JP3630871B2 - スパッタリング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上に薄膜を堆積形成するスパッタリング方法に関し、特に膜厚分布及び膜厚精度を安定して成膜できるスパッタリング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スパッタリング方法において、高精度の膜厚分布を確保する方法としては、ターゲットに対向して設けられた基板保持部を自転または公転して成膜する方法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年は電子部品等の製品の小型化、高性能化により、スパッタリング方法による成膜においても高精度の成膜性能が要求されている。しかしながら、上記従来方法においてもターゲットの消耗状態により膜厚分布及び成膜速度にばらつきがあり、要請されている高精度の成膜性能が得られないという問題がある。
【0004】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、ターゲットの使用初期から末期までより精度の高い膜厚分布及び膜厚を安定して実現できるスパッタリング方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
真空容器内に基板とターゲットとを対向して設置し、真空容器内を所定の真空圧に保持しながらガスを導入するとともに、真空容器とターゲットの間に電圧を印加して成膜するスパッタリング方法において、ターゲットと基板間の距離を変化させると、膜厚分布及び成膜速度が変化することは既に知られている。本発明は、このことからターゲットの使用初期から末期まで連続して成膜したときの基板の膜厚分布を測定してその変化量を求めることにより、要求される膜厚分布が得られるターゲット−基板間距離を決定することができ、また同時に、ターゲット−基板間距離の変化による成膜速度の変化量を求めることにより、要求される膜厚が得られる成膜時間を決定することができるということに注目したものである。
【0006】
即ち、本発明のスパッタリング方法は、真空容器内に基板とターゲットとを対向して設置し、真空容器内を所定の真空圧に保持しながらガスを導入するとともに、真空容器とターゲットの間に電圧を印加して成膜し、かつ基板上に形成された膜厚分布と膜厚を測定し、それをもとにターゲットと基板間の距離と成膜時間を決定して成膜するスパッタリング方法において、目標膜厚分布をA 0 、目標膜厚をB 0 、これらの目標を達成するように経験的に設定した最初の成膜時間をT 0 、前回及び前々回の成膜時のターゲットと基板間の距離について前回をL n-1 、前々回をL n-2 、膜厚分布について前回をA n-1 、前々回をA n-2 、膜厚について前回をB n-1 、前々回をB n-2 として、
今回の成膜時のターゲットと基板間の距離Lnを、
Ln={(L n-1 −L n-2 )/(A n-1 −A n-2 )}・(A 0 −A n-1 )+L n-1
とし、成膜時間Tnを
Tn=B 0 T 0 (L n-1 −L n-2 )/{ ( L n-1 −L n-2 ) B n-1 +(B n-1 −B n-2 )( L n −L n-1 ) }として成膜を行うするものであり、これによって順次成膜を行いながらその測定結果をフィードバックして次の成膜時の成膜条件を決定するので、非常に高い精度の膜厚分布と膜厚を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態のスパッタリング方法について図1〜図3を参照して説明する。
【0011】
図1において、第1の真空容器1内にターゲット2が固着された電極3が固定されており、電極3に対向して基板5を載置固定可能な基板保持部4が設けられている。電極3には図示しない電源にて高周波電圧又は直流電圧が供給される。
【0012】
基板保持部4は間隔調整手段6にて電極3に対する間隔を調整可能に構成され、ターゲット2と基板5の間の距離を任意に可変できるように構成されている。また、真空容器1は、図示していないが、真空排気手段、ガス導入手段が設けられ、真空容器1内の圧力を調整できるように構成されている。
【0013】
第2の真空容器7には、成膜済みの基板5を載せるステージ8と、ステージ8に対向して膜厚測定手段9が配設されている。第1の真空容器1と第2の真空容器7の間には基板搬送手段11を備えた第3の真空容器10が配設されている。
【0014】
第1の真空容器1と第3の真空容器10との間、及び第3の真空容器10と第2の真空容器7との間はそれぞれゲートバルブ12で連結されている。第2の真空容器7及び第3の真空容器10には図示していないがそれぞれ真空排気手段が設けられている。
【0015】
以上のように構成された装置によるスパッタリング動作を説明する。まず条件として、目標膜厚分布A0 、目標膜厚B0 、成膜時間T0 を決定する。成膜時間に関しては、電極3に供給する電圧の大きさにより経験的に決定する。まず、1枚目の基板5を図示しない基板搬送手段を用いて基板保持部4上に載せ、ターゲット2と基板5間の距離をL1 、成膜時間T0 とし、成膜を行う。成膜後、基板5を第3の真空容器10内に配設した基板搬送手段11を用いて第2の真空容器7内にあるステージ8上に移載する。次に、膜厚測定手段9により基板5の膜厚分布、膜厚の測定を行う。基板5の膜厚分布、膜厚の測定結果をそれぞれA1 、B1 とする。測定された基板5は、図示しない基板搬送手段を用いて装置外に搬送される。
【0016】
次に、2枚目の基板5を1枚目と同様に、基板保持部4の上に載せ、ターゲット2と基板5間の距離をL1 とは微小量異なるL2 、成膜時間T0 とし、成膜を行う。成膜後、基板5を第3の真空容器10内に配設した基板搬送手段11を用いて第2の真空容器7内にあるステージ8上に移載する。次に、膜厚測定手段9により基板5の膜厚分布、膜厚の測定を行う。基板5の膜厚分布、膜厚の測定結果をそれぞれA2 、B2 とする。測定された基板5は、図示しない基板搬送手段を用いて装置外に搬送される。
【0017】
次に、3枚目の基板5を1枚目と同様に、基板保持部4の上に載せる。ここで、基板5の成膜条件であるターゲット2と基板5間の距離L3 、成膜時間T3 の決定方法を図2、図3を参照して説明する。図2は使用初期のターゲットにおけるターゲット−基板間距離と膜厚分布との関係の一例を示した図であり、図3は使用初期のターゲットにおけるターゲット−基板間距離と膜厚との関係の一例を示した図である。図2に示す通り、ターゲット−基板間距離の変化による膜厚分布の変化量Eは、上記1枚目と2枚目の基板の測定結果より、次の(1)式で表される。
【0018】
E=(L2 −L1 )/(A2 −A1 ) ・・・(1)
従って、目標膜厚分布A0 を満たす最適なターゲット−基板間距離L3 は、次の(2)式で求められる。
【0019】
L3 =E(A0 −A2 )+L2 ・・・(2)
また、図3に示す通り、ターゲット−基板間距離の変化による膜厚の変化量Fは、上記1枚目と2枚目の基板の測定結果より、次の(3)式で表される。
【0020】
F=(B2 −B1 )/(L2 −L1 ) ・・・(3)
ターゲット−基板間距離L3 を満たす膜厚BL3は次の(4)式で求められる。
【0021】
BL3=F(L3 −L2 )+B2 ・・・(4)
1枚目と2枚目の基板5の成膜時間はT0 であるので、成膜時間T3 は、次の(5)式で求められる。
【0022】
T3 =(B0 /BL3)・T0 ・・・(5)
以上により3枚目の基板5の成膜条件が決定され、ターゲット−基板間距離をL3 、成膜時間をT3 の条件で成膜することにより目標膜厚分布、及び目標膜厚を得ることができる。成膜後、基板5を第3の真空容器10内に備えられた基板搬送手段11を用いて第2の真空容器7内にあるステージ8上に移載する。次に、膜厚測定手段9により基板5の膜厚分布及び膜厚の測定を行う。基板の測定結果は、同様に基板5の成膜条件にフィードバックされる。すなわち、n枚目の最適なターゲット−基板間距離Lnは、次の(6)式で求められ、またn枚目の最適な成膜時間Tnは次の(7)式で求められる。
【0023】
以上のように順次同様の演算を繰り返すことにより、ターゲットの使用初期から末期まで、より精度の高い膜厚分布、膜厚を安定して得ることができる。
【0024】
なお、装置の構成及び膜厚分布、膜厚データの処理方法は上記実施形態に限るものではない。
【0025】
【発明の効果】
本発明のスパッタリング方法によれば、以上の説明から明らかなように、ターゲットの使用初期から末期までの間にわたって、基板上に形成された膜の膜厚分布と成膜速度の変化量を求め、その変化量をもとにして成膜の都度、最適なターゲットと基板間の距離と成膜時間を決定して成膜するので、より精度の高い膜厚分布と膜厚を安定して得ることができる。
【0026】
また、先行する基板に対する成膜時の膜厚分布と膜厚の測定結果をもとに、後続する成膜時における最適なターゲットと基板間の距離と成膜時間を決定して成膜すると、順次成膜を行いながらその測定結果をフィードバックして次の成膜時の成膜条件を決定するので、非常に高い精度の膜厚分布と膜厚を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッタリング装置の一実施形態の概略構成図である。
【図2】ターゲットの使用初期におけるターゲット−基板間距離と膜厚分布との相関関係を示す図である。
【図3】ターゲットの使用初期におけるターゲット−基板間距離と膜厚との相関関係を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の真空容器
2 ターゲット
3 電極
4 基板保持部
5 基板
6 間隔調整手段
7 第2の真空容器
8 ステージ
9 膜厚測定手段
10 第3の真空容器
11 基板搬送手段
12 ゲートバルブ
Claims (1)
- 真空容器内に基板とターゲットとを対向して設置し、真空容器内を所定の真空圧に保持しながらガスを導入するとともに、真空容器とターゲットの間に電圧を印加して成膜し、かつ基板上に形成された膜厚分布と膜厚を測定し、それをもとにターゲットと基板間の距離と成膜時間を決定して成膜するスパッタリング方法において、
目標膜厚分布をA 0 、目標膜厚をB 0 、これらの目標を達成するように経験的に設定した最初の成膜時間をT 0 、前回及び前々回の成膜時のターゲットと基板間の距離について前回をL n-1 、前々回をL n-2 、膜厚分布について前回をA n-1 、前々回をA n-2 、膜厚について前回をB n-1 、前々回をB n-2 として、
今回の成膜時のターゲットと基板間の距離Lnを、
Ln={(L n-1 −L n-2 )/(A n-1 −A n-2 )}・(A 0 −A n-1 )+L n-1
とし、成膜時間Tnを
Tn=B 0 T 0 (L n-1 −L n-2 )/{ ( L n-1 −L n-2 ) B n-1 +(B n-1 −B n-2 )( L n −L n-1 ) }として成膜を行うことを特徴とするスパッタリング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23885996A JP3630871B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | スパッタリング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23885996A JP3630871B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | スパッタリング方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1088348A JPH1088348A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3630871B2 true JP3630871B2 (ja) | 2005-03-23 |
Family
ID=17036327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23885996A Expired - Fee Related JP3630871B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | スパッタリング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3630871B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP23885996A patent/JP3630871B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH1088348A (ja) | 1998-04-07 |
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