JP3627807B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3627807B2
JP3627807B2 JP2001234515A JP2001234515A JP3627807B2 JP 3627807 B2 JP3627807 B2 JP 3627807B2 JP 2001234515 A JP2001234515 A JP 2001234515A JP 2001234515 A JP2001234515 A JP 2001234515A JP 3627807 B2 JP3627807 B2 JP 3627807B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcomputer
memory
frequency
display
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001234515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003045113A (ja
Inventor
昌宏 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001234515A priority Critical patent/JP3627807B2/ja
Publication of JP2003045113A publication Critical patent/JP2003045113A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3627807B2 publication Critical patent/JP3627807B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はミニディスク録音再生装置やコンパクトディスク再生装置に代表されるディスク再生装置に関し、特に、ディスクからのデータ読み出しを間欠的に行うことが可能なディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスク再生装置として、ここではミニディスク録音再生装置(以下、MD装置と呼ぶ)を例に挙げて説明を行う。MD装置は、記録メディアとして光磁気ディスクであるミニディスク(以下、MDと呼ぶ)を用い、楽音や音声等の録音再生を行うディジタルオーディオ機器である。なお、MD装置の動作制御はシステムコントロールマイコン(以下、マイコンと呼ぶ)によって行われる。
【0003】
MD装置(特に電池駆動型のポータブルMD装置)を設計する上で、装置の消費電力低減は最も重要な技術課題の一つであり、従来から様々な省電力化技術が提案されている。例えば、従来の省電力化技術の一つとして、MD再生中における光ピックアップ駆動手段の停止制御技術を挙げることができる。この従来技術は、MDからのデータ読み出しが間欠的であることに着目して為されたものであり、MD再生中であっても、MDからのデータ読み出しが休止されている間は、光ピックアップ駆動手段(光ピックアップ、高周波アンプ、スピンドルモータ、送りモータなど)に対する電力供給を停止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
確かに、上記の省電力化技術を採用すれば、MD再生中における消費電力をある程度低減することができる。しかしながら、従来のMD装置は、MD再生中にMDからのデータ読み出しが休止されているか否かに関わらず、常に一定のクロック周波数(MDからのデータ読出制御や動作状態の表示制御等に必要なクロック周波数であり、例えば3MHz)をマイコンに対して供給し続ける構成であったため、MD再生中にMDからのデータ読み出しが休止されていたとしても、その休止期間中にマイコンの消費電力が低減されることはなかった。このように、従来のMD装置では、装置の省電力化におのずと限界があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑み、従来に比べてさらなる省電力化を実現することが可能なディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るディスク再生装置では、ディスクに記録された信号を追従して読み出すためのピックアップ駆動手段と、前記ディスクから読み出された信号を一時記憶するメモリと、該メモリに記憶された信号を再生する再生手段と、装置の動作状態を表示する表示手段と、外部入力を受け付ける入力手段と、装置全体の動作を制御するマイコンと、該マイコンの駆動クロックを生成するクロック生成手段と、を有し、前記メモリに記憶された信号量に応じて前記ピックアップ駆動手段の作動/非作動を切り替えるディスク再生装置において、ピックアップ駆動手段と表示手段がいずれも非作動状態である場合、駆動クロックの周波数を通常時より低減する構成としている。
【0007】
また、上記構成から成るディスク再生装置は、ディスクの再生中、表示手段を非作動状態とする構成にするとよい。より具体的には、ディスクの再生中に所定時間外部入力がなかった場合、表示手段を非作動状態とする構成にすればよい。
【0008】
また、上記構成から成るディスク再生装置は、駆動クロックの周波数を通常時より低減しているときに外部入力があった場合、駆動クロックの周波数を通常時の状態に戻すとともに、表示手段を作動状態に戻す構成にするとよい。
【0009】
また、上記構成から成るディスク再生装置は、駆動クロックの周波数を通常時より低減しているときにも、装置の動作状態を表示することのできる第2の表示手段を有する構成にするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係るディスク再生装置として、ここでは、ミニディスク録音再生装置を例に挙げて説明を行う。図1は本発明に係るミニディスク録音再生装置の一構成例を示すブロック図である。本図に示すミニディスク録音再生装置1(以下、MD装置1と呼ぶ)は、記録メディアとして光磁気ディスクであるミニディスク12(以下、MD12と呼ぶ)を用い、楽音や音声等の録音再生を行うディジタルオーディオ機器である。
【0011】
なお、MD12の記録可能領域は、楽音や音声等の記録データが書き込まれるプログラム領域と、該プログラム領域における記録データの記録位置やその再生順序等の管理情報、及びディスク名やトラック名等のユーザ情報が書き込まれるUTOC[User Table Of Contents]領域と、に大別される。
【0012】
まず、MD装置1の録音動作について説明する。MD12に対して楽音や音声等の録音を行う場合、MD装置1に設けられた入力端子2には、コンパクトディスク再生装置や衛星放送受信装置などのディジタル音声信号源から出力されたディジタル音声データが、例えば光信号としてシリアル入力される。入力端子2に入力された光信号は、光電素子3によって電気信号に変換された後、ディジタルPLL[Phase−Locked−Loop]回路4に入力される。
【0013】
ディジタルPLL回路4は、入力されたディジタル音声データからクロックの抽出を行うとともに、サンプリング周波数および量子化ビット数に対応したマルチビットデータを再現する。このマルチビットデータは信号源毎に異なるサンプリングレート(コンパクトディスク;44.1kHz、ディジタルオーディオテープレコーダ;48kHz、衛星放送(Aモード);32kHzなど)で標本化されたディジタルデータである。そこで、ディジタルPLL回路4から出力されたマルチビットデータは、周波数変換回路5によってそのサンプリングレートをMD12の規格に対応した44.1kHzに変換される。
【0014】
音声圧縮回路6は、ATRAC[Adaptive TRansform Acoustic Coding]方式によって、入力されたディジタル音声データの圧縮符号化を行う。音声圧縮回路6で圧縮符号化されたディジタル音声データは、ショックプルーフメモリコントローラ7を介して一旦ショックプルーフメモリ9に蓄えられ、その後、該ショックプルーフメモリ9から所定量ずつ読み出されて信号処理回路8に送出される。
【0015】
なお、上記の圧縮符号化処理により、MD12に記録されるディジタル音声データの情報量は、非圧縮時の約1/5に低減されている。それに対して、MD12は非圧縮ディジタル音声データをそのまま記録可能な速度で回転されている。そのため、MD12への録音時には、圧縮符号化されたディジタル音声データのデータ量に合わせて、記録と休止を交互に繰り返す間欠記録動作が行われる。
【0016】
このような間欠記録動作により、MD12への録音動作中に生じた外乱(振動等)によって記録信号が中断した場合であっても、MD12への記録休止期間を利用して、欠損した記録信号をショックプルーフメモリ9の蓄積データにより補償することが可能となる。従って、MD12に記録すべきディジタル音声データを保護し、録音ミスを防止することができる。
【0017】
信号処理回路8は、エンコーダ及びデコーダとしての機能を備えており、入力されたディジタル音声データをシリアルの磁界変調信号にエンコードして記録ヘッド駆動回路10に与える。なお、信号処理回路8は、サブコードの処理等を行うシステムコントロールマイコン22(以下、マイコン22と呼ぶ)と通信可能に接続されている。
【0018】
記録ヘッド駆動回路10は、記録ヘッド11をMD12上の所定記録位置に移動させるとともに、磁界変調信号に対応した磁界を発生させる。このとき、MD12上の所定記録位置は、光ピックアップ13から照射される高強度のレーザ光によって、保磁力が失われた状態とされている。従って、MD12上には、レーザ光照射中に発生された磁界に対応した磁化パターンが形成されることになる。
【0019】
次に、MD装置1の再生動作について説明する。MD12から楽音や音声等の再生を行う場合、光ピックアップ13は、録音動作時に比べて低強度のレーザ光をMD12に対して照射し、その反射光を検出することで、MD12上の磁化パターンに対応したシリアル信号を読み出す。
【0020】
読み出したシリアル信号は高周波アンプ14(以下、RFアンプ14と呼ぶ)で増幅された後、信号処理回路8によってディジタル音声データにデコードされる。また、誤り訂正等の各種処理も信号処理回路8にて行われる。デコード及び誤り訂正等を施されたディジタル音声データは、ショックプルーフメモリコントローラ7を介して一旦ショックプルーフメモリ9に蓄えられた後、所定量ずつ音声伸長回路15に送出される。
【0021】
なお、MD12に記録されたディジタル音声データはATRAC方式で圧縮符号化されているため、ショックプルーフメモリ9から音声伸長回路15への情報転送レートは、信号処理回路8からショックプルーフメモリ9への情報転送レートの約1/5で足りる。そこで、ショックプルーフメモリ9では、この転送レートの差を利用して、ディジタル音声データの一時記憶動作が行われる。
【0022】
このようなディジタル音声データの一時記憶動作により、MD12への再生動作中に生じた外乱(振動等)によって再生信号が中断した場合であっても、欠損した再生信号をショックプルーフメモリ9の蓄積データによって補償し、音声伸長回路15に送出すべきディジタル音声データを保護することができる。
【0023】
もちろん、MD12に記録されたディジタル音声データを連続的に読み出していると、ショックプルーフメモリ9はすぐにオーバーフローしてしまう。そのため、MD装置1では、ショックプルーフメモリ9の蓄積データ量に応じて、MD12からのデータ読み出しを休止する間欠再生動作が行われている。なお、ショックプルーフメモリ9としては、間欠再生動作に移行できるだけの記憶容量(例えば16Mビット)を有するDRAM[Dynamic Random Access Memory]等の半導体メモリが好適である。
【0024】
音声伸長回路15は、ATRAC方式による圧縮符号化の逆変換処理を行い、フルビットのディジタル音声データを復調する。復調されたディジタル音声データは、ディジタル/アナログ変換回路16(以下、D/A変換回路16と呼ぶ)によってアナログ音声データに変換され、出力端子17から外部(スピーカ等)へ出力される。
【0025】
一方、RFアンプ14で増幅されたシリアル信号は、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号等のサーボ信号として、サーボ回路18にも入力されている。サーボ回路18は、上記したサーボ信号とマイコン22の指示に応じてドライバ回路19に制御信号を送出し、該ドライバ回路19を介してスピンドルモータ20の回転速度をフィードバック制御する。このようなフィードバック制御により、MD12を線速度一定で回転させることができる。
【0026】
また、サーボ回路18は、ドライバ回路19を介して送りモータ21の回転量もフィードバック制御している。このようなフィードバック制御により、MD12の半径方向に対する光ピックアップ13の変移制御、すなわちトラッキング制御を行うことができる。さらに、サーボ回路18は、ドライバ回路19を介して光ピックアップ13を構成する対物レンズ(不図示)のフォーカシング制御も行っている。
【0027】
上記したショックプルーフメモリコントローラ7、信号処理回路8、サーボ回路18、及び電源回路(不図示)等の動作制御は、全てマイコン22によって集中管理されている。マイコン22は、クロック生成回路25で生成されるマイコン用メインクロックに基づいて駆動されるマイクロコンピュータである。また、マイコン22には、曲名入力や選曲操作、或いは音質調整操作等を行うための入力装置23や、装置の動作状態等をユーザに報知(表示)するための表示装置24が接続されている。なお、入力装置23及び表示装置24は、MD装置1本体側に設けてもよいし、MD装置1に外部接続されるリモコン側に設けてもよい。或いは、本体側とリモコン側の両方に設けてもよい。
【0028】
例えば、MD12に記録された複数データの再生順序を設定する場合には、MD装置1への電源を投入した後に、入力装置23を操作することで、所望の再生順序でデータの読み出しを行うようにマイコン22に指示を与えればよい。このような操作により、マイコン22は、指示通りの再生順序でMD12の再生動作が行われるようにMD装置1の制御を行う。また、表示装置24に対しては、現在の動作状態等を示す表示データが送出される。
【0029】
なお、ショックプルーフメモリコントローラ7、信号処理回路8、光ピックアップ13、RFアンプ14、サーボ回路18、ドライバ回路19、及びマイコン22には、電源回路(不図示)から電力が供給されている。一方、スピンドルモータ20や送りモータ21には、ドライバ回路19から電力が供給されている。
【0030】
上記構成から成るMD装置1において、本発明は、MD12の再生中に行われるマイコン22での内部処理(マイコン用メインクロックの周波数制御等による省電力動作)に関するものである。そこで、以下では、マイコン22による省電力動作について、図2に示すフローチャートを参照しながら詳細な説明を行う。
【0031】
なお、以下の説明では、MD12に記録された信号を追従して読み出すために必要な構成部分(光ピックアップ13、RFアンプ14、サーボ回路18、ドライバ回路19、スピンドルモータ20、送りモータ21)をひとまとめにして、光ピックアップ駆動手段Aと呼ぶことにする。
【0032】
図2はマイコン22による省電力動作の一例を示すフローチャートであり、図中のステップは全てマイコン22での内部処理を示している。MD12の再生中において、まずステップS5では、表示装置24が作動しているか否かの判別が行われる。ここで、表示装置24が作動していると判別された場合、フローは続くステップS10に進められる。一方、作動していないと判別された場合、フローはステップS20にスキップされる。
【0033】
ステップS10では、入力装置23から外部入力が為されたか否かの判定が行われる。ここで、所定時間外部入力がないと判定された場合、フローは続くステップS15に進められる。一方、外部入力があったと判定された場合、フローはステップS5に戻される。
【0034】
ステップS15では、表示装置24の動作停止処理(給電停止処理)が行われて、表示装置24が非作動状態とされる。このように、MD12の再生中に限り表示装置24を非作動状態とする構成であれば、後述するマイコン用メインクロックの周波数制御技術が最も効果的に機能する期間(すなわち、MD12の再生動作中)に限定して、表示装置24を非作動状態とすることができる。これにより、ユーザがMD装置1の動作状態を知り得る期間をできる限り延長しながら、効率的な省電力化を行うことが可能となる。
【0035】
また、本実施形態のように、MD12の再生中、所定時間外部入力がなかった場合に表示装置24を非作動状態とする構成であれば、ユーザの意思を反映した表示装置24の動作停止処理を行うことができる。従って、MD装置1の省電力化を迅速に実行することが可能となる。
【0036】
なお、MD装置1には、上記の表示装置24以外に、マイコン用メインクロックの周波数を通常時より低減しているときにも、MD装置1の動作状態を表示することのできる第2の表示手段(不図示)を設けてもよい。例えば、MD装置1に外部接続されるリモコン側に表示装置24(液晶ディスプレイ)を設け、本体側に消費電力の少ない第2の表示手段(LED[Light Emitting Diode])を設けた構成とすることにより、ユーザは第2の表示手段の出力状態(例えば、発光色や点滅状態の違い)からMD装置1の動作状態を知ることができる。従って、MD装置1の省電力化を継続しながら、ユーザに対する動作状態報知を行うことが可能となる。
【0037】
ステップS15における表示装置24の動作停止処理が完了すると、フローは続くステップS20に進められる。ステップS20では、ショックプルーフメモリ9に記憶されたディジタル音声データの蓄積量が予め設定された上限値以上であるか否かの判定が行われる。ここで、蓄積量が上限値以上であると判定された場合、フローは続くステップS25に進められる。一方、蓄積量が上限値以下であると判定された場合、フローはステップS5に戻される。
【0038】
ステップS25では、光ピックアップ駆動手段Aの動作停止処理(給電停止処理)が行われて、光ピックアップ駆動手段Aが非作動状態とされる。その後、フローは続くステップS30に進められる。
【0039】
ステップS30では、クロック生成回路25から供給されるマイコン用メインクロックの分周処理(例えば1/8分周)が行われ、マイコン用メインクロックの周波数が通常時より低減される。このように、本実施形態のMD装置1は、ピックアップ駆動手段Aと表示装置24がいずれも非作動状態である場合に、マイコン用メインクロックの周波数を通常時より低減する構成である。
【0040】
このような構成とすることにより、MD12の再生中にMD12からのデータ読み出しが休止された場合には、ピックアップ駆動手段Aや表示装置24の消費電力低減だけでなく、マイコン22の消費電力低減を図ることが可能となる。従って、従来に比べてさらなる省電力化を実現することができる。
【0041】
なお、マイコン22の消費電力低減を図る手段としては、マイコン22の割込端子等を用いて、マイコン用メインクロックを完全停止することも考えられる。ただし、MD12の再生中など、MD装置1に電源が投入されている状態では、マイコン22の割込端子数に制限があり、その配置決めも困難であるため、あまり実用的な構成であるとは言い難い。それに対して、本実施形態のように、マイコン用メインクロックの周波数を低減する構成であれば、マイコン22の割込端子等を用いる必要がないため、容易に装置の省電力化を実現することができる。
【0042】
ステップS30におけるマイコン用メインクロックの分周処理が完了すると、フローは続くステップS35に進められる。ステップS35では、ショックプルーフメモリ9に記憶されたディジタル音声データの蓄積量が予め設定された下限値以上であるか否かの判定が行われる。ここで、蓄積量が下限値以上であると判定された場合、フローは続くステップS40に進められる。
【0043】
ステップS40では、入力装置23から外部入力が為されたか否かの判定が行われる。ここで、所定時間外部入力があったと判定された場合、フローは続くステップS45に進められる。一方、外部入力がないと判定された場合、フローはステップS35に戻される。
【0044】
ステップS45では、クロック生成回路25から供給されるマイコン用メインクロックの周波数が通常時の状態に戻される。また、続くステップS50では、表示装置24の動作復帰処理が行われ、表示装置24が作動状態に戻される。その後、フローは再びステップS5に戻される。
【0045】
このように、本実施形態のMD装置1では、マイコン用メインクロックの周波数を通常時より低減しているときに外部入力があった場合、該マイコン用メインクロックの周波数を通常時の状態に戻すとともに、表示手段24を作動状態に戻す構成としている。このような構成とすることにより、ユーザが装置の動作状態を知りたいときには、迅速に表示装置24を作動状態に戻すことができる。従って、ユーザに操作の不便感を与えることなく、装置の省電力化を継続することが可能となる。
【0046】
一方、ステップS35において、ショックプルーフメモリ9に記憶されたディジタル音声データの蓄積量が下限値以下であると判定された場合、フローはステップS55に進められる。
【0047】
ステップS55では、クロック生成回路25から供給されるマイコン用メインクロックの周波数が通常時の状態に戻される。また、続くステップS60では、光ピックアップ駆動手段Aの動作復帰処理が行われ、光ピックアップ駆動手段Aが作動状態に戻される。その後、フローは再びステップS5に戻され、最後にショックプルーフメモリ9に記憶したディジタル音声データの次データから順に、データ読み出しが再開される。
【0048】
このように、本実施形態のMD装置1では、マイコン用メインクロックの周波数を通常時より低減しているときにMD12からのデータ読み出しが必要となった場合、マイコン用メインクロックの周波数を通常時の状態に戻すとともに、光ピックアップ駆動手段Aを作動状態に戻す構成としている。このような構成とすることにより、装置の省電力化を図りつつ、MD12からのデータ読み出し処理を問題なく実行することが可能となる。
【0049】
なお、上記の実施形態では、本発明をミニディスク録音再生装置に適用した場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、種々のディスク再生装置に適用が可能である。
【0050】
例えば、コンパクトディスク再生装置など、ディスクに記録されるディジタルデータが時間軸圧縮されておらず、ショックプルーフメモリから音声再生回路への情報出力レートより、ディスクからメモリへの情報入力レートの方が遅い場合には、ディスクの回転速度を従来の数倍とすることで、ディスクからメモリへの情報入力レートを数倍に上昇させればよい。これにより、ディスクから読み出したディジタルデータをメモリに一時記憶することで、ピックアップ駆動手段を断続的に非作動状態とする間欠再生動作ができるようになる。従って、上記で説明した本発明の適用が可能となる。
【0051】
【発明の効果】
上記で説明した通り、本発明に係るディスク再生装置では、ディスクに記録された信号を追従して読み出すためのピックアップ駆動手段と、前記ディスクから読み出された信号を一時記憶するメモリと、該メモリに記憶された信号を再生する再生手段と、装置の動作状態を表示する表示手段と、外部入力を受け付ける入力手段と、装置全体の動作を制御するマイコンと、該マイコンの駆動クロックを生成するクロック生成手段と、を有し、前記メモリに記憶された信号量に応じて前記ピックアップ駆動手段の作動/非作動を切り替えるディスク再生装置において、ピックアップ駆動手段と表示手段がいずれも非作動状態である場合、駆動クロックの周波数を通常時より低減する構成としている。
【0052】
このような構成とすることにより、ディスク再生中に該ディスクからの信号読み出しが休止された場合には、ピックアップ駆動手段や表示手段の消費電力低減だけでなく、マイコンの消費電力低減を図ることが可能となる。従って、従来に比べてさらなる省電力化を容易に実現することができる。
【0053】
また、上記構成から成るディスク再生装置は、ディスクの再生中、表示手段を非作動状態とする構成にするとよい。より具体的には、ディスクの再生中に所定時間外部入力がなかった場合、表示手段を非作動状態とする構成にすればよい。
【0054】
このような構成とすることにより、駆動クロックの周波数制御技術が最も効果的に機能する期間(ディスクの再生中)に限定して、表示手段を非作動状態とすることができる。これにより、ユーザが装置の動作状態を知り得る期間をできる限り延長しながら、効率的な省電力化を行うことが可能となる。また、ディスクの再生中に所定時間外部入力がなかった場合に、表示手段を非作動状態とする構成であれば、ユーザの意思を反映した表示手段の動作停止処理を行うことができる。従って、ディスク再生装置の省電力化を迅速に実行することが可能となる。
【0055】
また、上記構成から成るディスク再生装置は、駆動クロックの周波数を通常時より低減しているときに外部入力があった場合、駆動クロックの周波数を通常時の状態に戻すとともに、表示手段を作動状態に戻す構成にするとよい。
【0056】
このような構成とすることにより、ユーザが装置の動作状態を知りたいときには、迅速に表示手段を作動状態に戻すことができる。従って、ユーザに操作の不便感を与えることなく、装置の省電力化を継続することが可能となる。
【0057】
また、上記構成から成るディスク再生装置は、駆動クロックの周波数を通常時より低減しているときにも、装置の動作状態を表示することのできる第2の表示手段を有する構成にするとよい。
【0058】
このような構成とすることにより、ユーザは第2の表示手段の出力状態から装置の動作状態を知ることができる。従って、ディスク再生装置の省電力化を継続しながら、ユーザに対する動作状態報知を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミニディスク録音再生装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】マイコン22による省電力動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ミニディスク録音再生装置(MD装置)
2 入力端子
3 光電素子
4 ディジタルPLL回路
5 周波数変換回路
6 音声圧縮回路
7 ショックプルーフメモリコントローラ
8 信号処理回路
9 ショックプルーフメモリ
10 記録ヘッド駆動回路
11 記録ヘッド
12 ミニディスク(MD)
13 光ピックアップ
14 高周波アンプ(RFアンプ)
15 音声伸長回路
16 ディジタル/アナログ変換回路(D/A変換回路)
17 出力端子
18 サーボ回路
19 ドライバ回路
20 スピンドルモータ
21 送りモータ
22 システムコントロールマイコン(マイコン)
23 入力装置
24 表示装置
25 クロック生成回路
A 光ピックアップ駆動手段

Claims (2)

  1. ディスクに記録された信号を追従して読み出すためのピックアップ駆動手段と、前記ディスクから読み出された信号を一時記憶するメモリと、該メモリに記憶された信号を再生する再生手段と、装置の動作状態を表示する表示手段と、外部入力を受け付ける入力手段と、装置全体の動作を制御するマイコンと、該マイコンの駆動クロックを生成するクロック生成手段と、を有し、前記マイコンは、
    前記ディスクの再生中に所定時間前記入力手段から外部入力がない場合には、前記表示手段を非作動状態とする一方、前記表示手段を非作動状態としている間に前記入力手段から外部入力があった場合には、前記表示手段を作動状態に戻す表示停止制御手段;
    前記メモリに記憶された信号の蓄積量が所定の上限値以上である場合には、前記ピックアップ駆動手段を非作動状態とする一方、前記ピックアップ駆動手段を非作動状態としている間に前記メモリに記憶された信号の蓄積量が所定の下限値以下となった場合には、前記ピックアップ駆動手段を作動状態に戻すピックアップ駆動停止制御手段;及び、
    前記表示手段と前記ピックアップ駆動手段がいずれも非作動状態である場合には、前記駆動クロックの周波数を通常時より低減する一方、前記駆動クロックの周波数を通常時より低減している間に、前記入力手段から外部入力があった場合、或いは、前記メモリに記憶された信号の蓄積量が所定の下限値以下となった場合には、前記駆動クロックの周波数を通常時に戻す駆動クロック低減制御手段;
    としての機能を具備することを特徴とするディスク再生装置。
  2. 前記駆動クロックの周波数を通常時より低減しているときにも、装置の動作状態を表示することのできる第2の表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
JP2001234515A 2001-08-02 2001-08-02 ディスク再生装置 Expired - Fee Related JP3627807B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234515A JP3627807B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234515A JP3627807B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 ディスク再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003045113A JP2003045113A (ja) 2003-02-14
JP3627807B2 true JP3627807B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=19066113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001234515A Expired - Fee Related JP3627807B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3627807B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7474849B2 (en) 2005-11-30 2009-01-06 Hitachi, Ltd. Camera having power-saving mode

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7474849B2 (en) 2005-11-30 2009-01-06 Hitachi, Ltd. Camera having power-saving mode

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003045113A (ja) 2003-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001052437A (ja) ディスク記録装置
US6259859B1 (en) Recording apparatus, recording/reproducing apparatus and recording method
JP2000339864A (ja) ディスク再生装置
KR19990082969A (ko) 디스크 재생장치 및 방법
JP3627807B2 (ja) ディスク再生装置
US6801489B2 (en) Apparatus for reproducing information
JPH09320194A (ja) 複合機器
US6958959B2 (en) Apparatus for reproducing information based on the type of compression method used in compressing the information
US7092331B2 (en) Reproduction of audio data from recording medium
US7085205B1 (en) Recording and/or reproducing apparatus
JP2000195145A (ja) ディスク再生装置
JP3011635B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3064707B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3036886B2 (ja) 圧縮音声データの間欠記録装置
JP2000268494A (ja) 記録装置
JPH08339614A (ja) ディスク再生装置
JP3513186B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3022146B2 (ja) 複合型記録再生装置
JPH06119713A (ja) 記録再生装置
JP3759036B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3765725B2 (ja) ディスク再生装置およびデータ間欠読出方法
JP4209690B2 (ja) 記録装置および記録方法
JP3368675B2 (ja) ディスク再生装置
JPH04344325A (ja) データ記録または再生装置
JPH06231538A (ja) ディスク記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees