JP3628142B2 - 芝生保護用ブランケット構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
開示技術は、サッカー競技場やゴルフ練習場等のグラウンドに植設してある天然芝生を経時的に保護するシート状のブランケット構造の技術分野に属する。
【従来の技術】
周知の如く、科学技術の高度の発達に支持された各種産業の隆盛により近時市民生活の向上は著しいものがあり、したがって、市民生活においては健康志向や運動の利用等がブーム的に広がりサッカーやゴルフが広く人気を集めている。
特に、サッカー競技においてはJリーグ等に見られる如く、市民的行事の趣きさえ見られており、該サッカーブームはプロリーグから小,中学校の児童,学生間にも過熱的なブーム状態になっている。
又、中高年層においてはゴルフ熱が盛んであり、休日や夜間におけるゴルフ練習場等が企業としても充分に成り立っているような勢いにある。
しかしながら、該種サッカー競技場やゴルフ練習場にあってはそのゴルフ場に一般には天然芝生(当該競技場や練習場にあっては経済的な都合から人工芝生の態様もある)が植生されているのが一般的であり、当該態様にも当該サッカー競技場やゴルフ練習場はかなり広大な面積を有し、常時競技や練習が行われるとは限らない休場期間には中古自動車販売の展示等の各種イベントに用いられる場合もある。
したがって、当該競技場や練習場のグラウンドに植設されている天然芝生は激しい練習やたび重なる高圧荷重により痛め付けられる過酷な条件下にあって経時的に当該天然芝生のすれきれ等が反復して印加される押圧荷重によるグラウンド土壌の固結により損傷を受け易く、正規のサッカー競技やゴルフ練習の際に、当該天然芝生が痛んだ状態のダメージを受けて使用に耐えられないような不測の状態が現出されている。
特に、サッカー競技場にあっては使用するクラブチームやプレイヤー等のくせや条件により当該天然芝生の弾力性に深くかかわる植生長さがオーバーであると、競技や練習に支障をきたしかねないという不都合さがある。
ところで、サッカー競技場やゴルフ練習場は我が国の国土の狭隘な地勢条件にあって、特に、都市部においては充分なエリアが供給されない結果、均一のサッカー競技場やゴルフ練習場が過使用によるダメージを受ける頻度が高く、更に、上述の如く他のイベント会場等に使用される場合も多く、本来の競技場や練習場としてのコンデションが良好でなくなってくるのが現状である。
これに対処するに、サッカー競技場やゴルフ練習場のグラウンドに植生した天然芝生を保護するために、当該天然芝生の少くとも使用頻度の高いエリア部分をカバーする保護材が必要となってきており、例えば、図8に示す様なゴム製等の弾性体を有するくもの巣状、又は、ブラシ状のブロック1に所定ピッチ規則的、或いは、ランダムに穿設した空気抜き孔を有する各ユニットを適宜のチャック等を介して相互連結して所定エリアに形成し、天然芝生3上にセットして保護材4とするような態様が案出されて一部実用化されてはいる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、該種在来態様の保護材にあっては各ユニットブロックが直接的に天然芝生3上にセットされ、そのため、練習等の押圧荷重が直接的に天然芝生3に印加され、該天然芝生3のすりきれやグラウンドの床土が固結する状態が頻繁に繰り返される結果、上記ダメージを完全には防げないきらいがある欠点があった。
特に、前述した如く、当該天然芝生3はその植生長さが公式競技やこれに準ずる練習等の際の弾性がクラブチームやプレイヤーによりほぼ決められているのに対し、当該保護材5が直接的に天然芝生3に長時間圧力を印加することにより、生ずるダメージによって良好なコンディションが保ち難いという難点があった。又、相当広大な面積エリアの競技場や練習場の天然芝生3の上に相互にジョイントを介してユニットごとに連結して敷設せねばならぬことから、そのセットやリセットが取り扱い上、極めて煩瑣であるというネックがあり、又、天然芝生に代えて人工芝生上において過酷な練習が望まれる場合にはこれに即応的に対応出来ないという不都合さがあった。
更に、上記保護材5のセットやリセットの煩瑣性から長時間該保護材5を天然芝生3上にセットしておく時間的な長さから陽射の強い状態のもとでは熱のむれや、又、逆に日照不足等に対応出来ず、天然芝生3が本番の公式競技等に際してはダメージを受けた状態で使用に耐えられないという不具合があった。
これに対処するに、出願人の先願である特開平7−331640号公報発明に示されている様な天然芝生に載置セットするシートマットがあるが、上述図8に示す様な保護材の全てもの問題点をクリアー出来ない不具合があった。
【発明の目的】
この出願の発明の目的は上述従来技術に基づくサッカー競技場やゴルフ練習場のグラウンドの床土上に植設した天然芝生をその過酷な練習やイベント等によって受けるダメージに対して保護機能を有する保護材の問題点を解決すべき技術的課題とし、当該天然芝生上にセットして長時間の練習を受けてもダメージを受けず、しかも、非使用時には他のイベント等にも用いられ、そのうえ、取り扱いが簡単で設置撤去に時間とコストがさほどかからず、スペース的にもかなり広いものに対処もし得るようにし、耐久性に優れ、コスト的にも経済的に見合うものであり、日射によるむれや日照不足等による天然芝生の受けるダメージを少くすることが出来るようにして市民生活向上産業における天然芝生保護技術利用分野に益する優れた芝生保護用シート状ブランケット構造を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述課題を解決するために、サッカー競技場やゴルフ練習場のグラウンドの表面に敷設したおが屑,ゼオライト,砂層等の床土に所定長さ植生して天然芝生を保護するべくユニット長さのシート状のブランケットをロール状にて適宜に展延し、シート状のナイロン製等の褶曲性を有さない適宜の強度と剛性を有する不織布等のシートに所定ピッチ、乃至、ランダムに小径の空気抜き孔を穿設してその下面にプラスチック細線等のくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体を熱溶着や熱融着により、一体的に固設し、該シート状のブランケットを天然芝生上に敷設セットするに際し、該弾性体がグラウンドに植設されている芝生の間に介装されて該天然芝生の弾性を損わないように協働し、クッション機能を発揮するようにし、当該ブランケット上において過酷な練習がされても、又、イベントが成されても表面から印加される荷重は分散されて天然芝生のすりきれやグラウンドの床土の固結によるダメージが生じないようにし、各ユニットブランケット相互はマジックテープやファスナーにより全面積領域に亘ってカバー状の敷設が可能であり、上記シートに複数穿設したた空気抜き孔を介し敷設によるむれや日照不足がないようにし、又、水はけも良好で、当該不織布等のシートの上面にはローレット(梨地状,ザラメ状)等が全面に形成されて競技や練習がし易く、又、マジックテープ等を介し、人工芝生も上設されて過酷な練習が行われても下部の天然芝生自体にはダメージが与えられるようなことがなく、又、不織布にはグリーン等の色をつけることにより、見た目にも芝生を有するように呈することが出来、既設撤去が極めて容易であるようにし、競技や練習以外の他のイベントにも使用が可能であり、又、敷設したブランケットの縁のエッジ部分にはアンカーピン等で抜け止めをし、風等による当該ブランケットの剥離や吹き飛ばされるのを防止出来るようにし、当該アンカーピンの部分にはプレイヤーの怪我等を保護するカバーが敷設されて競技や練習の安全性が保持されるようにした技術的手段を講じたものである。
【作用】
上述ブランケットをサッカー競技場やゴルフ練習場の全面積に敷設し、反復する練習やイベントによる印加荷重を分散して天然芝生のすりきれやグラウンドの床土の固結によるダメージを防止し、又、熱によるむれや日照不足を防止し、水はけを良好にし、天然芝生の植生状態を良好に維持し、公式競技等に際しての良好なコンディションを維持出来るようにし、取り扱いが容易で、且つ、コスト的にも安く出来るようにしたものである。
又、当該ブランケットの工場等でも量産も出来、サッカー等の各競技場やゴルフ練習場の条件にも適合することが出来るようにしたものである。
【発明の実施の形態】
次に、この出願の発明の実施しようとする形態を実施例の態様として図面に基づいて説明すれば以下の通りである。
尚、図8と同一態様部分は同一符号を用いて説明するものとする。
図示実施例は都市部等に設けられているサッカー競技場に適用した態様であり、サッカー競技や練習以外の場合には、ゴルフの練習や中古自動車販売等のイベント会場にも使用出来るものであり、5´はこの出願の発明の要旨の中心を成す天然芝生保護用シート状ブランケットであり、グラウンド6の上面に散布状態に敷設したおが屑,ゼオライト,砂層等の床土7に圃行状態の毛根8を介して所定丈の長さに植生された天然芝生3の上に敷設セットされるものであり、当該シート状のブランケット5´のナイロン製等の不織布10には所定ピッチ、或いは、ランダムに直径が1mm程度の小径の空気抜き孔9,9を穿設された該ナイロン製等の不織布10は褶曲性があまりなく、所定の強度と剛性を有している不織布10と該不織布10の下面に直径が0.5mm等のプラスチック細線によるくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体11が熱融着等により一体的に添設されているものからなるものであり、例えば、1ユニットが、幅1,2m、長さが20〜30mのストリップ状のシート状に量産的に作成され、図7に示す様に、ロール状に巻き取られて当該サッカー競技場の天然芝生3の上に繰り出して自動的に敷設セットされるものであり、当該天然芝生3と弾性体11は相互にさし込まれるようにされて弾性機能を協働し、不織布10上から印加される頻繁な荷重を分散し、天然芝生のすりきれやグラウンド6の床土の固結がされず、又、空気抜き孔9,9…により熱のむれや日照不足を解消し、排水性も良く、又、水分の蒸発も良く、天然芝生3の植生状態に何らダメージを与えることがないようにされている。
そして、当該ストリップ状のブランケット5´の両縁部には予め該ブランケット5´に一体的に添設したマジックテープ、或いは、ファスナー12により相互に連結状態に維持出来、当該サッカー競技場全体に亘ってカバー状にセットすることが出来るようにされているものである。
又、当該ブランケット5´の全端縁部分においては、図4の(ホ)に示す様に、アンカーピンとしての釘13、又は、逆U状のアンカーピン13´を競技するプレーヤーに怪我がないように袋状のカバー帯14を介し列状に打ち込まれて暴風雨や低気圧による剥離や吹き飛ばされを防止するようにされている。
したがって、プレーヤーは安全に競技が出来るように保証されることになる。尚、該袋状のカバー帯14は不織布10と同材質のものであり、熱融着、熱溶着により一体化されているものである。
上述構成において、サッカー競技場やゴルフ練習場のグラウンド6の上面に敷設したおが屑,ゼオライト,砂層を介し植生した天然芝生3の上面に各ユニットのシート状ブランケット5´を弾性体11を間にして敷設セットすると、該弾性体11は天然芝生3の先端部と次第に入り交り式に交叉してさし込まれ、その最上面のシート状の不織布10を相隣っている相互をマジックテープ、或いは、ファスナー12,12により接着連結し、当該競技場や練習場の全領域をブランケットの保護材5´によりカバーする。
而して、該ブランケットの保護材5´の上面においてサッカーの練習等を過酷に行っても、速いスピードで疾駆するプレーヤーによって下方向への荷重が印加されても、該荷重がフィラメント状のくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体11により分散されて天然芝生3に伝達されるために、該天然芝生3の1本1本には該荷重は伝達されず、したがって、すりきれやグラウンド6の固結は防止され、頻繁に反復される押圧荷重が印加されても、天然芝生3にはダメージは発生せず、その間、降水があっても空気抜き孔9,9,9…により排気がなされ、又、該空気抜き孔9,9,9…を介し蒸散されてむれがないようにし、日照も適度に各空気抜き孔9を介して浸透されて天然芝生3の植生状態を自然に保持し、植生状態を阻害することはない。
又、各ユニットのブランケット5´は各々マジックテープやファスナー12により、相互に連結されているために、相互のずれ等も生ずることがない。
したがって、相互のずれによるダメージも生じることがない。
そして、その間のサッカーの練習等の合間のしかるべきタイミングを図って、中古自動車販売の展示等のイベントが行われて同様にブランケットの保護材5´に垂直荷重が印加されても、弾性体11と天然芝生3の入り交りの交叉状態により当該垂直荷重は分散されて天然芝生3には何らダメージが及ぶことはない。
そして、適宜のタイミングで当該天然芝生3に施肥を行う等の所定のメンテナンスを行うに際してはアンカーピン13、又は、13´を引き抜いて各ジョイントのマジックテープやファスナー12,12を外すことにより、ロール式に保護材5´をまとめて巻き取り、適宜に格納してリセットの敷設に備えるようにする。
この間、プレイヤーは該ブランケットの保護材5´の上面で所定のプレイの練習をするに際してはアンカーピン13,13´が袋状の帯状のカバー14によりカバーされているために、当該アンカーピン13,13´により怪我等を生ずる虞がなく、安全裡に練習を行うことが出来る。
又、図5に示す実施例は不織布10の表面にランダムにローレット(梨地状,ザラメ状)15,15,15…を空気抜き孔9とは離隔された部位に予め一体的に形成し、該不織布10の上面でプレイヤーの練習やイベント開催時の踏み付け車の移動に際しての摩擦を保証するようにした態様であり、当該実施例においては図6に示す様に、当該不織布10の上面に人工芝生16を一体的に形成したマット17を敷設する場合にマットや適宜の接着材等を介して敷設する場合の剥離防止の機能をも発揮するようにしたものである。
そして、当該図6に示す様に、ブランケット5´の不織布10の表面に人工芝生16を一体的に形成するようにしたことにより、練習に際してのプレーヤーの感触が天然芝生に対するのと疑似的に類似した感触が得られ、練習の効果も向上するものである。
尚、人工芝生16を一体的に形成しない不織布10が保護材5´の表面に露呈した状態において不織布のグリーン等の色付き状態にしたり、適宜の植生模様のペインティングを施したりするようにする等も可能である。
又、人工芝生16については不織布10の表面に保護材5´を天然芝生3の上面に敷設した後にマジックテープ等を介して別体に接着したり、或いは、予め該不織布10に一体的に形成したものを保護材して用いるようにすることも出来るものである。
そして、いずれの態様においても図7に示す様に、保護材5´はロール状に巻き取って全面に添設したり、繰り込みして撤去したりするようにすることも出来るが、相当広大な面積エリアのサッカー競技場においても、上述した如く、各ユニットの不織布10相互の端縁部にマジックテープやファスナーを介して一体的領域に敷設することが可能であるために、1ユニットのロールの重量はそれほど重くはなく、適宜の敷設装置に巻き取ったり、セットして取り付けたりすることもさほどの労力はかからないものである。
尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、弾性体のくもの巣状、又は、ブラシ状のフィラメントタイプの男性対においてくもの巣、又は、ブラシ状のみばかりでなく、細径のプラスチック細線状のフィラメント状のものを密集状に不織布の下面に植設固設させておくような態様も採り得る等種々の態様が採用可能である。
又、対象とする場所はサッカー競技場やゴルフ練習場等の他に公園等の敷地や公共施設の敷地の天然芝生が植設してある態様における適用も可能である。
又、設計変更的に不織布シートはナイロン製のみならず、所望の強度と剛性を有し、褶曲性のない材質性のものであっても良いものである。
【発明の効果】
以上、この出願の発明によれば、基本的にサッカー練習競技場やゴルフ練習場のグラウンドに植生した天然芝生を定期,不定期の練習やイベントの開催によりすりきれやグラウンドの床土の固結等を介して公式の競技や公式の練習等に際しての当該天然芝生の不良状態のコンディションを最良の状態に維持するべく、当該天然芝生の上面にカバーする保護材において所定エリアカバーする不織布の下面にナイロン製のフィラメント状のくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体を一体的に敷設してあることにより、弾性体と天然芝生が入り交り的に交叉して該不織布上で練習等をするプレーヤーの過酷の重量印加を分散させることが出来るために、天然芝生のすりきれやグラウンドの固結等が防がれて該天然芝生に対するダメージがほとんど生ずることなく、所望の公式競技や公式練習に際し当該天然芝生の機能がベストコンディションのまま保持出来るという優れた効果が奏される。
又、当該不織布自体が通気性があり、それに加えて細径の空気抜き孔を所定ピッチやランダムで穿設してあることにより、水はけが良く、又、熱による蒸れ現象がなく、日照も適宜に行われて天然芝生の植生状態を自然に近く良好なコンディションを保持することが出来るという優れた効果が奏される。
当該空気抜き孔により蒸散を介しての排水性が保たれ、日射による熱を介してのむれ状態が避けられ、日照状態も保持され、自然の植生状態の天然芝生状態が得られるという優れた効果が奏される。
又、各ブランケットの保護材の各ユニットはマジックテープやファスナー等を介して相互に連結出来るために、当該サッカー競技場やゴルフ練習場のエリアの大小にかかわらず、全領域においてカバーすることが出来るために領域の天然芝生が最良の植生状態のコンディションを保持出来るという優れた効果が奏される。
又、シートの縁端部等の所定部位にグラウンドに対してアンカーピンが打ち込まれてアンカーとして機能することにより、当該保護材のブランケットが風等により剥がされて吹き飛ばされるような虞もなく、又、該アンカーピンに安全カバーを介して打ち込まれるためにプレーヤーの練習に際しても該アンカーピンによるプレイヤーの疵等の発生が避けられるという効果もある。
又、この出願の発明の保護用シート状のブランケットにあっては基本的に不織布に対し、細径のプラスチック細線等のくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体が一体的に形成されているものを基本的構造とすることにより、その強度剛性は充分であり、しかも、非褶曲性を有し、繰り出しや巻き取り等をロール状にすることにより行えることで量産も易く、又、敷設等のセットもし易く、手間が省け、コスト的にも安くつき、しかも、耐久性が良好であり、単に下側の天然芝生を充分に保護し、自然の植生状態をベストコンディションに保持出来るのみならず、当該ブランケット自体の耐久性も良好であるという優れた効果が奏される。
又、当該ブランケットの不織布の上面に人工芝生のマットを敷設することにより、下側の天然芝生のダメージを生ずることなく、自然状態に近いコンディションで練習出来、又、イベント等も行えるという利点もある。
そして、当該ブランケットを露呈した状態において不織布をグリーン等のカラー状態にして着色状態にし、又、適宜の植生パターンを模様的にペインティングする等により、直接当該不織布の上面において練習をする場合においても自然状態に近い感触が得られるという効果もある。
又、不織布の表面にローレット(梨地状,ザラメ状)を形成することにより、直接的に不織布の上面で練習をしたり、イベントを行ったりする場合にも適宜に摩擦力が与えられて不織布相互のずれが防がれ、耐久性が向上するというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の断面図である。
【図2】(イ)は図1の部分拡大断面図であり、(ロ)は不織布の裏面図である。
【図3】(ハ)は不織布相互のマジックテープファスナーを介してのジョイント状態の断面図であり、(ニ)は同部分切截斜視図である。
【図4】(ホ)はブランケットの端縁部に対する逆Uの字型状のアンカーピンの打ち込み状態の断面図であり、(ヘ)はアンカーピンとしての釘によるアンカー状態の断面図である。
【図5】(ト)は不織布のローレット(梨地状,ザラメ状)形成状態の断面図であり、(チ)は同不織布の表面図である。
【図6】ブランケットの他の実施例の人工芝生を敷設セットした態様の断面図である。
【図7】ブランケットの敷設用ロールの敷設状態の断面図である。
【図8】従来技術の基づく保護材の概略斜視図である。
【符号の説明】
6 グラウンド
3 天然芝生
5´ シートブランケット(保護材)
10 シート
1 弾性体
9 空気抜き孔
12 ジョイント
16 人工芝生
13,13´ アンカーピン
15 ローレット(梨地状,ザラメ状)
14 安全カバー
開示技術は、サッカー競技場やゴルフ練習場等のグラウンドに植設してある天然芝生を経時的に保護するシート状のブランケット構造の技術分野に属する。
【従来の技術】
周知の如く、科学技術の高度の発達に支持された各種産業の隆盛により近時市民生活の向上は著しいものがあり、したがって、市民生活においては健康志向や運動の利用等がブーム的に広がりサッカーやゴルフが広く人気を集めている。
特に、サッカー競技においてはJリーグ等に見られる如く、市民的行事の趣きさえ見られており、該サッカーブームはプロリーグから小,中学校の児童,学生間にも過熱的なブーム状態になっている。
又、中高年層においてはゴルフ熱が盛んであり、休日や夜間におけるゴルフ練習場等が企業としても充分に成り立っているような勢いにある。
しかしながら、該種サッカー競技場やゴルフ練習場にあってはそのゴルフ場に一般には天然芝生(当該競技場や練習場にあっては経済的な都合から人工芝生の態様もある)が植生されているのが一般的であり、当該態様にも当該サッカー競技場やゴルフ練習場はかなり広大な面積を有し、常時競技や練習が行われるとは限らない休場期間には中古自動車販売の展示等の各種イベントに用いられる場合もある。
したがって、当該競技場や練習場のグラウンドに植設されている天然芝生は激しい練習やたび重なる高圧荷重により痛め付けられる過酷な条件下にあって経時的に当該天然芝生のすれきれ等が反復して印加される押圧荷重によるグラウンド土壌の固結により損傷を受け易く、正規のサッカー競技やゴルフ練習の際に、当該天然芝生が痛んだ状態のダメージを受けて使用に耐えられないような不測の状態が現出されている。
特に、サッカー競技場にあっては使用するクラブチームやプレイヤー等のくせや条件により当該天然芝生の弾力性に深くかかわる植生長さがオーバーであると、競技や練習に支障をきたしかねないという不都合さがある。
ところで、サッカー競技場やゴルフ練習場は我が国の国土の狭隘な地勢条件にあって、特に、都市部においては充分なエリアが供給されない結果、均一のサッカー競技場やゴルフ練習場が過使用によるダメージを受ける頻度が高く、更に、上述の如く他のイベント会場等に使用される場合も多く、本来の競技場や練習場としてのコンデションが良好でなくなってくるのが現状である。
これに対処するに、サッカー競技場やゴルフ練習場のグラウンドに植生した天然芝生を保護するために、当該天然芝生の少くとも使用頻度の高いエリア部分をカバーする保護材が必要となってきており、例えば、図8に示す様なゴム製等の弾性体を有するくもの巣状、又は、ブラシ状のブロック1に所定ピッチ規則的、或いは、ランダムに穿設した空気抜き孔を有する各ユニットを適宜のチャック等を介して相互連結して所定エリアに形成し、天然芝生3上にセットして保護材4とするような態様が案出されて一部実用化されてはいる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、該種在来態様の保護材にあっては各ユニットブロックが直接的に天然芝生3上にセットされ、そのため、練習等の押圧荷重が直接的に天然芝生3に印加され、該天然芝生3のすりきれやグラウンドの床土が固結する状態が頻繁に繰り返される結果、上記ダメージを完全には防げないきらいがある欠点があった。
特に、前述した如く、当該天然芝生3はその植生長さが公式競技やこれに準ずる練習等の際の弾性がクラブチームやプレイヤーによりほぼ決められているのに対し、当該保護材5が直接的に天然芝生3に長時間圧力を印加することにより、生ずるダメージによって良好なコンディションが保ち難いという難点があった。又、相当広大な面積エリアの競技場や練習場の天然芝生3の上に相互にジョイントを介してユニットごとに連結して敷設せねばならぬことから、そのセットやリセットが取り扱い上、極めて煩瑣であるというネックがあり、又、天然芝生に代えて人工芝生上において過酷な練習が望まれる場合にはこれに即応的に対応出来ないという不都合さがあった。
更に、上記保護材5のセットやリセットの煩瑣性から長時間該保護材5を天然芝生3上にセットしておく時間的な長さから陽射の強い状態のもとでは熱のむれや、又、逆に日照不足等に対応出来ず、天然芝生3が本番の公式競技等に際してはダメージを受けた状態で使用に耐えられないという不具合があった。
これに対処するに、出願人の先願である特開平7−331640号公報発明に示されている様な天然芝生に載置セットするシートマットがあるが、上述図8に示す様な保護材の全てもの問題点をクリアー出来ない不具合があった。
【発明の目的】
この出願の発明の目的は上述従来技術に基づくサッカー競技場やゴルフ練習場のグラウンドの床土上に植設した天然芝生をその過酷な練習やイベント等によって受けるダメージに対して保護機能を有する保護材の問題点を解決すべき技術的課題とし、当該天然芝生上にセットして長時間の練習を受けてもダメージを受けず、しかも、非使用時には他のイベント等にも用いられ、そのうえ、取り扱いが簡単で設置撤去に時間とコストがさほどかからず、スペース的にもかなり広いものに対処もし得るようにし、耐久性に優れ、コスト的にも経済的に見合うものであり、日射によるむれや日照不足等による天然芝生の受けるダメージを少くすることが出来るようにして市民生活向上産業における天然芝生保護技術利用分野に益する優れた芝生保護用シート状ブランケット構造を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述課題を解決するために、サッカー競技場やゴルフ練習場のグラウンドの表面に敷設したおが屑,ゼオライト,砂層等の床土に所定長さ植生して天然芝生を保護するべくユニット長さのシート状のブランケットをロール状にて適宜に展延し、シート状のナイロン製等の褶曲性を有さない適宜の強度と剛性を有する不織布等のシートに所定ピッチ、乃至、ランダムに小径の空気抜き孔を穿設してその下面にプラスチック細線等のくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体を熱溶着や熱融着により、一体的に固設し、該シート状のブランケットを天然芝生上に敷設セットするに際し、該弾性体がグラウンドに植設されている芝生の間に介装されて該天然芝生の弾性を損わないように協働し、クッション機能を発揮するようにし、当該ブランケット上において過酷な練習がされても、又、イベントが成されても表面から印加される荷重は分散されて天然芝生のすりきれやグラウンドの床土の固結によるダメージが生じないようにし、各ユニットブランケット相互はマジックテープやファスナーにより全面積領域に亘ってカバー状の敷設が可能であり、上記シートに複数穿設したた空気抜き孔を介し敷設によるむれや日照不足がないようにし、又、水はけも良好で、当該不織布等のシートの上面にはローレット(梨地状,ザラメ状)等が全面に形成されて競技や練習がし易く、又、マジックテープ等を介し、人工芝生も上設されて過酷な練習が行われても下部の天然芝生自体にはダメージが与えられるようなことがなく、又、不織布にはグリーン等の色をつけることにより、見た目にも芝生を有するように呈することが出来、既設撤去が極めて容易であるようにし、競技や練習以外の他のイベントにも使用が可能であり、又、敷設したブランケットの縁のエッジ部分にはアンカーピン等で抜け止めをし、風等による当該ブランケットの剥離や吹き飛ばされるのを防止出来るようにし、当該アンカーピンの部分にはプレイヤーの怪我等を保護するカバーが敷設されて競技や練習の安全性が保持されるようにした技術的手段を講じたものである。
【作用】
上述ブランケットをサッカー競技場やゴルフ練習場の全面積に敷設し、反復する練習やイベントによる印加荷重を分散して天然芝生のすりきれやグラウンドの床土の固結によるダメージを防止し、又、熱によるむれや日照不足を防止し、水はけを良好にし、天然芝生の植生状態を良好に維持し、公式競技等に際しての良好なコンディションを維持出来るようにし、取り扱いが容易で、且つ、コスト的にも安く出来るようにしたものである。
又、当該ブランケットの工場等でも量産も出来、サッカー等の各競技場やゴルフ練習場の条件にも適合することが出来るようにしたものである。
【発明の実施の形態】
次に、この出願の発明の実施しようとする形態を実施例の態様として図面に基づいて説明すれば以下の通りである。
尚、図8と同一態様部分は同一符号を用いて説明するものとする。
図示実施例は都市部等に設けられているサッカー競技場に適用した態様であり、サッカー競技や練習以外の場合には、ゴルフの練習や中古自動車販売等のイベント会場にも使用出来るものであり、5´はこの出願の発明の要旨の中心を成す天然芝生保護用シート状ブランケットであり、グラウンド6の上面に散布状態に敷設したおが屑,ゼオライト,砂層等の床土7に圃行状態の毛根8を介して所定丈の長さに植生された天然芝生3の上に敷設セットされるものであり、当該シート状のブランケット5´のナイロン製等の不織布10には所定ピッチ、或いは、ランダムに直径が1mm程度の小径の空気抜き孔9,9を穿設された該ナイロン製等の不織布10は褶曲性があまりなく、所定の強度と剛性を有している不織布10と該不織布10の下面に直径が0.5mm等のプラスチック細線によるくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体11が熱融着等により一体的に添設されているものからなるものであり、例えば、1ユニットが、幅1,2m、長さが20〜30mのストリップ状のシート状に量産的に作成され、図7に示す様に、ロール状に巻き取られて当該サッカー競技場の天然芝生3の上に繰り出して自動的に敷設セットされるものであり、当該天然芝生3と弾性体11は相互にさし込まれるようにされて弾性機能を協働し、不織布10上から印加される頻繁な荷重を分散し、天然芝生のすりきれやグラウンド6の床土の固結がされず、又、空気抜き孔9,9…により熱のむれや日照不足を解消し、排水性も良く、又、水分の蒸発も良く、天然芝生3の植生状態に何らダメージを与えることがないようにされている。
そして、当該ストリップ状のブランケット5´の両縁部には予め該ブランケット5´に一体的に添設したマジックテープ、或いは、ファスナー12により相互に連結状態に維持出来、当該サッカー競技場全体に亘ってカバー状にセットすることが出来るようにされているものである。
又、当該ブランケット5´の全端縁部分においては、図4の(ホ)に示す様に、アンカーピンとしての釘13、又は、逆U状のアンカーピン13´を競技するプレーヤーに怪我がないように袋状のカバー帯14を介し列状に打ち込まれて暴風雨や低気圧による剥離や吹き飛ばされを防止するようにされている。
したがって、プレーヤーは安全に競技が出来るように保証されることになる。尚、該袋状のカバー帯14は不織布10と同材質のものであり、熱融着、熱溶着により一体化されているものである。
上述構成において、サッカー競技場やゴルフ練習場のグラウンド6の上面に敷設したおが屑,ゼオライト,砂層を介し植生した天然芝生3の上面に各ユニットのシート状ブランケット5´を弾性体11を間にして敷設セットすると、該弾性体11は天然芝生3の先端部と次第に入り交り式に交叉してさし込まれ、その最上面のシート状の不織布10を相隣っている相互をマジックテープ、或いは、ファスナー12,12により接着連結し、当該競技場や練習場の全領域をブランケットの保護材5´によりカバーする。
而して、該ブランケットの保護材5´の上面においてサッカーの練習等を過酷に行っても、速いスピードで疾駆するプレーヤーによって下方向への荷重が印加されても、該荷重がフィラメント状のくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体11により分散されて天然芝生3に伝達されるために、該天然芝生3の1本1本には該荷重は伝達されず、したがって、すりきれやグラウンド6の固結は防止され、頻繁に反復される押圧荷重が印加されても、天然芝生3にはダメージは発生せず、その間、降水があっても空気抜き孔9,9,9…により排気がなされ、又、該空気抜き孔9,9,9…を介し蒸散されてむれがないようにし、日照も適度に各空気抜き孔9を介して浸透されて天然芝生3の植生状態を自然に保持し、植生状態を阻害することはない。
又、各ユニットのブランケット5´は各々マジックテープやファスナー12により、相互に連結されているために、相互のずれ等も生ずることがない。
したがって、相互のずれによるダメージも生じることがない。
そして、その間のサッカーの練習等の合間のしかるべきタイミングを図って、中古自動車販売の展示等のイベントが行われて同様にブランケットの保護材5´に垂直荷重が印加されても、弾性体11と天然芝生3の入り交りの交叉状態により当該垂直荷重は分散されて天然芝生3には何らダメージが及ぶことはない。
そして、適宜のタイミングで当該天然芝生3に施肥を行う等の所定のメンテナンスを行うに際してはアンカーピン13、又は、13´を引き抜いて各ジョイントのマジックテープやファスナー12,12を外すことにより、ロール式に保護材5´をまとめて巻き取り、適宜に格納してリセットの敷設に備えるようにする。
この間、プレイヤーは該ブランケットの保護材5´の上面で所定のプレイの練習をするに際してはアンカーピン13,13´が袋状の帯状のカバー14によりカバーされているために、当該アンカーピン13,13´により怪我等を生ずる虞がなく、安全裡に練習を行うことが出来る。
又、図5に示す実施例は不織布10の表面にランダムにローレット(梨地状,ザラメ状)15,15,15…を空気抜き孔9とは離隔された部位に予め一体的に形成し、該不織布10の上面でプレイヤーの練習やイベント開催時の踏み付け車の移動に際しての摩擦を保証するようにした態様であり、当該実施例においては図6に示す様に、当該不織布10の上面に人工芝生16を一体的に形成したマット17を敷設する場合にマットや適宜の接着材等を介して敷設する場合の剥離防止の機能をも発揮するようにしたものである。
そして、当該図6に示す様に、ブランケット5´の不織布10の表面に人工芝生16を一体的に形成するようにしたことにより、練習に際してのプレーヤーの感触が天然芝生に対するのと疑似的に類似した感触が得られ、練習の効果も向上するものである。
尚、人工芝生16を一体的に形成しない不織布10が保護材5´の表面に露呈した状態において不織布のグリーン等の色付き状態にしたり、適宜の植生模様のペインティングを施したりするようにする等も可能である。
又、人工芝生16については不織布10の表面に保護材5´を天然芝生3の上面に敷設した後にマジックテープ等を介して別体に接着したり、或いは、予め該不織布10に一体的に形成したものを保護材して用いるようにすることも出来るものである。
そして、いずれの態様においても図7に示す様に、保護材5´はロール状に巻き取って全面に添設したり、繰り込みして撤去したりするようにすることも出来るが、相当広大な面積エリアのサッカー競技場においても、上述した如く、各ユニットの不織布10相互の端縁部にマジックテープやファスナーを介して一体的領域に敷設することが可能であるために、1ユニットのロールの重量はそれほど重くはなく、適宜の敷設装置に巻き取ったり、セットして取り付けたりすることもさほどの労力はかからないものである。
尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、弾性体のくもの巣状、又は、ブラシ状のフィラメントタイプの男性対においてくもの巣、又は、ブラシ状のみばかりでなく、細径のプラスチック細線状のフィラメント状のものを密集状に不織布の下面に植設固設させておくような態様も採り得る等種々の態様が採用可能である。
又、対象とする場所はサッカー競技場やゴルフ練習場等の他に公園等の敷地や公共施設の敷地の天然芝生が植設してある態様における適用も可能である。
又、設計変更的に不織布シートはナイロン製のみならず、所望の強度と剛性を有し、褶曲性のない材質性のものであっても良いものである。
【発明の効果】
以上、この出願の発明によれば、基本的にサッカー練習競技場やゴルフ練習場のグラウンドに植生した天然芝生を定期,不定期の練習やイベントの開催によりすりきれやグラウンドの床土の固結等を介して公式の競技や公式の練習等に際しての当該天然芝生の不良状態のコンディションを最良の状態に維持するべく、当該天然芝生の上面にカバーする保護材において所定エリアカバーする不織布の下面にナイロン製のフィラメント状のくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体を一体的に敷設してあることにより、弾性体と天然芝生が入り交り的に交叉して該不織布上で練習等をするプレーヤーの過酷の重量印加を分散させることが出来るために、天然芝生のすりきれやグラウンドの固結等が防がれて該天然芝生に対するダメージがほとんど生ずることなく、所望の公式競技や公式練習に際し当該天然芝生の機能がベストコンディションのまま保持出来るという優れた効果が奏される。
又、当該不織布自体が通気性があり、それに加えて細径の空気抜き孔を所定ピッチやランダムで穿設してあることにより、水はけが良く、又、熱による蒸れ現象がなく、日照も適宜に行われて天然芝生の植生状態を自然に近く良好なコンディションを保持することが出来るという優れた効果が奏される。
当該空気抜き孔により蒸散を介しての排水性が保たれ、日射による熱を介してのむれ状態が避けられ、日照状態も保持され、自然の植生状態の天然芝生状態が得られるという優れた効果が奏される。
又、各ブランケットの保護材の各ユニットはマジックテープやファスナー等を介して相互に連結出来るために、当該サッカー競技場やゴルフ練習場のエリアの大小にかかわらず、全領域においてカバーすることが出来るために領域の天然芝生が最良の植生状態のコンディションを保持出来るという優れた効果が奏される。
又、シートの縁端部等の所定部位にグラウンドに対してアンカーピンが打ち込まれてアンカーとして機能することにより、当該保護材のブランケットが風等により剥がされて吹き飛ばされるような虞もなく、又、該アンカーピンに安全カバーを介して打ち込まれるためにプレーヤーの練習に際しても該アンカーピンによるプレイヤーの疵等の発生が避けられるという効果もある。
又、この出願の発明の保護用シート状のブランケットにあっては基本的に不織布に対し、細径のプラスチック細線等のくもの巣状、又は、ブラシ状の弾性体が一体的に形成されているものを基本的構造とすることにより、その強度剛性は充分であり、しかも、非褶曲性を有し、繰り出しや巻き取り等をロール状にすることにより行えることで量産も易く、又、敷設等のセットもし易く、手間が省け、コスト的にも安くつき、しかも、耐久性が良好であり、単に下側の天然芝生を充分に保護し、自然の植生状態をベストコンディションに保持出来るのみならず、当該ブランケット自体の耐久性も良好であるという優れた効果が奏される。
又、当該ブランケットの不織布の上面に人工芝生のマットを敷設することにより、下側の天然芝生のダメージを生ずることなく、自然状態に近いコンディションで練習出来、又、イベント等も行えるという利点もある。
そして、当該ブランケットを露呈した状態において不織布をグリーン等のカラー状態にして着色状態にし、又、適宜の植生パターンを模様的にペインティングする等により、直接当該不織布の上面において練習をする場合においても自然状態に近い感触が得られるという効果もある。
又、不織布の表面にローレット(梨地状,ザラメ状)を形成することにより、直接的に不織布の上面で練習をしたり、イベントを行ったりする場合にも適宜に摩擦力が与えられて不織布相互のずれが防がれ、耐久性が向上するというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の断面図である。
【図2】(イ)は図1の部分拡大断面図であり、(ロ)は不織布の裏面図である。
【図3】(ハ)は不織布相互のマジックテープファスナーを介してのジョイント状態の断面図であり、(ニ)は同部分切截斜視図である。
【図4】(ホ)はブランケットの端縁部に対する逆Uの字型状のアンカーピンの打ち込み状態の断面図であり、(ヘ)はアンカーピンとしての釘によるアンカー状態の断面図である。
【図5】(ト)は不織布のローレット(梨地状,ザラメ状)形成状態の断面図であり、(チ)は同不織布の表面図である。
【図6】ブランケットの他の実施例の人工芝生を敷設セットした態様の断面図である。
【図7】ブランケットの敷設用ロールの敷設状態の断面図である。
【図8】従来技術の基づく保護材の概略斜視図である。
【符号の説明】
6 グラウンド
3 天然芝生
5´ シートブランケット(保護材)
10 シート
1 弾性体
9 空気抜き孔
12 ジョイント
16 人工芝生
13,13´ アンカーピン
15 ローレット(梨地状,ザラメ状)
14 安全カバー
Claims (12)
- グラウンドに植生された天然芝生をカバーする芝生保護用シート状ブランケット構造において、上面の通気性を有するシートの下面に該シートと下側の天然芝生との間に介装する所定厚さの人工繊維の弾性体が接着されて一体的に付設されていることを特徴とする芝生保護用シート状ブランケット構造
- 上記シートに均一ピッチ或いはランダムに細径の空気抜き孔が穿設されていることを特徴とする請求項1記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記シートの上面にジョイントを介して人工芝生が敷設自在されていることを特徴とする請求項1記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記シートのユニット相互がジョイントを介してグラウンド全面に敷設されるようにされていることを特徴とする請求項1記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記ジョイントがマジックテープにされていることを特徴とする請求項3,4いずれか記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記ジョイントがファスナーにされていることを特徴とする請求項3,4いずれか記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記シートの所定部位にグラウンドに対してアンカーピンが打ち込まれていることを特徴とする請求項1〜4記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記アンカーピンに安全カバーが配設されていることを特徴とする請求項7記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記シートのユニットがロール式に敷設、撤去自在にされていることを特徴とする請求項1記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記シートの上面にローレット(梨地状、ザラメ状)部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記シートが色付に形成されていることを特徴とする請求項1記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
- 上記色がグリーンにされていることを特徴とする請求項11記載の芝生保護用シート状ブランケット構造。
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