JP3630892B2 - 空調装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空調装置に関するものであり、特に詳しくは室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を液相と気相との比重差と、液相管に設置した液体ポンプの吐出力とを利用して循環させ、各室内機において冷房可能に構成した装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置として、例えば図5に示した構成の空調装置が、例えば特開平7−151359号公報に開示されている。図中1は冷水または温水が供給できる室外熱交換器(以下、室外機)、4は室外機1より下層の階に設置された室内機、5は室内機の熱交換器、8は流量調整弁、11Aは電動ポンプ、21〜24は開閉弁であり、これらを液相管6と気相管7とで図のように配管接続して閉回路3を形成し、閉回路3に封入した冷媒が室外機1と室内機4との間で循環して、室内機4において冷/暖房が行えるようになっている。なお、25は室外機1の側面に設置された液レベルセンサであり、暖房運転時に室外機1に溜った冷媒液が一定となるように電動ポンプ11Aを制御する。
【0003】
すなわち、上記構成の空調装置においては、室内機4が設置されている室内空気の温度が高いときに、電動ポンプ11Aを停止した状態で、開閉弁21・22を閉じて開閉弁23・24を開けると共に、流量調整弁8も開け、室外機1において発生させる冷熱によって閉回路3に封入した冷媒を冷却して凝縮させると、室外機1で凝縮した冷媒液は液相管6を自重で流下し、開閉弁23・24および流量調整弁8を介して熱交換器5に流入する。
【0004】
そして、熱交換器5に流入した冷媒液は、熱交換器の管壁を介して室内空気から熱を奪って冷房作用を行うと共に、冷媒自身は蒸発して気相管7に流入し、冷媒が凝縮して低圧となっている室外機1に還流すると云った自然循環が起こるので、電力消費量が年間を通じて最大となる夏期に電動ポンプ11Aを駆動する電力が不要であり、ランニングコストが削減できると云った利点がある。
【0005】
また、開閉弁21・24を閉じて開閉弁22・23を開けると共に、流量調整弁8も開け、電動ポンプ11Aを起動して、室外機1において発生させる冷熱によって閉回路3に封入した冷媒を冷却して凝縮させると、室外機1で凝縮した冷媒液は自重と電動ポンプ11Aの吐出力とで液相管6を流下し、流量調整弁8を通って熱交換器5に入り、冷房作用を行う冷媒の循環が強制的に行われる。
【0006】
このように、電動ポンプ11Aを起動して冷房を行う場合は、室外機1の直ぐ下に当たる上層階に設置した熱交換器5にも十分な量の冷媒液が供給できると云った利点がある。
【0007】
一方、室内機4が設置されている室内空気の温度が低いときに、開閉弁22・23を閉じて開閉弁21・24を開けると共に、流量調整弁8も開け、電動ポンプ11Aを起動した状態で、室外機1において発生させる温熱によって閉回路3に封入した冷媒を加熱して蒸発させると、室外機1で蒸発した冷媒蒸気は気相管7を介して熱交換器5に流入する。
【0008】
そして、熱交換器5に流入した冷媒蒸気は、熱交換器の管壁を介して室内空気に放熱して暖房作用を行うと共に、冷媒自身は凝縮して液相管6に流入し、開閉弁24・21を介して電動ポンプ11Aにより室外機1に還流すると云った循環が起こり、室内機4における暖房運転が継続されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平7−151359号公報に開示された上記構成の空調装置においては、電動ポンプを停止して冷媒を自然循環させて冷房を行う場合には、電力消費がピークとなる夏期の電力消費が削減でき、ランニングコストの抑制が実現できるが、室外機との上下差が小さい上層階の室内機には十分な量の冷媒が供給され難いため、この部分では冷房作用が不足すると云った問題点がある。
【0010】
一方、電動ポンプを起動すれば、上層階に設置の室内機にも十分な量の冷媒が供給でき、必要な冷房作用が確保できるが、ポンプを駆動するための電力が必要となる。しかも、この場合の電動ポンプは暖房運転時に室内機で凝縮した冷媒液を上方に設置した室外機まで搬送することができる能力を備えた大型のポンプであるため、電力消費が一層嵩むと云った問題点がある。
【0011】
したがって、十分な冷房作用が発揮でき、しかも電力消費量が少ない空調装置を提供する必要があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を液相と気相との比重差と、液相管に設置した液体ポンプの吐出力とを利用して循環させ、各室内機において冷房可能に構成した装置であって、複数の室内機には熱交換器とこの熱交換器に流れ込む冷媒量を調整する流量調整弁とが設けられており、且つこれら複数の室内機は建物内において夫々高さの異なる階に設置された空調装置において、
【0013】
液体ポンプ吸い込み側の流体レベルを検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定された第1の構成の空調装置と、
【0014】
室内機の空調負荷に係わる物理量を検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定された第2の構成の空調装置と、
【0015】
室外機の冷却熱量に係わる物理量を検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定された第3の構成の空調装置と、を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。なお、理解を容易にするため、これらの図においても前記図5において説明した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付した。
【0017】
図中1は所望時に冷熱または温熱を発生させることができる、例えば吸収式冷凍機などからなる室外機であり、建物の例えば屋上にある機械室などに設置され、例えば蒸発器の内部に配管した熱交換器2を介して、閉回路3に封入した相変化が可能な流体、例えば低温度でも圧力が低下すると容易に蒸発し得る、R−134aと熱の授受を行って、相変化を起こさせる。
【0018】
室外機1の熱交換器2と、建物の各部屋に設置した室内機4の熱交換器5とは、図1のように液相管6・気相管7および流量調整弁8によって配管・接続されて閉回路3を形成している。
【0019】
9、10、11は、それぞれ液相管6の共通部6Aに設けたレシーバタンク、冷房用の小型電動モータ、冷暖切替弁(開閉弁)、6Bは冷暖切替弁11をバイパスするように液相管共通部6Aに接続したバイパス管、12と13はこのバイパス管6Bに設けたレシーバタンクと暖房用の大型電動ポンプ、6Cはレシーバタンク9と電動ポンプ10をバイパスするように液相管共通部6Aに接続したバイパス管、14はこのバイパス管6Cに設けた冷暖切替弁(開閉弁)である。
【0020】
なお、15は、電動ポンプ10を駆動するために供給する電力の周波数を変換する周波数変換器、16は室内空気を熱交換器5に吹き付けて室内に還流させるための送風機、S1とS2はR−134aの温度を検出するために熱交換器5のR−134aの出入口に設けた温度センサで、空調負荷が大きいほど入口側の温度センサS1と出口側の温度センサS2との温度差が大きくなり、空調負荷が小さいほど前記温度差は小さくなる。
【0021】
また、S3はレシーバタンク9に溜ったR−134aの液面レベルを検出するための液面センサ、S4はR−134aを凝縮させるために室外機1に投入する熱量のレベルを検出する熱量センサである。
【0022】
さらに、この室外機1には室外制御装置17を、室内機4には室内制御装置18を設けてある。そして、室内制御装置18には、流量調整弁8の弁開度および温度センサS1・S2が検出した温度情報を通信信号に変換可能であると共に、外部から受信した通信信号を所要の制御信号に変換することのできる信号変換器(図示せず)を内蔵して、室外制御装置17と室内制御装置18とを通信線19によって接続し、室外制御装置17が出力する制御信号を室内制御装置18が受けて流量調整弁8の開度が制御されるように構成してある。
【0023】
また、室内制御装置18と通信可能で、冷暖房の起動/停止、送風の強弱選択、温度設定などが行えるリモコン20を各室内機4に対応して設置してあり、室外制御装置17は液面センサS3・熱量センサS4・周波数変換器15とも図示しない信号線を介して接続され、それぞれの機器との間で信号の授受ができるようになっている。
【0024】
上記構成になる本発明の空調装置においては、例えば室内温度が高いときに、室外機1において冷熱を発生させながら、冷暖切替弁14を閉じ、冷暖切替弁11を開いた状態で電動ポンプ10を運転し、電動ポンプ13を停止させておくと、室外機1の冷熱によって閉回路3のR−134aは熱交換器2の管壁を介して冷却されるので、R−134aは凝縮して下流側の液相管6に流出し、液相管6に溜っているR−134aの重みに助成された電動ポンプ10の吐出力によって、室内機4の熱交換器5それぞれに十分な量のR−134aが供給できる。
【0025】
そして、各熱交換器5においては、送風機16によって温度の高い室内空気が強制的に供給されているので、R−134aは室内空気から熱を奪って蒸発し、冷房作用を行ない、その後、R−134aが冷却されて凝縮・液化し、低圧になっている室外機1の熱交換器2に気相管7を通って戻る。
【0026】
上記冷房運転において、本発明の空調装置においては電動ポンプ10の回転数を、例えば液面センサS3が出力するレシーバタンク9の中のR−134aの液面レベルに基づいて室外制御装置17が制御する。
【0027】
すなわち、液面センサS3が検出して出力するR−134aの液面レベルH(上下2位置間を0〜100等分して百分率表示)に基づいて、室外制御装置17は電動ポンプ10に供給する電力の周波数Nを、周波数変換器15において、例えば図2に示すように周波数変換して、電動ポンプ10の回転数を制御する。
【0028】
したがって、本発明の空調装置においては、R−134aの液体と気体の比重差に、電動ポンプ10による搬送力が加算されてR−134aの液体が搬送されるので、室内機4の一部を室外機1と同じフロアもしくは室外機1より高い位置に設置しても、冷房運転のためのR−134aの循環が確実に行われ、しかも電動ポンプ10の回転数を周波数制御しているので、電力消費量が抑制できる。
【0029】
なお、電動ポンプ10の回転数は、温度センサS1・S2が出力する温度情報に基づいて求めた空調負荷、あるいは熱量センサS4が出力する室外機1における投入熱量の情報に基づいて制御しても良い。
【0030】
すなわち、全室内機4の温度センサS1・S2が検出して出力するR−134aの温度情報から演算算出した全空調負荷W(百分率表示)に基づいて、室外制御装置17が電動ポンプ10に供給する電力の周波数Nを、周波数変換器15において、例えば図3に示すように周波数変換して、電動ポンプ10の回転数を制御するようにしても良い。
【0031】
あるいは、熱量センサS4が検出して出力する室外機1における投入熱量Q(燃料弁の開度などを百分率表示)に基づいて、室外制御装置17が電動ポンプ10に供給する電力の周波数Nを、周波数変換器15において、例えば図4に示すように周波数変換して制御することもできる。
【0032】
電動ポンプ10の回転数を、上記何れの方法によって制御しても、冷房運転のためのR−134aの循環が確実に行え、しかも電力消費量の抑制ができる。
【0033】
なお、温度センサS1・S2は、熱交換器5に吹き付ける室内空気の温度変化が検出できるように設置したり、温度センサS1・S2に代えて、熱交換器5の出入口部におけるR−134aの圧力差が検出できる圧力センサを設置して、室外制御装置17に空調負荷として出力するように構成することもできる。
【0034】
そして、その空調負荷に係わる情報、例えば流量調整弁8の開度の総和などに基づいて、電動ポンプ10の回転数を制御するようにしても良い。
【0035】
この場合、上層階に設置した室内機4の熱交換器5と、下層階に設置した室内機4の熱交換器5とでは、流量調整弁8の開度が同じであっても、下層階に設置した室内機4の熱交換器5には多くのR−134aが流入し、上層階に設置した室内機4の熱交換器5にはR−134aが流入し難いので、室内機4が設置されている階を考慮した弁開度の補正総和を求めて、電動ポンプ10に供給する電力の周波数Nを決定するのが好ましい。
【0036】
例えば、温度センサ10・11が検出した温度情報が同じであっても、流量調整弁8に同じ制御信号を出力してその開度制御を行ったのでは、設置階が違えば冷房負荷に応じた適量のR−134aが供給できないので、室内機4が設置されている階によって異なった制御信号、すなわち上の階に設置されている室内機4ほど流量調整弁8の開度を大きく開ける所定の制御プログラム、例えば室内機4を10の階に分けて設置した空調装置の場合には、例えば一番低い階に設置した室内機4の補正係数を1とし、1階上がる毎に1に0.1を加えた数値をその階の補正係数とし、温度センサ10・11が検出した温度情報に基づいて先ず無補正時の流量調整弁8の開度を求め、さらにこの開度に所要の補正係数を乗算して室内機4に実際に出力する流量調整弁8の開度を求め、このようにして求めた開度に室内機4の流量調整弁8の開度を調整するための制御信号を室内制御装置18に出力する制御プログラムを室外制御装置17に記憶しておき、この制御プログラムに基づいて室内機4それぞれの流量調整弁8の開度を制御する。
【0037】
そして、室外制御装置17には同時に、例えば一番低い階に設置した室内機4の補正係数を1とし、1階上がる毎に1に0.1を加えた数値をその階の補正係数とし、実際に検知した流量調整弁8の開度を所要の補正係数で除算してその補正開度を求め、このようにして求めた全補正開度を基づいて、電動ポンプ10に供給する電力の周波数Nを決定する制御プログラムを室外制御装置17に記憶しておき、この制御プログラムに基づいて電動ポンプ10の回転数を制御する。
【0038】
また、上記構成の空調装置においては、室内空気が低いときに、室外機1で温熱を発生しながら冷暖切替弁14を開け、冷暖切替弁11を閉じて、電動ポンプ10を停止し、電動ポンプ13を運転すると、室外機1で発生した温熱によって閉回路3のR−134aは熱交換器2の管壁を介して加熱されるので、R−134aは蒸発して気相管7に入り、各室内機4の熱交換器5に供給される。
【0039】
そして、各熱交換器5においては、送風機16によって温度の低い室内空気が強制的に供給されているので、R−134aは室内空気に放熱して凝縮し、暖房作用を行ない、その後、凝縮・液化したR−134aは流量調整弁8を通って下方のレシーバタンク12に入り、電動ポンプ13によって室外機1の熱交換器2に戻されると云った暖房運転のための循環が行われる。
【0040】
なお、蒸発器に配管した熱交換器2から冷熱を供給したり、温熱を供給することができる吸収式冷凍機としては、例えば特開平7−318189号公報などに開示されたものが使用できる。
【0041】
また、装置をシンプルに構成するため、レシーバタンク9・電動ポンプ10・冷暖切替弁11・14を、室外機1の内部に収納して形成する。
【0042】
また、閉回路3に封入する相変化可能な流体としては、R−134aの他にも、R−407c、R−404A、R−410cなど、潜熱による熱移動が可能なものであっても良い。
【0043】
以上説明したように、本発明は、室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を液相と気相との比重差と、液相管に設置した液体ポンプの吐出力とを利用して循環させ、各室内機において冷房可能に構成した装置であって、複数の室内機には熱交換器とこの熱交換器に流れ込む冷媒量を調整する流量調整弁とが設けられており且つこれら複数の室内機は建物内において夫々高さの異なる階に設置された空調装置において、液体ポンプ吸い込み側の流体レベルを検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定された。又は、室内機の空調負荷に係わる物理量を検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定された。又は、室外機の冷却熱量に係わる物理量を検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定されので、上層階(高い階)に設置した室内機にも十分な量の冷媒が供給できるので、必要な冷房能力が簡単に確保でき、しかも冷房専用に設置した容量の小さい電動ポンプを回転数制御して使用するので、電力消費量が抑制できると云ったメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の説明図である。
【図2】電動ポンプに供給する電力の周波数を、液面レベルに基づいて変換する際の説明図である。
【図3】電動ポンプに供給する電力の周波数を、空調負荷に基づいて変換する際の説明図である。
【図4】電動ポンプに供給する電力の周波数を、投入熱量に基づいて変換する際の説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 室外機
2 熱交換器
3 閉回路
4 室内機
5 熱交換器
6 液相管
6A 液相管共通部
6B バイパス管
6C バイパス管
7 気相管
8 流量調整弁
9 レシーバタンク
10 電動ポンプ
11 冷暖切替弁
12 レシーバタンク
13 電動ポンプ
14 冷暖切替弁
15 周波数変換器
16 送風機
17 室外制御装置
18 室内制御装置
19 通信線
20 リモコン
S1・S2 温度センサ
S3 液面センサ
S4 熱量センサ

Claims (3)

  1. 室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を液相と気相との比重差と、液相管に設置した液体ポンプの吐出力とを利用して循環させ、各室内機において冷房可能に構成した装置であって、前記複数の室内機には熱交換器とこの熱交換器に流れ込む冷媒量を調整する流量調整弁とが設けられており、且つこれら複数の室内機は建物内において夫々高さの異なる階に設置されており、前記液体ポンプ吸い込み側の流体レベルを検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定されたことを特徴とする空調装置。
  2. 室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を液相と気相との比重差と、液相管に設置した液体ポンプの吐出力とを利用して循環させ、各室内機において冷房可能に構成した装置であって、前記複数の室内機には熱交換器とこの熱交換器に流れ込む冷媒量を調整する流量調整弁とが設けられており、且つこれら複数の室内機は建物内において夫々高さの異なる階に設置されており、前記室内機の空調負荷に係わる物理量を検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定されたことを特徴とする空調装置。
  3. 室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を液相と気相との比重差と、液相管に設置した液体ポンプの吐出力とを利用して循環させ、各室内機において冷房可能に構成した装置であって、前記複数の室内機には熱交換器とこの熱交換器に流れ込む冷媒量を調整する流量調整弁とが設けられており、且つこれら複数の室内機は建物内において夫々高さの異なる階に設置されており、前記室外機の冷却熱量に係わる物理量を検出して液体ポンプの回転を制御する制御手段を備え、この制御手段の動作中は高い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度は低い階に設置された室内機の流量調整弁の弁開度よりも大きく設定されたことを特徴とする空調装置。
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