JP3626926B2 - ファイル送信サーバ、ファイル送受信システム、ファイル送受信方法、および送信プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファイル送信サーバ、ファイル送受信システム、ファイル送受信方法、および送信プログラムに関する。特に本発明は、ファイルを端末独自では開封不可能な状態で送受信する、ファイル送信サーバ、ファイル送受信システム、ファイル送受信方法、および送信プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ファイルへのアクセスを制限する方法として、ファイルを提供するサーバへのアクセスを制限する方法がある。例えば、ホームページ用のHTMLファイルは、所定のwebサーバに格納され、当該webサーバへのアクセスを制限することにより、HTMLファイルへのアクセスを制限する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザがサーバにアクセスしてファイルを取得する形態の場合、サーバへのアクセスが殺到した時に、サーバのレスポンスが遅くなる場合があった。このため、ファイルへのアクセスを制限する方法として、開封制限ができるファイルを送受信することができると便利である。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるファイル送信サーバ、ファイル送受信システム、ファイル送受信方法、および送信プログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の形態によると、ファイルを送信するファイル送信サーバは、前記ファイルを端末独自では開封不可能な状態で前記端末に送信するファイル送信部と、前記ファイルの開封要求と共に前記ファイルを特定するファイル特定情報を前記端末から受信する開封要求受信部と、前記開封要求と前記ファイル特定情報を解析する解析部と、前記解析部の解析結果に応じて、前記ファイルを開封不可能な状態から開封可能な状態にするための、開封に必要な情報を前記端末に送信する許可情報送信部とを備え、前記開封要求受信部は、前記開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得する時間情報取得部を有し、前記解析部は、前記ファイルを特定するファイル特定情報に対応付けて、前記ファイルと異なる他のファイルを送信する期間を格納する期限情報格納部を有し、前記解析部が、前記時間情報により特定される日時が、前記期限情報格納部に格納された期間のうち前記開封要求受信部で受信した前記ファイル特定情報に対応する期間内であると判断した場合に、前記他のファイルを送信する別ファイル送信部を更に備える。
【0006】
前記ファイル送信部は、前記ファイルを電子メールに添付して送信し、前記開封要求受信部は、前記端末上で前記電子メールが開封されたことを条件として前記端末から返信された前記ファイルの開封要求を受信してもよい。前記開封要求受信部は、前記開封要求を前記電子メールの本文の開封を示す開封情報と共に受信してもよい。前記ファイル送信部は、前記ファイルを暗号化して前記開封不可能な状態にしてもよい。
【0007】
本発明の他の形態によると、ファイルを送信するファイル送信サーバと、前記ファイルを受信するファイル受信端末とを備えたファイル送受信システムであって、前記ファイル送信サーバは、開封不可能な前記ファイルを前記ファイル受信端末に送信するファイル送信部と、前記ファイルの開封要求と共に前記ファイルを特定するファイル特定情報を前記ファイル受信端末から受信する開封要求受信部と、前記開封要求と前記ファイル特定情報を解析する解析部と、前記解析部の解析結果に応じて、前記ファイルを開封不可能な状態から開封可能な状態にするための、開封に必要な情報を前記ファイル受信端末に送信する許可情報送信部とを備え、前記開封要求受信部は、前記開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得する時間情報取得部を有し、前記解析部は、前記ファイルを特定するファイル特定情報に対応付けて、前記ファイルと異なる他のファイルを送信する期間を格納する期限情報格納部を有し、前記解析部が、前記時間情報により特定される日時が、前記期限情報格納部に格納された期間のうち前記開封要求受信部で受信した前記ファイル特定情報に対応する期間内であると判断した場合に、前記他のファイルを送信する別ファイル送信部を更に備え、前記ファイル受信端末は、前記開封不可能なファイルを受信するファイル受信部と、前記開封不可能なファイルの開封許可を要求する開封要求と共に前記ファイルを特定するファイル特定情報を、前記ファイル送信サーバに返信する開封要求送信部と、前記開封に必要な情報を前記ファイル送信サーバから受信する許可情報受信部と、前記開封に必要な情報が前記ファイルの開封を許可して開封可能な状態にする情報である場合に、当該開封に必要な情報を用いて前記ファイルを開くファイル開封部とを有する。
【0008】
本発明の他の形態によると、サーバと端末の間でファイルを送受信するファイル送受信方法は、前記サーバが、前記端末独自では開封不可能なファイルを前記端末に送信するファイル送信ステップと、前記端末が、前記開封不可能なファイルを受信するファイル受信ステップと、前記端末が、前記開封不可能なファイルの開封許可を要求する開封要求と前記ファイルを特定するファイル特定情報を、前記サーバに返信する開封要求送信ステップと、前記サーバが、前記開封要求と共に前記ファイル特定情報を前記端末から受信する開封要求受信ステップと、前記サーバが、前記開封要求と前記ファイル特定情報を解析する解析ステップと、前記サーバが、解析の結果に応じて、前記ファイルを開封不可能な状態から開封可能な状態にするための、開封に必要な情報を前記端末に送信する許可情報送信ステップとを備え、前記開封要求受信ステップにおいて、前記サーバは、前記開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得し、前記解析ステップにおいて、前記サーバは、前記時間情報により特定される日時が、前記ファイルを特定するファイル特定情報に対応付けて前記ファイルと異なる他のファイルを送信する期間を格納する期限情報格納部に格納された期間のうち前記開封要求受信ステップで受信した前記ファイル特定情報に対応する期間内であるか判断し、前記サーバが、前記時間情報により特定される日時が前記期間内であると前記解析ステップで判断された場合に、前記他のファイルを送信する別ファイル送信ステップを更に備える。
【0009】
本発明の他の形態によると、ファイルを送信するサーバの送信プログラムは、前記ファイルを端末独自では開封不可能な状態で前記端末に送信するファイル送信モジュールと、前記ファイルの開封要求と共に前記ファイルを特定するファイル特定情報を前記端末から受信する開封要求受信モジュールと、前記開封要求と前記ファイル特定情報を解析する解析モジュールと、前記解析モジュールの解析結果に応じて、前記ファイルを開封不可能な状態から開封可能な状態にするための、開封に必要な情報を前記端末に送信する許可情報送信モジュールとを備え、前記開封要求受信モジュールは、前記開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得する時間情報取得モジュールを有し、前記解析モジュールは、前記ファイルを特定するファイル特定情報に対応付けて、前記ファイルと異なる他のファイルを送信する期間を格納する期限情報格納モジュールを有し、前記解析モジュールが、前記時間情報により特定される日時が、前記期限情報格納モジュールに格納された期間のうち前記開封要求受信モジュールで受信した前記ファイル特定情報に対応する期間内であると判断した場合に、前記他のファイルを送信する別ファイル送信モジュールを更に備える。
【0010】
本発明の他の形態によると、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記本発明の形態のファイル送信サーバとして機能させるためのプログラムである。
【0011】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0013】
図1は、ファイル送受信システム全体の概略を示す。ファイル送受信システムは、ファイル送信サーバ100と、ファイル受信端末200とを備える。ファイル送受信システムは、更に、ファイル受信携帯端末300を備えてもよい。ファイル受信携帯端末300は、ファイル受信端末200と同様の機能を有し、ファイル受信端末200と同様に動作するので、以下では説明を省略する。本実施の形態における、ファイル送受信システム、およびファイル送信サーバ100は、それぞれ本発明に係るファイル送受信システム、およびファイル送信サーバの一例である。
【0014】
ファイル送信サーバ100は、所定のファイルをファイル受信端末200に送信する。その際、ファイル送信サーバ100は、送信したファイルの開封制限を行う。すなわち、ファイル送信サーバ100は、ファイルをファイル受信端末200独自では開封不可能な状態でファイル受信端末200に送信する。そして、ファイル送信サーバ100は、所定のタイミングで、ファイル受信端末200上でファイルを開封するのに必要な情報を当該ファイル受信端末200に送信する。
【0015】
ファイル受信端末200独自では開封不可能な状態とは、ファイル送信サーバ100から取得した所定の情報を用いなければ、ファイルの内容を理解できない状態のことであり、例えば、ファイルが所定の暗号方式で暗号化されている状態である。この場合、ファイル送信サーバ100が復号手段をファイル受信端末200に提供することにより、ファイル受信端末200はファイルを開封できる状態になる。また、ファイル受信端末200独自では開封不可能な状態とは、ファイル送信サーバ100から取得した所定の情報を用いなければ、ファイルを開くアプリケーションプログラムを起動できない状態であってもよい。この場合、ファイル送信サーバ100がアプリケーションプログラム起動に必要な情報をファイル受信端末200に送信することにより、ファイル受信端末200は、ファイルを開封できる状態になる。以上のように、ファイルの開封制限は、ファイル送信サーバ100がファイルに所定の処理を行うことにより実現されてもよいし、ファイル受信端末200がファイルを開封する際に用いるプログラムに制限を設けることにより実現されてもよい。本実施形態では、ファイル受信端末200上のプログラムでファイルの開封制限を行う形態について説明する。
【0016】
ファイル受信端末200は、ファイルを開封不可能な状態で受信した場合、ファイルの開封を可能にする情報の要求をファイル送信サーバ100に送信する。すなわち、ファイル受信端末200は、ファイルの開封許可を要求する開封要求をファイル送信サーバ100に送信する。この場合、ファイル送信サーバ100は、受信した開封要求を解析し、開封を許可する情報(すなわち、ファイルを開封可能にする情報)、又は、開封を許可しない情報をファイル受信端末200に送信する。
【0017】
図2は、ファイル送信サーバ100の機能ブロックを示す。ファイル送信サーバ100は、ファイル送信部110と、開封要求受信部120と、解析部130と、許可情報送信部140と、許可回数格納部150と、別ファイル送信部160とを有する。ファイル送信部110は、ファイルをファイル受信端末200独自では開封不可能な状態でファイル受信端末200に送信する。例えば、ファイル送信部110は、ファイル受信端末200上の所定のプログラムでのみ開封可能なファイルフォーマットで、所定のファイルを送信する。また、本実施形態では、ファイル送信部110は、ファイルを電子メールに添付してファイル受信端末200に送信する。
【0018】
開封要求受信部120は、ファイルの開封要求をファイル受信端末200から受信し、解析部130に出力する。開封要求受信部120は、開封の許可を要求する情報と共に、開封を希望するファイルのファイル特定情報、ファイル受信端末200のユーザを特定するユーザ特定情報等を受信し、解析部130に出力してもよい。特に、開封要求受信部120は、ユーザ特定情報として、ユーザID、ファイル受信端末200を特定する端末特定情報(例えば、IPアドレス、MACアドレス等)、および、ファイル受信端末200の位置を特定する端末位置情報(例えば、GPS情報、電話番号の局番等)を受信する。開封要求受信部120は、ファイルを電子メールに添付して送信した場合の電子メールの開封情報と共に、開封要求を受信する。例えば、開封要求受信部120は、電子メールのメール本文が開封されたことを示す開封情報そのものを開封要求として受信してもよい。また、開封要求受信部120は、電子メールの開封情報に所定の情報を付加したものを開封要求として受信してもよい。開封情報とは、電子メールが受信端末上で開封されたことを当該電子メールの送信元に通知する情報であり、受信端末が電子メールを開封すると自動的に電子メールの送信元に返信する情報である。
【0019】
開封要求受信部120は、時間情報取得部122を有する。時間情報取得部122は、開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得し、開封要求に対応付けて解析部130に出力する。
【0020】
解析部130は、開封要求受信部120から開封要求を受け取ると、開封要求を解析し、解析結果を許可情報送信部140又は別ファイル送信部160に出力する。例えば、解析部130は、開封要求受信部120から受け取った開封要求を受信した日時、開封要求を送信したファイル受信端末200のユーザ特定情報、開封を要求されているファイルのファイル特定情報等の情報を解析し、所定の条件を満たす場合に、許可情報送信部140に開封を許可する情報の送信を指示する。同様に、解析部130は、開封情報等が所定の条件を満たす場合に、別ファイル160に所定のファイルを送信するように指示する。解析部130は、許可回数格納部150内の許可回数を示す情報を更に用いて、開封要求を解析してもよい。例えば、解析部130は、許可回数格納部150内の許可回数が所定の上限値以下である場合は、開封を許可すると判断し、当該上限値を超える場合は、開封を許可しないと判断する。
【0021】
解析部130は、期限情報格納部132を有する。期限情報格納部132は、ファイルの開封を許可する期間を格納する。期限情報格納部132が格納する期間とは、異なる2つの時点の間の期間(例えば、3月から6月までの期間)、所定の時点までの期間(例えば、7月までの期間)、又は、所定の時点からの期間(例えば、7月以降の期間)のことである。期限情報格納部132は、ファイルやユーザ等に対応付けて、ファイルの開封を許可する期間を格納する。期限情報格納部132は、端末特定情報や端末位置情報に対応付けて、ファイルの開封を許可する期間を格納してもよい。解析部130は、期限情報格納部132が格納する情報を用いて、開封要求を解析し、開封を許可するか否か、および、別ファイルを送信するか否かを判断する。
【0022】
図3は、期限情報格納部132が格納するテーブルの例を示す。図3(A)は、期限情報格納部132がファイルに対応付けてファイルの開封を許可する期間を格納するテーブルの一例を示す。本例では、期限情報格納部132は、ファイル特定情報(ファイルID)に対応付けて、ファイルの開封を許可する期間(開封許可期間)を格納する。更に、期限情報格納部132は、ファイル特定情報に対応付けて、別ファイルを送信する期間(更新期間)と、別ファイルを特定する情報(更新ファイルID)とを格納する。この場合、解析部130は、時間情報で特定される日時が、ファイル特定情報に対応する開封許可期間内であると判断した場合は、開封を許可する旨を解析結果として許可情報送信部140に出力する。また、解析部130は、時間情報で特定される日時が、ファイル特定情報に対応する更新期間内であると判断した場合は、対応する別ファイルを特定する情報を解析結果として別ファイル送信部160に出力する。このように、ファイル特定情報に対応付けてファイルの開封を許可する期間を設定することにより、ファイル毎にファイルの開封を制限することができる。また、ファイル特定情報に対応付けて別ファイルの送信期間を設定することにより、例えば、ファイルに応じたタイミングで更新ファイルを送信することができる。
【0023】
図3(B)は、期限情報格納部132が端末特定情報に対応付けてファイルの開封を許可する期間を格納するテーブルの一例を示す。本例では、期限情報格納部132は、端末特定情報(IPアドレス)とファイル特定情報(ファイルID)に対応付けて、ファイルの開封を許可する期間(開封許可期間)を格納する。この場合、解析部130は、時間情報で特定される日時が、端末特定情報に対応する開封許可期間内であると判断した場合は、開封を許可する旨を解析結果として許可情報送信部140に出力する。一方、解析部130は、開封許可期間内でないと判断した場合は、開封を許可しない旨を解析結果として許可情報送信部140に出力する。このように、端末特定情報に対応付けてファイルの開封を許可する期間を設定することにより、ファイル受信端末200毎にファイルの開封を制限することができる。
【0024】
図3(C)は、期限情報格納部132が端末位置情報に対応付けてファイルの開封を許可する期間を格納するテーブルの一例を示す。本例では、期限情報格納部132は、端末位置情報(端末位置)とファイル特定情報(ファイルID)に対応付けて、ファイルの開封を許可する期間(開封許可期間)を格納する。この場合、解析部130は、時間情報で特定される日時が、端末位置情報に対応する開封許可期間内であると判断した場合は、開封を許可する旨を解析結果として許可情報送信部140に出力する。一方、解析部130は、開封許可期間内でないと判断した場合は、開封を許可しない旨を解析結果として許可情報送信部140に出力する。このように、端末位置情報に対応付けてファイルの開封を許可する期間を設定することにより、ファイル受信端末200が存在する地域毎にファイルの開封を制限することができる。
【0025】
図2に戻る。許可情報送信部140は、解析部130から解析結果を受け取ると、解析結果に応じて、開封に必要な情報をファイル受信端末200に送信する。開封に必要な情報とは、開封を許可する情報(すなわち、ファイル受信端末200上でファイルの開封を可能にする情報)、又は、開封を許可しない情報(例えば、ファイルの開封を許可しない旨を伝えるメッセージ)等とする。開封に必要な情報が開封を許可する情報を含む場合は、開封するためにファイル受信端末200上で入力すべきデータを示唆する情報(例えば、パスワード入力を指示するメッセージ)等を更に含んでもよい。例えば、許可情報送信部140は、解析部130が開封を許可すると判断した場合は、開封を許可する情報をファイル受信端末200に送信し、解析部130が開封を許可しないと判断した場合は、開封を許可しない情報をファイル受信端末200に送信する。
【0026】
許可情報送信部140は、更に、ファイルの開封を許可する情報をファイル受信端末200に送信した場合は、送信したファイル受信端末200のユーザ、又は、送信したファイルに対応付けて、ファイルの開封を許可する情報を送信した回数を特定する情報を許可回数格納部150に出力する。送信した回数を特定する情報とは、送信する毎に送信した旨を伝える情報であってもよい。
【0027】
許可回数格納部150は、許可情報送信部140から開封を許可する情報を送信した回数を特定する情報を受け取ると、ユーザ又はファイルに対応付けて、開封を許可する情報を送信した許可回数を格納する。すなわち、許可回数格納部150は、ユーザ又はファイルに対応付けて、開封を許可した許可回数を格納する。
【0028】
図4は、許可回数格納部150が格納するテーブルの一例を示す。本例では、許可回数格納部150は、ユーザ(ユーザID)およびファイル(ファイルID)に対応付けて、許可回数を格納する。許可回数格納部150は、更に、ユーザ(ユーザID)およびファイル(ファイルID)に対応付けて、開封を許可する情報を送信できる残りの回数を格納してもよい。
【0029】
図2に戻る。別ファイル送信部160は、解析部130から別ファイルを送信するように指示されると、別ファイルをファイル受信端末200に送信する。別ファイルとは、ファイル送信サーバ100がファイルの開封要求を受信した場合に、当該ファイルとは異なる他のファイルのことであり、例えば、当該ファイルの更新情報ファイルや、当該ファイルの最新バージョンのファイル等である。
【0030】
図5は、別ファイル送信部160が格納するテーブルの一例を示す。本例では、別ファイル送信部160は、ユーザおよび期間に対応付けて、別ファイル(更新ファイルID)を格納し、ユーザおよび現在の日時に応じた別ファイルを送信する。
【0031】
図6は、ファイル受信端末200の機能ブロックを示す。ファイル受信端末200は、ファイル受信部210と、メール開封部220と、表示部230と、開封要求送信部240と、許可情報受信部250と、ファイル開封部260とを有する。ファイル受信部210は、当該ファイル受信端末200独自では開封不可能な状態で、ファイル送信サーバ100からファイルを受信し、メール開封部220に出力する。本例では、ファイル受信部210は、電子メールに添付されたファイルを受信する。この場合のファイルは、ファイル受信端末200上のプログラムで所定の処理を行わなければ開封できない状態である。ファイル受信部210が受信するファイルは、例えば、所定の圧縮形式で圧縮されており、ファイル受信端末200上の解凍プログラムを用いなければ開封できないようになっている。ファイル受信部210が電子メールの添付ファイルとして受信するファイルは、ファイル受信端末200上の当該電子メールのメーラに所定の制限を設けて、開封を制限してもよい。
【0032】
メール開封部220は、ファイル受信部210から受け取った電子メールを開封し、表示部230に電子メールを開封した旨を出力し、更に、電子メールに添付されていたファイルをファイル開封部260に出力する。
【0033】
表示部230は、メール開封部220から電子メールが開封された旨を受け取ると、ユーザが情報を入力する入力画面を表示し、ユーザが入力した入力情報を開封要求送信部230に出力する。すなわち、表示部230は、メール開封部220で電子メールを開封したことを条件として、開封要求の一部としてユーザが情報を入力する入力画面を表示する。表示部230は、例えば、ユーザID入力欄、パスワード入力欄、開封を要求するファイルの指定を行うファイル指定欄等を表示し、表示に応じてユーザが入力した入力情報を開封要求送信部240に出力する。
【0034】
開封要求送信部240は、表示部230からユーザの入力情報を受け取ると、ファイルの開封許可を要求する開封要求をファイルの送信元、すなわちファイル送信サーバ100に返信する。開封要求送信部240は、開封を要求するファイル特定情報や、ユーザ特定情報(端末特定情報および端末位置情報を含む)等を含む開封要求を生成し、ファイル送信サーバ100に返信する。開封要求送信部240は、更に、表示部230から受け取ったユーザの入力情報を開封要求と共にファイル送信サーバ100に返信する。
【0035】
許可情報受信部250は、開封要求に対して返信された、開封に必要な情報を受信し、ファイル開封部260に出力する。すなわち、許可情報受信部250は、開封要求をファイル送信サーバ100に送信した場合に、当該開封要求に対してファイル送信サーバ100から返信された、開封に必要な情報を受信する。
【0036】
ファイル開封部260は、許可情報受信部250から開封に必要な情報を受け取ると、開封に必要な情報に応じて、メール開封部220から受け取ったファイルを開く。すなわち、ファイル開封部260は、開封に必要な情報が開封を許可する情報である場合に、当該開封を許可する情報を用いて、ファイルを開く。本例では、ファイル開封部260は、開封を許可する情報としてファイル受信端末200上のメーラプログラムにファイルの開封を許可するデータを受け取り、当該データをメーラプログラムに入力することにより、ファイルを開封する。一方、ファイル開封部260は、開封に必要な情報が開封を許可しない情報である場合に、例えば、ファイルの開封が許可されなかった旨をユーザに通知する。ファイル開封部260は、別ファイルを受け取った場合も、同様に別ファイルを開封する。
【0037】
図7は、ファイル送受信システムの処理フローを示す。ファイル送信サーバ100でファイルの送信処理が発生すると、ファイル送信部110は、ファイルを開封不可能な状態で電子メールに添付し(ステップS100)、ファイル受信端末200に送信する(ステップS105)。ファイル受信端末200のファイル受信部210は、ファイル送信サーバ100から電子メールを受信すると、メール開封部220に出力する(ステップS105)。メール開封部220は、受け取った電子メールを開封し、電子メールを開封した旨を表示部230に出力し、電子メールに添付されているファイルをファイル開封部260に出力する(ステップS110)。表示部230は、電子メールが開封されると入力画面を表示し、ユーザが入力した入力情報を開封要求送信部240に出力する。開封要求送信部240は、ユーザの入力情報を用いて、ユーザ特定情報、ファイル特定情報等を含む開封要求を生成し、ファイル送信サーバ100に送信する(ステップS115)。ファイル送信サーバ100の開封要求受信部120は、開封要求を受信すると、受信した日時と共に、解析部130に出力する(ステップS115)。解析部130は、開封要求内のユーザ特定情報、ファイル特定情報、および開封要求を受信した日時を、期限情報格納部140内のテーブルと照らし合わせて開封要求を解析する(ステップS120)。解析部130が開封を許可すると判断した場合(ステップS125)、許可情報送信部140は、開封を許可する情報をファイル受信端末200に送信し、更に開封を許可した旨をユーザおよびファイルに対応付けて許可回数格納部150に出力する(ステップS130)。ファイル受信端末200の許可情報受信部250は、開封を許可する情報を受信すると、ファイル開封部260に出力する(ステップS135)。ファイル開封部260は、受け取った開封を許可する情報を用いて、ファイルを開く(ステップS140)。
【0038】
一方、ステップS125において、解析部130は、開封を許可しないと判断した場合、更に、別ファイルを送信するか否かを判断する(ステップS145)。解析部130が別ファイルを送信すると判断した場合(ステップS145)、別ファイル送信部160は、ユーザ、ファイル、および開封要求を受信した日時に応じた更新ファイルを電子メールに添付し(ステップS150)、ファイル受信端末200に送信する(ステップS155)。ファイル受信端末200のファイル受信部210は、更新ファイルの添付された電子メールを受信すると、メール開封部220に出力する(ステップS155)。メール開封部220は、更新ファイルの添付された電子メールを開封し、添付された更新ファイルをファイル開封部260に出力する(ステップS160)。ファイル開封部260は、受け取った更新ファイルを開く(ステップS165)。また、ステップS145において、解析部130は、別ファイルを送信しないと判断した場合は、処理を終了する。
【0039】
なお、ステップS125、S145、S150、S155等に関して、ステップS125では解析部130が開封を許可しないと判断した場合に別ファイル送信部160が更新ファイルを電子メールに添付して送信しているが、解析部130の開封の許可/不許可の判断結果に拘わらずに、ステップS145の処理を実行する構成としてもよい。すなわち、ステップS130の次にもS145の処理に進む構成としてもよい。
【0040】
図8は、ファイル送信サーバ100のハードウェア構成を示すブロック図である。ファイル送信サーバ100は、CPU700と、ROM702と、RAM704と、通信インターフェース706とを備える。CPU700は、ROM702及びRAM704に格納されたプログラムに基づいて動作する。通信インターフェース706は、インターネットを介してファイル受信端末200等の外部と通信する。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ710は、設定情報及びCPU700が動作するプログラムを格納する。
【0041】
フレキシブルディスクドライブ712はフレキシブルディスク714からデータまたはプログラムを読み取りCPU700に提供する。CD−ROMドライブ716はCD−ROM718からデータまたはプログラムを読み取りCPU700に提供する。通信インターフェース706は、インターネットに接続してデータを送受信する。
【0042】
CPU700が実行するソフトウェアは、フレキシブルディスク714またはCD−ROM718等の記録媒体に格納されてユーザに提供される。記録媒体に格納されたソフトウェアは圧縮されていても非圧縮であってもよい。ソフトウェアは記録媒体からハードディスクドライブ710にインストールされ、RAM704に読み出されてCPU700により実行される。
【0043】
記録媒体に格納されて提供されるソフトウェア、即ちハードディスクドライブ710にインストールされるソフトウェアは、機能構成として、ファイル送信モジュールと、開封要求受信モジュールと、解析モジュールと、許可情報送信モジュールと、許可回数格納モジュールと、別ファイル送信モジュールとを備える。更に、開封要求受信モジュールは、サブモジュールとして、時間情報取得モジュールを有する。また、解析モジュールは、サブモジュールとして、期限情報格納モジュールを有する。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、CPU700に行わせる処理は、それぞれ本実施形態におけるファイル送信サーバ100における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。
【0044】
図9は、ファイル受信端末200のハードウェア構成を示すブロック図である。ファイル受信端末200は、CPU800と、ROM802と、RAM804と、通信インターフェース806とを備える。CPU800は、ROM802及びRAM804に格納されたプログラムに基づいて動作する。通信インターフェース806は、インターネットを介してファイル送信サーバ100等の外部と通信する。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ810は、設定情報及びCPU800が動作するプログラムを格納する。
【0045】
フレキシブルディスクドライブ812はフレキシブルディスク814からデータまたはプログラムを読み取りCPU800に提供する。CD−ROMドライブ816はCD−ROM818からデータまたはプログラムを読み取りCPU800に提供する。通信インターフェース806は、インターネットに接続してデータを送受信する。
【0046】
CPU800が実行するソフトウェアは、フレキシブルディスク814またはCD−ROM818等の記録媒体に格納されてユーザに提供される。記録媒体に格納されたソフトウェアは圧縮されていても非圧縮であってもよい。ソフトウェアは記録媒体からハードディスクドライブ810にインストールされ、RAM804に読み出されてCPU800により実行される。
【0047】
記録媒体に格納されて提供されるソフトウェア、即ちハードディスクドライブ810にインストールされるソフトウェアは、機能構成として、ファイル受信モジュールと、メール開封モジュールと、表示モジュールと、開封要求送信モジュールと、許可情報受信モジュールと、ファイル開封モジュールとを備える。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、CPU800に行わせる処理は、それぞれ本実施形態におけるファイル受信端末200における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。
【0048】
以上、図8および図9に示した、記録媒体の例としてのフレキシブルディスク714、814またはCD−ROM718、818には、それぞれ本出願で説明する全ての実施形態におけるファイル送信サーバ100およびファイル受信端末200の動作の一部または全ての機能を格納することができる。
【0049】
これらのプログラムは記録媒体から直接RAMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスクドライブにインストールされた後にRAMに読み出されて実行されてもよい。さらに、上記プログラムは単一の記録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されてもよい。また記録媒体に格納されるモジュールは、オペレーティングシステムとの共同によってそれぞれの機能を提供してもよい。例えば機能の一部または全部を行うことをオペレーティングシステムに依頼し、オペレーティングシステムからの応答に基づいて機能を提供するものであってもよい。
【0050】
記録媒体としては、フレキシブルディスク、CD−ROMの他にも、DVD等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、PD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードなどの半導体メモリー等を用いることができる。又、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラムをファイル送信サーバ100又はファイル受信端末200に提供してもよい。
【0051】
以上、本実施の形態で説明したように、ファイル送受信システムを用いてファイルを送受信することにより、ファイルの開封を制限することができる。また、開封を要求する情報を受信した日時に応じて、ファイルの更新情報等を送受信することができる。また、ファイルは電子メールに添付して送信することにより、ファイルは、ファイル受信端末200のユーザの所望するタイミングで取得でき、更に、当該タイミングに応じた開封制御を行うことができる。
【0052】
本発明を上記実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0053】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば開封制限ができるファイルを端末に送信することができ、これによりファイルの開封を制限することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファイル送受信システム全体の概略図。
【図2】ファイル送信サーバ100の機能ブロック図。
【図3】期限情報格納部132が格納するテーブルの例を示す図。
【図4】許可回数格納部150が格納するテーブルの一例を示す図。
【図5】別ファイル送信部160が格納するテーブルの一例を示す図。
【図6】ファイル受信端末200の機能ブロック図。
【図7】ファイル送受信システムの処理のフローチャート。
【図8】ファイル送信サーバ100のハードウェア構成を示すブロック図。
【図9】ファイル受信端末200のハードウェア構成を示すブロック図。
【符号の説明】
100 ファイル送信サーバ
110 ファイル送信部
120 開封要求受信部
122 時間情報取得部
130 解析部
132 期限情報格納部
140 許可情報送信部
150 許可回数格納部
160 別ファイル送信部
200 ファイル受信端末
210 ファイル受信部
220 メール開封部
230 表示部
240 開封要求送信部
250 許可情報受信部
260 ファイル開封部
700、800 CPU
702、802 ROM
704、804 RAM
Claims (8)
- ファイルを送信するファイル送信サーバであって、
前記ファイルを端末独自では開封不可能な状態で前記端末に送信するファイル送信部と、
前記ファイルの開封要求と共に前記ファイルを特定するファイル特定情報を前記端末から受信する開封要求受信部と、
前記開封要求と前記ファイル特定情報を解析する解析部と、
前記解析部の解析結果に応じて、前記ファイルを開封不可能な状態から開封可能な状態にするための、開封に必要な情報を前記端末に送信する許可情報送信部と
を備え、
前記開封要求受信部は、
前記開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得する時間情報取得部
を有し、
前記解析部は、
前記ファイルを特定するファイル特定情報に対応付けて、前記ファイルと異なる他のファイルを送信する期間を格納する期限情報格納部
を有し、
前記解析部が、前記時間情報により特定される日時が、前記期限情報格納部に格納された期間のうち前記開封要求受信部で受信した前記ファイル特定情報に対応する期間内であると判断した場合に、前記他のファイルを送信する別ファイル送信部
を更に備えることを特徴とするファイル送信サーバ。 - 前記ファイル送信部は、前記ファイルを電子メールに添付して送信し、
前記開封要求受信部は、前記端末上で前記電子メールが開封されたことを条件として前記端末から返信された前記ファイルの開封要求を受信することを特徴とする請求項1に記載のファイル送信サーバ。 - 前記開封要求受信部は、前記開封要求を前記電子メールの本文の開封を示す開封情報と共に受信することを特徴とする請求項2に記載のファイル送信サーバ。
- 前記ファイル送信部は、前記ファイルを暗号化して前記開封不可能な状態にすることを特徴とする請求項1または2に記載のファイル送信サーバ。
- ファイルを送信するファイル送信サーバと、前記ファイルを受信するファイル受信端末とを備えたファイル送受信システムであって、
前記ファイル送信サーバは、
開封不可能な前記ファイルを前記ファイル受信端末に送信するファイル送信部と、
前記ファイルの開封要求と共に前記ファイルを特定するファイル特定情報を前記ファイル受信端末から受信する開封要求受信部と、
前記開封要求と前記ファイル特定情報を解析する解析部と、
前記解析部の解析結果に応じて、前記ファイルを開封不可能な状態から開封可能な状態にするための、開封に必要な情報を前記ファイル受信端末に送信する許可情報送信部と
を備え、
前記開封要求受信部は、
前記開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得する時間情報取得部
を有し、
前記解析部は、
前記ファイルを特定するファイル特定情報に対応付けて、前記ファイルと異なる他のファイルを送信する期間を格納する期限情報格納部
を有し、
前記解析部が、前記時間情報により特定される日時が、前記期限情報格納部に格納された期間のうち前記開封要求受信部で受信した前記ファイル特定情報に対応する期間内であると判断した場合に、前記他のファイルを送信する別ファイル送信部
を更に備え、
前記ファイル受信端末は、
前記開封不可能なファイルを受信するファイル受信部と、
前記開封不可能なファイルの開封許可を要求する開封要求と共に前記ファイルを特定するファイル特定情報を、前記ファイル送信サーバに返信する開封要求送信部と、
前記開封に必要な情報を前記ファイル送信サーバから受信する許可情報受信部と、
前記開封に必要な情報が前記ファイルの開封を許可して開封可能な状態にする情報である場合に、当該開封に必要な情報を用いて前記ファイルを開くファイル開封部と
を有する
ことを特徴とするファイル送受信システム。 - サーバと端末の間でファイルを送受信するファイル送受信方法であって、
前記サーバが、前記端末独自では開封不可能なファイルを前記端末に送信するファイル送信ステップと、
前記端末が、前記開封不可能なファイルを受信するファイル受信ステップと、
前記端末が、前記開封不可能なファイルの開封許可を要求する開封要求と前記ファイルを特定するファイル特定情報を、前記サーバに返信する開封要求送信ステップと、
前記サーバが、前記開封要求と共に前記ファイル特定情報を前記端末から受信する開封要求受信ステップと、
前記サーバが、前記開封要求と前記ファイル特定情報を解析する解析ステップと、
前記サーバが、解析の結果に応じて、前記ファイルを開封不可能な状態から開封可能な状態にするための、開封に必要な情報を前記端末に送信する許可情報送信ステップと
を備え、
前記開封要求受信ステップにおいて、前記サーバは、前記開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得し、
前記解析ステップにおいて、前記サーバは、前記時間情報により特定される日時が、前記ファイルを特定するファイル特定情報に対応付けて前記ファイルと異なる他のファイルを送信する期間を格納する期限情報格納部に格納された期間のうち前記開封要求受信ステップで受信した前記ファイル特定情報に対応する期間内であるか判断し、
前記サーバが、前記時間情報により特定される日時が前記期間内であると前記解析ステップで判断された場合に、前記他のファイルを送信する別ファイル送信ステップ
を更に備える
ことを特徴とするファイル送受信方法。 - ファイルを送信するサーバの送信プログラムであって、
前記ファイルを端末独自では開封不可能な状態で前記端末に送信するファイル送信モジュールと、
前記ファイルの開封要求と共に前記ファイルを特定するファイル特定情報を前記端末から受信する開封要求受信モジュールと、
前記開封要求と前記ファイル特定情報を解析する解析モジュールと、
前記解析モジュールの解析結果に応じて、前記ファイルを開封不可能な状態から開封可能な状態にするための、開封に必要な情報を前記端末に送信する許可情報送信モジュールと
を備え、
前記開封要求受信モジュールは、
前記開封要求を受信した日時を特定する時間情報を取得する時間情報取得モジュール
を有し、
前記解析モジュールは、
前記ファイルを特定するファイル特定情報に対応付けて、前記ファイルと異なる他のファイルを送信する期間を格納する期限情報格納モジュール
を有し、
前記解析モジュールが、前記時間情報により特定される日時が、前記期限情報格納モジュールに格納された期間のうち前記開封要求受信モジュールで受信した前記ファイル特定情報に対応する期間内であると判断した場合に、前記他のファイルを送信する別ファイル送信モジュール
を更に備えることを特徴とする送信プログラム。 - コンピュータを、請求項1〜4のいずれか一つに記載されたファイル送信サーバとして機能させるためのプログラム。
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