JP3630862B2 - 撮像装置及び方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像状態を監視しつつ被写体を撮像する撮像装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型液晶ディスプレイ等の電子ファインダ(EVF)を備えた撮像装置であって、過去に撮像した画像をメモリに記録しておき、これを必要に応じて上記電子ファインダに静止画像として表示するようにしたデジタル方式等の撮像装置が従来より知られている。この撮像装置では、静止画像の撮像状態を監視するために、動画像を撮像するか否かにかかわらず、上記電子ファインダに被写体の動画像を表示するようにしている。
【0003】
図8は、上記従来の撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0004】
CPUユニット35には、A/D変換器32、同期信号発生器(TG)33、RAM34、VRAM36及び入力装置39が接続されている。CCDユニット31はA/D変換器32に接続され、VRAM36には、D/A変換器37及びLCD表示装置38が直列に接続されている。同期信号発生器33は、CCDユニット31、A/D変換器32、D/A変換器37及びLCD(液晶)表示装置38にそれぞれ接続されている。
【0005】
CCDユニット31は、被写体から受容した光像を画像信号へ変換し、変換された画像信号をA/D変換器32に出力する。A/D変換器32は、CCDユニット31から入力された画像信号をデジタル映像信号に変換し、変換されたデジタル映像信号をCPUユニット35に出力する。その際、同期信号発生器33は、CCDユニット31及びA/D変換器32が互いに動作の同期をとるための同期信号を、CCDユニット31及びA/D変換器32に出力する。CCDユニット31を介して得られる画像の画素数は、1フレームにつき、例えば横320画素、縦240画素である。
【0006】
CPUユニット35は、本撮像装置全体の動作を制御する。CPUユニット35は、A/D変換器32から入力されたデジタル映像信号のうち、同期信号等の不要信号を除去すると共に、デジタル映像信号をVRAM(ビデオメモリ)36に書き込む。VRAM36は、CPUユニット35から入力されたデジタル映像信号をD/A変換器37に出力する。D/A変換器37はこれを一定の周期でアナログ電気信号に変換して、変換されたアナログ電気信号をLCD表示装置38に出力する。LCD表示装置38は、入力されたアナログ電気信号に従って、画像を表示する。その際、同期信号発生器33は、D/A変換器37及びLCD表示装置38が互いに動作の同期をとるための同期信号を、D/A変換器37及びLCD表示装置38に出力する。
【0007】
図9は、LCD表示装置38の表示領域、及びVRAM36のメモリマップとの関係を示す図である。
【0008】
LCD表示装置38は、横640画素、縦480画素の表示領域を有する。VRAM36のメモリマップは、同図の右側に示すように、複数の記録領域を有しており、CCDユニット31を介して得られる画像は、各記録領域に1フレーム毎に書き込まれる。そして、(アドレス)AD1番地から(アドレス)AD2番地までの間の記録領域に書き込まれた画像が、該記録領域に対応する所定位置、例えば同図の左側に示すように、LCD表示装置38の表示領域におけるほぼ中央部に表示される。
【0009】
「撮像モード」においては、VRAM36には、新たな画像が次々と書き込まれ、AD1番地からAD2番地までの間の記録領域に書き込まれている画像が刻々と変化するので、LCD表示装置38には動画像が表示されることになる。撮像装置の操作者は、このLCD表示装置38を電子ファインダとして用いることができ、撮像の失敗を防止することができる。
【0010】
一方、静止画像を記録する場合は、「撮像モード」において操作者が入力装置39から静止画像撮像命令をCPUユニット35に対して指示する。指示を受けたCPUユニット35は、1フレーム分の静止画像データを、16枚分の静止画像を記録する容量を有するRAM34に記録する。
【0011】
図10は、RAM34のメモリマップの一例を示す図である。
【0012】
CPUユニット35は、撮像された静止画像を、RAM34のアドレスのうち先頭番地からその撮像の順に書き込む。同図では、データA1が最も古く撮像された静止画像データであり、データA2が現時点では最も新しく撮像された静止画像データである。
【0013】
操作者が過去に撮像した静止画像を確認する場合は、操作者が入力装置39から確認命令をCPUユニット35に対して指示する。CPUユニット35がこの確認命令を受けると、撮像装置が「確認モード」となり、CPUユニット35はA/D変換器32からのデジタル映像信号の受容を中止し、RAM34に記録された静止画像データを、最も古いものから順にVRAM36の先頭番地から書き込んでいく。
【0014】
図11は、LCD表示装置38の表示領域、VRAM36のメモリマップ及びRAM34のメモリマップの相互関係を示す図である。
【0015】
RAM34に記録されたデータA1〜A16は、VRAM36に転送される。データA1〜A16は、データV1〜V16に対応する。RAM34内の各データは、その画素数が横320画素、縦240画素であるが、RAM34からVRAM36に転送される際に、縦横の画素数が半分に間引かれ、横160画素、縦120画素のデータとしてVRAM36に書き込まれる。
【0016】
LCD表示装置38の表示領域は、同図に示すように、K1〜K16までの16領域に分割できるように構成されており、各領域は、横160画素、縦120画素であるものとする。VRAM36に書き込まれたデータV1〜V16は、D/A変換器37を介してLCD表示装置38に転送され、データV1〜V16が表示領域K1〜K16にそれぞれ表示される。これにより、操作者は、過去の静止画像を確認することができる。なお、「確認モード」においては撮像ができない。
【0017】
この「確認モード」において、入力装置39から静止画像削除命令をCPUユニット35に対して指示することにより、不必要な静止画像を任意に削除することも可能である。
【0018】
「確認モード」を解除するには、入力装置39から操作者が確認解除命令をCPUユニット35に対して指示する。すると、撮像装置は「確認モード」から「撮像モード」に戻り、再び撮像可能な状態となる。
【0019】
このように、上記従来の撮像装置では、撮像された画像を静止画像として確認すると共に、不要な静止画像を任意に削除することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の撮像装置では、撮像された静止画像を確認するためには、動画像の表示を必ず中断する必要があったため、動画像の表示と静止画像の確認のための切り換え動作が煩わしく、撮像対象に意識を集中することが困難であり、撮像環境を向上させる上で改善の余地があった。
【0021】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、動画像の表示を中断することなく、撮像された静止画像を確認することができる撮像装置及び方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の撮像装置は、被写体の画像を動画像として一部の表示領域に表示する動画像表示手段を備えた撮像装置において、前記被写体を複数撮像し、該撮像された被写体の複数の画像を複数の静止画像として記録する記録手段と、該記録手段に記録された複数の静止画像を前記一部の表示領域とは異なる別の部分の表示領域に表示する静止画像表示手段とを備え、前記静止画像表示手段は、前記別の部分の表示領域内を、最新の静止画像を表示するための第1の領域と該最新の静止画像以外の静止画像を表示するための少なくとも1つ以上の第2の領域とに更に分割し、前記第1の領域を前記第2の領域よりも大きく設定し、かつ、最新の静止画像が前記第1の領域に表示されるように、既に前記第1の領域に表示されている静止画像を前記第2の領域にスライドして表示することを特徴とする。
【0027】
同じ目的を達成するために本発明の請求項3の撮像方法は、被写体の画像を動画像として一部の表示領域に表示する動画像表示工程を有する撮像方法において、前記被写体を複数撮像し、該撮像された被写体の複数の画像を複数の静止画像として記録手段に記録させる記録工程と、前記記録工程において前記記録手段に記録された複数の静止画像を前記一部の表示領域とは異なる別の部分の表示領域に表示する静止画像表示工程とを有し、前記静止画像表示工程は、前記別の部分の表示領域内を、最新の静止画像を表示するための第1の領域と該最新の静止画像以外の静止画像を表示するための少なくとも1つ以上の第2の領域とに更に分割し、前記第1の領域を前記第2の領域よりも大きく設定し、かつ、最新の静止画像が前記第1の領域に表示されるように、既に前記第1の領域に表示されている静止画像を前記第2の領域にスライドして表示することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0031】
(実施の第1形態)
図1は、実施の第1形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0032】
CPUユニット5には、A/D変換器2、同期信号発生器(TG)3、第1のRAM4、VRAM6、入力装置9、第2のRAM10及び補助記録装置11が接続されている。CCDユニット1はA/D変換器2に接続され、VRAM6には、D/A変換器7及びLCD表示装置8が直列に接続されている。同期信号発生器3は、CCDユニット1、A/D変換器2、D/A変換器7及びLCD(液晶)表示装置8にそれぞれ接続されている。入力装置9には、撮像ボタンBSH及び静止画像削除ボタンが備えられている(いずれも不図示)。
【0033】
CCDユニット1は、被写体から受容した光像を画像信号へ変換し、変換された画像信号をA/D変換器2に出力する。A/D変換器2は、CCDユニット1から入力された画像信号をデジタル映像信号に変換し、変換されたデジタル映像信号を、読み書きが可能な第1のRAM4に出力する。第1のRAM4には、A/D変換器2から入力されたデジタル映像信号のうち、同期信号等の不要信号を除去した映像信号部分のみが記録され、1フレーム分の画像データが記録される。その際、同期信号発生器3は、CCDユニット1及びA/D変換器2が互いに動作の同期をとるための同期信号を、CCDユニット1及びA/D変換器2に出力する。CCDユニット1を介して得られる画像の画素数は、例えば1フレームにつき、横320画素、縦240画素である。
【0034】
また、第2のRAM10は、第1のRAM4に記録された画像データを、CPUユニット5の指示に従って静止画像データとして記録する。
【0035】
CPUユニット5は、本撮像装置全体の動作を制御する。CPUユニット5が実行する制御プログラムは、補助記録装置11に格納されており、本撮像装置に電源が投入されると、CPUユニット5が有するプログラムローダが、補助記録装置11から制御プログラムをCPUユニット5の動作プログラム格納メモリ内にロードする。また、この制御プログラムは、CPUユニット5に設けた不揮発性メモリに予め格納するようにしてもよい。
【0036】
CPUユニット5は、第1のRAM4に記録された1フレーム分の画像データ、及び第2のRAM10に記録された静止画像データを、VRAM(ビデオメモリ)6に書き込む。VRAM6は、CPUユニット5により書き込まれた画像データをD/A変換器7に出力する。D/A変換器7はこれを一定の周期でアナログ電気信号に変換して、変換されたアナログ電気信号をLCD表示装置8に出力する。LCD表示装置8は、入力されたアナログ電気信号に従って、画像を表示する。その際、同期信号発生器3は、D/A変換器7及びLCD表示装置8が互いに動作の同期をとるための同期信号を、D/A変換器7及びLCD表示装置8に出力する。VRAM6に一旦書き込まれたデータは、同一の記録領域にデータを上書きしない限り消去されない。
【0037】
図2は、LCD表示装置8の表示領域を示す図である。
【0038】
LCD表示装置8は、横640画素、縦480画素の表示領域を有する。LCD表示装置8は、その表示領域が、例えば同図に示すように、横320画素、縦240画素の表示領域A、B、及び横160画素、縦120画素の表示領域C、D、E、Fの合計6つの表示領域に分割できるように構成されている。
【0039】
ここで、VRAM6は、これらの表示領域にそれぞれ対応する記録領域を有する。また、表示領域Aは、VRAM6の対応所定領域を介して第1のRAM4に対応し、表示領域B〜Fは、VRAM6の他の対応所定領域を介して第2のRAM10の各アドレスに対応するように設定されている。
【0040】
上述した一連の動作、すなわち、画像データが第1のRAM4に記録され、VRAM6に書き込まれ、VRAM6に書き込まれた画像データが表示領域Aに表示されるという動作が繰り返されることにより、表示領域Aには、CCDユニット1により得られた映像信号が動画像として可視表示される。操作者は、表示された動画像を、本撮像装置の電子ファインダとして利用することができる。
【0041】
以下に、静止画像を撮像及び表示する場合の動作を説明する。静止画像を撮像する場合は、操作者が入力装置9の撮像ボタンBSHを押すことにより静止画像撮像命令をCPUユニット5に対して指示する。指示を受けたCPUユニット5は、同期信号発生器3を制御し、CCDユニット1の動作、及び第1のRAM4への画像データの書き込み動作等のA/D変換器2の動作を停止させる。
【0042】
CPUユニット5はさらに、第1のRAM4に記録された1フレーム分の画像データを読み書き可能な第2のRAM10に転送し、第2のRAM10は、転送された画像データを、メモリアドレスの先頭番地から順に1フレームずつ静止画像データとして記録する。
【0043】
図3は、第2のRAM10のメモリマップの一例を示す図である。
【0044】
第2のRAM10には、各静止画像データの記録領域を特定するためのアドレスが予め設定されている。CPUユニット5は、第1のRAM4から転送された画像データを、先頭番地からその転送の順に書き込む。
【0045】
同図(a)では、第2のRAM10内において先頭番地により特定される記録領域DA1に、静止画像データが記録された状態を示す。この記録領域DA1に記録された静止画像データは、CPUユニット5によりVRAM6内の特定領域に書き込まれ、LCD表示装置8の表示領域Bに静止画像として表示される。
【0046】
その後、CPUユニット5は再び同期信号発生器3を制御することによりCCDユニット1及びA/D変換器2の動作を再開させ、第1のRAM4に記録された画像データをLCD表示装置8の表示領域Aに動画像として表示する処理を行う。その際、LCD表示装置8の表示領域Bには、上記静止画像が表示されたままである。
【0047】
操作者が再び入力装置9の撮像ボタンBSHを押すと、第1のRAM4から新たに転送されてきた画像データは、同図(b)に示すように、記録領域DA1の次の領域DA2に記録される。記録領域DA2に記録された静止画像データは、CPUユニット5によりVRAM6内の特定領域に書き込まれ、LCD表示装置8に静止画像として表示される。その際、LCD表示装置8の表示領域Bには記録領域DA2の画像データが新たに表示され、LCD表示装置8の表示領域Cには、記録領域DA1の画像データが表示される。そして、記録領域DA1及び記録領域DA2の静止画像データが表示されたまま、CCDユニット1及びA/D変換器2の動作が再開される。
【0048】
以下、同様にして、入力装置9の撮像ボタンBSHが押される度に、第1のRAM4から新たに転送されてきた画像データが、第2のRAM10内における次の記録領域に記録され、VRAM6に転送され、LCD表示装置8の表示領域Bに静止画像として新たに表示される。
【0049】
同図(c)には、n枚の静止画像を撮像したときの、第2のRAM10内のメモリマップを示す。第2のRAM10には、記録領域DA(1)から記録領域DA(n)までのnフレームの静止画像データが記録されている。1フレーム分の静止画像データが記録される毎にアドレスがFLだけ移動するとする。次の静止画像データを記録すべき記録領域の先頭アドレスを示す「ポインタADP」は、今回(最新の画像の記録時)は記録領域DA(n)の先頭アドレスである「ADn」であり、次回は、ADP=ADP+FLにより特定される、「ADn+FL」となる。第2のRAM10に記録された静止画像データは、新しいものから順にLCD表示装置8の表示領域B、C、D、E、Fに表示される。すなわち、表示領域Bに一旦表示された静止画像は、新たな静止画像データの表示処理を実行する度に、その表示領域が表示領域C、D、E、Fへとスライドしていく。また、その際、表示領域C、D、E、Fに表示される画像データは、縦及び横方向ともに画素数が半分に間引かれてから表示される。なお、LCD表示装置8の表示領域に対応する静止画像データが第2のRAM10内にない場合は、該表示領域は灰色に塗り潰した状態で表示される。
【0050】
同図(d)は、5枚の静止画像を撮影したときと6枚の静止画像を撮影したとの、第2のRAM10内のメモリマップの対応関係を示す。5枚の静止画像を撮影した時点(同図(d)の左の図)では、記録領域DA1〜DA5の静止画像データは表示領域F〜Bに表示されていたが、6枚の静止画像を撮影すると(同図(d)の右の図)、記録領域DA2〜DA6の静止画像データが表示領域F〜Bに表示されるようになり、記録領域DA1の画像データは表示されない。
【0051】
このようにして、LCD表示装置8の表示領域Aには動画像が表示されつつ、表示領域B〜Fには、過去の静止画像が表示される。
【0052】
以下に、撮像された静止画像を削除する場合の動作を説明する。入力装置9には、LCD表示装置8の表示領域B〜Fに対応するように静止画像削除ボタンがそれぞれ設けられている。操作者が、これらの静止画像削除ボタンのうち、任意のボタンを押すことにより、CPUユニット5は、当該表示領域に対応する静止画像データを第2のRAM10内から消去し、削除された静止画像データよりも新しい静止画像データの記録アドレスを1FLだけ繰り上げる(上位のアドレスにスライドするように静止画像データを移動させる)。
【0053】
例えば、図3(c)に示す状態において、記録領域DA(n−2)の静止画像データを削除する場合、記録領域DA(n−1)の静止画像データを記録領域DA(n−2)に、記録領域DA(n)の静止画像データを記録領域DA(n−1)に、CPUユニット5がそれぞれ転送する。CPUユニット5は、それと同時に、ポインタADPをFLだけ減算する。このように処理することにより、LCD表示装置8の表示領域E、Fの表示画像が、あたかも表示領域D、Eにスライドしたかのように認識される。
【0054】
図4は、本実施の第1形態に係る撮像装置による静止画像撮像処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、CPUユニット5により実行される。
【0055】
まず、A/D変換器2を介してCCDユニット1から出力された1フレームの画像データを、同期信号発生器3の同期信号に従って第1のRAM4に記録し(ステップS401)、第1のRAM4に記録された1フレームの画像データを、LCD表示装置8の表示領域Aに表示させる(ステップS402)。
【0056】
次に、入力装置9の撮像ボタンBSHを操作者が押すことにより静止画像の撮像命令があったか否かを判別し(ステップS403)、静止画像の撮像命令がない場合は、入力装置9の静止画像削除ボタンのいずれかが押されたか否かを判別し(ステップS404)、いずれの静止画像削除ボタンも押されていない場合は、静止画像の撮像終了命令があったか否かを判別し(ステップS405)、静止画像の撮像終了命令があった場合は本処理を終了する一方、静止画像の撮像終了命令がない場合は、前記ステップS401に戻る。
【0057】
一方、前記ステップS403の判別の結果、静止画像の撮像命令があった場合は、第2のRAM10の記録容量が十分に残存するか否かを判別し(ステップS407)、第2のRAM10の記録容量が十分に残存する場合は、静止画像を撮像する(ステップS408)。すなわち、同期信号発生器3に制御信号を送ることにより、第1のRAM4による画像データの記録動作を停止させる。それと同時に、第1のRAM4に記録されている画像データを、第2のRAM10のポインタADPにより特定されるアドレスから書き込む。
【0058】
第2のRAM10に画像データが書き込まれた後、ステップS409に進み、ポインタADPをFLだけ増加させ、第1のRAM4内の画像データを第2のRAM10に転送する。その際、新たなポインタADPに対してアドレス「ADP−FL」により特定される画像データは、LCD表示装置8の表示領域Bに対応する第2のRAM10内の記録領域に書き込まれる。また、新たなポインタADPに対してアドレス「ADP−2FL」からアドレス「ADP−5FL」により特定される画像データは、LCD表示装置8の表示領域C〜Fに対応する第2のRAM10内の記録領域にそれぞれ書き込まれる。このようにしてVRAM6に書き込まれた画像データをLCD表示装置8に静止画像として表示した後、前記ステップS405へ進む。
【0059】
一方、前記ステップS407の判別の結果、第2のRAM10の記録容量が十分に残存しない場合、すなわち、ポインタADPが第2のRAM10の有するメモリアドレスの最終アドレスに近づいている場合は、静止画像撮像不能を示すメッセージをLCD表示装置8に表示する等のエラー処理を実行して(ステップS410)、直ちに本処理を終了する。
【0060】
なお、第2のRAM10の記録容量が十分に残存しない場合に新たな静止画像の記録を欲するときは、エラー処理の代わりに、第2のRAM10内の画像データを最も古いものから補助記録装置11に移動することにより記録容量を確保し、記録動作を行うようにしてもよい。
【0061】
また、前記ステップS404の判別の結果、入力装置9の静止画像削除ボタンのいずれかが押された場合は、押されたボタンに対応する第2のRAM10内の記録領域に記録された静止画像データを削除すると共に、上述したように、より新しい静止画像データの繰り上げ処理を行って(ステップS406)、前記ステップS405へ進む。 本処理により、動画像の表示を中断することなく、任意の時点で静止画像を撮像、記録すると共に、記録された静止画像を再生表示することができる。従って、撮像状態の監視のための動画像表示と、過去に撮像された静止画像の確認のための静止画像表示との切り換え動作に煩わされることもなく、撮像対象に意識を集中することができ、撮像環境を向上することができる。
【0062】
(実施の第2形態)
図5は、本発明の実施の第2形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。本実施の第2形態に係る撮像装置に構成は、実施の第1形態に係る撮像装置の構成に対して、VRAM12、D/A変換器13及びLCD表示装置14を追加したした点が異なる。従って、実施の第1形態に係る撮像装置の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる点について説明する。また、本撮像装置の外観を表す斜視図を図6に示す。
【0063】
図5に示す構成は、図1に示す構成に対して、直列に接続されたVRAM12、D/A変換器13及びLCD表示装置14を追加したものである。VRAM12にはCPUユニット5が接続されており、D/A変換器13及びLCD表示装置14には同期信号発生器3が接続されている。
【0064】
本撮像装置のLCD表示装置8は、画素数が横640、縦480の大画面の表示装置であり、LCD表示装置14は、画素数が横320、縦240のファインダ形状をした表示装置である。LCD表示装置8の表示画面は、上述した図2に示す分割の態様のほか、例えば16の同一サイズの領域にも分割できるように構成されているものとする。また、同図上部には、入力装置9の一部として撮像ボタンBSH15及び静止画像削除ボタン16が配置されている。
【0065】
各構成要素の動作は、実施の第1形態と同様である。ただし、画像データの表示ルートが異なる。
【0066】
すなわち、CPUユニット5は、第1のRAM4に記録された1フレーム分の画像データのみを、VRAM6に書き込む。従って、LCD表示装置8には、第1のRAM4に記録された動画像のみが表示される。
【0067】
一方、CPUユニット5は、第2のRAM10に記録された1フレーム分の画像データのみを、VRAM6ではなくVRAM12に書き込む。VRAM12は、CPUユニット5により書き込まれた画像データをD/A変換器13に出力する。D/A変換器13はこれを一定の周期でアナログ電気信号に変換して、変換されたアナログ電気信号をLCD表示装置14に出力する。LCD表示装置14は、入力されたアナログ電気信号に従って、画像を表示する。その際、同期信号発生器3は、D/A変換器13及びLCD表示装置14が互いに動作の同期をとるための同期信号を、D/A変換器13及びLCD表示装置14に出力する。従って、LCD表示装置14には、第2のRAM10に記録された静止画像のみが表示される。また、VRAM12に一旦書き込まれたデータは、同一の記録領域にデータを上書きしない限り消去されない。
【0068】
このように、動画像表示専用の大画面のLCD表示装置8だけでなく、電子ファインダとしても働く静止画像表示専用のLCD表示装置14を別途設けたので、屋外での撮像時等に、LCDの反射によりLCD表示装置8の視認が困難な場合にも、LCD表示装置14によって撮像状態を容易に監視することができる。
【0069】
なお、LCD表示装置8は静止画像専用としたが、実施の第1形態と同様に、LCD表示装置8に動画像及び静止画像の双方を表示するようにしてもよい。
【0070】
(実施の第3形態)
図7は、本発明の実施の第3形態に係る撮像装置の外観を示す斜視図である。本実施の第3形態に係る撮像装置は、実施の第1形態に係る撮像装置に対して、光学式ファインダを付加したものである。従って、その構成は、図1の通りである。
【0071】
光学式ファインダ17は、LCD表示装置8とは別個に設けられ、被写体の光像を映し出す。なお、LCD表示装置8には、上述したように、分割された各画面に動画像だけでなく静止画像も表示させることがこの好ましいが、静止画像のみを表示させるようにしてもよい。光学式ファインダ17の光学系は、CCDユニット1の光学系と一致させる(同軸上に位置させる)ようにしてもよいが、別であってもよい。
【0072】
本実施の第3形態に係る撮像装置によれば、特に屋外での撮像においてLCD表示装置8の視認が困難である場合等にも、光学式ファインダ17によって撮像状態を容易に監視することができる。また、電子式ファインダを別途設ける場合に比べ、構成を簡素化することができ、コストを低減化することができる。
【0073】
なお、実施の第1、第2、第3形態において、第1のRAM4に相当する固定記録領域を第2のRAM10に設定し、第1のRAM4を削除した構成とするようにしてもよい。このように構成することによっても同様の効果を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、動画像の表示を中断することなく、撮像された静止画像を確認することができ、撮像環境を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同形態に係る撮像装置におけるLCD表示装置の表示領域を示す図である。
【図3】同形態に係る撮像装置装置における第2のRAMのメモリマップの一例を示す図である。
【図4】同形態に係る撮像装置装置による静止画像撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図6】同形態に係る撮像装置の外観を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の第3形態に係る撮像装置の外観を示す斜視図である。
【図8】従来の撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の撮像装置におけるLCD表示装置の表示領域、及びVRAMのメモリマップとの関係を示す図である。
【図10】従来の撮像装置におけるRAMのメモリマップの一例を示す図である。
【図11】従来の撮像装置におけるLCD表示装置の表示領域、VRAMのメモリマップ及びRAMのメモリマップの相互関係を示す図である。
【符号の説明】
1 CCDユニット
3 同期信号発生器(TG)
4 第1のRAM
5 CPUユニット
6 VRAM
8 LCD表示装置
9 入力装置
10 第2のRAM
12 VRAM
14 LCD表示装置
17 光学式ファインダ
15 撮像ボタンBSH
16 静止画像削除ボタン

Claims (3)

  1. 被写体の画像を動画像として一部の表示領域に表示する動画像表示手段を備えた撮像装置において、
    前記被写体を複数撮像し、該撮像された被写体の複数の画像を複数の静止画像として記録する記録手段と、
    該記録手段に記録された複数の静止画像を前記一部の表示領域とは異なる別の部分の表示領域に表示する静止画像表示手段とを備え、
    前記静止画像表示手段は、前記別の部分の表示領域内を、最新の静止画像を表示するための第1の領域と該最新の静止画像以外の静止画像を表示するための少なくとも1つ以上の第2の領域とに更に分割し、前記第1の領域を前記第2の領域よりも大きく設定し、かつ、最新の静止画像が前記第1の領域に表示されるように、既に前記第1の領域に表示されている静止画像を前記第2の領域にスライドして表示することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記録手段には、前記第1の領域と前記第2の領域の各々に対応する表示されるべき静止画像の記録領域が備えられると共に、前記第1の領域と前記第2の領域のいずれかを指定することにより、該指定された領域に対応する前記記録手段の記録領域に記録された静止画像を、削除すべき静止画像として特定する削除手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 被写体の画像を動画像として一部の表示領域に表示する動画像表示工程を有する撮像方法において、
    前記被写体を複数撮像し、該撮像された被写体の複数の画像を複数の静止画像として記録手段に記録させる記録工程と、
    前記記録工程において前記記録手段に記録された複数の静止画像を前記一部の表示領域とは異なる別の部分の表示領域に表示する静止画像表示工程とを有し、
    前記静止画像表示工程は、前記別の部分の表示領域内を、最新の静止画像を表示するための第1の領域と該最新の静止画像以外の静止画像を表示するための少なくとも1つ以上の第2の領域とに更に分割し、前記第1の領域を前記第2の領域よりも大きく設定し、かつ、最新の静止画像が前記第1の領域に表示されるように、既に前記第1の領域に表示されている静止画像を前記第2の領域にスライドして表示することを特徴とする撮像方法。
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