JP3627505B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置、コピー機能とファクシミリ機能とを備えた複合機等に代表される通信端末装置に関し、より詳しくはITU−T勧告V.34機能を備えた通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通信端末装置としてのファクシミリ装置においては、モデムによりITU−T勧告V.17等に従って送信画データを変調して、同勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順で画データの送信が行われている。
【0003】
近年では、画データを最大33.6〔kbps〕の通信速度で送信することが可能な同勧告V.34機能を備えたファクシミリ装置も普及しつつある。このV.34機能を用いれば、送信側装置と受信側装置との間の回線状況に応じて、通信速度を変更することが可能である。このため、大量の画データを送信する場合であって、回線状況が良好な場合は、通信時間を短くすることができるとともに、その通信にかかる通信料金も安くすることができる。加えて、従来より、画データを確実に送信するためにECMモード(誤り訂正機能)を備えたファクシミリ装置もある。従って、ECMモードでV.34機能に従って送信することにより、画データをより速く、より確実に受信側装置に送信することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このECMモードでV.34機能に従って送信している場合において、送信側装置と受信側装置との間の回線状況が悪化し、誤りフレームが発生すると、受信側装置から送信側装置に対して再送要求を示す信号が送信される。すると、送信側装置は、誤りフレームの画データを受信側装置に再送する。加えて、回線状況がさらに悪化すると、通信速度を下げて誤りフレームの画データを受信側装置に再送する。その結果、回線状況の悪い受信側装置との間では、通信速度の速いV.34機能を用いた通信であっても、送信側装置からの再送が頻発して、逆に通信時間が長くなるとともに、通信料金が高くなることがあった。
【0005】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであって、その目的は、適切な通信速度を予め決定することが可能な通信端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、送信側装置から送信されてくる回線状況判定信号に基づいて、帯域幅及び信号/雑音比を検出する検出手段と、検出手段で検出した帯域幅及び信号/雑音比を送信側装置に送信する制御手段とを備えた。
【0007】
請求項2に記載の発明では、受信側装置から送信されてくる帯域幅及び信号/雑音比を含む情報を受信し、その受信した情報を送信先毎に対応させて記憶する記憶手段を備えた。
【0008】
また、請求項に記載の発明では、記憶手段に記憶された帯域幅及び信号/雑音比に基づいて、通信速度を決定するとともに、送信先毎に発呼する制御手段を備えた。
【0009】
なお、以下に述べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に記載の「通信端末装置」はファクシミリ装置1に相当し、同じく「検出手段」はモデム20に相当し、同じく「制御手段」はMPU11、ROM12及びRAM13に相当する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を具体化した一実施形態を図面を用いて説明する。
図1に示すように、通信端末装置としてのファクシミリ装置1は、MPU11、ROM12、RAM13、読取部14、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ18、コーデック19、モデム20及びNCU21から構成されるとともに、各部11〜21がバス22を介してそれぞれ接続されている。
【0011】
MPU11は、ファクシミリ装置1を構成する各部を制御する。ROM12は、ファクシミリ装置1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM13は、ファクシミリ装置1に関する各種情報を一時的に記憶する。また、RAM13は、再送回数を一時的に記憶する再送回数記憶領域13aを備えている。さらに、RAM13は、図2に示すように、「短縮番号」、「FAX番号」、「帯域幅(L:低域側の遮断周波数、H:高域側の遮断周波数)」、「S/N比」、「再送回数」の各項目から構成されるFAX番号テーブル13bを記憶する。加えて、RAM13は、図3に示すように、「帯域幅(L:低域側の遮断周波数、H:高域側の遮断周波数)」、「シンボル速度」の各項目から構成されるシンボル速度決定テーブル13cを記憶する。また、RAM13は、図4に示すように、「S/N比」、「通信速度」から構成される通信速度決定テーブル13dを記憶する。なお、図2〜図4に示す「帯域幅」及び「S/N比」の項目におけるデータの後に付加した「H」は、16進数を示す。また、図3に示すシンボル速度決定テーブル13c及び図4に示す通信速度決定テーブル13dは、実験により決定された値である。
【0012】
読取部14は、原稿上の画像データを読み取って、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部15は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画データやコピー動作において、読取部14にて読み取られた原稿の画データを記録紙上に記録する。
【0013】
操作部16は、電話番号等を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)16a、短縮番号の登録、短縮番号から発信するするための短縮キー16b、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー16c、「通信(FAX)」動作又は「コピー」動作を設定するための通信/コピーキー16d、通信モードを「ECMモード」または「非ECMモード」に設定するための通信モードキー16e等の各種操作キーを備えている。LCD等よりなる表示部17は、ファクシミリ装置1の動作状態等の各種情報の表示を行う。
【0014】
画像メモリ18は、受信画データや読取部14で読み取られ、コーデック19でMMR圧縮符号化された画データを一時的に記憶する。コーデック19は、読取部14にて読み取られた画データを送信のためにMH,MR,MMR方式等により符号化(エンコード)する。また、コーデック19は、受信画データを復号(デコード)する。
【0015】
モデム20は、ITU−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、ITU−T勧告V.17,V.27ter,V.29等(以下、V.17等)のいずれかに従った送受信データの変調及び復調を行う。また、モデム20は、ITU−T勧告V.8に従ったセッション開始手順と、ITU−T勧告V.34に従った送受信データの変調及び復調とを行う。さらに、モデム20は、ECMモード(誤り訂正機能)と非ECMモードとに従った通信を行う機能を備えている。加えて、モデム20は、帯域幅における低域側の遮断周波数及び高域側の遮断周波数と、S/N比とをMPU11に出力する。
【0016】
NCU21は、電話回線Lとの接続を制御するとともに、相手先のFAX番号に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出するための機能を備えている。
以上のように構成されたファクシミリ装置1において、ECMモードを用いて送信する時の動作について、図5に示すV.8及びV.34における通信動作を示す説明図を参照しつつ、図6〜図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、このフローチャートにおいて、使用者以外の動作は、ROM12に記憶されたプログラムに基づき、MPU11の制御により実行される。また、このフローチャートの処理に先だって、使用者により、通信/コピーキー16dが操作されて「通信モード」に、通信モードキー16eが操作されて「ECMモード」に、それぞれ設定されているものとする。
【0017】
図6に示すように、S1においては、使用者により、原稿が読取部14の原稿台(図示略)に載置される。
S2においては、使用者により、送信先のFAX番号が、操作部16のテンキー16a又は短縮キー16bから入力される。
【0018】
S3においては、使用者により、スタートキー16cが押下されるのが待たれる。
S4においては、再送回数記憶領域13aの値がクリアされる。
【0019】
S5においては、原稿が読取部14で読み取られるとともに、その読み取られた原稿の画データがコーデック19で符号化される。そして、その符号化された画データが画像メモリ18に記憶される。
【0020】
S6においては、前記S2において入力された送信先のFAX番号に対応する各項目の内容が、FAX番号テーブル13bに登録されているか否かが判断される。各項目の内容がFAX番号テーブル13bに登録されている場合は、S7に移行する。一方、各項目の内容がFAX番号テーブル13bに登録されていない場合は、そのFAX番号に対しては、過去に送信が行われていないと判断して、図7に示すS11に移行する。
【0021】
S7においては、前記S2において入力された送信先のFAX番号に対応する帯域幅に基づいて、シンボル速度決定テーブル13cからシンボル速度が決定される。具体的には、例えばS2において短縮番号「0」が入力された場合は、FAX番号テーブル13bに対応する帯域幅がL:01H,H:26Hであることより、シンボル速度決定テーブル13cの帯域幅L:00H,H:26Hの場合に該当し、シンボル速度が3429〔baud〕に決定される。
【0022】
S8においては、前記S7において決定されたシンボル速度と前記S2において入力されたFAX番号に対するS/N比とに基づいて、通信速度決定テーブル13dから通信速度が決定される。具体的には、前例においてシンボル速度が3429〔baud〕であることより、シンボル速度3429〔baud〕の場合の通信速度決定テーブル13dに該当する。また、S/N比が16H〔dB〕であることより、同テーブル13dのS/N比が17H〜19H〔dB〕に該当し、通信速度が24.0〔kbps〕に決定される。
【0023】
S9においては、前記S2において入力された送信先のFAX番号に対応する再送回数が「0」か否かが判断される。再送回数が「0」の場合は、図7に示すS11に移行する。一方、再送回数が「0」以外の場合は、S10に移行する。具体的には、前例においては、再送回数が「1」であることより、S10に移行する。
【0024】
S10においては、通信速度が1ランク低下される。すなわち、FAX番号テーブル13bの帯域幅とS/N比とから得られる通信速度では、前回の送信時に再送が発生している。そこで、今回の送信においては、再送が発生するのを極力抑制するために、予め1ランク低下させた通信速度で送信を行うのである。具体的には、前例において、通信速度が24.0〔kbps〕から14.4〔kbps〕に低下される。
【0025】
図7に示すS11においては、前記S2において入力されたFAX番号に対して発呼が行われる。具体的には、呼出信号(CNG信号またはCI信号等)が交換機に送信される。
【0026】
S12においては、NCU21により、交換機との間の回線Lが閉結されるのが待たれる。
S13においては、所定時間が経過するまでの間に、受信側装置から送信されてくるANSam信号(変形応答トーン)が受信されるのが待たれる。
【0027】
S14においては、CM信号(起呼メニュー信号)が受信側装置に送信される。
S15においては、所定時間が経過するまでの間に、受信側装置から送信されてくるJM信号(共通メニュー信号)が受信されるのが待たれる。
【0028】
S16においては、CJ信号(CM終端信号)が受信側装置に送信される。
S17においては、所定時間が経過するまでの間に、受信側装置から送信されてくるINFO0a信号が受信されるのが待たれる。ここで、INFOシーケンス(INFO0a信号、INFO0c信号及びINFOh信号)は、モデム能力、ラインプロービング結果、データモード変調パラメータを交換するのに用いられる。
【0029】
S18においては、トーンA信号及びトーンA位相反転信号が検出される。ここで、トーンAとは2400〔Hz〕のトーンであり、トーンA位相反転信号とはトーンAを180度位相反転したものである。
【0030】
S19においては、所定の無音期間が経過すると、INFO0c信号が受信側装置に送信される。ここで、INFO0シーケンスにおいて、送信側装置のシンボル速度が受信側装置に知らされるが、S7において前回の送信時における帯域幅及びS/N比からシンボル速度が前もって決定されている場合は、INFO0c信号で決定したシンボル速度以下の能力を示す情報が、受信側装置に知らされる。一方、前回の送信時における帯域幅及びS/N比がFAX番号デーブル13bに記憶されていない場合は、元々送信側装置が有する最高能力のシンボル速度が受信側装置に知らされる。なお、受信側装置は、送信側装置から受信したINFO0c信号で示されるシンボル速度を超えるシンボル速度を選択することはない。
【0031】
S20においては、トーンB信号及びトーンB位相反転信号が受信側装置に送信される。ここで、トーンBとは1200〔Hz〕のトーンであり、トーンB位相反転信号とはトーンBを180度位相反転したものである。
【0032】
図8に示すS21においては、L1,L2信号(回線状況判定信号としてのラインプロービング信号)が受信側装置に送信される。ここで、ラインプロービング信号とは、プロービング・トーンと呼ばれる150〔Hz〕から3750〔Hz〕までの150〔Hz〕刻み(但し、900,1200,1800,2400〔Hz〕を除く)の21種類の周波数と、おのおのの位相を適当に設定したトーンを150〔Hz〕から順次変更し、160〔ms〕の間に24回繰り返し送信するものである。つまり、このラインプロービング信号が送信側装置から回線Lを介して受信側装置に送信される。すなわち、この信号を受信側装置で受信することにより、回線Lの特性が受信側装置で測定される。
【0033】
S22においては、所定時間が経過するまでの間に、受信側装置から送信されてくるトーンA信号が受信されるのが待たれる。
S23においては、トーンB信号が受信側装置に送信される。
【0034】
S24においては、所定時間が経過するまでの間に、受信側装置から送信されてくるINFOh信号が受信されるのが待たれる。すなわち、INFOh信号中の第27ビットから第29ビットで示されるシンボル速度が受信される。
【0035】
S25においては、S信号、S反転信号、PP信号及びTRN信号が受信側装置に送信される。
S26においては、PPh信号、ALT信号及びMPh信号の送受信が受信側装置との間で行われる。そして、MPh信号のやりとりにおいて、送受信間の通信速度が決定される。
【0036】
S27においては、E信号の送受信が受信側装置との間で行われる。
図9に示すS31においては、所定時間が経過するまでの間に、受信側装置から送信されてくるNSF信号、CSI信号及びDIS信号が受信されるのが待たれる。
【0037】
S32においては、受信されたNSF信号中のFIF(Facsimile Information Field)領域で示される帯域幅及びS/N比が、FAX番号テーブル13bに記憶される。すなわち、次回の送信時に通信速度を決定するためのデータとして帯域幅及びS/N比がFAX番号テーブル13bに記憶される。
【0038】
S33においては、NSS信号、TSI信号及びDCS信号が送信側装置に送信される。
S34においては、ECMモードに従って1ブロック分の画データが受信側装置に送信される。
【0039】
S35においては、受信側装置からのPPR信号(部分ページ要求)を受信したか否かが判断される。すなわち、再送エラーが発生して受信側装置から再送要求があったか否かが判断される。PPR信号を受信した場合は、S36に移行する。一方、PPR信号を受信しなかった場合は、S38に移行する。
【0040】
S36においては、再送回数記憶領域13aの値がインクリメントされる。
S37においては、受信側装置からPPR信号で指定されたフレームの画データが受信側装置に再送される。すなわち、受信側装置からPPR信号が受信されなくなるまで、S35〜S37の処理が繰り返し実行される。
【0041】
S38においては、次ブロックの画データが画像メモリ18に有るか否かが判断される。次ブロックの画データが有る場合は、S39に移行する。一方、次ブロックの画データがない場合は、S40に移行する。
【0042】
S39においては、PPS−MPS信号が受信側装置に送信される。
S40においては、PPS−EOP信号が受信側装置に送信される。
S41においては、DCN信号が受信側装置に送信されるとともに、NCU21により、交換機との間の回線Lが開放される。
【0043】
S42においては、再送回数記憶領域13aの値が、FAX番号テーブル13bの「再送回数」の項目に記憶される。
次に、ファクシミリ装置1において、ECMモードを用いて受信する時の動作について、図5に示すV.8及びV.34における通信動作を示す説明図を参照しつつ、図10〜図12に示すフローチャートを用いて説明する。なお、このフローチャートの動作は、ROM12に記憶されたプログラムに基づき、MPU11の制御により実行される。
【0044】
S51においては、送信側装置における発呼に基づく交換機からの呼出ベル信号が、NCU21で検出されるのが待たれる。
S52においては、NCU21により、交換機との間の回線Lが閉結される。
【0045】
S53においては、ANSam信号が送信側装置に送信される。
S54においては、所定時間が経過するまでの間に、送信側装置から送信されてくるCM信号が受信されるのが待たれる。
【0046】
S55においては、JM信号が送信側装置に送信される。
S56においては、所定時間が経過するまでの間に、送信側装置から送信されてくるCJ信号が受信されるのが待たれる。
【0047】
S57においては、INFO0a信号が送信側装置に送信される。
S58においては、所定時間が経過するまでの間に、送信側装置から送信されてくるINFO0c信号が受信されるのが待たれる。
【0048】
S59においては、トーンB信号及びトーンB位相反転信号が検出される。
S60においては、トーンA信号及びトーンA位相反転信号が送信側装置に送信される。
【0049】
図11に示すS61においては、所定時間が経過するまので間に、送信側装置から送信されてくるL1、L2信号が受信されるのが待たれる。
S62においては、トーンA信号が受信側装置に送信される。
【0050】
S63においては、送信側装置から送信されてくるトーンB信号が受信されるのが待たれる。
S64において、前記S61において受信したL1、L2信号の測定結果の帯域幅及びS/N比がモデム20から読み取られる。
【0051】
S65においては、INFOh信号が送信側装置に送信される。具体的には、前記S64において読み取った帯域幅とシンボル速度決定テーブル13cとに基づいて、シンボル速度が決定される。そして、その決定されたシンボル速度は、INFOh信号中の第27ビットから第29ビットに格納されて、送信側装置に送信される。
【0052】
S66においては、所定時間が経過するまので間に、S信号、S反転信号、PP信号及びTRN信号が受信されるのが待たれる。
S67においては、PPh信号、ALT信号及びMPh信号の送受信が送信側装置との間で行われる。そして、MPh信号のやりとりにおいて、送受信間の通信速度が決定される。
【0053】
S68においては、E信号の送受信が受信側装置との間で行われる。
図12に示すS71においては、前記S64において読み取られた帯域幅及びS/N比が、NSF信号中のFIF領域に格納される。
【0054】
S72においては、NSF信号、CSI信号及びDIS信号が送信側装置に送信される。
S73においては、所定時間が経過するまので間に、送信側装置から送信されてくるNSF信号、TSI信号及びDCS信号が受信されるのが待たれる。
【0055】
S74においては、CFR信号が送信側装置に送信される。
S75においては、1ブロック分の画データが受信される。
S76においては、前記S75において受信した1ブロック分の画データ中に誤りフレームが有ったか否かが判断される。1ブロック分の画データ中に誤りフレームが有った場合は、S77に移行する。一方、1ブロック分の画データ中に誤りフレームがなかった場合は、S79に移行する。
【0056】
S77においては、PPR信号中のFIF領域に誤りフレームの情報が格納されて、送信側装置に送信される。
S78においては、送信側装置から送信されてくる再送フレームの画データが受信される。
【0057】
S79においては、送信側装置から送信されてくるPPS−MPS信号が受信されたか否かが判断される。PPS−MPS信号が受信された場合は、S75に戻って、次の1ブロック分の画データが受信される。一方、PPS−MPS信号が受信されない場合は、S80に移行する。
【0058】
S80においては、所定時間が経過するまでの間に、送信側装置から送信されてくるPPS−MPS信号が受信されるのが待たれる。
S81においては、所定時間が経過するまでの間に、送信側装置から送信されてくるDCN信号が受信されるのが待たれる。そして、DCN信号が受信されると、NCU21により、交換機との間の回線Lが開放される。
【0059】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)送信側装置から送信するラインプロービング信号(L1,L2)によって、受信側装置で回線状況(帯域幅及びS/N比)が測定される。そして、その帯域幅及びS/N比がNSF信号中のFIF領域に格納されて送信側装置に送信される。そして、送信側装置においては、この帯域幅及びS/N比がFAX番号テーブル13bに記憶される。このため、送信側装置は、帯域幅に基づいて、シンボル速度決定テーブル13cからシンボル速度が決定される。また、このシンボル速度及びS/N比に基づいて、通信速度決定テーブル13dから通信速度が決定される。その結果、送信側装置では、2回目以降の発呼に先だって送信先である受信側装置までの回線状況を予め把握することができる。従って、回線状況に応じて適切な通信速度を予め決定することができる。
【0060】
(2)加えて、送信先のFAX番号に対応して帯域幅及びS/N比がFAX番号テーブル13bに記憶される。このため、送信先である受信側装置毎に回線状況を把握することができる。従って、送信先毎に適切な通信速度を予め決定することができる。
【0061】
(3)さらに、送信側装置では、FAX番号テーブル13bの再送回数に基づいて、予め通信速度を1ランク下げて送信することができる。このため、再送が頻発する可能性を極力抑制することができる。従って、通信時間を短くすることができるとともに、通信料金も安くすることができる。
【0062】
(4)モデム20から出力される帯域幅に基づいて、シンボル速度が決定される。そして、モデム20から出力されるS/N比と前記シンボル速度とに基づいて、通信速度が決定される。このため、同一通信速度であってシンボル速度が異なる場合であっても、確実に適切な通信速度を決定することができる。
【0063】
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・前記実施形態では、ラインプロービング信号時の測定結果(帯域幅及びS/N比)を受信側装置から送信側装置に送信し、その測定結果を送信側装置が記憶する構成に代えて、送受信された通信速度を記憶する構成にしても良い。
【0064】
・送信側装置と受信側装置との間で送受信された最高通信速度を記憶する構成にしてのも良い。
・前記実施形態では、ラインプロービング信号時の測定結果を送信側装置に記憶する構成であるが、V.34では通信途中に通信速度を変更することが可能である。このため、通信途中における最高通信速度を、次回の送信時のために送信側装置に記憶する構成にしても良い。このように構成すれば、次回の最初の通信速度を前回の最高通信速度から開始することができる。その結果、より一層通信時間を短くすることができるとともに、通信料金も安くすることができる。
【0065】
・前記実施形態をV.34機能における全二重通信の場合に適用しても良い。
・前記実施形態においては、帯域幅、S/N比に基づいて、通信速度を決定し、再送回数が1回以上あった場合は、通信速度を1ランク低下させた通信速度に決定させたが、帯域幅及びS/N比のみから通信速度を決定しても良い。
【0066】
・図3に示すシンボル速度決定テーブル13c及び図4に示す通信速度決定テーブル13dは、不変的な実験値であるため、ROM12に記憶させる構成にしても良い。
【0067】
さらに、上記実施形態より把握される請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
〔1〕請求項1に記載の通信端末装置において、制御手段は、送信側装置と受信側装置との間で行われた最高の通信速度を記憶する通信端末装置。
【0068】
このように構成すれば、前回行われた通信の最高の通信速度で送信を開始することができる。
〔2〕請求項に記載の通信端末装置において、制御手段は、前回の通信における再送回数の有無に応じて通信速度を決定する通信端末装置。
【0069】
このように構成すれば、前回行われた通信時の再送回数の有無を考慮して通信速度を決定することができる。従って、より一層適切な通信速度を決定することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、適切な通信速度を予め決定することができる。
【0071】
請求項2に記載の発明によれば、送信先毎に適切な通信速度を予め決定することができる。また、通信時間を短くすることができるとともに、通信料金も安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図。
【図2】FAX番号テーブルを示す説明図。
【図3】シンボル速度決定テーブルを示す説明図。
【図4】各シンボル速度に対する通信速度決定テーブルを示す説明図。
【図5】V.8及びV.34における通信動作を示す説明図。
【図6】ECMモードを用いて送信する時の動作を示すフローチャート。
【図7】ECMモードを用いて送信する時の動作を示すフローチャート。
【図8】ECMモードを用いて送信する時の動作を示すフローチャート。
【図9】ECMモードを用いて送信する時の動作を示すフローチャート。
【図10】ECMモードを用いて受信する時の動作を示すフローチャート。
【図11】ECMモードを用いて受信する時の動作を示すフローチャート。
【図12】ECMモードを用いて受信する時の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…通信端末装置としてのファクシミリ装置、11…制御手段を構成するMPU、12…制御手段を構成するROM、13…記憶手段及び制御手段を構成するRAM、20…検出手段としてのモデム。

Claims (2)

  1. 送信側装置から送信されてくる回線状況判定信号に基づいて、帯域幅及び信号/雑音比を検出する検出手段と、検出手段で検出した帯域幅及び信号/雑音比を送信側装置に送信する制御手段とを備えた通信端末装置。
  2. 受信側装置から送信されてくる帯域幅及び信号/雑音比を含む情報を受信し、その受信した情報を送信先毎に対応させて記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された帯域幅及び信号/雑音比に基づいて、通信速度を決定するとともに、送信先毎に発呼する制御手段とを備えた通信端末装置。
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