面に基づいて自動車のハンドル用に形成された一実施例を説明する。図1は実施例の拡大説明部を伴うグリップ板の平面図、図2は取付状態を示す図、図3は断面図である。
【0009】
まず、図2において、グリップ1はハンドル2のリム部3の周囲で略左右対称位置に取付けられている。グリップ1は拡大D部に示すように、周囲に多数の触圧突起4が一体に突出形成されている。
【0010】
触圧突起4はグリップ1を握ったとき、適度の圧迫感を掌に与えることにより、握り感覚を意識化させるようになっている。触圧突起4の形状や分布密度等は任意であるが、本実施例の場合、比較的まばらに分布して長く突出し、適宜な硬さを有し、先端は感触をよくするために丸くなっている。
【0011】
図1に明らかなように、取付前のグリップ1は、ゴムや適宜の合成樹脂などの弾性に富む可撓性材料からなる平板状のグリップ板5をなす。グリップ板5の表面側にはB部に示す拡大断面で明らかなように、頂面が曲面をなす触圧突起4が形成されている。グリップ板5は展開時の形状が略矩形状であり、その4辺のうち、対向する2辺は重なり端部6、7をなし、他の対向する2辺は周方向端部8、9をなしている。重なり端部6、7は、ハンドル2の円形をなすリム部3に巻き付けたとき互いに重なり合ってリム部3の周方向へ沿い(図2参照)、周方向端部8,9はリム部3の周囲へ巻き付けたとき略リング状をなす(図3参照)。
ここで、周方向端部8,9の各辺に平行な方向を周方向端部の長さ方向、重なり端部6,7の各辺に平行な方向を重なり端部の長さ方向というものする。
【0012】
重なり端部6には、その縁部に沿って長さ方向に並ぶ係合突起10が1列設けられ、重なり端部6における長さ方向の両端部すなわち周方向端部8,9の近傍に位置する端部係合突起10aは、他の係合突起10より寸法dだけ周方向端部8、9の長さ方向において重なり端部6の縁部からより内方へずれている。
【0013】
係合突起10は端部係合突起10aを含めて同一形状であり、C部拡大断面図に示すように、略球状の頭部11とこれよりも細い首部12からなる。このような係合突起10の形状は、グリップ板5の材料が弾性部材のため、容易に成形できる。
【0014】
他方の重なり端部7には、その長さ方向に沿って1列の係合穴13が形成される。係合穴13はA部拡大断面に明らかなように、内径が首部12と同寸であり、その開口縁にはフランジ状をなす円環部14が突出形成されている。
【0015】
重なり端部7の縁部に沿って長さ方向へ並ぶ係合穴13のうち、両端側の端部係合穴13aは他の中間部の13と同一直線状に位置している。この点で、係合突起10と異なる配列になっている。ただし、各係合穴13の形状は全て同一である。
【0016】
次に本実施例の作用を説明する。図3に示すように、グリップ板5をリム部3の周囲に巻き付け、重なり端部6を下側、重なり端部7を上側にして重ね、端部係合突起10aを端部係合穴13aへ圧入すると、係合突起10の頭部11が端部係合穴13aの円環部14を押し開いて通り、首部12が係合穴13に嵌合してリム部3の周囲に沿うリング状になるため、図2に示すように確実にリム部3へ取付けられる。
【0017】
このとき、円環部14は弾性変形して首部12及び頭部11の首部12近傍部へ密着して端部係合突起10aと端部係合穴13aの結合を確実にする。
【0018】
このように、グリップ板5は平板状部材として製造でき、かつその際に係合突起10(a)及び係合穴13(a)を一体に成形できるため、結合部に従来のような別体部材を使用しなくて済むので、製造が容易となり、かつ量産性に富んだものとなる。
【0019】
また、端部係合突起10aは寸法dだけ内側へ寄っているため、グリップ板5を丸めてリング状にし、端部係合穴13aと係合させると、取付状態でリング状をなすグリップ1の周方向端部8及び周方向端部9側の径は中間部より小さくなる。このため、取付時にはリム部3の周囲へ周方向端部8、9側が密着するので、グリップ1はリム部3の曲率に一致して曲がり、周方向端部8、9がリム部3からめくれ上がらず体制を損なわない。
【0020】
さらに、グリップ1の使用中は触圧突起4が掌を圧迫するので常時握り感を確認でき、使用中の無意識な握力低下を認識させることができる。
【0021】
図4は別実施例に係るグリップ1の平面図である。以下前実施例と共通機能部分を同一符号で示す。この例において係合突起10及び係合穴13を2個づつ対に並べて2列づつ設けてある。また、重なり端部6の長さ方向両端は拡大部15をなして重なり端部7よりも長くなっている。
【0022】
しかも、係合突起10は重なり端部6の端部から1番目及び2番目のものを端部係合突起10a、10bとし、それぞれを中間部の係合突起10よりも寸法e及びfだけ内方へずらしてある。なお、端部係合突起10aは端部係合突起10bよりも寸法gだけより内方へずれている。
【0023】
このように、係合突起10及び係合穴13を複数列設けることにより、取付対象の径が大小に異なっても係合突起10の列と係合穴13の列との組合せを選択することによりグリップとして使用する際におけるリングの径を大小に調節して対応できる。
【0024】
なお、本願発明は上記実施例に限定されず種々に応用可能である。例えば、取付対象であるハンドルは、操向用に限らず車両用の場合サイドブレーキハンドル、シフトレバーノブ、オートバイや自転車のグリップ部などがある。日用品としてはテニスラケットなどの各種スポーツ用品、工具類などがある。
【0025】
また、グリップ1の取付対象部材の断面は円形や図3のような異型断面が可能である。
【0026】
グリップの素材には、ゴム類の他に、ポリウレタンフォームなどの発泡材料、レザー又はフェルト状表面の材料等種々のものを適用できる。
【0027】
触圧突起4は必要とする触感に応じて大きさ頂面の形状、突起程度、分布密度等を適宜調整できる。また、グリップ1の表裏へ形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の拡大説明部を伴うグリップの平面図
【図2】グリップの取付状態を示す図
【図3】グリップの断面図
【図4】別実施例にかかるグリップの平面図
【符号の説明】
1:グリップ、2:ハンドル、3:リム部、5:グリップ板、6:重なり端部
、7:開放端、8:周方向端部、9:周方向端部、10:係合突起、10a:端部係合突起、13:係合穴

Claims (1)

  1. 可撓性板状部材を用いて形成されたグリップ板をハンドルの円形をなすリム部周囲へリング状に巻き付けて使用する後付用グリップにおいて、
    グリップ板は、展開時の形状が略矩形の平板状をなし、その四辺のうち、対向する一対の辺部分をハンドルへ巻き付けたとき略リング状をなす周方向端部とし、他の対向する一対の辺部分をハンドルに巻き付けたとき互いに重なり合って前記リム部の周方向へ沿う重なり端部とし、
    前記周方向端部の辺に平行な方向を周方向端部の長さ方向、前記重なり端部の辺に平行な方向を重なり端部の長さ方向とするとともに、
    前記グリップ板の表面に複数の触圧突起を設け、
    重なり端部のうち一方に、その長さ方向に沿って複数の係合穴を設け、他方にこの係合穴にはめ合わせる係合突起を長さ方向に沿って複数形成し、
    この係合突起のうち重なり端部の長さ方向両端側に位置するものを他のものに対して、周方向端部の長さ方向にてより内方へずらして配置させ、
    前記巻き付け時に前記各係合突起を対応する前記係合穴へ係合させることにより形成される前記略リング状部分の径を、重なり端部の長さ方向における端部の方が中間部よりも小さくなるようにしたことを特徴とする後付用グリップ。
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