JP2001249863A - 情報通信システム、デバイス装置及び情報管理サーバ - Google Patents

情報通信システム、デバイス装置及び情報管理サーバ

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JP2001249863A
JP2001249863A JP2000061885A JP2000061885A JP2001249863A JP 2001249863 A JP2001249863 A JP 2001249863A JP 2000061885 A JP2000061885 A JP 2000061885A JP 2000061885 A JP2000061885 A JP 2000061885A JP 2001249863 A JP2001249863 A JP 2001249863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザが複数の端末装置を所持している場合で
あっても、情報の管理が容易にできる情報通信システ
ム、デバイス装置及び情報管理サーバを提案する。 【解決手段】所定のネットワーク53を介して複数の端
末装置30、40及び情報管理サーバ60が接続され、
複数の端末装置30、40に着脱自在のデバイス装置2
0を有する情報通信システム10において、デバイス装
置20は、端末装置30又は40に接続された際にデバ
イス装置20のユーザ宛の情報を端末装置30又は40
が接続されたネットワーク53から取得して蓄積し、蓄
積された情報を所定のタイミングで情報管理サーバ60
に送信し、情報管理サーバ60では、各端末装置30、
40から送信された情報をデバイス装置20を所持する
ユーザごとに蓄積し、蓄積された情報に基づいて送信先
ユーザごとに情報の発信元ユーザの個人情報を作成し管
理することにより、情報の管理を容易に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報通信システム、
デバイス装置及び情報管理サーバに関し、例えば複数の
メールサーバ内に記憶されている電子メール及び送信元
の各電子メールアドレスを一元管理する情報通信システ
ム、デバイス装置及び情報管理サーバに適用して好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット等のネットワーク
を介して通信端末装置間で電子メール(E−mail:E
lectronic Mail)の授受を行うようになされた通信シス
テムがある。
【0003】この通信システムにおいて、送信元のパー
ソナルコンピュータは送信用のプロトコルを用いて電子
メールをその送信先アドレスと共にネットワーク上のメ
ールサーバに送信する。送信先であるパーソナルコンピ
ュータは受信用のプロトコルを用いてメールサーバから
自分宛の電子メールを取り出すことにより、送信元から
の電子メールを取得することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば図1
2に示す通信システム1において、自宅に設置されるパ
ーソナルコンピュータ2は、公衆回線網3に接続され、
当該公衆回線網3及びインターネットサービスプロバイ
ダ(以下、これを単にサービスプロバイダと呼ぶ)4を
順次介してメールサーバ4Aと電子メールの授受を行う
ようになされている。
【0005】また、社内に設置されたパーソナルコンピ
ュータ5は、LAN(Local Area Network)6内に接続さ
れており、当該LAN6を介してメールサーバ6Bと電
子メールの授受を行うと共に、LAN6、インターネッ
ト7及びサービスプロバイダ4を順次介してメールサー
バ4Aとも電子メールの授受を行うようになされてい
る。
【0006】ここで、ユーザが複数のメールサーバに対
して認証を得るための権利である電子メールアカウント
を所持している場合、各メールサーバにおける自分宛に
送信された電子メール(以下、これを送信メールと呼
ぶ)をある1つのメールサーバに集める電子メール管理
方法がある。
【0007】この電子メール管理方法において、パーソ
ナルコンピュータ5は、メールサーバ6Bにアクセス
し、当該メールサーバ6Bに格納される送信メールをイ
ンターネット7及びサービスプロバイダ4を順次介して
メールサーバ4Aに格納する。これによりメールサーバ
4Aには、全ての送信メールが格納される。
【0008】また、家庭に設置されたパーソナルコンピ
ュータ2又は社内に設置されたパーソナルコンピュータ
5は、メールサーバ4A(マスターサーバ)から全ての
送信メールをダウンロードしてハードディスク等の記憶
媒体に記憶し、当該記憶した各送信メールに明記されて
いる送信元の電子メールアドレスをデータベースとして
記憶媒体に記憶することによりアドレス帳を作成するよ
うになされている。
【0009】かかる通信システム1においては、同一の
ユーザが複数の通信端末装置を使用する場合、各端末装
置のアドレス帳の電子メールアドレスが分散されて管理
し難いという問題があった。
【0010】またパーソナルコンピュータ2で作成した
アドレス帳を例えばユーザが所持するPDA(Personal
Digital Assistants) やIrDA(Infrared Data Assoc
iation) が設けられた携帯電話等にダウンロードした場
合、パーソナルコンピュータ2とPDAとの間、又はパ
ーソナルコンピュータ2と携帯電話との間において、ユ
ーザが定期的にアドレス帳を同一にする同期処理を行わ
なければ、アドレス帳の電子メールアドレスが分散され
て管理し難いという問題があった。
【0011】さらにかかる通信システム1においては、
電子ビジネスカードの標準規格が存在する。ここで電子
ビジネスカードとは、電子メーラやブラウザに搭載され
ている機能であり、自分の電子ビジネスカードを例えば
署名として付加した電子メールを送信し、その機能を搭
載した受信側の電子メーラやブラウザで電子メールに付
加された電子ビジネスカードを読み出すと、当該電子メ
ールの送信元電子メールアドレスをユーザの操作無しに
アドレス帳に追加する。しかし、この電子ビジネスカー
ドでは、パーソナルコンピュータ毎に処理が行われ、ユ
ーザが複数の通信端末装置を使用する場合、アドレス帳
の電子メールアドレスが分散されて管理し難いという問
題があった。
【0012】また通信システム1におけるアドレス帳の
管理及び電子メールの管理は、それぞれ異なる装置(通
信端末機器及びメールサーバ)で管理するようになされ
ている。このためユーザは、管理する装置を同一にする
ことができれば、利便性が向上すると考えられる。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、情報の管理を容易にし得る情報通信システム、デバ
イス装置及び情報管理サーバを提案しようとするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定のネットワークを介して複数
の端末装置及び情報管理サーバが接続され、複数の端末
装置に着脱自在のデバイス装置を有する情報通信システ
ムにおいて、デバイス装置では、端末装置に接続された
際にデバイス装置のユーザ宛の情報を端末装置が接続さ
れたネットワークから取得して蓄積し、蓄積された情報
を所定のタイミングで情報管理サーバに送信し、情報管
理サーバでは、各端末装置から送信された情報をデバイ
ス装置を所持するユーザごとに蓄積し、蓄積された情報
に基づいて送信先ユーザごとに情報の発信元ユーザの個
人情報を作成し管理することにより、情報の管理を容易
に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0016】図1において10は全体として情報通信シ
ステムを示し、自宅に設置されるパーソナルコンピュー
タ30は、公衆回線網51に接続され、当該公衆回線網
51及びインターネットサービスプロバイダ(以下、I
SP:Internet Service Providerをサービスプロバイダ
と呼ぶ)52を順次介してメールサーバ52Aにアクセ
スし得ると共に、当該公衆回線網51及びプロバイダ5
2、インターネット53を順次介して情報管理サーバ6
0にアクセスし得るようになされている。
【0017】また社内に設置されるパーソナルコンピュ
ータ40は、LAN(Local Area Network)54に接続
されており、当該LAN54を介してメールサーバ54
Bにアクセスし得ると共に、当該LAN54及びインタ
ーネット53を介して情報管理サーバ60にアクセスし
得るようになされている。
【0018】パーソナルコンピュータ30は、当該パー
ソナルコンピュータ30に対して着脱自在であるスティ
ック状の小型周辺装置20を接続するスロット(小型周
辺装置インターフェイス30E)を有する。ユーザは固
有に所有するデバイス装置としての小型周辺装置20を
例えばPCMCIA(Personal Computer Memory Card
International Association )等でなる小型周辺装置イ
ンターフェイス30Eに接続することにより、パーソナ
ルコンピュータ30は通信手段であるインターネット1
を介してメールサーバ52Aから小型周辺装置20の所
有者宛に届けられた個人情報である電子メールの取得処
理を実行すると共に、小型周辺装置20内の認証情報を
用いて情報管理サーバ60との間で認証を行い、当該認
証結果に基づいて情報管理サーバ60と種々の情報の授
受を行うことができる。
【0019】因みにPCMCIAは、パーソナルコンピ
ュータ用のカード型周辺装置の規格であり、異なる秩序
を持つ装置間を接続する接続手段である。
【0020】またパーソナルコンピュータ40もパーソ
ナルコンピュータ30と同様に、当該パーソナルコンピ
ュータ40に対して着脱自在の小型周辺装置20を接続
するスロット(小型周辺装置インターフェイス40E)
を有する。ユーザは固有に所有する小型周辺装置20を
例えばPCMCIA等でなる小型周辺装置インターフェ
イス40Eに接続することにより、パーソナルコンピュ
ータ40は通信手段であるインターネット1を介して小
型周辺装置20の所有者宛に届けられた電子メールの取
得処理を実行すると共に、小型周辺装置20内の認証情
報を用いて情報管理サーバ60との間で認証を行い、当
該認証結果に基づいて情報管理サーバ60と種々の情報
の授受を行うことができる。
【0021】ここで、各パーソナルコンピュータ30又
は40の各スロットに接続される小型周辺装置20は図
2に示すように、各パーソナルコンピュータ30又は4
0のスロットに接続するためのコネクタ21と、当該コ
ネクタに対してデータバスBUSを介して接続されたE
EPROM(Electrically Erasable Programmable Read
-Only Memory) 等の蓄積手段であるメモリ22と、CP
U23とによって構成される。
【0022】小型周辺装置20のCPU23によって実
行させる機能として、図3に示すように、パーソナルコ
ンピュータ30又は40の入力手段を介して入力された
コマンドを理解し、当該コマンドに応じた処理を各機能
部に実行させるユーザインターフェイス25Aと、小型
周辺装置20が接続されているパーソナルコンピュータ
30又は40に対して、小型周辺装置20の所有者宛の
電子メールをメールサーバ52A又は54Bからダウン
ロードさせるメール取得コントロール機能部25Cと、
小型周辺装置20が接続されているパーソナルコンピュ
ータ30又は40に対して情報管理サーバ60と種々の
情報の授受を実行させるサーバ通信コントロール機能部
25Dと、電子メールに対して返信や消去等の種々の操
作をパーソナルコンピュータ30又は40に実行させる
メールアプリケーションソフトウェア(以下、これをメ
ールソフトと呼ぶ)25Eと、メモリ22に記憶する電
子メールの記憶容量を常時監視する蓄積監視機能部25
Fと、小型周辺装置インターフェイス機能部25Gと、
メール記録処理機能部25Bとからなる。
【0023】またメモリ22は、図4に示すメモリマッ
プで指定される領域に小型周辺装置20を所有するユー
ザ固有の各種データを記憶するようになされている。す
なわち、このメモリ22の記憶領域のうち、第1の領域
AR11は、ユーザが所有する各メールサーバのメール
ボックスにアクセスするための複数の接続情報を記憶す
る領域であり、サービスプロバイダとネットワークを確
立するためのTCP/IP(Transmmission Control Pr
otocol/Internet Protocol)、PPP(Pointto Point
Protocol )、DNS(Domain Name Server)アドレ
ス、アクセスポイントの電話番号、プロバイダとの間で
認証を行うためのログインID(IDentifier)及びログ
インパスワード、メールサーバとの間で認証を行うため
のメールID及びパスワードなどを記憶するようになさ
れている。
【0024】また第2の領域AR12は、小型周辺装置
20を装着したパーソナルコンピュータが情報管理サー
バ60と情報の授受を行うための当該小型周辺装置20
を所有するユーザ固有の各種情報を記憶する領域であ
り、小型周辺装置20を端末装置(パーソナルコンピュ
ータ30又は40等)に接続したとき、情報管理サーバ
60から認証を受けるための小型周辺装置固有の小型周
辺装置ID及びユーザ固有のパスワード(認証情報)を
予め登録するようになされている。
【0025】さらに第3の領域AR13は、小型周辺装
置20を装着したパーソナルコンピュータに対して当該
小型周辺装置20の各機能部(図3)を実現するための
各種プログラムを記憶する領域である。
【0026】さらに第4の領域AR14は、メールサー
バ(メールサーバ52A、54B等)からダウンロード
した新着電子メール又は情報管理サーバ60からダウン
ロードした電子メール等の個人情報を格納する領域であ
る。
【0027】認証情報の登録処理においては、例えばユ
ーザが小型周辺装置20を購入したとき、情報管理サー
バ60に対して所定の登録装置を介して小型周辺装置I
D及びパスワードを小型周辺装置内部のメモリ22に記
憶させると共に、当該情報管理サーバ内にも記憶させ
る。これにより、小型周辺装置20及び情報管理サーバ
60には、小型周辺装置ID及びパスワードの同じ組み
合わせが登録されることになる。
【0028】かかる認証情報の初期登録がなされた後、
ユーザは購入した固有に所有する小型周辺装置20を端
末装置(パーソナルコンピュータ30又は40等)に設
けられる小型周辺装置用スロットを有するPCMCIA
規格の小型周辺装置インターフェイス30E又は40E
へ挿入するようになされている。
【0029】パーソナルコンピュータ30及び40はそ
れぞれ同様の構成を有することにより、ここではパーソ
ナルコンピュータ30の構成を説明する。
【0030】図5に示すように、パーソナルコンピュー
タ30は、ROM30Cに格納されている処理プログラ
ムに従って種々の処理を実行するようになされており、
当該処理に応じて各回路部を制御する。そしてCPU3
0Aは、ユーザが入力部30I及び入力インターフェイ
ス30Eを介して入力したコマンドに従って、ハードデ
ィスク30K内から所定のプログラムを読み出し、これ
もRAM30B上に展開することにより、当該プログラ
ムに従った処理を実行するようになされている。
【0031】またパーソナルコンピュータ30におい
て、小型周辺装置20がスロット(小型周辺装置インタ
ーフェイス30E)に挿入されると、小型周辺装置の検
出用接点(図示せず)と小型周辺装置インターフェイス
30Eの検出用接点(図示せず)とが接続されることに
より、インターフェイス処理部30Jは、信号レベルの
変化(論理「L」レベルから論理「H」レベルへの変
化)を検出する。そしてインターフェイス処理部30J
は、CPU30Aに対してインタラプト信号を送出する
ことにより、割り込み処理を行う。
【0032】これにより、パーソナルコンピュータ30
のCPU30Aは、小型周辺装置20が接続されたこと
を検出する。因みにインターフェイス処理部30Jは、
小型周辺装置20に対するデータの授受において、その
インターフェイス仕様に則ったプロトコル処理を行う処
理ブロックである。これによりインターフェイス処理部
30Jは、小型周辺装置20に対してデータの書き込み
又は読み出しを行い得る状態となる。
【0033】このように端末装置(パーソナルコンピュ
ータ30又は40等)の各スロット(小型周辺装置イン
ターフェイス30E又は40E等)に小型周辺装置20
が接続されると、当該小型周辺装置20が接続された端
末装置(パーソナルコンピュータ30又は40等)は、
小型周辺装置内の取得手段であるメール取得コントロー
ル機能部25C、情報送信手段及び個人情報取得手段で
あるサーバ通信コントロール機能部25D、蓄積監視機
能部25Fの各機能部から供給される種々のコマンドに
応じた処理を実行するようになされている。
【0034】従ってCPU30Aは、ユーザにより入力
部30Iを介して入力されたコマンドを小型周辺装置イ
ンターフェイス30Eを介して小型周辺装置20に供給
し得ると共に、当該小型周辺装置20から供給される各
種コマンドに応じた処理を実行し得ることになる。
【0035】ここで、小型周辺装置20のユーザインタ
ーフェイス25Aは、メールボックスにアクセスするた
めの接続情報の入力を促す接続情報入力データをパーソ
ナルコンピュータ30に出力する。パーソナルコンピュ
ータ30のCPU30Aは、接続情報入力データをVR
AM30Fを介して表示部30Gに出力することによ
り、接続情報の入力を促す。このとき、ユーザが入力部
30Iを介して所定の入力操作を行うと、CPU30A
は、当該入力された接続情報を小型周辺装置20に出力
する。
【0036】小型周辺装置20のユーザインターフェイ
ス25Aは、ユーザにより入力された接続情報を受け取
ると、内部のメモリ22の第1の領域AR11に格納す
る。因みに、この接続情報の登録処理は、ユーザが意図
するときに所定の操作を介していつでも変更又は新規登
録することができる。
【0037】かかる接続情報の初期登録設定後、ユーザ
が小型周辺装置20を所望の端末装置(パーソナルコン
ピュータ30又は40等)に挿入すると、小型周辺装置
20のサーバ通信コントロール機能部25Dは、そのと
き挿入された端末装置に対して、予め登録されている接
続情報を用いて電子メール取得処理を実行させるように
なされている。
【0038】すなわち小型周辺装置20がパーソナルコ
ンピュータ30に接続されると、小型周辺装置20のメ
ール取得コントロール機能部25Cは、電子メール取得
コマンドをパーソナルコンピュータ30に出力すること
により、当該パーソナルコンピュータ30に対して電子
メール取得処理を実行させる。
【0039】パーソナルコンピュータ30は、電子メー
ル取得コマンドを受けると、小型周辺装置20内のメモ
リ22の第1の領域AR11に記憶された接続情報を読
み出し、当該接続情報に従って電子メールをダウンロー
ドする際に使用するプロトコルPOP3(Post Office
Protocol version3)を用い、メールサーバ(メールサ
ーバ52A、54B等)から通信インターフェイス30
Dを介して小型周辺装置20の所有者宛の新着電子メー
ルをダウンロードし、当該ダウンロードした新着電子メ
ールをRAM30Bに一旦格納する。
【0040】これによりユーザは、小型周辺装置20を
挿入するだけで、当該ユーザが所有するメールサーバに
届けられた新着電子メールを小型周辺装置20が挿入さ
れた端末装置(パーソナルコンピュータ30又は40
等)に取得し得る。
【0041】ここで、パーソナルコンピュータ30のC
PU30Aが新着電子メールをRAM30Bに一旦格納
すると、小型周辺装置20のサーバ通信コントロール機
能部25Dは、選択コマンドをパーソナルコンピュータ
30に出力することにより、RAM30Bに一旦格納し
た電子メールを情報管理サーバ60にアップロードする
か、もしくは小型周辺装置20内のメモリ22に蓄積
(保存)するようにパーソナルコンピュータ30に対し
て実行させるようになされている。
【0042】すなわち、CPU30Aは、小型周辺装置
20から供給された選択コマンドをVRAM(Video RA
M )30Fを介して表示部30Gに出力することによ
り、例えば「小型周辺装置に蓄積する」又は「情報管理
サーバにアップロードする」等の選択画面を表示部30
Gに表示し、ユーザに対して選択を促す。
【0043】そしてユーザが入力部30Iを介して「情
報管理サーバにアップロードする」を選択すると、CP
U30Aは、アップロードコマンドを小型周辺装置イン
ターフェイス30Eを介して小型周辺装置20に出力す
る。
【0044】小型周辺装置20のユーザインターフェイ
ス25Aは、電子メールのアップロードコマンドを受け
取ると、当該コマンドに従ってサーバ通信コントロール
機能部25Dを動作させる。これによりサーバ通信コン
トロール機能部25Dはパーソナルコンピュータ30に
対して情報管理サーバ60と認証処理を行わせた後、新
着メールをアップロードさせるようになされている。
【0045】この場合サーバ通信コントロール機能部2
5Dは、アップロードコマンドをパーソナルコンピュー
タ30に出力する。パーソナルコンピュータ30のCP
U30Aはアップロードコマンドを受けると、図6に示
すように、まず情報管理サーバ60に発信を行い通信路
を確保する。そして、CPU30Aは小型周辺装置20
のメモリ22から小型周辺装置固有の小型周辺装置ID
及びユーザ固有のパスワードD1を読み出し、これらを
コネクタ21、小型周辺装置インターフェイス30E及
び通信インターフェイス30Dを順次介して情報管理サ
ーバ60に送信する。
【0046】図7に示すように、情報管理サーバ60
は、当該情報管理サーバ60をインターネット53と接
続可能にするネットワークインターフェイス60Eと、
CPU60A、各種プログラムを展開しているメモリ6
0Bと、小型周辺装置ID毎に電子メールを格納するメ
ールプロファイル蓄積部60F及びアドレス帳を格納す
るアドレス帳蓄積部60Gからなるハードディスク60
Dとによって構成される。このアドレス帳は、小型周辺
装置を所持するユーザ宛の電子メールに明記された送信
元アドレスから作成されるようになされている。
【0047】因みに図8は、各種プログラムにおける情
報管理サーバ60の機能ブロックを示し、小型周辺装置
20と種々の情報の授受を行う小型周辺装置インターフ
ェイス60Hと、個人情報管理手段でありアドレス帳を
作成するアドレス帳作成機能部60I及びアドレス帳、
電子メール等をハードディスク60Dに蓄積する蓄積処
理機能部60Lと、電子メールを検索するメール検索機
能部60Jと、ネットワークインターフェイス60Eを
介してデータの授受を行うネットワークインターフェイ
ス機能部60Mとからなる。
【0048】情報管理サーバ60のCPU60Aは、必
要に応じて小型周辺装置インターフェイス機能部60
H、アドレス帳作成機能部60I、メール検索機能部6
0J、蓄積処理機能部60L、ネットワークインターフ
ェイス機能部60Mの各機能部により各々の処理を実行
するようになされている。
【0049】ここで情報管理サーバ60のCPU60A
は、小型周辺装置インターフェイス60Hにおいて小型
周辺装置20が挿入されているパーソナルコンピュータ
30から認証要求データD1を受け取ると、当該認証要
求データD1に基づいて小型周辺装置20から受け取っ
た小型周辺装置ID及びユーザ固有のパスワードと一致
する小型周辺装置ID及びユーザ固有のパスワードの組
み合わせをハードディスク60Dのメールプロファイル
蓄積部60Fから検索し、同一の組み合わせがあるか否
かを判断する。
【0050】そしてCPU60Aは、同一の組み合わせ
がメールプロファイル蓄積部60Fに存在するとき、ア
クセスが登録済の小型周辺装置20からの正規のアクセ
スであると判断する。
【0051】そして、CPU60Aは、再び小型周辺装
置インターフェイス60Hにより認証要求データD1の
送信元であるパーソナルコンピュータ30(小型周辺装
置20が装着されている端末装置)に対して認証結果を
含む応答データD2をネットワークインターフェイス6
0Eを介して送信する(図4)。
【0052】応答データD2を受け取ったパーソナルコ
ンピュータ30は、当該応答データD2に基づいて内部
のRAM30Bに一旦格納されている新着電子メールを
アップロードし得る状態になる。
【0053】このように、小型周辺装置20が挿入され
た端末装置(パーソナルコンピュータ30又は40等)
のCPUは、情報管理サーバ60にアップロードする
際、小型周辺装置内のメモリ22に登録した小型周辺装
置ID及びユーザ固有のパスワードの組み合わせを当該
端末装置から情報管理サーバ60に送信し、認証を受け
るようにする。これにより情報管理サーバ60は、第三
者からの不正のアクセスを防止し得、かくして小型周辺
装置を所持する各々のユーザに対して秘匿性を確立し得
る。
【0054】アップロード処理において、小型周辺装置
20のステータス記録手段であるメール記録機能部25
Bは、送信フラグ変換コマンドをパーソナルコンピュー
タ30に出力する。CPU30Aは送信フラグ変換コマ
ンドを受け取ると、RAM30Bに一旦格納されている
新着電子メールのヘッダ内の送信フラグをオン状態に変
換し、これを情報管理サーバ60に送信する。
【0055】因みに、ヘッダ内の送信フラグとは、当該
送信フラグが付加されている電子メールを情報管理サー
バ60に対して一度でも送信された電子メールか否かを
識別するフラグであり、当該フラグが付加された電子メ
ールが情報管理サーバ60に一旦送信されると、その後
オン状態が保持され、情報管理サーバ60に送信されず
に小型周辺装置20内に蓄積されたときは、オフ状態と
される。また一旦オン状態になされた送信フラグ(情報
管理サーバ60に一度でも格納された電子メール)は、
その後の格納先にかかわらず、オン状態が保持される。
これにより小型周辺装置20が挿入されたパーソナルコ
ンピュータ30は、小型周辺装置20に蓄積された電子
メールのうち、どの電子メールが未だ情報管理サーバ6
0に一度もアップロードされていない電子メールである
かを識別し得る。
【0056】これに対して、小型周辺装置20がパーソ
ナルコンピュータ30に接続されることにより、メール
サーバ(メールサーバ52A、54B等)から新着電子
メールがパーソナルコンピュータ30のRAM30Bに
一旦格納された状態において、ユーザが入力部30Iを
介して「小型周辺装置に蓄積する」を選択した場合、パ
ーソナルコンピュータ30のRAM30Bに一旦格納さ
れた新規の電子メールは、そのまま小型周辺装置20に
出力され、メモリ22に蓄積(保存)される。
【0057】因みに、このとき蓄積される電子メール内
の電子メールヘッダの送信フラグは、未だ情報管理サー
バ60に送信されていないことにより、未送信を表すオ
フ状態のままである。また、情報管理サーバ60に未送
信のまま小型周辺装置20のメモリ22に蓄積された電
子メールは、後述する電子メールの蓄積管理処理により
必要に応じて情報管理サーバ60にアップロードされ
る。
【0058】またユーザは、情報管理サーバ60に格納
した電子メールから所望の電子メールを選択して、再び
パーソナルコンピュータ30を介して小型周辺装置20
にダウンロードさせることができる。但し、この場合に
おいては、電子メールヘッダに付加されている送信フラ
グは、送信済を表すオン状態のままとされる。
【0059】すなわち、ユーザがパーソナルコンピュー
タ30の入力部30Iを介して全リスト表示ボタンをク
リック操作すると、CPU30Aは、電子メール要求コ
マンドを小型周辺装置20に出力する。小型周辺装置2
0のユーザインターフェイス25Aは、電子メール要求
コマンドを受け取ると、当該コマンドに従ってサーバ通
信コントロール機能部25Dを動作させる。これにより
サーバ通信コントロール機能部25Dは、パーソナルコ
ンピュータ30に対してユーザの希望する電子メールを
ダウンロードさせるようになされている。
【0060】この場合CPU30Aは、入力部30Iか
ら全リスト表示コマンドを受けると、情報管理サーバ6
0との間で上述した(図6)認証処理を実行する。認証
処理後、CPU30は、全リスト取得要求コマンドを生
成し、これをコネクタ21、小型周辺装置インターフェ
イス30E及び通信インターフェイス30Dを順次介し
て情報管理サーバ60に送信する。
【0061】情報管理サーバ60のCPU60Aは、パ
ーソナルコンピュータ30から供給された全リスト取得
要求コマンドをネットワークインターフェイス60Eを
介して受信すると、メール検索機能部60Jによりメー
ルプロファイル蓄積部60Fから小型周辺装置20の所
有者宛の電子メールについての全リストデータを作成
し、これをパーソナルコンピュータ30に送信する。
【0062】パーソナルコンピュータ30のCPU30
Aは、情報管理サーバ60から供給された全リストデー
タを通信インターフェイス30Dを介して受信すると、
当該受信した全リストデータをVRAM30Fを介して
表示部30Gに表示すると共に、「ここからダウンロー
ド希望の電子メールを選んで下さい」等のメッセージを
表示部30Gに表示し、ユーザに対して選択を促す。
【0063】ここでユーザが表示部30Gに表示された
全リストデータより希望する電子メールのダウンロード
要求を入力部30Iを介して入力すると、CPU30A
は、当該ユーザが希望する電子メール内の電子メールヘ
ッダに明記されるタイトルデータを集録し、タイトルリ
ストデータを作成する。そしてCPU30Aは、作成し
たタイトルリストデータを情報管理サーバ60に送信す
る。
【0064】情報管理サーバ60のCPU60Aは、パ
ーソナルコンピュータ30から供給されたタイトルリス
トデータをネットワークインターフェイス60Eを介し
て受信すると、メール検索機能部60Jによりメールプ
ロファイル蓄積部60Fから当該タイトルリストデータ
に基づいて同一のタイトルデータをもつ電子メールを抽
出し、これらをパーソナルコンピュータ30に送信す
る。
【0065】パーソナルコンピュータ30のCPU30
Aは、情報管理サーバ60から供給された電子メールを
通信インターフェイス30Dを介して受信すると、当該
受信した電子メールを小型周辺装置インターフェイス3
0E及びコネクタ21を順次介して小型周辺装置20内
のメモリ22に蓄積(保存)する。
【0066】このように、小型周辺装置20が挿入され
た端末装置(パーソナルコンピュータ30又は40等)
は、ユーザにより入力部30Iを介して入力された処理
コマンドに応じて小型周辺装置ID毎に管理している情
報管理サーバ60から小型周辺装置の所有者宛の電子メ
ールの授受を行うことができる。これによりユーザは、
当該ユーザ所望の電子メールをいつでも小型周辺装置に
格納することができる。
【0067】またここで、ユーザは小型周辺装置20内
のメモリ22に蓄積した各電子メールに対して目読や返
信等の開封操作を行うことができる。すなわちユーザが
パーソナルコンピュータ30の入力部30Iを介して開
封操作を入力すると、パーソナルコンピュータ30のC
PU30Aは、開封操作要求コマンドを小型周辺装置2
0に出力する。
【0068】小型周辺装置20のユーザインターフェイ
ス25Aは、開封操作要求コマンドを受けると、内部の
メモリ22に格納されているメールアプリケーション2
5E及びユーザ所望の電子メールを読み出し、これらを
パーソナルコンピュータ30内のRAM30B上に展開
する。
【0069】これによりCPU30Aは、小型周辺装置
20のメモリ22に蓄積される電子メールに対して返信
や消去等のユーザが入力部30Iを介して入力した種々
の処理コマンドに応じた処理(入力や返信や消去等)を
実行することができる。
【0070】このときメール記録機能部25Bは、開封
操作を行った電子メールに対して識別情報である拡張ヘ
ッダに例えば電子メールに対する目読や消去等のユーザ
が電子メールに対して行った操作(以下、これをユーザ
の行為と呼ぶ)に対応する文字を記述し、当該ユーザの
行為を記述した拡張ヘッダを電子メールヘッダに付加す
るようになされている。またメール記録機能部25B
は、予め拡張ヘッダが付加されている電子メールに対し
て開封操作を行った場合には、当該拡張ヘッダの記述を
書き換えるようになされている。
【0071】この拡張ヘッダとは、予め情報管理サーバ
60と小型周辺装置20間で例えば「X-mailproc. 」等
で定義されており、この定義に基づいて「X-mailproc.
」の末尾にユーザの行為が記述される。因みに、電子
メールに拡張ヘッダが付加されていない電子メールにお
いては、当該電子メールに対して何ら操作を行われてい
ないことを表している。
【0072】すなわちメール記録機能部25Bは、例え
ばユーザが電子メールを目読した場合、「X-mailproc.R
EAD 」のように記述する。またメール記録機能部25B
は、例えば「READ」が記述される拡張ヘッダを付加した
電子メールに対して返信用電子メールを送信元に返信す
る等、拡張ヘッダの記述に対して当該拡張ヘッダを付加
した電子メールにおけるユーザの行為が変わったとき、
拡張ヘッダの記述を新たなユーザの行為に書き換える。
因みにユーザの行為としては、「READ」(目読)及び
「DELETED 」(消去)及び「REPLY 」(返信)がある。
またメール記録機能部25Bは、電子メールを消去した
場合には、電子メールヘッダ及び拡張ヘッダを消去する
ことなく残す。
【0073】このように小型周辺装置20のメール記録
機能部25Bは、小型周辺装置20内のメモリ22に格
納される各電子メールに対してユーザの行為を明記し、
これらを情報管理サーバ60に送信し、当該情報管理サ
ーバ60は、小型周辺装置20が接続された端末装置
(パーソナルコンピュータ30又は40等)から送信さ
れた各電子メールに対応する電子メールのユーザの行為
を書き換えることにより小型周辺装置20と情報管理サ
ーバ60間では、電子メールに付加されるユーザの行為
について、常に同期処理されていることになる。
【0074】因みに、CPU30Aは、パーソナルコン
ピュータ30内のハードディスク30Kに電子メールに
関するアプリケーションソフトウェアが格納されている
場合であっても当該アプリケーションソフトウェアを使
用せず、小型周辺装置20内に格納されているメールソ
フト25Eを用いる。
【0075】これにより端末装置(パーソナルコンピュ
ータ30又は40等)及び情報管理サーバ60は、端末
装置内の様々なメールアプリケーションソフトウェアの
プログラムに左右されることなく、1つ(小型周辺装置
20内のメールソフト25E)のプログラムで電子メー
ルに対して種々の操作をすることができる。かくしてユ
ーザは、各電子メールに応じてメールアプリケーション
ソフトウェアを使い分ける必要がなくなる。
【0076】ここで、小型周辺装置20の蓄積監視機能
部25Fは、常時メモリ22に蓄積された電子メール
(個人情報)の容量を監視しており、メモリ22に予め
与えられている閾値容量(メモリ22全体容量のα
〔%〕とする)に対して蓄積した電子メールのデータ容
量が越えたことを確認すると、メモリ22に蓄積されて
いる電子メールのうち、送信フラグが未送信を表すオフ
状態である電子メール等を情報管理サーバ60にアップ
ロードするようになされている。
【0077】すなわち、図9に示すように小型周辺装置
20のCPU23は、蓄積管理処理手順ルーチンRT1
に入ると、続くステップSP1においてCPU23は、
メールサーバ(メールサーバ52A又は54B)又は情
報管理サーバ60から新着電子メール又は情報管理サー
バ60に一旦格納された電子メールをユーザの指示に応
じてダウンロードし、これを蓄積する蓄積処理を実行
し、次のステップSP2に移る。
【0078】ステップSP2においてCPU23(蓄積
監視機能部25F)は、小型周辺装置20のメモリ22
に蓄積されている電子メールの容量がα〔%〕を越えた
か否かを確認する。ここで否定結果が得られると、この
ことは小型周辺装置20のメモリ22に蓄積された電子
メールの容量がα〔%〕を越えていないことを表してお
り、このときCPU23は、ステップSP1に戻って再
び電子メールをメモリ22に蓄積する。
【0079】これに対してステップSP2で肯定結果が
得られると、このことは小型周辺装置20のメモリ22
に蓄積されている電子メールの容量がα〔%〕を越えた
ことを表しており、このときCPU23はステップSP
3に移る。
【0080】ステップSP3においてCPU23(蓄積
監視機能部25F)は、メモリ22における電子メール
の蓄積量に応じた電子メールの自動アップロード設定が
既になされているか否かを確認する。自動設定とは、C
PU23(サーバ通信コントロール機能部25D)が、
そのとき小型周辺装置20が挿入されている端末装置
(パーソナルコンピュータ30又は40等)に対して、
メモリ22に蓄積されている電子メールの送信フラグが
未送信を表すオフ状態である電子メールをメモリ22に
蓄積されている電子メールの蓄積量に応じて情報管理サ
ーバ60にアップロードさせることである。ステップS
P3において肯定結果が得られると、このことはユーザ
が小型周辺装置20を挿入した端末装置(パーソナルコ
ンピュータ30又は40等)により自動設定を既に行っ
ていることを表しており、このときCPU23はステッ
プSP4に移る。
【0081】ステップSP4においてCPU23(メー
ル記録機能部25B)は、小型周辺装置20のメモリ2
2に蓄積されている電子メールの送信フラグが送信済を
表すオン状態である(情報管理サーバ60に一度でもア
ップロードされたことがある)電子メールを削除して次
のステップSP5に移る。
【0082】ステップSP5においてCPU23(蓄積
監視機能部25F)は、小型周辺装置20のメモリ22
に蓄積されている電子メールのうち、送信フラグが未送
信を表すオフ状態である電子メール(情報管理サーバ6
0に一度もアップロードされていない電子メール)を検
索し、当該検索された電子メールに対して送信フラグが
未送信を表すオフ状態である電子メールの閾値容量がβ
〔%〕を越えているか否かを確認する。ここで否定結果
が得られると、このことは小型周辺装置20のメモリ2
2に蓄積されている送信フラグが未送信を表すオフ状態
である電子メールの容量がβ〔%〕を越えていないこと
を表しており、このときCPU23はステップSP1に
戻って再び電子メールをメモリ22に蓄積する。
【0083】これに対してステップSP5において肯定
結果が得られると、このことは小型周辺装置20のメモ
リ22に蓄積されている送信フラグが未送信を表すオフ
状態である電子メールの容量がβ〔%〕を越えているこ
とを表しており、このときCPU23はステップSP8
に移る。
【0084】これに対してステップSP2で肯定結果が
得られると、このことはユーザが小型周辺装置20を挿
入した端末装置(パーソナルコンピュータ30又は40
等)により自動アップロード設定を行っていないことを
表しており、このときCPU23はステップSP6に移
る。
【0085】ステップSP6においてCPU23(ユー
ザインターフェイス25A)は、ユーザに対して小型周
辺装置20のメモリ22に蓄積されている電子メールを
情報管理サーバ60にアップロードして情報管理サーバ
60のメールプロファイル蓄積部60Fに格納されてい
る電子メールを更新するか否かを促す。ここで否定結果
が得られると、このことは電子メールの情報管理サーバ
60へのアップロードを希望しないユーザの意思を表し
ており、このときステップSP7に移る。
【0086】ステップSP7においてCPU23(ユー
ザインターフェイス25A)は、そのとき小型周辺装置
20が挿入されている端末装置(パーソナルコンピュー
タ30又は40等)の入力部を介してユーザ自身で例え
ばPDA(Personal DigitalAssistants) 等の他のデバ
イス(端末装置)の記憶媒体に送信フラグが送信済を表
すオン状態である電子メールを格納(保存)させるよう
に促す。そして小型周辺装置20内のメモリ22に蓄積
されている電子メールがユーザの入力命令により他のデ
バイス(端末装置)の記憶媒体に格納(保存)される
と、CPU23はステップSP1に戻って、再び電子メ
ールをメモリ22に蓄積する。
【0087】因みに他のデバイス(端末装置)の記憶媒
体に格納(保存)し得る電子メールは、当該電子メール
の送信フラグがオン状態である電子メールのみである。
【0088】これに対してステップSP6で肯定結果が
得られると、このことは電子メールの情報管理サーバ6
0へのアップロードを希望とするユーザの意思を表して
おり、このときCPU23はステップSP8に移る。
【0089】ステップSP8においてCPU23(サー
バ通信コントロール機能部25D)は、情報管理サーバ
60との間で認証処理(図6)を実行した後、当該サー
バ(情報管理サーバ60)から最後に保存したメッセー
ジ(電子メール)の日時及びメッセージ(電子メール)
の内容情報(集録情報)をこのとき小型周辺装置20が
挿入されている端末装置(パーソナルコンピュータ30
又は40等)に取得させ、次のステップSP9に移る。
【0090】ステップSP9においてCPU23A(サ
ーバ通信コントロール機能部25D)は、情報管理サー
バ60から供給された集録情報に基づいて拡張ヘッダ及
び当該拡張ヘッダが付加される電子メールの電子メール
ヘッダと、小型周辺装置20内のメモリ22に蓄積され
ている電子メールのうち、電子メールヘッダのフラグ
(送信フラグ)がオフ状態である電子メールと(ステッ
プSP1以降(最後に保存した電子メールの日時以降の
新着電子メール及びユーザの行為が変更された電子メー
ル)のデータ全て)を読み出し、これらを情報管理サー
バ60に対して小型周辺装置20が挿入されている端末
装置(パーソナルコンピュータ30又は40等)に送信
させ、次のステップSP10に移る。
【0091】因みにCPU23A(メール記録機能部2
5B)はステップSP9において、情報管理サーバ60
に送信する電子メールの送信フラグをオン状態に書き換
える。
【0092】ステップSP10においてCPU23(メ
ール記録機能部25B)は、ステップSP9で情報管理
サーバ60に送信した電子メールに対応するメモリ22
内の電子メールヘッダの送信フラグをオン状態に書き換
え、ステップSP1に戻って、再び電子メールをメモリ
22に蓄積する。
【0093】次に情報管理サーバ60の処理を説明す
る。情報管理サーバ60のCPU60Aは、パーソナル
コンピュータ30から供給された電子メールヘッダの送
信フラグがオフ状態である電子メールをメールプロファ
イル蓄積部60Fに格納する。またCPU60Aは小型
周辺装置インターフェイス60Hにより、既にメールプ
ロファイル蓄積部60Fに格納されている電子メール中
からパーソナルコンピュータ30より供給された電子メ
ールヘッダと同一の電子メールを抽出する。そしてCP
U60Aは、抽出した電子メールに拡張ヘッダが付加さ
れている場合には、当該拡張ヘッダの記述をパーソナル
コンピュータ30から供給された拡張ヘッダの記述に書
き換える。また抽出した電子メールに拡張ヘッダが付加
されていない場合には、パーソナルコンピュータ30か
ら供給された拡張ヘッダを当該抽出された電子メールに
付加する。
【0094】さらにユーザは、パーソナルコンピュータ
30の表示部30Gに表示される更新ボタンをクリック
操作することにより、希望するときにいつでもアップロ
ード処理をそのとき小型周辺装置20に挿入されている
パーソナルコンピュータ30に実行させることができ
る。この場合、CPU23(ユーザインターフェイス2
5A)は、パーソナルコンピュータ30から入力部30
Iを介して入力された更新コマンドを受けると、サーバ
通信コントロール機能部25D動作させることにより、
小型周辺装置20内のメモリ22に蓄積されている電子
メールが閾値容量(αパーセント又はβパーセント)を
越えていないときであっても当該電子メール(拡張ヘッ
ダ及び当該拡張ヘッダが付加される電子メールの電子メ
ールヘッダ及び電子メールヘッダの送信フラグがオフ状
態である電子メール)を情報管理サーバ60にアップロ
ードさせることができる。
【0095】このように、小型周辺装置20が挿入され
た端末装置(パーソナルコンピュータ30又は40等)
は、ユーザの所望とするタイミング又は、小型周辺装置
20内のメモリ22の容量が所定の容量を越えた際、電
子メールヘッダの送信フラグがオフの電子メールと、当
該小型周辺装置に残した電子メールに付加される拡張ヘ
ッダの記述に変更があれば、記述が変更された拡張ヘッ
ダ及び当該拡張ヘッダが付加される電子メール内の電子
メールヘッダとを情報管理サーバ60にアップロードす
る。
【0096】情報管理サーバ60は、端末装置から供給
された拡張ヘッダ及び電子メールヘッダに基づいてメー
ルプロファイル蓄積部60Fに格納する電子メールの各
識別情報を小型周辺装置内に記憶される電子メールの各
識別情報と一致させる同期処理を行う。これにより、情
報管理サーバ60は、常時小型周辺装置20毎に電子メ
ールを一元管理し得ると共に、小型周辺装置20の所有
者宛の電子メールを一元管理し得る。
【0097】さらに、ユーザは小型周辺装置20が挿入
されたパーソナルコンピュータ30の表示部30Gに表
示されるアドレス帳作成ボタンを入力部30Iを介して
クリック操作をすることにより、情報管理サーバ60
は、アドレス帳を作成する処理を実行する。そしてパー
ソナルコンピュータ30は、情報管理サーバ60におい
て作成されたアドレス帳を当該情報管理サーバ60から
ダウンロードすることができる。
【0098】すなわち図10に示すように、CPU30
Aは入力部30Iを介してアドレス帳作成要求コマンド
を受けると、当該コマンドを小型周辺装置20に出力す
る。
【0099】小型周辺装置20のユーザインターフェイ
ス25Aは、アドレス帳作成要求コマンドを受けると、
当該コマンドに従ってサーバ通信コントロール機能部2
5Dを動作させる。これによりサーバ通信コントロール
機能部25Dは、アドレス帳作成要求コマンドをパーソ
ナルコンピュータ30に出力することにより、当該パー
ソナルコンピュータ30に対してアドレス帳の作成処理
を実行させる。
【0100】この場合CPU30Aは、アドレス帳作成
要求コマンドを受けると、情報管理サーバ60との間で
上述(図5)した認証処理を実行し、認証を受ける(図
4)。
【0101】認証処理後、CPU30Aは、アドレス帳
作成要求コマンドをコネクタ21、小型周辺装置インタ
ーフェイス30E及び通信インターフェイス30Dを順
次介して情報管理サーバ60に送信する。
【0102】情報管理サーバ60のCPU60Aは、パ
ーソナルコンピュータ30から供給されたアドレス帳作
成要求コマンドをネットワークインターフェイス60E
を介して受けると、アドレス帳作成機能60Iにより小
型周辺装置20の所有者宛の各電子メールの電子メール
ヘッダに明記されている送信元の署名データ及び送信元
アドレスを収集することによりアドレス帳を作成する。
【0103】そしてCPU60Aは、小型周辺装置イン
ターフェイス部60Hにより、作成されたアドレス帳を
パーソナルコンピュータ30(小型周辺装置20が装着
されている端末装置)にネットワークインターフェイス
60Eを介して送信すると共に、作成されたアドレス帳
をアドレス帳蓄積部60Fに保存する。
【0104】パーソナルコンピュータ30のCPU30
Aは、情報管理サーバ60から供給されたアドレス帳を
通信インターフェイス30Dを介して受信し、これを小
型周辺装置インターフェイス30E及びコネクタ21を
順次介して小型周辺装置20内のメモリ22に格納し、
アドレス帳作成要求及びそのダウンロードを終了する。
【0105】このようにアドレス帳を記憶している小型
周辺装置20をユーザが所望とする端末装置(パーソナ
ルコンピュータ30又は40等)に挿入することによ
り、当該小型周辺装置20が挿入された端末装置は、小
型周辺装置20内に格納されるアドレス帳に基づいて電
子メールを返信及び送信し得る。かくしてユーザは、新
しい電子メールが届く毎に逐一電子メールアドレスを入
力部30Iを介して入力操作することなく、情報管理サ
ーバ60に対して小型周辺装置20が挿入された端末装
置からアドレス帳作成要求させるだけで常に新しく更新
されるアドレス帳を取得することができる。
【0106】因みに情報管理サーバ60は、作成したア
ドレス帳に対して新しい送信者の署名データ及び送信元
アドレスからなる電子メールをメールプロファイル蓄積
部60Fに格納した場合においても、当該作成したアド
レス張に新しい送信者の署名データ及び送信元アドレス
を加える更新処理を行わない。情報管理サーバ60は、
小型周辺装置20が挿入された端末装置からアドレス帳
作成要求コマンドを受けたときのみ、アドレス帳の更新
処理を実行するようになされている。
【0107】これにより、例えばユーザがアドレス帳を
誤って消去した場合等において、ユーザは、再び情報管
理サーバ60からユーザの意図により作成したときのア
ドレス帳を引き出すことができる。すなわち、小型周辺
装置20内のメモリ22と、情報管理サーバ60内のア
ドレス帳蓄積部60Gとは、常時同一のアドレス帳を格
納していることになる。
【0108】かくして、情報管理サーバ60は、電子メ
ール及びアドレス張の両方を一元管理することができ
る。かくして小型周辺装置20を所持するユーザは、当
該小型周辺装置20を所持するだけで、複数の端末装置
(パーソナルコンピュータ30又は40等)を使用する
場合においても、電子メール及びアドレス張の管理を煩
雑な操作を行うことなく、一元管理できる。
【0109】以上の構成において、図11に示すよう
に、ユーザがいずれかの端末装置(パーソナルコンピュ
ータ30又は40等)を使用してメールサーバからダウ
ンロードした新着電子メールは、情報管理サーバ60又
は小型周辺装置20に格納される。小型周辺装置20に
格納された電子メールは、所定のタイミングで情報管理
サーバ60に送信され、格納される。これにより全ての
新着電子メールは最終的に情報管理サーバ60で管理さ
れることになる。
【0110】ここでユーザがいずれかの端末装置(パー
ソナルコンピュータ30又は40等)を使用して情報管
理サーバ60又はメールサーバに格納されている電子メ
ールのダウンロードや当該電子メールに対して開封操作
等を行った場合、その結果は拡張ヘッダに記述され、情
報管理サーバ60に送信される。
【0111】従ってユーザがそのとき使用する他の端末
装置を用いてダウンロードや開封操作等が行われた電子
メールであっても、その電子メールに対して行われたダ
ウンロードや開封操作といった種々の行為履歴は当該電
子メールに付加された拡張ヘッダ内に反映されており、
これら電子メールに関する情報は情報管理サーバ60に
おいて一元管理されることになる。
【0112】情報管理サーバ60は蓄積した電子メール
に基づいてアドレス帳等のメール発信者に関する個人情
報を作成し、小型周辺装置20は情報管理サーバ60か
らアドレス帳等の個人情報を取得することにより、当該
小型周辺装置20のメモリ22には各端末装置において
ダウンロードされた各電子メールに基づいて作成された
アドレス帳を持つことができる。
【0113】以上の構成によれば、情報管理サーバ60
及び小型周辺装置20を用いてユーザ宛の電子メールを
一元管理するようにしたことにより、ユーザ宛の電子メ
ールやユーザ宛の電子メールに基づいて作成されたアド
レス帳が分散して管理されることを回避し得、かくして
ユーザは、情報の管理を容易に行い得る。
【0114】なお上述の実施の形態においては、電子メ
ールを管理する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば電子メールを作成する際の作業報告のメ
ッセージや電子メールを送信する際のエラーのメッセー
ジ等、他の情報を管理するようにしても良い。これによ
り、ユーザは種々の情報を効率よく管理することができ
る。
【0115】また上述の実施の形態においては、小型周
辺装置20と情報管理サーバ60との間にて情報の授受
を行う際、情報管理サーバ60と小型周辺装置20との
間にて認証処理を行う場合について述べたが、本発明は
これに限らず、小型周辺装置20と情報管理サーバ60
との間において、認証処理と共にディジタル署名標準案
として提案されたDSA(Digital Signature Algorith
m) 等のディジタル署名を用いるようにしても良い。こ
れにより小型周辺装置20と情報管理サーバ60との間
にて情報の授受を行う場合、小型周辺装置20及び情報
管理サーバ60は、第3者による情報(電子メール等)
の盗用等をより有効に防止し得る。
【0116】すなわち、予め小型周辺装置20及び情報
管理サーバ60内には、アップロード又はダウンロード
する電子メールに対して暗号化を施すための秘密鍵が所
持される。ここで小型周辺装置20が情報管理サーバ6
0からユーザ所望の電子メールをダウンロードする場
合、情報管理サーバ60は、小型周辺装置20に対して
認証処理を行うことにより第三者からのアクセスである
か否かを判断し、判断結果として正規のユーザからのア
クセスであると判断すると、秘密鍵によりユーザ所望の
電子メールに対して暗号化を施し、これを小型周辺装置
20に送信する。小型周辺装置20は、秘密鍵により暗
号化されたデータを復号するための公開鍵を予め情報管
理サーバ60から取得しており、このとき情報管理サー
バ60から供給された暗号化された電子メールに対し
て、当該公開鍵により復号し、元の電子メールを取得す
る。
【0117】また小型周辺装置20が情報管理サーバ6
0へユーザ所望の電子メールをアップロードする場合、
小型周辺装置20は、情報管理サーバ60により正規の
ユーザからのアクセスであると判断(認証処理)された
後、予め所持している秘密鍵によりユーザ所望の電子メ
ールに対して暗号化を施し、これを情報管理サーバ60
に送信する。情報管理サーバ60は、予め各小型周辺装
置に対する公開鍵を予め所持しており、このとき小型周
辺装置20から供給された暗号化された電子メールに対
して、当該小型周辺装置20用の公開鍵(認証処理した
際にどの公開鍵を使用するかは分かっている)により復
号し、元の電子メールを取得する。
【0118】このように小型周辺装置20と情報管理サ
ーバ60との間においてディジタル署名を用いることに
より、小型周辺装置20と情報管理サーバ60との間に
て情報の授受を行う場合、小型周辺装置20及び情報管
理サーバ60は、第3者による情報(電子メール等)の
盗用等をより有効に防止し得る。
【0119】また上述の実施の形態においては、小型周
辺装置20と情報管理サーバ60との間における情報の
授受をインターネット53を介して行う場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、例えば衛星通信等を使
用してもよい。要は小型周辺装置と情報管理サーバとが
情報の授受を行い得るネットワークであれば良い。
【0120】また上述の実施の形態においては、情報管
理サーバ60の管理者が所定の登録装置を使用し、端末
装置20と情報管理サーバ60とが同じ組み合わせの端
末装置ID及びパスワードを登録する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、第3者が行うようにして
も良い。要は小型周辺装置と情報管理サーバとが同じ組
み合わせの小型周辺装置ID及びパスワードを登録でき
れば良い。
【0121】また上述の実施の形態においては、所定の
容量(α%及びβ%)を越えたとき、又は更新キーを入
力したときに情報管理サーバ60へアップロードする場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、小型周辺
装置を端末装置(パーソナルコンピュータ等)に挿入し
てから所定の時間を越えた際に情報管理サーバへアップ
ロードするように設定しても良い。
【0122】また上述の実施の形態においては、端末装
置としてのパーソナルコンピュータ30又は40に小型
周辺装置20を挿入し、当該小型周辺装置20を挿入し
たパーソナルコンピュータ30又は40と情報管理サー
バ60間で電子メールの授受を行う場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、PDA(Personal Digital
Assistants )及び携帯電話等、種々の端末装置を広く
適用することができる。
【0123】また上述の実施の形態においては、デバイ
ス装置としての小型周辺装置20がスティック状である
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の
形状であるデバイス装置を適用することができる。
【0124】また上述の実施の形態においては、小型周
辺装置20、パーソナルコンピュータ30及び40内に
PCMCIA規格に準拠したインターフェイスを設け、
当該インターフェイスを介して小型周辺装置20とパー
ソナルコンピュータ30及び40との間において情報の
授受を行うようにする場合について述べたが、本発明は
これに限らず、小型周辺装置20とパーソナルコンピュ
ータ30及び40との間において、例えば赤外線通信や
近距離無線通信等の種々の通信手段を用いて情報の授受
を行うようにしても良い。要は小型周辺装置と端末装置
(パーソナルコンピュータ等)との間において、情報の
授受が行えれば良い。
【0125】さらに上述の実施の形態においては、小型
周辺装置20を端末装置に挿入すると、当該小型周辺装
置20が、挿入された端末装置に対して新着電子メール
を取得処理を実行させることにより、端末装置がメール
サーバからダウンロードしてきた新着電子メールをRA
Mに一旦格納し、格納した新着電子メールを情報管理サ
ーバ60にアップロードするか、もしくは小型周辺装置
20内のメモリ22に蓄積するかを選択する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置(パーソ
ナルコンピュータ等)がメールサーバからダウンロード
してきた新着電子メールをRAMに一旦格納することな
く、直接情報管理サーバにアップロードしても良い。
【0126】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定のネ
ットワークを介して複数の端末装置及び情報管理サーバ
が接続され、複数の端末装置に着脱自在のデバイス装置
を有する情報通信システムにおいて、デバイス装置で
は、端末装置に接続された際にデバイス装置のユーザ宛
の情報を端末装置が接続されたネットワークから取得し
て蓄積し、蓄積された情報を所定のタイミングで情報管
理サーバに送信し、情報管理サーバでは、各端末装置か
ら送信された情報をデバイス装置を所持するユーザごと
に蓄積し、蓄積された情報に基づいて送信先ユーザごと
に情報の発信元ユーザの個人情報を作成し管理すること
により、情報の管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】小型周辺装置の構成を示すブロック図である。
【図3】小型周辺装置の機能ブロック図である。
【図4】小型周辺装置のメモリマップを示す略線図であ
る。
【図5】パーソナルコンピュータの構成を示すブロック
図である。
【図6】パーソナルコンピュータと情報管理サーバの認
証シーケンスを示す略線図である。
【図7】情報管理サーバの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】情報管理サーバの機能ブロック図である。
【図9】蓄積管理処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】アドレス帳作成シーケンスを示す略線図であ
る。
【図11】電子メールの流れを示す略線図である。
【図12】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
20……端末装置、21……コネクタ、22……メモ
リ、25A……ユーザインターフェイス、25B……メ
ール記録機能、25C……メール取得コントロール機
能、25D……サーバ通信コントロール機能、25E…
…メールアプリケーションソフトウェア、25F……蓄
積監視機能、30・40……パーソナルコンピュータ、
52A・54B……メールサーバ、60……情報管理サ
ーバ、30A・60A……中央処理ユニット、30D…
…通信インターフェイス、30E……端末インターフェ
イス、30G……表示部、30I……入力部、30J…
…インターフェイス処理部、60H……端末装置インタ
ーフェイス、60J……メール検索機能、60I……ア
ドレス張作成機能、60F……メールプロファイル蓄積
部、60G……アドレス張蓄積部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二神 基誠 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 長野 元彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA21 HA01 HA06 HA10 HB02 JA31 KA13 KA17 KB02 KB13 KC33 KC58 5K030 GA17 HA01 HA05 HA06 HC01 HC14 HD06 JA11 JT02 KA02 KA06 LD14 9A001 BB03 BB04 CC07 JJ14 JJ25 JJ27 KK56

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のネットワークを介して複数の端末装
    置及び情報管理サーバが接続され、上記複数の端末装置
    に着脱自在のデバイス装置を有する情報通信システムに
    おいて、 上記デバイス装置は、 上記端末装置に接続された際に上記デバイス装置のユー
    ザ宛の情報を上記端末装置が接続されたネットワークか
    ら取得し蓄積する蓄積手段と、 上記蓄積された情報を所定のタイミングで上記情報管理
    サーバに送信する情報送信手段とを具えることを特徴と
    する情報通信システム。
  2. 【請求項2】上記デバイス装置の上記情報送信手段は、 上記蓄積手段により蓄積された上記情報の蓄積量が予め
    設定されている所定量に達したとき、上記蓄積された情
    報を上記情報管理サーバに送信することを特徴とする請
    求項1に記載の情報通信システム。
  3. 【請求項3】上記情報管理サーバは、 上記デバイス装置から上記所定のタイミングで送信され
    た上記情報を蓄積し、当該蓄積された情報に基づいて上
    記デバイス装置のユーザ宛の情報の発信元ユーザの個人
    情報を作成し管理する個人情報管理手段とを具えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  4. 【請求項4】上記デバイス装置は、 上記情報管理サーバの上記個人情報管理手段により作成
    された上記個人情報を上記情報管理サーバから取得する
    個人情報取得手段を具え、 上記情報管理サーバの個人情報と同様の個人情報を保持
    することを特徴とする請求項3に記載の情報通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】上記個人情報は、上記情報の発信元ユーザ
    のアドレスを表すことを特徴とする請求項3に記載の情
    報通信システム。
  6. 【請求項6】上記デバイス装置は、 上記デバイス装置のユーザ宛の情報に対して施された処
    理をステータスとして上記情報に付加するステータス記
    録手段を具えることを特徴とする請求項1に記載の情報
    通信システム。
  7. 【請求項7】所定のネットワークを介して情報管理サー
    バに接続された複数の端末装置に対して着脱自在のデバ
    イス装置において、 上記端末装置に接続された際に上記デバイス装置のユー
    ザ宛の情報を上記端末装置が接続されたネットワークか
    ら取得し蓄積する蓄積手段と、 上記蓄積された情報を所定のタイミングで上記情報管理
    サーバに送信する情報送信手段とを具えることを特徴と
    するデバイス装置。
  8. 【請求項8】上記情報送信手段は、 上記蓄積手段により蓄積された上記情報の蓄積量が予め
    設定されている所定量に達したとき、上記蓄積された情
    報を上記情報管理サーバに送信することを特徴とする請
    求項7に記載のデバイス装置。
  9. 【請求項9】上記デバイス装置のユーザ宛の情報に対し
    て施された処理をステータスとして上記情報に付加する
    ステータス記録手段を具えることを特徴とする請求項7
    に記載のデバイス装置。
  10. 【請求項10】所定のネットワークを介して複数の端末
    装置に接続された情報管理サーバにおいて、 上記各端末装置から送信された情報をデバイス装置を所
    持するユーザごとに蓄積する蓄積手段と、 上記蓄積された情報に基づいて上記送信先ユーザごとに
    上記情報の発信元ユーザの個人情報を作成し管理する個
    人情報管理手段とを具えることを特徴とする情報管理サ
    ーバ。
  11. 【請求項11】上記個人情報は、上記情報の発信元ユー
    ザのアドレスを表すことを特徴とする請求項10に記載
    の情報管理サーバ。
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