JP3626905B2 - 車外監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像画像に基づいて走行路の路面状況、特に乾いた路面を検出する車外監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD等の固体撮像素子を内蔵した車載カメラを用いた車外監視装置が注目されている。この装置は、車載カメラにより撮像された画像に基づいて、走行環境を認識し、必要に応じて、ドライバーに注意を喚起したり、シフトダウン等の車両制御を行うものである。
【0003】
この種の車外監視装置においては、撮像された画像に基づいて路面状態を検出し、検出された路面状態を車両制御等に反映させるものがある。例えば、本出願人による特願平11−216713号には、雨等により濡れた路面では立体物が路面に映り込むことを利用して路面の湿潤状態を検出し、路面の湿潤状態が検出されたとき、車両制御等の一時的な中断や制御パラメータの変更等を行う技術が開示されている。この技術によれば、一対の画像データにおける対象物の視差に基づいて距離データを算出するとともに、画像データと距離データとに基づいて道路の三次元的な形状を認識し、道路の路面位置よりも下側に存在する距離データ数(ウェットデータ数)に基づいて路面の湿潤状態(ウェット路面)を認識する。また、例えば本出願人による特願平11−216373号や特願平11−216713号には、同様に画像から、路面上に部分的に雪が残っている状態のムラ雪路面や路面が一面雪に覆われた一面雪路面を検出する車外監視装置が開示されている。このような車外監視装置においては、ウェット路面や雪道を検出して路面が低μ路であることを認識し、制御パラメータの変更等を行うことにより、車両走行時の安全性を向上することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような車外監視装置においては、ウェット路面や雪道の認識に加え、路面の乾燥状態(ドライ路面)を積極的に認識して車両制御等に反映させることが望ましい。例えば、4輪駆動車に搭載された車外監視装置において、ドライ路面を認識した際には、路面は高μ路であると判断し、必要以上の減速制御等を防止したり駆動輪を前輪あるいは後輪に限定する等の制御を行うことにより、燃費向上等を図ることができる。しかしながら、このような制御を行うためには、路面の乾燥状態を精度よく検出する必要がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、路面の乾燥状態を精度よく検出することがきる車外監視装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明による車外監視装置は、撮像された画像から道路の路面状態を検出する車外監視装置において、撮像された一対の画像における同一対象物の位置に関する相対的なずれに基づいて、当該画像上の対象物の三次元位置を示す距離データを算出するステレオ画像処理手段と、上記距離データと上記画像の輝度情報に基づいて、車線検出を含む道路形状の三次元的な認識を行う道路認識手段と、上記道路上の設定領域内で路面への映り込みに起因して路面位置よりも下側に存在する距離データの数が、設定された距離データ数の閾値以上であるとき路面が湿潤状態である可能性が高いと判定する路面状態認識手段と、を備え、上記路面状態認識手段は、路面が湿潤状態である可能性が高いと判定した路面であっても、上記道路認識手段で車線が連続的に検出されている場合に高値に算出される車線の信頼度が、設定した信頼度の閾値よりも高いとき、路面が乾燥状態であると判定することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2記載の発明による車外監視装置は、請求項1記載の発明において、上記路面状態認識手段は、上記道路における路面の平均輝度が設定された輝度の閾値よりも大きいとき、路面が乾燥状態ではないと判定することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3記載の発明による車外監視装置は、請求項1または請求項2記載の発明において、上記路面状態認識手段は、上記道路上の設定領域内で路面の模様に起因して路面面上に存在する距離データの数が設定された距離データ数の閾値よりも大きく、且つ、上記道路上の輝度の分散値が設定された輝度分散値の閾値よりも大きいとき、路面が乾燥状態でないと判定することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図面は本発明の実施の一形態に係わり、図1はステレオ車外監視装置の機能ブロック図、図2は画像上における車線検出領域を示す説明図、図3は車線モデルの説明図、図4は距離データ監視領域を示す説明図、図5は乾燥路判定ルーチンを示すフローチャート、図6はドライ路面走行時における画像の一例を示す説明図、図7はウェット路面走行時における画像の一例を示す説明図、図8は夜間ドライ路面走行時における画像の一例を示す説明図である。
【0011】
図1において、CCD等のイメージセンサを内蔵した一対のカメラ1,2は、自動車等の車両の車幅方向において所定の間隔で取り付けられており、車両前方の景色を撮像する。メインカメラ1は、ステレオ処理を行う際に必要な基準画像(右画像)を撮像し、サブカメラ2は、この処理における比較画像(左画像)を撮像する。互いの同期している状態において、カメラ1,2から出力された各アナログ画像は、A/Dコンバータ3,4により、所定の輝度階調(例えば、256階調のグレースケール)のデジタル画像に変換される。デジタル化された画像は、画像補正部5において、輝度の補正や画像の幾何学的な変換等が行われる。通常、一対のカメラ1,2の取付位置は、程度の差こそあれ誤差があるため、それに起因したずれが左右の画像に存在している。このずれを補正するために、アフィン変換等を用いて、画像の回転や平行移動等の幾何学的な変換が行われる。このようにして補正された基準画像および比較画像は、元画像メモリ8に格納される。
【0012】
一方、ステレオ画像処理手段としてのステレオ画像処理部6は、画像補正部5により補正された基準画像および比較画像から、画像中の同一対象物の三次元位置(自車両から対象物までの距離を含む)を算出する。この距離は、左右画像における同一対象物の位置に関する相対的なずれから、三角測量の原理に基づき算出することができる。このようにして算出された画像の距離情報は、距離データメモリ7に格納される。
【0013】
マイクロコンピュータ9は、立体物認識部10と、道路認識手段としての道路認識部11と、路面状態認識手段としての路面状態認識部12とを有し、各認識部では、元画像メモリ8および距離データメモリ7に格納された各情報に基づき、車両前方の走行車等の立体物認識、車線(白線等)検出を含めた車両前方の道路認識、認識した道路における路面状態認識等を行う。ここで、路面状態認識部12で行われる路面状態認識としては、路面が乾燥状態(アスファルトドライ路面、以下単にドライ路面ともいう)であるか否かの判定が行われる。そして、これらの認識結果は処理部13に入力され、処理部13は、各入力情報に基づき、警報が必要とされた場合、モニタスピーカ等の警報装置19によりドライバーに対して注意を促したり、或いは、必要に応じて、各制御部14〜18を制御する。例えば、AT(自動変速機)制御部14に対して、シフトダウンを実行する旨を指示する。また、エンジン制御部18に対してエンジン出力を低下する旨指示してもよい。その他にも、アンチロックブレーキシステム(ABS)制御部15、トラクションコントロールシステム(TCS)制御部16、或いは、各車輪のトルク配分や回転数を制御する車両挙動制御部17に対して、適切な車両制御を指示することも可能である。
【0014】
上記道路認識部11は、例えば本出願人による特願平11−269578号に詳述する方法により道路形状の認識を行うものである。すなわち、道路認識部11は、例えば512×200画素領域を有する基準画像に対し、予め設定された、或いは、自車両のピッチング状態等に応じて可変設定された検索範囲内(検索開始ラインjs〜検索終了ラインje:図2参照)の水平ライン毎に車線検出を行い、検出された車線の位置と距離データメモリ7からの距離情報とに基づいて、実空間における車線位置認識(すなわち道路認識)を行う。
【0015】
具体的に説明すると、道路認識部11では、先ず、各検索ラインj毎の道路面輝度Aroadを算出する。この道路面輝度Aroadは、画像中央部分を除いた左右領域で求められるもので、検索開始ラインjsにおいては該検索開始ラインjsとこの検索開始ラインjsよりも手前の4本のプレ水平ラインjpreとに基づいて行われ、それ以降の検索ラインにおいては既に検出処理された輝度情報に基づいて行われる。
【0016】
そして、道路認識部11では、各対象ラインj毎に、道路面輝度Aroadから算出された輝度判定用閾値と、画像の輝度情報や距離情報等とに基づいて車線検出を行う。すなわち、道路認識部11では、エッジ強度(輝度微分値)に基づく車線開始点及び終了点の判定、輝度判定用閾値と輝度との比較に基づく車線開始点及び終了点の判定等を行い、車線候補の抽出を行う。そして、距離情報に基づき、車線候補が道路面上にあるか否かを検証することで車線候補点の中から車線のみを抽出する。ここで車線開始点とは車線とアスファルトとの内側の境界に相当する車線点をいい、車線終了点とは車線とアスファルトとの内側の境界に相当する車線点をいう。
【0017】
さらに、道路認識部11では、車線検出により求めた車線点P(i,j)とその点における視差dとのセット(i,j,d)を全ての車線点Pについて求め、カメラ緒元等に基づいて左右の車線の実空間上の位置(X,Y,Z)を一意的に算出する。そして、道路認識部11では、道路形状を表現した関数(道路モデル)の各パラメータを、道路形状と合致するように設定することにより予測走行線L(図3参照)の算出を行う。すなわち、図3の例では、認識範囲を所定の距離(Z1〜Z7)ごとに7つの区間に分け、それぞれの区間における車線点Pを最小二乗法により直線近似する。
(車線モデル)
水平形状モデル
左車線 X=aL・Z+bL
右車線 X=aR・Z+bR
道路高モデル
左車線 Y=cL・Z+dL
右車線 Y=cR・Z+dR
そして、このようにして算出された左右のサイドラインから予測走行線Lを算出することができる。
【0018】
さらに、道路認識部11では、検出された車線点Pの有無(個数)と、従前のフレームで検出された車線点Pとの連続性とを考慮して左右の車線についての信頼度Dを算出する。この場合、各車線信頼度Dは、車線点Pが連続的に検出されている場合に高いものとなる。
【0019】
また、道路認識部11では、認識された道路における路面平均輝度Brを算出する。ここで、路面平均輝度を算出する際の路面領域は、前後方向の輝度変化の影響を小さくするため横長の領域に設定されることが望ましい。また、上記路面領域は、夜間走行を考慮すると、自車ライトの照射範囲内であって且つ他の照明光等による外乱の影響が小さい領域であることが望ましい。従って、本実施の形態では、道路モデルの第2領域(図3参照)に検出された部分の道路について路面平均輝度Brを算出するよう設定されている。この場合、路面平均輝度Brの算出は、路側物の影響を低減するため、検出された左右車線の内側路面について行う。
【0020】
路面状態認識部12は、認識された道路の路面面上に存在する距離データ(路面面上データ)及び路面よりも下側位置に存在する距離データ(路面下データ)を検出して路面面上データ数I及び路面下データ数Jをカウントする距離データカウント部12aと、認識された道路の路面上の輝度分散値VARを算出する輝度分散値算出部12bと、これら路面面上データ数I,路面下データ数J,輝度分散値VAR及び、車線信頼度D,路面平均輝度Br等に基づいて路面の乾燥状態を判定する乾燥路判定部12cと、を備えて構成されている。
【0021】
距離データカウント部12aは、例えば本出願人による特願平11−216713号に詳述する方法により、路面の路面面上データ数Iおよび路面下データ数Jをカウントするものである。
【0022】
すなわち、距離データカウント部12aでは、先ず、道路認識部11から予測走行線Lが入力され、この予測走行線L基準として、例えば対応する実空間において、自車両の前方向に40m(0≦Z≦40)、左右の幅方向にそれぞれ2m(−2≦X≦2)となる距離データ監視領域Rが設定される(図4参照)。
【0023】
そして、距離データカウント部12aでは、距離データ監視領域R内に存在する距離データから有効距離データが特定される。ここで、有効距離データとは、例えば4×4の画素ブロック単位で1つ算出されるもので、画像の水平方向(横方向)の輝度エッジを所定数以上有する画素ブロックに関する距離データをいう。
【0024】
さらに、距離データカウント部12aでは、特定された各有効距離データを、立体物データ、路面面上データ、路面下データの3つに分類し、各データ数をカウントする。ここで、立体物データとは、先行車等の立体物等に起因して算出された距離データであり、Y>0.3(単位はm)の距離データが立体物データとして分類される。また、路面面上データとは、走行路の路面(車線、路面のわだち、砂利等)に起因して算出された距離データであり、−0.4≦Y≦0.3の距離データが路面面上データとして分類される。また、路面下データとは、雨により濡れた路面における立体物の映り込み等に起因して算出された距離データであり、Y<0.4の距離データが路面下データとして分類される。
【0025】
輝度分散値算出部12bは、例えば本出願人による特願平11ー216915号に詳述する方法により、輝度分散値VARの算出を行うものである。この場合、輝度分散値算出部12bでは、画像全体にわたる輝度に対して分散値の算出を行うのではなく、認識された道路上のエリアに限定して輝度分散値VARの算出を行う。
【0026】
すなわち、輝度分散値算出部12bでは、元画像上に、道路認識部11で認識された道路に対応する矩形の画像領域を設定し、この画像領域を水平方向に所定画素ずつ分割した長方形状(画像の垂直方向に延在)の監視領域Ni(1≦i≦n)を設定する。
【0027】
そして、輝度分散値算出部12bでは、監視領域N毎に輝度和Aを算出する。ある監視領域Niにおける輝度和Aiは、その領域内において均一に分散するような複数の画素をサンプルとして抽出し、それらの輝度値を加算した値(またはそれらの平均値)として算出することができる。
【0028】
そして、輝度分散値算出部12bでは、上記画像領域の輝度分布特性の分散値VARを下式に基づいて算出する。
Figure 0003626905
但し、nは監視領域の数、Aaveは輝度和の平均値である。
【0029】
乾燥路判定部12cは、道路認識部11で算出された車線信頼度D,路面平均輝度Brが入力されるとともに、距離データカウント部12aでカウントされた路面面上データ数I,路面下データ数J、及び、輝度分散値算出部12bで算出された輝度分散値VARが入力され、これら各情報に基づいてドライ路面の判定を行う。そして、乾燥路判定部12cでは、ドライ路面であると判定されたときDRY路面判定フラグFをONし、そうでない場合にDRY路面判定フラグFをOFFする。ここで、乾燥路判定部12cには、上記各情報に加え、車速センサ(図示せず)からの自車速度や、立体物認識部10からの先行車両に関する情報が入力され、ドライ路面判定に先立ち、現在、ドライ路面判定が可能な状態にあるか否かが判断される。
【0030】
以下、ドライ路面の判定処理について、図5のフローチャートに従って詳細に説明する。このドライ路面の判定処理は、後述する各判定によってドライ路面でない路面状態(一面雪路面、ムラ雪路面、ウェット路面等)を判定することにより、ドライ路面を判定するものである。
【0031】
このルーチンは設定時間毎に実行されるもので、ステップS101では、先ず、自車速度が予め設定された設定速度V1以上であるか否かの判断を行う。ここで、上記設定速度V1は、狭路や駐車場内を走行する際に自車両が取るであろう所定の低速度に設定されるものである。すなわち、狭路や駐車場内等では、前方が壁であったり車線が存在しない等の理由から、画像に基づく道路情報を十分に得ることが困難な場合が多く、このような場合には適切なドライ路面の判定が困難となる。
【0032】
そこで、ステップS101において、自車速度が設定速度V1よりも低いときには、適切なドライ路面の判定が困難であると判断し、ステップS115に進みDRY判定フラグFをOFFした後、ルーチンを抜ける。
【0033】
一方、ステップS101において、自車速度が上記設定速度V1以上であると判断した場合には、ステップS102に進む。
【0034】
ステップS102では、立体物認識部10からの情報に基づき、自車両と直前の先行車両との車間距離が予め設定された設定距離l以上であるか否かの判断を行う。ここで、設定距離lは、ドライ路面判定に必要な路面領域が先行車両に覆われることなく撮像可能となるための最低車間距離であり、予め実験等により設定された距離である。すなわち、ステップS102では、先行車間距離が設定距離l以上であるか否かの判断を行うことにより、適切なドライ路面判定が可能か否かを調べる。
【0035】
そして、ステップS102において、先行車間距離が設定距離lよりも小さい場合には、必要な路面領域の撮像が困難であり適切なドライ路面判定が困難であると判断し、ステップS115に進みDRY路面判定フラグFをOFFした後、ルーチンを抜ける。
【0036】
一方、ステップS102において、先行車間距離が設定距離l以上であると判断した場合には、ステップS103に進む。
【0037】
ステップS103では、道路認識部11で算出された路面平均輝度Brが予め設定された所定の閾値Br1以下であるか否かの判断を行う。ここで、閾値Br1は、一面雪に覆われた路面(以下、一面雪路面)と他の路面状態とを区別するための閾値である。すなわち、一面雪路面においては、他の路面状態に比べて路面平均輝度が大きくなる。従って、実験等によって求められた各路面状態における路面平均輝度等に基づいて閾値Br1を適切に設定し、算出された路面平均輝度Brと比較することにより、一面雪路面と他の路面状態とを区別することができる。
【0038】
上記ステップS103では、路面平均輝度Brが閾値Br1よりも大きい場合に、一面雪路面であり、ドライ路面ではないと判定してステップS110に進む。
【0039】
一方、ステップS103において、路面平均輝度Brが閾値Br1以下である場合には、一面雪路面以外の路面状態であると判定してステップS104に進む。
【0040】
ステップS104では、距離データカウント部12aでカウントされた路面面上データ数Iが予め設定された所定の閾値I1以下であるか否かの判断を行う。ここで、閾値I1は、路面上に部分的に雪が残っている状態のムラ雪路面と他の路面状態とを区別するための閾値である。すなわち、ムラ雪路面においては、雪の分布によるまだら模様が路面面上の距離データ(路面面上データ)として検出されるため、路面面上データ数Iが大きくなる。従って、予め実験等によって求められた各路面状態における路面面上データ数に基づいて閾値I1を適切に設定し、算出された路面面上データ数Iと比較することにより、ムラ雪路面と他の路面状態とを区別することができる。
【0041】
上記ステップS104では、路面面上データ数Iが閾値I1以下である場合に、路面はムラ雪路面以外の路面状態であると判定してステップS106に進む。
【0042】
一方、ステップ104において、路面面上データ数Iが閾値I1よりも大きい場合には、路面はムラ雪路面である可能性が高いと判定してステップS105に進む。
【0043】
ステップS105では、輝度分散値算出部12bで算出された輝度分散値VARが予め設定された所定の閾値VAR1以下であるか否かの判断を行う。ここで、閾値VAR1は、上記ステップS104において、ムラ雪路面である可能性が高いと誤判定されたものを抽出して区分するための閾値である。すなわち、路面においては、ムラ雪路面の他に、汚れや工事跡等が多い場合においても例外的に路面面上データ数Iが大きくなることがあり、このような場合、ドライ路面等の路面状態であっても、ムラ雪路面である可能性が高いと判定されることがある。ところで、汚れや工事跡等の多い路面はムラ雪路面に比べて輝度分散が小さく、この点で両者は異なる。そこで、予め実験等によって求められた各路面状態における輝度分散値に基づいて、閾値VAR1を適切に設定し、算出された輝度分散値VARと比較することにより、ムラ雪路面である可能性が高いと判定された路面の中から他の路面状態を抽出して区分することができる。
【0044】
上記ステップS105では、輝度分散値VARが閾値VAR1以下である場合に、路面はムラ雪路面以外の路面状態であると判定してステップS106に進む。
【0045】
一方、ステップS105において、輝度分散値VARが閾値VAR1よりも大きい場合(路面面上データ数Iが閾値I1よりも大きく且つ輝度分散値VARが閾値VAR1よりも大きい場合)には、路面はムラ雪路面であり、ドライ路面ではないと判定してステップS110に進む。
【0046】
ステップS106では、距離データカウント部12aでカウントされた路面下データ数Jが予め設定された所定の閾値J1以下であるか否かの判断を行う。ここで、閾値J1は、湿潤状態の路面(ウェット路面)とドライ路面とを区別するための閾値である。すなわち、図7に示すように、ウェット路面には立体物の映り込みが発生し、この点でドライ路面(図6参照)と異なる。そして、ウェット路面においては、この路面への立体物の映り込みに起因して、路面下の距離デー多数(路面下データ数J)がドライ路面よりも大きくなる。従って、実験等によって求められた各路面状態における路面下データ数等に基づいて閾値J1を適切に設定し、算出された路面下データ数Jと比較することにより、ウェット路面とドライ路面とを区別することができる。
【0047】
上記ステップS106では、路面下データ数Jが閾値J1以下である場合に、ドライ路面である判定してステップS108に進む。
【0048】
一方、ステップS106において、路面下データ数Jが閾値J1よりも大きい場合には、ウェット路面である可能性が高いと判定してステップS110に進む。
【0049】
ステップS107では、道路認識部11で検出された左右の車線のうち少なくとも何れか一方の車線信頼度Dが予め設定された所定の閾値D1以上であるか否かの判断を行う。ここで、閾値D1は、上記ステップS106において、ドライ路面であるにもかかわらず、ウェット路面である可能性が高いと判定されたものを抽出して区分するための閾値である。すなわち、ドライ路面においては、例えば図8に示すように、夜間に対向車のヘッドライト等で路面が照らされた場合等に例外的に路面下データ数Jが大きくなることがあり、このような場合、ドライ路面であっても、ウェット路面である可能性が高いと判定されることがある。ところで、ドライ路面においては、ウェット路面に比べて一般に、車線と路面との間の輝度差やエッジ強度(輝度変化量)等が大きく、車線を連続的に検出することが容易となるため、車線信頼度Dが高くなる。そこで、予め実験等によって求められた各路面状態における車線信頼度に基づいて閾値D1を適切に設定し、算出された車線信頼度Dと比較することにより、ウェット路面である可能性が高いと判定された路面の中から、ドライ路面を抽出して区分することができる。
【0050】
上記ステップS107では、左右の車線信頼度Dが両方とも閾値D1よりも小さい場合、ウェット路面であると判定してステップS110に進む。なお、図8に示すように、ドライ路面においても対向車のヘッドライト光等により一時的に車線の検出が困難となる場合があるが、ヘッドライト光等の影響は部分的なものであるため、このような光等に起因する車線信頼度の低下が左右の車線に同時に発生することは考えにくい。そこで、ステップS107では、左右の車線信頼度Dが両方とも閾値D1よりも小さい場合のみ、ステップS110に進む。
【0051】
一方、ステップS107において、左右の車線のうち少なくとも何れか一方の車線信頼度Dが閾値D1以上である場合には、ドライ路面であると判定してステップS108に進む。
【0052】
ステップS106あるいはS107からステップS108に進むと、ステップS108では、DRY路面カウンタCdryがカウンタ最大値Cmaxよりも小さいか否かを調べ、DRY路面カウンタCdryがカウンタ最大値Cmaxよりも小さい場合にはステップS109に進み、DRY路面カウンタCdryをインクリメント(Cdry←Cdry+1)した後、ステップS112進む。
【0053】
一方、ステップS108において、DRY路面カウンタCdryがカウンタ最大値Cmaxである場合には、そのままステップS112に進む。
【0054】
また、ステップS103、S105、あるいは、S107からステップS110に進むと、ステップS110では、DRY路面カウンタCdryが予め設定されたカウンタ最小値Cminよりも大きいか否かを調べ、DRY路面カウンタCdryがカウンタ最小値Cminよりも大きい場合にはステップS111に進み、DRY路面カウンタCdryをデクリメント(Cdry←Cdry−1)した後、ステップS112に進む。
【0055】
一方、ステップS110において、DRY路面カウンタCdryがカウンタ最小値Cminである場合には、そのままステップS112に進む。
【0056】
ステップS112では、DRY路面カウンタCdryが予め設定された閾値Cdry1(Cmin<Cdry1<Cmax)以上であるか否かを調べ、DRY路面カウンタCdryが閾値Cdry1以上である場合にはステップS113に進む。そして、ステップS113において、路面がドライ路面であることを示すDRY判定フラグFをON(F←1)した後、ルーチンを抜ける。
【0057】
一方、ステップS112において、DRY路面カウンタCdryが閾値Cdry1よりも小さい場合には、ステップS114に進む。
【0058】
ステップS114では、DRY路面カウンタCdryが予め設定された閾値Cdry2(Cmin<Cdry2<Cdry1<Cmax)以下であるか否かを調べ、DRY路面カウンタCdryが閾値Cdry2以下である場合にはステップS115に進み、DRY判定フラグFをOFF(F←0)した後、ルーチンを抜ける。
【0059】
一方、ステップS114において、DRY路面カウンタCdryが閾値Cdry2よりも大きい場合には、そのままルーチンを抜ける。
【0060】
このような実施の形態では、撮像された画像に基づいて車線検出を含む道路形状の認識を行い、ウェット路面である可能性が高いと判定した場合であっても、検出した車線の信頼度が設定された閾値よりも高いときにはドライ路面であると判定するので、路面の乾燥状態を精度よく検出することができる。
【0061】
すなわち、ドライ路面においては、ウェット路面に比べて一般に、車線と路面との間の輝度差やエッジ強度が高くなることに起因して車線を連続的に検出することが容易となり、検出した車線の信頼度が高くなることに着目し、一旦ウェット路面である可能性が高いと判定した場合であっても車線信頼度が高い場合にはドライ路面であると判定するので、路面が乾燥状態であることを精度よく検出することができる。
【0062】
特に、路面下の距離データ数(路面下データ数)を算出し、この路面下データ数が大きい場合に路面がウェット路面である可能性が高いと判定する判定方法においては、夜間に対向車のヘッドライト光が路面に反射されている場合等にドライ路面であるにもかかわらずウェット路面である可能性が高いと誤判定する場合があるが、このような判定方法によって、一旦ウェット路面である可能性が高いと判定した場合であっても車線信頼度が高い場合にはドライ路面であると判定するのでドライ路面の検出精度を向上することができる。
【0063】
また、路面平均輝度を算出し、この路面平均輝度が大きい場合には、路面は一面雪路面でありドライ路面ではないと判定することにより、ドライ路面の検出精度を向上することができる。
【0064】
また、路面面上の距離データ数(路面面上データ数)を算出するとともに道路上の輝度分散値を算出し、路面面上データ数が大きく且つ道路上の輝度分散値が大きい場合には、路面はムラ雪路面でありドライ路面ではないと判定することにより、ドライ路面の検出精度を向上することができる。
【0065】
そして、このような車外監視装置では、ドライ路面を精度よく認識して車両制御等に反映させることにより、燃費向上等を効果的に実現することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、車線検出を含む道路形状の認識を行い、路面が湿潤状態である可能性が高いと判定した路面であっても、検出された車線の信頼度が設定された閾値よりも高いときには、路面が乾燥状態であると判定することをにより、路面の乾燥状態を精度よく検出することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステレオ車外監視装置の機能ブロック図
【図2】画像上における車線検出領域を示す説明図
【図3】車線モデルの説明図
【図4】距離データ監視領域を示す説明図
【図5】乾燥路判定ルーチンを示すフローチャート
【図6】ドライ路面走行時における画像の一例を示す説明図
【図7】ウェット路面走行時における画像の一例を示す説明図
【図8】夜間ドライ路面走行時における画像の一例を示す説明図
【符号の説明】
1 メインカメラ
2 サブカメラ
5 画像補正部
6 ステレオ画像処理部(ステレオ画像処理手段)
7 距離データメモリ
8 元画像メモリ
9 マイクロコンピュータ
10 立体物認識部
11 道路認識部(道路認識手段)
12 路面状態認識部(路面状態認識手段)
12a 距離データカウント部
12b 輝度分散値算出部
12c 乾燥路判定部

Claims (3)

  1. 撮像された画像から道路の路面状態を検出する車外監視装置において、
    撮像された一対の画像における同一対象物の位置に関する相対的なずれに基づいて、当該画像上の対象物の三次元位置を示す距離データを算出するステレオ画像処理手段と、
    上記距離データと上記画像の輝度情報に基づいて、車線検出を含む道路形状の三次元的な認識を行う道路認識手段と、
    上記道路上の設定領域内で路面への映り込みに起因して路面位置よりも下側に存在する距離データの数が、設定された距離データ数の閾値以上であるとき路面が湿潤状態である可能性が高いと判定する路面状態認識手段と、を備え、
    上記路面状態認識手段は、路面が湿潤状態である可能性が高いと判定した路面であっても、上記道路認識手段で車線が連続的に検出されている場合に高値に算出される車線の信頼度が、設定した信頼度の閾値よりも高いとき、路面が乾燥状態であると判定することを特徴とする車外監視装置。
  2. 上記路面状態認識手段は、上記道路における路面の平均輝度が設定された輝度の閾値よりも大きいとき、路面が乾燥状態ではないと判定することを特徴とする請求項1に記載の車外監視装置。
  3. 上記路面状態認識手段は、上記道路上の設定領域内で路面の模様に起因して路面面上に存在する距離データの数が設定された距離データ数の閾値よりも大きく、且つ、上記道路上の輝度の分散値が設定された輝度分散値の閾値よりも大きいとき、路面が乾燥状態でないと判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車外監視装置。
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