JP2000215120A - 分散型非同期ワ―クフロ―装置 - Google Patents

分散型非同期ワ―クフロ―装置

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JP2000215120A
JP2000215120A JP1381099A JP1381099A JP2000215120A JP 2000215120 A JP2000215120 A JP 2000215120A JP 1381099 A JP1381099 A JP 1381099A JP 1381099 A JP1381099 A JP 1381099A JP 2000215120 A JP2000215120 A JP 2000215120A
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Japan
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workflow
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JP1381099A
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Takuya Takahashi
卓也 高橋
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防火壁が構築されている場合にセキュリティ
レベルを低下させることなく、防火壁の外部から内部の
HTTPサーバにアクセスでき、ワークフローを実現で
きる分散型非同期ワークフロー装置を提供する。 【解決手段】 分散型非同期ワークフロー装置1は、H
TTPサーバ100と、メッセージオブジェクト22
0、ワークフローアプレット230及び電子メール送信
手段240からなるワークフローJAR210を格納す
るΗTTPサーバ格納手段200と、ワークフローJA
R210をダウンロードし実行するブラウザ300と、
防火壁2の外側にあるリモートクライアント400と、
メッセージオブジェクト220の設定を行うワークフロ
ーサーバ500と、ΗTTPサーバ100からワークフ
ローJAR210を受信し、ワークフローアプレット2
30を起動するとともに、リモートクライアント400
からの電子メールを受信し、その電子メールに含まれて
いるメッセージオブジェクトを次のクライアントに適し
た形式で送信する電子メール受信サーバ700と備えて
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに結
合されたサーバと複数のクライアントを有し、ネットワ
ーク上でワークフローを実行する分散型非同期ワークフ
ロー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおいては、通信
し合うプロセス間で要求を出すクライアントと要求を処
理するサーバという関係がしばしば現れる。このような
クライアント・サーバ間の通信に適した通信の形態をク
ライアント・サーバ型通信という。
【0003】また、書類の回覧などのオフィス業務を効
率よく行うために、クライアント・サーバ方式のワーク
フロー装置が利用されている。ワークフローは、指定の
出所から電子文書や書式を発送し、あらかじめ設定され
たビジネスルールや定義済みのアクセスリストに基づい
て、次の人に文書を回し、各メンバーによって編集され
たり、著名されたり、確認されたりというさまざまな処
理段階を移動する。ワークフローは、業務上の処理を自
動化したり、定型業務のミスの回避や書類・伝票の滞留
を防いだり、業務全体の流れの把握、及びプロジェクト
の進行状況を追跡したりすることに利用される。
【0004】このようなワークフロー装置が、クライア
ント・サーバアーキテクチャの最上位に構築されると、
別々の作業者がすばやく連続的に、ビジネスタスクを実
行できる。従来のように紙に書かれた文書の場合、一度
に一人の人しかそれを利用できないし、ワークフローの
順番に従って次の人まで物理的にその紙を持っていかな
ければならないが、ワークフロー装置により文書を電子
的に掲示することで、このプロセスを飛躍的にスピード
アップできる。ワークフローアプリケーションは、電子
メッセージングを伴う文書のイメージ化とその表示、及
び該当書類に名前のある人物の確認を受けたものである
ことを証明するデジタル署名などの拡張セキュリティ機
能を結合する。
【0005】従来の分散型非同期ワークフロー装置とし
ては、例えば、文献1:特開平9−265408号公報
に記載された装置、文献2:「iFlow Techn
ical Data Shcet」(Fujitsu Software
Corporation)がある。
【0006】ところが、このような従来のワークフロー
装置では、以下のような問題点が指摘されている。 (1)すべてのクライアントでソフトウェアのバージョ
ンを統一する必要がある。 (2)サーバへの集中度が高く、ネットワーク帯域、及
び計算資源が効率的に利用されていない。 (3)回覧者がクライアントを起動していない場合、回
覧が滞る。
【0007】上記特開平9−265408号公報記載の
装置(文献1)では、クライアントとしてJavaプロ
グラムを実行できるブラウザを用いることにより、上記
問題点(1)を解決している。さらに、上記問題点
(2)についても、サーバを介して行われていた回覧者
間の通信をクライアントのみで行うことにより、サーバ
への集中度を弱め、ワークフローの処理を分散化するこ
とに成功している。何れもJavaによるネットワーク
・オブジェクト技術によるものである。
【0008】文献2では、HTML(Hyper Text Marku
p Language:ハイパーテキスト記述言語)形式の電子メ
ールを利用して上記問題点(3)を解決している。文献
2における電子メールによる回覧の動作を以下に示す。 1.アプレット(Applet:WebブラウザのHTMLペ
ージに組み込まれ、Webブラウザ上で動作する小型の
プログラム)の起動を記述したHTML文書を電子メー
ルとして、回覧者に送信する。 2.HTML文書を受信した電子メールクライアント
は、HTTP(Hyper TextTransfer Protocol:ハイパ
ーテキスト転送プロトコル)サーバにアクセスし、アプ
レットを取得する。 3.回覧者はアプレット上でワークフローの処理を行
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のワークフロー装置にあっては、以下のような
不具合が生じている。
【0010】一般に、企業では情報セキュリティの実現
のため情報システムの本体とネットワークの結合部分に
防火壁(fire wall)を構築することによって、権限の
ない者の不法侵入の防止、コンピュータ・ウイルスの防
止などを行っている。
【0011】ところが、上記電子メールクライアントが
情報システムの本体の外側に移動した場合、例えば、社
外への出張時には、防火壁が存在するため通信手段とし
て電子メールしか利用できない状況が発生する。このよ
うな状況下では、HTML形式の電子メールを利用する
ことができない。これは、HTML形式の電子メール
は、アプレットを取得するため内部のHTTPサーバに
アクセスする必要があるからである。
【0012】上記防火壁が構築されている場合に、ワー
クフローを実現するためには、(a)代理処理(社内に
いる人が社外の人に代わって行う処理)を用いる、
(b)内部のHTTPサーバへのアクセスを可能にする
という2つの方法が考えられる。
【0013】しかしながら、上記(a)または(b)の
どちらの方法を用いても、以下に示す煩雑な処理を行わ
なければならない。
【0014】上記(a)は、有効に利用するためには、
あらかじめ緻密なルールを記述する必要がある。また、
上記(b)は、防火壁の設定を変更し、かつ、セキュア
なΗTTPサーバを用意しなければならない。すなわ
ち、内部のHTTPサーバにアクセスできるように防火
壁の設定を変更し、これに伴うセキュリティレベルの低
下を、暗号化を強固にしたΗTTPサーバを用いるよう
にすれば実現は可能ではあるものの、全体からみた場合
のセキュリティレベルは低下する。特に、防火壁の設定
の変更は、全社的な調整が必要である。
【0015】本発明は、防火壁が構築されている場合に
セキュリティレベルを低下させることなく、ワークフロ
ーを実現できる分散型非同期ワークフロー装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る分散型非同
期ワークフロー装置は、ネットワークに結合されたサー
バと複数のクライアントを有し、ネットワーク上でワー
クフローを実行する分散型非同期ワークフロー装置にお
いて、クライアントからの要求に対してHTTPを用い
てHTTPサーバ格納手段に格納されたワークフローフ
ァイルを送信するHTTPサーバと、メッセージオブジ
ェクト、ワークフローアプレット及び電子メール送信手
段からなるワークフローファイルを格納するΗTTPサ
ーバ格納手段と、ワークフローファイルをダウンロード
し実行するブラウザを有するクライアントと、防火壁の
外側にあるリモートクライアントと、ワークフローアプ
レットからのワークフロー開始要求により、メッセージ
オブジェクトの設定を行うワークフローサーバと、ΗT
TPサーバからワークフローファイルを受信し、ワーク
フローアプレットを起動するとともに、リモートクライ
アントからの電子メールを受信し、該電子メールに含ま
れているメッセージオブジェクトを次のクライアントに
適した形式で送信する電子メール受信サーバと備えたこ
とを特徴とする。
【0017】上記ワークフローファイルは、電子メール
の暗号化及び復号化を行う暗号手段を備え、電子メール
受信サーバは、リモートクライアントとの間で電子メー
ルを暗号化して送受信するものであってもよい。
【0018】上記ワークフローファイルは、Javaの
クラスファイルであり、クライアント及びリモートクラ
イアントは、Java仮想機械を備え、Java仮想機
械は、HTTPサーバからワークフローファイルを取得
してワークフローアプレットを実行するものであっても
よい。
【0019】上記ワークフローアプレットは、少なくと
もクライアント側のファイルの書き込み、ΗTTPサー
バ側へのファイルの書き込みが不許可に設定されている
ものであってもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係る分散型非同期ワー
クフロー装置の構成を示すブロック図である。本実施形
態は、ワークフローを回覧として適用した例である。
【0021】図1において、1は分散型非同期ワークフ
ロー装置、2は社内と社外のネットワークの結合部分に
構築された防火壁である。
【0022】分散型非同期ワークフロー装置1は、HT
TPサーバ100、ハードディスクからなるΗTTPサ
ーバ格納手段200、クライアントである複数のブラウ
ザ300、リモートクライアント400、ワークフロー
サーバ500、スケジューラ600及び電子メール受信
サーバ700から構成される。
【0023】HTTPサーバ100は、ブラウザ300
からの要求に対して、HTTP(Hyper Text Transfer
Protocol)を用いてHTTPサーバ格納手段200に格
納されたファイルを送信する。
【0024】HTTPサーバ格納手段200は、ワーク
フローJARファイル210及びワークフローアプレッ
トを起動するためのHTMLファイルを格納する。
【0025】ワークフローJARファイル210は、J
AR(Java Archive)形式のファイルであり、Java
のクラスファイルであるメッセージオブジェクト220
(クラス)、ワークフローアプレット230(クラス)
及び電子メール送信手段240(クラス)を含んでい
る。
【0026】ワークフローJARファイル210は、ワ
ークフローに必要なクラスファイルやデータ群をJAR
形式に一纏めにしたもので、実行時に複数のクラスが必
要になるアプレットなどを圧縮して一つのファイルに纏
め、この状態でダウンロードが可能である。
【0027】メッセージオブジェクト220(クラス)
には、ワークフローの回覧経路、各回覧者における処理
内容、及び表示内容が記述されている。
【0028】ワークフローアプレット230(クラス)
は、メッセージオブジェクト220(クラス)の内容に
よりワークフローを実行するアプレットであり、また、
Javaのアプリケーションとして、スタンドアローン
(Stand-alone)での起動も可能である。アプレット
は、ブラウザ300上で動くプログラムであるが、記述
を少し変えることによってスタンドアローンで起動でき
るようになる。リモートクライアント400側では、こ
のスタンドアローンで起動できるようにしたワークフロ
ーアプレットを用いる。
【0029】電子メール送信手段240(クラス)は、
電子メールの送信機能を有し、防火壁2の外側にいるリ
モートクライアント400に対しては電子メールで通信
を行う際の処理を行う。
【0030】上記ワークフローJARファイル210に
ついてより詳細に説明する。ワークフローアプレット2
30(クラス)は、ワークフローのプログラムである。
また、メッセージオブジェクト220(クラス)は、送
る書類であり、このメッセージオブジェクト220の中
にワークフローの詳細が記述されていて、実際にはこの
メッセージオブジェクト220が移動する。例えば、H
TTPサーバ100に複数のブラウザ300が接続され
ている状態で、各ブラウザ300においてワークフロー
JARファイル210がダウンロードされ、メッセージ
オブジェクト220の内容が書き換えられながら次のブ
ラウザ300に移動する。正確には、ブラウザ300
は、ダウンロードしたワークフローJARファイル21
0(クラス)をインスタンス化してオブジェクトを作
り、このインスタンス化したメッセージオブジェクト2
20(オブジェクト)が次のブラウザ300に移動す
る。次のブラウザ300では、変更されたメッセージオ
ブジェクト220(オブジェクト)によりワークフロー
処理が行われ、その後、その次のブラウザ300にメッ
セージオブジェクト220(オブジェクト)が移動され
る。
【0031】本実施形態では、ワークフローJARファ
イル210として、メッセージオブジェクト220(ク
ラス)、ワークフローアプレット230(クラス)及び
電子メール送信手段240(クラス)を示したが、ワー
クフローに必要なクラスファイル群をJAR形式でまと
めたファイルであればどのようなものでもよく、オブジ
ェクトの記述により更に多くのクラスファイルがあって
もよい。
【0032】ブラウザ300は、Javaのバイト・コ
ードを解釈し実行するJava仮想機械(Java Virtual
Machine)310、再利用可能なクラスをまとめたJa
vaクラスライブラリ(class library)320を備え
る。
【0033】Java仮想機械310は、既存のプロセ
ッサの上に実装されるように設計された仮想機械であ
り、ダウンロードしたバイト・コード(プラットフォー
ムに依存しない中間コード)を解釈して実行する。ま
た、Javaクラスライブラリ320は、Javaの実
行環境が持つ標準のクラスライブラリであり、それ以外
のクラスファイル(ここでは、ワークフローJARファ
イル210)はHTTPサーバ格納手段200からダウ
ンロードされる。Java仮想機械310と組み合わせ
て使うJavaクラスライブラリ320を総称してJa
va実行環境と呼ぶ。
【0034】ブラウザ300は、HTTPサーバ100
からワークフローJAR210(クラス)を取得し、ワ
ークフローアプレット230をJava仮想機械310
上で実行する。
【0035】ここで、クラスをインスタンス(instanc
e)化したものがJavaオブジェクト(object)であ
り、Javaオブジェクトは、シリアライズ、及びデシ
リアライズという操作が可能である。シリアライズ操作
は、インスタンス化したJavaオブジェクトをバイト
ストリームに変換する。バイトストリームに変換するこ
とによりファイル書き込み及びネットワークを介して通
信が可能になる。また、デシリアライズ操作は、バイト
ストリームからJavaオブジェクトに再構成する。
【0036】上記ワークフローサーバ500、スケジュ
ーラ600及び電子メール受信サーバ700は、Jav
a仮想機械310と通信によりアクセスして実際の処理
内容を設定する。
【0037】ワークフローサーバ500は、ワークフロ
ーアプレットからのワークフロー開始要求により、メッ
セージオブジェクトの設定を行う。
【0038】スケジューラ600は、回覧者のスケジュ
ールを管理する。
【0039】電子メール受信サーバ700は、ΗTTP
サーバ100からワークフローJAR210を受信し、
ワークフローアプレットを起動する。電子メール受信サ
ーバ700は、防火壁2の外側にいる回覧者からの電子
メールを受信し、その電子メールに含まれているメッセ
ージオブジェクトを次の回覧者に適した形式で送信す
る。
【0040】一方、リモートクライアント400は、防
火壁2の外側で実行され、電子メールクライアント41
0及びJava仮想機械420を装備している。
【0041】電子メールクライアント410は、電子メ
ールの送受信が可能であり、また、ファイルを添付する
機能、及び受信した電子メールに添付されたファイルを
適当なアプリケーションを用いて実行する機能を有して
いる。電子メールクライアント410は、ワークフロー
JAR210(クラス)とシリアライズしたメッセージ
オブジェクトを添付ファイルの形式で受信すると、ワー
クフローJAR210からワークフローアプレットを起
動する。
【0042】以下、上述のように構成された分散型非同
期ワークフロー装置の動作を説明する。
【0043】まず、全体動作について説明する。
【0044】ブラウザ300からの要求をHTTPサー
バ100が受け取ると、HTTPサーバ100は、ブラ
ウザ300からの要求に対して、HTTPを用いてHT
TPサーバ格納手段200に格納されたURL(Unifor
m Resource Locator)で指定されたアドレスのHTML
ファイルをブラウザ300に送信する。
【0045】ブラウザ300では、HTTPサーバ10
0から送信されたHTMLファイルを見て、HTMLフ
ァイルにあるアプレット(ワークフローアプレット)の
起動指示に従ってワークフローアプレットを起動させる
操作を行う。この起動操作によりブラウザ300のJa
va仮想機械310が、HTTPサーバ100にワーク
フローアプレット(クラス)を要求し、HTTPサーバ
100は、HTTPサーバ格納手段200に格納された
ワークフローJARファイル210をブラウザ300に
送信する。ブラウザ300のJava仮想機械310
は、HTTPサーバ100からダウンロードされたワー
クフローJARファイル210に基づくワークフローア
プレットを実行する。正確には、Java仮想機械31
0が、ワークフローサーバ500にアクセスして実際の
処理内容を設定してもらうことによりメッセージオブジ
ェクトとなる。このようにしてHTTPサーバ100か
らダウンロードされたワークフローアプレットが、ブラ
ウザ300上で動作する。
【0046】Java仮想機械310における動作を詳
細に説明する。
【0047】Java仮想機械310は、HTTPサー
バ100からワークフローJAR210(クラス)を取
得し、ワークフローアプレット230を解釈し実行す
る。具体的には、Java仮想機械310が、ワークフ
ローサーバ500にアクセスし、ワークフローサーバ5
00は、ワークフローアプレットからのワークフロー開
始要求により、メッセージオブジェクトの設定を行い、
設定したメッセージオブジェクトをJava仮想機械3
10に返す。
【0048】このようにしてブラウザ300は、ダウン
ロードしたワークフローJARファイル210(クラ
ス)をインスタンス化してオブジェクトを作り、このイ
ンスタンス化したメッセージオブジェクト220(オブ
ジェクト)が次のブラウザ300に移動する。次にどの
ブラウザ300に移動するかは、このメッセージオブジ
ェクトに記述されている。次のブラウザ300では、変
更されたメッセージオブジェクト220(オブジェク
ト)によりワークフロー処理が行われ、その後、その次
のブラウザ300にメッセージオブジェクト220(オ
ブジェクト)が移動される。このワークフロー処理は、
ワークフローアプレットにより行われる。
【0049】また、Java仮想機械310が、スケジ
ューラ600にアクセスすることにより、Javaアプ
リケーションであるスケジューラ600が実行され、回
覧者のスケジュールが管理される。このスケジュール管
理によって回覧者が社外(防火壁2の外)にいる情報を
知ることができる。回覧者が社内にいるときは、上記の
ように内部で直に回覧され、回覧者が社外にいるときは
電子メール送信手段240(クラス)を使ってリモート
クライアント400と通信をする。
【0050】Java仮想機械310が、電子メール受
信サーバ700にアクセスし、電子メール受信サーバ7
00でインスタンス化して電子メール送信手段(オブジ
ェクト)にしてもらうことにより電子メールを送信す
る。
【0051】電子メール受信サーバ700は、ΗTTP
サーバ100からワークフローJAR210を受信し、
ワークフローアプレットを起動する。電子メール受信サ
ーバ700は、防火壁2の外側にいるリモートクライア
ント400からの電子メールを受信し、その電子メール
に含まれているメッセージオブジェクトを次の回覧者に
適した形式で送信する。この場合、リモートクライアン
ト400と防火壁2内部のスケジューラ600とは直接
やり取りはさせず、電子メール受信サーバ700を通し
て電子メールにより防火壁2を通過させ、その後、電子
メール受信サーバ700がスケジューラ600とやり取
りをする。
【0052】リモートクライアント400の電子メール
クライアント410は、ワークフローJAR210(ク
ラス)とシリアライズしたメッセージオブジェクトを添
付ファイルの形式で受信すると、ワークフローJAR2
10からワークフローアプレットを起動する。これによ
り、リモートクライアント400は、防火壁2の外側で
ワークフローを実行できる。
【0053】図2は分散型非同期ワークフロー装置のワ
ークフローの開始から終了までの処理の流れを示すフロ
ーチャートであり、図中、STはフローの各ステップを
示す。
【0054】HTMLファイルにあるワークフローアプ
レットの起動指示に従ってワークフローアプレットが起
動されると処理が開始される。
【0055】まず、ステップST1でブラウザ300が
ΗTTΡサーバ100から取得したワークフローアプレ
ット230をJava仮想機械310上で実行する。次
いで、ステップST2でワークフローアプレット230
が、ワークフロー要求をワークフローサーバ500に発
行し、ステップST3でワークフローサーバ500がメ
ッセージオブジェクトの設定を行う。すなわち、上述し
たようにJava仮想機械310が、ワークフローサー
バ500に通信によりアクセスし、ワークフローサーバ
500が、ワークフローアプレットからのワークフロー
開始要求により、メッセージオブジェクトの設定を行
い、設定したメッセージオブジェクトをJava仮想機
械310に返す処理が行われる。
【0056】ステップST4では、回覧者がメッセージ
オブジェクトをワークフローアプレット上で更新し、ス
テップST5でワークフローが終了したか否かを判別す
る。本実施形態は、ワークフローを回覧として適用した
例であるので、ワークフローの終了はすべての回覧者が
処理を行ったか否かで判断する。ワークフローが終了し
ていれば本フローを終了し、ワークフローが終了してい
ない場合は、ステップST6に進む。
【0057】ステップST6では、メッセージオブジェ
クトを次の回覧者へ送信するのに適した形式に変換し、
ステップST7でメッセージオブジェクトを次の回覧者
に送信してステップST4に戻る。この場合、回覧者が
社内にいるときは、上記のように内部で直に回覧され、
回覧者が社外(防火壁2の外)にいるときは電子メール
送信手段240を使ってリモートクライアント400と
通信をする。
【0058】図3は分散型非同期ワークフロー装置のワ
ークフローアプレットの処理の流れを示すフローチャー
トである。
【0059】まず、ステップST11でワークフローア
プレットが電子メール受信サーバ700により起動され
たか否かを判別し、ワークフローアプレットが電子メー
ル受信サーバ700により起動された場合には、ステッ
プST23に進み、そうでない場合は、ステップST1
2に進む。
【0060】ステップST12では、ワークフローアプ
レットがリモートクライアント400の電子メールクラ
イアント410により起動されたか否かを判別し、ワー
クフローアプレットが電子メールクライアント410に
より起動された場合は、リモートクライアント400で
あると判断してステップST21に進み、そうでない場
合は、ステップST13に進む。
【0061】ステップST13では、メッセージオブジ
ェクトの受信を行い、ステップST14で回覧者が、ワ
ークフローアプレット上でメッセージオブジェクトの処
理を行う。
【0062】次いで、ステップST15では、ワークフ
ローアプレットが電子メールクライアントにより起動さ
れたか否かを判別し、ワークフローアプレットが電子メ
ールクライアントにより起動された場合には、リモート
クライアント400であると判断してステップST22
に進み、そうでない場合はステップST16に進む。ス
テップST16では、スケジューラ600に次の回覧者
の予定についての問い合わせを行う。
【0063】次の回覧者の予定が出張の場合は、次の回
覧者が防火壁2の外側にいると判断してステップST1
8に進み、そうでない場合は、次の回覧者が社内にいる
と判断してステップST17に進む。ステップST17
では、メッセージオブジェクトを次の回覧者に送信して
ステップST11に戻る。
【0064】ステップST18では、ワークフローJA
R210をHTTPサーバ100から取得し、ステップ
ST19でメッセージオブジェクトに対してシリアライ
ズ操作を行う。次いで、ステップST20でワークフロ
ーJAR210とシリアライズしたメッセージオブジェ
クトを次の回覧者に電子メールとして送信してステップ
ST11に戻る。
【0065】一方、ステップST12でワークフローア
プレットが電子メールクライアント410により起動さ
れた場合は、ステップST21で電子メールとして添付
されたメッセージオブジェクトを入力してステップST
14に進み、メッセージオブジェクトの処理を行う。
【0066】また、ステップST15でワークフローア
プレットが電子メールクライアントにより起動された場
合には、ステップST22でシリアライズしたメッセー
ジオブジェクトを電子メールとして電子メール受信サー
バ700に送信して本フローを終了する。なお、ステッ
プST22を経由して本フローが終了しない場合は、ス
テップST13でメッセージオブジェクトの受信を行い
そこで待機する。
【0067】また、ステップST11でワークフローア
プレットが電子メール受信サーバ700により起動され
た場合は、ステップST23で防火壁2の外側からの電
子メールを受信してステップST15に進む。
【0068】例として、次の回覧者が出張している場合
について説明する。ここでは、出張している回覧者を回
覧者Β、回覧者Βの前の回覧者を回覧者Aとする。 [回覧者Aにおける処理の流れ] 1.回覧者Βが出張していることを確認する。 2.ワークフローJAR210を受信する。 3.メッセージオブジェクト220をシリアライズす
る。 4.ワークフローJAR210とシリアライズしたメッ
セージオブジェクトを電子メールに添付する(図4参
照)。
【0069】図4は回覧者に送られる電子メールの例を
示す図であり、防火壁2の内側の回覧者から外側の回覧
者に送られる電子メールを示す。防火壁2の外側から内
側に送られる電子メールは、図4中のワークフローJA
R部分がない電子メールとなる。 5.回覧者Βに電子メールを送信する。 [回覧者Bにおける処理の流れ] 1.回覧者Aからの電子メールを受信する。 2.添付されたワークフローJAR210から、ワーク
フローアプレット230をスタンドアローンで起動す
る。 3.起動したワークフローアプレットが、添付されたメ
ッセージオブジェクトを入力する。 4.回覧者Bが、ワークフローアプレット上でメッセー
ジオブジェクトの処理を行う。 5.上記4.で処理したメッセージオブジェクトに対し
てシリアライズ操作を行う。 6.上記5.で処理したメッセージオブジェクトを電子
メール受信サーバ700に送信する。
【0070】以上のように、出張などにより通信手段が
電子メールに限られる場合でも、煩雑な処理を行うこと
なく回覧者はワークフローを処理することができる。
【0071】以上説明したように、第1の実施形態に係
る分散型非同期ワークフロー装置1は、ブラウザ300
からの要求に対してHTTPを用いてHTTPサーバ格
納手段200に格納されたワークフローJAR210を
送信するHTTPサーバ100と、メッセージオブジェ
クト220、ワークフローアプレット230及び電子メ
ール送信手段240からなるワークフローJAR210
を格納するΗTTPサーバ格納手段200と、ワークフ
ローJAR210をダウンロードし実行するブラウザ3
00と、防火壁2の外側にあるリモートクライアント4
00と、ワークフローアプレット230からのワークフ
ロー開始要求により、メッセージオブジェクト220の
設定を行うワークフローサーバ500と、ΗTTPサー
バ100からワークフローJAR210を受信し、ワー
クフローアプレット230を起動するとともに、リモー
トクライアント400からの電子メールを受信し、その
電子メールに含まれているメッセージオブジェクトを次
のクライアントに適した形式で送信する電子メール受信
サーバ700と備えて構成したので、防火壁2が構築さ
れている場合にセキュリティレベルを低下させることな
く、防火壁2の外部から内部のHTTPサーバ700に
アクセスでき、ワークフローを実現できる。
【0072】すなわち、防火壁2が構築されている場合
であっても、防火壁2は電子メールを通すことに着目
し、電子メールを利用して防火壁2のセキュリティレベ
ルの低下や設計変更を招くことなく、防火壁2の外側に
あるリモートクライアント410においてワークフロー
処理を行うことができる。このようなことが可能になる
のは、Javaのセキュリティ機能として、あらかじめ
操作可能な処理(本実施形態では、ワークフロー)のみ
を設定でき、他の操作を禁止できること、特に、ワーク
フローアプレットは、ブラウザ300側のファイルの書
き込み、及びΗTTPサーバ100側へのファイルの書
き込みが不許可に設定できることにより実現できる。 第2の実施形態 図5は本発明の第2の実施形態に係る分散型非同期ワー
クフロー装置の構成を示すブロック図である。本実施形
態に係る分散型非同期ワークフロー装置の説明にあたり
図1と同一構成部分には同一符号を付して重複部分の説
明を省略する。
【0073】図5において、分散型非同期ワークフロー
装置は、HTTPサーバ100、ハードディスクからな
るΗTTPサーバ格納手段800、クライアントである
複数のブラウザ300、リモートクライアント900、
ワークフローサーバ500、スケジューラ600及び電
子メール受信サーバ700から構成される。
【0074】HTTPサーバ100は、ブラウザ300
からの要求に対して、HTTPを用いてHTTPサーバ
格納手段800に格納されたファイルを送信する。
【0075】HTTPサーバ格納手段800は、ワーク
フローJARファイル810及びワークフローアプレッ
トを起動するためのHTMLファイルを格納する。
【0076】ワークフローJARファイル810は、J
AR形式のファイルであり、Javaのクラスファイル
であるメッセージオブジェクト220(クラス)、ワー
クフローアプレット230(クラス)、電子メール送信
手段240(クラス)及び暗号手段820(クラス)を
含んでいる。
【0077】ワークフローJARファイル810は、ワ
ークフローに必要なクラスファイルやデータ群をJAR
形式に一纏めにしたもので、実行時に複数のクラスが必
要になるアプレットなどを圧縮して一つのファイルに纏
め、この状態でダウンロードが可能である。
【0078】メッセージオブジェクト220(クラス)
には、ワークフローの回覧経路、各回覧者における処理
内容、及び表示内容が記述されている。
【0079】ワークフローアプレット230(クラス)
は、メッセージオブジェクト220(クラス)の内容に
よりワークフローを実行するアプレットであり、また、
Javaのアプリケーションとして、スタンドアローン
での起動も可能である。
【0080】電子メール送信手段240(クラス)は、
電子メールの送信機能を有し、防火壁2の外側にいるリ
モートクライアント400に対しては電子メールで通信
を行う際の処理を行う。
【0081】暗号手段820(クラス)は、電子メール
の暗号化及び復号化を行う。暗号手段820は、例え
ば、暗号化/復号化に使用する暗号化鍵/復号化鍵とし
て、公開鍵暗号方式であるRSA方式と秘密鍵方式であ
るDES(Data Encryption Standard),FEAL等を
併用することができる。
【0082】ブラウザ300は、HTTPサーバ100
からワークフローJAR810(クラス)を取得し、ワ
ークフローアプレット230をJava仮想機械310
上で実行する。
【0083】ワークフローサーバ500は、ワークフロ
ーアプレットからのワークフロー開始要求により、メッ
セージオブジェクトの設定を行う。
【0084】スケジューラ600は、回覧者のスケジュ
ールを管理する。
【0085】電子メール受信サーバ700は、ΗTTP
サーバ100からワークフローJAR810を受信し、
ワークフローアプレットを起動する。電子メール受信サ
ーバ700は、防火壁2の外側にいる回覧者からの電子
メールを受信し、その電子メールに含まれているメッセ
ージオブジェクトを次の回覧者に適した形式で送信す
る。
【0086】リモートクライアント900は、防火壁2
の外側で実行され、電子メールクライアント410及び
Java仮想機械420を装備している。
【0087】電子メールクライアント910は、電子メ
ールの送受信が可能であり、また、ファイルを添付する
機能、受信した電子メールに添付されたファイルを適当
なアプリケーションを用いて実行する機能、及び電子メ
ールの暗号化・復号化機能を有している。電子メールク
ライアント910は、ワークフローJAR810(クラ
ス)とシリアライズしたメッセージオブジェクトを添付
ファイルの形式で受信すると、ワークフローJAR81
0からワークフローアプレットを起動する。
【0088】以下、上述のように構成された分散型非同
期ワークフロー装置の動作を説明する。
【0089】本実施形態は、電子メールに対し暗号化及
び復号化が行われるものであり、それ以外の全体的な動
作は前記第1の実施形態と同様であるため説明を省略す
る。図6は分散型非同期ワークフロー装置のワークフロ
ーアプレットの処理の流れを示すフローチャートであ
り、前記図3に示すフローチャートのステップと同じ処
理を行うステップには同一番号を付している。
【0090】まず、ステップST11でワークフローア
プレットが電子メール受信サーバ700により起動され
たか否かを判別し、ワークフローアプレットが電子メー
ル受信サーバ700により起動された場合には、ステッ
プST23に進み、そうでない場合は、ステップST1
2に進む。
【0091】ステップST12では、ワークフローアプ
レットがリモートクライアント400の電子メールクラ
イアント410により起動されたか否かを判別し、ワー
クフローアプレットが電子メールクライアント910に
より起動された場合は、リモートクライアント900で
あると判断してステップST21に進み、そうでない場
合は、ステップST13に進む。
【0092】ステップST13では、メッセージオブジ
ェクトの受信を行い、ステップST14で回覧者が、ワ
ークフローアプレット上でメッセージオブジェクトの処
理を行う。
【0093】次いで、ステップST15では、ワークフ
ローアプレットが電子メールクライアントにより起動さ
れたか否かを判別し、ワークフローアプレットが電子メ
ールクライアントにより起動された場合には、リモート
クライアント900であると判断してステップST32
に進み、そうでない場合はステップST16に進む。ス
テップST16では、スケジューラ600に次の回覧者
の予定についての問い合わせを行う。
【0094】次の回覧者の予定が出張の場合は、次の回
覧者が防火壁2の外側にいると判断してステップST1
8に進み、そうでない場合は、次の回覧者が社内にいる
と判断してステップST17に進む。ステップST17
では、メッセージオブジェクトを次の回覧者に送信して
ステップST11に戻る。
【0095】ステップST18では、ワークフローJA
R810をHTTPサーバ100から取得し、ステップ
ST19でメッセージオブジェクトに対してシリアライ
ズ操作を行う。次いで、ステップST31でワークフロ
ーJAR810とメッセージオブジェクトを添付した電
子メールを暗号化し、ステップST20で処理したメッ
セージオブジェクトを次の回覧者に電子メールとして送
信してステップST11に戻る。
【0096】一方、ステップST12でワークフローア
プレットが電子メールクライアント910により起動さ
れた場合は、ステップST21で電子メールとして添付
されたメッセージオブジェクトを入力してステップST
14に進み、メッセージオブジェクトの処理を行う。
【0097】また、ステップST15でワークフローア
プレットが電子メールクライアントにより起動された場
合には、ステップST32でシリアライズしたメッセー
ジオブジェクトを暗号化し、ステップST22で処理し
たメッセージオブジェクトを電子メールとして電子メー
ル受信サーバ700に送信して本フローを終了する。
【0098】また、ステップST11でワークフローア
プレットが電子メール受信サーバ700により起動され
た場合は、ステップST23で防火壁2の外側からの電
子メールを受信し、ステップST33で受信した電子メ
ールの復号化を行ってステップST15に進む。
【0099】例として、次の回覧者が出張している場合
について説明する。前記と同様に、出張している回覧者
を回覧者Β、回覧者Βの前の回覧者を回覧者Aとする。 [回覧者Aにおける処理の流れ] 1.回覧者Βが出張していることを確認する。 2.ワークフローJAR810を受信する。 3.メッセージオブジェクト220をシリアライズす
る。 4.ワークフローJAR810とメッセージオブジェク
トを暗号化する。 5.ワークフローJAR810とシリアライズしたメッ
セージオブジェクトを電子メールに添付する(図7参
照)。
【0100】図7は回覧者に送られる電子メールの例を
示す図であり、防火壁2の内側の回覧者から外側の回覧
者に送られる電子メールを示す。防火壁2の外側から内
側に送られる電子メールは、図7中の暗号化を行ったワ
ークフローJAR部分がない電子メールとなる。 6.回覧者Βに暗号化された電子メールを送信する。 [回覧者Bにおける処理の流れ] 1.回覧者Aからの電子メールを受信する。 2.添付されたワークフローJAR810から、ワーク
フローアプレット230をスタンドアローンで起動す
る。 3.起動したワークフローアプレットが、添付されたメ
ッセージオブジェクトを入力する。 4.回覧者Bが、ワークフローアプレット上でメッセー
ジオブジェクトの処理を行う。 5.上記4.で処理したメッセージオブジェクトに対し
てシリアライズ操作を行う。 6.上記5.で処理したメッセージオブジェクトに対し
て暗号化を行う。 7.上記6.で処理したメッセージオブジェクトを電子
メール受信サーバ700に送信する。
【0101】以上のように、出張などにより通信手段が
電子メールに限られる場合でも、煩雑な処理を行うこと
なく、回覧者はワークフローを処理することができる。
また、電子メールが暗号化されるので、機密性の高い書
類の回覧も安全に行うことができる。
【0102】以上説明したように、第2の実施形態に係
る分散型非同期ワークフロー装置は、ワークフローJA
R810は、電子メールの暗号化及び復号化を行う暗号
手段800を備え、電子メール受信サーバ700は、リ
モートクライアント900との間で電子メールを暗号化
して送受信するように構成したので、第1の実施形態の
効果に加え、機密性の高い書類の回覧も安全に行うこと
ができる。
【0103】なお、本実施形態に係る装置では、分散型
非同期ワークフロー装置を、社内外のクライアント・サ
ーバシステムに適用した例であるが、ネットワーク上で
ワークフローを実行する装置であればどのようなシステ
ムであってもよい。この場合、必ずしも社内外である必
要はなく、また、無線通信を含むどのような通信線で接
続してもよい。
【0104】また、上述の構成では、リモートクライア
ントとして、パーソナルコンピュータを使用することが
できるが、データ送受信可能な端末であればすべて適用
可能であり、専用端末でもよいことは言うまでもない。
【0105】さらに、上記分散型非同期ワークフロー装
置を構成する、メモリや記憶媒体等の数、種類、接続状
態などは前述した実施形態に限られないことは言うまで
もない。
【0106】
【発明の効果】本発明に係る分散型非同期ワークフロー
装置では、HTTPサーバと、メッセージオブジェク
ト、ワークフローアプレット及び電子メール送信手段か
らなるワークフローファイルを格納するΗTTPサーバ
格納手段と、ワークフローファイルをダウンロードし実
行するブラウザを有するクライアントと、防火壁の外側
にあるリモートクライアントと、ワークフローアプレッ
トからのワークフロー開始要求により、メッセージオブ
ジェクトの設定を行うワークフローサーバと、ΗTTP
サーバからワークフローファイルを受信し、ワークフロ
ーアプレットを起動するとともに、リモートクライアン
トからの電子メールを受信し、該電子メールに含まれて
いるメッセージオブジェクトを次のクライアントに適し
た形式で送信する電子メール受信サーバと備えて構成し
たので、防火壁が構築されている場合にセキュリティレ
ベルを低下させることなく、防火壁の外部から内部のH
TTPサーバにアクセスでき、ワークフローを実現でき
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係る分散型
非同期ワークフロー装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】上記分散型非同期ワークフロー装置のワークフ
ローの開始から終了までの処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図3】上記分散型非同期ワークフロー装置のワークフ
ローアプレットの処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図4】上記分散型非同期ワークフロー装置の回覧者に
送られる電子メールの例を示す図である。
【図5】本発明を適用した第2の実施形態に係る分散型
非同期ワークフロー装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】上記分散型非同期ワークフロー装置のワークフ
ローアプレットの処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7】上記分散型非同期ワークフロー装置の回覧者に
送られる電子メールの例を示す図である。
【符号の説明】 1 分散型非同期ワークフロー装置、2 防火壁、10
0 HTTPサーバ、200,800 HTTPサーバ
格納手段、210 ワークフローJAR、220 メッ
セージオブジェクト、230 ワークフローアプレッ
ト、240 電子メール送信手段、300 ブラウザ
(クライアント)、310,420 Java仮想機
械、400,900 リモートクライアント、410,
910 電子メールクライアント、500 ワークフロ
ーサーバ、600 スケジューラ、700 電子メール
受信サーバ、820 暗号手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに結合されたサーバと複数
    のクライアントを有し、ネットワーク上でワークフロー
    を実行する分散型非同期ワークフロー装置において、 クライアントからの要求に対してHTTPを用いてHT
    TPサーバ格納手段に格納されたワークフローファイル
    を送信するHTTPサーバと、 メッセージオブジェクト、ワークフローアプレット及び
    電子メール送信手段からなるワークフローファイルを格
    納するΗTTPサーバ格納手段と、 前記ワークフローファイルをダウンロードし実行するブ
    ラウザを有するクライアントと、 防火壁の外側にあるリモートクライアントと、 前記ワークフローアプレットからのワークフロー開始要
    求により、前記メッセージオブジェクトの設定を行うワ
    ークフローサーバと、 前記ΗTTPサーバからワークフローファイルを受信
    し、前記ワークフローアプレットを起動するとともに、
    前記リモートクライアントからの電子メールを受信し、
    該電子メールに含まれているメッセージオブジェクトを
    次のクライアントに適した形式で送信する電子メール受
    信サーバと備えたことを特徴とする分散型非同期ワーク
    フロー装置。
  2. 【請求項2】 前記ワークフローファイルは、電子メー
    ルの暗号化及び復号化を行う暗号手段を備え、 前記電子メール受信サーバは、前記リモートクライアン
    トとの間で電子メールを暗号化して送受信することを特
    徴とする請求項1記載の分散型非同期ワークフロー装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ワークフローファイルは、Java
    のクラスファイルであり、 前記クライアント及び前記リモートクライアントは、J
    ava仮想機械を備え、 前記Java仮想機械は、前記HTTPサーバから前記
    ワークフローファイルを取得して前記ワークフローアプ
    レットを実行することを特徴とする請求項1又は2の何
    れかに記載の分散型非同期ワークフロー装置。
  4. 【請求項4】 前記ワークフローアプレットは、少なく
    とも前記クライアント側のファイルの書き込み、前記Η
    TTPサーバ側へのファイルの書き込みが不許可に設定
    されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載の分散型非同期ワークフロー装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006107474A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Microsoft Corp 拡張可能ワークフローモデルの宣言的表現
US7548952B2 (en) 2002-05-31 2009-06-16 International Business Machines Corporation Method of sending an email to a plurality of recipients with selective treatment of attached files
JP2009532758A (ja) * 2006-03-30 2009-09-10 マイクロソフト コーポレーション ワークフローにおいて継続をモデル化するフレームワーク
US7748048B2 (en) 2005-05-17 2010-06-29 Namco Bandai Games, Inc. Storage medium, method of producing transfer file data, and data signal
JP2011070300A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Obic Co Ltd ワークフローシステム、ワークフロー制御方法及びプログラム

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