JP3629136B2 - 複数モード通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、符号分割多元接続方式とその他の単一または複数の多元接続方式との内、無線伝送路に実際に適用された多元接続方式に適応した通信制御を自動的に行うことによって通信路を確保する複数モード通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、符号分割多元接続方式(以下、「CDMA方式」という。)は、高度の送信電力制御を達成する技術が確立したために、本来的に無線伝送路の長さや伝搬損失が大幅に変化し得る移動通信システムに対しても適用が可能となりつつある。
【0003】
さらに、このようなCDMA方式が適用された移動通信システムについては、特に、周波数分割多元接続方式(以下、「FDMA方式」という。)、時分割多元接続方式(以下、「TDMA方式」という。)等の他の多元接続方式に比べて、干渉や妨害に強く、かつ秘匿性に富むと共に、多数の端末によって広い無線周波帯域が共用されることによって周波数の再利用が不要であるために、種々の方式の実用化および研究が進められている。
【0004】
また、一般に、移動通信システムについては、無線基地局の設置や交換系との連係を実現する機器等に多くの投資が行われ、かつ地理的に分散して位置して所在が一定しない多数の端末に通信サービスを提供し続けることが要求されるために、新たな方式の移動通信システムの多くは先行して稼働しているシステムと並行して運用される場合が多い。
【0005】
しかし、トラヒックが比較的少ない地域(以下、「非都市部」という。)では、都市部のように複数の方式のシステムが並行して稼働することはコストその他の制約によって許容され難いために、新たな方式のみが適用される。
したがって、これらの都市部と非都市部との双方における通信サービスの提供を要求する加入者にとっては、上述したCDMA方式と、FDMA方式あるいはTDMA方式との何れにも適応可能なデュアルモード端末装置の利用が必要であり、このようなデュアルモード端末装置についても主要なシステムの組み合わせに適応したものが実用化されつつある。
【0006】
図14は、従来のデュアルモード端末装置の構成例を示す図である。
図において、アンテナ71の給電端には空中線共用器72のアンテナ端子が接続され、その空中線共用器72の受信出力は縦続接続された高周波増幅部73、周波数変換部74、中間周波増幅部75および直交復調器76を介してディジタルシグナルプロセッサ(以下、単に「DSP」という。)(DSP)77の信号入力に接続される。DSP77の信号出力は縦続接続された直交変調器78、中間周波増幅部79、周波数変換部80、帯域増幅部81および電力増幅部82を介して空中線共用器72の送信入力に接続され、そのDSP77のバス端子にはプロセッサ83のバス端子が接続される。プロセッサ83の第一の出力ポートにはシンセサイザ84の制御入力が接続され、そのシンセサイザ84の一方および他方の出力はそれぞれ周波数変換部74、80の局発入力に接続される。プロセッサ83の第二および第三の出力ポートはそれぞれシンセサイザ85−R、85−Tの制御入力に接続され、これらのシンセサイザ85−R、85Tの出力はそれぞれ直交復調器76と直交変調器78との局発入力に接続される。プロセッサ83の第四および第五の出力ポートはそれぞれ中間周波増幅部75、79の制御入力に接続され、かつDSP77の出力ポートは帯域増幅部81および電力増幅部82の制御入力に接続される。
【0007】
また、中間周波増幅部75には、周波数変換部74によって与えられる中間周波信号が何らかの処理が施された後に、あるいは直接与えられるスイッチ(SW)86−1と、そのスイッチ86−1によって形成される2つの分岐路にそれぞれ配置された帯域通過フィルタ(BPF)87−F、87−Cと、これらの帯域通過フィルタ87−F、87−Cの出力の何れかを後段に接続するスイッチ(SW)86−2とが含まれる。なお、これらのスイッチ86−1、86−2の制御入力には、それぞれプロセッサ83の第四の出力ポートを介して特定の2値信号が与えられる。
【0008】
このような構成の従来例では、プロセッサ83は、サービスエリアの圏外から何らかの無線ゾーンの圏内に自局が進入しつつある場合、あるいは始動時には、CDMA方式に適応した無線ゾーンにおけるチャネル設定を行うべき旨の指示をDSP77に与え、かつCDMA方式に適応したチャネル設定に適用されるべき無線周波数(ここでは、簡単のため、それぞれ980MHz、100MHz、150MHzであると仮定する。)の生成をシンセサイザ84、85−R、85−Tに対して指示する。さらに、プロセッサ83は、上述した2つの分岐路の内、帯域通過フィルタ87−Cを介して形成される分岐路を有効とする旨の指示をスイッチ86−1、86−2に与える。
【0009】
また、周波数変換部74は、無線基地局(図示されない。)からアンテナ71に到来した受信波(ここでは、880MHz帯に分布すると仮定する。)を空中線共用器72および高周波増幅部73を介して取り込み、その受信波とシンセサイザ84によって生成される局発信号との差分に相当する100MHz帯に分布した中間周波信号を生成する。
【0010】
中間周波増幅部75は上述したCDMA方式に割り付けられた帯域に適応した通過域を有する帯域通過フィルタ87−Cを介してこのような中間周波信号を増幅し、かつ直交復調器76はその中間周波信号をシンセサイザ85−Rによって生成された局発信号に応じて直交復調することによって、互いに直交する2つのベースバンド信号i、qを生成する。
【0011】
DSP77は、予めファームウエアとして組み込まれ、かつスライディング相関器に等価な処理を上述したようにプロセッサ83によって与えられた指示に応じて行うことによって、そのプロセッサ83の主導の下で行うチャネル設定の過程では、そのDSP77が生成する拡散符号と受信波との位相の相違を圧縮した両者の同期をとる同期捕捉を試行する。
【0012】
さらに、プロセッサ83は、この同期捕捉が所定の判定基準に基づいて達成されないと判定した場合には、DSP77に対してCDMA方式以外の方式(ここでは、簡単のため、FDMA方式であると仮定する。)に適応したチャネル設定の処理を開始すべき旨の指示を与え、かつスイッチ86−1、86−2には、「周波数変換部74によって与えられる中間周波信号の増幅が既述の2つの分岐路の内、FDMA方式に適応した通過域を有する帯域通過フィルタ87−Fを含む分岐路を介して行われるべき」旨の指示を与える。なお、CDMA方式以外の方式に適応した各部の動作については、本願発明には何ら関係がないので、以下では、特に明記すべき事項以外の説明を省略する。
【0013】
しかし、上述した同期捕捉が完了した場合には DSP77は、その旨をプロセッサ83に通知し、このプロセッサ83の主導の下で続行されるチャネル制御の手順に基づいて連係することによって、位置登録、入圏、待ち受け状態への移行、着信呼に対する応答、発信、ハンドオーバおよび終話に適応した伝送情報(通話信号を含む。)の変復調と、送信の断続とにかかわる処理を適宜行う。
【0014】
また、直交変調器78は、シンセサイザ85−Tがプロセッサ83によって指示された周波数で与える局発信号(ここでは、簡単のため150MHzであると仮定する。)が与えられ、上述した処理の過程でDSP77が生成した2つの直交するベースバンド信号(無線伝送路を介して対向する無線基地局に向けて送出されるべき伝送情報を示し、かつ拡散処理が施されることによって生成されると仮定する。)i、qに応じてその局発信号に直交変調を施すことによって、150MHz帯に分布する拡散変調信号を生成する、
さらに、中間周波増幅部79、周波数変換部80、帯域増幅部81および電力増幅部82は、高周波増幅部73、周波数変換部74および中間周波増幅部75によって上述したように行われる処理に対して可逆的な処理を上述した拡散変調信号に施すことによって、830MHz帯に分布する送信波信号を生成する。
【0015】
この送信波信号は空中線共用器72およびアンテナ71を介して無線伝送路に送信され、その無線伝送路を介して対向する無線基地局に与えられるので、この無線基地局との間には、CDMA方式に適応した全二重方式の通信路が形成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来例では、同期捕捉の完了に数十秒以上の時間(例えば、単位相関演算に所要する時間が20ミリ秒であり、適用された拡散符号の系列が32,727(=215−1)ビットである場合には、最大値は両者の積に等しい655秒となる。)を要するために、CDMA方式が適用された無線ゾーンに対する入圏には長時間を要し、かつFDMA方式やTDMA方式に適応した入圏処理の試行が無用に遅れ、あるいはその試行がCDMA方式に適応した入圏処理の試行に先行して行われなければならない制約が課される可能性が高かった。
【0017】
また、このような課題を解決するために適用可能な先行技術としては、
(1) 異なる位相(オフセット)で並行して作動する複数のスライディング相関器がDSP77によって並行して実現されることによって、これらのスライディ
ング相関器の台数分の一の時間で同期捕捉を完了する技術、
(2) 同期捕捉専用の特別な拡散符号が適用される技術、
(3) タップ付き遅延線整合フィルタを介して系列推定法が適用される技術、
がある。
【0018】
しかし、これらの技術の内、技術(2) については、特別な拡散符号がオフセットに対してとる相関のピーク点が複数あるために、同期捕捉に要する時間が短縮されてもその同期捕捉の確度が低下する可能性が高かった。
さらに、これらの全ての技術(1)〜(3)については、ハードウエアもしくはソフトウエア(DSP77に搭載されるべきファームウエアを含む。)が複雑化し、かつ消費電力や実装密度あるいは実時間性にかかわる何らかの制約が課されるために、実際には適用され難かった。
【0019】
本発明は、ハードウエアの構成が複雑化することなく、CDMA方式に適応した通信制御が効率的に、かつ確度高く行われる複数モード通信装置を構成することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1に記載の発明の原理ブロック図である。
【0021】
請求項1に記載の発明は、無線伝送路を介して与えられる受信波を取り込み、適応制御の下でその受信波の受信処理を行う受信手段11と、受信手段11と連係して適応制御を行うことによって、CDMA方式を含む複数の多元接続方式の内、無線伝送路を介して与えられる受信波に適応した多元接続方式を特定する制御手段12と、無線伝送路を介して与えられる受信波について、その受信波に付帯し得る占有帯域の全てあるいは一部の周波数成分を求める周波数成分取得手段13とを備え、制御手段11は、周波数成分取得手段13によって求められた周波数成分の分布がなだらかであるときに、無線伝送路を介して与えられる受信波に適応した多元接続方式をCDMA方式であると特定することを特徴とする。
【0022】
図2は、請求項2〜6、12に記載の発明の原理ブロック図である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の複数モード通信装置において、周波数成分取得手段13は、CDMA方式に適応した受信波の占有帯域内に通過域が設定され、かつその通過域と通過帯域幅との双方あるいは何れか一方が異なると共に、無線伝送路を介して与えられる受信波に並行して濾波処理を施してこの受信波の周波数成分を求める複数のフィルタ21−1〜21−nで構成され、制御手段11は、複数のフィルタ21−1〜21−nによって個別に求められた周波数成分のレベルと、これらのフィルタ21−1〜21−nの個々の通過域帯域幅との比の偏差に基づいて、無線伝送路を介して与えられる受信波がCDMA方式に適応するか否かを判別することを特徴とする。
【0023】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の複数モード通信装置において、複数のフィルタ21−1〜21−nの全てまたは一部は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る無線周波数の最小の間隔と整数ではない数との積に等しい通過帯域幅を有することを特徴とする。
【0024】
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の複数モード通信装置において、複数のフィルタ21−1〜21−nの全てまたは一部は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で単一のゾーンあるいはセクタに割り付けられ得る無線周波数と、反対に割り付けられ得ない無線周波数とが異なる数で含まれる通過域を有することを特徴とする。
【0025】
請求項5に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の複数モード通信装置において、複数のフィルタ21−1〜21−nの全てまたは一部は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る何れかの無線周波数を含まず、かつその無線周波数の側波帯を含む通過域を有することを特徴とする。
【0026】
請求項6に記載の発明は、請求項2ないし請求項5の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、複数のフィルタ21−1〜21−nの全ての通過域の集合は、CDMA方式を含む複数の多元接続方式に共用される帯域に等しいことを特徴とする。
図3は、請求項7〜12に記載の発明の原理ブロック図である。
【0027】
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の複数モード通信装置において、周波数数成分取得手段13は、通過域と通過域帯域幅との双方あるいは何れか一方の可変が可能であり、無線伝送路を介して与えられた受信波に濾波処理を施してこの受信波の周波数成分を求める単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nで構成され、制御手段11は、単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nについて、通過域をCDMA方式に適応した受信波に付帯すべき占有帯域内に保ちつつこれらの通過域と通過帯域幅との双方あるいは何れか一方を可変し、これらのフィルタ31−1〜31−Nによって求められた周波数成分の密度の偏差に基づいて、無線伝送路を介して与えられた受信波がCDMA方式に適応するか否かを判別することを特徴とする。
【0028】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の複数モード通信装置において、制御手段11は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る無線周波数の最小の間隔と整数ではない数との積に等しい値に、単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nの全てあるいは一部の通過帯域幅を維持することを特徴とする。
【0029】
請求項9に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載の複数モード通信装置において、制御手段11は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で単一のゾーンあるいはセクタに割り付けられ得る無線周波数と、反対に割り付けられ得ない無線周波数とが異なる数で含まれる通過域に、単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nの全てあるいは一部の通過域を維持することを特徴とする。
【0030】
請求項10に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載の複数モード通信装置において、制御手段11は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る何れかの無線周波数を含まず、かつその無線周波数の側波帯を含む通過域に、単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nの全てあるいは一部の通過域を維持することを特徴とする。
【0031】
請求項11に記載の発明は、請求項7ないし請求項10の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、制御手段11は、CDMA方式を含む複数の多元接続方式に共用される帯域が単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nの通過域の集合で被われる条件の下で、これらのフィルタ31−1〜31−Nの全てあるいは一部の通過域と通過帯域幅との双方または何れか一方を可変することを特徴とする。
【0032】
請求項12に記載の発明は、請求項2ないし請求項11の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、フィルタ21−1〜21−n、31−1〜31−Nの全てあるいは一部は、CDMA方式に適応した同期捕捉に供されるべき既存のフィルタであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、受信手段11は、無線伝送路を介して与えられる受信波を取り込み、かつ適応制御の下でその受信波の受信処理を行う。制御手段12は、受信手段11と連係しつつ上述した適応制御を行うことによって、CDMA方式を含む複数の多元接続方式の内、無線伝送路を介して与えられる受信波に適応した多元接続方式を特定する。
【0033】
また、周波数成分取得手段13は、上述したように無線伝送路を介して与えられる受信波について、その受信波に付帯し得る占有帯域の全てあるいは一部の周波数成分を求める。さらに、制御手段11は、このようにして求められた周波数成分の分布がなだらかであるときには、無線伝送路を介して与えられる受信波に適応した多元接続方式をCDMA方式と特定する。
【0034】
すなわち、受信波がCDMA方式に適応するか否かの判別がその受信波の周波数スペクトラムの分布が平坦である程度に基づいて行われるので、同様の判別の結果が真であることが同期捕捉の試行の過程においてその同期捕捉が正常に完了するまで確定しなかった従来例に比べて、受信波に適応した多元接続方式が効率的に特定される。
【0035】
請求項2に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項1に記載の複数モード通信装置において、周波数成分取得手段13を構成する複数のフィルタ21−1〜21−nは、CDMA方式に適応した受信波の占有帯域内に通過域が設定され、かつその通過域と通過帯域幅との双方あるいは何れか一方が異なる。
したがって、これらのフィルタ21−1〜21−nが無線伝送路を介して与えられる受信波に並行して濾波処理を施すことによって求められるこの受信波の周波数成分のレベルは、その受信波がCDMA方式に適応する場合には、フィルタ21−1〜21−nの個々の通過帯域幅にほぼ比例した値となる。
【0036】
制御手段11は、このようにしてフィルタ21−1〜21−nによって個別に求められた周波数成分のレベルと、これらのフィルタ21−1〜21−nの個々の通過域帯域幅との比の偏差が予め決められた上限値未満である場合には、上述した受信波に適応した多元接続方式をCDMA方式と特定する。
すなわち、通過域と通過帯域幅との双方あるいは何れか一方が異なる複数のフィルタ21−1〜21−nを介して、受信波の周波数スペクトラムの分布が平坦であるか否かの判別が行われるので、これらのフィルタ21−1〜21−nの数が大きく、かつ個々の通過域がCDMA方式に適応した受信波の占有帯域内に一様に分布するほど、受信波に適応した多元接続方式がCDMA方式であるか否かの判別が確度高く行われる。
【0037】
請求項3に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項2に記載の複数モード通信装置において、複数のフィルタ21−1〜21−nの全てまたは一部は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る無線周波数の最小の間隔と整数ではない数との積に等しい通過帯域幅を有する。
【0038】
すなわち、複数のフィルタ21−1〜21−nの内、このような通過帯域幅を有するフィルタによって得られる受信波の周波数成分には、その受信波がCDMA方式以外の多元接続方式に適応する場合には、何れかの搬送波信号の成分が含まれることなくその搬送波信号に付帯する側帯波の成分が含まれ、あるいは搬送波信号の成分が含まれてもその搬送波信号に付帯する側帯波の一部が含まれない。
【0039】
したがって、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した受信波については、側帯波の周波数スペクトラムの分布が一般に一様でないことが積極的に適用されることによって、CDMA方式と他の多元接続方式との峻別の確度が高められる。
請求項4に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項2または請求項3に記載の複数モード通信装置において、複数のフィルタ21−1〜21−nの全てまたは一部は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で単一のゾーンあるいはセクタに割り付けられ得る無線周波数と、反対に割り付けられ得ない無線周波数とが異なる数で含まれる通過域を有する。
【0040】
すなわち、複数のフィルタ21−1〜21−nの内、このような通過域を有するフィルタによって得られ、かつCDMA方式以外の多元接続方式に適応する受信波の周波数成分については、側帯波の成分の割合が定まらないので、その側帯波の周波数スペクトラムの分布が一般に一様でないことが積極的に適用され、かつCDMA方式と他の多元接続方式との峻別の確度が高められる。
【0041】
請求項5に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項2または請求項3に記載の複数モード通信装置において、複数のフィルタ21−1〜21−nの全てまたは一部は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る何れかの無線周波数を含まず、かつその無線周波数の側波帯を含む通過域を有する。
【0042】
すなわち、複数のフィルタ21−1〜21−nの内、このような通過域を有するフィルタによって得られ、かつCDMA方式以外の多元接続方式に適応する受信波の周波数成分には、周波数スペクトラムの分布が一様ではない側帯波の成分が含まれるので、占有帯域内の周波数スペクトラムの分布が一般に一様であるCDMA方式と他の多元接続方式との峻別の確度が高められる。
【0043】
請求項6に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項2ないし請求項5の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、複数のフィルタ21−1〜21−nの全ての通過域の集合は、CDMA方式を含む複数の多元接続方式に共用される帯域に等しい。
すなわち、CDMA方式に適応した受信波の周波数スペクトラムについては、その受信波の占有帯域の全域に亘って一様であるか否かが判別されるので、同様の判別が受信波の占有帯域の一部について行われる場合に比べて、その判別の確度が高められる。
【0044】
請求項7に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、周波数数成分取得手段13を構成する単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nは、通過域と通過域帯域幅との双方あるいは何れか一方の可変が可能であり、無線伝送路を介して与えられた受信波に濾波処理を施してこの受信波の周波数成分を求める。
したがって、無線伝送路を介して与えられる受信波にこれらのフィルタ31−1〜31−Nが濾波処理を施すことによって求めるこの受信波の周波数成分のレベルは、その受信波がCDMA方式に適応する場合には、フィルタ31−1〜31−Nの個々の通過帯域幅にほぼ比例した値となる。
【0045】
制御手段11は、フィルタ31−1〜31−Nの通過域をCDMA方式に適応した受信波の占有帯域内に保ち、かつこれらのフィルタ31−1〜31−Nの通過域と通過帯域幅との双方あるいは何れか一方を可変する。
【0046】
さらに、制御手段11は、このようにしてフィルタ31−1〜31−Nによって求められた周波数成分の密度の偏差が予め決められた上限値未満である場合には、上述した受信波に適応した多元接続方式をCDMA方式と特定する。
すなわち、受信波の周波数スペクトラムの分布については、複数の多元接続方式の何れにも適応した通過域と通過帯域幅とが設定され得るフィルタ31−1〜31−Nを介して平坦である程度が吟味されるので、これらのフィルタ31−1〜31−nの数が大きく、かつ個々の通過域がCDMA方式に適応した受信波の占有帯域内に一様に分布するほど、受信波に適応した多元接続方式がCDMA方式であるか否かの判別が確度高く行われる。
【0047】
請求項8に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項7に記載の複数モード通信装置において、制御手段11は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る無線周波数の最小の間隔と整数ではない数との積に等しい値に、単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nの全てあるいは一部の通過帯域幅を維持する。
【0048】
すなわち、複数のフィルタ31−1〜31−Nの内、このような通過帯域幅を有するフィルタによって得られ、かつCDMA方式以外の多元接続方式に適応する受信波の周波数成分には、何れかの搬送波信号の成分が含まれることなくその搬送波信号に付帯する側帯波の成分が含まれ、あるいは搬送波信号の成分が含まれてもその搬送波信号に付帯する側帯波の一部が含まれない。
【0049】
したがって、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した受信波については、側帯波の周波数スペクトラムの分布が一般に一様でないことが積極的に適用されることによって、CDMA方式と他の多元接続方式との峻別の確度が高められる。
請求項9に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項7または請求項8に記載の複数モード通信装置において、制御手段11は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で単一のゾーンあるいはセクタに割り付けられ得る無線周波数と、反対に割り付けられ得ない無線周波数とが異なる数で含まれる通過域に、単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nの全てあるいは一部の通過域を維持する。
【0050】
すなわち、複数のフィルタ31−1〜31−nの内、このような通過域を有するフィルタによって得られ、かつCDMA方式以外の多元接続方式に適応する受信波の周波数成分については、側帯波の成分の割合が定まらないので、その側帯波の周波数スペクトラムの分布が一般に一様でないことが積極的に適用され、かつCDMA方式と他の多元接続方式との峻別の確度が高められる。
【0051】
請求項10に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項7または請求項8に記載の複数モード通信装置において、制御手段11は、複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る何れかの無線周波数を含まず、かつその無線周波数の側波帯を含む通過域に、単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nの全てあるいは一部の通過域を維持する。
【0052】
すなわち、複数のフィルタ31−1〜31−nの内、このような通過域を有するフィルタによって得られ、かつCDMA方式以外の多元接続方式に適応する受信波の周波数成分には、周波数スペクトラムの分布が一様ではない側帯波の成分が含まれるので、占有帯域内の周波数スペクトラムの分布が一般に一様であるCDMA方式と他の多元接続方式との峻別の確度が高められる。
【0053】
請求項11に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項7ないし請求項10の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、制御手段11は、CDMA方式を含む複数の多元接続方式に共用される帯域が単一または複数のフィルタ31−1〜31−Nの通過域の集合で被われる条件の下で、これらのフィルタ31−1〜31−Nの全てあるいは一部の通過域と通過帯域幅との双方または何れか一方を可変する。
【0054】
すなわち、CDMA方式に適応した受信波の周波数スペクトラムについては、その受信波の占有帯域の全域に亘って一様であるか否かが判別されるので、同様の判別が受信波の占有帯域の一部について行われる場合に比べて、その判別の確度が高められる。
請求項12に記載の発明にかかわる複数モード通信装置では、請求項2ないし請求項11の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、フィルタ21−1〜21−n、31−1〜31−Nの全てあるいは一部は、CDMA方式に適応した同期捕捉に供されるべき既存のフィルタである。
【0055】
すなわち、請求項2ないし請求項11に記載の発明が適用されるために新規に付加されるべきハードウエアの規模が小さく抑えられるので、コスト、消費電力、機械的寸法、形状、熱設計等にかかわる制約の緩和がはかられる。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0057】
図4は、請求項1〜6、12に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。
図において、図14に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
本実施形態と図14に示す従来例との構成の相違点は、中間周波増幅部75に代えて中間周波増幅部75aが備えられ、かつプロセッサ83に代えてプロセッサ83aが備えられた点にある。
【0058】
また、中間周波増幅部75aと中間周波増幅部75との構成の相違点は、スイッチ86−2の出力とプロセッサ83aの対応する入力ポートとの間にレベル検出部41が配置された点にある。
なお、本実施形態と図1および図2に示すブロック図との対応関係については、アンテナ71、空中線共用器72、高周波増幅部73、周波数変換部74、中間周波増幅部75a、直交復調器76、DSP77、シンセサイザ84、85−Rおよびプロセッサ83aは受信手段11に対応し、プロセッサ83aは制御手段12に対応し、レベル検出部41は周波数成分取得手段13およびフィルタ21−1〜21−nに対応する。
【0059】
図5は、請求項1〜6、12に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する図である。
以下、図4および図5を参照して請求項1〜6に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
プロセッサ83aは、サービスエリアの圏外から何らかの無線ゾーンの圏内に自局が進入しつつある場合、あるいは始動時には、
(a) CDMA方式に適応した無線ゾーンにおけるチャネル設定を行うべき旨の指
示をDSP77に与え、
(b) CDMA方式に適応したチャネル設定に適用されるべき無線周波数の生成を
シンセサイザ84、85−R、85−Tに指示する
処理(従来例と同様にして行われる。)に先行して、以下の処理を行う。
【0060】
プロセッサ83aは、予め決められた期間Tに亘って一定の周期(=t/2)で論理値が反転する2値の制御信号をスイッチ86−1、86−2に与える。
また、アンテナ71に到来した受信波に応じて周波数変換部74が従来例と同様にして出力する中間周波信号は、これらのスイッチ86−1、86−2の接点が上述した制御信号の論理値に応じて切り替えられることによって、帯域通過フィルタ87−Fと帯域通過フィルタ87−Cとを交互に介してレベル検出部41に与えられる。
【0061】
レベル検出部41は、図5(a) に示すように、このようにして与えられる中間周波信号のレベルを計測する。プロセッサ83aは、これらのレベルを上述した制御信号がとる2つの論理値L、Hと時系列iとに対応した値P(i)、P(i)の列として蓄積する。
【0062】
さらに、プロセッサ83aは、このようにして蓄積された値P(i)、P(i)の平均値PLA、PHAを個別に算出し、かつ既知の値として予め与えられた帯域通過フィルタ87−F、87−Cの帯域幅W(例えば、30kHz)、W(例えば、2MHz)と、所望の偏差δとに対して、
LA/PHA=W/W±δ
の式が成立するか否かを判別する。
【0063】
ところで、CDMA方式に適応した受信波の周波数スペクトラムについては、一般に、図5(b) に示すように、周波数軸に沿ってほぼ一様であると見なし得る。 したがって、上述した値P(i)、P(i)の比は、帯域通過フィルタ87−F、87−Cの帯域幅W、Wの比にほぼ同じ値となる。
しかし、FDMA方式に適応した受信波の周波数スペクトラムについては、図(c) に示すように、無線チャネルが周波数軸上に離散的に配置され、かつ搬送波周波数の両側波帯に不均一に側帯波の成分が付随して分布すると共に、通話のみに供される無線チャネルに対する送信はその無線チャネルが何らかの完了呼に割り付けられていなければ定常的には行われない。
【0064】
したがって、上記の式は、帯域通過フィルタ87−Cの帯域幅が周波数配置に適応した無線周波数の間隔以上に設定された場合には、成立しない。
さらに、プロセッサ83aは、上述した判別の結果が真である場合には、該当する無線ゾーンには高い確度でCDMA方式が適用されているので、既述の処理(a)、(b)を速やかに開始するが、反対にその判別の結果が偽である場合には、該当する無線ゾーンにCDMA方式が適用されている確立は著しく低いので、従来例と同様にして、DSP77に対してCDMA方式以外の方式に適応したチャネル設定の処理を開始すべき旨の指示を与え、かつスイッチ86−1、86−2には、「周波数変換部74によって与えられる中間周波信号の増幅が帯域通過フィルタ87−Fを介して行われるべき」旨の指示を与える。
【0065】
このように本実施形態によれば、従来例にレベル検出部41が付加され、かつプロセッサ83aが行うべき処理の手順が上述したように軽微に変更されることによって、所望の無線ゾーンにCDMA方式が適用されているか否かの判別が確度高く高速に行われる。
したがって、このような判別が同期捕捉の試行過程として行われていた従来例に比べて、コストが顕著に増加することなく始動時や出圏後における待ち受け状態への移行が効率的に行われる。
【0066】
ところで、本実施形態では、FDMA方式やTDMA方式の周波数配置に適応した隣接する全ての無線チャネルが何らかの呼に割り付けられ、かつこれらの無線チャネルに対する送信が定常的に行われている場合には、既述の判定は必ずしも正確には行われない。
しかし、FDMA方式やTDMA方式が適用された移動通信システムでは、一般に、送信中の端末が無線基地局の至近点に位置する状態で発生し得る相互変調に起因した混信等の回避をはかるために、周波数軸上で隣接する無線ゾーンは同一の無線ゾーンやセクタには割り付けられず、かつ互いに地理的に隔たった位置に形成される無線ゾーンやセクタに割り付けられる。
【0067】
したがって、本実施形態では、帯域通過フィルタ87−Cの帯域幅が上述したチャネル間隔により広いほど、既述の判定の結果は確度高く得られる。
なお、本実施形態では、レベル検出部41がプロセッサ83aの主導の下で共用されることによって受信波の周波数スペクトラムの分布が一様であるか否かの判別が行われているが、例えば、図6に示すように、スイッチ86−1に代えて分波器50が備えられ、かつ帯域通過フィルタ87−F、87−Cがその分波器50によって形成される3つの分岐路の内、2つの分岐路に個別に直結されると共に、スイッチ86−2が備えられず、さらに、これらの帯域通過フィルタ87−F、87−Cの後段に個別に直結されたレベル検出部51−F、51−Cが既述のレベル検出部41に代えて備えられる構成の下においても、プロセッサ83aは、これらのレベル検出部51−F、51−Cによって並行して計測されたレベルの比を同様にして求めることができる。
【0068】
また、本実施形態では、既存の帯域通過フィルタ87−F、87−Cが積極的に活用されているが、ハードウエアの規模の増加や消費電力の増加が許容され、かつ実装密度や熱設計にかかわる余裕度が確保される場合には、これらの帯域通過フィルタ87−F、87−Cに代わるフィルタが別途付加されてもよい。
さらに、本実施形態では、既述の制御信号の論理値L、Hに個別に対応して時系列iの順に計測されたレベルの値P(i)、P(i)の平均値PLA、PHAが算出された後に、両者の比と帯域通過フィルタ87−F、87−Cの帯域幅W、Wの比との相関関係が吟味されているが、例えば、時系列のiの順に値P(i)、P(i)の比が算出され、このようにして算出された比の平均値と帯域通過フィルタ87−F、87−Cの帯域幅W、Wの比との相関関係が吟味されてもよい。
【0069】
図7は、請求項7〜12に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。
図において、本実施形態と図4に示す実施形態との構成の相違点は、中間周波増幅部75aに代えて中間周波増幅部75bが備えられ、かつプロセッサ83aに代えてプロセッサ83bが備えられた点にある。
また、中間周波増幅部75bと図4に示す中間周波増幅部75aとの構成の相違点は、帯域通過フィルタ87−F、87−Cに代えて単一の可変帯域通過フィルタ(BPFV)61が備えられ、スイッチ86−1、86−2が備えられず、これらのスイッチ86−1、86−2を介することなく可変帯域通過フィルタ61が配置されると共に、この可変帯域通過フィルタ61の制御入力にプロセッサ83bの第四の出力ポートが接続された点にある。
【0070】
なお、本実施形態と図1および図3に示すブロック図との対応関係については、可変帯域通過フィルタ61がフィルタ31−1〜31−Nに対応する点を除いて、図4に示す実施形態における対応関係と同じであるから、ここではその説明を省略する。
【0071】
図8は、請求項7〜12に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する図(1) である。
以下、図7および図8を参照して請求項7〜12に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
プロセッサ83bは、可変帯域通過フィルタ61の帯域幅をCDMA方式とFDMA方式(TDMA方式)とに適応した帯域幅に適宜設定する。
【0072】
しかし、サービスエリアの圏外から何らかの無線ゾーンの圏内に自局が進入しつつある場合、あるいは始動時には、プロセッサ83bは、既述の(a)、(b)に示す処理に先行して、以下の処理を行う。
プロセッサ83bは、図8(a)に示すように、可変帯域通過フィルタ61の帯域幅を予め決められた値Bに設定して維持し、その可変帯域通過フィルタ61の通過域をCDMA方式に適応した受信波のスペクトラムが分布すべき帯域の全域あるいは一部に亘って掃引する。
【0073】
また、レベル検出部41はこのようにして通過域が掃引されている可変帯域通過フィルタ61を介して得られる受信波の成分のレベルを求め、そのレベルが図8(b)に示すように、所望の偏差の範囲内で一定であるか否かを判別する 。
したがって、プロセッサ83bは、上述した判別の結果が真である場合には、該当する無線ゾーンに高い確度でCDMA方式が適用されていると見なし得るので、可変帯域通過フィルタ61の帯域幅および通過域をそのCDMA方式に適応した値に設定した後に、上述した処理(a)、(b)を開始する。
【0074】
しかし、反対にその判別の結果が偽である場合には、該当する無線ゾーンにCDMA方式が適用されている可能性は著しく低いので、プロセッサ83bは、可変帯域通過フィルタ61の帯域幅および通過域をFDMA(あるいはTDMA方式)に適応した値に設定し、かつ従来例と同様にして、DSP77に対してそのFDMA方式(あるいはTDMA方式)に適応したチャネル設定の処理を開始すべき旨の指示を与える。
【0075】
このように本実施形態によれば、従来例に搭載されていたスイッチ86−1、86−2および帯域通過フィルタ87−F、87−Cに代えて可変帯域通過フィルタ61が備えられ、プロセッサ83bがその可変帯域通過フィルタ61の帯域幅および通過域を適宜可変することによって、図4に示す実施形態と同様にして、所望の無線ゾーンにCDMA方式が適用されているか否かの判別が確度高く高速に行われると共に、従来例に比べて始動時や出圏後における待ち受け状態への移行が効率的に行われる。
【0076】
なお、本実施形態では、上述した判定の対象であるレベルが取得される過程において可変帯域通過フィルタ61の通過域のみが可変されているが、例えば、図9(a) に示すように、CDMA方式に適応した受信波の占有帯域の全域あるいは一部に亘ってその可変帯域通過フィルタ61の帯域幅Bが可変され、かつ図9(b)、(c)に示すように、レベル検出部41によって得られたレベルがその帯域幅に所望の偏差の範囲内で比例した値であるか否かの判定が行われてもよい。
【0077】
また、プロセッサ83bが可変帯域通過フィルタ61の帯域幅Bを確度高く把握することができる場合には、そのプロセッサ83bの主導の下でこの可変帯域通過フィルタ61の帯域幅Bおよび通過域が共に可変され、かつレベル検出部41によって得られたレベルとその帯域幅Bとの比が所望の偏差の範囲内で一定であるか否かの判定が行われてもよい。
【0078】
さらに、本実施形態では、既述の判定がCDMA方式とその他の多元接続方式との周波数配置にかかわる既知の情報に基づいて行われているが、これらの多元接続方式が適用される無線周波数の内、「送信が行われていない無線周波数」、あるいは「所望のゾーンに適用されていない無線周波数」が一定ではなく、かつ報知情報等として確実に与えられる場合には、その無線周波数を含む帯域に可変帯域通過フィルタ61の通過域が設定され、あるいは維持されることによって、同様の判定の確度が高められてもよい。
【0079】
また、上述した各実施形態では、帯域通過フィルタ87−F、87−Cおよび可変帯域通過フィルタ61の帯域幅Wの値が具体的に示されていないが、例えば、FDMA方式(TDMA方式)の周波数配置の下で隣接する無線周波数の間隔Δが既知の一定の値として与えられる場合には、その帯域幅Wの値は、図10に示すように、この隣接する無線周波数の間隔Δの整数倍に等しくない値に設定され、あるいは維持されることによって、FDMA方式(TDMA方式)における側帯波の成分が周波数領域で不均一に分布することが積極的に利用されるので、既述の判定の確度が高められ得る。
【0080】
さらに、帯域通過フィルタ87−F、87−Cおよび可変帯域通過フィルタ61の帯域幅については、FDMA方式(TDMA方式)の周波数配置の下で隣接する無線周波数がインタリーブ方式に基づいて所望の無線ゾーンに割り付けられない場合には、例えば、図11に実線と点線とで示すように、通過域に含まれる無線周波数の内、割り付けられている無線周波数の数と、反対に割り付けられていない無線周波数との数が異なる値に設定され、あるいは維持されることによって、無線ゾーンやセクタ毎に割り付けられる無線周波数が周波数軸上で離散的に分布することが積極的に利用されるので、既述の判定の確度が高められ得る。
【0081】
また、帯域通過フィルタ87−F、87−Cおよび可変帯域通過フィルタ61の通過域については、FDMA方式(TDMA方式)の周波数配置の下で上述したインタリーブ方式が適用されている場合には、例えば、図12に示すように、隣接する2つの無線周波数の内、低い無線周波数の上側帯波および高い無線周波数の下側帯波のみが分布する帯域に設定され、あるいは維持されることによって、無線ゾーンやセクタ毎に割り付けられる無線周波数が周波数軸上で離散的に分布することが積極的に利用されるので、既述の判定の確度が高められ得る。
【0082】
さらに、上述した各実施形態では、帯域通過フィルタ87−F、87−Cおよび可変帯域通過フィルタ61の通過域がCDMA方式に適応した受信波の周波数スペクトラムが分布し得る帯域に設定されているが、例えば、図13に示すように、その受信波とFDMA方式(あるいはTDMA方式)の受信波とが共に分布し得る帯域の全域に設定され、あるいは維持されることによって、既述の判定の確度が高められてもよい。
【0083】
また、上述した各実施形態では、ダイレクトシーケンス方式に基づいて生成された受信波のみが「CDMA方式に適応した受信波」として与えられているが、周波数スペクトラムの分布が既知であるならば、本願発明は、周波数ホッピング方式、タイムホッピング方式、これらの組み合わせからなる如何なるハイブリッド方式に適応した受信波についても同様に適用可能である。
【0084】
さらに、上述した各実施形態では、移動通信システムの端末装置に本願発明が適用されているが、CDMA方式とその他の多元接続方式(FDMA方式やTDMA方式だけではなく、空間分割多元接続方式が含まれてもよい。)の全てあるいは一部との組み合わせに適応した通信制御が自動的に行われることが要求されるならば、本願発明は、例えば、通信衛星やその通信衛星を介して回線を形成する地球局に搭載されるべき通信装置にも同様にして適用可能である。
【0085】
また、上述した各実施形態では、共通の無線周波帯域にCDMA方式とその他の多元接続方式とに適応した無線ゾーンの何れか一方が形成され得ることが前提となっているが、これらの無線ゾーンが異なる帯域に形成される場合にも、本願発明は適用可能である。
さらに、上述した各実施形態では、フィルタ87−F、87−Cや可変帯域通過フィルタ61がそれぞれ1つずつ備えられているが、既述の判定にかかわる精度や速度が高められるならば、ハードウエアやソフトウエアの規模、消費電力その他の増加が許容される限り、これらのフィルタの数は複数であってもよい。
【0086】
【発明の効果】
上述したように請求項1に記載の発明では、従来例に比べて、受信波に適応した多元接続方式が効率的に特定される。
また、請求項2、7に記載の発明では、搭載されたフィルタの数が大きく、これらのフィルタの通過域がCDMA方式に適応した受信波の占有帯域内に一様に分布するほど、受信波に適応した多元接続方式がCDMA方式であるか否かの判別が確度高く行われる。
【0087】
さらに、請求項3〜6、8〜11に記載の発明では、CDMA方式と他の多元接続方式との峻別の確度が高められる。
また、請求項12に記載の発明では、コスト、消費電力、機械的寸法、形状、熱設計等にかかわる制約の緩和がはかられる。
したがって、これらの発明が適用された通信システムでは、始動時の立ち上がりや端末の移動に応じて複数の多元接続方式に柔軟に適応しつつ高速に通信路が形成されると共に、サービス品質が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項2〜6、12に記載の発明の原理ブロック図である。
【図3】請求項7〜12に記載の発明の原理ブロック図である。
【図4】請求項1〜6、12に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。
【図5】請求項1〜6、12に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する図である。
【図6】請求項1〜6、12に記載の発明に対応した実施形態の他の構成を示す図である。
【図7】請求項7〜12に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。
【図8】請求項7〜12に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する図(1) である。
【図9】請求項7〜12に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する図(2) である。
【図10】請求項3、8に記載の発明に適応した帯域幅を示す図である。
【図11】請求項4、9に記載の発明に適応した通過域を示す図である。
【図12】請求項5、10に記載の発明に適応した通過域を示す図である。
【図13】請求項6、11に記載の発明に適応した通過域を示す図である。
【図14】従来のデュアルモード端末の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11 受信手段
12 制御手段
13 周波数成分取得手段
21,31 フィルタ
41,51 レベル検出部
50 分波器
61 可変帯域通過フィルタ(BPFV)
71 アンテナ
72 空中線共用器
73 高周波増幅部
74,80 周波数変換部
75,75a,75b,79 中間周波増幅部
76 直交復調器
77 ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)
78 直交変調器
81 帯域増幅部
82 電力増幅部
83,83a,83b プロセッサ
84,85 シンセサイザ
86 スイッチ(SW)
87 帯域通過フィルタ(BPF)

Claims (12)

  1. 無線伝送路を介して与えられる受信波を取り込み、適応制御の下でその受信波の受信処理を行う受信手段と、
    前記受信手段と連係して前記適応制御を行うことによって、CDMA方式を含む複数の多元接続方式の内、前記無線伝送路を介して与えられる受信波に適応した多元接続方式を特定する制御手段と、
    前記無線伝送路を介して与えられる受信波について、その受信波に付帯し得る占有帯域の全てあるいは一部の周波数成分を求める周波数成分取得手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記周波数成分取得手段によって求められた周波数成分の分布がなだらかであるときに、前記無線伝送路を介して与えられる受信波に適応した多元接続方式を前記CDMA方式であると特定する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  2. 請求項1に記載の複数モード通信装置において、
    周波数成分取得手段は、
    CDMA方式に適応した受信波の占有帯域内に通過域が設定され、かつその通過域と通過帯域幅との双方あるいは何れか一方が異なると共に、無線伝送路を介して与えられる受信波に並行して濾波処理を施してこの受信波の周波数成分を求める複数のフィルタで構成され、
    制御手段は、
    前記複数のフィルタによって個別に求められた周波数成分のレベルと、これらのフィルタの個々の通過域帯域幅との比の偏差に基づいて、前記無線伝送路を介して与えられる受信波が前記CDMA方式に適応するか否かを判別する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  3. 請求項2に記載の複数モード通信装置において、
    複数のフィルタの全てまたは一部は、
    複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る無線周波数の最小の間隔と整数ではない数との積に等しい通過帯域幅を有する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の複数モード通信装置において、
    複数のフィルタの全てまたは一部は、
    複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で単一のゾーンあるいはセクタに割り付けられ得る無線周波数と、反対に割り付けられ得ない無線周波数とが異なる数で含まれる通過域を有する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の複数モード通信装置において、
    複数のフィルタの全てまたは一部は、
    複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る何れかの無線周波数を含まず、かつその無線周波数の側波帯を含む通過域を有する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  6. 請求項2ないし請求項5の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、
    複数のフィルタの全ての通過域の集合は、CDMA方式を含む複数の多元接続方式に共用される帯域に等しい
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  7. 請求項1に記載の複数モード通信装置において、
    周波数数成分取得手段は、
    通過域と通過域帯域幅との双方あるいは何れか一方の可変が可能であり、無線伝送路を介して与えられた受信波に濾波処理を施してこの受信波の周波数成分を求める単一または複数のフィルタで構成され、
    制御手段は、
    前記単一または複数のフィルタについて、通過域をCDMA方式に適応した受信波に付帯すべき占有帯域内に保ちつつこれらの通過域と通過帯域幅との双方あるいは何れか一方を可変し、これらのフィルタによって求められた周波数成分の密度の偏差に基づいて、前記無線伝送路を介して与えられた受信波がCDMA方式に適応するか否かを判別する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  8. 請求項7に記載の複数モード通信装置において、
    制御手段は、
    複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る無線周波数の最小の間隔と整数ではない数との積に等しい値に、単一または複数のフィルタの全てあるいは一部の通過帯域幅を維持する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の複数モード通信装置において、
    制御手段は、
    複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で単一のゾーンあるいはセクタに割り付けられ得る無線周波数と、反対に割り付けられ得ない無線周波数とが異なる数で含まれる通過域に、単一または複数のフィルタの全てあるいは一部の通過域を維持する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  10. 請求項7または請求項8に記載の複数モード通信装置において、
    制御手段は、
    複数の多元接続方式の内、CDMA方式以外の多元接続方式に適応した周波数配置の下で割り付けられ得る何れかの無線周波数を含まず、かつその無線周波数の側波帯を含む通過域に、単一または複数のフィルタの全てあるいは一部の通過域を維持する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  11. 請求項7ないし請求項10の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、
    制御手段は、
    CDMA方式を含む複数の多元接続方式に共用される帯域が単一または複数のフィルタの通過域の集合で被われる条件の下で、これらのフィルタの全てあるいは一部の通過域と通過帯域幅との双方または何れか一方を可変する
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
  12. 請求項2ないし請求項11の何れか1項に記載の複数モード通信装置において、
    フィルタの全てあるいは一部は、
    CDMA方式に適応した同期捕捉に供されるべき既存のフィルタである
    ことを特徴とする複数モード通信装置。
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